JP2792541B2 - 折れ戸の取付用具及び取付方法 - Google Patents

折れ戸の取付用具及び取付方法

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JP2792541B2 JP18879196A JP18879196A JP2792541B2 JP 2792541 B2 JP2792541 B2 JP 2792541B2 JP 18879196 A JP18879196 A JP 18879196A JP 18879196 A JP18879196 A JP 18879196A JP 2792541 B2 JP2792541 B2 JP 2792541B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローゼットの開
口部の閉塞などに使用される折れ戸の取付用具及び取付
方法に関し、さらに詳しくは、打込体に対して進退しな
い固定式ピボットを用いながら折れ戸を上側レールと下
側レールとの間にワンタッチで精度良く取り付けること
ができる取付用具及び取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クローゼットの開口部の閉塞などに使用
される折れ戸は、図6に示すように、吊元扉70と開口
扉72とを蝶番74によって折り畳み可能に連結するこ
とにより構成されている。吊元扉70は幅方向一端側
(図面左側)を中心として回動するように上側レール7
6と下側レール78との間に取り付けられたものであ
り、開口扉72は幅方向一端側(図面右側)が上側レー
ル76及び下側レール78に沿ってスライドするように
両レール76、78間に取り付けられたものである。な
お、図中80は上側レール76が固定された上枠、82
は下側レール78が固定された下枠、84、84は縦
枠、86は取っ手を示す。図6の折れ戸88では、取っ
手86を手前に引っ張ると、吊元扉70が幅方向一端側
を中心として回動するとともに、開口扉72の幅方向一
端側がレール76、78に沿ってスライドすることによ
り、吊元扉70及び開口扉72が折り畳まれて折れ戸8
8が開く。
【0003】図6に示した折れ戸88の施工は、従来下
記の手順で行われている。先ず、ピボット受け座90、
92を含む取付用具を用いた折れ戸の上下レール76、
78間への取付は、次の手順で行う。すなわち、上側レ
ール76を上枠80、下側レール78を下枠82に固定
し、上下枠80、82及び縦枠84、84により四角枠
を作って開口部に設置する。また、吊元扉70の幅方向
一端側上面に上部ピボット94、下面に下部ピボット9
6を固定し、開口扉72の幅方向一端側上面と下面にそ
れぞれ案内ランナー98を1個ずつ固定する。さらに、
両受け座90、92を両レール76、78にそれぞれ本
固定する。
【0004】上下部ピボット94、96は、吊元扉70
の上面及び下面の加工穴にそれぞれ打ち込まれる打込体
(図示せず)と、該打込体に対して進退可能に支持され
るとともにバネで先方に付勢されたシャフトとを備えて
いる。また、上下部ピボット受け座90、92には、図
7に示す構造のものが使用されている。図7のピボット
受け座は、上下の向きを反対にして上側レール76及び
下側レール78に固定することにより、上部ピボット受
け座90として、あるいは下部ピボット受け座92とし
て使用できる。同図において、ピボット受け座90(9
2)は、上側レール76又は下側レール78に基体を固
定するための固定ネジ100と、ピボットのシャフトを
係合させる凹部102と、凹部102にピボットのシャ
フトを導く案内溝104を有する傾斜板106とを備え
ている。
【0005】前述のように、上下部の受け座90、92
を上下のレール76、78にそれぞれ本固定した後、吊
元扉70をその上面と下面とを上下レール76、78に
対して平行にした状態でピボット94、96それぞれの
シャフトを上下部ピボット受け座90、92に向かって
移動させる。その場合、ピボット受け座90、92にそ
れぞれ傾斜板106と案内溝104とが設けられている
とともに、両ピボット94、96それぞれのシャフトが
打込体に対して進退自在に支持されて先方に付勢されて
いるため、上部ピボット94、96それぞれのシャフト
が打込体内に後退しつつ案内溝102に案内されて移動
し、凹部102の位置に来たときにバネの付勢力で突出
して凹部102に挿入される。これにより、ワンタッチ
で折れ戸88の取付が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の取付用具
を用いれば、折れ戸88の施工を比較的簡便に行うこと
ができるが、該取付用具では、吊元扉70の上下面にそ
れぞれ固定したピボットに、打込体に対して進退するシ
ャフトをバネで突出付勢するという複雑な構造を有する
高価なタイプのものを用いなければ作業を行うことがで
きない。このため、折れ戸の施工に係るコストが高くな
っていた。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、打込体に対して進退しない安価な固定式ピボットを
用いて、折れ戸を上側レールと下側レールとの間にワン
タッチで精度良く取り付けることができ、したがって、
折れ戸の取付作業を簡便化するとともにコストダウンも
図ることが可能な取付用具及び取付方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、吊元扉の上面及び下面の加工穴にそれぞれ
打ち込まれる打込体と、該打込体に固定されたシャフト
とを備えた一対の固定式ピボットと、上側レール及び下
側レールの少なくとも一方に固定されるピボット受け座
と、開口扉の上面及び下面の加工穴にそれぞれ打ち込ま
れる打込体と、バネ作用により先方に付勢された状態で
前記打込体に進退可能に取り付けられたシャフトと、該
シャフトの先端に回転可能に取り付けられ、上側レール
及び下側レール内にそれぞれスライド可能に挿入される
ローラとを備えた一対の案内ランナーとを具備し、か
つ、前記ピボット受け座が、固定式ピボットのシャフト
を導入するシャフト導入部と、該シャフトを挿入するシ
ャフト挿入部と、該シャフト挿入部への移動時における
シャフトの両側部を摺動案内する一対の側方ガイド面
と、該移動時におけるシャフトの先端部を摺動案内する
先端部ガイド面とを備えるとともに、前記先端部ガイド
面が、シャフト挿入部へのシャフトの進入に伴って上下
方向に撓む弾性板体からなり、該シャフトがシャフト挿
入部に挿入されたときに復元して該シャフトのシャフト
導入部への戻りを抑える係止部を備えることを特徴とす
る折れ戸の取付用具を提供する。
【0009】また、本発明は、請求項1記載の一対の固
定式ピボットの打込体を吊元扉の上面及び下面の加工穴
にそれぞれ打ち込むことによりこれら固定式ピボットを
吊元扉に固定し、請求項1記載の一対の案内ランナーの
打込体を開口扉の上面及び下面の加工穴にそれぞれ打ち
込むことによりこれら案内ランナーを開口扉に固定し、
請求項1記載のピボット受け座を上側レール及び下側レ
ールの少なくとも一方の所定位置に固定した後、固定式
ピボットのシャフトを、ピボット受け座のシャフト導入
部から進入させて側方ガイド面及び先端部ガイド面に沿
って移動させ、該先端部ガイド面を撓ませつつシャフト
をシャフト挿入部に挿入し、該挿入後に復元する先端部
ガイド面の係止部によってシャフト導入部への戻りを抑
えて折れ戸を垂直に立てることを特徴とする折れ戸の取
付方法を提供する。
【0010】本発明の取付用具では、ピボット受け座の
先端部ガイド面を弾性作用で撓ませるように構成してい
る。そのため、本発明に係るピボット受け座を上側レー
ルと下側レールの双方に取り付けた場合には、吊元扉を
その上面と下面とをレールに対して略平行にした状態で
上下シャフトを上下一対のピボット受け座に向かってそ
れぞれに移動させる。すると、ピボット受け座の先端部
ガイド面が、固定式シャフトの側部で押圧されて上下方
向に撓ませられ、上下の固定式ピボットそれぞれのシャ
フトが打込体から突出した状態のままで先端部ガイド面
に載って摺動してシャフト挿入部に進入する。さらに、
シャフト挿入部へのシャフトの進入後に、シャフト先端
部から解放された先端部ガイド面が復元し、シャフトの
シャフト導入部への戻りを抑える。このように、上下の
固定式ピボットを上下のピボット受け座でそれぞれ簡単
かつ確実に支持することができるため、折れ戸のワンタ
ッチ取付作業が可能になる。
【0011】また、上側レールと下側レールのいずれか
一方、例えば上側レールのみに本発明のピボット受け座
を固定する場合は、下側レールに、基体にシャフト挿入
穴を単に形成しただけの通常のピボット受け座を固定す
る。そして、吊元扉の下面に取り付けた固定式ピボット
のシャフトを該通常のピボット受け座のシャフト挿入穴
に挿入し、次いで折れ戸を斜めにした状態で、上側の固
定式ピボットのシャフトを上側のピボット受け座の先端
部ガイド面に載せて摺動させながら折れ戸を立てる。こ
れにより、上側のピボットのシャフトが、先端部ガイド
面を押圧して撓ませながら該ガイド面に載って摺動して
シャフト挿入部に導入されるため、折れ戸の取り付けが
ワンタッチで行われる。逆に、本発明のピボット受け座
を、上側レールにではなく下側レールに固定した場合
は、上側レールに、基体にシャフト挿入穴を単に形成し
ただけの通常のピボット受け座を固定する。そして、吊
元扉の上面に取り付けた固定式ピボットのシャフトを、
上側の通常のピボット受け座のシャフト挿入穴に挿入
し、次いで折れ戸を斜めにした状態で下側の固定式ピボ
ットのシャフトを下側のピボット受け座の先端部ガイド
面に載せて摺動させながら折れ戸を立てる。
【0012】前述のように、折れ戸を立てたときに上下
の固定式ピボットのシャフト先端間の距離は上下のピボ
ット受け座のシャフト挿入部(挿入穴)間の距離より長
くなるが、本発明の取付用具では、先端部ガイド面が上
側のピボット又は下側のピボットのシャフトに対し進退
して、該シャフトを、突出状態のままでシャフト挿入部
に導入することができるため、予め上下の受け座を本固
定してから、折れ戸の取り付けをワンタッチで行うこと
ができる。しかも、シャフトが打込体に対して進退しな
い安価な固定式ピボットを用いつつ、ワンタッチで取り
付け可能な折れ戸の取付用具を実現できるので、打込体
からバネで進退するタイプの高価なピボットを用いなく
てもよく、したがって、施工に係るコストの低減を図る
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、実施形態例により本発明を
具体的に示すが、本発明は下記実施形態例に限定される
ものではない。図1〜4は本発明取付用具の第1実施形
態例における構成部材を示すもので、図1は上下のレー
ルにピボット受け座を取り付けた折れ戸の一例を示す概
略正面図、図2はピボット受け座を単体で示す斜視図、
図3は下側に取り付けたピボット受け座に対して固定式
ピボットが進入する際の状態を示す側面断面図、図4は
案内ランナーの縦断面図である。
【0014】吊元扉70に固定される固定式ピボット2
は、図3に示すように、吊元扉70の上面及び下面にそ
れぞれ打ち込まれる円筒状の打込体4と、打込体4に固
定され該打込体4に対して進退しないシャフト6と、打
込体4とシャフト6との間に形成された鍔部8とを有し
ている。
【0015】吊元扉70に固定される案内ランナー10
は、図4に示すように、開口扉72の上面及び下面にそ
れぞれ打ち込まれる有底又は有頭円筒状の合成樹脂製打
込体12と、打込体12の開口部に設けられた鍔部13
と、打込体12内に配置されたバネ14と、基端側が打
込体12内に挿入されバネ14の作用で先方に付勢され
た状態で打込体12に進退可能に取り付けられたシャフ
ト16と、シャフト取付用のブシュ18と、シャフト1
6の先端にボルト20によって回転可能に取り付けられ
たローラ22とを有している。
【0016】吊元扉70の上面及び下面の少なくとも一
方に固定されるピボット受け座24は、図1〜3に示す
ように、上側レール76又は下側レール78の長さ方向
にやや長い形状の基体26を有している。基体26は、
固定式ピボット2のシャフト6を導入するシャフト導入
部28と、シャフト導入部28から続く位置に設けら
れ、シャフト6を挿入するシャフト挿入部30と、シャ
フト挿入部30への移動時におけるシャフト6の両側部
を摺動案内する一対の側方ガイド面32、34と、該移
動時におけるシャフト6の先端部を摺動案内する、上側
レール76又は下側レール78の長さ方向にやや長いガ
イド板(前端部ガイド面)36とを有する。
【0017】ガイド板36は、金属製板バネ、プラスチ
ック製板バネ等の弾性板体からなり、両端部が、一対の
側方ガイド面32、34によって区画されたガイド溝内
において摺動自在となるように収容されている。また、
ガイド板6は、長さ方向における基端がガイド溝底部3
9(図3)に連結されるとともに、該基端からシャフト
挿入部30に接近するほどガイド溝底部39から離反す
るように傾斜されており、基端を支点としてシャフト6
の進入に従って同図上下方向に撓み(弾性変形し)、か
つ、シャフト6による押圧から解放されたときに復元す
るように構成されている。さらに、ガイド板36の先端
には、円弧状に形成された切欠部38が形成されてい
る。円弧状切欠部38は、シャフト6が進入シャフト挿
入部30に挿入されたときに復元するガイド板36と共
に元の位置に復帰して、シャフト6の側面に当接してそ
のシャフト導入部28への戻りを抑える係止部を構成し
ている。
【0018】また、基体26は、一対の側方ガイド面3
2、34に挟まれたガイド溝の最奥部に形成され、ガイ
ド板36の円弧状切欠部38とによってシャフト挿入部
30を構成する半円筒状の凹部40を有している。さら
に、基体26は、後部平坦面に、固定ネジ42を挿入す
るためのネジ孔44を有している。なお、図3における
46は、固定ネジ42に螺合するナットである。
【0019】本実施形態例の取付用具を用いた折れ戸の
上下レール間への取付は、下記の手順で行う。 上側レール76を上枠80に、下側レール78を下枠
82に固定し、上下枠80、82及び縦枠84により四
角枠を作って開口部に設置する。ピボット受け座24の
上下レール76、78への取付は四角枠を作る前に行っ
てもよく、四角枠を作ってから行ってもよい。また、吊
元扉70の幅方向一端側上面及び下面にそれぞれ固定式
のピボット2を固定し、開口扉72の幅方向一端側上面
及び下面にそれぞれ案内ランナー10を固定する。
【0020】上下のピボット受け座24、24を、両
レール76、78に固定ネジ42及びナット46でそれ
ぞれ本固定する。この場合、両受け座24、24のシャ
フト挿入部30、30が、いずれも吊元扉70への両ピ
ボット2、2の取付位置に応じた正しい位置に来るよう
にする。
【0021】吊元扉70をその上面と下面とをレール
76、78に対して略平行にした状態で、扉上下に位置
するシャフト6、6を上下一対のピボット受け座24、
24に向かってそれぞれ移動させる。これにより、ピボ
ット受け座24、24のガイド板36、36が、固定式
ピボット2、2のシャフト6、6によって押圧されてそ
れぞれ弾性変形するため、シャフト6、6がそれぞれ打
込体4、4から突出した状態のままでガイド板36、3
6に載って摺動してシャフト挿入部30、30に進入す
る。そして、上下部においてそれぞれ、シャフト挿入部
30へのシャフト6の挿入後にシャフト先端から解放さ
れたガイド板36が復元し、シャフト6がガイド板36
の円弧状切欠部38によって係止されて、シャフト導入
部28への戻りが抑えられる。これにより、ワンタッチ
で折れ戸88の取付が完了する。この状態では、吊元扉
70の自重によって下側のシャフト6がシャフト挿入部
30の底部に当接するため、上側のシャフト6は、上側
のピボット受け座24におけるシャフト挿入部30の底
部から若干離れている(図1参照)。
【0022】上下の案内ランナー10、10の上下レ
ール76、78への挿入は、折れ戸88の取付作業のど
の段階で行ってもよい。
【0023】また、本発明に係るピボット受け座24を
上側レール76のみに固定する場合は、下側レール78
に、基体にシャフト挿入穴を単に形成しただけの通常の
ピボット受け座を固定する。この状態において、吊元扉
70の下面に取り付けた固定式ピボット2のシャフト6
を該通常のピボット受け座のシャフト挿入穴に挿入し、
次いで折れ戸88を斜めにした状態で、上側のピボット
2のシャフト6を上側のピボット受け座24のガイド板
36に沿って摺動させながら折れ戸88を立てる。これ
により、上側のピボット2のシャフト6が、ガイド板3
6を押圧して撓ませつつ該ガイド板36上を摺動してシ
ャフト挿入部30に導入され、折れ戸88の取り付けが
ワンタッチで行われる。
【0024】逆に、本発明に係るピボット受け座24
を、上側レール76にではなく下側レール78に固定す
る場合は、上側レール76に、基体にシャフト挿入穴を
単に形成しただけの通常のピボット受け座を固定する。
そして、吊元扉70の上面に取り付けた固定式ピボット
2のシャフト6を、上側の通常のピボット受け座のシャ
フト挿入穴に挿入し、次いで折れ戸88を斜めにした状
態で下側の固定式ピボット2のシャフト6を下側のピボ
ット受け座24のガイド板36に載せて摺動させて折れ
戸88を立てる。
【0025】折れ戸88を立てたときに上下の固定式ピ
ボット2、2のシャフト6、6先端間の距離は上下のピ
ボット受け座24、24のシャフト挿入部(挿入穴)間
の距離より長くなるが、本発明に係る取付用具では、ガ
イド板36が上側のピボット2又は下側のピボット2の
シャフト6に対し進退して、該シャフト6を、突出状態
のままでシャフト挿入部30に導入することができるた
め、予め上下の受け座24、24を本固定してから、折
れ戸88の取り付けをワンタッチで行うことができる。
しかも、シャフト6が打込体4に対して進退しない安価
な固定式ピボット2を用いつつ、ワンタッチで取り付け
可能な折れ戸88の取付用具を実現できるので、打込体
からバネで進退するタイプの高価なピボットを用いなく
てもよい。したがって、施工に係るコストの低減を図る
ことが可能となる。
【0026】図5に、ピボット受け座24の第2実施形
態例を示す。図5のピボット受け座24は、上記第1実
施形態例のピボット受け座24のシャフト導入部28よ
り広いシャフト導入部48を設けたということ以外、基
本的に該第1実施形態例のものと同じ構成を有する。す
なわち、図5のピボット受け座24には、一対の側方ガ
イド面32、34それぞれの前端部の間隔が徐徐に広く
なるように前部外方に向かって傾斜する傾斜面50、5
2が形成されている。このように、ピボット受け座24
のシャフト導入部28より広いシャフト導入部48を有
する第2実施形態例のピボット受け座24では、固定式
ピボット2のシャフト6をより円滑に導入することがで
きる。
【0027】なお、本発明の取付用具は上記第1、第2
の実施形態例に限定されるものではなく、上下ピボット
及び案内ランナーの打込体やシャフトの形状及び構造、
ピボット受け座のシャフト挿入部の形状及び構造など
は、目的を達成できるものであれば任意の形状及び構造
とすることができる。また、その他の構成についても本
発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して差し支えな
い。
【0028】
【発明の効果】本発明の取付用具及び取付方法によれ
ば、打込体に対して進退しない安価な固定式のピボット
を用いて、折れ戸を上側レールと下側レールとの間にワ
ンタッチで精度良く取り付けることができ、したがっ
て、折れ戸の取付作業を簡便化するとともにコストダウ
ンも図ることが可能な取付用具及び取付方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る取付用具を用いて
折れ戸を施工する場合の概略図である。
【図2】同実施形態例の取付用具におけるピボット受け
座を拡大して示す斜視図である。
【図3】同実施形態例の取付用具におけるピボット受け
座に対して固定式ピボットのシャフトが進入する際の状
態を示す側面断面図である。
【図4】同実施形態例の取付用具における案内ランナー
を示す縦断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態例に係る取付用具におけ
るピボット受け座を拡大して示す斜視図である。
【図6】折れ戸の一例を示す正面図である。
【図7】折れ戸を施工する際に用いられる従来タイプの
ピボット受け座を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 固定式ピボット 4 打込体 6 シャフト 10 案内ランナー 12 打込体 16 シャフト 22 ローラ 24 ピボット受け座 28 シャフト導入部 30 シャフト挿入部 32 側方ガイド面 34 側方ガイド面 36 ガイド板(先端部ガイド面) 38 円弧状切欠部(係止部) 48 シャフト導入部 70 吊元扉 72 開口扉 76 上側レール 78 下側レール 88 折れ戸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊元扉の上面及び下面の加工穴にそれぞ
    れ打ち込まれる打込体と、該打込体に固定されたシャフ
    トとを備えた一対の固定式ピボットと、 上側レール及び下側レールの少なくとも一方に固定され
    るピボット受け座と、 開口扉の上面及び下面の加工穴にそれぞれ打ち込まれる
    打込体と、バネ作用により先方に付勢された状態で前記
    打込体に進退可能に取り付けられたシャフトと、該シャ
    フトの先端に回転可能に取り付けられ、上側レール及び
    下側レール内にそれぞれスライド可能に挿入されるロー
    ラとを備えた一対の案内ランナーとを具備し、 かつ、前記ピボット受け座が、固定式ピボットのシャフ
    トを導入するシャフト導入部と、該シャフトを挿入する
    シャフト挿入部と、該シャフト挿入部への移動時におけ
    るシャフトの両側部を摺動案内する一対の側方ガイド面
    と、該移動時におけるシャフトの先端部を摺動案内する
    先端部ガイド面とを備えるとともに、 前記先端部ガイド面が、シャフト挿入部へのシャフトの
    進入に伴って上下方向に撓む弾性板体からなり、該シャ
    フトがシャフト挿入部に挿入されたときに復元して該シ
    ャフトのシャフト導入部への戻りを抑える係止部を備え
    ることを特徴とする折れ戸の取付用具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一対の固定式ピボットの
    打込体を吊元扉の上面及び下面の加工穴にそれぞれ打ち
    込むことによりこれら固定式ピボットを吊元扉に固定
    し、 請求項1記載の一対の案内ランナーの打込体を開口扉の
    上面及び下面の加工穴にそれぞれ打ち込むことによりこ
    れら案内ランナーを開口扉に固定し、 請求項1記載のピボット受け座を上側レール及び下側レ
    ールの少なくとも一方の所定位置に固定した後、 固定式ピボットのシャフトを、ピボット受け座のシャフ
    ト導入部から進入させて側方ガイド面及び先端部ガイド
    面に沿って移動させ、該先端部ガイド面を撓ませつつシ
    ャフトをシャフト挿入部に挿入し、該挿入後に復元する
    先端部ガイド面の係止部によってシャフト導入部への戻
    りを抑えて折れ戸を垂直に立てることを特徴とする折れ
    戸の取付方法。
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