JP2793774B2 - 糊付け装置 - Google Patents

糊付け装置

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JP2793774B2
JP2793774B2 JP6114142A JP11414294A JP2793774B2 JP 2793774 B2 JP2793774 B2 JP 2793774B2 JP 6114142 A JP6114142 A JP 6114142A JP 11414294 A JP11414294 A JP 11414294A JP 2793774 B2 JP2793774 B2 JP 2793774B2
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gluing
plate roller
roller
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建治 神山
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Minami Seiki Co Ltd
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AICHI BIJINESU FUOOMU KK
Minami Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯状の連続紙に予め設
定された区画毎に所定のパターンに糊付けするための糊
付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、はがき、その他の公用、私用の通
信紙等において、通信内容を記載した通信面に同通信紙
の一部を折り返して接着するかまたは他の用紙を接着し
て、通信面を開封可能に密封する手段が採られているも
のがある。かかる手段は、通信紙の通信面を第三者に安
易に露呈させるのを防止して、第三者がその通信内容を
できるかぎり簡単には知り得ないようにする手段として
有効であり、益々その利用が盛んになりつつある。当該
通信紙においては、通信面に予め全面または設定された
部位に感圧性接着剤または感熱性接着剤(以下これらを
単に糊と称する)を塗布するために所定のパターンの糊
付けが行われるが、かかる糊付けには、帯状の連続紙の
搬送経路に、同連続紙の設定された区画毎に所定のパタ
ーンに糊付けする糊付け機構と、前記連続紙の糊付けさ
れた区画を順次乾燥させる乾燥機構を備えた糊付け装置
が一般に採用される。
【0003】しかして、従来の糊付け装置においては、
前記糊付け機構が図6に示すように、所定の糊液を収容
する収容浴1と、収容浴1に下側の一部が浸漬するよう
に回転可能に支持されたゴムローラ2と、ゴムローラ2
の外周に摺動可能に当接して回転可能に支持されたメッ
シュローラ3と、所定の凸状パータンを備えメッシュロ
ーラ3の外周に摺動可能に当接して回転可能に支持され
た版ローラ4と、版ローラ4の外周に圧接して回転可能
に支持され版ローラ4との間を搬送される連続紙5を版
ローラと4とともに挟持する押圧ローラ6とにより構成
されている。当該糊付け機構においてはその運転時に
は、ゴムローラ1の回転によりメッシュローラ3、版ロ
ーラ4および押圧ローラ6が同時に回転するもので、ゴ
ムローラ1の回転によりその外周に付着する収容浴2内
の糊液がメッシュローラ3の梨地状の外周面に付与され
るとともに、メッシュローラ3の外周に保持された糊液
が版ローラ4の外周に付与され、版ローラ4から版ロー
ラ4と押圧ローラ6との間を挟持された状態で搬送され
る連続紙5に糊液が付与されるものである。これによ
り、連続紙5には設定された区画毎に版ローラ4が有す
るパターンに対応する所定のパターンの糊付けがなされ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の糊付
け装置においては、糊付け機構を構成する版ローラ4の
パターンが外周面から突出する凸状パターンに形成され
ているため、凸状パターン上に一定量の糊液を一定の厚
みの薄膜状に付与することは難しく、図6に示すよう
に、ゴムローラ2で持ち上げた収容浴1内の糊液を一旦
メッシュローラ3に付与して、その梨地状の外周面の作
用により糊液を一定の厚みの薄膜状に保持して版ローラ
4の凸状パターンに付与する必要がある。このため、当
該糊付け機構においては、構成するローラの本数が多く
て大型化することは避けられず、またこのような多数の
ローラを採用する構成を採っても版ローラ4の凸状パタ
ーン上には糊液を一定量で一定厚みの薄膜状に付与する
ことが困難であり、連続紙5に糊付けされたパターンに
おいては厚みが局部的に不均一となり、糊量の不均一性
のために接着力にも斑があるという不具合がある。従っ
て、本発明の目的は、構成ローラの本数が少なくて小型
であり、その上連続紙に糊付けされて付与されるパター
ンの糊量が一定でかつ一定の厚みとなる糊付け装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、帯状の連続紙
の搬送経路に、同連続紙の設定された区画毎に所定のパ
ターンに糊付けする糊付け機構と、前記連続紙の糊付け
された区画を順次乾燥させる乾燥機構を備えた糊付け装
置において、前記糊付け機構を、所定の糊液を収容する
収容浴と、外周に前記パターンに対応する凹状パターン
を備え前記収容浴上にて回転可能に支持されて下側の一
部が前記収容浴に浸漬する版ローラと、同版ローラの外
周にて回転可能に支持されて同版ローラの外周に圧接し
同版ローラとの間を搬送される連続紙を同版ローラとと
もに挟持する押圧ローラと、前記版ローラの外周に摺接
して前記凹状パターンを除く外周面に付着する糊液を除
去するドクターブレードとを有する構成としたことを特
徴とするものである。当該糊付け装置においては、前記
糊付け機構に前記版ローラの回転速度を制御して同版ロ
ーラの回転速度を前記連続紙の搬送速度に同期させる制
御手段を設けることが好ましい。
【0006】
【発明の作用・効果】かかる構成の糊付け装置において
は、糊付け機構を構成する版ローラのパターンを凹状パ
ターンに形成するとともに、版ローラの外周に付与され
た糊液をドクターブレードにて掻き取るようにしている
ため、版ローラの外周には凹状パターンを除く全ての部
位の糊液が除去されるとともに、凹状パターンにはその
深さに対応する厚みの糊液が保持される。従って、版ロ
ーラの外周に保持された糊液は凹状パターンの深さと同
様に一定の厚みの薄膜状となり、連続紙に糊付けされた
パターンにおいても厚みが一定の薄膜状となり、塗布さ
れた糊量が均一のために糊付け面の全面の接着力に斑が
ない。また、当該糊付け装置においては、版ローラとド
クターブレードとの協働作用により版ローラの凹状パタ
ーンには一定の厚みの糊液が薄膜状に保持されるため、
糊付け機構を従来のごとき多数のローラにて構成する必
要がなく、糊付け機構の小型化、延いては糊付け装置そ
れ自体の小型化を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る糊付け装置を
図面に基づいて説明するに、図1には本発明に係る糊付
け装置の概略構成が示されている。当該糊付け装置は所
定幅の帯状の連続紙の表面および裏面に所定のパターン
を糊付けするもので、当該糊付け装置においては、フレ
ーム間に回転可能に支持された多数のガイドローラによ
り給紙部11から搬出部12までの間が連続紙13の搬
送経路に構成されていて、この搬送経路にはその上流側
から第1駆動機構20a、第1糊付け機構30a、第1
乾燥炉40a、第2糊付け機構30b、第2乾燥炉40
b、および第2駆動機構20bがこの順序で配設されて
いるとともに、第1駆動機構20aおよび第2駆動機構
20bには第1,第2および第3押圧機構50a,50
b,50cがそれぞれ配設されている。なお、当該糊付
け装置における各駆動力は、駆動モータ14にて回転駆
動するドライブシャフト15から出力される。
【0008】図2には当該糊付け装置における各駆動機
構20a,20bおよび各押圧機構50a〜50cが示
されている。第1駆動機構20aはフレーム16aの外
側に配設された各ギヤ21a〜21d、各スプロケット
22a,22b、および両スプロケット22a,22b
間に懸装された駆動チェーン23により構成されてい
る。スプロケット22bは左右両フレーム16a間にて
回転可能に支持された第1駆動ローラ17aの軸上に設
けられており、ドライブシャフト15の駆動力を第1駆
動ローラ17aに伝達してこれを回転駆動させる。ま
た、第2駆動機構20bはフレーム16a、16bの外
側に配設された各スプロケット24a〜24d、および
各スプロケット24a,24b間、および24c,24
d間に懸装された各駆動チェーン25a,25bとによ
り構成されている。スプロケット24aは第1駆動機構
20aのスプロケッツト22aと同軸上に設けられてお
り、また各スプロケット24b,24cは互いに同軸上
に設けられているとともに、スプロケット24dは左右
両フレーム16b間にて回転可能に支持された第2駆動
ローラ17bの軸上に設けられている。これにより、第
2駆動機構20bにおいては、ドライブシャフト15の
駆動力を第1駆動機構20aを介して第2駆動ローラ1
7bに伝達する。なお、第2駆動機構20bにおいて
は、スプロケット24dと第2駆動ローラ17b間にて
同ローラ17bの軸上にパウダクラッチ26が配設され
ていて、同クラッチ26の作動を制御することにより第
2駆動ローラ17bの回転速度を制御して、搬送される
連続紙13の張力を制御するようになっている。
【0009】各糊付け機構30a,30bは本発明の主
要部を構成するもので、第1乾燥炉40aの上流側およ
び下流側にそれぞれ配設されている。これら両糊付け機
構30a,30bは互いに同一に構成されているもので
あり、第1糊付け機構30aについて図3〜図5を参照
して詳述するとともに、第2糊付け機構30bについて
は第1糊付け機構30aと同一の構成部材には同一の符
号を付してその詳細な説明を省略する。しかして、第1
糊付け機構30aは図3〜図5に示すように、糊液を収
容する収容浴31、版ローラ32、押圧ローラ33およ
びドクターブレード34を備えているとともに、版ロー
ラ32を回転駆動させる第3駆動機構30cを備えてい
る。収容浴31は左右の両フレーム16c間に設けた上
下2本の支持軸31a,31b上に回動可能に支持した
左右一対の上側アーム31cおよび左右一対の下側アー
ム31dにて支持されており、図示しないエアシリンダ
により上下両アーム31c,31dを上下方向に回動さ
せて収容浴31の上下方向の位置調節がなされる。収容
浴31には感圧性接着剤を主要成分とする糊液が収容さ
れる。版ローラ32は、その外周に所定の形状の凹状パ
ターン32aが形成されているもので、同パターン32
aの底部は微細な凹凸が無数に形成された梨地状を呈し
ている。版ローラ32は両フレーム16c間に回転可能
に支持されている。押圧ローラ33は両フレーム16c
間に設けた支持軸33aに回動可能に支持した搖動アー
ム33bの先端部に回転可能に支持されており、搖動ア
ーム33bの先端部の近傍にはエアシリンダ33cのロ
ッド部の先端が連結されている。エアシリンダ33cは
そのシリンダ部がフレーム16cに取付けられており、
ロッド部の進退動作により押圧ローラ33を版ローラ3
2の外周に対して進退させ、前進動作により押圧ローラ
33を版ローラ32の外周に圧接させる。
【0010】ドクターブレード34は両フレーム16c
間に設けた支持軸34aに回動可能に支持されているも
ので、図示しないハンドル操作により上下方向の位置調
整がなされ、また図示しないエアシリンダの操作により
版ローラ32の外周に当接させるとともに当接圧の調整
がなされ、版ローラ32の外周に対して摺接可能とす
る。また、当該糊付け装置の運転時には、ドクターブレ
ード34は図示しないカム機構により支持軸34a上を
繰り返し左右動して版ローラ32の外周に対する摺接面
を漸次変動させて、ドクターブレード34の刃先の局部
的な摩耗を防止する。第3駆動機構30cはフレーム1
6cの外側に配設されているもので、ドライブシャフト
15の軸上に設けた出力ギヤ35a、版ローラ32の軸
上に設けた被駆動ギヤ35b、これら両ギヤ35a,3
5b間に介在させた差動機構36、およびステッピング
モータ37により構成されている。差動機構36におい
ては、その入力ギヤが出力ギヤ35aに噛合していると
ともに、その第1出力ギヤが被駆動ギヤ35bに噛合
し、かつその第2出力ギヤがステッピングモータ37の
出力ギヤ37aに噛合している。第3駆動機構30cに
おいては、差動機構36とステッピングモータ37が版
ローラ32の回転速度を制御する制御手段を構成してい
て、版ローラ32の回転速度を検出する回転速度センサ
と連続紙13の搬送速度を検出する搬送速度センサから
の検出信号に基づきステッピングモータ37の回転駆動
を制御して、版ローラ32の回転速度を連続紙13の搬
送速度とを同期させる。すなわち、版ローラ32と連続
紙13の速度が同速度である場合にはステッピングモー
タ37を非駆動状態となし、またこれら両者の速度が同
速度でない場合にはステッピングモータ37を正逆回転
させるとともに、速度差に応じて同モータ37の速度を
制御して差動機構36の第1出力ギヤからの出力、およ
び被駆動ギヤ35bの駆動を制御して、版ローラ32の
回転速度を連続紙13の搬送速度と同期させるものであ
る。
【0011】本実施例に係る糊付け機構においては、検
出信号として図4に示す被駆動ギヤ35bの外周に近接
して設けたパルス発振器38aからのパルス信号と、図
1に示す第1糊付け機構30aにおける連続紙13の搬
入直前の部位に設けたホトセンサー38bからのパルス
信号とを利用する。フォトセンサー38bは連続紙13
の設定された区画部における所定の箇所に設けたタイミ
ングマーク13bを検出して図6の(a)に示すように
所定間隔毎に検出信号を発信する。また、パルス発振器
38aは被駆動ギヤ35bの歯数に対応してパルスを発
振するもので、同図の(b)に示すように被駆動ギヤ3
5bの1回転毎に所定数の検出信号を発信する。これに
より、同図の(a)に示す検出信号の1間隔毎に発振さ
れる同図の(b)に示すパルスの数を算出して、算出さ
れたパルスの数が設定された一定の値であるか否かを演
算し、この演算結果に基づいてステッピングモータ37
の駆動を制御することにより被駆動ギヤ35bの回転を
制御し、版ローラ32の回転速度を連続紙13の搬送速
度に同期させる。
【0012】また、本実施例の糊付け機構においては、
版ローラ32のアイドリング機構39が設けられてい
る。アイドリング機構39は図4に示すように、アイド
リングモータ39a、モータ39aの出力軸上に設けた
電磁クラッチ39b、同出力軸上に設けたスプロケット
39c、版ローラ32の支持軸上に設けたスプロケット
39dと、これら両スプロケット39c,39dに懸装
された駆動チェーン39eにて構成されている。当該ア
イドリング機構39においては、モータ39aの駆動力
が電磁クラッチ39bを介してスプロケット39c、駆
動チェーン39eおよびスプロケット39dに伝達され
て版ローラ32が回転されるもので、連続紙13の搬送
休止状態において駆動される。当該アイドリング機構3
9においては、第3駆動機構30cの駆動時には版ロー
ラ32からの駆動力がスプロケット39d、駆動チェー
ン39eおよびスプロケット39cに伝達されるが、電
磁クラッチ39bによりモータ39aへの伝達は遮断さ
れる。従って、アイドリング機構39は第3駆動機構3
0cの非作動時である連続紙13の搬送停止時におい
て、押圧ローラ33を版ローラ32の外周から離間させ
た状態で作動させて版ローラ32を回転させ、版ローラ
32の外周に糊液を繰り返し付着させて付着する糊液の
乾燥固化を防止するものである。
【0013】各乾燥炉40a,40bは高周波による誘
電加熱を利用した高周波加熱炉であって、第1乾燥炉4
0aでは第1糊付け機構20aにて糊付けされた連続紙
13の糊付け面が乾燥され、また第2乾燥炉40bでは
第2糊付け機構20bにて糊付けされた連続紙13の糊
付け面が乾燥される。本実施例の糊付け装置において
は、第1糊付け機構20aでは連続紙13の裏面に糊付
けがなされ、かつ第2糊付け機構20bでは連続紙13
の表面に糊付けがなされる構成になつている。各押圧機
構50a〜50cは図2に示すように互いに同一構成の
もので、第1押圧機構50aについては図2を参照して
詳述するとともに、第2,第3押圧機構50b,50c
については同一の構成部材には同一の符号を付してその
詳細な説明を省略する。しかいて、第1押圧機構50a
はエアシリンダ51、搖動アーム52、および押圧ロー
ラ53にて構成されている。エアシリンダ51において
はシリンダ部の後端部がフレーム16aに回動可能に支
持されており、また搖動アーム52においてはその中間
部にてフレーム16aに回動可能に支持されていて、そ
の後端部にエアシリンダ51の先端部が連結されてい
る。また、搖動アーム52の先端部には押圧ローラ53
が回転可能に支持されていて、エアシリンダ51のロッ
ド部の進退により搖動アーム52が搖動し、押圧ローラ
53はロッド部の前進によりガイドローラ17cの外周
に圧接される。なお、第2押圧機構50bにおける押圧
ローラ53は第1駆動ローラ17aの外周に圧接し、ま
た第3押圧機構50cの押圧ローラ53は第2駆動ロー
ラ17bの外周に圧接する。
【0014】当該糊付け装置においては図1に示すよう
に、各駆動機構20a,20bの作動により給紙部11
から搬出された連続紙13は各ローラにガイドされて第
1糊付け機構30a、第1乾燥炉40a、第2糊付け機
構30b、および第2乾燥炉40bを経て搬出部12に
至り、搬出部12において設定された所定の大きさに折
り畳まれて搬出される。この間、連続紙13は第2駆動
機構20bにより搬送速度および張力を制御されて搬送
される。この搬送工程では、第1糊付け機構30aにお
いて連続紙13の裏面側が版ローラ32により図5に示
すパターンに糊付けされ、第1乾燥炉40a内に糊付け
パターンが乾燥される。また、連続紙13は第2糊付け
機構30bには表裏反転した状態で搬入され、その表面
側が版ローラ32により所定のパターンに糊付けされ、
第2乾燥炉40b内にて乾燥される。各糊付け機構30
a,30bにおいては、第3駆動機構30cの作用によ
り版ローラ32の回転速度が連続紙13の搬送速度に同
期され、連続紙13にはその設定された所定の区画部に
設定されたパターンが的確に糊付けされる。
【0015】ところで、当該糊付け装置においては、糊
付け機構30a,30bを構成する版ローラ32のパタ
ーンを凹状パターン32aに形成するとともに、版ロー
ラ32の外周に付与された糊液をドクターブレード34
にて掻き取るようにしているため、版ローラ32の外周
には凹状パターン32aを除く全ての部位の糊液が除去
されるとともに、凹状パターン32aにはその深さに対
応する厚みの糊液が保持される。従って、版ローラ32
の外周に保持された糊液は凹状パターン32aの深さと
同様に一定の厚みなるとともに一定の量となり、連続紙
13に糊付けされたパターン13aにおいても厚みが一
定となり、塗布された糊量が均一のために糊付け面の全
面の接着力に斑がない。また、当該糊付け装置において
は、版ローラ32とドクターブレード34との協働作用
により版ローラ32の凹状パターン32aには一定の厚
みの糊液が保持されるため、糊付け機構30a,30b
を従来のごとき多数のローラにて構成する必要がなく、
糊付け機構30a,30bの小型化、延いては糊付け装
置それ自体の小型化を図ることができる。さらにまた、
糊付け機構30a,30bを構成する第3駆動機構30
cには、差動機構36とステッピングモータ37を付加
してこれら両者36,37により版ローラ32の回転速
度を制御して同ローラ32の回転速度を連続紙13の搬
送速度に同期させる制御機構を設けている。このため、
連続紙13にはその設定された所定の区画部に設定され
たパターンが的確に糊付けされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る糊付け装置を概略的に
示す側面図である。
【図2】同糊付け装置における駆動機構部分の拡大側面
図である。
【図3】同糊付け装置における第1糊付け機構の拡大側
面図である。
【図4】同糊付け機構の拡大正面図である。
【図5】同糊付け機構による糊付け状態を示す拡大斜視
図である。
【図6】同糊付け機構に設けた各センサから発信される
検出信号のパルス波形図である。
【図7】従来の糊付け機構の概略的側面図である。
【符号の説明】
11…給紙部、12…搬出部、13…連続紙、13a…
糊付けパターン、15…ドライブシャフト、16a,1
6b,16c…フレーム、17a.17b…駆動ロー
ラ、20a.20b…駆動機構、30a,30b…糊付
け機構、30c…駆動機構、31…収容浴、32…版ロ
ーラ、32a…凹状パターン、33…押圧ローラ、34
…ドクターブレード、36…差動機構、37…ステッピ
ングモータ、38a…パルス発振器、38b…フォトセ
ンサ、39…アイドリング機構、40a,40b…乾燥
炉、50a,50b,50c…押圧機構。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B31B 1/62 321 B31F 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状の連続紙の搬送経路に、同連続紙の設
    定された区画毎に所定のパターンに糊付けする糊付け機
    構と、前記連続紙の糊付けされた区画を順次乾燥させる
    乾燥機構を備えた糊付け装置において、前記糊付け機構
    を、所定の糊液を収容する収容浴と、外周に前記パター
    ンに対応する凹状パターンを備え前記収容浴上にて回転
    可能に支持されて下側の一部が同収容浴に浸漬する版ロ
    ーラと、同版ローラの外周にて回転可能に支持されて同
    版ローラの外周に圧接し同版ローラとの間を搬送される
    連続紙を同版ローラとともに挟持する押圧ローラと、前
    記版ローラの外周に摺接して前記凹状パターンを除く外
    周面に付着する糊液を除去するドクターブレードとを有
    する構成としたことを特徴とする糊付け装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の糊付け装置において、前
    記糊付け機構が前記版ローラの回転速度を制御して同版
    ローラの回転速度を前記連続紙の搬送速度と同期させる
    制御手段を備えていることを特徴とする糊付け装置。
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