JP2792453B2 - アパーチャ及びその製造方法 - Google Patents
アパーチャ及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2792453B2 JP2792453B2 JP2094895A JP2094895A JP2792453B2 JP 2792453 B2 JP2792453 B2 JP 2792453B2 JP 2094895 A JP2094895 A JP 2094895A JP 2094895 A JP2094895 A JP 2094895A JP 2792453 B2 JP2792453 B2 JP 2792453B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aperture
- plate member
- etching
- present
- electron beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title description 5
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 17
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims description 17
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 claims description 17
- 239000010703 silicon Substances 0.000 claims description 17
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 claims 1
- 238000001039 wet etching Methods 0.000 description 24
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 15
- KWYUFKZDYYNOTN-UHFFFAOYSA-M Potassium hydroxide Chemical compound [OH-].[K+] KWYUFKZDYYNOTN-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 9
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 7
- OAKJQQAXSVQMHS-UHFFFAOYSA-N Hydrazine Chemical compound NN OAKJQQAXSVQMHS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000001312 dry etching Methods 0.000 description 4
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000003513 alkali Substances 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 238000001459 lithography Methods 0.000 description 3
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 241001122767 Theaceae Species 0.000 description 1
- VZPPHXVFMVZRTE-UHFFFAOYSA-N [Kr]F Chemical compound [Kr]F VZPPHXVFMVZRTE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000609 electron-beam lithography Methods 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N mercury Chemical compound [Hg] QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052753 mercury Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 description 1
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/02—Details
- H01J37/04—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
- H01J37/09—Diaphragms; Shields associated with electron or ion-optical arrangements; Compensation of disturbing fields
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2237/00—Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
- H01J2237/04—Means for controlling the discharge
- H01J2237/045—Diaphragms
- H01J2237/0451—Diaphragms with fixed aperture
- H01J2237/0453—Diaphragms with fixed aperture multiple apertures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2237/00—Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
- H01J2237/30—Electron or ion beam tubes for processing objects
- H01J2237/317—Processing objects on a microscale
- H01J2237/3175—Lithography
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板上に半導体
集積回路などの回路パターンを形成するために半導体基
板に被着されたレジストに直接電子ビームで描画する電
子ビーム描画法に用いる電子ビーム描画用アパーチャに
関する。
集積回路などの回路パターンを形成するために半導体基
板に被着されたレジストに直接電子ビームで描画する電
子ビーム描画法に用いる電子ビーム描画用アパーチャに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の進歩は目ざまし
く、特にDRAMに代表されるメモリ素子では記憶容量
の3年毎に4倍という大容量化が実現されている。この
進歩は微細加工技術の進歩によるところが大きく、特に
リソグラフィ技術の進歩に依存するものである。
く、特にDRAMに代表されるメモリ素子では記憶容量
の3年毎に4倍という大容量化が実現されている。この
進歩は微細加工技術の進歩によるところが大きく、特に
リソグラフィ技術の進歩に依存するものである。
【0003】微細パターンを半導体基板であるウェハ上
に形成するには、紫外光を光源とした縮小投影露光装置
いわゆるステッパーが用いられていたが、より微細パタ
ーンを転写するために、光源の短波長化が行なわれ、水
銀ランプのg線(436nm)から同じ水銀ランプのi線(3
65nm)へ、さらには弗化クリプトンガスを用いたKrF
エキシマレーザ光(249nm)へと変化してきた。
に形成するには、紫外光を光源とした縮小投影露光装置
いわゆるステッパーが用いられていたが、より微細パタ
ーンを転写するために、光源の短波長化が行なわれ、水
銀ランプのg線(436nm)から同じ水銀ランプのi線(3
65nm)へ、さらには弗化クリプトンガスを用いたKrF
エキシマレーザ光(249nm)へと変化してきた。
【0004】しかし、光源の短波長化による微細パター
ン転写能力すなわち解像力の向上は、逆に焦点深度の低
下を招いている。そこで、焦点深度が光露光法に比べ飛
躍的に広い電子ビーム描画法が注目されている。
ン転写能力すなわち解像力の向上は、逆に焦点深度の低
下を招いている。そこで、焦点深度が光露光法に比べ飛
躍的に広い電子ビーム描画法が注目されている。
【0005】この電子ビーム描画法は半導体集積回路パ
ターンをスポットの小さな電子ビームで順次パターンを
倣って描画するため、より微細化が可能であるものの、
光露光法に比べ処理能力の低いことが問題とされてい
た。
ターンをスポットの小さな電子ビームで順次パターンを
倣って描画するため、より微細化が可能であるものの、
光露光法に比べ処理能力の低いことが問題とされてい
た。
【0006】しかしながら、電子ビーム描画法において
は、この一筆書き描画方法に代って、特開平4-137520号
公報、あるいは特願平5-341835号に記載されるように、
新たに半導体集積回路の一部を形成したアパーチャを用
いて一括転写し、それらの一括パターンを繋げて全体の
回路パターンを転写する部分一括電子ビーム描画法が開
発され、処理能力が飛躍的に向上した。
は、この一筆書き描画方法に代って、特開平4-137520号
公報、あるいは特願平5-341835号に記載されるように、
新たに半導体集積回路の一部を形成したアパーチャを用
いて一括転写し、それらの一括パターンを繋げて全体の
回路パターンを転写する部分一括電子ビーム描画法が開
発され、処理能力が飛躍的に向上した。
【0007】図6は従来のアパーチャの製造方法及び構
造を説明するための縦断面図である。
造を説明するための縦断面図である。
【0008】図6を参照して、面方位(100)のシリコ
ン張り合わせウェハ1の表面をパターン化したものにC
VDにより両面にウェットエッチング用保護膜(シリコ
ン窒化膜等)3を形成する(図6(a)参照)。
ン張り合わせウェハ1の表面をパターン化したものにC
VDにより両面にウェットエッチング用保護膜(シリコ
ン窒化膜等)3を形成する(図6(a)参照)。
【0009】次に、レジストをパターニングし、窓を開
けたレジストマスク4を用いてウェットエッチング用保
護膜3をドライエッチングにより除去し、バックエッチ
用窓5を形成する(図6(b)参照)。
けたレジストマスク4を用いてウェットエッチング用保
護膜3をドライエッチングにより除去し、バックエッチ
用窓5を形成する(図6(b)参照)。
【0010】次に、このバックエッチ用窓5から露出し
ているシリコンウェハ1を水酸化カリウム、ヒドラジン
等のアルカリ溶液を加熱したウェットエッチング溶液に
より貼り合せ面2を含めバックエッチして開口部6を形
成する(図6(c)参照)。
ているシリコンウェハ1を水酸化カリウム、ヒドラジン
等のアルカリ溶液を加熱したウェットエッチング溶液に
より貼り合せ面2を含めバックエッチして開口部6を形
成する(図6(c)参照)。
【0011】開口部6は、ウェットエッチング時に面方
位(111)が現れることにより、テーパを持たせてい
る。その後、レジスト4及びウェットエッチング用保護
膜3を除去し、表面部に電子ビーム照射時、チャージア
ップを防ぐための導電層7(例えばAu)をスパッタ法
により被着し、アパーチャが完成する(図6(d)参
照)。
位(111)が現れることにより、テーパを持たせてい
る。その後、レジスト4及びウェットエッチング用保護
膜3を除去し、表面部に電子ビーム照射時、チャージア
ップを防ぐための導電層7(例えばAu)をスパッタ法
により被着し、アパーチャが完成する(図6(d)参
照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この従来のアパーチャ
は、使用時パターン部に加速電圧30〜50kV、電流密度1
0〜100A/cm2の電流が照射され、被照射部は時には140
0℃を越える程加熱される。表面に被着された導電層7
は熱を逃がす役割も有しているが、この導電層7を厚く
付けるとパターンの側面部にも被着してしまい、パター
ン精度が低下する。
は、使用時パターン部に加速電圧30〜50kV、電流密度1
0〜100A/cm2の電流が照射され、被照射部は時には140
0℃を越える程加熱される。表面に被着された導電層7
は熱を逃がす役割も有しているが、この導電層7を厚く
付けるとパターンの側面部にも被着してしまい、パター
ン精度が低下する。
【0013】このため、導電層7は薄くしか付けられず
(略10nm程度)、熱を十分に逃がすことができない。従
って、表面が加熱されたアパーチャは表面部の熱膨張に
より、図7に示すように反りが発生する。
(略10nm程度)、熱を十分に逃がすことができない。従
って、表面が加熱されたアパーチャは表面部の熱膨張に
より、図7に示すように反りが発生する。
【0014】このようにアパーチャに反りが生じると、
パターンの精度が低下し、さらにはウェハ上に描画され
るパターンの精度も大幅に低下し、その結果、生産され
るLSIの歩留まりが低下するという問題がある。
パターンの精度が低下し、さらにはウェハ上に描画され
るパターンの精度も大幅に低下し、その結果、生産され
るLSIの歩留まりが低下するという問題がある。
【0015】また、反りの発生した状態で、さらにアパ
ーチャ表面部に電子線が照射されると、導電層7のハガ
レが生じ(図7参照)、やがてはアパーチャが使いもの
にならなくなるという問題がある。
ーチャ表面部に電子線が照射されると、導電層7のハガ
レが生じ(図7参照)、やがてはアパーチャが使いもの
にならなくなるという問題がある。
【0016】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、パターン部をアパーチャ厚さ方向中央部に設
けることにより、電子線照射時に反りが発生しない、高
精度かつ高寿命なアパーチャ及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
であって、パターン部をアパーチャ厚さ方向中央部に設
けることにより、電子線照射時に反りが発生しない、高
精度かつ高寿命なアパーチャ及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、描画用の開口パターンの複数が板部材に
形成された電子ビーム描画用のアパーチャにおいて、前
記板部材が、シリコンウェハからなる第1、第2、及び
第3の板部材を積層して一体化して構成され、前記第1
の板部材、及び前記第3の板部材をエッチング除去して
形成される凹部領域において、前記板部材の厚さ方向中
央部に中間層部をなす前記第2の板部材に電子ビーム描
画用の開口パターンを設けたことを特徴とするアパーチ
ャを提供する。本発明においては、好ましくは、アパー
チャの表面側と裏面側に導電層を設ける。
め、本発明は、描画用の開口パターンの複数が板部材に
形成された電子ビーム描画用のアパーチャにおいて、前
記板部材が、シリコンウェハからなる第1、第2、及び
第3の板部材を積層して一体化して構成され、前記第1
の板部材、及び前記第3の板部材をエッチング除去して
形成される凹部領域において、前記板部材の厚さ方向中
央部に中間層部をなす前記第2の板部材に電子ビーム描
画用の開口パターンを設けたことを特徴とするアパーチ
ャを提供する。本発明においては、好ましくは、アパー
チャの表面側と裏面側に導電層を設ける。
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】本発明によれば、アパーチャ作成時にシリコン
ウェハの表面側及び裏面側からシリコンをエッチング
し、その中間部にパターンを形成するため、電子ビーム
照射時にアパーチャにおける反りの発生を回避すること
が可能とされ、ウェハ上へのEB(電子ビーム)描画の
パターン精度が向上し、LSIの高品質化、低コスト化
が可能である。また、本発明によれば、アパーチャの両
面を使用することも可能であり、アパーチャの寿命を大
幅に延ばすことが可能とされる。
ウェハの表面側及び裏面側からシリコンをエッチング
し、その中間部にパターンを形成するため、電子ビーム
照射時にアパーチャにおける反りの発生を回避すること
が可能とされ、ウェハ上へのEB(電子ビーム)描画の
パターン精度が向上し、LSIの高品質化、低コスト化
が可能である。また、本発明によれば、アパーチャの両
面を使用することも可能であり、アパーチャの寿命を大
幅に延ばすことが可能とされる。
【0021】
【実施例】次に、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。なお、以下の実施例では本発明における
板部材としてシリコンウェハを用いた例について説明す
る。
いて説明する。なお、以下の実施例では本発明における
板部材としてシリコンウェハを用いた例について説明す
る。
【0022】
【実施例1】図1及び図2は本発明の一実施例を工程順
に説明するための断面図である。
に説明するための断面図である。
【0023】本実施例においては、ウェハとして、従来
の貼り合せウェハとは異なり、2ケ所の貼り合せ面2
A、2Bを有するウェハ1を用いる。
の貼り合せウェハとは異なり、2ケ所の貼り合せ面2
A、2Bを有するウェハ1を用いる。
【0024】この2ケ所の貼り合せ面を有するウェハ1
は、これまで製造歩留まりが悪く、実用化されていなか
った。これは貼り合せ面でボイドが生じ易く、不良の原
因となっていたためである。しかしながら、近年、この
ボイドを大幅に低減する技術が向上し、2ケ所の貼り合
せ面を有するウェハの製造が可能となった。
は、これまで製造歩留まりが悪く、実用化されていなか
った。これは貼り合せ面でボイドが生じ易く、不良の原
因となっていたためである。しかしながら、近年、この
ボイドを大幅に低減する技術が向上し、2ケ所の貼り合
せ面を有するウェハの製造が可能となった。
【0025】まず、このウェハ1の全面にCVDにより
ウェットエッチング用保護膜(シリコン窒化膜等)3A
を形成する(図1(a)参照)。
ウェットエッチング用保護膜(シリコン窒化膜等)3A
を形成する(図1(a)参照)。
【0026】次に、表面側において、ウェットエッチン
グ用保護膜3A上にレジストをパターニングし、窓を開
けたレジストマスク4Aを用いてウェットエッチング用
保護膜3Aをドライエッチングにより除去し、前面エッ
チ用窓5Aを形成する(図1(b)参照)。
グ用保護膜3A上にレジストをパターニングし、窓を開
けたレジストマスク4Aを用いてウェットエッチング用
保護膜3Aをドライエッチングにより除去し、前面エッ
チ用窓5Aを形成する(図1(b)参照)。
【0027】次に、この前面エッチ用窓5Aから露出し
ているシリコンウェハ1を水酸化カリウム、ヒドラジン
等のアルカリ溶液を加熱したウェットエッチング溶液に
より貼り合せ面2Aを含めエッチングして、開口部6A
を形成する(図1(c)参照)。
ているシリコンウェハ1を水酸化カリウム、ヒドラジン
等のアルカリ溶液を加熱したウェットエッチング溶液に
より貼り合せ面2Aを含めエッチングして、開口部6A
を形成する(図1(c)参照)。
【0028】その後、開口部6Aにリソグラフィ及びエ
ッチング技術を用いパターンを形成する(図1(d)参
照)。
ッチング技術を用いパターンを形成する(図1(d)参
照)。
【0029】次に、CVDにより全面にウェットエッチ
ング用保護膜(窒化膜等)3Bを形成する(図2(e)参
照)。
ング用保護膜(窒化膜等)3Bを形成する(図2(e)参
照)。
【0030】次に、裏面側において、ウェットエッチン
グ用保護膜3B上にレジストをパターニングし、窓を開
けたレジストマスク4Bを用いて、ウェットエッチング
用保護膜3Bをドライエッチングにより除去し、バック
エッチ用窓5Bを形成する(図2(f)参照)。
グ用保護膜3B上にレジストをパターニングし、窓を開
けたレジストマスク4Bを用いて、ウェットエッチング
用保護膜3Bをドライエッチングにより除去し、バック
エッチ用窓5Bを形成する(図2(f)参照)。
【0031】その後、バックエッチ用窓5Bから露出し
ているシリコンウェハ1を水酸化カリウム、ヒドラジン
等のアルカリ溶液を加熱したウェットエッチング溶液に
より貼り合せ面2Bを含めエッチングし、他側に開口部
6Bを形成する(図2(g)参照)。
ているシリコンウェハ1を水酸化カリウム、ヒドラジン
等のアルカリ溶液を加熱したウェットエッチング溶液に
より貼り合せ面2Bを含めエッチングし、他側に開口部
6Bを形成する(図2(g)参照)。
【0032】次に、ウェットエッチング用保護膜3A及
び3Bを剥離し、表面にAu等をスパッタして導電層7
Aを形成し、アパーチャが完成する(図2(h)参照)。
び3Bを剥離し、表面にAu等をスパッタして導電層7
Aを形成し、アパーチャが完成する(図2(h)参照)。
【0033】なお、本実施例では、図2(e)の工程にお
いて、ウェットエッチング用保護膜3A上にウェットエ
ッチング用保護膜3Bを形成したが、保護膜3Aを剥離
してから保護膜3Bを形成しても良い。
いて、ウェットエッチング用保護膜3A上にウェットエ
ッチング用保護膜3Bを形成したが、保護膜3Aを剥離
してから保護膜3Bを形成しても良い。
【0034】このようにして作製されたアパーチャ(図
2(h)参照)は、使用時に電子線が照射されても、厚さ
方向にほぼ対称形状とされており、反りが発生しない。
このためウェハ上には高精度のパターニングを描画する
ことが可能である。
2(h)参照)は、使用時に電子線が照射されても、厚さ
方向にほぼ対称形状とされており、反りが発生しない。
このためウェハ上には高精度のパターニングを描画する
ことが可能である。
【0035】
【実施例2】図3及び図4は、本発明の第2の実施例を
工程順に説明するための断面図である。図3(a)〜(c)ま
での開口部6Aを形成するまでの工程は、前記第1の実
施例(図1(a)〜(c)の工程)と同じであるため、説明を
省略する。
工程順に説明するための断面図である。図3(a)〜(c)ま
での開口部6Aを形成するまでの工程は、前記第1の実
施例(図1(a)〜(c)の工程)と同じであるため、説明を
省略する。
【0036】本実施例では、次にウェットエッチング用
保護膜3Bを全面に形成する(図3(d)参照)。この
時、ウェットエッチング用保護膜3Aは剥離してあって
も、あるいは剥離していなくてもどちらでも良い。以
下、ウェットエッチング用保護膜3Aを剥離せず、その
上に、ウェットエッチング用保護3Bを形成した場合に
ついて説明する。
保護膜3Bを全面に形成する(図3(d)参照)。この
時、ウェットエッチング用保護膜3Aは剥離してあって
も、あるいは剥離していなくてもどちらでも良い。以
下、ウェットエッチング用保護膜3Aを剥離せず、その
上に、ウェットエッチング用保護3Bを形成した場合に
ついて説明する。
【0037】レジストをパターニングし、窓を開けたレ
ジストマスク4Bを用いてウェットエッチング用保護膜
3Bをドライエッチングにより除去し、バックエッチ用
窓5Bを形成する(図4(e)参照)。その後、バックエ
ッチ用窓5Bから露出しているシリコンを貼り合せ面2
Bを含めエッチングして、開口部6Bを形成する(図4
(f)参照)。
ジストマスク4Bを用いてウェットエッチング用保護膜
3Bをドライエッチングにより除去し、バックエッチ用
窓5Bを形成する(図4(e)参照)。その後、バックエ
ッチ用窓5Bから露出しているシリコンを貼り合せ面2
Bを含めエッチングして、開口部6Bを形成する(図4
(f)参照)。
【0038】次に、残ったシリコン部にリソグラフィ及
びエッチングによりパターンを形成し(図4(g)参
照)、最後にウェットエッチング用保護膜3A、3Bを
剥離し、導電層7Aを形成することによりアパーチャが
完成する(図4(h)参照)。
びエッチングによりパターンを形成し(図4(g)参
照)、最後にウェットエッチング用保護膜3A、3Bを
剥離し、導電層7Aを形成することによりアパーチャが
完成する(図4(h)参照)。
【0039】なお、ここでは表面エッチングを裏面エッ
チングより先に行なったが、この順序は逆でも問題はな
い。
チングより先に行なったが、この順序は逆でも問題はな
い。
【0040】
【実施例3】図5は、本発明に係るアパーチャの別の構
成例を説明する断面図である。前記第1及び第2の実施
例のアパーチャでは、導電層7Aを表面側にのみ形成し
たが、本実施例では、図5に示すように、表面側に導電
層7Aを、裏面側に導電層7Bを形成している。
成例を説明する断面図である。前記第1及び第2の実施
例のアパーチャでは、導電層7Aを表面側にのみ形成し
たが、本実施例では、図5に示すように、表面側に導電
層7Aを、裏面側に導電層7Bを形成している。
【0041】このような構成としたことにより、電荷や
熱を逃がす能力が向上し、また表面側がダメージを受け
たり、汚れたりしても、アパーチャを裏返すことによ
り、裏面を表面として使用することが可能とされ、寿命
が略2倍になり、アパーチャのコストが大幅に低減す
る。もちろん、反りの発生もないことはいうまでもな
い。
熱を逃がす能力が向上し、また表面側がダメージを受け
たり、汚れたりしても、アパーチャを裏返すことによ
り、裏面を表面として使用することが可能とされ、寿命
が略2倍になり、アパーチャのコストが大幅に低減す
る。もちろん、反りの発生もないことはいうまでもな
い。
【0042】以上、本発明を上記実施例に即して説明し
たが、本発明は、上記態様にのみ限定されるものなく、
本発明の原理に準ずる各種態様を含むことは勿論であ
る。
たが、本発明は、上記態様にのみ限定されるものなく、
本発明の原理に準ずる各種態様を含むことは勿論であ
る。
【0043】例えば、上記各実施例では、本発明におけ
る板部材として貼り合せシリコンウェハを用いたが、貼
り合せウェハでなくともよく、シリコンウェハでなく他
の部材を用いても良い。
る板部材として貼り合せシリコンウェハを用いたが、貼
り合せウェハでなくともよく、シリコンウェハでなく他
の部材を用いても良い。
【0044】さらに、上記各実施例において、ウェット
エッチング用保護膜はシリコン窒化膜に限るものではな
く、また導電層もAuに限るものではない。
エッチング用保護膜はシリコン窒化膜に限るものではな
く、また導電層もAuに限るものではない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
パーチャ作成時にシリコンウェハの表面側及び裏面側か
らシリコンをエッチングし、その中間部にパターンを形
成するため、電子ビーム照射時にアパーチャに反りが発
生することがない。また、本発明によれば、アパーチャ
の両面を使用することも可能であり、アパーチャの寿命
が大幅に延びる。さらに、本発明によれば、アパーチャ
に反りが発生しないため、ウェハ上へのEB描画のパタ
ーン精度が向上し、LSIの高品質化、低コスト化を達
成するという効果を有する。
パーチャ作成時にシリコンウェハの表面側及び裏面側か
らシリコンをエッチングし、その中間部にパターンを形
成するため、電子ビーム照射時にアパーチャに反りが発
生することがない。また、本発明によれば、アパーチャ
の両面を使用することも可能であり、アパーチャの寿命
が大幅に延びる。さらに、本発明によれば、アパーチャ
に反りが発生しないため、ウェハ上へのEB描画のパタ
ーン精度が向上し、LSIの高品質化、低コスト化を達
成するという効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施例を工程順に説明するため
の断面図である。
の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を工程順に説明するため
の断面図である。
の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を工程順に説明するため
の断面図である。
の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を工程順に説明するため
の断面図である。
の断面図である。
【図5】本発明のアパーチャの別の実施例の構成を説明
するための断面図である。
するための断面図である。
【図6】従来例を工程順に示す断面図である。
【図7】従来例のアパーチャの問題点を説明するための
断面図である。
断面図である。
1 ウェハ 2、2A、2B 貼り合せ面 3、3A、3B ウェットエッチング用保護膜 4、4A、4B レジストマスク 5、5B バックエッチ用窓 5A 前面エッチ用窓 6、6A、6B 開口部 7、7A、7B 導電層
Claims (2)
- 【請求項1】 描画用の開口パターンの複数が板部材に
形成された電子ビーム描画用のアパーチャにおいて、前記板部材が、シリコンウェハからなる第1、第2、及
び第3の板部材を積層して一体化して構成され、前記第
1の板部材、及び前記第3の板部材をエッチング除去し
て形成される凹部領域において、前記板部材の厚さ方向
中央部に中間層部をなす前記第2の板部材に電子ビーム
描画用の開口パターンを設けた ことを特徴とするアパー
チャ。 - 【請求項2】 表面側と裏面側に導電層を設けたことを
特徴とする請求項1記載のアパーチャ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094895A JP2792453B2 (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | アパーチャ及びその製造方法 |
TW085100296A TW383413B (en) | 1995-01-13 | 1996-01-11 | Electron beam aperture structure and method for fabricating the same |
KR1019960000502A KR100217266B1 (ko) | 1995-01-13 | 1996-01-12 | 전자 빔 개구 구조 및 그 제조 방법 |
US08/585,718 US5759722A (en) | 1995-01-13 | 1996-01-16 | Electron beam aperture structure and method for fabricating the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094895A JP2792453B2 (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | アパーチャ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08195344A JPH08195344A (ja) | 1996-07-30 |
JP2792453B2 true JP2792453B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=12041424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2094895A Expired - Fee Related JP2792453B2 (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | アパーチャ及びその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5759722A (ja) |
JP (1) | JP2792453B2 (ja) |
KR (1) | KR100217266B1 (ja) |
TW (1) | TW383413B (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2904145B2 (ja) * | 1996-09-04 | 1999-06-14 | 日本電気株式会社 | 荷電ビーム描画装置用アパチャおよびその製造方法 |
US5985493A (en) * | 1998-04-08 | 1999-11-16 | Lucent Technologies Inc. | Membrane mask for projection lithography |
JP2002140840A (ja) * | 2000-11-01 | 2002-05-17 | Pioneer Electronic Corp | 光ディスク及びその原盤製造装置 |
DE10137834A1 (de) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Team Nanotec Gmbh | Maske und Maskenherstellungsverfahren |
JP4582299B2 (ja) * | 2004-07-09 | 2010-11-17 | 凸版印刷株式会社 | ステンシルマスクの製造方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62216327A (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-22 | Fujitsu Ltd | X線マスク |
EP0244496B1 (de) * | 1986-05-06 | 1991-01-16 | Ibm Deutschland Gmbh | Maske für die Ionen-, Elektronen- oder Röntgenstrahllithographie und Verfahren zur ihrer Herstellung |
JPS63229821A (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-26 | Sanyo Electric Co Ltd | X線リソグラフイ用マスクの製造方法 |
JPH04137520A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-12 | Hitachi Ltd | 電子線描画装置および描画方法 |
US5279925A (en) * | 1992-12-16 | 1994-01-18 | At&T Bell Laboratories | Projection electron lithographic procedure |
JP2842193B2 (ja) * | 1993-12-13 | 1998-12-24 | 日本電気株式会社 | 半導体装置製造用マスクの製造方法 |
JP2606138B2 (ja) * | 1994-06-02 | 1997-04-30 | 日本電気株式会社 | 電子ビーム描画装置用アパチャ |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP2094895A patent/JP2792453B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-01-11 TW TW085100296A patent/TW383413B/zh not_active IP Right Cessation
- 1996-01-12 KR KR1019960000502A patent/KR100217266B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-01-16 US US08/585,718 patent/US5759722A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5759722A (en) | 1998-06-02 |
KR100217266B1 (ko) | 1999-09-01 |
JPH08195344A (ja) | 1996-07-30 |
TW383413B (en) | 2000-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4334832B2 (ja) | 広い面積を有するメンブレンマスクおよびこれを作製する方法 | |
US5780187A (en) | Repair of reflective photomask used in semiconductor process | |
JP2006352134A (ja) | Euvマスクおよびその製造方法 | |
KR20000060497A (ko) | 리쏘그래피용 마스크 및 그 제조방법 | |
JPH1126355A (ja) | 露光用マスク及びその製造方法 | |
JP2792453B2 (ja) | アパーチャ及びその製造方法 | |
JP3064962B2 (ja) | ハーフトーン位相シフトマスクおよびそのマスクブランクスならびにハーフトーン位相シフトマスクの製造方法および欠陥修正方法 | |
US6806007B1 (en) | EUV mask which facilitates electro-static chucking | |
JP3271616B2 (ja) | 電子線露光用マスク及びその製造方法 | |
KR0138278B1 (ko) | 엑스레이 리소그래피용 마스크 및 그의 제조방법 | |
JP5011774B2 (ja) | 転写マスクブランク及び転写マスク並びにパターン露光方法 | |
JP2921507B2 (ja) | 電子線露光用マスクおよびその製造方法 | |
JPH0666251B2 (ja) | X線マスクおよびその製造方法 | |
KR20000020471A (ko) | 스텐실 마스크 | |
JPH09325469A (ja) | ハーフトーン位相シフトマスクとその製造方法 | |
JP2004260050A (ja) | 極限紫外線露光用マスク及びブランク並びにパターン転写方法 | |
KR20010094004A (ko) | 스텐실 마스크의 제조방법 | |
KR100443526B1 (ko) | 셀투사마스크및그의제조방법 | |
US6514874B1 (en) | Method of using controlled resist footing on silicon nitride substrate for smaller spacing of integrated circuit device features | |
JPH1187211A (ja) | 電子ビーム描画用アパーチャ装置とその製造方法 | |
KR100548532B1 (ko) | 스텐실 마스크 및 그 제조방법 | |
JPH08298314A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 | |
KR100338934B1 (ko) | 엑스레이 마스크 제조방법 | |
US6001514A (en) | Mask for an exposure process using X-ray | |
JPH0312452B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970506 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980519 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |