JPH09122550A - 包装紙の糊塗布装置 - Google Patents

包装紙の糊塗布装置

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JPH09122550A
JPH09122550A JP28988695A JP28988695A JPH09122550A JP H09122550 A JPH09122550 A JP H09122550A JP 28988695 A JP28988695 A JP 28988695A JP 28988695 A JP28988695 A JP 28988695A JP H09122550 A JPH09122550 A JP H09122550A
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JP
Japan
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glue
roller
melt
outer peripheral
peripheral surface
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JP28988695A
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English (en)
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Masamichi Yamashita
雅道 山下
Katsumi Kuroda
勝巳 黒田
Shingo Ishimaru
信吾 石丸
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Japan Tobacco Inc
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Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、包装紙上に糊塗布部分を安定
した形成でき、その糊の塗布量の過不足を防止する糊塗
布装置を提供する。 【解決手段】 糊塗布装置は、糊壺36と、外周部の一
部が糊壺36内の液状の糊中の浸漬された状態で一方向
に回転する複数のメルトローラ34と、これらメルトロ
ーラ34に転接する位置と、ゴムローラ10との間で包
装ペーパWを挟持する位置との間にて揺動する複数のト
ランスファローラ12と、メルトローラ34の外周部が
糊中を通過した後、その外周面の中央部分を残し、付着
した糊を掻き取るスクレーパプレート42とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、包装紙に一定の
間隔を存して糊を塗布する糊塗布装置に係わり、特に、
10個に纏めたシガレットパックを包装紙により包み込
むための包装機に好適した糊塗布装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】一般的に、ソフトタイプのシガレ
ットパックは10個毎に包装された、いわゆるパーセル
として出荷される。それ故、パーセルの包装機には、そ
の包装紙に糊を塗布するための糊塗布装置が組み込まれ
ている。この種の糊塗布装置は、糊壺内の糊にその外周
部の一部が浸漬され且つ同軸上に配置された複数のメル
トローラと、これらメルトローラにそれぞれ接離可能に
して転接する一方、メルトローラと同様に同軸上に配置
された複数のトランスファローラと備えている。これら
トランスファローラはメルトローラを介して糊の供給を
受けた後、そのメルトローラから離れて包装紙に接触
し、これにより、この包装紙の一側縁に沿い所定の間隔
を存して糊が塗布されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した糊
塗布装置はメルトローラの外周面に対し、所定のギャッ
プを存して配置されたスクレーパを備えており、このス
クレーパはメルトローラの外周面に付着した糊を除去
し、その外周面上の糊の厚みを規制するものとなってい
る。従って、メルトローラからトランスファローラに一
定の厚みの糊が供給され、包装紙への糊の塗布量もまた
一定となる。
【0004】しかしながら、トランスファローラの外周
面やこれらトランスファローラのローラ軸を回転自在に
支持するブッシュが摩耗すると、包装紙への糊の塗布量
が変化することになる。この場合、その塗布量が少ない
場合には包装紙の糊付け不良が発生し、その糊付け部が
剥がれて包装自体が不能になってしまう。このような状
況に至ると、メルトローラの外周面とスクレーパとの間
のギャップを調整することになるが、この調整により、
そのギャップを拡大し過ぎてしまうと、メルトローラか
らトランスファローラへの糊の供給量が増加する結果、
包装紙上での糊の塗布域が増加してしまう。この場合、
包装紙の搬送ガイドに糊が付着して糊垢となり、包装紙
のジャムを引き起こしてしまう。一方、ギャップが狭す
ぎる場合には前述の糊付け不良が発生する。
【0005】更に、包装機の始動直後にあっては、前工
程でのシガレットパックの検査や排除により、包装機へ
のシガレットパックの供給が安定しないために、糊塗布
装置側では、包装紙とメルトローラとの間にて、トラン
スファローラが一定のサイクルで接離せず、トランスフ
ァローラはメルトローラに転接して待機することが多
い。このことも、包装紙への糊の塗布量が安定しない要
因となっている。
【0006】この発明は、上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、包装紙への糊の
塗布量を簡単な手段を付加するだけで安定させることが
できる包装紙の糊塗布装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、この発明
によって達成され、請求項1の糊塗布装置は、糊を蓄え
た糊壺と、糊壺内の糊に外周部の一部が浸漬された状態
で且つ同軸上に回転可能にして配置された複数のメルト
ローラと、各メルトローラにそれぞれ転接した状態で同
軸上に配置され、メルトローラの回転に伴い、メルトロ
ーラの外周面上の糊が転写される複数のトランスファロ
ーラと、トランスファローラをメルトローラに転接する
第1位置と、包装紙に接触可能な第2位置との間で往復
的に移動させる移動手段と、メルトローラの回転に伴
い、このメルトローラの外周面が糊壺内からトランスフ
ァローラに向けて移動するとき、メルトローラの外周面
上の糊をその外周面の幅方向中央部分のみを残して掻き
取るスクレーパ手段とを備えている。
【0008】請求項1の糊塗布装置によれば、メルトロ
ーラの回転に伴い、その外周部が糊壺内の糊を通過する
と、メルトローラの外周面上に付着した糊はスクレーパ
手段により、その幅方向中央部分を残して除去される。
従って、メルトローラからはトランスファローラの外周
面中央部分のみに糊が供給され、この後、供給された糊
は、メルトローラとトランスファローラとの転接によ
り、トランスファローラの外周面上にて所定の幅且つ厚
みに引き延ばされる。この状態で、各トランスファロー
ラがメルトローラから離れ、包装紙に接触されると、こ
の包装紙に所定の間隔を存して糊が塗布される。
【0009】請求項2の糊塗布装置において、そのスク
レーパ手段はメルトローラの外周面に対し、その幅方向
中央部分を残して接触するドクターブレードからなって
おり、この場合、ドクターブレードはメルトローラの外
周面上に付着した糊をその中央部分を残し、掻き取って
除去する。請求項3の糊塗布装置において、ドクターブ
レードは三角形の切欠を有しており、メルトローラの外
周面上には切欠の部分だけ糊がすじ状に残されることに
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】先ず、図1から図5を参照して、
この発明の糊塗布装置が組み込まれる包装機の機能、即
ち、10個のシガレットパックをパーセルに包装する際
の包装手順を説明する。前工程から上下2段に積み重ね
られた合計10個のシガレットパックのブロックBが供
給されてくると、上方からブロックBに向けて包装ペー
パWが送り出される。この際、後述する糊塗布装置は、
包装ペーパWの幅方向に所定の間隔を存して糊を塗布
し、これにより、図1に示されているように包装ペーパ
Wに複数の糊塗布部分Zが形成される。この後、包装ペ
ーパWは糊塗布部分Zよりも上側の部分で切断され、1
枚の包装紙Pとなる。
【0011】次に、図2に示されているように包装紙P
はブロックBの外周面に沿って巻き付けられ、その下縁
上に上縁が重ね合わされることで相互に接着される。こ
の際、包装紙Pは両端が開口した角筒状をなしている。
この後、図3に示されているように包装紙Pの両端部は
その両側からブロックBの端面に向けて折り込まれ、上
下にフラップFが残される。そして、これら上下のフラ
ップFは図4に示されているようにブロックBの端面に
向けて順次折り込まれることで互いに重ね合わされる。
この後、これらフラップFは図5に示されているように
シールSの貼り付けにより閉じられ、これにより、シガ
レットパックのパーセルが形成されることになる。
【0012】図6及び図7を参照すると、包装ペーパW
に糊を塗布する糊塗布装置が示されており、この糊塗布
装置は、包装ペーパWのロールRを備えている。このロ
ールRからは包装ペーパWが間欠的に下方に向けて繰り
出し可能となっている。包装ペーパWの繰り出し経路の
途中には、この繰り出し経路を挟んでゴムローラ10及
び複数のトランスファローラ12が配置されており、ゴ
ムローラ10は、包装ペーパWの幅方向に水平に延び、
そのローラ軸14の両端が包装機のフレームに回転自在
に支持されている。なお、包装ペーパWはゴムローラ1
0の外周面に接触しながら繰り出されることになる。
【0013】トランスファローラ12は、ゴムローラ1
0と平行に延びる共通のローラ軸16に一定の間隔を存
して取り付けられており、そのローラ軸16の両端は一
対の揺動アーム18の上部にブッシュ20を介して回転
自在に支持されている。揺動アーム18はその下端部が
共通の支持軸22に回転自在に支持されており、一方の
揺動アーム18の下端からは延長部24が下方に向けて
一体に延びている。延長部24の下端には、エアシリン
ダ26におけるピストンロッドの先端が回動自在に連結
されており、エアシリンダ26のシリンダ部はその基端
が包装機のフレームに回動自在に支持されている。従っ
て、エアシリンダ26のピストンロッドが伸縮される
と、この伸縮に伴い、一対の揺動アーム18及びローラ
軸16を介し、トランスファローラ12はゴムローラ1
0に対して接離する方向に揺動されることになる。
【0014】トランスファローラ12の近傍には、ゴム
ローラ10とは反対側に位置してローラ軸28が配置さ
れており、このローラ軸28もまたトランスファローラ
12のローラ軸16と平行に延び、その両端は包装機の
フレーム30に軸受32を介して回転自在に支持されて
いる。ローラ軸28には各トランスファローラ12と組
をなすメルトローラ34が取り付けられている。即ち、
メルトローラ34はそのローラ軸28上にトランスファ
ローラ12間の間隔と同一の間隔を存して配置され、対
応するトランスファローラ12が転接可能となってい
る。
【0015】メルトローラ34はトランスファローラ1
2よりも大径であり、これらメルトローラ34の下側に
は糊壺36が配置されている。糊壺36は上面が開口し
た矩形形状をなし、メルトローラ34におけるローラ軸
28に沿って延びている。糊壺36内には酢酸ビニル系
の液状糊Lが蓄えられており、各メルトローラ34はそ
の外周部の一部が糊壺36内の液状糊中に浸漬されてい
る。
【0016】ローラ軸28の一端部には駆動ギヤ38が
取り付けられており、この駆動ギヤ38は図示されてい
ないけれどもギヤ列を介して駆動モータに接続されてい
る。従って、駆動モータが駆動されると、各メルトロー
ラ34は図6中の矢印C方向つまり反時計方向に一定の
速度で回転される。一方、トランスファローラ12のロ
ーラ軸16にはその一端部に接離ギヤ40が取り付けら
れており、この接離ギヤ40は駆動ギヤ38と噛み合い
可能となっている。即ち、図6に示されているように前
述した一対の揺動アーム18がメルトローラ34側に向
けて回動され、各トランスファローラ12が対応するメ
ルトローラ34と転接した状態にあるとき、接離ギヤ4
0は駆動ギヤ38と噛み合うことになる。
【0017】そして、糊壺36の上面には複数のスクレ
ーパプレート42が設けられており、これらスクレーパ
プレート42は、糊壺36に対してメルトローラ34の
回転回出側に位置付けられている。図7から明らかなよ
うにスクレーパプレート42は隣接する2個のメルトロ
ーラ34に対して1個ずつ備えられており、糊壺36の
開口縁に固定されている。
【0018】スクレーパプレート42において、図8か
ら明らかなようにメルトローラ34側に位置した内側縁
には一対の矩形溝44が形成されており、これら矩形溝
44には対応するメルトローラ34の外周部が密接に嵌
合されている。つまり、矩形溝44の内縁はメルトロー
ラ34の外周部において、その両側面及び周面に接触し
た状態にあり、ドクターブレードエッジ46を構成して
いる。
【0019】そして、ドクターブレードエッジ46にお
いて、メルトローラ34の外周面と接触する部分の中央
には三角の切欠48が形成されており、この切欠48は
例えば開口幅1mm、深さ0.5mmに設定されている。再
度、図6を参照すると、前述したゴムローラ10及びト
ランスローラ12の下方には一対のペーパガイド50が
配置されており、これらペーパガイド50は下方に向け
て延び、包装ペーパWにおける搬送経路Kの一部を構成
している。より詳しくは、各ペーパガイド50は包装ペ
ーパWの幅方向に所定の間隔を存して配置され且つ上下
方向に延びる複数の細長プレートからなっており、前述
の包装ペーパWの糊塗布部分Zはこれら細長プレート間
に位置して形成されるようになっている。
【0020】搬送経路Kの途中、つまり、一対のペーパ
ガイド50の下側には切断機構が配置されており、この
切断機構は搬送経路Kを挟んで配置された固定刃52
と、この固定刃52に対して接離可能な可動刃54を備
えている。なお、前述したシガレットパックのブロック
Bは、切断機構の下方位置に間欠的に供給されるように
なっている。
【0021】次に、上述した糊塗布装置の作動に関して
説明する。先ず、ロールRから繰り出された包装ペーパ
Wはゴムローラ10の外周面を経て一対のペーパガイド
50内を導かれ、その下端が切断機構の直上に位置した
状態にある。この状態で、各メルトローラ34は図6中
矢印C方向に一定の速度で回転しており、各メルトロー
ラ34には対応するトランスファローラ12が転接した
状態(第1位置)にある。このとき、メルトローラ34
側の駆動ギヤ38にはトランスファローラ12側の接離
ギヤ40が噛み合った状態にあり、従って、トランスフ
ァローラ12はメルトローラ34と同一の周速で逆向き
に回転されている。
【0022】メルトローラ34の回転中、その外周部は
糊壺36内の液状糊中を通過しながら移動し、外周部に
は液状糊Lが付着されるが、その余剰の液状糊Lはスク
レーパプレート42のドクターブレードエッジ46によ
り除去される。より詳しくは、糊壺36の糊液面から回
出されたメルトローラ34の外周部にあってはその両側
面及び外周面に液状糊Lが付着しているが、ドクターブ
レードエッジ46は切欠48を有していることから、そ
の付着した液状糊Lはメルトローラ34における外周面
の幅方向中央部を残して掻き取られる。
【0023】従って、スクレーパプレート42を通過し
たメルトローラ34の外周面にはその中央部のみに液状
糊Lが付着されることになり、図8に示されているよう
にメルトローラ34の回転方向でみて、スクレーパプレ
ート42からトランスファローラ12までの外周面には
その中央に一条の糊付着帯Xが形成されることになる。
ここで、糊付着帯Xの幅及び帯厚はドクターブレードエ
ッジ46における切欠48の大きさによって決定され
る。
【0024】メルトローラ34の外周面が対応するトラ
ンスファローラ12の外周面に接触すると、その糊付着
帯Xの液状糊Lはトランスファローラ12に外周面上に
て薄く延ばされ、これにより、トランスファローラ12
の外周面には糊付着帯Xよりも幅広で且つ帯厚の薄い糊
付着帯Yが形成される。ここで、糊付着帯Yは、トラン
スファローラ12における外周面の両側を残した部位に
形成されるべく、糊付着帯Xの幅及び帯厚が設定されて
いる。
【0025】この状態で、糊塗布装置の下方にシガレッ
トパックのブロックB(図6中の2点鎖線参照)が供給
されると、前述したエアシリンダ26のピストンロッド
が一旦収縮された後、元の状態まで伸張される。従っ
て、一対の揺動アーム18がゴムローラ10に対して接
離運動を一往復行い、各トランスファローラ12はゴム
ローラ10との間にて包装ペーパWを挟み付け(第2位
置)、この後、包装ペーパWから離間して対応するメル
トローラ34に再び転接する。この結果、各トランスフ
ァローラ12の外周面から包装ペーパWに液状糊Lが転
写、つまり、塗布され、前述した糊塗布部分Z(図1参
照)が包装ペーパWの幅方向に一定の間隔を存して形成
される。
【0026】上述した一対の揺動アーム18の接離運動
と同時に、ロールRから包装ペーパWが繰り出され、こ
の包装ペーパWは一対のペーパガイド50に案内されな
がら、シガレットパックのブロックBに向けて供給され
る。包装ペーパWが一定の長さだけ繰り出されると、そ
の繰り出しが停止される同時に切断機構が作動し、包装
ペーパWは糊塗布部分Zの上側にて切断され、これによ
り、糊塗布済みの包装紙Pが得られる。
【0027】この後、シガレットパックのブロックBは
前述したように包装紙Pにより包み込まれ(図2〜図4
参照)、そして、シールSの貼り付けを経てシガレット
パックのパーセルが形成される。なお、糊塗布装置の下
方に新たなシガレットパックのブロックBが供給される
と、上述の動作が同様に繰り返されて包装ペーパWに糊
が塗布され、そして、パーセルが形成されることにな
る。
【0028】上述した糊塗布装置によれば、トランスフ
ァローラ12上の糊付着帯Yはメルトローラ34側の糊
付着帯Xの液状糊Lをトランスファローラ12の外周面
にて引き延ばして形成され、しかも、メルトローラ34
からトランスファローラ12に供給された余剰の液状糊
Lはメルトローラ34の外周面、つまり、その糊付着帯
Xの両側部分(ドクターブレードエッジ46により液状
糊が掻き取られている部分)に転写して戻され、そし
て、スクレーパプレート42により回収されるので、ト
ランスファローラ12上の糊付着帯Yはその幅及び帯厚
が安定して維持される。
【0029】それ故、各トランスファローラ12から包
装ペーパWに転写して形成した糊塗布部分Zにおいて
も、その糊の塗布量は過不足無く安定し、塗布量が不足
して包装紙Pの糊付け不良を招くこともないし、また、
その塗布量が過度、つまり、糊塗布部分Zの幅が広くな
り過ぎて、ペーパガイド50、即ち、細長プレートに液
状糊Lが付着し、これが糊垢となって包装ペーパWの繰
り出しにジャムを引き起こすようなこともない。
【0030】そして、トランスファローラ12における
ローラ軸16の両端部とブッシュ20との間に摩耗が発
生し、この摩耗に起因してトランスファローラ12とメ
ルトローラ34との転接が円滑且つ安定して行えなくて
も、トランスファローラ12上の糊付着帯Yに関しては
その幅が狭くなり、その分、帯厚が増加するだけである
ので、包装ペーパW上の糊塗布部分Zはたとえ、その幅
が狭くなっても糊の塗布量が不足するようなことはな
く、包装紙Pの糊付け不良やペーパガイド50への液状
糊の付着を招くようなことはない。
【0031】また、包装機の始動直後において、シガレ
ットパックのブロックが一定のサイクルで供給されてこ
ない状況にあり、各トランスファローラ12がメルトロ
ーラ34に転接した状態で待機していても、各トランス
ファローラ12上の糊付着帯Yはその幅及び帯幅が安定
して維持されているので、包装ペーパWの糊塗布部分Z
における糊の塗布量が過剰になることはない。
【0032】更に、メルトローラ34上の糊付着帯Xは
その幅及び帯幅、つまり、トランスファローラ12への
液状糊の供給量がドクターブレードエッジ46における
切欠48の大きさによって決定されるから、スクレーパ
プレート42の取り付けに微調整が必要となることもな
い。しかも、切欠48が三角形状をなしていると、糊付
着帯Xの幅および帯厚を良好に設定することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1の糊塗布装置によれば、各メルトローラからそのトラ
ンスファローラに糊を供給する際、メルトローラの外周
面上の糊はスクレーパ手段により、その中央部分を残し
て掻き取られているので、トランスファローラの外周面
上に形成される糊付着帯の幅及び帯厚を安定して維持す
ることができる。この状態で、各トランスファローラか
ら包装紙に糊が塗布されると、包装紙には各トランスフ
ァローラに対応して糊塗布部分が安定して形成される。
即ち、糊塗布部分が広がり過ぎたり、また、その糊の塗
布量が不足したりすることはない。
【0034】請求項2の糊塗布装置によれば、メルトロ
ーラの外周面に一部を残して接触するドクターブレード
を備えることで、そのスクレーパ手段を簡単にして得る
ことでき、請求項3の糊塗布装置によれば、そのドクタ
ーブレードはそのブレードエッジに三角形の切欠を形成
することで得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装機にて、シガレットパックのブロックが包
装される直前の状態を示した斜視図である。
【図2】シガレットパックのブロックがその外周面だけ
包装紙により包まれた状態を示す斜視図である。
【図3】図2の状態から包装紙の両端開口部が両側から
折り込まれた状態を示す斜視図である。
【図4】図3の状態から包装紙の両端フラップが折り込
まれた状態を示す斜視図である。
【図5】図4の状態から両端のフラップがシールの貼り
付けにより閉じられ、パーセルとなった状態を示す斜視
図である。
【図6】糊塗布装置の概略的な構成を示す側面図であ
る。
【図7】図6の糊塗布装置の平面図である。
【図8】図7中の一部を示した拡大図である。
【符号の説明】
10 ゴムローラ 12 トランスファローラ 18 揺動アーム 26 エアシリンダ(移動手段) 34 メルトローラ 36 糊壺 42 スクレーパプレート(スクレーパ手段) 46 ドクターブレードエッジ 48 切欠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糊を蓄えた糊壺と、 前記糊壺内の糊に外周部の一部が浸漬された状態で且つ
    同軸上に回転可能にして配置された複数のメルトローラ
    と、 前記各メルトローラにそれぞれ転接した状態で同軸上に
    配置され、メルトローラの回転に伴い、メルトローラの
    外周面上の糊が転写される複数のトランスファローラ
    と、 前記トランスファローラを前記メルトローラに転接する
    第1位置と、包装紙に接触可能な第2位置との間で往復
    的に移動させる移動手段と、 前記メルトローラの回転に伴い、このメルトローラの外
    周面が前記糊壺内から前記トランスファローラに向けて
    移動するとき、前記メルトローラの外周面上の糊をその
    外周面の幅方向中央部分のみを残して掻き取るスクレー
    パ手段とを具備したことを特徴とする包装紙の糊塗布装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパ手段は、前記メルトロー
    ラの外周面に対し、その幅方向中央部分を残して接触す
    るドクターブレードを備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の包装紙の糊塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記ドクターブレードは三角形の切欠を
    有していることを特徴とする請求項2に記載の包装紙の
    糊塗布装置。
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