JP2791300B2 - 電気アシスト・モータの制御方法及び装置 - Google Patents

電気アシスト・モータの制御方法及び装置

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JP2791300B2
JP2791300B2 JP7287643A JP28764395A JP2791300B2 JP 2791300 B2 JP2791300 B2 JP 2791300B2 JP 7287643 A JP7287643 A JP 7287643A JP 28764395 A JP28764395 A JP 28764395A JP 2791300 B2 JP2791300 B2 JP 2791300B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電気アシスト・ス
テアリング・システムに関し、更に詳しくは、ステアリ
ング・システムにおける電気アシスト・モータの付勢を
制御する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】自動車のためのパワー・アシスト・ステア
リング・システムは、多くが知られている。液圧パワー
を用いてステアリング・アシストを提供するものもある
し、それ以外の電気的パワーを用いるものもある。
【0003】電気アシスト・ステアリング・システム
は、ステアリング可能な車輪に駆動的に接続された電気
モータを含む。付勢されると、電気モータは、ステアリ
ング可能な車輪のステアリング運動を補助する。電気ア
シスト・モータは、ステアリング・ホイールに印加され
たステアリング・トルクに応答して制御される。
【0004】既知の電気アシスト・ステアリング・シス
テムは、典型的には、Hブリッジ駆動回路を介して電気
的に付勢される直流永久磁石式の電気アシスト・モータ
を含む。そのような駆動構成の1つが、TRW社に譲渡
されている米国特許第4660671号(Behr他)
に開示されている。この構成においては、Hブリッジ
が、H型のパターンに接続された4つの電界効果トラン
ジスタ(FET)を含む。電気アシスト・モータは、こ
れらのFETの中の1つを連続的にオンに付勢し、Hブ
リッジの対角線方向に対向するFETをパルス幅変調
(PWM)することによって、付勢される。電流は、P
WM信号のデューティ・サイクルを変動させることによ
って制御される。モータを流れる電流の方向が、モータ
が回転する方向を制御し、更には、ステアリングの方向
を制御する。
【0005】電気アシスト・ステアリング・システムに
おいては可変リラクタンス・モータを用いるのが好まし
いが、その理由は、小型で、摩擦が低く、トルク対慣性
比が高いからである。可変リラクタンス・モータの回転
方向は、固定子巻線が付勢されるシーケンスを制御する
ことによって制御される。トルクは、固定子巻線を流れ
る電流の量を制御することによって制御される。低いリ
プル・トルクを生じさせ、よって、ステアリング・ホイ
ールで感じられる振動を減少させるためには、正確な電
流制御が必要である。可変リラクタンス電気アシスト・
モータのための制御構成の1つが、TRW社に譲渡され
ている米国特許第5257828号(Miller他)
に記載されており、この米国特許は、本明細書でその全
体を援用する。この米国特許第5257828号は、直
列に接続されたソリッドステート・スイッチをパルス幅
変調することによって、アシスト・モータにおける電流
を制御する。
【0006】直流電気モータを用いるシステムに関して
は、可変リラクタンス・モータを用いるシステムにおけ
るフライバック電流は、典型的には、フライバック・ダ
イオードを介して制御される。フライバック・ダイオー
ドは、直前に消勢された固定子コイルの磁界が消滅する
ことの結果として生じるフライバック電流に電流経路を
提供する。
【0007】また、電気アシスト・ステアリング・シス
テムにおける関心事として、電気アシスト・モータを流
れる電流を制御するのに用いられるスイッチング・デバ
イスの動作温度がある。上述の米国特許第466067
1号(Behr他)では、スイッチング用のFETの温
度が所定の値を超えると、PWM制御信号をフォールド
バックする温度感知構成が開示されている。また、電流
感知構成が、モータを流れる電流を感知し、感知された
電流が所定の電流スレショルド値を超えると、電流をフ
ォールドバックする。
【0008】電気アシスト・ステアリング・システムで
の更なる関心事は、システムの動作上の一体性(int
egrity)である。上述の米国特許第466067
1号(Behr他)では、システムの自己診断的な特徴
が幾つか開示されている。これらの診断的な特徴は、ト
ルク信号の絶対限界値(absolute limit
test)テストや、加算トルク信号テストや、過剰
PWMテストや、方向テストなどを含む。
【0009】
【発明が解決すべき課題】本発明は、電流感知能力が改
善され、駆動制御回路において必要とされる素子の数が
少なくてもよく、電気アシスト・モータを流れる電流を
制御するのに用いられるスイッチング・デバイスの熱管
理が向上した、電気アシスト・ステアリング・システム
を制御する方法及び装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電気モ
ータを制御する装置が提供される。この装置は、電気モ
ータの1つの端子と電気エネルギ源の第1の端子との間
に動作的に結合された第1のスイッチング・デバイス
と、電気モータの第2の端子と電気エネルギ源の第2の
端子との間に動作的に結合された第2のスイッチング・
デバイスと、を含む。この装置は、更に、電気モータの
付勢を制御する制御手段を含む。この制御手段は、第1
及び第2のスイッチング・デバイスをオン状態とオフ状
態との間で周期的に切り換える手段を含み、それによ
り、第1及び第2のスイッチング・デバイスのそれぞれ
のオン状態は1つの周期の100パーセントよりも少な
く、第1及び第2のスイッチング・デバイスのオン状態
の一部分が重複する。オン状態の重複部分の間に、電流
が、電気モータを流れる。重複の量が電気モータにおけ
る電流を制御する。制御手段は、重複を制御する手段を
含む。
【0011】本発明の別の特徴によれば、ステアリング
可能部材に動作的に接続された電気アシスト・モータを
有する電気アシスト・ステアリング・システムを制御す
る装置が提供される。モータの付勢が、ステアリング可
能部材にステアリング・アシストを提供する。この装置
は、更に、印加されたステアリング・トルクを感知し
て、それを示すトルク信号を提供するトルク感知手段を
含む。この装置は、更に、電気アシスト・モータの1つ
の端子と電気エネルギ源の第1の端子との間に動作的に
結合された第1のスイッチング・デバイスと、電気アシ
スト・モータの第2の端子と電気エネルギ源の第2の端
子との間に動作的に結合された第2のスイッチング・デ
バイスと、を含む。電気アシスト・モータの付勢を制御
する制御手段が提供される。この制御手段は、第1及び
第2のスイッチング・デバイスをオン状態とオフ状態と
の間で周期的に切り換える手段を含み、それにより、第
1及び第2のスイッチング・デバイスのそれぞれのオン
状態は1つの周期の100パーセントよりも少なく、第
1及び第2のスイッチング・デバイスのオン状態の一部
分は重複する。電流が、スイッチング・デバイスのオン
状態の重複部分の間に、電気アシスト・モータを流れ
る。重複の量が、電気アシスト・モータにおける電流を
制御する。制御手段は、感知された印加されたステアリ
ング・トルクに応答して、重複を制御する手段を含む。
【0012】好ましくは、電気アシスト・モータは、可
変リラクタンス・モータである。制御手段は、好ましく
は、第1及び第2のスイッチング・デバイスの両方をパ
ルス幅変調する手段を含む。第1のフライバック・ダイ
オードが、電気アシスト・モータの第2の端子と電気エ
ネルギ源の第1の端子との間に接続され、第2のフライ
バック・ダイオードが、電気アシスト・モータの第1の
端子と電気エネルギ源の第2の端子との間に接続され
る。制御手段は、ランプ信号を提供するランプ発生手段
と、ランプ信号を第1及び第2のエラー(誤差)基準信
号と比較する手段と、電気アシスト・モータを流れる電
流を感知しそれを示す信号を提供する手段と、感知され
た電流に応答して第1及び第2のエラー基準信号の値を
制御する手段と、を含む。第1及び第2のスイッチング
・デバイスのそれぞれをパルス幅変調する手段は、比較
に応答する。制御手段は、更に、第1及び第2のエラー
基準信号を第1及び第2の絶対基準値(absolut
e reference value)と比較する手段
と、第1及び第2のエラー基準信号のいずれかがそれに
関連する第1及び第2の絶対基準値を超える場合には電
気アシスト・システムを消勢する手段と、を含む。
【0013】本発明の別の特徴によれば、電気モータを
制御する方法は、電気モータの1つの端子と電気エネル
ギ源の第1の端子との間に動作的に結合された第1のス
イッチング・デバイスを提供するステップと、電気モー
タの第2の端子と電気エネルギ源の第2の端子との間に
動作的に結合された第2のスイッチング・デバイスを提
供するステップと、を含む。電気モータの付勢は、
(a)第1及び第2のスイッチング・デバイスをオン状
態とオフ状態との間で周期的に切り換え、それにより、
第1及び第2のスイッチング・デバイスのそれぞれのオ
ン状態が1つの周期の100パーセントよりも少なく、
第1及び第2のスイッチング・デバイスのオン状態の一
部分は重複しており、オン状態の重複部分の間に電流が
電気モータを流れ、オン状態の重複の量が電気モータに
おける電流を制御するようにし、更に、(b)重複を制
御することによって、制御される。
【0014】
【実施例】図1を参照すると、パワー・アシスト・ステ
アリング・システム10は、ピニオン・ギア14に動作
的に接続されたステアリング・ホイール12を含む。詳
細には、車両のステアリング・ホイール12は入力シャ
フト16に接続され、ピニオン・ギア14はピニオン・
シャフト17に接続されている。入力シャフト16は、
トーション・バー18を介して、ピニオン・シャフト1
7に動作的に結合される。トーション・バー18は、印
加されたステアリング・トルクに応答してねじれ、それ
によって、入力シャフト16とピニオン・シャフト17
との間の相対的な回転が可能になる。相対的な回転量
は、トーション・バーの強度と印加されたステアリング
・トルクの量との関数である。ストップ(図示せず)
が、入力シャフト16とピニオン・シャフト17との間
で動作しており、この技術分野において周知の態様で、
入力シャフト16とピニオン・シャフト17との間の相
対的な回転の量を制限する。
【0015】ピニオン・ギア14は、ラックすなわち線
形のステアリング部材20上の直線状に切られた歯にか
み合って係合した螺旋状の歯を有する。ピニオン・ギア
は、ラック部材上の直線状に切られたギアの歯と組合わ
されて、ラックとピニオン・ギアとの組を形成する。ラ
ック20は、公知の態様で、ステアリング・リンケージ
を用いて、車両のステアリング可能な車輪22、24
に、ステアリング可能に結合されている。ステアリング
・ホイール12がターンされる際には、ラックとピニオ
ン・ギアとの組は、ステアリング・ホイールの回転運動
をラックの線形の運動に変換する。ラックが線形に運動
するときに、ステアリング可能な車輪22、24は、そ
れに伴うステアリング軸の周囲をピボット運動し、車両
がステアリングされる。
【0016】シャフト位置センサ25が、入力シャフト
16とピニオン・シャフト17とに亘って動作的に接続
され、入力シャフト16とピニオン・シャフト17との
間の相対的な回転位置を示す値を有する電気信号を提供
する。シャフト位置センサ25は、トーション・バー1
8と組合わされて、トルク・センサ27を形成する。ト
ルク・センサ27の出力は、車両運転者によって車両の
ステアリング・ホイール12に印加されたステアリング
・トルクを示す。
【0017】トルク・センサ27の出力は、コントロー
ラ76に接続されている。コントローラ76は、トルク
・センサ27によって提供されたトルク信号を処理し、
この技術分野で既知である多くの方法のうちの任意の1
つに従って、それからトルク・コマンド及び方向値を決
定する。好ましくは、トルク・コマンド及び方向信号
は、上述の米国特許第5257828号(Miller
他)に記載されたプロセスに従って決定される。トルク
・コマンド及び方向値は、アシスト・モータ26によっ
て生じるトルクの量と方向とを表す。
【0018】電気アシスト型の可変リラクタンス・モー
タ26は、ラック20に、好ましくはボール・ナット駆
動構成を介して、駆動的に接続されている。モータ26
は、付勢されると、パワー・アシスト・ステアリングを
提供し、車両運転者による車両のステアリング・ホイー
ル12の回転を補助して、それにより、ステアリング可
能な車輪22、24のステアリングを補助する。電気ア
シスト・ステアリング・システムでは、可変リラクタン
ス・モータの使用が望ましいが、それは、可変リラクタ
ンス・モータが、小型で、低摩擦で、トルク対慣性比が
高いという理由による。
【0019】図2を参照すると、本発明の好適実施例に
よる可変リラクタンス・モータ26は、8つの固定子磁
極30を有する固定子28と、6つの回転子磁極34を
有する回転子32と、を含む。それぞれの固定子磁極3
0は、付随する固定子コイルを有する(図示せず)。固
定子磁極は、Aa、Bb、Cc、Ddで表される対(ペ
ア)で付勢されるように配列され、その結果として、4
つの固定子磁極の対と6つの回転子磁極34とが得られ
る。モータ26は、モータ・ハウジング36の中に設置
されており、固定子28はハウジング36に対して固定
されている。
【0020】可変リラクタンス・モータの動作原理は、
この技術分野において広く知られている。基本的には、
固定子磁極は、対で付勢される。詳細には、電流が、与
えられた一対の固定子磁極に付随する固定子コイルに提
供される。回転子は、付勢された固定子磁極と回転子磁
極との間のリラクタンスを最小化するように移動する。
最小のリラクタンスは、一対の回転子磁極が付勢された
固定子磁極と整列するときに生じる。いったん最小のリ
ラクタンスが達成されれば、すなわち、回転子磁極が付
勢された固定子磁極と整列すると、これらの付勢された
固定子磁極は消勢され、隣接する一対の固定子磁極が付
勢される。モータの回転方向は、固定子磁極が付勢され
るシーケンスを制御することによって制御される。モー
タによって生じるトルクは、付勢された固定子コイルを
流れる電流の量を制御することによって制御される。
【0021】図1を参照すると、回転子位置センサ38
は、モータ回転子32とモータ固定子28又はハウジン
グ36との間に動作的に接続される。固定子28とモー
タのハウジング36とは、相対的に静止している。回転
子位置センサ38の機能は、モータ固定子28に対する
回転子32の位置を示す電気信号を提供することであ
る。回転方向とモータ・トルクとを含む可変リラクタン
ス・モータ26の動作の制御のためには、固定子28に
対する回転子32の位置を知ることが必要である。電気
アシスト・ステアリング・システムにおける可変リラク
タンス・モータの回転子の位置を感知するための1つの
構成が、上述の米国特許第5257828号(Mill
er他)に完全に開示されている。
【0022】コントローラ76は、トルク・センサ27
と、モータ位置センサ38と、パワー・スイッチ・モジ
ュール40と、に動作的に接続されている。パワー・ス
イッチ・モジュール40は、車両のバッテリと電気アシ
スト・モータ26との間に、動作的に接続されている。
コントローラ76は、固定子磁極対Aa、Bb、Cc、
Dd(図2)の付勢シーケンスを制御して、印加された
ステアリング・トルクの方向とモータ位置とに応答し
て、モータ方向を制御する。コントローラ76は、印加
されたステアリング・トルクの量に応答して、固定子巻
線における電流を制御する。
【0023】図3を参照すると、パワー・スイッチ・モ
ジュール40は、車両のイグニション・スイッチを介し
て車両のバッテリの正の供給源に電気的に接続されたリ
レー・コイル52の端子43を有する通常は開いている
電磁気的リレー回路42を含む。ツェナー・ダイオード
54のアノードは、端子43においてコイル52と接続
されている。ツェナー・ダイオード54のカソードは、
ダイオード56のカソードに接続されている。コイル5
2が消勢されると、消滅する(collapsing)
磁界によって、逆向きの極性を有する誘導電流が生じ
る。ツェナー・ダイオード54のツェナー・ブレークダ
ウン電圧が選択され、消滅する磁界に起因する逆極性の
電流のための電流経路を提供する。これによって、リレ
ー42は、より高速にスイッチングして開くことが可能
になる。ダイオード56のアノードは、コイル52の他
方の端子に接続されている。コイル52とダイオード5
6とによって形成される接続点は、ダイオード58のア
ノードに接続される。ダイオード58のカソードは、抵
抗62を介してコントローラ76の端子60に接続され
る。
【0024】コントローラ76が端子60にローを出力
するときには、リレー・コイル52が付勢され、それに
よって、通常は開いているスイッチ44を閉じる。スイ
ッチ44が閉じているときには、パワー・スイッチ・モ
ジュール40の残りの部分が付勢される。パワー・スイ
ッチ・モジュール40からパワーを除去するために、コ
ントローラ76は、コイル52を消勢してスイッチ44
を開くのに十分に高い電圧を出力する。コントローラ7
6は、幾つかのシステム診断的なテストを実行する。故
障状態の検出の際には、コントローラはコイル52を消
勢し、それによって、ステアリング・システムがアシス
トなしの手動のステアリングに移行するようにする。
【0025】スイッチ44の消勢された位置である端子
46は、抵抗46を介して電気的に接地されている。抵
抗64を介しての電流経路は、リレー42が消勢される
ときには、パワー・スイッチ・モジュール40における
電流のために帰還経路を提供する。ダイオード66のカ
ソードは端子50に接続され、ダイオード66のアノー
ドは接地されている。ダイオード66は、電流フライバ
ック経路を提供して、スイッチングされ開いた際のリレ
ー42におけるアーク発生を防止する。誘導子(インダ
クタ)68は、その一方の端子が端子50に接続されて
いる。インダクタ68の他方の端子は、コンデンサ70
の一方の端子に接続されている。コンデンサの他方の端
子は、接地されている。インダクタ68とコンデンサ7
0とは、LCフィルタを形成するが、その機能及び動作
は、この技術分野では、周知である。
【0026】インダクタ68とコンデンサ70との接続
点69は、ソリッドステート・パワー・スイッチング・
デバイス72のドレインに接続され、リレー42が付勢
されたときには、リレー42を介して車両のバッテリに
電気的に接続される。スイッチング・デバイス72のゲ
ートは、抵抗74を介してコントローラ76の端子84
に電気的に接続される。過度電圧保護用のツェナー・ダ
イオード86のカソードは、スイッチング・デバイス7
2のゲートに電気的に接続される。ダイオード86のア
ノードは、スイッチング・デバイス72のソースに接続
される。フライバック・ダイオード88のカソードは、
スイッチング・デバイス72のソースに接続される。フ
ライバック・ダイオード88のアノードは、接地され
る。電流感知抵抗90の一方の端子は、スイッチング・
デバイス72のソースと、テスト端子92と、に接続さ
れる。電流感知抵抗90の他方の端子は、モータ巻線A
及びC(図2)の両方と、テスト電圧端子と、に接続さ
れる。
【0027】4つのモータ磁極対は、付勢されると、正
のバッテリ電圧と負のバッテリ電圧(電気的なグランド
とも称される)とに、ソリッドステート・スイッチング
・デバイスを介して接続される。正のバッテリ端子に接
続され得る磁極対の端子は、この明細書では、ハイ(H
IGH)側の端子と称される。負のバッテリ端子又は電
気的なグランドに接続され得る磁極対の端子は、この明
細書では、ロー(LOW)側の端子と称される。したが
って、電流感知抵抗90の他方の端子は、ハイ側のモー
タ巻線A及びBの両方に接続される。
【0028】一度には固定子磁極A又はCの一方だけが
付勢されるので、共通のハイ側のソリッドステート・ス
イッチング・デバイス72と共通のハイ側の電流感知抵
抗90とを用いて、固定子磁極対Aa及びCcの両方に
電流を提供し、更に、両方の固定子磁極対における電流
をモニタする手段を提供し得る。固定子磁極a及びcに
対するそれぞれのロー側の固定子巻線は、付随するソリ
ッドステート・スイッチング・デバイスを介して、個別
に接地可能である。ソリッドステート・スイッチング・
デバイス98は、固定子磁極aと電気的グランドとの間
に接続されている。ソリッドステート・スイッチング・
デバイス108は、固定子磁極cと電気的グランドとの
間に接続されている。
【0029】フライバック・ダイオード96のカソード
は、接続点97において、リレー42を介して、車両の
バッテリに電気的に接続される。ダイオード96のアノ
ードは、固定子磁極aのロー側のモータ巻線と、ソリッ
ドステート・パワー・スイッチング・デバイス98のド
レインとに接続される。スイッチング・デバイス98の
ゲートは、抵抗100を介して、コントローラ76の端
子102に電気的に接続される。過度電圧保護用ツェナ
ー・ダイオード104のカソードは、スイッチング・デ
バイス98のゲートに電気的に接続される。ダイオード
104のアノードは、スイッチング・デバイス98のソ
ースに接続される。スイッチング・デバイス98のソー
スは、接地されている。
【0030】フライバック・ダイオード106のカソー
ドは、接続点105において、リレー42を介して、車
両のバッテリに電気的に接続される。ダイオード106
のアノードは、固定子磁極cに対するロー側のモータ巻
線と、ソリッドステート・パワー・スイッチング・デバ
イス108のドレインとに接続される。スイッチング・
デバイス108のゲートは、抵抗110を介して、コン
トローラ76の端子112に電気的に接続される。過度
電圧保護用ツェナー・ダイオード114のカソードは、
スイッチング・デバイス108のゲートに電気的に接続
される。ダイオード114のアノードは、スイッチング
・デバイス108のソースに接続される。スイッチング
・デバイス108のソースは、接地されている。
【0031】ソリッドステート・パワー・スイッチング
・デバイス116のドレインは、接続点118におい
て、リレー42を介して、車両のバッテリに電気的に接
続される。スイッチング・デバイス116のゲートは、
抵抗120を介して、コントローラ76の端子122に
電気的に接続される。過度電圧保護用ツェナー・ダイオ
ード124のカソードは、スイッチング・デバイス11
6のゲートに電気的に接続される。ダイオード124の
アノードは、スイッチング・デバイス116のソースに
接続される。フライバック・ダイオード126のカソー
ドは、スイッチング・デバイス116のソースに接続さ
れる。フライバック・ダイオード126のアノードは、
接地される。電流感知抵抗128の一方の端子は、スイ
ッチング・デバイス116のソースと、テスト電圧端子
130とに接続される。電流感知抵抗128の他方の端
子は、固定子磁極B及びDに対するハイ側のモータ巻線
(図2)と、テスト電圧端子132とに、接続される。
【0032】一度には固定子磁極B又はDに対する2つ
のハイ側の固定子巻線の一方だけが付勢されるので、共
通のハイ側のソリッドステート・スイッチング・デバイ
ス116と共通のハイ側の電流感知抵抗128とを用い
て、固定子磁極対Bb及びDdに電流を提供し、更に、
両方の固定子磁極対における電流をモニタする手段を提
供し得る。固定子磁極b及びdに対するそれぞれのロー
側の固定子巻線は、付随するソリッドステート・スイッ
チング・デバイスを介して、個別に接地可能である。ソ
リッドステート・スイッチング・デバイス138は、固
定子磁極bの巻線を接地することができ、ソリッドステ
ート・スイッチング・デバイス148は、固定子磁極d
の巻線を接地することができる。
【0033】フライバック・ダイオード134のカソー
ドは、接続点136において、リレー42を介して、車
両のバッテリに電気的に接続される。ダイオード134
のアノードは、固定子磁極bに対するロー側のモータ巻
線と、ソリッドステート・パワー・スイッチング・デバ
イス138のドレインとに接続される。スイッチング・
デバイス138のゲートは、抵抗140を介して、コン
トローラ76の端子142に電気的に接続される。過度
電圧保護用ツェナー・ダイオード144のカソードは、
スイッチング・デバイス138のゲートに電気的に接続
される。ダイオード144のアノードは、スイッチング
・デバイス138のソースに接続される。スイッチング
・デバイス138のソースは、接地されている。
【0034】フライバック・ダイオード146のカソー
ドは、接続点136において、リレー42を介して、車
両のバッテリに電気的に接続される。ダイオード146
のアノードは、固定子磁極dのロー側のモータ巻線と、
ソリッドステート・パワー・スイッチング・デバイス1
48のドレインとに接続される。スイッチング・デバイ
ス148のゲートは、抵抗150を介して、コントロー
ラ76の端子152に電気的に接続される。過度電圧保
護用ツェナー・ダイオード154のカソードは、スイッ
チング・デバイス148のゲートに電気的に接続され
る。ダイオード154のアノードは、スイッチング・デ
バイス148のソースに接続される。スイッチング・デ
バイス148のソースは、接地されている。
【0035】図4〜図10を参照することにより、本発
明による電気アシスト・モータの制御が、理解されよ
う。説明のために、固定子モータ巻線Aaの1つの対だ
けの付勢を考える。他のモータ巻線の付勢制御も同じで
あることが理解できよう。
【0036】車両速度センサ143は、コントローラ7
6に接続される。コントローラは、印加されたステアリ
ング・トルクと、車両速度と、モータ位置とに応答し
て、上述の米国特許第5257828号に完全に記載さ
れている態様で、モータ電流コマンド149を決定す
る。コントローラは、決定されたモータ・コマンドに応
答して、電流コマンド信号145を生じる。電流コマン
ド信号145は、電気アシスト・モータが印加されたス
テアリング・トルクの量と車両速度とモータ位置とに応
答して十分なトルク・アシストを生じるために、この電
気アシスト・モータに印加されなければならない電流の
量を示す値を有する。当業者であれば、電流コマンド信
号145は、好ましくは、車両速度と関数関係を有して
おり、車両速度が増加するにつれてステアリング・アシ
ストが減少することを理解しよう。また、電流コマンド
は、好ましくは、アシスト・モータの速度と関数関係を
有し、システムは、そのヨー(yaw)安定性が向上し
ている。アシスト・モータ速度は、モータ位置センサ3
8から決定される。これらの及びそれ以外の制御パラメ
ータは、上述の米国特許第5257828号に完全に記
載されている。本発明は、電流コマンド信号を生じるの
に用いられるパラメータとは独立に、電流コマンド信号
に応答してのモータの付勢に関するものである。
【0037】電流コマンド信号145は、入力フィルタ
147によって濾波され、加算回路155(図4)の正
の入力に提供される。テスト電圧端子92、94は、電
流感知増幅器158への入力として、電流感知抵抗90
の端子において生じる電圧値を提供する。電流感知増幅
器158は、差動増幅器であり、抵抗90の両端での電
圧降下を示す信号を提供する。増幅器158の出力は、
モータの固定子巻線Aaを流れる電流を示す。電流感知
増幅器158の出力は、加算回路155への第2の入力
として、負のフィードバック信号を提供する。加算回路
155は、電流感知増幅器158からの負のフィードバ
ック信号と電流コマンド信号とを加算して、コマンド・
エラー(誤差)信号153を出力する。加算回路155
からのコマンド・エラー信号153は、エラー増幅器1
56への入力として提供される。
【0038】図5を参照すると、エラー(誤差)増幅器
156の動作を理解できる。正のエラー増幅器157
は、加算回路155からのコマンド・エラー信号153
を増幅する。正のエラー増幅器157は、プラスのエラ
ー出力信号161を提供する。プラスのエラー出力信号
161は、(i)モータ駆動コントローラ151への入
力と、(ii)負のエラー増幅器159への入力信号と、
に接続される。負のエラー増幅器159は、(−1)の
ゲインを有する。負のエラー増幅器159の出力は、マ
イナスのエラー出力信号163である。マイナスのエラ
ー出力信号163は、モータ駆動コントローラ151の
第2の入力に接続される。
【0039】エラー信号161、163の代数的な符号
は、加算回路155から出力されるコマンド・エラー信
号153の符号に依存して、正の値又は負の値のどちら
かである。コマンド・エラー信号153の符号は、
(i)電流感知抵抗90の両端で感知された電圧の大き
さと、(ii)電流コマンド信号の大きさと、に依存す
る。コマンド前記エラー信号153が正の値であれば、
プラスのエラー信号161は正の値であり、マイナスの
エラー信号163は負の値である。この逆もまた真であ
って、コマンド・エラー信号153に対する負の値は、
プラスのエラー信号161に負の値を生じ、マイナスの
エラー信号163に正の値を生じる。負のエラー・コマ
ンド信号は、モータ巻線が消滅する磁界からの残留(r
esidue)電流を有するときに、生じる。これは、
巻線が最初に消勢され、加算回路155の正の入力に印
加される低減する電流コマンド信号が存在する場合に、
生じる。したがって、プラスのエラー信号161とマイ
ナスのエラー信号163との両方が、正又は負どちらか
の代数的な値を有し得る。
【0040】図10を参照すると、エラー増幅器156
の2つの出力信号161、163が、モータ駆動コント
ローラ151に接続される。ランプ(ramp)発生器
162は、モータ駆動コントローラ151におけるパル
ス幅変調装置160に動作的に接続された出力164を
有する。ランプ発生器162は、電源電圧B+に比例す
る振幅を有するランプ出力を提供するように設計されて
おり、電源電圧B+は、また、パワー・スイッチ・モジ
ュール40に電力を提供する。
【0041】図13を参照すると、三角形のランプ信号
を生じるランプ発生器162が、より良く理解できる。
抵抗212は、その一方の端子が電気エネルギ源B+に
接続され、他方の端子が抵抗214に接続されている。
抵抗214の他方の端子は、接地されている。抵抗21
2、214は、抵抗値がほぼ等しく、分圧ネットワーク
を形成する。抵抗212、214によって形成される接
続点は、コンパレータ216の負の入力に基準電圧値を
提供する。コンパレータ216の出力は、プルアップ抵
抗218の一方の端子に接続される。プルアップ抵抗2
18の他方の端子は、電気エネルギ源B+に接続され
る。抵抗230は、その一方の端子がコンパレータ21
6の出力に接続され、他方の端子がコンパレータ216
の正の入力に接続されている。抵抗220は、その一方
の端子がコンパレータ216の出力に接続され、他方の
端子が演算増幅器224の負の入力に接続されている。
コンデンサ222は、その一方の端子が演算増幅器22
4の出力に接続され、他方の端子が演算増幅器224の
負の入力に接続されている。抵抗232は、その一方の
端子が演算増幅器224の出力に接続され、他方の端子
がコンパレータ216の正の入力に接続されている。コ
ンデンサ226は、その一方の端子が演算増幅器224
の出力に接続され、他方の端子が、パルス幅変調装置1
60(図10)とバイアス電流源抵抗228とに接続さ
れている。コンデンサ221は、ランプ発生器162を
パルス幅変調装置160に容量的に結合し、ゼロV(ボ
ルト)の周囲で対称性を有するランプ信号を生じる。演
算増幅器224の正の入力は、抵抗212、214の間
で形成される接続点に接続される。
【0042】ランプ発生器162の動作を理解するため
に、コンパレータ216の出力が現時点でハイであると
仮定する。プルアップ抵抗218は、電源B+からの電
流を抵抗220に提供する。抵抗220を流れる電流
は、電源B+の電圧に比例する。演算増幅器224は、
抵抗220を流れる電流とコンデンサ222を流れる電
流との値が等しくなるように維持するのに要求される電
圧を、それがどのような値であれ、提供する。演算増幅
器224から出力される電圧は、抵抗220とコンデン
サ222とにおいて等しい電流が維持されるまで、減少
する(rampdown)。演算増幅器224から出力
される減少する電圧値は、抵抗232を介して、コンパ
レータ216の正の入力にフィードバックされる。抵抗
230、232は、分圧ネットワークを形成する。演算
増幅器224からの電圧出力は、連続して減少するにつ
れて、結果的に、コンパレータ216の出力が状態をロ
ーに切り換えるのに十分な程に低い値まで減少する。プ
ルアップ抵抗218の抵抗値は、抵抗230、232の
値と比較すると、小さい。結果的には、プルアップ抵抗
の値は抵抗230、232と比較して小さいので、電圧
B+が、抵抗212、230の端子において、分圧ネッ
トワーク212、214及び230、232の両方のハ
イ側に印加される。抵抗214のロー側は接地され、抵
抗232のロー側は、実際にはゼロV(ボルト)に近い
電位にある演算増幅器224の出力に接続される。
【0043】抵抗230の抵抗値は、抵抗232の抵抗
値よりも大きい。好ましくは、抵抗230は、抵抗23
2の抵抗値の2倍の抵抗値を有する。これによって、分
圧ネットワーク230、232が、コンパレータ216
の正の入力に、負の入力における電圧値よりも低い電圧
値を与え、コンパレータ216に状態を変化させること
ができるようになる。いったんコンパレータ216が、
ローを出力するように状態を変化させると、抵抗220
とコンデンサ222とにおける電流が逆向きになる。演
算増幅器224の電圧出力は、コンデンサ222と抵抗
220を流れる電流が等しく維持されるまで上昇する。
出力電圧が上昇すると、コンパレータ216の正の入力
に印加される電圧が上昇する。コンパレータ216の正
の入力における電圧値が負の入力端子への入力電圧より
も大きくなると、コンパレータ216の出力は、ハイを
出力するように状態を切り換える。
【0044】当業者であれば、分圧ネットワークにおけ
る抵抗230、232の抵抗値の間の比率が電源B+に
対するランプ発生器の出力のピーク・ピーク電圧値を決
定することを理解するであろう。
【0045】電源電圧B+が上昇する際には、コンパレ
ータ216の負の入力に提供される電圧値は、更に高く
なる。抵抗230のハイ側における電圧値もまた、上昇
する。抵抗230は、比較的小さい抵抗218を介し
て、電源B+に有効に接続される。電圧B+が上昇する
と、分圧ネットワーク230、232のハイ側が増加す
る。演算増幅器224は、したがって、コンパレータ2
16に状態を切り換えさせるために、更に大きな及び更
に小さな大きさの電圧値を出力しなければならない。こ
のように、ランプ電圧のピーク・ピーク値は、増加す
る。電源B+の増加は、ランプ信号の勾配と振幅との両
方を増加させる。コンパレータ216のスイッチング電
圧もまた調整されるので、ランプの周波数は、一定に保
たれる。
【0046】パルス幅変調装置160は、パルス幅変調
された電流コマンド信号を、位相選択及び制御回路16
6に提供する。トルク・コマンド及び方向信号145も
また、モータ方向を制御する目的で、モータ駆動コント
ローラ151の位相選択及び制御回路166に接続され
る。位相選択論理関数166は、トルク・コマンド及び
方向信号に基づいて、固定子磁極Aa、Bb、Cc、D
dの中のどの対が付勢されるかを決定する。
【0047】上述したように、固定子磁極Aaが付勢さ
れると仮定する。固定子巻線Aa149を付勢するため
に、モータ駆動コントローラ151は、PWM出力信号
を、コントローラ端子84を介して、ソリッドステート
・スイッチング・デバイス72に提供し、また、別のP
WM出力信号を、コントローラ端子102を介して、ソ
リッドステート・スイッチング・デバイス98に提供す
る。
【0048】図6及び図7を参照すると、モータ駆動コ
ントローラ151のPWM回路160の動作が、より良
く理解できるであろう。PWM回路160は、パワー・
スイッチング・モジュール40が動作されパワーをモー
タ巻線Aa149に与えるときに、パワー・スイッチン
グ・モジュール40の熱管理とデューティ・サイクル制
御とを提供する。駆動電流が+12ボルトの電源すなわ
ち車両バッテリからモータ巻線149に印加されるため
には、スイッチング素子72、98の両方が、モータ駆
動コントローラ151によって、オンに切り換えられな
ければならない。スイッチング素子72、98の一方だ
けがオンである場合には、駆動電圧は巻線に印加されな
い。モータ駆動コントローラ151は、ランプ信号16
4の値をエラー信号161、163と比較することによ
って、スイッチング素子72、98がいつオンに切り換
えられるかを判断する。
【0049】ランプ発生器162は、ランプ信号を、P
WM回路160の、(i)ハイ側のコンパレータ168
と(ii)ロー側のコンパレータ170とへの1つの入力
として提供する。エラー増幅器156は、マイナスのエ
ラー信号163を、ハイ側のコンパレータ168への第
2の入力として提供する。ランプ信号164の値がマイ
ナスのエラー信号163の値よりも小さいときには、上
側の又はハイ側のスイッチング素子72はオフである。
ランプ信号164がマイナスのエラー信号163よりも
大きいときには、上側のスイッチング素子72は、オン
である。エラー増幅器156は、プラスのエラー信号1
61を、ロー側のコンパレータ170への第2の入力と
して提供する。ランプ信号164がプラスのエラー信号
161よりも大きいときには、下側のスイッチング素子
98はオフである。ランプ信号164がプラスのエラー
信号161よりも小さいときには、下側のスイッチング
素子98は、オンである。
【0050】特に図7を参照すると、モータ駆動コント
ローラ151がパワーをモータ巻線Aa149に与えて
いる間の、1PWMサイクルの間のスイッチング素子7
2、98の制御が、より良く理解できよう。時刻t
は、ランプ信号164はマイナスのエラー信号163よ
りも大きく、上側のスイッチング素子72はオンであ
る。ランプ信号164はプラスのエラー信号161より
も大きく、下側のスイッチング素子98はオフである。
からtへの時間周期では、モータの磁界は消滅し
つつあり、モータ巻線Aa149における任意のフライ
バック電流は、ダイオード96と上側のスイッチング素
子72とを通って循環する。時刻tでは、ランプ信号
164はマイナスのエラー信号163よりも大きくな
り、上側のスイッチング素子72はオンのままである。
ランプ信号164はプラスのエラー信号161よりも小
さく、下側のスイッチング素子98はオンに切り換えら
れる。スイッチング素子72、98の両方がオンである
ときには、駆動電圧が巻線Aa149に印加され、モー
タ・トルクが発生する。時刻tでは、ランプ信号16
4はマイナスのエラー信号163よりも小さく、上側の
スイッチング素子72はオフに切り換えられる。ランプ
信号164はプラスのエラー信号161よりも小さく、
下側のスイッチング素子98はオンのままである。この
状態では、モータの磁界は消滅しつつあり、モータ巻線
Aa149における任意のフライバック電流は、ダイオ
ード88と下側のスイッチング素子98とを通って循環
する。時刻tでは、ランプ信号164はマイナスのエ
ラー信号163よりも大きく、上側のスイッチング素子
72はオンに切り換えられる。ランプ信号164はプラ
スのエラー信号161よりも小さく、下側のスイッチン
グ素子98はオンのままである。スイッチング素子7
2、98の両方がオンであるので、駆動電圧が巻線Aa
149に印加され、モータ・トルクが再び発生する。
【0051】1つのPWMサイクルの間に両方のスイッ
チ72、98が同時にオンである時間のパーセンテージ
は、巻線PWMのデューティ・サイクルと称される。そ
れぞれのスイッチング素子72、98は、1PWMサイ
クルの時間周期の100パーセントよりも小さい個別の
スイッチ・デューティ・サイクルを有する。異なるデュ
ーティ・サイクルの例として、図7のt−tの間の
時間周期は等しい時間周期であると仮定する。周期t
−tとt−tとの間に両方のスイッチング素子が
オンであるから、巻線PWMデューティ・サイクルはお
よそ50パーセントであることがわかる。スイッチング
素子72に対するスイッチ・デューティ・サイクルは、
スイッチング素子72がt−t、t−t、t
−tの間にオンであるから、75パーセントである。
スイッチング素子98に対するスイッチ・デューティ・
サイクルも、スイッチング素子98がt−t、t
−t、t−tの間にオンであるから、やはり、7
5パーセントである。巻線デューティ・サイクルは、個
々のスイッチのデューティ・サイクルの重複する時間周
期の関数である。スイッチング素子72、98の個々の
スイッチ・デューティ・サイクルは、コマンド・エラー
信号の関数である。それぞれのスイッチング素子に対す
るオン時間は、システムが正しく動作している場合に
は、PWMサイクルの100パーセントよりも常に小さ
い。
【0052】感知抵抗90によって感知される印加され
た駆動電流が電流コマンド信号と等しいときには、コマ
ンド・エラー信号153が安定化する。図7で見られる
ように、フライバック周期において経過した時間は、上
側のスイッチング素子72と下側のスイッチング素子9
8との間で分割される。上側又は下側のスイッチング素
子を含むループの間でフライバック電流ループを交替さ
せることによって、スイッチング素子の間での更に均一
な熱管理が得られる。
【0053】図8を参照すると、電流プロフィール16
8が、可変リラクタンス・モータの巻線Aa149に対
して示されており、時間周期に亘るモータ巻線電流の変
化を図解している。tからtの周期の間では、モー
タ巻線Aa149は付勢され始め、電流がモータ巻線に
供給され、それによって、モータ巻線Aa149におい
て磁界が確立される。tからtでは、モータ駆動電
流が、所望のトルクを生じている。付勢時間周期の終了
の近くでは、電流レベルが増加し、一定のトルクを維持
する。図7に示されたPWMサイクルが、1つのPWM
サイクルの間にスイッチング素子72、98を制御し、
他方で、モータ駆動コントローラ151が、tからt
にかけてモータ巻線Aa149にパワーを与える。図
8の電流プロフィールを作成するには、多数のPWMサ
イクルが要求される。
【0054】いったんモータ巻線Aa149が要求され
るトルクを提供すると、位相選択及び制御回路166
が、要求されるトルクと方向とに従って次の所望の固定
子巻線を付勢するように、パワー・スイッチ・モジュー
ル40を制御する。時刻tでは、モータ巻線Aa14
9への電気エネルギの供給は、モータ巻線Aa149へ
の駆動電流の印加によって、中断される、又は、減少す
る。抵抗性の損失が、上述のように、フライバック・ダ
イオードとスイッチング素子ループとの1つにおいて、
電流を消費し始める。しかし、モータ固定子の巻線Aa
149においては抵抗値はほとんど存在せず、パワーも
ほとんど消費されない。
【0055】可変リラクタンス・モータのモータ巻線な
どの誘導性の負荷においては、電流を、瞬間的に変化さ
せることはできない。このことは、次の基礎方程式に示
されている。すなわち、
【数1】E=L・di/dt (方程式1) この方程式は、次のように書き直せる。
【0056】
【数2】E/L=di/dt (方程式2) モータ巻線Aa149の誘導特性は、この2つの方程式
によって記述される原理に従う。駆動電流及び電圧がモ
ータ巻線から除去されると、巻線は、誘導電流の変化に
抵抗する。この周期の間に、モータは、発生器として機
能し、モータ巻線の極性は、消滅する磁界に起因して逆
転する。消滅する磁界は、固定子巻線Aa149におい
て、逆向きの起電力(逆向きのEMF)を生じ始める。
逆向きのEMFによって生じる電圧は、パワーが巻線A
aに与えられているときに巻線の両端に生じる電圧とは
逆の極性を有する。たとえば、スイッチング・デバイス
72、98の両方をオンにすることによって電気的なパ
ワーがモータ巻線Aa149に与えられるときには、ほ
ぼ+12ボルトの電圧が巻線のAの側に印加される。ス
イッチング・デバイス72、98の一方がオフに切り換
えられ、パワーがモータ巻線Aa149から除かれたと
きには、ほぼ+12ボルトの電圧が巻線のaの側に生じ
る。巻線における電圧の実際の値は、回路素子に依存す
る。
【0057】上の方程式に従って、誘導性の負荷の両端
の電圧は、瞬間的な電流レベルを維持するのに必要な任
意のレベルまで上昇する。方程式2を参照すると、イン
ダクタ(誘導装置)Lの値が一定であるとすると、誘導
装置の電流をゼロまで減少させるのに必要な時間は、誘
導装置の端子に生じている電圧の関数であることがわか
る。1ボルトがモータ巻線Aa149の両端に印加され
る場合には、12ボルトがモータ巻線Aa149の両端
に印加される場合よりも、巻線Aa149における電流
がゼロまで減少するのに長い時間が必要である。別言す
れば、誘導装置が電流を維持するためにより大きな電圧
を克服(overcome)しなければならないほど、
時間に関する電流の変化は大きく、よって、電流は早く
ゼロまで減少する。電流が早くゼロまで減少すればする
ほど、新たに付勢された固定子巻線では、一定のトルク
を維持するために克服されなければならない残留トルク
は小さくなる。
【0058】モータ巻線Aa149における任意の残留
電流は、それが所望のトルクを生じる巻線ではない場合
には、他の固定子巻線であるBb、Cc、Ddにおける
所望のモータ・トルクの生成を妨害する。したがって、
巻線電流の効率的な減少を達成するためには、固定子巻
線Aaにおける電流変化に抵抗する逆向きのEMFを用
い、電流を+12ボルトの電圧源に戻すことによって、
誘導装置の電流を効率的に減少させることができる。
【0059】図4及び図9を参照すると、蓄積されたエ
ネルギをバッテリに戻すためのスイッチング素子72、
98の制御をより良く理解できよう。図9は、モータ駆
動コントローラ151がエネルギを車両バッテリに戻し
ているときの、1つのPWMサイクルを示している。戻
されているエネルギは、図8のtの後でモータ巻線A
a149の消滅する磁界の結果として生じるエネルギで
ある。PWM周波数は、好ましくは、20KHzであ
る。したがって、図8の電流プロフィール曲線を作成す
るPWMサイクルは、多くある。磁界が消滅すると、モ
ータ巻線Aa149の両端にかかる逆向きのEMFの結
果として、駆動電流が与えられている間に生じるものと
は逆向きの極性を有する電圧値がモータ巻線Aa149
の両端に生じる。このときには、モータは、発生器とし
て機能する。巻線が発生器として機能するときには、モ
ータ巻線Aa149には電流が流れる。
【0060】電流サイクルのこの段階では、濾波された
電流コマンド信号(加算回路155の正の入力)と電流
感知増幅器158からの出力(加算回路155の負の入
力)との加算の結果として、負のコマンド・エラー信号
153が生じる。負のコマンド・エラー信号153の結
果として、プラスのエラー信号161は代数的に負の値
を有し、図9の下側のエラー信号になる。マイナスのエ
ラー信号163は代数的に正の値を有し、図9の上側の
エラー信号になる。コンパレータ168、170(図
6)によって示される電圧の比較は、フライバック電流
の所望の制御を提供する。
【0061】図9を参照すると、時刻tでは、ランプ
信号164はマイナスのエラー信号163よりも大き
く、上側のスイッチング素子72はオンである。ランプ
信号164はプラスのエラー信号161よりも大きく、
下側のスイッチング素子98はオフである。この状態で
は、モータ巻線Aa149における任意のフライバック
電流が、ダイオード96と上側のスイッチング素子72
とを通って循環する。時刻t10では、ランプ信号164
はマイナスのエラー信号163よりも小さくなり、上側
のスイッチング素子72はオフに切り換えられる。ラン
プ信号164はプラスのエラー信号161の値よりも大
きく、下側のスイッチング素子98はオフに切り換えら
れたままである。スイッチング素子72、98の両方が
オフに切り換えられたときには、フライバック電流が、
ダイオード88を介して巻線Aa149に流れ、ダイオ
ード96を介して正の電圧源に流れる。上述のように、
スイッチング素子72、98がオフに切り換えられる際
に巻線Aa149を流れる誘導電流の極性は、パワーが
供給されているときとは逆向きである。12ボルトをダ
イオード96のカソードに印加することによって、巻線
Aaの磁界によって克服されるべき電圧は、12ボルト
と、ダイオード96の両端の電圧降下と、ダイオード8
8の両端の電圧降下とを加えたものになる。本発明で
は、ほぼ0.4ボルトの電圧降下に定格化されたショッ
トキ・ダイオードが、好ましくは用いられ、それによっ
て、巻線の両端に生じる全体の電圧をほぼ12.8ボル
トに等しくしている。逆向きの誘導装置の極性は、モー
タ巻線Aa149のaの巻線において+12.8ボルト
を有する。ダイオード96のアノードにおける+12.
8ボルトが、このダイオードに順バイアスを与え、それ
により、ダイオードに電流が流れ、パワーを+12ボル
トの電源すなわちバッテリに戻す。これにより、誘導装
置の電流は迅速にゼロまで減少する。
【0062】時刻t11では、ランプ信号164の値はマ
イナスのエラー信号163の値よりも小さく、上側のス
イッチング素子72はオフのままである。ランプ信号1
64の値はプラスのエラー信号161よりも小さく、下
側のスイッチング素子98はオンに切り換えられる。こ
の状態では、モータ巻線Aa149における任意のフラ
イバック電流が、ダイオード88と下側のスイッチング
素子98とを通って循環する。
【0063】時刻t12では、ランプ信号164の値はマ
イナスのエラー信号163の値よりも小さく、上側のス
イッチング素子72はオフのままである。ランプ信号1
64の値はプラスのエラー信号161の値よりも大き
く、下側のスイッチング素子98はオフに切り換えられ
る。スイッチング素子72、98の両方がオフに切り換
えられたときには、帰還電流がモータ巻線Aa149に
加えられ、また、上述のように、バッテリに戻る。
【0064】図10及び図11を参照すると、本発明の
故障検出機能が、より良く理解されよう。電流感知増幅
器158の出力が、限界検出回路170の入力に接続さ
れる。電流感知増幅器158の出力の値は、所定のスレ
ショルド又は基準値と比較される。電流感知増幅器15
8の出力の値がこの所定の基準値を超える場合には、限
界検出回路170は、それを示す信号をリレー42に印
加し、リレー・ドライバ174を開く。リレー・ドライ
バ174は、エラーの生起をラッチして、リレー42を
消勢する。また、限界検出回路170の出力は、指示器
172に接続され、車両運転者に電気アシスト・システ
ムの故障を警告する。また、指示器172は、エラーが
生じた際にラッチされ得る。システムの故障は、修理担
当者(テクニシャン)による日常のメンテナンスの間に
検索できるように、不揮発性のメモリに記憶することも
できる。
【0065】エラー増幅器156の2つの出力は、故障
検出回路176に接続される。故障検出回路176の出
力は、指示器172とリレー・ドライバ174とに接続
される。図11を参照すると、故障検出回路176の動
作がより良く理解し得る。エラー増幅器156は、故障
検出回路176への入力として、エラー信号161、1
63を提供する。プラスのエラー信号161は、ローパ
スフィルタ178に接続される。好適実施例では、ロー
パスフィルタ178は、1〜10Hzよりも低い周波数
を有する信号を通過させる。ローパスフィルタ178の
出力は、コンパレータ180の一方の入力に接続され
る。基準電圧181が、コンパレータ180の他方の入
力に接続される。基準電圧181の値は、ランプ信号1
64からの正のピーク値に等しい。プラスのエラー信号
161が基準電圧181よりも大きいときには、コンパ
レータ180は、ORゲート182に、デジタル・ハイ
を出力する。マイナスのエラー信号163が、ローパス
フィルタ184に接続される。好適実施例では、ローパ
スフィルタ184は、1〜10Hzよりも低い周波数を
有する信号を通過させる。ローパスフィルタ184の出
力は、コンパレータ186の一方の入力として提供され
る。基準電圧185が、コンパレータ186の他方の入
力に接続される。基準電圧185の値は、ランプ信号1
64からの負のピーク値に等しい。マイナスのエラー信
号163が負の基準電圧185よりも小さいときには、
コンパレータ186は、ORゲート182に、デジタル
・ハイを出力する。各PWMサイクルについて、それぞ
れのフリー・ホイーリング周期のおよそ半分が、上側の
脚部(leg)すなわちスイッチ72及びダイオード9
6で経過し、他方で、およそ半分が下側の脚部すなわち
スイッチ98及びダイオード88で経過する。したがっ
て、ソリッドステート・スイッチング・デバイスをオン
に維持することと同等の効果を有する任意の故障の発生
は、そのスイッチング・デバイスがオンであるべきでは
ない場合には、巻線のPWMデューティ・サイクルを増
加させ、命じられていない電流をモータ巻線に流れさせ
る。結果的に、エラー信号がランプ信号164のピーク
値に向かって増加し、基準値181、185の1つを超
える。
【0066】別の実施例では、エラー信号161、16
3は、ローパスフィルタ178、184によって濾波さ
れる。濾波されたエラー信号は、ウィンドウ・コンパレ
ータを用いてコマンド信号と比較される。濾波されたエ
ラーがモータの転流(commutation)周波数
の約10分の1にブレーク・ポイントを有する場合に
は、適切にスケーリングされたコマンドの上のエラー
は、故障を示し得る。この故障は、出力状態の変化によ
ってコンパレータにおいて検出される。
【0067】ORゲート182の出力がハイであるとき
には故障条件が存在し、検出回路176は、それを示す
信号をリレー42と指示器172とに提供する。エラー
はリレー・ドライバ174においてラッチされ、リレー
42を消勢のまま維持し得る。
【0068】図12を参照すると、本発明の別の実施例
が示されている。電流感知抵抗200の一方の端子が、
ダイオード88のアノードと、テスト電圧端子204と
に電気的に接続される。テスト電圧端子204は、電流
感知増幅器及びフィルタ208への一方の入力として、
電圧値を提供する。電流感知抵抗200の他方の端子
は、接地されている。電流感知抵抗202の一方の端子
は、スイッチング・デバイス98のソースとテスト電圧
端子206とに電気的に接続される。テスト電圧端子2
06は、電流感知増幅器及びフィルタ208への第2の
入力として、電圧値を提供する。電流感知抵抗202の
他方の端子は、接地されている。
【0069】図7を参照すると、図12に示された別の
実施例の動作が、より良く理解されよう。時刻t
は、ランプ信号164はマイナスのエラー信号163よ
りも大きく、上側のスイッチング素子72はオンであ
る。ランプ信号164はプラスのエラー信号161より
も大きく、下側のスイッチング素子98はオフである。
この状態では、モータ巻線Aa149における任意のフ
ライバック電流は、ダイオード96と上側のスイッチン
グ素子72とを通って循環し、電流感知抵抗200、2
02によって感知された電流は、ゼロである。時刻t
では、ランプ信号164はマイナスのエラー信号163
よりも大きく、上側のスイッチング素子72はオンであ
る。ランプ信号164がプラスのエラー信号161より
も小さいときには、下側のスイッチング素子98はオン
に切り換えられる。スイッチング素子72、98の両方
がオンに切り換えられると、駆動電流が巻線Aa149
に印加され、トルク・アシストが提供される。モータ巻
線Aa149を流れる実際の電流が電流感知抵抗202
によって感知される。時刻tでは、ランプ信号164
はマイナスのエラー信号163よりも小さく、上側のス
イッチング素子72はオフである。ランプ信号164は
プラスのエラー信号161よりも小さいときには、下側
のスイッチング素子98はオンに切り換えられる。この
状態では、モータ巻線Aa149における任意のフライ
バック電流は、ダイオード88と下側のスイッチング素
子98とを通って循環する。フライバック電流は、感知
抵抗200、202の両方によって感知され、よって、
実際の循環するモータ・フライバック電流の2倍の値を
示す値を提供する。時刻tでは、ランプ信号164は
マイナスのエラー信号163よりも大きく、上側のスイ
ッチング素子72はオンである。ランプ信号164はプ
ラスのエラー信号161よりも小さく、下側のスイッチ
ング素子98はオンに切り換えられる。スイッチング素
子72、98の両方がオンに切り換えられて駆動電流が
巻線Aa149に印加され、トルクを生じる。モータ巻
線Aa149を流れる電流は、電流感知抵抗202が感
知する。
【0070】図7に示した1つのPWMサイクルの間
は、電流感知増幅器及びフィルタ208は、テスト電圧
端子204、206によって提供されるモータ電流を示
す3つの異なる電圧値を有する。すなわち、(i)フラ
イバック電流がスイッチング・デバイス72とダイオー
ド96とを含む上側の回路ループを循環するときには、
テスト電圧は提供されない。これは、0ターム(ter
m)と称される。(ii)両方のスイッチング・デバイス
72、98がオンであるときには、電流感知抵抗202
だけが実際のモータ電流の流れを示すテスト電圧値を提
供する。これは、1タームと称される。(iii)フライ
バック電流がスイッチング・デバイス98とダイオード
88とを含む下側の回路ループを循環するときには、両
方の電流感知抵抗200、202が、実際のモータ電流
の2倍を示す値を有するテスト電圧を提供する。これ
は、2タームと称される。
【0071】上述のように、フライバック電流が上側の
回路ループを循環する0タームの時間周期は、フライバ
ック電流が下側の回路ループを循環する2タームの時間
周期と、ほぼ等しい。フライバック電流が循環するこれ
らの時間周期は、PWMサイクルのオフ状態と称され
る。これらのオフ状態の間の平均の感知された電流は、
実際の電流にほぼ等しい。
【0072】PWMサイクルのオン状態の間に感知され
る電流は、実際の電流に等しい。PWMサイクルの平均
の電流は、上述の0、1、2のタームを平均することに
よって得られるが、1つのPWMサイクルの間の実際の
電流にほぼ等しい。
【0073】電流感知増幅器及びフィルタ208は、ロ
ーパスフィルタを含む。当業者であれば、0、1、2タ
ームの必要な平均化を与え、1つのPWMサイクルの間
の実際の電流を示す平均の出力を提供するローパスフィ
ルタを設計し得ることを理解するだろう。0、1、2タ
ームの配列(topology)によって、Hブリッジ
回路の下側の脚部において、所望の感知抵抗を切り換え
る必要なしで、複数の感知抵抗を使用できるようにな
る。この配列によって、感知抵抗が回路の内外に切り換
えられるときに、電流スパイクや不連続を減少させるこ
とができる。
【0074】当業者であれば、離散的な回路、マイクロ
コンピュータ、または、特定目的用の集積回路(ASI
C)を用いて、コントローラ76を実現し得ることを理
解するであろう。マイクロコントローラが用いられる場
合には、上述の機能は、ソフトウェア・アルゴリズムを
介して達成され得る。
【0075】異なる勾配や特性を有する他の波形を用い
てランプ信号164を与えることができることも、理解
されよう。
【0076】本発明に関する以上の説明から、当業者で
あれば、改良、変更、修正を見いだすであろう。そのよ
うな改良、変更、修正は、冒頭の特許請求の範囲によっ
てカバーされることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気アシスト・ステアリング・シ
ステムの概略のブロック図である。
【図2】図1に示した可変リラクタンス電気アシスト・
モータの断面図である。
【図3】図1に示したパワー・スイッチング・モジュー
ルの概略の図解である。
【図4】図1のシステムの一部を更に詳細に示した概略
のブロック図である。
【図5】図4に示したエラー増幅器の概略のブロック図
である。
【図6】図4に示したモータ駆動コントローラの一部の
概略のブロック図である。
【図7】1つのサイクルの付勢部分の間のPWMサイク
ルの図解的な表現である。
【図8】付勢サイクルの間の固定子巻線の電流プロフィ
ールの図解的な表現である。
【図9】1つのサイクルの非付勢部分の間のPWMサイ
クルの図解的な表現である。
【図10】図4に類似する、図1に示したコントローラ
の一部を更に詳細に示した概略のブロック図である。
【図11】図10に示した故障検出回路の概略のブロッ
ク図である。
【図12】図1のシステムの一部の別の実施例の概略の
ブロック図である。
【図13】図4及び図10に示したランプ回路の概略図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 5/04 B62D 6/00

Claims (40)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気モータを制御する装置であって、 前記電気モータの第1の端子と電気エネルギ源の第1の
    端子との間に動作的に結合された第1のスイッチング・
    デバイスと、 前記電気モータの第2の端子と前記電気エネルギ源の第
    2の端子との間に動作的に結合された第2のスイッチン
    グ・デバイスと、 前記電気モータの付勢を制御する制御手段であって、該
    制御手段は、モータの転流期間中に前記第1及び第2の
    スイッチング・デバイスの両方をオン状態とオフ状態と
    の間で周期的に切り換える手段を含み、前記第1及び第
    2のスイッチング・デバイスの切換期間はモータの転流
    期間よりも短く、前記第1及び第2のスイッチング・デ
    バイスのそれぞれのオン状態は前記切換期間の100パ
    ーセントよりも少なく、切換期間中前記第1及び第2の
    スイッチング・デバイスのオン状態の各々の一部分のみ
    重複しており、前記オン状態の重複部分の間に電流
    が前記電気モータを流れて、電力消費スイッチング損失
    が第1及び第2スイッチング・デバイスの両方に分配さ
    、前記オン状態の重複の量が前記電気モータにおける
    電流を制御し、更に、制御手段は、前記オン状態の重複
    を制御する手段を含む、制御手段と、 を備えていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記電気
    モータの前記第2の端子と前記電気エネルギ源の前記第
    1の端子との間に接続された第1のフライバック・ダイ
    オードと、前記電気モータの前記第1の端子と前記電気
    エネルギ源の前記第2の端子との間に接続された第2の
    フライバック・ダイオードと、を更に含むことを特徴と
    する装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、前記第2
    のフライバック・ダイオードと前記電気エネルギ源の前
    記第2の端子との間に接続された第1の電流感知抵抗
    と、前記第2のスイッチング・デバイスと前記電気エネ
    ルギ源の前記第2の端子との間に接続された第2の電流
    感知抵抗と、を更に含むことを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の装置において、前記制御
    手段は、前記第1及び第2のスイッチング・デバイスの
    それぞれをパルス幅変調(PWM)する手段を含み、
    パルス幅変調の期間は前記モータ転流期間よりも短い
    とを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、前記制御
    手段は、前記モータ転流期間よりも短い期間の周期的
    ンプ信号を提供するランプ発生手段と、前記ランプ信号
    を第1及び第2のエラー基準信号と比較する手段と、前
    記電気モータを流れる電流を感知しそれを示す信号を提
    供する手段と、前記感知された電流に応答して前記第1
    及び第2のエラー基準信号の値を制御する手段と、を含
    み、前記第1及び第2のスイッチング・デバイスのそれ
    ぞれをパルス幅変調する前記手段は前記比較に応答する
    ことを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、前記第1
    及び第2のスイッチング・デバイスのそれぞれは、PW
    Mサイクルの間の前記比較に応答して周期的にオフ状態
    にあり、PWMサイクルの間の前記オフ状態の時間周期
    は、前記第1及び第2のスイッチング・デバイスによっ
    て均等に分配されることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の装置において、前記制御
    手段は、前記第1及び第2のスイッチング・デバイスを
    オン状態とオフ状態との間で前記第1及び第2のスイッ
    チング・デバイスのオン状態が重複しないように周期的
    に切り換える手段を含むことを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 電気モータを制御する装置であって、 前記電気モータの第1の端子と電気エネルギ源の第1の
    端子との間に動作的に結合された第1のスイッチング・
    デバイスと、 前記電気モータの第2の端子と前記電気エネルギ源の第
    2の端子との間に動作的に結合された第2のスイッチン
    グ・デバイスと、 前記電気モータを制御する制御手段であって、前記第1
    及び第2のスイッチング・デバイスをオン状態とオフ状
    態との間で、前記第1及び第2のスイッチング・デバイ
    スのオン状態に重複する部分がないようにし、前記第1
    及び第2スイッチング・デバイスの切換期間がモータ転
    流期間よりも短くして、周期的に切り換える手段を含む
    制御手段と、 を含むことを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の装置において、前記電気
    モータの前記第2の端子と前記電気エネルギ源の前記第
    1の端子との間に接続された第1のフライバック・ダイ
    オードと、前記電気モータの前記第1の端子と前記電気
    エネルギ源の前記第2の端子との間に接続された第2の
    フライバック・ダイオードと、を更に含むことを特徴と
    する装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の装置において、前記制
    御手段は、前記第1及び第2のスイッチング・デバイス
    のそれぞれをパルス幅変調する手段を含み、各パルス幅
    変調の期間は前記モータ転流期間よりも短いことを特徴
    とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の装置において、前記
    制御手段は、前記モータ転流期間よりも短い期間の周期
    ランプ信号を提供するランプ発生手段と、前記ランプ
    信号を第1及び第2のエラー基準信号と比較する手段
    と、前記電気モータを流れる電流を感知しそれを示す信
    号を提供する手段と、前記感知された電流に応答して前
    記第1及び第2のエラー基準信号の値を制御する手段
    と、を含み、前記第1及び第2のスイッチング・デバイ
    スのそれぞれをパルス幅変調する前記手段は前記比較に
    応答することを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の装置において、前記
    第1及び第2のスイッチング・デバイスのそれぞれは、
    PWMサイクルの間の前記比較に応答して周期的にオン
    状態にあり、PWMサイクルの間の前記オン状態の時間
    周期は、前記第1及び第2のスイッチング・デバイスに
    よって均等に分配されることを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 ステアリング可能部材に動作的に接続
    された電気アシスト・モータを有する電気アシスト・ス
    テアリング・システムを制御する装置であって、前記モ
    ータの付勢が前記ステアリング可能部材にステアリング
    ・アシストを提供する装置において、 印加されたステアリング・トルクを感知して、それを示
    すトルク信号を提供するトルク感知手段と、 前記電気アシスト・モータの第1の端子と電気エネルギ
    源の第1の端子との間に動作的に結合された第1のスイ
    ッチング・デバイスと、 前記電気アシスト・モータの第2の端子と前記電気エネ
    ルギ源の第2の端子との間に動作的に結合された第2の
    スイッチング・デバイスと、 前記電気アシスト・モータの付勢を制御する制御手段で
    あって、該制御手段は、モータの転流期間中に前記第1
    及び第2のスイッチング・デバイスをオン状態とオフ状
    態との間で周期的に切り換える手段を含み、前記第1及
    び第2のスイッチング・デバイスの切換期間はモータの
    転流期間よりも短く、前記第1及び第2のスイッチング
    ・デバイスのそれぞれのオン状態は前記切換期間の10
    0パーセントよりも少なく、切換期間中前記第1及び第
    2のスイッチング・デバイスのオン状態の各々の一部分
    のみが重複しており、前記オン状態の重複部分の間に
    電流が前記電気モータを流れて、電力消費スイッチング
    損失が第1及び第2スイッチング・デバイスに分配さ
    、前記オン状態の重複の量が前記電気モータにおける
    電流を制御し、更に、制御手段は、前記感知された印加
    されたステアリング・トルクに応答して、前記オン状態
    重複を制御する手段を含む、制御手段と、 を備えていることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の装置において、前記
    制御手段は、前記第1及び第2のスイッチング・デバイ
    スの両方を、前記オン状態とオフ状態との間で、パルス
    幅変調する手段を含み、各パルス幅変調の期間は前記モ
    ータ転流期間よりも短いことを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の装置において、前記
    電気アシスト・モータは可変リラクタンス・モータであ
    ることを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の装置において、前記
    電気アシスト・モータの前記第2の端子と前記電気エネ
    ルギ源の前記第1の端子との間に接続された第1のフラ
    イバック・ダイオードと、前記電気アシスト・モータの
    前記第1の端子と前記電気エネルギ源の前記第2の端子
    との間に接続された第2のフライバック・ダイオード
    と、を更に含むことを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の装置において、前記
    制御手段は、前記第1及び第2のスイッチング・デバイ
    スのそれぞれをパルス幅変調する手段を含み、各パルス
    幅変調の期間は前記モータ転流期間よりも短いことを特
    徴とする装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の装置において、前記
    制御手段は、前記モータ転流期間よりも短い期間の周期
    ランプ信号を提供するランプ発生手段と、前記ランプ
    信号を第1及び第2のエラー基準信号と比較する手段
    と、前記電気モータを流れる電流を感知しそれを示す信
    号を提供する手段と、前記感知された電流に応答して前
    記第1及び第2のエラー基準信号の値を制御する手段
    と、を含み、前記第1及び第2のスイッチング・デバイ
    スのそれぞれをパルス幅変調する前記手段は前記比較に
    応答することを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の装置において、前記
    制御手段は、前記第1及び第2のエラー基準信号を第1
    及び第2の絶対基準値と比較する手段と、前記第1及び
    第2のエラー基準信号のいずれかがそれに関連する第1
    及び第2の絶対基準値を超える場合には前記電気アシス
    ト・システムを消勢する手段と、を更に含むことを特徴
    とする装置。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の装置において、前記
    制御手段は、前記感知された電流を電流スレショルド値
    と比較する手段と、前記感知された電流が前記電流スレ
    ショルド値を超える場合には前記電気アシスト・システ
    ムを消勢する手段と、を更に含むことを特徴とする装
    置。
  21. 【請求項21】 電気モータを制御する方法であって、 前記電気モータの第1の端子と電気エネルギ源の第1の
    端子との間に動作的に結合された第1のスイッチング・
    デバイスを提供するステップと、 前記電気モータの第2の端子と前記電気エネルギ源の第
    2の端子との間に動作的に結合された第2のスイッチン
    グ・デバイスを提供するステップと、 前記電気モータの付勢を、(a)モータの転流期間中に
    前記第1及び第2のスイッチング・デバイスをオン状態
    とオフ状態との間で周期的に切り換え、前記第1及び第
    2のスイッチング・デバイスの切換期間はモータの転流
    期間よりも短く、前記第1及び第2のスイッチング・デ
    バイスのそれぞれのオン状態は切換期間の100パーセ
    ントよりも少なく、前記第1及び第2のスイッチング・
    デバイスのオン状態の各々の一部分のみが重複してお
    り、前記オン状態の前記重複部分の間に電流が前記電気
    モータを流れ、前記重複の量が前記電気モータにおける
    電流を制御するようにし、更に、(b)前記重複を制御
    することによって、制御するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の方法において、前記
    第2のフライバック・ダイオードと前記電気エネルギ源
    の前記第2の端子との間に接続された第1の電流感知抵
    抗と、前記第2のスイッチング・デバイスと前記電気エ
    ネルギ源の前記第2の端子との間に接続された第2の電
    流感知抵抗と、を提供するステップを更に含むことを特
    徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の装置において、前記
    電気モータの前記第2の端子と前記電気エネルギ源の前
    記第1の端子との間に接続された第1のフライバック・
    ダイオードと、前記電気モータの前記第1の端子と前記
    電気エネルギ源の前記第2の端子との間に接続された第
    2のフライバック・ダイオードと、を提供するステップ
    を更に含むことを特徴とする装置。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の方法において、切り
    換えを行う前記ステップは、前記第1及び第2のスイッ
    チング・デバイスのそれぞれをパルス幅変調するステッ
    プを含み、各パルス幅変調の期間は前記モータ転流期間
    よりも短いことを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の方法において、付勢
    を制御する前記ステップは、前記モータ転流期間よりも
    短い期間の周期的ランプ信号を提供するステップと、前
    記ランプ信号を第1及び第2のエラー基準信号と比較す
    るステップと、前記電気モータを流れる電流を感知しそ
    れを示す信号を提供するステップと、前記感知された電
    流に応答して前記第1及び第2のエラー基準信号の値を
    制御するステップと、を含んでおり、パルス幅変調を行
    う前記ステップは、前記第1及び第2のスイッチング・
    デバイスのそれぞれを前記比較に応答してパルス幅変調
    するステップを含むことを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の方法において、前記
    第1及び第2のスイッチング・デバイスのそれぞれは、
    PWMサイクルの間の前記比較に応答して周期的にオフ
    状態にあり、PWMサイクルの間の前記オフ状態の時間
    周期は、前記第1及び第2のスイッチング・デバイスに
    よって均等に分配されることを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 請求項21記載の方法において、前記
    第1及び第2のスイッチング・デバイスをオン状態とオ
    フ状態との間で前記第1及び第2のスイッチング・デバ
    イスのオン状態が重複しないように周期的に切り替える
    ことによって、前記電気モータを制御するステップを更
    に含むことを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 電気モータを制御する方法であって、 前記電気モータの第1の端子と電気エネルギ源の第1の
    端子との間に動作的に結合された第1のスイッチング・
    デバイスを提供するステップと、 前記電気モータの第2の端子と前記電気エネルギ源の第
    2の端子との間に動作的に結合された第2のスイッチン
    グ・デバイスを提供するステップと、 前記第1及び第2のスイッチング・デバイスをオン状態
    とオフ状態との間で前記第1及び第2のスイッチング・
    デバイスのオン状態に重複する部分がないようにし、
    記第1及び第2スイッチング・デバイスの切換期間がモ
    ータ転流期間よりも短くして、周期的に切り換えること
    によって、前記電気モータを制御するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の方法において、前記
    電気モータの前記第2の端子と前記電気エネルギ源の前
    記第1の端子との間に接続された第1のフライバック・
    ダイオードと、前記電気モータの前記第1の端子と前記
    電気エネルギ源の前記第2の端子との間に接続された第
    2のフライバック・ダイオードと、を提供するステップ
    を更に含むことを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】 請求項29記載の方法において、切り
    換えを行う前記ステップは、前記第1及び第2のスイッ
    チング・デバイスのそれぞれをパルス幅変調するステッ
    プを含み、各パルス幅変調の期間は前記モータ転流期間
    よりも短いことを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 請求項30記載の方法において、付勢
    を制御する前記ステップは、前記モータ転流期間よりも
    短い期間の周期的ランプ信号を提供するステップと、前
    記ランプ信号を第1及び第2のエラー基準信号と比較す
    るステップと、前記電気モータを流れる電流を感知しそ
    れを示す信号を提供するステップと、前記感知された電
    流に応答して前記第1及び第2のエラー基準信号の値を
    制御するステップと、を含み、パルス幅変調を行う前記
    ステップは、前記第1及び第2のスイッチング・デバイ
    スのそれぞれを前記比較に応答してパルス幅変調するス
    テップを含むことを特徴とする方法。
  32. 【請求項32】 請求項31記載の方法において、前記
    第1及び第2のスイッチング・デバイスのそれぞれは、
    PWMサイクルの間の前記比較に応答して周期的にオン
    状態にあり、PWMサイクルの間の前記オン状態の時間
    周期は、前記第1及び第2のスイッチング・デバイスに
    よって均等に分配されることを特徴とする方法。
  33. 【請求項33】 ステアリング可能部材に動作的に接続
    された電気アシスト・モータを有する電気アシスト・ス
    テアリング・システムを制御する方法であって、前記モ
    ータの付勢が前記ステアリング可能部材にステアリング
    ・アシストを提供する方法において、 印加されたステアリング・トルクを感知して、それを示
    すトルク信号を提供するステップと、 前記電気アシスト・モータの第1の端子と電気エネルギ
    源の第1の端子との間に動作的に結合された第1のスイ
    ッチング・デバイスを提供するステップと、 前記電気アシスト・モータの第2の端子と前記電気エネ
    ルギ源の第2の端子との間に動作的に結合された第2の
    スイッチング・デバイスを提供するステップと、 前記電気アシスト・モータの付勢を、(a)モータの転
    流期間中に前記第1及び第2のスイッチング・デバイス
    をオン状態とオフ状態との間で切り換え、前記第1及び
    第2のスイッチング・デバイスの切換期間はモータの転
    流期間よりも短く、前記第1及び第2のスイッチング・
    デバイスのそれぞれのオン状態は前記切換期間の100
    パーセントよりも少なく、切換期間中前記第1及び第2
    のスイッチング・デバイスのオン状態の各々の一部分の
    みが重複しており、前記オン状態の重複部分の間に電
    流が前記電気モータを流れて、電力消費スイッチング損
    失が第1及び第2スイッチング・デバイスに分配され
    前記オン状態の重複の量が前記電気モータにおける電流
    を制御し、(b)前記感知された印加されたステアリン
    グ・トルクに応答して、前記オン状態の重複を制御する
    ことによって、制御するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の方法において、切り
    換えを行う前記ステップは、前記第1及び第2のスイッ
    チング・デバイスの両方を、前記オン状態とオフ状態と
    の間で、パルス幅変調するステップを含み、各パルス幅
    変調の期間は前記モータ転流期間よりも短いことを特徴
    とする方法。
  35. 【請求項35】 請求項33記載の方法において、前記
    電気アシスト・モータの前記第2の端子と前記電気エネ
    ルギ源の前記第1の端子との間に接続された第1のフラ
    イバック・ダイオードを提供するステップと、前記電気
    アシスト・モータの前記第1の端子と前記電気エネルギ
    源の前記第2の端子との間に接続された第2のフライバ
    ック・ダイオードを提供するステップと、を更に含むこ
    とを特徴とする方法。
  36. 【請求項36】 請求項33記載の方法において、前記
    モータ転流期間よりも短い期間の周期的ランプ信号を提
    供するステップと、前記ランプ信号を第1及び第2のエ
    ラー基準信号と比較するステップと、前記電気アシスト
    ・モータを流れる電流を感知しそれを示す信号を提供す
    るステップと、前記感知された電流に応答して前記第1
    及び第2のエラー基準信号の値を制御するステップと、
    を含み、パルス幅変調を行う前記ステップは、前記第1
    及び第2のスイッチング・デバイスのそれぞれを前記比
    較に応答してパルス幅変調するステップを含むことを特
    徴とする方法。
  37. 【請求項37】 請求項36記載の方法において、前記
    第1及び第2のエラー基準信号を第1及び第2の絶対基
    準値と比較するステップと、前記第1及び第2のエラー
    基準信号のいずれかがそれに関連する第1及び第2の絶
    対基準値を超える場合には前記電気アシスト・モータを
    消勢するステップと、を更に含むことを特徴とする方
    法。
  38. 【請求項38】 請求項36記載方法において、前記感
    知された電流を電流スレショルド値と比較するステップ
    と、前記感知された電流が前記電流スレショルド値を超
    える場合には前記電気アシスト・システムを消勢するス
    テップと、を更に含むことを特徴とする方法。
  39. 【請求項39】 請求項1記載の装置において、前記モ
    ータを流れる電流をモニタする電流モニタ手段と、過度
    の電流が検知された場合エラー信号を供給する手段と、
    を更に含むことを特徴とする装置。
  40. 【請求項40】 請求項21記載の方法において、モー
    タ電流を検知するステップと、過度の電流が検知された
    場合エラー信号を供給するステップと、を更に含むこと
    を特徴とする方法。
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