JP2791982B2 - トンネル内装材の取付構造 - Google Patents

トンネル内装材の取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトンネル内装材の取付構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般にトンネル内装材としては、ホウロウ鋼板と石綿
板の複合板、フッソ樹脂フィルム張鋼板、石綿硅酸カル
シウム板、タイル、飛散防止ガラス、無機質高分子系吹
付材の1種をコンクリート下地に直張工法、パネル工法
によって施工し、目地部はコーキング材を充填した構造
であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種内装材の取付構造には下記する
ような欠点があった。すなわち、下地に内装材を直張
り、あるアンカーにより固定した際は、タイルは剥
離、落下が起きる。漏水個所で汚れが目立つ。目地
材の溶解により汚れがひどく、清掃によっても消えな
い。施工に時間がかかる。地震、振動によって剥離
しやすい。車の通過により金属系の場合は振動する。
アンカー頭部の腐食、劣化がある。等があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、下地と内装
材間に漏水が内装材の化粧面に流れ込まないように取付
枠体を介在して下地と内装材とが直接に接触するのを阻
止し、かつ目地部はカバーによって被覆し、コーキング
材の使用を排除し、さらに防振性を3重構造によって抑
制し、また、アンカー部頭部をも合成樹脂系被覆材によ
って結露水、雨水が下地に浸透し、アンカー効果の低下
を招かないようにし、しかも1000℃以上で焼成した長尺
陶板を内装材とすることによって、施工性がよく、化粧
面が美しく、かつ防振性、鏡面光沢性、拡散反射率にも
すぐれたトンネル内装材の取付構造を提案するものであ
る。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係るトンネル内装材の
取付構造の一実施例について詳細に説明する。すなわ
ち、第1図(a)〜(c)は上記発明の代表例の一部を
抽出して示す説明図であって、1はコンクリート等から
なるトンネルの下地、2は内装材、9は取付枠体、11、
11aは緩衝、防振材、12は保護層、13は目地部、14はジ
ョイナーセット、17は固定具である。さらに説明する
と、内装材2は粘土を主成分とし、これに無機繊維、有
機繊維を添加し、これを例えば第2図〜第5図に示す断
面の中空体、あるいは密実体を押出し、乾燥後に約1000
℃以上で焼成し、その化粧面3に釉薬層を形成し、かつ
厚さが15〜70mm位、幅が200〜900mm位、長さが1000〜50
00mm位の長尺陶板である。なお、4は雄型連結部、5は
雌型連結部、6は中空部、7は係合溝、8は係合脚で、
取付枠体9の頂面10に後記するような所要の取付金具、
あるいはテクス等の締結具、もしくは取付枠体9自体の
頂面を切り欠き形成した係止部と金具の組み合わせ、に
よって内装材2を取付枠体9に装着する。また、取付枠
体9は下地1と内装材2間に空間αを形成すること、お
よび内装材2の支持台、および防振体として機能するも
のであって、金属、例えばステンレス、チタン、ガルバ
リウム鋼板、アルミ押出材を用い、防錆、耐食性、強度
も十分に有する寸法、形状である。さらに説明すると、
取付枠体9は例えば第6図(a)〜(f)に示す形状に
形成し、これに取付金具、固定具等を併用して内装材2
を装着するものである。すなわち、(a)図はハット型
断面の取付枠体9、(b)図は台形断面の取付枠体9、
(c)図はハット形変形断面の取付枠体9、(d)図は
C型チャンネル取付枠体9、(e)、(f)図は頂面10
に係合フック等の装着構造を付加したものである。緩
衝、防振材11は第1図(a)、(b)に示すように取付
枠体9と下地1の直接接触を阻止し、地震、その他の振
動を内装材2に伝達するのを低減するものであり、例え
ば平板状のプラスチックフォーム(低密度、エラストマ
ーも含む)、ゴム系、合成ゴム、合成皮革等の1種で耐
水性、耐食性とクッション性を具備するものである。な
お、厚さは例えば1〜8mm位、発泡倍率が1倍〜30倍位
である。また、緩衝、防振材11aは機能的には上記緩
衝、防振材11と同様であるが、取付枠体9の頂面10に装
着しておくときに第1図(b)に示すような嵌合状態
か、図示しない接着状態下によって形状も凹状、平板状
のいずれかである。特に、凹状断面に形成した際は、取
付枠体9の頭部に嵌合すると装着、施工が容易である。
保護層12は塗料、プラスチックエラストマーのいずれか
で、アンカー等の固定具17の頭部を被覆し、漏れ、結露
水が下地1へ浸水するのを防止するのに役立つものであ
る。ジョイナーセット14は第1図(c)に示すようにカ
バー15と敷目16との嵌合構造であって、内装材2の目地
間にチリ、ゴミが浸入するのを抑制すると共に、内装材
2の長手方向の端部を挟持し、内装材2の万一の脱落も
阻止しようとしたものである。材料としてはスチール、
ステンレス、あるいはアルミニウム押出品の1種で、長
尺、短尺体のいずれかである。なお、敷目板16の裏面16
a、頂面10には緩衝、防振材11、11aを貼着する。
次に施工例について説明する。内装材2としては第2
図(b)に示す断面で、幅が405mm、厚さ23mm、重さ11.
5kg/m2であり、1250℃で焼成した長さ3000mmの長尺中空
断面の長尺陶板である。また取付枠体9としては第6図
(a)に示すハット型であり、緩衝、防振体11、11aと
しては厚さが5mm、2倍発泡程度のポリウレタン樹脂、
エラストマーにより形成した板体である。そこでトンネ
ルの下地1に取付枠体9を垂直方向に1200mmピッチでコ
ンクリート、アンカー(M16)を介して平行に多数本を
固定した。なお、この際の緩衝、防振体11、11aは取付
枠体9の所定位置に装着されているものを用いた。次
に、固定具17の頭部露出部に塗料を100〜200ミクロン塗
布して保護層12を形成した。他方、内装材2は監査路の
近傍に第1段目の内装材2を横張り状でスクリューネジ
を介して施工する。勿論、取付枠体9を施工する際は、
敷目板16を所定位置に固定するものである。このように
して内装材2は下から上に順に施工され、最後にカバー
15を第1図(c)に示すように装着して完了するもので
ある。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明に係るトンネル内装材の取付
構造によれば、下地に長尺の取付枠体をアンカーによ
り所定ピッチで装着するため内装材装着部の形成が容易
となる。下地と内装材間に取付枠体と他に2つの緩
衝、防振材を介在させたため衝撃に弱い内装材を3重に
保護できる。下地と内装材とが直接に接触しないため
漏水による内装材面への汚染が皆無となる。ジョイナ
ー部を挟持部材を介して端部を保持するため内装材が脱
落する危険もない。等の特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は本発明に係るトンネル内装材の
取付構造の一例を示す説明図、第2図(a)〜(f)〜
第5図(a)〜(e)は内装材の一例を示す説明図、第
6図(a)〜(f)は取付枠体の一例を示す説明図であ
る。 1……下地、2……内装材、9……取付枠体、11、11a
……緩衝、防振材、14……ジョイナーセット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/04 E04B 1/98 E04F 13/08 101 E04F 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネルの下地に対し、内装材裏面と下地
    間に取付枠体を介して空間を設け、かつ下地と取付枠
    体、内装材と取付枠体の接触面に緩衝、防振材を介在さ
    せ、また内装材は1000℃以上で焼成した長尺陶板を用
    い、かつ締結具で取付枠体に長尺陶板を装着したことを
    特徴とするトンネル内装材の取付構造。
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