JPH08108516A - 印刷機 - Google Patents

印刷機

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Publication number
JPH08108516A
JPH08108516A JP24795894A JP24795894A JPH08108516A JP H08108516 A JPH08108516 A JP H08108516A JP 24795894 A JP24795894 A JP 24795894A JP 24795894 A JP24795894 A JP 24795894A JP H08108516 A JPH08108516 A JP H08108516A
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JP
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cylinder
printing
blanket
printed
plate
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JP24795894A
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English (en)
Inventor
Tetsuro Kato
鉄郎 加藤
Hiroyuki Sugiyama
博幸 杉山
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被印刷物の柔軟性など材質の如何に係わらず
印刷精度の高い印別物を良好な生産性の下で得られるよ
うにする。 【構成】 1個のブランケット60と1個の切欠き58
とをゴム胴57の周面に沿って連続的に形成した。ブラ
ンケット60に画像を転移させる1個の版胴62をブラ
ンケット60に対して着脱自在に設けた。被印刷物80
を支持した走行テーブル73を往復動させる駆動ユニッ
ト74を設けた。版胴ユニット61を移勤させてこれに
設けた版胴62をゴム胴57のブランケット60に着脱
させるエアシリンダ71を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレーム側に回動自在に
支持された印刷胴と、被印刷物を支持する支持手段とを
備え、画像形成胴から印刷胴の画像形成部に転写された
画像を被印刷物に転写させて印刷を行う印刷機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6はこの種の印刷機の一種として特開
昭63―239056号公報に開示されている例えば4色刷印刷
機の概要側面図であって、これを同図に基づいて説明す
ると、印刷機の左右のフレーム1に支持され図に矢印で
示す方向に回転するゴム胴2の周面を円周方向に4等分
する箇所には、切欠き2aが設けられており、周方向に
隣接する切欠き2a間の胴周面には、切欠き2a内の把
持金具3、4で両端を把持されたブランケット5が巻付
けられている。
【0003】これらのブランケット5には、ブランケッ
ト数と同数である4個の版胴6a、6b、6c、6dが
対接されており、各版胴6a〜6dの表面に装着された
版には、図示しないインキ装置により互いに異なった4
色のインキが供給され、また給水装置によって湿し水が
供給されている。符号7で示す給紙装置の紙積板8上に
は、被印刷物としての紙9が積載されており、給紙装置
7と、ゴム胴2の下端面に対接する圧胴10との間に
は、フィーダボード11とスイング装置12とが設けら
れていろ。また、給紙装置7の下方には、印刷後に排紙
チェーン13で搬送された印刷済の紙9を積載する紙積
板14を備えた排紙装置15が配設されている。
【0004】このように構成されていることにより、紙
積板8上の紙9は、図示しない吸口で吸引されてフィー
ダボード11上に送り込まれ、フィーダボード11上を
搬送されたのち、スイング装置12で圧胴10とゴム胴
2との間へ供給される。このときゴム胴2の各ブランケ
ット5には、4個の版胴6a〜6dによって4色の画像
が転写されているので、この画像が重なって紙9に転写
されることにより4色刷が施される。印刷済の紙9は、
排紙チェーン13で搬送されて紙積板14上に積載され
る。
【0005】次に、上記のような印刷機とは異なり、平
らな版盤とこの版盤に対接して回動する印刷胴とを備え
た印刷機が例えば特開昭62―94341号公報に開示されて
いるので、この印刷機の構成と動作とを説明する。図7
ないし図10はこの公報に開示されている印刷機を示
し、図7は印刷胴を除いて示す印刷機の平面図、図8は
図7のVIII視正面図、図9は印刷機の側面図、図1
0はギアの噛合箇所を示す印刷機の側面図である。
【0006】これらの図において、正面視をU字状に形
成され側面視を逆T字状に形成されたフレーム16の両
側垂直部材には、周面にブランケットが装着された印刷
胴としてのゴム胴17が、回転自在に軸支されており、
このゴム胴17の下方には、正面視をU字状に形成され
た架台18がフレーム16の底板上に配設された一対の
レール19に進退自在に支持されてフレーム16の内側
に配設されている。
【0007】架台18の両側上端面に互いに平行して敷
設された一対のラック20は、前記ゴム胴17の両端部
に固定されたピニオン21と噛合っており、またラック
20には、フレーム16側のモータ22のモータ軸に軸
着された原動ギア23が噛合っている。こうすることに
よりモータ22に駆動されて原動ギア23が正方向また
は逆方向に回転すると、これと噛合うラック20を介し
て架台18が前進したり後退したりし、また、ラック2
0とピニオン21との噛合によりゴム胴17が正方向ま
たは逆方同に回転するように構成されている。
【0008】24は架台18の前部に位置してその底板
に水平調整部材を介して支持された平面視矩形状の版定
盤であり、また、25は架台18の後部に位置し架台1
8の底板に水平調整部材を介して支持された例えば3個
の矩形状被印刷物用定盤であって、このうちの版定盤2
4上には、図10に示すように印刷版としての凹版26
が載置されて固定されており、また、被印刷物用定盤2
5上には、図8に示すように板状の被印刷物27が載置
されて固定される。
【0009】前記一対のラック20は、それぞれ長手方
向に2分割されていて、分割されたラック20の間と、
ラック20の前方、後方とには、ピニオン21と噛合う
3組の退避ラック28、29、30が、上下動自在に設
けられており、これらの退避ラック28、29、30
は、図示しない偏心カムやエアシリンダ等により上下動
してピニオン21と噛合ったり噛合を解かれて退避した
りするように構成されている。
【0010】凹版26の上方には、エアシリンダ31に
よって版面に対し着脱されるように昇降するインキング
スキージ32と、エアシリンダ33によって版面に対し
着脱されるように昇降するドクタ34とが設けられてお
り、また、ゴム胴17の斜め上方には、エアシリンダ3
5、36によってゴム胴17のブランケット面に対し着
脱されるように移動するインキ拭いロ―ラ37、38が
設けられている。39はエアシリンダ40によって凹版
26に着脱されるように移動する版面洗浄ローラであ
り、また、41はゴム胴17の斜め上方に配設されゴム
胴17のブランケット面に熱風を吹付ける熱風エアブロ
アである。
【0011】前記エアシリンダ31、33は、フレーム
16の両側垂直部材の案内軸42に両端部を進退自在に
支持された支持フレーム43に固定されており、支持フ
レーム43には、フレーム16側のエアシリンダ44で
進退するピストンロッド45の作用端が固定されてい
る。こうすることによりエア圧でピストンロッド45が
進退すると、支持フレーム43が架台18の移動方向へ
進退してエアシリンダ31、33が同方向へ進退するよ
うに構成されている。
【0012】図10に符号46で示すものは偏心軸受で
あって、図8に符号47で示すエアシリンダでこれを回
動させることによりブランケット面が凹版26の表面に
対接する胴入れ状態と、ブランケット面が凹版26の表
面から離間する胴抜き状態との間でゴム胴17が移動す
るように構成されている。以上のように構成された従来
の印刷機の動作を説明する。図10に示す状態におい
て、偏心軸受46でゴム胴17を胴入れ状態にしたの
ち、モータ22を正回転させると、原動ギア23が回転
してこれとラック20との噛合いにより架台18が同図
の左方向へ移動し、前部の退避ラック30がピニオン2
1の真下に移動した状態で架台18の移動が停止する。
この移動中にインキングスキージ32により凹版面にイ
ンキが供給される。
【0013】こうしたのち、ゴム胴17を胴抜き状態に
してモータ22を逆回転させると、原動ギア23が回転
し、これとラック20との噛合いにより架台18が同図
の右方向へ移動し、中央の進退ラック28がゴム胴17
の真下に達した位置で架台18の移動が停止する。この
移動中にドクタ32により凹版面の凹部以外の余分なイ
ンキがかきとられる。
【0014】そして中央の進退ラック28を下降させて
ピニオン21との噛合いを解除させて、ゴム胴17を所
定の回転位相位置まで空転させたのち、中央の進退ラッ
ク28を上昇させてピニオン21と噛合わせる。そこで
被印刷物用定盤25上に被印刷物27を載置して固定し
たのち、ゴム胴17を胴入れ状態にしてモータ22を逆
回転させると、架台18が図10の右方向へ移動し、図
9に示すように後部ラック29がゴム胴17の真下にき
た位置で架台18の移動が停止する。この移動中に凹版
26の表面に形成された画像がゴム胴17のブランケッ
ト面に転写される。
【0015】次いでゴム胴17を胴抜き状態にしてモー
タ22を正回転させると、原動ギア23が回転し、これ
とラック20の噛合いにより架台18が図10の左方向
へ移動し、中央の進退ラック28がゴム胴17の真下に
達した位置で架台18の移動が停止するとともに中央の
進退ラック28が下降してピニオン21との噛合いが解
除され、ゴム胴17を所定の回転位相位置まで空転させ
たのち、中央の進退ラック28を上昇させてピニオン2
1と噛合わせたのち、ゴム胴17を胴入れ状態にしてモ
ータ22を正回転させて架台18を同図の左方向へ移動
させる。この移動中にゴム胴17のブランケット面の画
像は被印刷物27に転写されて印刷が施される。
【0016】印刷後はゴム胴17を胴抜き状態にしモー
タ22を逆回転させると架台18が図10に示す位置ま
で移動するので、印刷された被印刷物27を取外すこと
により1回の印刷作業が終了する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の印刷機のうち、特開昭63―239056号公報に開示
されている印刷機は、ロータリ式の印刷機であって、被
印刷物がゴム胴2と圧胴10との間を印刷を施されなが
ら圧胴10に巻付いて搬送されるので、被印刷物として
供せられるものは、紙などのようにきわめて曲がり易い
材質のものに限定され、たとえ多少曲げることができる
材質のものでも、圧胴10に巻付けることができない材
質のものには印刷ができないという問題がある。
【0018】また、特開昭62―94341号公報に開示され
ている印刷機においては、被印刷物27の1枚に印刷を
施すたびに架台18を往復させる距離が長くなるので生
産性が悪くかつ高い印刷精度が期待できないという問題
がある。本発明は以上のような点に鑑みなされたもの
で、被印刷物の柔軟性等、材質の如何に係わらず印刷精
度が高く生産性の良好な印刷物を得ることを可能にした
印刷機を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明においては、フレーム側に回動自在に支
持され周面に沿って連続形成された1個の円弧状画像形
成部と1個の切欠きとを有する印刷胴と、被印刷物を支
持し印刷胴の接線方向に往復駆動される支持手段と、画
像形成部にを転写する1個の画像形成胴とを設け、この
画像形成胴から画像形成部に転写された画像を被印刷物
に転写させて印刷を行うようにした。
【0020】
【作用】支持手段に被印刷物を供袷して固定したのち駆
動装置が始動すると、支持手段が移動して印刷胴の周面
に接線方同から進入するが、印刷胴は切欠きを支持手段
の進入位置に向けているので、支持手段が印刷胴の真下
を通過しても、印刷胴の画像形成部が被印刷物に接触す
ることがなく、これを汚したり傷付けたりすることがな
い。
【0021】こうして移動する支持手段が前進限位置で
ある原点位置に達して停止し、次いで支持手段は原点位
置から離れる方向に移動する。この移動に際し支持手段
に支持された被印刷物には、画像形成胴から画像形成部
に転写されている画像が転写されて印刷が施される。印
刷済の被印刷物が搭載された支持手段は、被印刷物の給
排位置に達して停止するので、印刷済の被印刷物を排出
させることにより1回の印刷が終了する。
【0022】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係る印刷機の実施
例を示し、図1は本発明を実施した印刷機の概要側面
図、図2は印刷装置の平面図、図3は同じく正面図であ
る。図において、外部と遮断された密室状の恒温室50
内には、被印刷物給排装置51と印刷装置52およびこ
れら両装置51、52を連結する被印刷物搬送装置53
と、と、これらの装置51、52、53を支承するベッ
ド54とからなる印刷機55が収納されており、ベッド
55の上端面には、左右一対のフレーム56が印刷装置
52に位置して立設されている。
【0023】左右のフレーム56側に設けられた軸受に
は、印刷胴としてのゴム胴57が、両端軸を回動自在に
軸支されていて、このゴム胴57には、その軸方向全長
に及ぶ1個の円弧状切欠き58と円弧状の画像形成部5
9とが、周面に沿って連続形成されており.画像形成部
59には、ブランケット60が、切欠き58内の支持金
具で両端を支持されて装着されている。
【0024】61は版胴ユニットであって、画像形成胴
としての版胴62を備えており、版胴62の周面には、
印刷用の版63が装着されている。版胴62は、左右の
サブフレーム64に回動自在に軸支されており、また左
右のサブフレーム64問には、版63に対接するインキ
ローラ65が、左右のサブフレーム64間に支架された
樋状インキ壷66内のインキ67に下部を浸漬させて軸
架されている。
【0025】68は先端を版63に対接されて左右のサ
ブフレーム64間に支架されたドクタブレードてあり、
また、69はインキ67を供給する自動インキ供給器で
あって、この自動インキ供給器69でインキ壷66に供
給されたインキ67は、回転するインキローラ65によ
って版63に付着され、余分なインキ67はドクタブレ
ード68でかきとられてインキ壷66内へ戻されるよう
に構成されている。
【0026】このように構成された版胴ユニット61全
体は、ガイドレール70によってゴム胴59に対する遠
近方向へ移動自在に支承されており、またサブフレーム
64には、フレーム56側に支持された着脱手段として
のエアシリンダ71のピストンロッドが枢着されてい
る。こうすることにより、エアシリンダ71のピストン
ロッドを進退させると、版胴ユニット61全体が移動し
て版胴63がゴム胴59のブランケット面に対し着脱さ
れるように構成されている。
【0027】次に被印刷物の支持手段と、この支持手段
を往復動させる駆動装置について説明する。ベッド54
の上端面には、左右一対のガイドレール72が、互いに
平行して敷設されており、このガイドレール72には、
平面視を矩形状に形成された支持手段としての走行テー
ブル73が、ゴム胴59の水平接線方向へ往復動自在に
支持されている。
【0028】一方がベッド54の前端部には、支持手段
駆動装置としての駆動ユニット74がベッド54の幅方
向中央部に位置して固定されており、この駆動ユニット
74の回転軸には、後端部をベッド54側の軸受75に
軸支されたボールねじ軸76が、直結されている。この
ボールねじ軸76は、走行テーブル73裏面の前後両端
部に固定されたナット77と螺合されており、駆動ユニ
ット74でボールねじ軸76が回転することにより、走
行テーブル73がガイドレール72に沿って往復動する
ように構成されている。
【0029】図1において、前記被印刷物給排装置51
は、ベッド54の後端凹部に収納されたモータユニット
78と、このモータユニット78の回転軸に直結された
ターンテーブル79と、被印刷物80を把持する爪81
を有しターンテーブル79に支持されたロボット82
と、被印刷物80を収納するカセット83とで形成され
ており、カセット83内の被印刷物80を走行テーブル
73上に供給したり、印刷済の被印刷物80を走行テー
ブル73からカセット83内へ排出したりするように構
成されている。
【0030】次にゴム胴57を回動させる駆動装置につ
いて説明する。図3において、左右のフレーム56に両
端軸を回動自在に軸支されたゴム胴57の両側端軸に
は、大ギア84が固定されており、またフレーム56に
固定されたモータ85のモータ軸には、大ギア84と噛
み合うピニオン86が軸着されている。このようにする
ことによりモータ85のモータ軸が回動すると、コム胴
57が所定の速度で回動するように構成されている。
【0031】87はモータ85の端軸に固定されてモー
タ85の回転速度を検出するエンコーダであり、また、
88はゴム胴57の端軸に固定されてゴム胴57の回動
位相を検出するエンコーダである。また、走行テーブル
73を往復動させる前記駆動ユニット74から突出する
ボールねじ軸76の前端部には、ボールねじ軸76の回
転数を検出するエンコーダ90が固定されており、さら
に、ボールねじ軸76の後端近傍には、ボールねじ軸7
6の回動によって後退する走行テーブル73に設けた接
点92に対応することにより走行テーブル73を原点位
置である前進限位置で停止させる近接センサ93が設け
られている。
【0032】走行テーブル73の移動経路内には、この
走行テープル73に支持されて移動する試刷済被印刷物
の見当標識を読み取る検査カメラ95が設けられてお
り、この検査カメラ95は、その読み取りずれ量を演算
する図示しない制御装置に接続されている。そして、こ
の印刷機には、上記制御装置で制御される左右見当装
置、天地見当装置、ひねり見当装置からなる図示しない
見当装置が設けられており、制御装置からの信号で版胴
62を軸方向と円周方向へ移動させたり版胴62の一端
を移動させたりして版63の見当調整を行うように構成
されている。
【0033】次に被印刷物に対する印刷胴のすき間調整
装置について説明する。図4はこのすき間調整装置を説
明するために示す印刷機の概要正面図であって、図1と
図4とにおいて、左右のフレーム56に形成された軸受
孔56aには、偏心軸受96の外周円96aが回動自在
に軸支されており、また偏心軸受96の内周円96bに
は、前記ゴム胴57の軸端57aが回動自在に軸支され
ている。
【0034】左右の偏心軸受96は、軸受孔56aに軸
支される外周円96aの中心と軸端57aを軸支する内
周円96bbの中心とを図に符号tで示すだけ偏心させ
ており、この偏心軸受96の回動端部に揺動自在に支持
されたねじ金具98のねじ孔にはそれぞれ左右のフレー
ム56に支持され、厚さ調整モータ97の回転軸に固定
されたねじ軸98のねじ部が螺合されている。
【0035】こうすることにより、厚さ調整モータ97
の回転軸が回転してねじ軸97aが回転すると、ねじ軸
97aとねじ金具97とのねじ作用でねじ金具98が進
退し、左右の偏心軸受96が回動することにより、偏心
軸受χの偏心作用でゴム胴57がわずかに上下動するの
で、被印刷物80の厚みに対応したすき間調整が行われ
るように構成されている。
【0036】図1において、99はゴム胴57の周面に
近接して左右のフレーム56間に支架された平面視円弧
状の熱風器であって、図示しない熱風発生機に接続され
ており、被印刷物80への画像転写を終ったブランケッ
ト60に熱風を吹き付けてこれを乾燥させるように構成
されている。以上のように構成された印刷機の動作を説
明する。印刷作業の開始に際し、走行テーブル73は、
被印刷物給排装置51に近接してベッド54の後端部上
に停止している。この状態で印刷作業を開始すると、カ
セット83内に収納された被印刷物80は、モータユニ
ット78で回動するロボット82の爪81に把持されて
走行テーブル73上に供給される。
【0037】また、版胴ユニット61においては、自動
インキ供給器69で供給されたインキ壷66内のインキ
67が、回転するインキローラ65によって版胴62の
版面に付着されて画像が形成され、余分なインキ67は
ドクタブレード68でかきとられてインキ壷66内へ戻
される。そして駆動ユニット74の回転軸が回転する
と、回転軸に直結されたボールねじ軸76が回転するの
で、そのねじ作用により、ボールねじ軸76にナット7
7を螺合させた走行テーブル73が、ガイドレール72
に沿って前進する。走行テーブル73の前進に際して
は、ゴム胴59が切欠き58を真下に向けているときに
走行テーブル73がゴム胴59の真下を通過しても、ブ
ランケツト60が被印刷物80に接触することがなく、
これを汚したり傷付けたりすることがない。
【0038】このようにして走行テーブル73が移動
し、走行テーブル73上に固定された被印刷物80の後
端が、ブランケット60の始端部に対応する原点位置に
達すると、近接センサ93がこれを検出して信号が発せ
られ、制御装置を介しボールねじ軸76の回転が停止し
て走行テーブル73が停止する。この場合、厚さ調整モ
ータ97の回転軸が回転してねじ軸97aが回転し、ね
じ軸97aとねじ金具98とのねじ作用でねじ金具98
が進退すると、左右の偏心軸受135が回動し、偏心作
用でゴム胴57がわずかに上下するので、被印刷物80
の厚みに対応したすき間調節が行われる。
【0039】このとき、エンコーダ88はモータ88に
よって回動しているゴム胴57の回動位相を検出してい
るので、予め設定してあるゴム胴57の回動位相を検出
すると、駆動ユニット74の回転軸が回転しこれに直結
されたボールねじ軸76が回転するので、ねじ作用によ
り走行テーブル73が原点位置から図1の右方向へ移動
する。尚、走行テーブル73の移動速度はエンコーダ9
0が検出しており、その検出信号によって制御装置94
は走行テーブル73が所定の速度で移動するように駆動
ユニット74を制御する。
【0040】また、ゴム胴57の回動速度及び回転位相
の検出信号によって、走行テーブル73がゴム胴57の
真下を移動するときに、被印刷物80がブランケット6
0と対接しながら移動するように駆動ユニット74の駆
動速度及び駆動タイミングの制御を行うので、走行テー
ブル73上の被印刷物80には版胴62からブランケッ
ト60に転写された1色目の画像が被印刷物80の所定
の位置に正確に転写される。
【0041】印刷が施された被印刷物80を搭載する走
行テーブル73が、後退限位置に達すると、エンコーダ
90がこれを検出してその走行を停止させるので、被印
刷物給排装置51により印刷済の被印刷物80を排出す
ることにより1回の印刷が終了する。引続き走行テープ
ル73上に次の被印刷物80を搭載して走行テーブル7
3を原点位置へ戻るように前進させるが、この戻りに際
しては、ゴム胴57の所定回転位相の検出により、駆動
ユニット74が駆動され、ゴム胴57が切欠き58を増
したに向けている間に、走行テーブル73がゴム胴57
の増したを通過するように駆動ユニット74の駆動速度
及び駆動タイミングが制御されるので、ブランケット6
0と被印刷物80とが接触することなく、これらを汚し
たり傷つけたりしない。
【0042】このような印刷作業に先立ち各版胴62の
見当合わせ作業が行われる。すなわち、見当標識が印刷
された試刷済の被印刷物を走行テーブル73上に固定し
てその見当標識を検査カメラ95が読み取ると、その読
み取りずれ量を図示しない制御装置が演算し、この制御
装置の指令によって天地方向、左右方向、ひねり方向の
見当合わせが行われる。
【0043】図5は本発明の他の実施例を示すゴム胴近
傍の側面図であって、前記実施例に示す部材と同構成の
部材には、これと同符号を付してその説明を省略する。
本実施例においては、前記実施例において走行テーブル
73であった被印刷物の支持手段を圧胴100とした。
すなわち、ゴム胴57の画像形成部58に装着されたブ
ランケット60には、圧胴100がゴム胴57の下方に
位置して対接されており、この圧胴100の周面には、
被印刷物としての紙101が、両端を爪等で保持されて
巻付けられている。
【0044】こうすることにより、ゴム胴57と圧胴1
00とが回転すると、版胴62からブランケット60に
転写された画像は、圧胴100が1回転する間に圧胴1
00に巻付けられた紙101に転写されて印刷が施され
る。このように、被印刷物が紙や布など柔軟な材質の場
合でもこれに対応することができる。また、前記実施例
においては、版胴ユニット61をゴム胴57のブランケ
ット60に対し着脱させる着脱装置として、スライド式
のものを例示したが、版胴ユニット61全体をフレーム
56に揺動自在に枢支させ、これをエアシリンダなどて
揺動させることにより版胴62をブランケット60に対
して着脱させるようにしてもよい。
【0045】さらに、前記実施例では走行テーブル73
を移動させる移動装置としてボールねじ軸76を用いた
例を示したが、これに限定するものではなく、例えば、
ラックとピニオンなどを用いて移動させてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば印刷機において、フレーム側に回動自在に支
持され周面に沿って連続形成された1個の円弧状画像形
成部と1個の切欠きとを有する印刷胴と、被印刷物を支
持し印刷胴の接線方向に往復駆動される支持手段と、画
像形成部に画像を転写する1個の画像形成胴とを設け、
この画像形成胴から画像形成部に転写された画像を被印
刷物に転写させて印刷を行うようにしたことにより、被
印刷物の柔軟性等、材質の如何に係わらず印刷を行うこ
とができて、生産性が大幅に向上するとともに、印刷物
の品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷機の概要側面図である。
【図2】印刷装置の平面図である。
【図3】印刷装置の正面図である。
【図4】印刷装置を説明するために示す印刷機の概要正
面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す印刷胴近傍の側面図
である。
【図6】従来における4色刷印刷機の概要側面図であ
る。
【図7】印刷胴を除いて示す従来の印刷機の平面図であ
る。
【図8】図6のVIII視正面図である。
【図9】従来の印刷機の側面図である。
【図10】ギアの噛合箇所で示す従来の印刷機の側面図
である。
【符号の説明】
52 印刷装置 55 印刷機 56 フレーム 56a 軸受孔 57 ゴム胴 57a 端軸 58 切欠き 59 画像形成部 60 ブランケット 61 版胴ユニット 62 版胴 72 ガイドレール 73 走行テーブル 74 駆動ユニット 76 ボールねじ軸 80 被印刷物 95 検査カメラ 96 偏心軸受 96a 外周円 96b 内周円 97 モータ 100 圧胴 101 紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面に沿って連続形成された1個の円弧状
    画像形成部と1個の円弧状切欠きとを有しフレーム側に
    回動自在に支持され回転駆動される印刷胴と、被印刷物
    を支持し前記印刷胴の接線方向に往復駆動される支持手
    段と、前記画像形成部に画像を転写する1個の画像形成
    胴とを備え、この画像形成胴から前記画像形成部に転写
    された画像を前記披印刷物に転写させて印刷を行うこと
    を特徴とする印刷機。
JP24795894A 1994-10-13 1994-10-13 印刷機 Pending JPH08108516A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150630A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Hisanori Nanba 印刷装置
JP2007144644A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 印刷装置および印刷方法

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