JP2792245B2 - 内燃機関用点火制御装置 - Google Patents

内燃機関用点火制御装置

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JP2792245B2
JP2792245B2 JP3024463A JP2446391A JP2792245B2 JP 2792245 B2 JP2792245 B2 JP 2792245B2 JP 3024463 A JP3024463 A JP 3024463A JP 2446391 A JP2446391 A JP 2446391A JP 2792245 B2 JP2792245 B2 JP 2792245B2
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博康 仁藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の始動時の点
火位置を制御する点火制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の始動を良好にするためには、
機関の温度やエンジンオイルの状態等に応じて点火位置
を最適な位置に制御する始動時制御を行うことが必要で
ある。そのため、機関の温度やエンジンオイルの温度等
の各種の制御条件を検出するセンサを設けて、これらの
センサにより検出された制御条件のデータをマイクロコ
ンピュータに与え、該マイクロコンピュータにより実現
した点火位置演算手段により始動時の点火位置を演算し
て、演算した点火位置で内燃機関用点火装置に点火信号
を与えて点火動作を行わせるようにしている。
【0003】例えば、機関の温度tを検出して機関の始
動時の点火位置を制御する場合には、図3に示した例に
見られるように、時間の経過に伴って点火時期を制御す
る。この例では、始動直後のT1 の期間、上死点前5°
の位置で点火を行わせ、その後T2 の期間は時間の経過
に伴って上死点TDC側に点火位置を遅らせていく。次
いでT3 の期間は点火位置を上死点TDCに固定し、そ
の後T4 の期間に時間の経過に伴って点火時期を上死点
後の所定の位置θo まで遅らせていく。T4 の期間が経
過した時点で始動時制御を終了し、その後は回転数等に
応じて点火時期を制御する通常の点火制御に移行する。
始動時制御を行う制御時間T(=T1 +T2 +T3 +T
4 )を、機関の温度tに応じて図4のように変化させ、
この制御時間Tの範囲でT1 〜T4 の期間をそれぞれ適
宜に定めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関点火制
御装置では、制御条件を検出するセンサに異常が生じた
ときに、始動時の点火位置を最適な位置に制御すること
ができなくなることがあった。
【0005】例えば、図3及び図4に示した始動時制御
を行う場合に温度センサが故障して、機関の温度がt3
であるにもかかわらず、温度がt1 であると検出される
と、制御時間Tが必要以上に長くなり、燃費が悪くなっ
たり、点火プラグにカーボンが付着したりするおそれが
ある。また逆に機関の温度が低いにもかかわらず高い温
度が検出された場合には、制御時間Tが短くなって、機
関が停止するおそれがある。
【0006】本発明の目的は、センサに異常が生じたと
きに、いかなる場合でも機関の運転に支障を来さない始
動時制御を行わせるようにした内燃機関用点火制御装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、各種のセンサ
により検出された制御条件のデータに基いて内燃機関の
始動時の点火位置を演算する点火位置演算手段と、点火
位置演算手段により演算された点火位置で内燃機関点火
装置に点火信号を与える点火信号供給手段とを備えた内
燃機関用点火制御装置に係わるものである。
【0008】本発明においては、内燃機関を始動する前
に各センサの異常の有無を検出するセンサ異常チェック
手段と、センサ異常チェック手段によりセンサの異常が
検出されていないときには各センサにより検出される制
御条件のデータを前記点火位置演算手段に与え、いずれ
かのセンサに異常があることが検出されたときには異常
があるセンサにより検出された制御条件のデータに代え
、該異常があるセンサが正常時に検出する制御条件の
データの上限と下限との間の値に予め定めた異常時制御
用データを前記点火位置演算手段に与える制御条件切換
手段とを設けた。
【0009】
【作用】上記のように構成すると、異常時制御用データ
を例えばセンサの検出値に応じて設定されるデータの上
限と下限との中間の値に対応する値に設定しておくこと
により、センサの故障時に異常な始動時制御が行われ
て、機関に悪影響が及んだり、機関が停止したりするお
それをなくすことができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例の構成を示したもの
で、同図において1は内燃機関の始動操作が行われるこ
とを検出して始動操作検出信号を出力するする始動操作
検出手段である。始動操作が行われることの検出は、例
えば、機関の始動時に操作されるキースイッチの接点の
閉成を検出することにより行うことができる。
【0011】3はセンサ異常チェック手段で、このチェ
ック手段は、始動操作検出信号が発生したときに制御条
件検出用センサ2の異常の有無をチェックし、センサの
異常を検出したときに異常があるセンサを特定するため
の情報を含むセンサ異常検出信号を出力する。
【0012】4は制御条件切換手段で、この切換手段は
センサ異常チェック手段3によるチェックの結果に応じ
て点火位置演算手段5に与えるデータを切り替える。即
ち、制御条件切換手段4は、センサ異常チェック手段3
によりセンサの異常が検出されていないときに、各セン
サにより検出された制御条件のデータを点火位置演算手
段に与え、いずれかのセンサに異常があることが検出さ
れたときには異常があるセンサにより検出された制御条
件のデータに代えて予め定めた異常時制御用データを点
火位置演算手段5に与える。
【0013】例えば、図3及び図4に示したように機関
の温度に応じて点火位置を制御する場合に、機関の温度
を検出する温度センサが異常であることが検出されたと
きには、該温度センサの検出値に応じて設定されるデー
タの上限値Ta と下限値Tbとの間のデータTc に対応
する検出値t2 を機関の温度の異常時制御データとして
点火位置演算手段5に与える。センサに異常がない場合
には、センサの検出値そのものを点火位置演算手段5に
与える。
【0014】点火位置演算手段5は、このデータをもと
にして図3の制御期間T1 〜T4 と点火位置とを演算す
る。点火信号供給手段6は機関の所定の回転角度位置か
ら演算された点火位置の計測を行って、点火位置が計測
されたときに内燃機関点火装置7に点火信号を与える。
内燃機関点火装置は点火信号が与えられたときに点火コ
イルの1次電流に急激な変化を生じさせて該点火コイル
の2次側に高電圧を誘起させ、機関を点火する。
【0015】上記の各手段はマイクロコンピュータによ
り実現できる。図2は上記の各手段をマイクロコンピュ
ータにより実現する場合に用いる制御アルゴリズムの一
例を示したもので、このアルゴリズムに従う場合には、
先ず始動指令信号の有無を判定する。始動指令信号が発
生した場合には、先ず各センサの異常の有無をチェック
し、その結果センサ(機関の始動時制御に用いるセン
サ)の異常が検出されない場合には、各センサの検出値
を読込んで点火位置の演算を行わせる。
【0016】またセンサの異常が検出されたときには、
異常時制御用データにより点火位置の演算を行わせて異
常時制御を行わせる。
【0017】センサの異常の有無の検出は例えば、セン
サの出力信号の大きさを監視することにより行うことが
できる。一般にセンサが正常な状態にあるときにセンサ
から出力される信号の大きさの範囲は定まっているの
で、センサの出力信号が正常な範囲から外れたときに該
センサが異常であると判定することができる。
【0018】図5は、温度センサの一例を示したもの
で、この温度センサは、抵抗10とサーミスタ(商品
名)等の負の温度係数を有する感温抵抗素子11との直
列回路と、感温抵抗素子11に並列に接続された抵抗1
2とからなり、センサの両端には直流定電圧が印加され
ている。
【0019】図5に示したセンサにおいて、感温抵抗素
子11の両端に得られる温度検出信号をVt とした場合
に、検出信号Vt の温度tに対する標準特性が図6の通
りであったとし、このセンサを用いて機関の周囲の気温
を検出し、気温に応じて始動時の点火位置を制御するも
のとする。機関の通常の使用状態において、気温の範囲
が−20℃〜+60℃であるとし、この温度範囲でセン
サから得られる検出信号Vt の範囲がV-20 〜V60
[V]であるとすると、V-20 未満またはV60を超える
検出信号が得られたときにセンサが異常であると判断す
ることができる。センサが異常であると判断された時に
は、例えば20℃の時の標準特性の検出値V20を異常時
制御用データとして用いる。異常時制御用データとして
いずれのデータを用いるかは、機関の特性に応じて適宜
に定めておく。
【0020】尚温度を制御条件とする場合に限らず、各
種のセンサにより検出される種々の制御条件に応じて機
関の始動時の点火位置を制御する場合に本発明を適用す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、センサ
に異常が生じたことが検出された時に、異常があるセン
サが正常時に検出する制御条件のデータの上限と下限と
の間の値に予め定めた異常時制御用データを点火位置演
算手段に与えるようにしたので、センサの故障時に異常
な始動時制御が行われて、機関に悪影響が及んだり、機
関が停止したりするおそれをなくすことができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の制御アルゴリズムを示すフローチャー
トである。
【図3】機関の温度に応じて始動時の点火位置を制御す
る場合の制御パターンの一例を示す線図である。
【図4】図3の制御を行う場合の温度と制御時間との関
係を示した線図である。
【図5】温度センサの一例を示した回路図である。
【図6】図5の温度センサの標準特性の一例を示した線
図である。
【符号の説明】
2…制御条件検出用センサ、3…センサ異常チェック手
段、4…制御条件切換手段、5…点火位置演算手段、6
…点火信号供給手段、7…内燃機関点火装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02P 5/145 - 5/155

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のセンサにより検出された制御条件
    のデータに基いて内燃機関の始動時の点火位置を演算す
    る点火位置演算手段と、前記点火位置演算手段により演
    算された点火位置で内燃機関点火装置に点火信号を与え
    る点火信号供給手段とを備えた内燃機関用点火制御装置
    において、 内燃機関の始動前に各センサの異常の有無を検出するセ
    ンサ異常チェック手段と、 前記センサ異常チェック手段によりセンサの異常が検出
    されていないときには各センサにより検出される制御条
    件のデータを前記点火位置演算手段に与え、いずれかの
    センサに異常があることが検出されたときには異常があ
    るセンサにより検出された制御条件のデータに代えて
    該異常があるセンサが正常時に検出する制御条件のデー
    タの上限と下限との間の値に予め定めた異常時制御用デ
    ータを前記点火位置演算手段に与える制御条件切換手段
    とを具備したことを特徴とする内燃機関用点火制御装
    置。
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JPS60138240A (ja) * 1983-12-27 1985-07-22 Nippon Denso Co Ltd 内燃機関制御装置

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