JP2792164B2 - 転写絵付方法 - Google Patents
転写絵付方法Info
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- JP2792164B2 JP2792164B2 JP31483289A JP31483289A JP2792164B2 JP 2792164 B2 JP2792164 B2 JP 2792164B2 JP 31483289 A JP31483289 A JP 31483289A JP 31483289 A JP31483289 A JP 31483289A JP 2792164 B2 JP2792164 B2 JP 2792164B2
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- water
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- sheet
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、水溶性の剥離層を備えた転写シートを用い
て所望の非転写体の平坦面、凹凸曲面などに絵付する方
法に関する。
て所望の非転写体の平坦面、凹凸曲面などに絵付する方
法に関する。
（従来の技術） 従来、複雑な凹凸曲面への転写は、インモールド転
写、水圧転写などで行われているが、インモールド転写
では、金型内で絵付用の転写シート基材の耐熱性フィル
ムや、金型面に沿って変形するため、非常に複雑な形状
の金型では、シート基材の伸びが金型の曲面に追従でき
ず、良好な転写が難しい場合がある。又、水圧転写では
転写絵付用のシート基材に水溶性フィルムを使用し、転
写時に基材を溶解させるため、転写加工がバッチ処理操
作になり、非常に作業性が悪い。又、水溶性フィルムに
直接印刷を行うため、印刷適性が悪く、転写シートの取
扱いに問題があった。
写、水圧転写などで行われているが、インモールド転写
では、金型内で絵付用の転写シート基材の耐熱性フィル
ムや、金型面に沿って変形するため、非常に複雑な形状
の金型では、シート基材の伸びが金型の曲面に追従でき
ず、良好な転写が難しい場合がある。又、水圧転写では
転写絵付用のシート基材に水溶性フィルムを使用し、転
写時に基材を溶解させるため、転写加工がバッチ処理操
作になり、非常に作業性が悪い。又、水溶性フィルムに
直接印刷を行うため、印刷適性が悪く、転写シートの取
扱いに問題があった。
（発明の目的） 本発明は、転写絵付用の転写シート基材自体に、水不
溶性の透水性シート基材を用いて作成された転写シート
により、被転写体に転写絵付を行い、水性溶剤を用いて
剥離転写しても、シート基材自体は溶解しないため、巻
取り状の転写シートを連続的に巻き出し、巻取りながら
転写加工を行うことができるようにし、又、水性溶剤に
よって転写シート基材より剥離した絵付用の薄膜のみを
被転写体に転着して絵付することによって、被転写体の
複雑な凹凸曲面に対して追従性のよい絵付を行うことを
目的とするものである。
溶性の透水性シート基材を用いて作成された転写シート
により、被転写体に転写絵付を行い、水性溶剤を用いて
剥離転写しても、シート基材自体は溶解しないため、巻
取り状の転写シートを連続的に巻き出し、巻取りながら
転写加工を行うことができるようにし、又、水性溶剤に
よって転写シート基材より剥離した絵付用の薄膜のみを
被転写体に転着して絵付することによって、被転写体の
複雑な凹凸曲面に対して追従性のよい絵付を行うことを
目的とするものである。
（発明の構成） 本発明は、水不溶性の透水性シート器材に水溶性剥離
層を設け、該剥離層上に絵柄層を設けた転写シートを、
該転写シートの絵柄層替を下側に向けて被転写体上に設
置し、前記転写シートの絵柄層上、又は被転写体表面に
感熱性接着層を設け、前記転写シート上側より、透水性
シート基材に向かって自重力又は所定の水圧にて水性溶
剤を供給して透水性シート基材裏面の水溶性剥離層側に
水性溶剤を供給し、前記水溶性剥離層を絵柄層と一体に
溶解剥離して得られる薄膜を下側の被転写体表面に転着
することを特徴とする転写絵付方向である。
層を設け、該剥離層上に絵柄層を設けた転写シートを、
該転写シートの絵柄層替を下側に向けて被転写体上に設
置し、前記転写シートの絵柄層上、又は被転写体表面に
感熱性接着層を設け、前記転写シート上側より、透水性
シート基材に向かって自重力又は所定の水圧にて水性溶
剤を供給して透水性シート基材裏面の水溶性剥離層側に
水性溶剤を供給し、前記水溶性剥離層を絵柄層と一体に
溶解剥離して得られる薄膜を下側の被転写体表面に転着
することを特徴とする転写絵付方向である。
又、本発明は、水溶性剥離層と絵柄層との間に水不溶
性の透明樹脂支持層を設けたことを特徴とする転写絵付
方法である。
性の透明樹脂支持層を設けたことを特徴とする転写絵付
方法である。
又、本発明は、前記水不溶性の支持層がアフターキュ
アータイプの紫外線硬化型、又は加熱硬化型樹脂である
転写絵付方法である。
アータイプの紫外線硬化型、又は加熱硬化型樹脂である
転写絵付方法である。
（発明の作用） 本発明転写絵付方法は、転写シートを被転写体上側に
張設して、例えば、被転写体に対して僅かに間隙を設け
て対向させて固定し、転写シートの上側より下方に水性
溶剤を供給することによって、転写シート基材より絵柄
層を薄膜状に剥離して支持体としてのシート基材より水
性溶剤の圧力により自然落下的に離脱した薄膜絵柄層を
被転写体面に転着させることができる。被転写体面に被
覆される絵柄層は薄膜状であるため、被転写体の凹凸曲
面に追従した良好な絵付を行うことができる。
張設して、例えば、被転写体に対して僅かに間隙を設け
て対向させて固定し、転写シートの上側より下方に水性
溶剤を供給することによって、転写シート基材より絵柄
層を薄膜状に剥離して支持体としてのシート基材より水
性溶剤の圧力により自然落下的に離脱した薄膜絵柄層を
被転写体面に転着させることができる。被転写体面に被
覆される絵柄層は薄膜状であるため、被転写体の凹凸曲
面に追従した良好な絵付を行うことができる。
（実施例） 本発明方法の一実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
る。
第１図（ａ）は、本発明方法に使用する転写シートの
側面図であり、例えばセロファン、多孔質シート、不織
布、メッシュ状スクリーンなどの透水性のシート基材１
に、ポバール、澱粉、ポリビニルアルコールなどの水溶
性樹脂を塗布して水溶性剥離層２を設け、該剥離層２
に、印刷方式により適宜絵柄層３を施すものである。第
１図（ｂ）は、転写シートの他の実施例であり、絵柄層
３上より、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル
系樹脂を主体とする樹脂などの感熱接着層４を全面的に
塗布したものである。第１図（ｃ）は、転写シートのそ
の他の実施例であり、水溶性剥離層２と絵柄層３との間
に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなど
を主体とするアフターキュアータイプの熱硬化性樹脂、
紫外線硬化性樹脂などの油溶性の支持層５を設けたもの
である。
側面図であり、例えばセロファン、多孔質シート、不織
布、メッシュ状スクリーンなどの透水性のシート基材１
に、ポバール、澱粉、ポリビニルアルコールなどの水溶
性樹脂を塗布して水溶性剥離層２を設け、該剥離層２
に、印刷方式により適宜絵柄層３を施すものである。第
１図（ｂ）は、転写シートの他の実施例であり、絵柄層
３上より、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル
系樹脂を主体とする樹脂などの感熱接着層４を全面的に
塗布したものである。第１図（ｃ）は、転写シートのそ
の他の実施例であり、水溶性剥離層２と絵柄層３との間
に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなど
を主体とするアフターキュアータイプの熱硬化性樹脂、
紫外線硬化性樹脂などの油溶性の支持層５を設けたもの
である。
第２図は、本発明の転写方法を説明する側面図であ
り、任意の曲面を有する感熱接着層８を塗布した被転写
体７を水平姿勢、乃至、傾斜姿勢に自由に姿勢制御可能
にユニバーサルジョイント11aにて支持される定盤１上
に載せ、その上に、転写シートＡを適宜手段によって水
平に張設固定する。転写シートＡの上側には一端側より
図面左方向に徐々に水平に移動可能な水供給用ノズル９
を設ける。転写シートＡの右端にある該ノズル９より、
自然落下の自重力により、又は適宜水圧にて転写シート
Ａのシート基材１の上側より下向きに水を供給しなが
ら、水溶性剥離層２をシート基材１より剥離し、徐々に
左方向に水平にノズル９を移動させ、シート基材１より
離脱する転写絵付用薄膜６を被転写体７の上部曲面上に
落下させて、転着するものである。このとき、定盤11の
水平角度を調整して被転写体７の曲面が転写シートＡか
ら剥離される薄膜６を首尾良く、受け止められるような
被転写体７の姿勢を制御しながら、転着操作を行い、被
転写体７の上側曲面に、薄膜６を転着するものである。
り、任意の曲面を有する感熱接着層８を塗布した被転写
体７を水平姿勢、乃至、傾斜姿勢に自由に姿勢制御可能
にユニバーサルジョイント11aにて支持される定盤１上
に載せ、その上に、転写シートＡを適宜手段によって水
平に張設固定する。転写シートＡの上側には一端側より
図面左方向に徐々に水平に移動可能な水供給用ノズル９
を設ける。転写シートＡの右端にある該ノズル９より、
自然落下の自重力により、又は適宜水圧にて転写シート
Ａのシート基材１の上側より下向きに水を供給しなが
ら、水溶性剥離層２をシート基材１より剥離し、徐々に
左方向に水平にノズル９を移動させ、シート基材１より
離脱する転写絵付用薄膜６を被転写体７の上部曲面上に
落下させて、転着するものである。このとき、定盤11の
水平角度を調整して被転写体７の曲面が転写シートＡか
ら剥離される薄膜６を首尾良く、受け止められるような
被転写体７の姿勢を制御しながら、転着操作を行い、被
転写体７の上側曲面に、薄膜６を転着するものである。
第１図（ｂ）の転写シートＢを用いて転着絵付する場
合は、転写シートＢには予め感熱接着層４が施されてい
るので、被転写体７の曲面には必要に応じて感熱接着層
８を施すことができる。
合は、転写シートＢには予め感熱接着層４が施されてい
るので、被転写体７の曲面には必要に応じて感熱接着層
８を施すことができる。
又、第１図（ｃ）の転写シートＣには、絵柄層３上に
感熱接着層４を必要に応じて施してもよく、この転写シ
ートＣを用いて転写絵付する場合は、被転写体７に転着
した薄膜６の絵柄層３上側には、アフターキュアータイ
プの紫外線硬化性樹脂、加熱硬化性樹脂、その他の油溶
性樹脂の支持層５が積層されるため、シート基材１より
薄膜状に剥離する絵柄層３を備えた薄膜６の強度を上げ
ることができ、転着後には紫外線照射、あるいは加熱処
理することによって、表面を支持層５によって固化する
ことができる。
感熱接着層４を必要に応じて施してもよく、この転写シ
ートＣを用いて転写絵付する場合は、被転写体７に転着
した薄膜６の絵柄層３上側には、アフターキュアータイ
プの紫外線硬化性樹脂、加熱硬化性樹脂、その他の油溶
性樹脂の支持層５が積層されるため、シート基材１より
薄膜状に剥離する絵柄層３を備えた薄膜６の強度を上げ
ることができ、転着後には紫外線照射、あるいは加熱処
理することによって、表面を支持層５によって固化する
ことができる。
第３図は、転写シートＡを用いて被転写体７に転着し
た薄膜６の表面に保護層10をオーバーコートするように
したものである。
た薄膜６の表面に保護層10をオーバーコートするように
したものである。
（発明の効果） 本発明は、転写シートのシート基材に、水不溶性の透
水性シート基材を用い、シート基材を被転写体上に適宜
張力にて、あるいは適宜弛みをもたせて、張設固定さ
せ、シート基材上側より下向きに水性溶剤を供給するこ
とによって、シート基材より転着用の薄膜を被転写体上
に落とし込んで転着するものであり、被転写体の凹凸曲
面に対する追従性が良好であり、転着後は、転写シート
基材を巻取りながら次の転写シートを繰り出して搬送処
理でき、巻取り状の転写シートによって転着操作を行う
ことが可能であるなどの顕著な効果を発揮するものであ
る。
水性シート基材を用い、シート基材を被転写体上に適宜
張力にて、あるいは適宜弛みをもたせて、張設固定さ
せ、シート基材上側より下向きに水性溶剤を供給するこ
とによって、シート基材より転着用の薄膜を被転写体上
に落とし込んで転着するものであり、被転写体の凹凸曲
面に対する追従性が良好であり、転着後は、転写シート
基材を巻取りながら次の転写シートを繰り出して搬送処
理でき、巻取り状の転写シートによって転着操作を行う
ことが可能であるなどの顕著な効果を発揮するものであ
る。
第１図は本発明方法に使用する各種転写シートの側面
図、第２図は本発明方法を説明する側面図、第３図は本
発明方法により転着絵付した被転写体の側断面図であ
る。 １……透水性シート基材、２……水溶性剥離層、３……
絵柄層、４……感熱接着層、５……支持層、６……絵付
用薄膜、７……被転写体、８……感熱接着層、９……ノ
ズル、10……保護層、11……定盤、11a……ユニバーサ
ルジョイント、A,B,C……転写シート
図、第２図は本発明方法を説明する側面図、第３図は本
発明方法により転着絵付した被転写体の側断面図であ
る。 １……透水性シート基材、２……水溶性剥離層、３……
絵柄層、４……感熱接着層、５……支持層、６……絵付
用薄膜、７……被転写体、８……感熱接着層、９……ノ
ズル、10……保護層、11……定盤、11a……ユニバーサ
ルジョイント、A,B,C……転写シート
Claims (3)
- 【請求項１】水不溶性の透水性シート基材に水溶性剥離
層を設け、該剥離層上に絵柄層を設けた転写シートを、
該転写シートの絵柄層側を下側に向けて被転写体上に載
置し、前記転写シートの絵柄層上、又は被転写体表面に
感熱性接着層を設け、前記転写シート上側より、透水性
シート基材に向かって自重力又は所定の水圧にて水性溶
剤を供給して透水性シート基材裏面の水溶性剥離層側に
水性溶剤を供給し、前記水溶性剥離層を絵柄層と一体に
溶解剥離して得られる薄膜を下側の被転写体表面に転着
することを特徴とする転写絵付方法。 - 【請求項２】水溶性剥離層と絵柄層との間に水不溶性の
透明樹脂支持層を設けた請求項第１項記載の方法。 - 【請求項３】前項第２項記載の水不溶性の支持層がアフ
ターキュアータイプの硬化型樹脂である請求項第２項記
載の転写絵付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31483289A JP2792164B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 転写絵付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31483289A JP2792164B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 転写絵付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03175100A JPH03175100A (ja) | 1991-07-30 |
| JP2792164B2 true JP2792164B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=18058135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31483289A Expired - Lifetime JP2792164B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 転写絵付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2792164B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016060089A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | 大日本印刷株式会社 | 回路層を含む転写箔および転写箔の製造方法 |
| US20190240897A1 (en) * | 2018-02-07 | 2019-08-08 | Xerox Corporation | Transfer of uv print onto curved surfaces with stretchable uv inks |
-
1989
- 1989-12-04 JP JP31483289A patent/JP2792164B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03175100A (ja) | 1991-07-30 |
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