JP2793347B2 - 変性abs樹脂とポリアミド樹脂から成る樹脂組成物 - Google Patents
変性abs樹脂とポリアミド樹脂から成る樹脂組成物Info
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するものであり、更に詳しくはα,β−不飽和カルボン
酸無水物で変性されたABS樹脂とポリアミド樹脂、及び
必要に応じて添加される不飽和カルボン酸無水物で変性
された水添ブロック共重合体から成る、層状剥離現象が
なく耐衝撃性に優れたポリアミド樹脂組成物に関するも
のである。
薬品性、耐摩耗性等に優れることから、機械部品、電気
・電子部品及び自動車部品等に広く使われているが、耐
衝撃性が低いこと、吸水による寸法変化や引張強度の低
下の問題がある。
合樹脂(ABS樹脂)は、自動車部品、事務機器部品等に
よく使われており、耐衝撃性及び寸法安定性は優れてい
るが、耐薬品性に劣るうえ、ゴム成分の多い高衝撃グレ
ードは、強度が低く成形性が悪いという問題点がある。
ら、それらの欠点を改良するために、ポリアミドとABS
樹脂をブレンドすることが提案されている(特公昭38−
23,746号公報)が、ポリアミドとABS樹脂の相溶性が悪
く、成形品が層状剥離して衝撃強度が低い組成物しか得
られない。ポリアミドとABS樹脂の相溶性を向上させる
ために、ポリアミドと反応するか又は親和性を有するカ
ルボン酸、カルボン酸無水物、アミド基等の官能基を共
重合によりABS樹脂に導入することも行われており、特
開昭54−11,549号、特開昭58−32,656号、特開昭58−9
3,745号等がこれに該当する。しかし、官能基の導入に
よる溶融流動性の低下や耐衝撃性の改良がなお十分でな
いという問題点があった。
ボン酸を導入して相溶性を増したうえ、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体(AS樹脂)とポリアミドとをブレ
ンドした、三元樹脂組成物も提案されている(特開昭63
−202,646号)が、この系も耐衝撃性が十分でないとい
う問題があった。そこで本発明者らは特願平1−223,73
5号において、変性ABS樹脂、ポリアミド及び変性水添ブ
ロック共重合体から成る組成物を提案したが、このもの
は基礎物性は優れているものの、切削加工時に層状剥離
現象がみられることがわかり、切削加工や、薄物成形加
工品への素材樹脂として不十分であることがわかった。
不飽和カルボン酸無水物(以下CAHと記す)で変性し、
この変性ABS樹脂とポリアミドから成る樹脂組成物が提
案されている。この例は押出機中でABSを変性するとい
う興味ある技術動向を示唆するものであるが、変性ABS
の製造の詳細については記載がなく、また、その結果層
状剥離現象については完全に解決されていないうえ、衝
撃強度もなお十分ではない。
ミドから成る樹脂組成物を得るに際し、特殊重合法によ
るABS樹脂を用いることなく、しかも従来よりも高い耐
衝撃性を有し、更に切削加工や薄物成形時に層状剥離現
象が起こらず、自動車や電動工具用素材として有用な樹
脂素材を提供することである。
果、本発明を完成するに至った。
り、式(1)で定義されるグラフト率 が、60%以上110%以下であるABS樹脂(A)100重量部
に対し、α,β−不飽和カルボン酸無水物0.1〜5重量
部と、有機過酸化物0.01〜0.5重量部を混合し、この混
合物を溶融混練して得た、変性ABS樹脂(B)20〜80重
量部と、 (b) アミノ末端基を0.010〜0.100mmol/g含有し96%
硫酸中1g/dlの濃度の溶液の相対粘度(ηrel)が25℃で
2.0〜7.0を有するポリアミド樹脂、80〜20重量部 から成る樹脂組成物100重量部に対し、 (c) 4,000〜60,000の数平均分子量を持つビニル芳
香族化合物重合体ブロックと、20,000〜150,000の数平
均分子量を持ち、不飽和度が5%を越えないオレフィン
化合物重合体ブロックから成り、ビニル芳香族化合物重
合体の含有量が10〜40重量%である水添ブロック共重合
体に、不飽和カルボン酸又はその無水物を0.1〜5重量
%グラフト重合させることにより得られる変性ブロック
共重合体 0〜20重量部 を添加して成る、層状剥離現象がなく、耐衝撃性に優れ
た変性ABS樹脂とポリアミド樹脂から成る樹脂組成物を
提供するものである。
しく説明する。
次のような樹脂を意味する。即ち、ジエン系ゴム20〜50
重量部の存在下、芳香族ビニル系単量体50〜89重量%、
シアン化ビニル系単量体11〜50重量%及びこれらと共重
合可能な他のビニル系単量体0〜30重量%から成る単量
体混合物50〜80重量部を共重合して得られるグラフト共
重合体(以下ABS樹脂(A)と記す)の、式(1)で定
義されるグラフト率 が60%以上110%以下であるABS樹脂(A)100重量部に
対し、α,β−不飽和カルボン酸無水物(以下CAHと記
す)0.1〜5重量部と有機過酸化物0.01〜0.5重量部を、
粉末状でドライブレンドし、この混合物を単軸又は二軸
の溶融混練押出機に供給して、温度180〜240℃で0.2〜
5分間溶融混練して得られるCAH変性ABS樹脂をいう。
スチレン−ブタジエン共重合ゴム、ブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合ゴム等が挙げられる。
ルスチレン、p−メチルスチレンなどが例示され、これ
らの併用も可能である。
ル、メタクリロニトリル等が挙げられる。
共重合可能なビニル系単量体としては、メチルアクリレ
ート、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート等が
例示される。
形性及び引張強度のバランスを達成するためにはABS樹
脂中の各成分の割合を上記の範囲に限定することが重要
である。ジエン系ゴム量が50重量部を超えると、耐衝撃
性と成形性のバランスが低下し、またゴム量が20重量部
未満では、ポリアミド樹脂と混合した組成物中のゴム量
が減少するため、耐衝撃性が低下する。より好ましいジ
エン系ゴム量は20〜40重量部の範囲である。
量%を超えると耐衝撃性が低下する傾向にあり、一方、
シアン化ビニル系単量体が50重量%を超えると共重合体
の組成が不均一になりやすく、そのため樹脂が着色しや
すい。
重合、溶液重合等が挙げられるが、特にゴムラテックス
を用いる乳化重合法が好ましい。
グラフト率は60%以上110%以下である必要がある。グ
ラフト率60%未満では、ゴムにグラフトしていないフリ
ーのASポリマーが多くなり、このフリーのASポリマーは
ポリアミド樹脂との相溶性が十分でないので、得られた
変性ABS樹脂(B)とポリアミド樹脂との最終組成物の
物性が十分でなく、且つ、その生成物の層状剥離現象も
十分改良されない。一方、グラフト率が110%を越える
場合は逆に、変性ABS樹脂(B)そのものの物性が低い
ため、最終組成物に層状剥離現象は見られないものの、
物性は低く、本発明の目的は達成されない。
化重合の段階でモノマーとゴムの接触時間を長くした
り、使用するゴムの分子量を下げ、あるいは、ゴム中の
ゲル含有率を下げることにより達成できる。
脂(A)100重量部に対して0.1重量部未満ではポリアミ
ドとのブレンド時における相溶性に乏しいため最終組成
物の耐衝撃性が低くなり、また、CAHが5重量部を超え
ると、最終組成物の成形性が低下するため好ましくな
い。
して、温度180〜240℃で0.2〜5分間加熱、溶融混練す
ることによりCAH変性ABS樹脂(変性ABS樹脂(B))を
得ることができる。この時用いられる有機過酸化物とし
ては、グラフト反応を円滑に進めるために半減期が10時
間である温度が100℃以上であるものならどのようなも
のでも使用し得るが、特に、2,5−ジメチル−2,5−ジタ
ーシャリーブチルパーオキシ−ヘキシン−3(商品名:
パーヘキシン−2,5B、日本油脂(株)製)及びその希釈
安定化物(商品名:パーヘキシン−2,5B−40、同)を用
いるのがより好ましい。この有機過酸化物の使用量は、
0.01〜0.5重量部が望ましい。0.01重量部未満ではCAHの
変性量(グラフト量)が低く、そのために最終組成物の
物性が低く、層状剥離現象が著しい。また、0.5重量部
を越えて用いても原料の分解が進むだけで、CAH変性量
や最終組成物の物性が向上しない。有機過酸化物の使用
量は0.05〜0.2重量部がより好ましい量である。
置としては、ブラベンダープラストグラフ、バンバリー
ミキサー、ロール等の混合機を用いることもできるが、
製造のコスト面から考えて混練押出機を用いることが好
ましい。
等制限はないが、例えばポリε−カプロラクタム(ポリ
アミド6)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ポリアミ
ド66)、ポリアミド46、ポリアミド12等が例示され、そ
の単独使用又は併用が可能である。但し、かかるポリア
ミド樹脂は、アミノ末端基の量が0.010mmol/g〜0.100mm
ol/gであることが必要である。この量は、1H−NMRや滴
定法によって定量できるが、末端アミノ基含有率が0.01
0mmol/g未満では前項で述べた変性ABS樹脂との反応性に
乏しく、従って相溶性の良い組成物を与えないため最終
組成物の物性が低い。一方、未端アミノ基含有量が0.10
0mmol/gを越えると、最終組成の成形性(溶融流動性)
が熱分解性が悪い。
度の溶液の相対粘度(ηrel)が25℃で2.0〜7.0である
ことが必要である。ηrelが2.0未満では、最終組成物の
物性、特に耐衝撃性が低く、逆に7.0を越えると最終組
成物の溶融粘度が高すぎて成形が容易でない。
はその無水物をグラフト重合させることにより変性され
たブロック共重合体とは、ビニル芳香族化合物重合体ブ
ロックSとオレフィン化合物重合体ブロックBとからな
る共重合体であり、不飽和度が5%を越えない水添ブロ
ック共重合体に溶融混合機中でα,β−不飽和カルボン
酸化合物又はその無水物をグラフト反応させて得られる
変性ブロック共重合体である。かかる変性ブロック共重
合体を構成する各ブロックの好ましい数平均分子量は、
ビニル芳香族化合物重合体ブロックSが4,000〜60,000
であり、不飽和度が5%を越えないオレフィン化合物重
合体ブロックBが20,000〜150,000である。
000未満では最終組成物の耐熱性が低下し、60,000を越
える場合、衝撃改良効果に乏しい。オレフィン化合物重
合体ブロックBの数平均分子量が20,000未満では衝撃改
良効果が低く、150,000を越える場合、最終組成物の耐
熱性が下がる。また、変性ブロック共重合体中のビニル
芳香族化合物重合体含有量が10〜40重量%であるが、ビ
ニル芳香族化合物重合体の含有量がこの範囲以外では変
性ブロック共重合体を本発明の組成物中に添加してその
物性を改良する効果がないうえ、層状剥離現象を悪化さ
せる。また、グラフト重合に用いるα,β−不飽和カル
ボン酸化合物又はその無水の量は、ブロック共重合体10
0重量部に対し、0.1〜5重量部が望ましい。α,β−不
飽和カルボン酸化合物又はその無水物の量が0.1重量部
未満ではα,β−不飽和カルボン酸化合物又はその無水
物による変性の効果がなく、また、5重量部を越える
と、最終組成物の層状剥離が加速される。このような条
件を満たす変性ブロック共重合体は市販されており、例
えばシェル化学(株)のクレイトンFG−1901Xや旭化成
(株)のタフテックM1943又はM1913が該当する。
樹脂、(b)ポリアミド樹脂及び必要に応じて用いられ
る(c)変性ブロック共重合体から成る樹脂組成物であ
る。これら三成分の配合割合は、 (a) 変性ABS樹脂 20〜80重量部 (b) ポリアミド 80〜20重量部 と、更に必要に応じて上記樹脂組成物100重量部に対
し、 (c) 変性水添ブロック共重合体 0〜20重量部 である。
組成物の耐衝撃性や寸法安定法が十分でなく、80重量部
を越える場合は最終組成物の耐薬品性が乏しい。
の耐薬品性が十分でなく、80重量部を超えると成形品の
寸法安定性が悪い。
の全組成物中の添加量は、上記(a)+(b)=100重
量部に対し0〜20重量部である。水添ブロック共重合体
を全く加えない場合、層状剥離現象が観察されず、成形
品の外観も良好であるが、若干耐衝撃性が低い。一方、
20重量部を越えて加えても耐衝撃性が飽和してしまうだ
けでなく、層状剥離が加速される(c)成分のより好ま
しい使用量は、2〜15重量部である。
アミド樹脂及び必要に応じて変性水添ブロック共重合体
を通常のブレンド方法、例えば押出機、ニーダー、ロー
ル等を利用して溶融、混練すれば良い。
状原料を混合し、これを押出機を用いて加熱・溶融させ
て押出し、ペレット状にカットする方法である。
加剤、例えば可塑剤、酸化防止剤、安定剤、無機充填
剤、ガラス繊維等の補強剤、顔料染料等を選択して使用
しても良い。
できる。難燃剤としては、リン酸トリフェニル等のリン
系化合物、又はテトラブロモビスフェノール・A等のハ
ロゲン化合物が用いられる。
たり50重量部以下に抑える必要がある。これ以上添加す
ると最終組成物の物性が低下する。
ミド樹脂組成物に対し、本発明はCAH変性ABS樹脂、ポリ
アミド樹脂及び耐衝撃性改良剤としての変性水添ブロッ
ク共重合体から成る組成物を提供し、従来よりも耐衝撃
性や成形性が良く、しかも層状剥離の無い低コストのAB
S樹脂/ポリアミド樹脂相溶性アロイを得て、これを自
動車外装材、電動工具の外装等への用途に適用すること
が可能になる。
発明は、これらの実施例に限定されるものではない。な
お、例中の部及び%は特記しない限り重量基準である。
脂、ポリアミド樹脂、変性水添ブロック共重合体を示
す。
造 撹拌装置付きのステンレス製反応器にポリブタジエン
ラテックス(平均粒径0.4μ、ゲル含量70%)を固形分
換算で、1960gと不均化ロジン酸カリウム45g及びスチレ
ン(ST)1080g、アクリロニトリル(AN)420gとターシ
ャリードデシルメルカプタン(TDM)10g、水酸化カリウ
ム2g、水6000gを投入し、窒素で内部の空気を置換した
のちジャケットに温水を入れて加熱した。反応器内温が
40℃に達したところで、水500gにピロリン酸ソーダ10
g、グルコース12.5g及び硫化第一鉄0.2gを溶解した溶液
とクメンヒドロパーオキサイド(CHP)5gを加えた。
60分反応させた(グラフト重合段階)。
g、不均化ロジン酸カリウム45g、CHP5g、水3500gからな
る乳化混合物を1.5時間かけて連続的に添加した。重合
添加率は、98%であった。得られた重合体のゴム含有率
は40%、AN/ST重合比は28/72であり、グラフト率は100
%であった。
/STの仕込量を変えたり、グラフト重合段階50分(A−
2)、30分(A−3)、15(A−4)と変えたりしてグ
ラフト率の異なるABS樹脂(A−1〜A−4)を得た。
その内容を表1に示す。
例及び比較例に用いた。
たり2部の無水マレイン酸(MAH)と0.2部の2,5−ジメ
チル−ジターシャリーブチル−パーオキシヘキシン−3
を混合したのちミキサーで均一化した。この混合物を窒
素雰囲気下、ベント付き単軸押出機(L/D=22、フルフ
ライト型)に供給してシリンダー温度(max.)=230
℃、スクリュー回転数=50rpmでABS樹脂のMAH変性を行
った。
(B−1〜B−4)を得た。アルカリ滴定によりこの変
性ABS樹脂(B−1〜B−4)中のMAH付加率を分析した
結果、表2のようになった。
チカ(株)製ユニチカナイロン(ポリアミド6)A1030B
RL(96%硫酸に1g/dlの濃度で溶解した溶液の相対粘度
ηnel=2.6、末端アミノ基濃度0.058mmol/g)であり、
このポリアミド樹脂にC−1の記号を付す。
体は、シェル化学(株)製クレイトンFG1901X(ST/ゴム
比=28/72、MAH付加率2%)であり、この樹脂にD−1
の記号を付す。
−1)を50部及び熱安定剤としてイルガノックス1076
(チバ・ガイギー社製)を0.2部それぞれ坪量し、ヘン
シェルフミキサーでよく混合した。この樹脂混合物を大
阪精機(株)製40mmφ単軸押出機でペレット化した。押
出温度は230℃である。次いでこのペレットを乾燥し日
精樹脂工業(株)製射出成形機(TS−100)を用い物性
評価用試験片を作製した。
た。
ランスが優れているうえ、切削加工時の層状剥離現象が
全く認められない。
2)、B−3(実施例3)を用いた以外は実施例1と全
く同様に実施した。その結果を表4に示す。本例の組成
物も性能的に優れていた。
とB−2を25部併用した以外は実施例1と全く同様に実
施した。その結果を表4に示す。
性のABS樹脂(A−1)を使用した例である。その結果
を表4に示す。この場合、ISが極端に低く、しかも成形
品に層状剥離が認められた。
フト率が40%のB−4を使用した例である。その結果を
表4に示す。この場合も、成形品に層状剥離が見られ
た。
とおりに変化させた例である。その他は実施例1と全く
同様に実施した。その結果を表5に示す。
とおりに変化させた例である。表5にその結果を示す
が、比較例3は、TSが低く、溶融流動性が悪い。また、
比較例4は、耐衝撃性が非常に劣っていた。
共重合体(D−1)をそれぞれ2部(実施例7)、5部
(実施例8)、及び10部(実施例9)添加し、実施例1
と同様に調製した系の例である。この場合は、更に顕著
なISの向上が認められた。物性の評価結果を表6に示
す。
1を使用した例である。その結果を表6に示す。この場
合、ISは高いものの、成形品に層状剥離が見られた。
まで増した例である。その結果を表6に示す。この場
合、TSが極端に低くなり、層状剥離が見られた。
Claims (1)
- 【請求項1】(a) ゴム含有率が20重量%以上50重量
%以下であり、式(1)で定義されるグラフト率 が、60%以上110%以下であるABS樹脂(A)100重量部
に対し、α,β−不飽和カルボン酸無水物0.1〜5重量
部と、有機過酸化物0.01〜0.5重量部を混合し、この混
合物を溶融混練して得た、変性ABS樹脂(B)20〜80重
量部と、 (b) アミノ基未端を0.010〜0.100mmol/g含有し96%
硫酸に1g/dlの濃度で溶解した溶液の相対粘度(ηrel)
が25℃で2.0〜7.0であるポリアミド樹脂80〜20重量部 から成る樹脂組成物100重量部に対し、 (c) 4,000〜60,000の数平均分子量を持つビニル芳
香族化合物合体ブロックと、20,000〜150,000の数平均
分子量を持ち、不飽和度が5%を越えないオレフィン化
合物重合体ブロックから成り、ビニル芳香族化合物重合
体の含有量が10〜40重量%である水添ブロック共重合体
に、不飽和カルボン酸又はその無水物を0.1〜5重量%
グラフト重合させることにより得られる変性ブロック共
重合体 0〜20重量部 を添加して成る、層状剥離現象がなく、耐衝撃性に優れ
た変性ABS樹脂とポリアミド樹脂から成る樹脂組成物。
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JP24934590A JP2793347B2 (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | 変性abs樹脂とポリアミド樹脂から成る樹脂組成物 |
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JPH04126757A JPH04126757A (ja) | 1992-04-27 |
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1990
- 1990-09-18 JP JP24934590A patent/JP2793347B2/ja not_active Expired - Fee Related
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