JP2793095B2 - サイクロコンバータの並列運転装置 - Google Patents

サイクロコンバータの並列運転装置

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JP2793095B2
JP2793095B2 JP4351408A JP35140892A JP2793095B2 JP 2793095 B2 JP2793095 B2 JP 2793095B2 JP 4351408 A JP4351408 A JP 4351408A JP 35140892 A JP35140892 A JP 35140892A JP 2793095 B2 JP2793095 B2 JP 2793095B2
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勝 豊田
健介 宮野
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孝明 小川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可変電圧可変周波数
電源装置であるサイクロコンバータの並列運転を行うサ
イクロコンバータの並列運転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図60は例えば特開昭61−15726
6号公報に示されたサイクロコンバータの並列運転装置
を示す構成図であり、図において、1は交流電源、2・
3・4は変圧器、5・6・7は交流電源1に並列に接続
され、負荷8・9・10である交流電動機に電力を供給
する循環電流式のサイクロコンバータ、11は交流電源
1の受電端に接続された力率改善用の進相コンデンサで
ある。
【0003】また、12は計器用変圧器(PT)、13
は計器用変流器(CT)、14はPT12及びCT13
から受電端の電圧と電流を入力し、受電端の無効電力を
検出する無効電力検出回路、15は無効電力検出回路1
4により検出された受電端の無効電力に基づいて循環電
流指令値を演算する循環電流演算回路、16は循環電流
演算回路15により演算された循環電流指令値に基づい
てサイクロコンバータ5・6・7の循環電流を制御する
循環電流制御回路、17はサイクロコンバータ5・6・
7の負荷電流を制御する負荷電流制御回路、18は位相
制御回路、19・20・21は制御回路である。
【0004】また、図61はサイクロコンバータ5及び
制御回路19の主回路を示す構成図であり、図におい
て、22は正群コンバータ、23は負群コンバータ、2
4・25は中間タップ付直流リアクトル、26は負荷電
流検出器、27は正群コンバータ22の出力電流検出
器、28は負群コンバータ23の出力電流検出器、29
・30・31・32は加算器、33・34は比較器、3
5・36・37は演算増幅器、38・39は位相制御回
路、40は反転回路である。V相、W相はU相と同様の
構成のため説明を省略する。
【0005】次に動作について説明する。まず、サイク
ロコンバータ5の負荷電流制御の動作をU相を例に説明
する。
【0006】負荷電流指令ILU * と実際に流れる負荷電
流ILUの検出値を比較し、その偏差ε3 =ILU * −ILU
に比例した電圧をサイクロコンバータ5から発生するよ
うに位相制御回路38・39を制御する。V相、W相の
負荷電流ILV、ILWも同様に制御される。
【0007】次に、循環電流の制御動作を説明する。こ
こでもU相のサイクロコンバータ5を例にとって説明す
る。
【0008】まず、循環電流IOUは次のように検出す
る。即ち、正群コンバータ22の出力電流IPUの検出値
と負群コンバータ23の出力電流INUの検出値の和をと
り、それから負荷電流ILUの検出値の絶対値を差し引い
て(1/2)倍したものが循環電流IOUである。その関
係は下記のようになる。 IOU=(IPU+INU−|ILU|)/2
【0009】このように求めた循環電流IOUは、循環電
流指令値IOU * と比較され、その偏差ε2 =IOU * −I
OUは増幅器36を介して位相制御回路38・39に加算
される。そして、その偏差ε2 に比例した分だけ正群コ
ンバータ22の出力電圧VP と負群コンバータ23の出
力電圧VN が不平衡になるため、その差電圧が直流リア
クトル24・25に印加され、循環電流IOUが流れる。
もし、循環電流IOUが循環電流指令値IOU * より大きけ
れば、偏差ε2 が負の値になるため、VP <VN となっ
てIOUは減少することになる。逆に、循環電流IOUが循
環電流指令値IOU * より小さければ、偏差ε2 が正の値
になるため、VP >VN となってIOUは増加することに
なる。従って、循環電流IOUは、循環電流指令値IOU *
に等しくなるように制御される。
【0010】U相、W相のサイクロコンバータ5の循環
電流IOV、IOWも循環電流指令値IOV * 、IOW * にした
がって同様に制御される。
【0011】次に、受電端の無効電力の制御動作につい
て説明する。図62は循環電流演算回路15の構成を示
す構成図であり、図において、41は比較器、42は制
御補償回路、43〜46は演算増幅器、47〜50はリ
ミッタ回路、51〜54は加算器である。
【0012】まず、無効電力検出回路14が、受電端の
電圧及び電流を入力し、受電端の無効電力Qt を検出す
る。そして、その無効電力の検出値Qt と許容無効電力
量Qt *が比較器41に入力され、その偏差ε1 =Qt *
t が求められる。そして、制御補償回路42が、その
偏差ε1 を入力して比例増幅または積分増幅を行うこと
によって、サイクロコンバータの循環電流指令値IO *
演算するが、各サイクロコンバータ5・6・7における
循環電流を途切らさないようにしつつ、各サイクロコン
バータ5・6・7の出力容量に比例して循環電流を配分
すべく、演算増幅器43〜46の係数は次のように設定
されている。
【0013】即ち、演算増幅器43〜46は、各サイク
ロコンバータ5・6・7の出力容量に比例した配分係数
G1〜Gnを有するように設定されており、例えば、各
サイクロコンバータ5・6・7の出力容量が同一であれ
ば、G1=G2=G3=・・・=Gn=1となり、例え
ば、サイクロコンバータ6の出力容量だけが少なく、他
のサイクロコンバータの10分の1の出力容量であれ
ば、G2=0.1、G1=G3=・・・=Gn=1とな
る。
【0014】そして、リミッタ回路47は図63に示す
ような特性を有しているので、入力信号eiが正のとき
は、出力信号eoはそのまま出力され、ei=eoとな
るが、入力信号eiが負のときは、出力信号eoは零に
制限され、eo=0となる。従って、循環電流指令値I
O1 * は常に正の値になる。
【0015】そして、リミッタ回路47の出力信号eo
は、加算器51で、別に設定された最小循環電流指令値
ΔIO *と加え合わされる。従って、サイクロコンバータ
5に対する循環電流指令値IO1 * は下記のようになる。 IO1 * =eo+ΔIO *
【0016】他のサイクロコンバータの循環電流指令値
O2 * 等も同様に与えられる。
【0017】ここで、受電端の無効電力の検出値Qt
が、許容無効電力量Qt *より小さい場合、偏差ε1 =Q
t *−Qt は正の値となるため、制御補償回路42の出力
であるIO *が増加する。従って、各サイクロコンバータ
に与える循環電流指令値IO1 *、IO2 * 等も増大し、循
環電流が増大する。このように、循環電流が増大すれ
ば、受電端の無効電力Qt も非線形ではあるが増大し、
最終的にQt =Qt *となる。
【0018】逆に、受電端の無効電力の検出値Qt が、
許容無効電力量Qt *より大きい場合、偏差ε1 =Qt *
t は負の値となるため、制御補償回路42の出力であ
るIO *が減少する。従って、各サイクロコンバータに与
える循環電流指令値IO1 * 、IO2 * 等も減少し、循環電
流が減少する。このように、循環電流が減少すれば、受
電端の無効電力Qt も減少し、最終的にQt =Qt *とな
る。但し、偏差ε1 が負の値で大きくなった場合、制御
補償回路42の出力であるIO *が負の値になるので、リ
ミッタ回路47〜50の出力eoが零となる。その結
果、各サイクロコンバータの循環電流指令値は下記のよ
うになる。 IO1 * =IO2 * =IO3 * =・・・=IOn * =ΔIO * 従って、各サイクロコンバータには、最小限の循環電流
が流れるので、循環電流は途切れることなくなり、循環
電流式のサイクロコンバータの特性が維持される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来のサイクロコンバ
ータの並列運転装置は以上のように構成されているの
で、受電端の無効電力を制御するに際し、各サイクロコ
ンバータの制御回路に与える循環電流指令値の割合が常
に一定であるため、各サイクロコンバータの負荷が変動
すると、適切な循環電流指令値を各サイクロコンバータ
の循環電流制御回路に与えることができず、無効電力制
御の応答性が悪くなるなどの問題点があった。
【0020】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、各サイクロコンバータの
負荷が変動しても、適切な循環電流指令値を各サイクロ
コンバータの循環電流制御回路に与えられ、高速に無効
電力制御を行うことができるサイクロコンバータの並列
運転装置を得ることを目的とする。
【0021】また、請求項2及び3の発明は、発生無効
電力指令値または循環電流指令値の上限値を設けること
で循環電流を制限し、その結果サイクロコンバータの設
備を小型にできるサイクロコンバータの並列運転装置を
得ることを目的とする。
【0022】また、請求項4及び5の発明は、サイクロ
コンバータの特性を維持するために、循環電流の途切れ
を確実に防止できるサイクロコンバータの並列運転装置
を得ることを目的とする。
【0023】また、請求項6及び7の発明は、請求項1
〜5の発明の目的のすべてを目的とするサイクロコンバ
ータの並列運転装置を得ることを目的とする。
【0024】さらに、請求項8の発明は、進相コンデン
サを設けることで循環電流を制限し、その結果サイクロ
コンバータの設備を小型にできるサイクロコンバータの
並列運転装置を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るサ
イクロコンバータの並列運転装置は、無効電力増減決定
回路の決定にしたがって各サイクロコンバータの発生無
効電力指令値を演算するとともに、その発生無効電力指
令値と各サイクロコンバータの発生無効電力の検出値に
基づいて循環電流指令値を演算するようにしたものであ
る。
【0026】また、請求項2の発明に係るサイクロコン
バータの並列運転装置は、循環電流演算回路の演算結果
である発生無効電力指令値が所定の上限値より大きい場
合、その上限値を発生無効電力指令値とするようにした
ものである。
【0027】また、請求項3の発明に係るサイクロコン
バータの並列運転装置は、循環電流演算回路の演算結果
である循環電流指令値が所定の上限値より大きい場合、
その上限値を循環電流指令値として循環電流制御回路に
出力するようにしたものである。
【0028】また、請求項4の発明に係るサイクロコン
バータの並列運転装置は、循環電流演算回路の演算結果
である発生無効電力指令値が所定の下限値より小さい場
合、その下限値を発生無効電力指令値とするようにした
ものである。
【0029】また、請求項5の発明に係るサイクロコン
バータの並列運転装置は、循環電流演算回路の演算結果
である循環電流指令値が所定の下限値より小さい場合、
その下限値を循環電流指令値として循環電流制御回路に
出力するようにしたものである。
【0030】また、請求項6の発明に係るサイクロコン
バータの並列運転装置は、循環電流演算回路の演算結果
である発生無効電力指令値が所定の上限値より大きけれ
ばその上限値を発生無効電力指令値とするとともに、所
定の下限値より小さければその下限値を発生無効電力指
令値とするようにしたものである。
【0031】また、請求項7の発明に係るサイクロコン
バータの並列運転装置は、循環電流演算回路の演算結果
である循環電流指令値が所定の上限値より大きければそ
の上限値を循環電流指令値とするとともに、所定の下限
値より小さければその下限値を循環電流指令値として循
環電流制御回路に出力するようにしたものである。
【0032】さらに、請求項8の発明に係るサイクロコ
ンバータの並列運転装置は、各サイクロコンバータが発
生する無効電力の最低量を打ち消す進相コンデンサを、
各サイクロコンバータの入力端に接続したものである。
【0033】
【作用】請求項1の発明におけるサイクロコンバータの
並列運転装置は、無効電力増減決定回路の決定にしたが
って各サイクロコンバータの発生無効電力指令値を演算
するとともに、その発生無効電力指令値と各サイクロコ
ンバータの発生無効電力の検出値に基づいて循環電流指
令値を演算する循環電流演算回路を設けたことにより、
各サイクロコンバータの負荷が変動しても、適切な循環
電流指令値を各サイクロコンバータの循環電流制御回路
に与えられる。
【0034】また、請求項2の発明におけるサイクロコ
ンバータの並列運転装置は、発生無効電力指令値が所定
の上限値より大きい場合、その上限値を発生無効電力指
令値とする上限リミッタ回路をその循環電流演算回路に
設けたことにより、循環電流が制限される。
【0035】また、請求項3の発明におけるサイクロコ
ンバータの並列運転装置は、循環電流指令値が所定の上
限値より大きい場合、その上限値を循環電流指令値とし
て循環電流制御回路に出力する上限リミッタ回路を設け
たことにより、循環電流が制限される。
【0036】また、請求項4の発明におけるサイクロコ
ンバータの並列運転装置は、発生無効電力指令値が所定
の下限値より小さい場合、その下限値を発生無効電力指
令値とする下限リミッタ回路をその循環電流演算回路に
設けたことにより、最低限の循環電流が確保される。
【0037】また、請求項5の発明におけるサイクロコ
ンバータの並列運転装置は、循環電流指令値が所定の下
限値より小さい場合、その下限値を循環電流指令値とし
て循環電流制御回路に出力する下限リミッタ回路を設け
たことにより、最低限の循環電流が確保される。
【0038】また、請求項6の発明におけるサイクロコ
ンバータの並列運転装置は、発生無効電力指令値が所定
の上限値より大きければその上限値を発生無効電力指令
値とするとともに、所定の下限値より小さければその下
限値を発生無効電力指令値とする上下限リミッタ回路を
その循環電流演算回路に設けたことにより、循環電流が
制限されるとともに、最低限の循環電流が確保される。
【0039】また、請求項7の発明におけるサイクロコ
ンバータの並列運転装置は、循環電流指令値が所定の上
限値より大きければその上限値を循環電流指令値とする
とともに、所定の下限値より小さければその下限値を循
環電流指令値として循環電流制御回路に出力する上下限
リミッタ回路を設けたことにより、循環電流が制限され
るとともに、最低限の循環電流が確保される。
【0040】さらに、請求項8の発明におけるサイクロ
コンバータの並列運転装置は、各サイクロコンバータが
発生する無効電力の最低量を打ち消す進相コンデンサ
を、各サイクロコンバータの入力端に接続したことによ
り、循環電流が制限される。
【0041】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1はこの発明の一実施例によるサイ
クロコンバータの並列運転装置を示す構成図であり、図
において、従来のものと同一符号は同一または相当部分
を示すので説明を省略する。61〜64は遮断器、66
・67・68は計器用変流器(CT)、69は交流電源
1の受電端における無効電力の検出値及び許容無効電力
量、進相コンデンサ11の容量並びにサイクロコンバー
タ5・6・7の最大発生無効電力量に基づいてサイクロ
コンバータ5・6・7が発生すべき無効電力の増減を決
定する無効電力増減決定回路、70・71・72は無効
電力増減決定回路69の決定にしたがってサイクロコン
バータ5・6・7の発生無効電力指令値を演算するとと
もに、その発生無効電力指令値とサイクロコンバータ5
・6・7の発生無効電力の検出値に基づいて循環電流指
令値を演算する循環電流演算回路である。
【0042】また、図2は図1の無効電力増減決定回路
69及び循環電流演算回路70の詳細を示す構成図であ
り、図において、73はPT12及びCT13により受
電端の電圧、電流を入力し、受電端の無効電力を検出す
る無効電力検出回路、74は無効電力検出回路73によ
り検出された無効電力の検出値Qt が正の場合はそのま
ま出力し、負の場合は零にするリミッタ回路である。
【0043】また、75はリミッタ回路74の出力であ
る無効電力の検出値Qt fと許容無効電力量Qt *の偏差
を求める比較器、76は比較器75の出力が正のとき、
リレー77を駆動するリレー駆動回路、78はリミッタ
回路74の出力である無効電力の検出値Qt fの逆数と
偏差ε4 (サイクロコンバータ5・6・7の最大発生無
効電力量と進相コンデンサ11の容量の偏差)の偏差を
求める比較器、79は比較器78の出力が正のとき、リ
レー80を駆動するリレー駆動回路である。
【0044】また、81は発生無効電力基準の増加量設
定器であり、リレー80が駆動すると設定量が増加す
る。82は発生無効電力基準の減少量設定器であり、リ
レー77が駆動すると設定量が減少する。83は増加量
設定器81及び減少量設定器82の設定量に基づいて発
生無効電力指令値Qi *を演算する積分器、84はPT1
2及びCT66により電圧、電流を入力し、サイクロコ
ンバータ5の入力端の無効電力を検出する無効電力検出
回路、85は積分器83により演算された発生無効電力
指令値Qi *と無効電力検出回路84により検出された入
力端の無効電力の検出値Qi の偏差ε5 を求める比較
器、86は比較器85により求められた偏差ε5 を比例
増幅あるいは積分増幅して循環電流指令値I01 * を演算
する指令値演算回路である。
【0045】次に動作について説明する。受電端の無効
電力制御以外は従来のものと同様であるので説明を省略
し、受電端の無効電力制御についてのみ説明する。ま
ず、無効電力検出回路73は、PT12及びCT13よ
り受電端の電圧、電流を入力し、受電端の無効電力を検
出する。
【0046】次に、リミッタ回路74は、無効電力検出
回路73により検出された無効電力の検出値Qt が正で
あればそのまま出力し、負であれば零を出力する。そし
て、比較器75にて、リミッタ回路74の出力である無
効電力の検出値Qt fと許容無効電力量Qt *の偏差が求
められ、その偏差が正(Qt f>Qt *)であれば、リレ
ー駆動回路76がリレー77を駆動する結果、減少量設
定器82の設定量が減少し、積分器83の出力である発
生無効電力指令値Qi *が減少する。
【0047】また、比較器78にて、リミッタ回路74
の出力である無効電力の検出値Qtfの逆数と偏差ε4
(サイクロコンバータ5・6・7の最大発生無効電力量
と進相コンデンサ11の容量の偏差)の偏差が求めら
れ、その偏差が正(Qt f<ε4 )であれば、リレー駆
動回路79がリレー80を駆動する結果、増加量設定器
81の設定量が増加し、積分器83の出力である発生無
効電力指令値Qi *が増加する。なお、積分器83には初
期値として予め無負荷時の無効電力補償量が与えられて
いる。
【0048】また、無効電力検出回路84は、PT12
及びCT66より電圧、電流を入力し、入力端の無効電
力を検出する。そして、比較器85にて、積分器83に
より演算された発生無効電力指令値Qi *と無効電力検出
回路84により検出された無効電力Qi の偏差ε5 が求
められ、指令値演算回路86がその偏差ε5 を比例増幅
あるいは積分増幅して循環電流指令値I01 * を演算す
る。
【0049】そして、指令値演算回路86が演算した循
環電流指令値I01 * は、制御回路19に対して出力さ
れ、制御回路19はその循環電流指令値I01 * に基づい
て、従来のものと同様にして循環電流を制御し無効電力
を制御する。
【0050】次に、図3は図2のサイクロコンバータの
並列運転装置の運転特性を示す特性図であり、図3
(a)において、QCAP は進相コンデンサ11の容量で
ある進みの無効電力、QC/CLはサイクロコンバータ全体
がとる遅れの発生無効電力であって、無効電力補償をし
ていない状態、QC/CL(max) はサイクロコンバータ全体
の最大発生無効電力量、Qi *は発生無効電力指令値であ
る。図3(b)において、Qt はサイクロコンバータ全
体がとる遅れの発生無効電力であって、無効電力補償を
した状態である。図3(c)(d)において、Qi は各
サイクロコンバータ個別の発生無効電力、Il1、Iln
負荷電流、I01 * 、I0n * は循環電流指令値である。な
お、図3(a)(b)は、負荷電流Il1が図3(c)の
ように変動した場合を示しており、負荷電流Ilnが一定
である図3(d)とは無関係である。
【0051】まず、図3(a)(b)は、サイクロコン
バータ全体の発生無効電力QC/CLが進相コンデンサ11
の容量であるQCAP より小さい場合、即ち、QC/CL<Q
CAPの場合、上述の如く、各サイクロコンバータ5・6
・7の循環電流を制御することにより、負荷電流Il1
変動しても発生無効電力Qt =0(力率1.0)にする
ことができることを示している。一方、サイクロコンバ
ータ全体の発生無効電力QC/CLが進相コンデンサ11の
容量であるQCAP より大きい場合、即ち、QC/CL>Q
CAP の場合、各サイクロコンバータ5・6・7の循環電
流を、予め定めた管理値以内になるように制御するが、
かかる場合は循環電流を制御しても装置特性上発生無効
電力Qt を制御しきれないので、発生無効電力Qt は依
然として遅れの無効電力となっている。従って、進相コ
ンデンサ11の容量QCAP が最大発生無効電力量Q
C/CL(max)に等しい進相コンデンサを選定することが装
置の制御上好ましいが、容量の大きい進相コンデンサは
設備費が大であるため、装置制御上許容できる範囲内
(システムで決定される値であり、この明細書では許容
無効電力量Qt *として表している)で進相コンデンサ1
1の容量を抑えている。
【0052】実施例2.図4はこの発明の他の実施例に
よるサイクロコンバータの並列運転装置を示す構成図で
あり、図において、91は循環電流演算回路70の演算
結果である発生無効電力指令値Qi *が所定の上限値より
大きい場合、その上限値を発生無効電力指令値Qi *とす
る上限リミッタ回路である。
【0053】次に動作について説明する。循環電流演算
回路70の動作以外は実施例1と同様であるため説明を
省略する。上限リミッタ回路91は、積分器83により
演算された発生無効電力指令値Qi *が所定値より小さい
か否かを判定し、所定値より小さければ、発生無効電力
指令値Qt *をそのまま出力し、所定値より大きければ、
その所定値を発生無効電力指令値Qt *として出力する。
これにより、循環電流I01が必要以上に大きくならなく
なり、従って、サイクロコンバータの容量を小さく抑え
ることができる。なお、図5は実施例1の図3に相当す
る特性図である。
【0054】実施例3.図6はこの発明の他の実施例に
よるサイクロコンバータの並列運転装置を示す構成図で
あり、図において、92は循環電流演算回路70の演算
結果である循環電流指令値I01 * が所定の上限値より大
きい場合、その上限値を循環電流指令値I01 * として循
環電流制御回路16に出力する上限リミッタ回路であ
る。
【0055】次に動作について説明する。循環電流演算
回路70の動作以外は実施例1と同様であるため説明を
省略する。上限リミッタ回路92は、指令値演算回路8
6により演算された循環電流指令値I01 * が所定値より
小さいか否かを判定し、所定値より小さければ、循環電
流指令値I01 * をそのまま出力し、所定値より大きけれ
ば、その所定値を循環電流指令値I01 * として出力す
る。これにより、循環電流I01が必要以上に大きくなら
なくなり、従って、サイクロコンバータの容量を小さく
抑えることができる。なお、図7は実施例1の図3に相
当する特性図である。
【0056】実施例4.図8はこの発明の他の実施例に
よるサイクロコンバータの並列運転装置を示す構成図で
あり、図において、93は循環電流演算回路70の演算
結果である発生無効電力指令値Qi *が所定の下限値より
小さい場合、その下限値を発生無効電力指令値Qi *とす
る下限リミッタ回路である。
【0057】次に動作について説明する。循環電流演算
回路70の動作以外は実施例1と同様であるため説明を
省略する。下限リミッタ回路93は、積分器83により
演算された発生無効電力指令値Qi *が所定値より大きい
か否かを判定し、所定値より大きければ、発生無効電力
指令値Qt *をそのまま出力し、所定値より小さければ、
その所定値を発生無効電力指令値Qt *として出力する。
これにより、常に必要最低限の循環電流I01を確保する
ことができ、循環電流式のサイクロコンバータの特性を
維持できる。なお、図9は実施例1の図3に相当する特
性図である。
【0058】実施例5.図10はこの発明の他の実施例
によるサイクロコンバータの並列運転装置を示す構成図
であり、図において、94は循環電流演算回路70の演
算結果である循環電流指令値I01 * が所定の下限値より
小さい場合、その下限値を循環電流指令値I01 * として
循環電流制御回路16に出力する下限リミッタ回路であ
る。
【0059】次に動作について説明する。循環電流演算
回路70の動作以外は実施例1と同様であるため説明を
省略する。下限リミッタ回路94は、指令値演算回路8
6により演算された循環電流指令値I01 * が所定値より
大きいか否かを判定し、所定値より大きければ、循環電
流指令値I01 * をそのまま出力し、所定値より小さけれ
ば、その所定値を循環電流指令値I01 * として出力す
る。これにより、常に必要最低限の循環電流I01を確保
することができ、循環電流式のサイクロコンバータの特
性を維持できる。なお、図11は実施例1の図3に相当
する特性図である。
【0060】実施例6.また、実施例5における下限リ
ミッタ回路94を、図12に示すような構成としてもよ
い。即ち、指令値演算回路86の出力側にダイオード9
6を用いてmax.or回路を構成し、そのダイオード
96の出力に循環電流基底値設定器98の値を加えるよ
うにしてもよい。これにより、実施例5と同等の効果が
得られる。なお、図13は実施例1の図3に相当する特
性図である。
【0061】実施例7.また、実施例5における下限リ
ミッタ回路94を、図14に示すような構成としてもよ
い。即ち、指令値演算回路86の出力が正のときはその
まま出力し、負のときは零を出力するリミッタ回路10
0を設けるとともに、そのリミッタ回路100の出力に
循環電流基底値設定器101の出力I0bを加算するよう
にしてもよい。これにより、実施例5と同等の効果が得
られる。なお、図15は実施例1の図3に相当する特性
図である。
【0062】実施例8.図16はこの発明の他の実施例
によるサイクロコンバータの並列運転装置を示す構成図
であり、図において、103は循環電流演算回路70の
演算結果である発生無効電力指令値Qi *が所定の上限値
より大きければその上限値を発生無効電力指令値Qi *
するとともに、所定の下限値より小さければその下限値
を発生無効電力指令値Qi *とする上下限リミッタ回路で
ある。
【0063】次に動作について説明する。循環電流演算
回路70の動作以外は実施例1と同様であるため説明を
省略する。まず、上下限リミッタ回路103は、積分器
83により演算された発生無効電力指令値Qi *が所定の
上限値より大きいか否かを判定し、上限値より大きけれ
ば、その上限値を発生無効電力指令値Qt *として出力す
る。また、上下限リミッタ回路103は、積分器83に
より演算された発生無効電力指令値Qi *が所定の下限値
より小さいか否かを判定し、下限値より小さければ、そ
の下限値を発生無効電力指令値Qt *として出力する。ま
た、上記の何れにも該当しない場合は、積分器83によ
り演算された発生無効電力指令値Qi *をそのまま出力す
る。これにより、循環電流I01が必要以上に大きくなら
なくなって、サイクロコンバータの容量を小さく抑える
ことができるとともに、常に必要最低限の循環電流I01
を確保できる結果、循環電流式のサイクロコンバータの
特性を維持できる。また、循環電流を制御する範囲が狭
くなるので、制御の応答性も速くなる。なお、図17は
実施例1の図3に相当する特性図である。
【0064】実施例9.図18はこの発明の他の実施例
によるサイクロコンバータの並列運転装置を示す構成図
であり、図において、104は循環電流演算回路70の
演算結果である循環電流指令値I01 * が所定の上限値よ
り大きければその上限値を循環電流指令値I01 * とする
とともに、所定の下限値より小さければその下限値を循
環電流指令値I01 * として循環電流制御回路16に出力
する上下限リミッタ回路である。
【0065】次に動作について説明する。循環電流演算
回路70の動作以外は実施例1と同様であるため説明を
省略する。まず、上下限リミッタ回路104は、指令値
演算回路86により演算された循環電流指令値I01 *
所定の上限値より大きいか否かを判定し、上限値より大
きければ、その上限値を循環電流指令値I01 * として出
力する。また、上下限リミッタ回路104は、指令値演
算回路86により演算された循環電流指令値I01 * が所
定の下限値より小さいか否かを判定し、下限値より小さ
ければ、その下限値を循環電流指令値I01 * として出力
する。また、上記の何れにも該当しない場合は、指令値
演算回路86により演算された循環電流指令値I01 *
そのまま出力する。これにより、循環電流I01が必要以
上に大きくならなくなって、サイクロコンバータの容量
を小さく抑えることができるとともに、常に必要最低限
の循環電流I01を確保できる結果、循環電流式のサイク
ロコンバータの特性を維持できる。また、循環電流を制
御する範囲が狭くなるので、制御の応答性も速くなる。
なお、図19は実施例1の図3に相当する特性図であ
る。
【0066】実施例10.上記実施例では、上限リミッ
タ回路、下限リミッタ回路または上下限リミッタ回路の
何れか1つを循環電流演算回路70内に、設けたものに
ついて説明したが、図20、図22、図24、図26及
び図28に示すようにこれらを適宜組み合わせて構成し
てもよい。
【0067】実施例11.また、上記実施例では、進相
コンデンサ11を受電端に一括して設けたものについて
説明したが、図30〜59に示すように、各サイクロコ
ンバータ5・6・7が発生する無効電力の最低量を打ち
消す進相コンデンサ111・112・113(または1
14・115・116)を、各サイクロコンバータ5・
6・7の入力端に接続するようにしてもよい。これによ
り、上記実施例のものよりも循環電流を制限することが
でき、その結果サイクロコンバータの設備を小型にでき
る。
【0068】なお、図30〜44と図45〜59とで
は、進相コンデンサを接続する位置が若干異なってい
る。即ち、図30〜44の場合、CT66・67・68
の一次側に進相コンデンサ111・112・113を接
続しているが、図45〜59の場合、CT66・67・
68の二次側に進相コンデンサ114・115・116
を接続している。図45〜59の場合、進相コンデンサ
114・115・116で、サイクロコンバータ5・6
・7が発生する無効電力の最低量を打ち消した後の無効
電力を検出する分だけ、図30〜44の場合より、制御
範囲が狭くなり、制御応答が速くなる。
【0069】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、無効電力増減決定回路の決定にしたがって各サイク
ロコンバータの発生無効電力指令値を演算するととも
に、その発生無効電力指令値と各サイクロコンバータの
発生無効電力の検出値に基づいて循環電流指令値を演算
するように構成したので、各サイクロコンバータの負荷
が変動しても、適切な循環電流指令値を各サイクロコン
バータの循環電流制御回路に与えられるようになり、無
効電力制御の応答性が向上するなどの効果がある。
【0070】また、請求項2の発明によれば、循環電流
演算回路の演算結果である発生無効電力指令値が所定の
上限値より大きい場合、その上限値を発生無効電力指令
値とするように構成したので、循環電流が制限され、そ
の結果サイクロコンバータの設備を小型にできるなどの
効果がある。
【0071】また、請求項3の発明によれば、循環電流
演算回路の演算結果である循環電流指令値が所定の上限
値より大きい場合、その上限値を循環電流指令値として
循環電流制御回路に出力するように構成したので、循環
電流が制限され、その結果サイクロコンバータの設備を
小型にできるなどの効果がある。
【0072】また、請求項4の発明によれば、循環電流
演算回路の演算結果である発生無効電力指令値が所定の
下限値より小さい場合、その下限値を発生無効電力指令
値とするように構成したので、最低限の循環電流が確保
され、常にサイクロコンバータの特性を維持できるなど
の効果がある。
【0073】また、請求項5の発明によれば、循環電流
演算回路の演算結果である循環電流指令値が所定の下限
値より小さい場合、その下限値を循環電流指令値として
循環電流制御回路に出力するように構成したので、最低
限の循環電流が確保され、常にサイクロコンバータの特
性を維持できるなどの効果がある。
【0074】また、請求項6の発明によれば、循環電流
演算回路の演算結果である発生無効電力指令値が所定の
上限値より大きければその上限値を発生無効電力指令値
とするとともに、所定の下限値より小さければその下限
値を発生無効電力指令値とするように構成したので、循
環電流が制限されるとともに、最低限の循環電流が確保
される結果、サイクロコンバータの設備を小型にできる
とともに、常にサイクロコンバータの特性を維持できる
などの効果がある。また、制御範囲が狭くなるため、無
効電力制御の応答性が速くなるなどの効果もある。
【0075】また、請求項7の発明によれば、循環電流
演算回路の演算結果である循環電流指令値が所定の上限
値より大きければその上限値を循環電流指令値とすると
ともに、所定の下限値より小さければその下限値を循環
電流指令値として循環電流制御回路に出力するように構
成したので、循環電流が制限されるとともに、最低限の
循環電流が確保される結果、サイクロコンバータの設備
を小型にできるとともに、常にサイクロコンバータの特
性を維持できるなどの効果がある。また、制御範囲が狭
くなるため、無効電力制御の応答性が速くなるなどの効
果もある。
【0076】さらに、請求項8の発明によれば、各サイ
クロコンバータが発生する無効電力の最低量を打ち消す
進相コンデンサを、各サイクロコンバータの入力端に接
続するように構成したので、循環電流が制限され、その
結果サイクロコンバータの設備を小型にできるなどの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるサイクロコンバータ
の並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図2】図2は図1の無効電力増減決定回路69及び循
環電流演算回路70の詳細を示す構成図である。
【図3】図2のサイクロコンバータの並列運転装置の運
転特性を示す特性図である。
【図4】この発明の他の実施例によるサイクロコンバー
タの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図5】図4のサイクロコンバータの並列運転装置の運
転特性を示す特性図である。
【図6】この発明の他の実施例によるサイクロコンバー
タの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図7】図6のサイクロコンバータの並列運転装置の運
転特性を示す特性図である。
【図8】この発明の他の実施例によるサイクロコンバー
タの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図9】図8のサイクロコンバータの並列運転装置の運
転特性を示す特性図である。
【図10】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図11】図10のサイクロコンバータの並列運転装置
の運転特性を示す特性図である。
【図12】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図13】図12のサイクロコンバータの並列運転装置
の運転特性を示す特性図である。
【図14】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図15】図14のサイクロコンバータの並列運転装置
の運転特性を示す特性図である。
【図16】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図17】図16のサイクロコンバータの並列運転装置
の運転特性を示す特性図である。
【図18】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図19】図18のサイクロコンバータの並列運転装置
の運転特性を示す特性図である。
【図20】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図21】図20のサイクロコンバータの並列運転装置
の運転特性を示す特性図である。
【図22】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図23】図22のサイクロコンバータの並列運転装置
の運転特性を示す特性図である。
【図24】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図25】図24のサイクロコンバータの並列運転装置
の運転特性を示す特性図である。
【図26】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図27】図26のサイクロコンバータの並列運転装置
の運転特性を示す特性図である。
【図28】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図29】図28のサイクロコンバータの並列運転装置
の運転特性を示す特性図である。
【図30】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図31】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図32】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図33】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図34】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図35】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図36】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図37】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図38】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図39】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図40】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図41】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図42】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図43】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図44】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図45】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図46】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図47】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図48】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図49】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図50】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図51】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図52】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図53】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図54】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図55】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図56】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図57】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図58】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図59】この発明の他の実施例によるサイクロコンバ
ータの並列運転装置の構成を示す構成図である。
【図60】従来のサイクロコンバータの並列運転装置の
構成を示す構成図である。
【図61】サイクロコンバータ5及び制御回路19の主
回路を示す構成図である。
【図62】循環電流演算回路15の構成を示す構成図で
ある。
【図63】リミッタ回路47の特性を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
5、6、7 サイクロコンバータ 16 循環電流制御回路 11、111、112、113、114、115、11
6 進相コンデンサ 69 無効電力増減決定回路 70、71、72 循環電流演算回路 91、92 上限リミッタ回路 93、94、95、99 下限リミッタ回路 103、104 上下限リミッタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 孝明 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三菱電機株式会社 制御製作所内 (72)発明者 森 賢嗣 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三菱電機株式会社 制御製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−31337(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に並列に接続され、負荷に電力
    を供給する複数のサイクロコンバータと、上記交流電源
    の受電端に接続された進相コンデンサと、上記交流電源
    の受電端における無効電力の検出値及び許容無効電力
    量、上記進相コンデンサの容量並びに上記複数のサイク
    ロコンバータの最大発生無効電力量に基づいて各サイク
    ロコンバータが発生すべき無効電力の増減を決定する無
    効電力増減決定回路と、上記無効電力増減決定回路の決
    定にしたがって各サイクロコンバータの発生無効電力指
    令値を演算するとともに、その発生無効電力指令値と各
    サイクロコンバータの発生無効電力の検出値に基づいて
    循環電流指令値を演算する循環電流演算回路と、上記循
    環電流演算回路により演算された循環電流指令値に基づ
    いて各サイクロコンバータの循環電流を制御する循環電
    流制御回路とを備えたサイクロコンバータの並列運転装
    置。
  2. 【請求項2】 上記循環電流演算回路の演算結果である
    発生無効電力指令値が所定の上限値より大きい場合、そ
    の上限値を発生無効電力指令値とする上限リミッタ回路
    をその循環電流演算回路に設けたことを特徴とする請求
    項1記載のサイクロコンバータの並列運転装置。
  3. 【請求項3】 上記循環電流演算回路の演算結果である
    循環電流指令値が所定の上限値より大きい場合、その上
    限値を循環電流指令値として上記循環電流制御回路に出
    力する上限リミッタ回路を設けたことを特徴とする請求
    項1記載のサイクロコンバータの並列運転装置。
  4. 【請求項4】 上記循環電流演算回路の演算結果である
    発生無効電力指令値が所定の下限値より小さい場合、そ
    の下限値を発生無効電力指令値とする下限リミッタ回路
    をその循環電流演算回路に設けたことを特徴とする請求
    項1記載のサイクロコンバータの並列運転装置。
  5. 【請求項5】 上記循環電流演算回路の演算結果である
    循環電流指令値が所定の下限値より小さい場合、その下
    限値を循環電流指令値として上記循環電流制御回路に出
    力する下限リミッタ回路を設けたことを特徴とする請求
    項1記載のサイクロコンバータの並列運転装置。
  6. 【請求項6】 上記循環電流演算回路の演算結果である
    発生無効電力指令値が所定の上限値より大きければその
    上限値を発生無効電力指令値とするとともに、所定の下
    限値より小さければその下限値を発生無効電力指令値と
    する上下限リミッタ回路をその循環電流演算回路に設け
    たことを特徴とする請求項1記載のサイクロコンバータ
    の並列運転装置。
  7. 【請求項7】 上記循環電流演算回路の演算結果である
    循環電流指令値が所定の上限値より大きければその上限
    値を循環電流指令値とするとともに、所定の下限値より
    小さければその下限値を循環電流指令値として上記循環
    電流制御回路に出力する上下限リミッタ回路を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のサイクロコンバータの並
    列運転装置。
  8. 【請求項8】 上記各サイクロコンバータが発生する無
    効電力の最低量を打ち消す進相コンデンサを、各サイク
    ロコンバータの入力端に接続したことを特徴とする請求
    項1乃至請求項7いずれか1項記載のサイクロコンバー
    タの並列運転装置。
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