JPH0474650A

JPH0474650A - 多色印刷装置

Info

Publication number: JPH0474650A
Application number: JP18918390A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Iwasaki; 岩崎　勝実; Kiichiro Okano; 岡野　紀一郎; Mitsuo Yoshimura; 吉村　光雄; Ryuji Kobayashi; 隆二小林; Junichi Saito; 純一斉藤
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1990-07-17
Filing date: 1990-07-17
Publication date: 1992-03-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本発明は、カード又は葉書等の小径のものを対象とする
輪転式の多色印刷装置に関するものである。

【従来技術】

この種の輪転式の多色印刷装置としては、−船釣に第２
図に略示的示した構成のものが従来例として周知である
。この従来例の多色印刷装置は、例えば４色刷りのもの
であり、長尺の架台１と、該架台上を往復移動するキャ
リッジ２とから構成され、前記架台上１上の略中央部に
は被印刷用紙を載置固定する圧定盤３が配設され、その
圧定盤３の一方の側に４色分の版定盤４．５．６．７を
直線状に所定の間隔をもって並列させて配設すると共に
、架台１の端部寄りに水元ロール８が配設されている。前記圧定盤３の他方の側の架台１上には、４色分の固定
インキ揺動ロール群９、１０．１１．１２が前記版定盤
と同様の所定の間隔をもって直線上に並列して配設され
ている。そして、版定盤４及び固定インキ揺動ロール群
９が第１色目、版定盤５及び固定インキ揺動ロール群１
０が第２色目、版定盤６及び固定インキ揺動ロール群１
１が第３色目、版定盤７及び固定インキ揺動ロール群１
２が第４色目として夫々特定されるのである。前記キャリッジ２には、前記各固定インキ揺動ロールに
夫々対応して、インキ供給ロール群１３．１４．１５．
１６が直線上に配設されると共に、これ等各インキ供給
ロール群に近接して各色に対応するブランケット胴１７
．１８．１９．２０も配設され、更にキャリッジ２の端
部寄りに水付はロール群２１が配設されている。そして
、これ等インキ供給ロール群及びブランケット胴におい
ても、４色のインキに対して夫々が特定されているので
ある。前記構成を有する従来例において、実際に多色印刷をす
る場合に、前記圧定盤３上に所定の用紙を載置し、キャ
リッジ２が図において右側に位置している時に、各イン
キ供給ロール群１３〜１６におけるインキ付はロール群
に所定のインキが充分練られた状態で均等に塗布され、
この位置からキャリッジ２が左方向に移動する。この移
動に当たって、各インキ供給ロール群１３〜１６及びブ
ランケット胴１７〜２０が僅かに持ち上げられた状態で
移動し、水付はロール群２１も一応僅かに持ち上げられ
て移動するが、圧定盤３を越えた所で速やかに下降し、
水付はロール群が版定盤４〜７に順次接触して転勤する
ようになり、各版定盤の上面に順次水を塗布して所定の
湿りを与える。そして、各インキ供給ロール群１３〜１６が各版定盤４
〜７に夫々対応する位置に来た時に下降して各対応する
版定盤上を夫々転動することにより、各版定盤上の所定
の位置にインキを塗布する。この動作と同時に前記水付
はロール群も水元ロール８に接触して、先に版定盤に塗
布して失われた水を補給する。各版定盤上にインキを゛塗布した後に、各インキ供給ロ
ール群１３〜１６が上昇し、それに代わって各ブランケ
ット胴１７〜２０が下降し、キャリッジ２が右方向に移
動することにより、ブランケット胴が版定盤上を転勤し
、夫々対応する版定盤上に塗布されたインキを転写状態
で受は取った後に上昇し、各ブランケット胴が圧定盤３
に差し掛かった位置で順次下降し、圧定盤上に載置した
用紙上を夫々が転勤することにより先に受は取ったイン
キを順次転写して多色印刷がなされる。つまり、ブランケット胴１７で第１色目を転写し、ブラ
ンケット胴１８で第２色目を重ねて転写し、順次同様に
第３色目及び第４色目を重ねて転写するのである。そし
て、転写後は各ブランケット胴が順次上昇し、キャリッ
ジ２が架台１の右側に位置した時に、前記各インキ供給
ロール群１３〜１６が下降して、最初と同様に各ポジシ
ョンにおいて夫々の色のインキが各インキ付はロールに
塗布される。勿論、前記水付はロール群２１はキャリッ
ジ２の右方向の移動と同時に上昇している。

【発明が解決しようとする課題】

前記従来例の多色印刷装置においては、各版定盤４〜７
及び固定インキ揺動ロール群９、並びにインキ供給ロー
ル群１３〜１６が直線上に配設される構成であるため、
長尺の架台１を必要とし、往復動するキャリッジ２も比
較的長り、シかも１つのキャリッジ内に配設したインキ
供給ロール群１３〜１６及びブランケット胴１７〜２０
の各位装置での上下動の駆動も、１往復の工程の中で順
次行うことから複雑になり、全体として小型コンパクト
化できないと言う実状にあり、設置スペースを広く取ら
なければならない。又、多色印刷の場合に、常に４色とは限らず、最少限２
色もあり、又５色以上もあり得ることからして、予定さ
れる最大限の版定盤設置スペース及びキャリッジの大き
さ又は長さを確保しなければならず、装置全体として更
に大きな物になる反面、２色刷りの場合でも印刷工程、
即ちキャリッジの往復動作は変わらず、２色刷りにして
は無駄な動きが生じ作業性が悪いばかりでなく、２色以
上を連続して刷り重ねると、先に印刷した色が乾かない
内に後の色が刷られることから、混色現象が生じ鮮明な
印刷ができないことになる。従って、従来例の多色印刷装置においては、小径の印刷
物に適した小回りのきく装置全体の小型コンパクト化、
及び無駄な動作をなくし且つ混色を生じさせないで印刷
の作業性向上に解決しなければならない課題を有してい
る。

【課題を解決するための手段】

前記従来例の課題を解決するための具体的手段として本
発明は、ブランケット胴の周囲を複数の領域に区分し、
これら各領域に選択的に当接し且つその領域に合わせて
異なった色のインキを転写させる複数の版胴と、各版胴
に夫々対応するインキを供給するインキング部とを備え
、前記ブランケット胴の領域に当接し且つ印刷紙の保持
手段を有する複数の圧定盤を備え、これら圧定盤は前記
ブランケット胴と同期してエンドレスに回転する構成と
し、該エンドレスの回転に対し一方の側に給紙部を備え
、他方の側に排紙部を備えたことを特徴とする多色印刷
装置であって、又、エンドレスに回転する複数の圧定盤
は、ブランケット胴の区分された複数の領域よりもその
数を１つ多くし、更に圧定盤における印刷紙の保持手段
が、吸着保持である構成とし、特に１つのブランケット
胴の周面を複数の領域に区分することで、複数の色に対
応させることができ、それによって装置の長さを著しく
短くして小型コンパクト化でき、しかも複数の圧定盤を
エンドレスに回転させることで複数の色を順次重ね印刷
ができるようにして混色のない鮮明な印刷が出来るので
ある。

【実施例】

次に本発明を図示の実施例により更に詳しく説明すると
、３１はブランケット胴であり、該ブランケット胴はそ
の周面を複数の領域、即ち４つの領域３１ａ〜３１ｄに
区分し、その周面に各領域に夫々選択的に当接する版胴
３２．３３．３４．３５を配設し、これら各版胴には夫
々対応するインキを供給するためのインキング部３６．
３７．３８．３９と水付はローラ４０．４１．４２．４
３とが配設されている。前記各版胴３２〜３５には夫々
同種の版が巻き付けた状態で取り付けられ、前記水付は
ローラ４０〜４３とインキング部３６〜３９とによって
夫々対応する色のインキが供給されるようになっている
。例えば、ブランケット胴３１の領域３１ａがブラックＢ
で、領域３１ｂがシアンＣで、領域３１ｃがマゼンタＭ
で、領域３１ｄがイエローＹであるとすると、これに対
応して前記版胴３２をブラックＢにし、版胴３３をシア
ンＣにし、版胴３４をマゼンタＭにし、版胴３５をイエ
ローＹにして、ブランケット胴３１の一回転ごとに夫々
に対応する領域に対応する版胴が選択的に当接するよう
にして対応するインキのみを塗布するのである。前記ブランケット胴３１に当接する圧定盤４４は多色印
刷のインキよりも１個多く準備し、これをエンドレスの
駆動ベルト４５上に所定の間隔をもって固定した状態で
配設し、該駆動ベルトを駆動する駆動輪４６．４７によ
って所定の軌道をエンドレスに回転するようになってお
り、各圧定盤が前記ブランケット胴３１と当接する部位
に支持ロール４８が設けられ、更に各圧定盤上に載置さ
れた印刷紙を吸着保持するためのバキューム用ロータリ
ー４９が配設されている。この実施例においては、４色
刷りの場合であるから、前記圧定盤は４４ａ〜４４ｅま
での５個設けられており、これらが順番にブランケット
胴と当接して、その上面に載置された印刷紙に順次印刷
される。前記コンベアベルト４５の一方の端部に給紙部５０が設
けられ、該給紙部にはカード又は葉書等の小径の印刷紙
５１がストックされ、その印刷紙を吸着等の手段を備え
たフィーダー５２により前記各圧定盤に供給するように
しである。そして、他方の端部には、排紙部としてベル
トコンベア５３が配設され、該ベルトコンベアに近接し
て乾燥手段５４が設けてあり、更にベルトコンベアの他
方の端部に印刷済みの用紙をストックするデリバリ５５
を設けである。尚、必要があれば、前記駆動ベルト４５
に近接して適宜の乾燥手段５６を設けることもできる。

【動作の説明】

前記構成を有する本発明の多色印刷装置において、各圧
定盤は駆動輪によってエンドレスに駆動され、その駆動
の途中の所定位置において給紙部から適宜印刷紙が供給
される。この圧定盤の回転駆動を基準にして説明すると
、最初の圧定盤４４ａが一方の駆動輪４６を回ったとこ
ろで、給紙部５０からフィーダー５２により給紙され、
更に前進して図示の位置において、ブランケット胴３１
の領域３１ａと当接して第１色目のブラックＢが印刷さ
れる。次に、圧定盤４４ｂ１４４ＣＸ４４ｄ、４４ｅに
も同一の位置にて順次給紙されるが、駆動ベルト４５に
おける一回目の回転においては、３個の圧定盤４４ｂ１
４４ｃ、４４ｄにはブランケット胴３１が当接しないで
空転して印刷を施さない。従って、これらの圧定盤には
駆動ベルト４５の一回目の回転時に給紙しないないで素
通りさせ、いずれの圧定盤においても第１色目が印刷さ
れる直前に夫々給紙したほうが良い。そして、５番目の圧定盤４４ｅが一回目の回転で給紙位
置に来た時に、その上部に前記同様の手段で所定の印刷
紙が供給され、前記ブランケット胴３１の領域３１ａと
当接して第１色目のブラックＢが印刷される。つまり、
ブランケット胴３１は既に二回目の回転に入っており、
第１色目の領域３１ａが無駄に素通りしないために、５
番目の圧定盤４４ｅに対して印刷を施すのである。続い
て二回目に入る圧定盤４４ａ上の第１色目が印刷しであ
る用紙に領域３１ｂが当接して第２色目のシアンＣを重
ねて印刷する。この場合でも２個の圧定盤４４ｂ１４４
ｃはブランケット胴３１が当接しないで空転し、圧定盤
４４ｄ上に所定の印刷紙が供給されその印刷紙に第１色
目のブラックＢが印刷され、続いて圧定盤４４ｅに第２
色目のシアンＣが重ねて印刷される。つまり、ブランケット胴３１の領域と圧定盤４４の数と
が４：５であることから、ブランケット胴の一回転と駆
動ベルト４５の一回転とが一コマずれることになり、同
期回転において、ブランケット胴の領域が一つ宛つ前に
すれて圧定盤と当接することになるのである。従って、
ブランケット胴３１と駆動ベルト４５の同期回転で、最
初の圧定盤４１ａはその回転毎に一つ遅れの領域が当接
するようになり、回転毎に第２色目、第３色目及び第４
色目が順次重ね印刷されるのである。三回転目に入って、圧定盤４４ａに第３色目のマゼンタ
Ｍが印刷されると共に、先の二回転目で素通りした圧定
盤４４ｃ上に印刷紙が供給され、第１色目のブラックＢ
が印刷されると共に、圧定盤４４ｄ上の印刷紙には第２
色目のシアンＣが印刷され、圧定盤４４ｅ上の印刷紙に
は第３色目のマゼンタＭが印刷される。そして、四回転
回に入って、圧定盤４４ａ上の印刷紙に第４色目のイエ
ローＹが印刷され、圧定盤４４ｂ上に印刷紙が供給され
て第１色目のブラックＢが印刷されることになり、圧定
盤４４ｃ上の印刷紙には第２色目のシアンＣが印刷され
、圧定盤４４ｄ上の印刷紙には第３色目のマゼンタＭが
印刷され、そして圧定盤４４ｅ上の印刷紙には第４色目
のイエローＹが印刷されるのである。駆動ベルト４５の四回転回が終了して、圧定盤４４ａ上
の印刷紙に所定の４色の印刷が重ね刷りされた直後に、
駆動ベルト４５の他端側において印刷紙の吸着保持が解
除され、駆動ベルトの回転に伴ってコンベアベルト５３
上に印刷紙を放出する。このコンベアベルト５３におい
ては、所定の乾燥手段５４により移送しながらインキを
乾燥させ、順次デリバリ５５に集積する。そして、空に
なった圧定盤４４ａははそのまま回転し、前記同様に給
紙位置において新たな印刷紙が給紙され、前記同様に四
回の回転により同様の印刷がなされる。又、圧定盤４４ｅにおいても同様に第４色目が印刷され
た直後に印刷紙を開放して放出し、前記同様に給紙位置
において新たな印刷紙が給紙され、前記同様に順次の印
刷がなされ、他の圧定盤においても順次同様の動作をし
て同様の印刷がなされる。特に、前記説明においては、−回目の印刷動作について
説明したので、圧定盤において素通りする行為が存在す
るが、二回目からの印刷においては、素通りする行為は
存在しない。即ち、最初の四回転において全ての圧定盤
上に印刷紙が吸着保持され、各回転において順次重ね刷
りが適正になされており、１番目の圧定盤４４ａが二回
目の印刷動作に入る時には、既に２番目の圧定盤４４ｂ
の印刷紙には第１色目が印刷されており、３番目の圧定
盤４４ｃの印刷紙には第２色目が、第４番目の圧定盤４
４ｄの印刷紙には第３色目が夫々印刷されているので、
これらが連続して印刷されても第２色目から順次適正に
重ね印刷がなされることになるのである。従って、二回
目以降からの印刷動作においては、各回転毎に１つの圧
定盤から刷り上がった印刷紙が排出されると共に、１つ
の圧定盤に新たな印刷紙が供給されるようになるのであ
る。

【発明の効果】

以上説明したように本発明に係る多色印刷装置は、ブラ
ンケット胴の周囲を複数の領域に区分し、これら各領域
に選択的に当接し且つその領域に合わせて異なった色の
インキを転写させる複数の版胴と、各版胴に夫々対応す
るインキを供給するインキング部とを備え、前記ブラン
ケット胴の領域に当接し且つ印刷紙の保持手段を有する
複数の圧定盤を備え、これら圧定盤は前記プランナ。ト胴と同期してエンドレスに回転する構成とし、該エン
ドレスの回転に対し一方の側に給紙部を備え、他方の側
に排紙部を備えた構成とすることにより、特に１つのブ
ランケット胴の周面を複数の領域に区分して複数の色に
対応させることで、従来例のような各色に対する個々の
独立したブランケット胴を必要とせず、又移動するキャ
リノンも必要としないため、装置の全体の長さを著しく
短くして小型コンパクト化できると共に、複数の圧定盤
をエンドレスに回転させることで複数の色を１回転毎の
時間を置いて順次重ね印刷ができるため、混色のない鮮
明な印刷ができると言う優れた効果を奏する。又、エンドレスに回転する複数の圧定盤は、ブランケッ
ト胴の区分された複数の領域よりもその数を１つ多くし
たことにより、ブランケット胴と同期して回転しても、
圧定盤に対する当接領域が１つ宛つ前送りされ、連続駆
動によっても順次の色の重ね印刷が適正になされ、作業
能率が向上すると言う優れた効果も奏する。更に圧定盤における印刷紙の保持手段が、吸着保持であ
る構成としたことにより、圧定盤がエンドレスに回転し
ても、印刷用紙が脱落したりすれたりすることがなく、
それによっても作業性が向上すると共に鮮明な印刷が望
めると言う優れた効果も奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる多色印刷装置の略示的側面図、
第２図は従来例の印刷装置における略示的側面図である
。３１・・・・・・ブランケット胴３１ａ〜３１ｄ・・・領域３２〜３５・・・版胴３６〜３９・・・インキング部４０〜４３・・・水付はロール４４．４４ａ〜４４ｅ・・・圧定盤４５・・・・・・駆動ベルト　４６．４７・・・駆動輪
４８・・・・・・支持ロール

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ブランケット胴の周囲を複数の領域に区分し、こ
れら各領域に選択的に当接し且つその領域に合わせて異
なった色のインキを転写させる複数の版胴と、各版胴に
夫々対応するインキを供給するインキング部とを備え、
前記ブランケット胴の領域に当接し且つ印刷紙の保持手
段を有する複数の圧定盤を備え、これら圧定盤は前記ブ
ランケット胴と同期してエンドレスに回転する構成とし
、該エンドレスの回転に対して一方の側に給紙部を備え
、他方の側に排紙部を備えたことを特徴とする多色印刷
装置。
（２）エンドレスに回転する複数の圧定盤は、ブランケ
ット胴の区分された複数の領域よりもその数を１つ多く
したことを特徴とする請求項（１）記載の多色印刷装置
。
（３）圧定盤における印刷紙の保持手段が、吸着保持で
ある請求項（１）記載の多色印刷装置。