JP2000006364A - スクリーン印刷装置 - Google Patents

スクリーン印刷装置

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JP2000006364A
JP2000006364A JP17485498A JP17485498A JP2000006364A JP 2000006364 A JP2000006364 A JP 2000006364A JP 17485498 A JP17485498 A JP 17485498A JP 17485498 A JP17485498 A JP 17485498A JP 2000006364 A JP2000006364 A JP 2000006364A
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screen
drum
printing
drum unit
belt
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JP17485498A
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Kenji Yoshikawa
健二 吉川
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Sony Corp
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  • Screen Printers (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構造で、かつ最適な印刷ができ
るようにしたスクリーン印刷装置を提供する。 【解決手段】 回路基板13の印刷面に円筒状に保持さ
れているドラムスクリーン26を接触させた状態で、そ
の印刷面上を一端側から他端側に向かってドラムユニッ
ト16を転動させて印刷する。また、ドラムユニット1
6の転動を、このドラムユニット16の回転に伴ってド
ラムユニット16の外周に巻き付き、または巻ほぐされ
る可撓性を有したベルト31a,31bの動作によりコ
ントロールするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
等の被印刷物上にソルダーペースト等のペースト状材を
スクリーンを介し塗布して印刷するスクリーン印刷装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11乃至図16は従来のスクリーン印
刷装置の一例を示す動作状態図である。その図を用いて
従来のスクリーン印刷方法を説明する。まず、基板10
1は不図示の駆動手段、例えばモータ等にて駆動される
ベルト102に載せられて搬送され、図11の如く印刷
機内の所定の位置で停止される。その後、図12に示す
如く、モータ103が回転駆動されると、カップリング
104及びボールネジ105を通じてカム106が同図
中の矢印L方向に移動される。すると、カム106に当
接しているカムフォロワー107がカム106の移動に
連動して上昇されるとともに、バックアップピン108
を配したバックアッププレート109も上昇される。こ
れにより、基板101はバックアップピン108により
支持されて、エッジクランプ110の上面と略同一平面
まで上昇される。この高さは、モータ103へのパルス
制御にて予め決められた位置で停止するようプログラミ
ングされている。
【0003】その後、ベルト102の左右両側に配設さ
れているクランプエアシリンダ111を各々動作させ
て、各エッジクランプ110を突出することにより基板
101を両端から押さえて固定する。次いで、バックア
ップアクチュエータ112が作動し、ベース113より
上部全体を、基板101の上面がスクリーン114の下
面に接触する高さまで上昇させる。図12はこの状態を
示している。
【0004】続いて、図13に示す如く、スキージユニ
ット130が動作される。スキージユニット130は一
対のスキージ体131a,131bで構成され、何れも
が上下エアシリンダ115a,115bと、スキージホ
ルダ116a,116bと、スキージ117a,117
bとを有している。そして、各スキージ体131a,1
31bは、駆動モータ118とカップリング119及び
ボールネジ120により左右方向に一体に移動される。
また、上下エアシリンダ115a,115bを別々に駆
動させることにより、スキージ117a,117bを独
立して上下方向に移動させることができる。ここでは、
まず、図13に示す如く上下エアシリンダ115aによ
りスキージホルダ116aに支持したスキージ117a
をスクリーン114の略上面まで下降する。
【0005】続いて、駆動モータ118が回転駆動され
て、カップリング119及びボールネジ120を通じ
て、スキージユニット130の全体を図14中の左端か
ら右端に向かって移動させる。このとき、スクリーン1
14上のソルダーペースト121をスキージ117aが
掻いて、スクリーン114に印刷用パターンとして設け
られている図示せぬ印刷用開口(画線部)にソルダーペ
ースト121を充填し印刷する。図14は、このように
してスキージユニット130が右端に移動された状態を
示している。印刷が終了すると、図15に示す如く、バ
ックアップアクチュエータ112が動作し、ベース11
3より上部全体を図11に示す元の高さに下降させるこ
とで、基板101をスクリーン114から剥離させる。
【0006】その後、図16に示す如く、上下エアシリ
ンダ115aにより、スキージ117aが上昇されると
ともに、クランプエアシリンダ111によりエッジクラ
ンプ110による基板101のクランプが解除される。
同時に、モータ103が回転してカム106を図16中
の矢印R方向に移動させる。また、カム106の移動に
連動してバックアッププレート109が下降され、基板
101がベルト102上に再び配置される。続いて、ベ
ルト102が駆動されて、印刷を終えた基板101が搬
出されるとともに、次に印刷処理される基板101が新
たに搬送されて来て繰り返し印刷が行われる。また、こ
の場合の一連の動作は、スキージ117aとスキージ1
17bとの上下移動が交互に繰り返されるとともに、ス
キージ体131a,131bがそれぞれ反対の方向に交
互に移動することで行われ、基板101への印刷が順次
なされるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスクリ
ーン印刷方式では次に述べるような問題があった。・被
印刷物である基板101は、バックアッププレート10
9により上下動し、その際にエッジクランプ110によ
って規制されるための位置決めがし難く、基板101の
位置決め精度を高めることが困難であった。また、その
ために複雑な機構が必要となり、設備費が嵩み、コスト
を高くしている。しかも、基板101を搬送するベルト
コンベア等の機構が必要であり、ベルト102の経年劣
化による交換や、ベルト外れ等が起き易くトラブルの原
因となっていた。・スクリーン114は、支持枠または
保持枠に対し平面性を維持して保持しなくてはならず、
この平面性が印刷精度に直ちに影響するため、保持構造
が複雑化したり、取り扱い性にも問題があった。しか
も、印刷精度は、印刷後に図15に示す如く基板101
をスクリーン114から離間させる速度やタイミング等
により、形成される印刷形態等が左右され、そのため制
御管理的にも複雑になる。・近年、高密度化、接合部の
微細化によりソルダーペーストの印刷パターンも微細な
ものとなって来たが、スキージ117a,117bを使
用して往復印刷する方法では、各スキージ方向により印
刷塗布の位置ずれが発生し易い。このため、従来は補正
をサーボモータ等で、かつプログラミングすることで行
って来たものの、補正演算を行う装置や実際に補正を行
う装置等が必要となり、構造的にも複雑で、しかも高価
なものとなっている。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みなされたもの
である。その目的は、上記の問題を一掃して、比較的簡
単な構造で、かつ最適な印刷ができるようにしたスクリ
ーン印刷装置を提供することにある。更に他の目的は、
以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次の技術手段を講じたことを特徴とする。
すなわち、本発明のスクリーン印刷装置は、両側のスク
リーンホルダを介して円筒状にドラムスクリーンを保持
し、このドラムスクリーン及びスクリーンホルダの中心
を貫通して配設されているシャフトを有する転動可能な
ドラムユニットと、前記ドラムユニットに前記水平方向
の力を付与する駆動手段と、前記ドラムスクリーン内で
前記シャフトの軸回り装着されて、前記ドラムスクリー
ンの回転に伴ってペースト状材を前記ドラムスクリーン
の内面に塗り付け、前記ドラムスクリーンを透過させて
外部の被印刷物に排出させるスキージと、一端側を前記
ドラムユニットに、他端側をドラムユニット外の固定ベ
ース側にそれぞれ固定し、中間部分を前記ドラムユニッ
トの外周に巻き付けて配設されられており、前記ドラム
ユニットが水平方向からの力を受けるとドラムユニット
の外周に巻き付き、又は巻ほぐされながら前記ドラムユ
ニットの転動を制御する可撓性を持つベルトからなる回
転移動規制手段とを備え、前記ドラムユニットを前記被
印刷物の一端側から他端側に向かって転動させて、前記
ドラムスクリーンを被印刷物の印刷面に順次当接させて
印刷する構成とした。
【0010】この構成によれば、ドラムユニットを、被
印刷物の印刷面上を一端側から他端側に向かって転動さ
せと、この過程において、ドラムユニットを構成してい
るドラムスクリーンの外周面に内側からペースト状材が
透過され、この透過されたペースト状材を被印刷物の印
刷面上に印刷することができる。また、スキージをドラ
ムスクリーン内に配設した構造としているので、装置構
成のコンパクト(小型)化が可能になる。しかも、ドラ
ムユニットの転動は、このドラムユニットの回転に伴っ
てドラムユニットの外周に巻き付き、または巻ほぐされ
る可撓性を有したベルトの動作により正常にコントロー
ルされる。したがって、ドラムユニットの転動時に、こ
のドラムユニットが水平方向に滑る虞が確実に無くな
る。このため、被印刷物に対するドラムスクリーンの相
対的な位置が固定され、印刷位置のずれが構造的になく
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、好適な具体例であり技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を制約
するものではない。
【0012】図1乃至図6は本発明の実施形態としての
スクリーン印刷装置を示すもので、図1はその装置の概
略外観斜視図、図2はその装置の一部を破断して示す概
略正面図、図3は図2の3−3線での概略縦断側面図、
図4は図2の4−4線での概略縦断側面図、図5はその
装置の要部構成の一部を破断して示す模式斜視図、図6
は図5に示した要部構成を異なる動作状態で示す模式斜
視図である。
【0013】図1乃至図6において、本実施形態におけ
るスクリーン印刷装置11は、装置基体12と、この装
置基体12内に被印刷物である回路基板13を位置決め
セットする搬送位置決め兼用の基板ブロック14と、基
板ブロック14上にセットされている回路基板13にソ
ルダーペースト15(図3参照)を印刷するドラムユニ
ット16と、このドラムユニット16が回転しながら水
平移動するための力を付与する駆動制御手段17等で概
略構成されている。
【0014】図2を主に参照しつつ実施形態の構造をさ
らに詳述する。装置基体12は、第1ベースプレート1
8と、この第1ベースプレート18の左右両側に左右対
称な状態でそれぞれブロック19を介して取り付けられ
ている金属製の第2ベースプレート20等を備えてい
る。また、左右のブロック19及び第2ベースプレート
20との間の開口部21には、基板ブロック14が配置
され、この基板ブロック14上に回路基板13が交換可
能にセットされる。なお、基板ブロック14上に回路基
板13がセットされと、その回路基板13の印刷面(上
面)と第2ベースプレート20の上面20aとは略面一
になるよう設定されている。さらに、第2ベースプレー
ト20の上面20aには、一段低く作られている第1段
差面20bと、この第1段差面20bよりもさらに一段
低く作られている第2段差面20cとが連続して形成さ
れている。加えて、第2段差面20c上にはレール22
が前後方向に延ばされた状態にして取り付けられ、その
レール22上にリニアガイド23が前後方向に移動可能
にして取り付けられている。また、各リニアガイド23
にはシャフト固定ブロック24がそれぞれ固定されてい
る。
【0015】ドラムユニット16は、両側のシャフト固
定ブロック24により両端を枢支されたシャフト25
と、両固定ブロック24の内側に配置されたスクリーン
ホルダ28と、スクリーンホルダ28に保持されている
ドラムスクリーン26と、このドラムスクリーン26内
でシャフト25の軸回りに装着固定されているスキージ
27等で構成されている。なお、符号32は抜け止め部
材であり、この抜け止め部材32は固定ブロック24に
支持されているシャフト25の抜け止めを行う。
【0016】上記ドラムスクリーン26は、シャフト2
5に軸受Bを介して回転可能に支持されている円板状を
した左右一対のスクリーンホルダ28により円筒状に保
持されている。さらに、スクリーンホルダ28の外周面
28aの一部には、他の外周面28aよりも小さな外径
で形成されている小径部28bが設けられており、この
小径部28bにドラムスクリーン26の対応端部を巻き
付けている。なお、小径部28bと外周面28aとの間
に生じる段差量は、ドラムスクリーン26の厚みに略等
しく設定されている。また、ドラムスクリーン26は、
図示しないがソルダーペースト15が透過押し出しされ
る画線部と、ソルダーペースト15の透過押し出しを遮
断する非画線部とを有して、ソルダーペースト15を決
められたパターンで回路基板13の被印刷面(上面)に
印刷する。
【0017】上記スキージ27は、ソルダーペースト1
5を蓄えておくペーストチャンバー29と、このペース
トチャンバー29に設けられたペースト流出口(不図
示)を通してドラムスクリーン26の裏面(内面)に流
出されて来るソルダーペースト15を、ドラムユニット
16の回転に伴ってドラムスクリーン26の裏面に万遍
なく塗り付けるためのブレード30等で構成されてい
る。そのブレード30は、スキージブレートとも称され
ており、ペーストチャンバー29から真っ直ぐ下側に向
かって、ドラムスクリーン26の内面まで延ばされてい
る。そして、ドラムユニット16の回転に伴って、ブレ
ード30によりソルダーペースト15がスクリーン26
の裏面(内面)に塗り付けられると、このソルダーペー
スト15が画線部でドラムスクリーン26の外側に透過
押し出しされ、このドラムスクリーン26の外周面と接
している回路基板13の被印刷面上に転写されて塗り付
けられる。なお、ペーストチャンバー29内には図示せ
ぬ手段により、ソルダーペースト15が順次供給され
る。このような、ソルダーペース供給構造としては、本
出願人らが先に出願した特願平10−81088号記載
のように変更してもよい。
【0018】駆動制御手段17は、ドラムスクリーン2
6と第2ベースプレート20との間に配設されたベルト
31a,31bでなる回転移動規制手段31と、上記レ
ール22及びリニアガイド23でなる水平移動ガイド手
段33と、ドラムユニット16が回転並びに水平移動を
するための力を水平移動ガイド手段33及び回転移動規
制手段31を介してドラムユニット16に付与する駆動
手段34等で構成されている。
【0019】上記回転移動規制手段31は、左右のスク
リーンホルダ28にそれぞれ左右対称な関係で取り付け
られている。回転規制手段31を構成しているベルト3
1a,31bは、それぞれ細長く、かつ第2ベースプレ
ート20の第1段差面20bにおける段差と略等しい厚
みを有する帯状をした金属(スチール)製の可撓性を持
つ薄い板材で形成されている。そして、各ベルト31
a,31bは、それぞれ中間部分をスクリーンホルダ2
8の周面に巻き付かせ、その一端側をスクリーンホルダ
28に固定するとともに、他端側を第2ベースプレート
20に固定させて取り付けられている。また、図4乃至
図6に示す如く、ベルト31aとベルト31bとの取り
付け向きは、丁度、反対の関係になっている。したがっ
て、この回転移動規制手段31では、ドラムユニット1
6に前または後ろ側から水平方向の力を受けると、一方
のベルト31a(またはベルト31b)はスクリーンホ
ルダ28に巻き取られ、他方のベルト31b(またはベ
ルト31a)はスクリーンホルダ28から巻ほぐされる
という動作が得られる。すなわち、図5及び図6を用い
て説明すると、図5においてスクリーンホルダ28に前
側から後ろ側に向かう力(矢印46)を受けると、図6
に示すようにベルト31aがスクリーンホルダ28の外
周に巻き付いて行くとともに、スクリーンホルダ28の
外周に巻き付いていたベルト31bが逆に巻ほぐされ、
この動作でドラムスクリーン26の回転と水平移動、す
なわち転動が、第1ベースプレート18に対して滑るこ
となく得られ、ドラムスクリーン26の移動量と回転量
とが常に規則正しく連動する。よって、この構造では、
装置基体12に対して基板ブロック14を介し正しくセ
ットされている回路基板13にソルダーペースト15を
印刷(転写)する場合、印刷途中でドラムスクリーン2
6がずれて印刷不良を起こしたりするのを確実に防ぐこ
とができる。なお、図5と図6では作図上、ベルト31
a及びベルト31bの帯幅を狭く図示している。
【0020】駆動手段34はシリンダー35を備えてい
る。このシリンダー35は、ドラムスクリーン26の背
面側にあって、固定ブラケット36を介し第2ベースプ
レート20に取り付けられている。またシリンダー35
は、前後方向に進退出するピストンロッド37を有し、
図示せぬシリンダー制御手段の制御でシリンダー35が
動作されると、ピストンロッド37が進出あるいは退出
する。ピストンロッド37の先端には、シャフト固定ブ
ロック24に固定されている駆動プレート38が取り付
けられており、駆動プレート38と一体にピストンロッ
ド37が進退出する構造になっている。
【0021】次に、このように構成されているスクリー
ン印刷装置11の動作を説明しつつ、さらに細部構成を
明らかにする。まず、初期状態では、シリンダー35は
ピストンロッド37を突出した状態にある。これによ
り、ドラムユニット16は図1の如く前端側に移動され
ている。一方、回路基板13は、第1ベースプレート1
8上の基板ブロック14に印刷面を上側にしてセットさ
れ、その印刷面が第2ベースプレート20の開口部分よ
り露出した状態となっている。
【0022】そして、シリンダー35が動作され、ピス
トンロッド37がシリンダー35内側に引かれると、駆
動プレート38を介してシャフト固定ブロック24に後
ろ側に向かう力が付与される。すると、移動規制手段3
1の部分では、ベルト31aがスクリーンホルダ28の
外周に巻き付いて行くとともに、スクリーンホルダ28
の外周に巻き付いていたベルト31bが逆に巻ほぐさ
れ、この動作でドラムスクリーン26(ドラムユニット
16)の回転と水平移動、すなわち転動が、第2ベース
プレート20に対して滑ることなく得られるとともに、
レール22とリニアガイド23との間にも滑り移動が得
られる。これにより、ドラムスクリーン26(ドラムユ
ニット16)が回転しながら前側から後ろ側に向かって
回路基板13の印刷面上を接触しながら移動される。ま
た、ドラムスクリーン26(ドラムユニット16)が転
動するとき、ドラムスクリーン26内において、ソルダ
ーペースト15がドラムスクリーン26の裏面(内面)
にブレード30により塗り付けられる。また、塗り付け
られたソルダーペースト15は、ドラムスクリーン26
の画線部で外周面側に透過押し出しされ、これが回路基
板13の被印刷面上に転写され、回路基板13への印刷
が終了する。そして、所定の位置までドラムスクリーン
26(ドラムユニット16)が移動されたら停止され、
基板ブロック14上の印刷を終えた回路基板13が取り
除かれる。
【0023】回路基板13が取り除かれたら、再びシリ
ンダー35が動作され、ピストンロッド37がシリンダ
ー35内から突出される。これにより、駆動プレート3
8を介してシャフト固定ブロック24に前側に向かう力
が付与される。すると、移動規制手段31の部分では、
ベルト31bがスクリーンホルダ28の外周に巻き付い
て行くとともに、スクリーンホルダ28の外周に巻き付
いていたベルト31aが反対に巻ほぐされる。この動作
でドラムスクリーン26(ドラムユニット16)の回転
と水平移動(転動)が得られるとともに、レール22と
リニアガイド23との間にも滑り移動が得られる。これ
により、ドラムスクリーン26(ドラムユニット16)
が回転しながら後ろ側から前側に向かって初期位置まで
戻される。また、ドラムスクリーン26(ドラムユニッ
ト16)が初期位置まで戻されたら、基板ブロック14
上に印刷を終えていない新たな回路基板13がセットさ
れ、前と同様な動作が行われる。こうして、同じ動作が
順次繰り返されることになる。
【0024】したがって、このように構成された本実施
形態のスクリーン印刷装置によれば、円筒状に保持され
たドラムスクリーン26を、回路基板13の印刷面上を
一端側から他端側に回転させながら移動させ、この過程
において、ドラムスクリーン26の内側からソルダーペ
ースト15を画線部を介して回路基板(被印刷物)13
の印刷面上に印刷するようにしているので、装置構成の
コンパクト(小型)化が可能になる。また、ドラムスク
リーン26(ドラムユニット16)の回転及び移動は、
このドラムスクリーン26(ドラムユニット16)の回
転に伴ってスクリーンホルダ28の外周に巻き付き、ま
たは巻ほぐされる可撓性を有した金属製の可撓性を有す
るベルト31a,31bの動作によりコントロールされ
るようにしているので、スクリーンホルダ28(ドラム
ユニット16)の回転時に、このスクリーンホルダ28
が水平方向にスリップすることもなく、回路基板13に
対するドラムスクリーン26の相対的な位置が固定され
ていることから、印刷位置のずれが構造的になくなる。
しかも、従来のように印刷後に回路基板13をドラムス
クリーン26から離間する速度管理やタイミング等に煩
わされることもなくなり、常に安定した良好な印刷が実
現される。
【0025】ここで、ドラムユニット16にベルト31
a及び31bとでなる回転移動規制手段31を設けてい
ない場合を考えると、図7乃至図10に示すような構造
となる。しかし、この構造や更に変形した構造では以下
のような不都合があり、本発明はそのような問題をより
合理的に解消するため工夫されたものである。なお、図
7乃至図10において、図1乃至図6と同一符号を付し
たものは図1乃至図6と同一のものを示している。 ・まず、図7及び図8に示す構造では、金属製のスクリ
ーンホルダ28の外周面が第2ベースプレート20上に
直に接触した構造となる。この構造では、ドラムユニッ
ト16が水平方向からの力を受けて転動した場合、それ
らの間でスリップが生じ易く、精密な印刷が到底期待で
きないものとなる。 ・この問題を解決するために、図9ではスクリーンホル
ダ28の外周にゴム39を装着して、ゴムの摩擦力を得
るようにした構造である。しかし、この場合でも、上記
したスリップは防ぎきれないことが分かった。 ・また、図7及び図8に示す問題を解決する別の手段と
して、図10ではスクリーンホルダ28の外周にピニオ
ン40を設け、第2ベースプレート20上にラック41
を設けることにより、上記スリップを無くすようにした
構造である。この構造の場合は、ラック41とビニオン
40との間に生じるガタ付きにより印刷精度がでなかっ
たり、ドラムスクリーン26の外形とビニオン40のピ
ッチ円形を同一にすることができず、回路基板13とド
ラムスクリーン26の間でスリップが生じる。これらの
構造に対し、本発明のスクリーン印刷装置11では、ド
ラムユニット16にベルト31a及び31bからなる回
転移動規制手段31を設けた構造にしたことによって、
上記した問題は全てクリアすることができる。
【0026】なお、上記実施形態の構造では、駆動手段
34としてシリンダー35を用いた構造を開示したが、
これに限らず、例えば電磁アクチュエータ等を用いた構
造にしてもよいものである。また、回転移動規制手段3
1もベルト31a,31bを1本ずつ(2本を組とし
て)用いた構造を開示したが、複数本ずつ組として設け
た構造にしてもよいものである。このように、本発明は
装置的に請求項1,2,3に記載された技術要件を具備
していればよく、細部的な構成については印刷の量産規
模等に応じて色々と変更されるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
円筒状に保持されたドラムスクリーンを、印刷面上で一
端側から他端側に向かって転動させ、この過程におい
て、ドラムスクリーンの内側からペースト状材を排出さ
せて被印刷物の印刷面上に転写印刷するので、装置構成
のコンパクト(小型)化が可能になる。また、ドラムス
クリーンの転動は、そのドラムスクリーンの回転に伴っ
てドラムユニットの外周に巻き付き、または巻ほぐされ
る可撓性を有したベルトの動作によりコントロールされ
るようにしているので、ドラムユニットの転動時に、こ
のドラムユニットが水平方向に滑ることがなくなる。こ
のように、被印刷物に対するドラムスクリーンの相対的
な位置が固定されていることから、印刷位置のずれが構
造的になくなる。しかも、従来印刷装置のように印刷後
に被印刷物をスクリーンから離間する速度管理やタイミ
ング等に煩わされることもなくなり、常に安定した良好
な印刷が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したスクリーン印刷装置の概略外
観斜視図である。
【図2】上記本発明装置を一部破断して示す概略正面図
である。
【図3】図2の3−3線での概略縦断側面図である。
【図4】図2の4−4線での概略縦断側面図である。
【図5】本発明装置の要部構成を示す概略斜視図であ
る。
【図6】図5に示した要部構成を異なる動作状態で示す
概略斜視図である。
【図7】本発明装置の効果を説明するための図である。
【図8】図7の8−8線での概略縦断側面図である。
【図9】本発明装置の効果を説明するための図である。
【図10】本発明装置の効果を説明するための図であ
る。
【図11】従来のスクリーン印刷装置の一例を示す概略
側面図である。
【図12】図11における同上装置の動作状態図であ
る。
【図13】図11における同上装置の動作状態図であ
る。
【図14】図11における同上装置の動作状態図であ
る。
【図15】図11における同上装置の動作状態図であ
る。
【図16】図11における同上装置の動作状態図であ
る。
【符号の説明】
11…スクリーン印刷装置、12…装置基体、13…回
路基板(被印刷物)、14…基板ブロック、15…ソル
ダーペースト(ペースト状材)、16…ドラムユニッ
ト、17…駆動制御手段、18…第1ベースプレート 20…第2ベースプレート(固定ベース)、26…ドラ
ムスクリーン、27…スキージ、28…スクリーンホル
ダ、30…ブレード、31…回転移動規制手段、31
a,31b…ベルト、33…水平移動ガイド手段、34
…駆動手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側のスクリーンホルダを介して円筒状
    にドラムスクリーンを保持し、このドラムスクリーン及
    びスクリーンホルダの中心を貫通して配設されているシ
    ャフトを有する転動可能なドラムユニットと、 前記ドラムユニットに前記水平方向の力を付与する駆動
    手段と、 前記ドラムスクリーン内で前記シャフトの軸回り装着さ
    れて、前記ドラムスクリーンの回転に伴ってペースト状
    材を前記ドラムスクリーンの内面に塗り付け、前記ドラ
    ムスクリーンを透過させて外部の被印刷物に排出させる
    スキージと、 一端側を前記ドラムユニットに、他端側をドラムユニッ
    ト外の固定ベース側にそれぞれ固定し、中間部分を前記
    ドラムユニットの外周に巻き付けて配設されられてお
    り、前記ドラムユニットが水平方向からの力を受けると
    ドラムユニットの外周に巻き付き、又は巻ほぐされなが
    ら前記ドラムユニットの転動を制御する可撓性を持つベ
    ルトからなる回転移動規制手段とを備え、 前記ドラムユニットを前記被印刷物の一端側から他端側
    に向かって転動させて、前記ドラムスクリーンを被印刷
    物の印刷面に順次当接させて印刷することを特徴とする
    スクリーン印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記回転移動規制手段のベルトは、前記
    シャフトの両側に位置する前記スクリーンホルダに設け
    られ、かつ第1のベルトと第2のベルトとの2本を組と
    してそれぞれ構成されており、前記第1,第2のベルト
    は、一方が前記スクリーンホルダに巻き付くとき、他方
    が前記スクリーンホルダより巻ほぐされるよう設けられ
    ている請求項1に記載のスクリーン印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルトがスチール製の薄い帯状のも
    のである請求項1又は2に記載のスクリーン印刷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112006002859T5 (de) 2005-11-11 2008-10-02 Konica Minolta Opto, Inc., Hachioji Linseneinheit
CN113858773A (zh) * 2021-11-01 2021-12-31 苏州印丝特数码科技有限公司 一种印花机的裁片定位装置

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