JP2792704B2 - ダム管理用故障探求支援システム - Google Patents

ダム管理用故障探求支援システム

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JP2792704B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はダムの各所に配置された検知手段からの情報
信号をもとに、故障に係る診断ならびに故障探求が効果
的に行われるダム管理用故障探求支援システムに関し、
殊に、ダム管理システムにおける故障の症状に対応し
て、先ず、故障における部品名、装置名等の診断を行う
故障診断手段を有し、さらに、診断の結果をもとに探求
範囲を狭めて、故障探求の手順を提示するとともに故障
探求の結果が相違した場合、あるいは診断が相違した場
合に故障探求の範囲を変更した故障探求の手順を提示す
る故障探求手段とが設けられることにより、ダム管理シ
ステムにおける故障の診断ならびに故障探求(提示)が
効率的に行われるようにしたものである。
[従来の技術] 従来、発電、治水ならびに潅漑、水道等の水源に供さ
れるダムにおける管理システム、例えば、定水位自動制
御システムは目標水位設定器、水位計、開度計、機側操
作盤、駆動機構部、放流設備および演算装置等から構成
されており、夫々の状態に係る検知信号を制御装置に送
出し、この検知信号をもとに管理システムにおける異状
の監視が行われている。
ここで異状が生じた場合の有効な対処、すなわち、異
状排除、復旧処置の作業のための故障探求が行われる。
この故障探求は検知信号の状態(レベル、断続等)と各
部の連動状態に係る探求手順を、予め故障診断用のフロ
ーチャートに表示するとともに、熟練者の経験に基づい
て効率的な故障探求を行う手法が多用される。
この場合、熟練者はフローチャートの表示内容の探求
範囲を狭めて効果的な故障探求を行う、所謂、先行して
診断を行うことになる。ここで診断の結果は100%の正
確性を有していないが、極めて確度が高く、さらに、現
場の故障と比較して、判断を行い、さらに探求範囲を狭
めて診断が行われることになる。
このような判断結果に基づいて部品あるいは装置の異
状排除、復旧処置の作業が行われるのが一般的である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の従来例のダム管理用故障探求支
援システムにおいて、殊に、多目的ダム等の大規模管理
システムの場合、故障探求の手順が極めて長く、熟練者
においても故障探求に多大な時間を要する。したがっ
て、コンピュータ等を用いても故障状況の診断は容易に
特定し難いものであり、故障箇所が特定されても確実性
が十分でない。さらに、初心者の場合、経験が少ないこ
とからフローチャートを用いても、診断ならびに故障探
求を効果的に行うことは困難である欠点を有している。
この場合、熟練者なみの診断ならびに故障探求を行う
周知のエキスパートシステムの構築付加が考えられる
が、その構築は技術的な困難を伴い、ダム管理用故障探
求支援に供された事例は現状において見当たらない。
本発明は係る点に鑑みてなされ、ダムの各所に配置さ
れた検知手段からの情報信号をもとに、故障位置、例え
ば、部品名、装置等の診断ならびに故障探求の効率に優
れるダム管理用故障探求支援システムを提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本発明は、 ダムの各所に配置された複数の検知手段からの情報信
号をもとに、故障に係る診断を行い、且つ故障探求の手
順を提示するダム管理用故障探求支援システムにおい
て、 集積された症状と、症状に対応した部品名ならびに装
置名に係る故障診断知識情報とをもとに、故障の部品名
と装置名とを特定すべく診断を行う故障診断手段と、 前記診断の結果をもとに故障探求の範囲を狭めた故障
探求の手順を提示するとともに、故障探求の結果が相違
した場合、あるいは診断が相違した場合に故障探求の範
囲を変更した故障探求の手順を提示する故障探求手段
と、 を備えることを特徴とする。
[作用] 上記のように構成される本発明のダム管理用故障探求
支援システムにおいては、ダム管理における故障の症状
に対応して、先ず、故障における部品名、装置名等の診
断を行う。この診断の結果により探求範囲を狭めて、故
障探求を行うものであり、故障探求が効率的に行われ
る。
[実施例] 次に、本発明に係るダム管理用故障探求支援システム
の実施例を、添付図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
第1図は実施例に係る装置とその機能を説明するため
の構成図、第2図は第1図における故障診断知識ベース
を説明するためのマトリックス図、第3図は故障探求に
係るフローチャート、第4図は第1図における故障探求
支援部を説明するための探求指示に係る階層図である。
第1図はエキスパートシステムであり、ダム管理用故
障探求支援システムに係る装置である。
先ず、構成を説明する。
参照符号Aは診断/故障判定部であり、キーボードを
備えたユーザインタフェース部であるCRT端末11と、推
論システムである電子計算機12と、知識データベースで
ありデスク記憶装置等でなる故障診断知識ベース15と探
求支援知識ベース16とで構成されている。
参照符号Bは定水位自動制御システム等の管理システ
ム(図示せず)における目標水位設定器、水位計、水位
センサ、開度計、機側操作盤、駆動機構部、放流設備等
の検知器から送出される検知信号を表示するための表示
部である。ここでの表示は予め、第2図に示される症状
Nに対応している。
次に、上記の装置におけるダム管理用故障探求支援シ
ステムに係る診断ならびに故障探求について説明する。
第2図は原因G(部品名Ga、装置名Gb…等)と症状N
(i−シャフトエンコーダ入力部のモニターがエラー表
示、ii−入出力中継装置からの異臭…等)をマトリック
ス上に関連付けたものであり、故障診断知識ベース15は
前記の第2図におけるマトリックスをもとに作成されて
いる。
故障診断部13はCRT端末11より、前記の表示部Bの表
示内容に基づいて入力された症状Nと故障診断知識ベー
ス15をもとに原因Gの故障に係る診断を行うものであ
る。
ここでの診断は部品名Gaの故障の可能性を以下の式を
用いて計算してCRT端末11に表示する。
この計算は、表示した症状Nの内でm個の症状(N)
が現在に生起している場合、m個の症状とある部品u
(部品名Ga)とのマトリックス内の指数をP1…Pmとし
て、このとき部品u(部品名Ga)の故障している可能性
Puの値(以下、必要に応じてPuのみで示す)は Pu=Pu,m Pu,n=(1−Pu,n−1)Pn+Pu,n−1 (ここでPu,o=0,n=1,2…m) で示される。
夫々の部品u(部品名Ga)の可能性Puをもとに以下の
ような判定基準(レベル1乃至レベル3)により故障の
部品名Ga(a−コンバータ不良、b−誘雷防止器不良…
等)または装置名Ga(イ−センサ部、ロ−中継端子盤…
等)の特定を行う。
レベル1 0.8以上の可能性Puの値を持つ部品名Gaが一つ存在す
る場合であり、可能性Puの値が0.8以上の部品名Gaが特
定される。
レベル2 0.8以上の可能性Puの値を持つ部品名Gaが複数存在す
る場合、または0.6<最大可能性の値Pu<0.8の場合であ
り、最大値をもつ部品名Gaが属している装置名Gbとす
る。
レベル3 最大可能性の値Pu≦0.6の場合であり、特定できな
い。
第1図の探求支援知識ベース16は周知の知識工学の手
法を応用して複数の規則を抽出して知識ベース化してい
る。この手法に係る故障探求手順(故障診断)のフロー
チャートを参考に第3図に示す。具体的には、下記に示
される周知のIF…THEN…形式(ルール)で知識ベースと
して記憶されている。
IF errorm=検出器異状水位計 alatm=誤符号 cond aspect=ショート contri=入出力中継装置 parts=シャフトエンコーダ THEN proask=yes alatm=誤符号 cond aspect=ショート contri=入出力中継装置 parts=シャフトエンコーダ そして、診断探求は診断の結果に基づいてシステム全
体、次に装置名Gbのレベルと、さらに部品名Gaのレベル
と、その探求範囲を調節する。そのために、階層化のた
めの規則が存在している。
故障探求支援部14は診断結果に基づいて自動的に探索
範囲を狭めて故障探求の指示をCRT端末11に表示して行
う。例えば、診断の結果が装置1の場合であり、部品名
Gaまで特定できたときには第4図のレベル1から故障探
求の指示が行われる。
ここで診断の結果が装置1の場合には、先ず、部品21
の故障探求の指示を行う。次に部品22の故障探求の指示
を行う。部品21の場合には原因111、原因112、原因113
…、または部品22の場合には原因121、原因122、原因12
3…等の階層化された規則に係る故障探求の指示を行
う。
この場合、診断の結果が誤っている場合、すなわち、
故障現状の確認において、その誤りが確認された場合も
考慮して、CRT端末11を介して容易に他の部分の故障探
求に切り替えられるようにしておく。
このようにして、最終的なダム管理における故障の症
状Nに対応して、故障における部品名Ga、装置名Gb等の
診断ならびに故障探求が効率的に行われる。この際、経
験的な診断の知識を故障探求に生かすことが容易であ
り、初心者でも経験豊富な保守員のような故障探求が可
及的速やかにできるものとなる。さらに初心者向けの故
障探求の教育に使用することができる。
[発明の効果] 以上の説明から理解されるように、本発明のダム管理
用故障探求支援システムにおいては、ダムの各所の配置
された複数の検知手段からの情報信号をもとに、故障に
係る診断を行い、且つ故障探求の手順を提示するダム管
理用故障探求支援システムにおいて、集積された症状
と、症状に対応した部品名ならびに装置名に係る故障診
断知識情報とをもとに、故障の部品名と装置名とを特定
すべく診断を行う故障診断手段と、前記診断の結果をも
とに故障探求の範囲を狭めた故障探求の手順を提示する
とともに、故障探求の結果が相違した場合、あるいは診
断が相違した場合に故障探求の範囲を変更した故障探求
の手順を提示する故障探求手段とを備えることを特徴と
している。
これにより、経験的な高度の故障診断の知識を故障探
求に生かすことが容易であり、故障位置、例えば、部品
名、装置名等の故障探求の効率が向上する。加えて、初
心者でも熟練保守員のように故障探求ができるものとな
る。さらに初心者向けの故障探求の教育に使用して、そ
のダム管理用故障探求支援における教育効果を向上せし
めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のダム管理用故障探求システムに係る装
置とその機能を説明するための構成図、 第2図は第1図における故障診断知識ベースを説明する
ためのマトリックス図、 第3図は故障探求に係るフローチャート、 第4図は第1図における故障探求支援部を説明するため
の探求指示に係る階層図である。 11……CRT端末 12……電子計算機 15……故障診断知識ベース 16……探求支援知識ベース A……診断/故障判定部 B……表示部 G……原因 Ga……部品名 Gb……装置名 N……症状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 正博 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−140837(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02B 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダムの各所に配置された複数の検知手段か
    らの情報信号をもとに、故障に係る診断を行い、且つ故
    障探求の手順を提示するダム管理用故障探求支援システ
    ムにおいて、 集積された症状と、症状に対応した部品名ならびに装置
    名に係る故障診断知識情報とをもとに、故障の部品名と
    装置名とを特定すべく診断を行う故障診断手段と、 前記診断の結果をもとに故障探求の範囲を狭めた故障探
    求の手順を提示するとともに、故障探求の結果が相違し
    た場合、あるいは診断が相違した場合に故障探求の範囲
    を変更した故障探求の手順を提示する故障探求手段と、 を備えることを特徴とするダム管理用故障探求支援シス
    テム。
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