JP2006014493A - 直流電動機駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流電源からスイッチ回路を通して電機子コイルに供給される駆動電流と、電機子コイルの誘起電圧によりスイッチ回路を通して流れる電流との双方に対して過電流保護動作を行うことができる直流電動機駆動装置を提供する。
【解決手段】直流電源5から直流電動機2に供給する駆動電流の極性を切り換えるスイッチ回路1Aの接地側スイッチ素子F21,F22と接地間にそれぞれ電流検出用抵抗器Ri1,Ri2を挿入して、これらの抵抗器により直流電源5からスイッチ回路を通して電動機2に流れる駆動電流と電動機の電機子コイルの誘起電圧によりスイッチ回路内を通して流れる電流との双方を検出する電流検出手段を構成する。この電流検出手段により制限値を超える電流が検出されたときにスイッチ回路のスイッチ素子をオフ状態にするようにスイッチ回路1Aを制御して過電流に対する保護を図る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直流電動機を正転または逆転させるべく、直流電源から直流電動機に駆動電流を供給する直流電動機駆動装置に関するものである。
正転指令または逆転指令に応じて直流電動機に供給する駆動電流の向きを切り換えることにより、直流電動機を正転方向または逆転方向に駆動する直流電動機駆動装置として、ブリッジ形のスイッチ回路により駆動電流の向きを切り換えるようにしたものが広く用いられている。
この種の直流電動機駆動装置は、特許文献1に示されているように、ブリッジの各辺にスイッチ素子が設けられて直流電源と直流電動機との間に配置されたHブリッジ形のスイッチ回路と、直流電動機を正転させる際及び逆転させる際にそれぞれ直流電源からスイッチ回路を通して直流電動機に正転用駆動電流及び逆転用駆動電流を流すようにスイッチ回路を制御する正・逆転時スイッチ制御手段と、スイッチ回路と電機子コイルとを通して流れる電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段により制限値を超える電流が検出されたときにスイッチ回路を構成するスイッチ素子をオフ状態にするようにスイッチ回路を制御する電流制限用スイッチ制御手段とを備えていて、電流検出手段により制限値を超える電流が検出されたときにスイッチ回路のスイッチ素子をオフ状態にすることにより、スイッチ回路を構成するスイッチ素子と電機子コイルとを過電流から保護する過電流保護動作を行うようになっている。
図9は従来の直流電動機駆動装置からスイッチ回路1A及び直流電動機2の部分を抽出して示したものである。スイッチ回路1Aは、Hブリッジの各辺をスイッチ素子により構成した公知のもので、このスイッチ回路においては、一端が共通接続された第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12によりブリッジの上辺が構成され、第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12の他端にそれぞれ一端が接続された第1及び第2の接地側スイッチ素子F21及びF22によりブリッジの下辺が構成されている。第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12の一端の共通接続点は、負極端子が接地された図示しない直流電源の正極端子に接続され、第1及び第2の接地側スイッチ素子F21及びF22の他端の共通接続点は電流検出手段を構成する電流検出用抵抗器(シャント抵抗器)Riを通して接地回路に接続されている。また第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12の他端と第1及び第2の接地側スイッチ素子F21及びF22の一端とのそれぞれの接続点から出力端子m1及びm2が導出され、これらの出力端子間に直流電動機2の電機子が接続されている。
図示の例では各スイッチ素子としてMOSFETが用いられている。即ち、Hブリッジの上辺を構成する非接地側スイッチ素子F11及びF12はソースSが共通接続されたPチャンネル形のMOSFETにより構成され、Hブリッジの下辺を構成するスイッチ素子F21及びF22は、スイッチ素子F11及びF12をそれぞれ構成するPチャンネル形MOSFETのドレインDにそれぞれドレインDが接続されるとともにソースSが共通接続されたNチャンネル形のMOSFETにより構成されている。
スイッチ素子F11,F12,F21及びF22をそれぞれ構成するMOSFETのドレイン・ソース間には寄生ダイオードD11,D12 ,D21及びD22が形成され、これらの寄生ダイオードが各スイッチ素子に逆並列接続される帰還用ダイオードとして用いられている。
直流電動機を正転させる際には、ブリッジの対角位置にある1組のスイッチ素子F11及びF22に駆動信号(スイッチ素子をオン状態にするための信号)が与えられてこれらのスイッチ素子がオン状態にされ、図示しない直流電源からスイッチ素子F11及びF22を通して直流電動機2に正転用駆動電流が与えられる。また直流電動機2の回転速度を調整するため、スイッチ素子F11及びF22の少なくとも一方に与えられる駆動信号がPWM変調されて、電動機の駆動電流がPWM制御される。
特開2002−191122号公報
上記の直流電動機駆動装置において、直流電動機2を正転させる際にHブリッジの対角位置にある1組のスイッチ素子F11及びF22に駆動信号が与えられると、図9に示されたように、図示しない直流電源−スイッチ素子F11−直流電動機2−スイッチ素子F22−直流電源の経路で駆動電流が流れるため、直流電動機2が正方向に回転させられる。直流電動機2を逆転させる際には、スイッチ素子F12及びF21に駆動信号が与えられる。スイッチ素子F12及びF21に駆動信号が与えられると、図示しない直流電源−スイッチ素子F12−直流電動機2−スイッチ素子F21−直流電源の経路で正転時と逆方向の駆動電流が流れるため、直流電動機2が逆方向に回転させられる。
直流電動機2を正転駆動する際及び逆転駆動する際に直流電源からスイッチ回路1Aを通して直流電動機に供給される駆動電流は、電流検出用抵抗器Riを通して流れるため、該抵抗器Riの両端に駆動電流に比例した電圧降下が生じる。抵抗器Riの両端の電圧は、電流検出信号として、電流制限用スイッチ制御手段を構成する図示しない電流制限回路に与えられる。
電流制限回路は、抵抗器Riの両端の電圧から駆動電流が制限値に達したことを検出したときにスイッチ回路1Aの各スイッチ素子への駆動信号の供給を禁止する。これにより、スイッチ回路のオン状態にあるスイッチ素子がオフ状態になり、直流電源からスイッチ回路1Aを通して電動機2に供給されていた駆動電流が遮断される。これにより電動機の駆動電流が制限値以下になり、電流検出用抵抗器Riの両端の電圧が低下するため、電流制限回路はスイッチ回路1Aの各スイッチ素子への駆動信号の供給を許容し、直流電動機への駆動電流の供給を再開させる。これらの動作により、スイッチ回路を通して電動機に供給される電流が制限値以下に制限されるため、スイッチ回路1Aを構成するスイッチ素子と、電動機2の電機子コイルとが過電流から保護される。
図14は、直流電動機を起動する際に流れる駆動電流の時間Tに対する変化を示したものである。直流電動機は停止時の内部抵抗が極めて低いため、過電流に対する保護動作を行わない場合には、図14に破線で示したように、起動時に大きな起動電流が流れる。これに対し、上記のように過電流に対する保護動作を行わせると、直流電動機の起動時に流れる電流は図14に実線で示したように制限値以下に制限され、スイッチ回路を構成するスイッチ素子(図示の例ではMOSFET)が熱破壊したり、直流電動機の電機子コイルが焼損したりするのが防止される。
図9に示したように、直流電源からスイッチ回路のスイッチ素子F11及びF22を通して直流電動機に正転用駆動電流が流れている状態で、駆動電流をPWM制御する際には、各PWM周期において、スイッチ素子F11がオン状態にされる期間とオフ状態にされる期間とが生じさせられる。スイッチ素子F11がオフ状態にされると、直流電動機2の電機子コイルには、そのインダクタンスにより、それまで流れていた電流を流し続けようとする向きの誘起電圧が発生するため、図10に示すように、電動機2とスイッチ素子F22と、スイッチ素子F21を構成するMOSFETのドレインソース間の寄生ダイオードD21とを通してフライホイール電流Imoが駆動電流として流れ続ける。この電流Imoは電流検出用抵抗器Riを通らないため、電流制限回路により検出されることはない。従って、フライホイール電流Imoにより保護動作が働くことはないが、この電流Imoは、直流電源からスイッチ回路を通して電動機2に供給される駆動電流Imを超えることはないため支障を来さない。
直流電動機を減速する際、及び停止する際には、直流電動機に発電制動をかけることがある。直流電動機に発電制動をかける際には、直流電源をスイッチ回路1Aから切り離すとともに、スイッチ回路1Aの下辺の接地側スイッチ素子F21,F22に同時に駆動信号が与えられる。直流電源がスイッチ回路1Aから切り離され、電動機が負荷の慣性により、または外力により駆動されて正回転している状態でスイッチ素子F21,F22に同時に駆動信号が与えられると、図11に示すように、直流電動機2の電機子コイルの誘起電圧により、電動機2−スイッチ素子F21−ダイオードD22−電動機2の経路で、発電電流Igが流れ、電動機に制動がかかる。この発電電流Igの波形は図15に示したようになる。
上記の説明では、電動機に発電制動をかけるとしたが、コントローラがノイズにより誤動作をしてスイッチ素子F21及びF22に同時に駆動信号を与えた場合にも上記の発電電流Igと同様の電流が流れる。
発電電流Igも電流検出用抵抗器Riを流れないため、電流制限回路により検出されることはない。直流電動機に外力が作用していて(例えば電気自動車が坂道を下っていて)電機子コイルに高い電圧が誘起している状態で発電制動がかけられると、発電電流Igが制限値を超えることがあるが、この電流に対しては保護動作が行われることはない。従って、発電制動をかける際には、発電電流Igを流す回路に電流制限素子を挿入して図15に破線で示したように発電電流を制限するか、または制動時に発電電流Igが制限値を超えないことが確認された場合にのみ発電制動をかけるのを許容するなどの措置を講じておく必要がある。
また図9に示したように電動機を正転させている状態で、その回転方向を反転させるために、スイッチ素子F11,F22をオフ状態にし、スイッチ素子F12,F21をオン状態にすると、図12に示すように直流電源からスイッチ素子F12−電動機2−スイッチ素子F11−抵抗器Riの経路で逆転用駆動電流Im´が流れると同時に、電動機の電機子コイルの誘起電圧により、電動機2−スイッチ素子F21−寄生ダイオードD22−電動機2の経路で発電電流Igが流れる。従って、図16に示すように、逆転開始時に、電動機2及びスイッチ素子F21に駆動電流Im´と発電電流Igとの和の電流Im´+Igが過電流として流れることがあるが、発電電流Igは電流検出用抵抗器Riによっては検出されないため、時刻T1において駆動電流Im´が制限値を超えたことが検出されるまでは保護動作が行われず、逆転開始時に流れる過電流に対してスイッチ回路1A及び電機子コイルの保護を図ることができなかった。
図13は、スイッチ素子として用いるMOSFETの安全動作領域の限界を示したものである。同図の折れ線IDMAX(パルス)は単発のパルスに対する安全動作領域の上限を示し、100μsec,1msec及び10msecは単発のパルスのパルス幅を示している。またIDMAX(連続)は、連続電流に対する安全動作領域の上限を示している。電動機2に接続された負荷の慣性が大きい場合には、図11または図12に示した発電電流Igが流れる時間が長くなるため、スイッチ回路を流れる電流がIDMAX(連続)を超えてMOSFETが破壊に至ることがある。
上記のように、従来の直流電動機駆動装置では、発電電流Igに対して保護動作を行うことができなかったため、直流電動機に接続された負荷の慣性が大きい場合に、スイッチ回路のスイッチ素子及び電動機の電機子コイルに過電流が流れて、スイッチ素子が破壊されたり、電機子コイルが焼損したりするおそれがあった。
本発明の目的は、正転時及び逆転時に直流電源からスイッチ回路を通して電動機に流す駆動電流だけでなく、電機子コイルの誘起電圧によりスイッチ回路のスイッチ素子を通して流れる発電電流に対しても保護動作を行わせることができるようにして、スイッチ回路のスイッチ素子及び直流電動機の電機子コイルの保護を的確に図ることができるようにした直流電動機駆動装置を提供することにある。
本発明は、ブリッジの各辺にスイッチ素子が設けられて、直流電源と直流電動機との間に配置されたHブリッジ形のスイッチ回路と、直流電動機を正転させる際及び逆転させる際にそれぞれ直流電源からスイッチ回路を通して直流電動機に正転用駆動電流及び逆転用駆動電流を流すようにスイッチ回路を制御する正・逆転時スイッチ制御手段と、スイッチ回路と電機子コイルとを通して流れる電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段により制限値を超える電流が検出されたときにスイッチ回路を構成するスイッチ素子をオフ状態にするようにスイッチ回路を制御する電流制限用スイッチ制御手段とを備えた直流電動機駆動装置に適用される。
本発明においては、上記電流検出手段が、直流電源からスイッチ回路を通して直流電動機に流れる電流と、直流電動機の電機子コイルの誘起電圧によりスイッチ回路内を通して流れる電流との双方を検出し得るように設けられている。
上記のように電流検出手段を設けると、直流電源からスイッチ回路を通して直流電動機に流れる駆動電流だけでなく、直流電動機の電機子コイルの誘起電圧によりスイッチ回路内を通して流れる発電電流をも検出することができるため、電流制限用スイッチ制御手段により、駆動電流と発電電流との双方に対して保護動作を行わせて、スイッチ回路のスイッチ素子及び直流電動機の電機子コイルの保護を的確に図ることができる。
上記のように、本発明は、ブリッジの各辺にスイッチ素子が設けられて、直流電源と直流電動機との間に配置されたHブリッジ形のスイッチ回路と、直流電動機を正転させる際及び逆転させる際にそれぞれ直流電源からスイッチ回路を通して直流電動機に正転用駆動電流及び逆転用駆動電流を流すようにスイッチ回路を制御する正・逆転時スイッチ制御手段と、スイッチ回路と電機子コイルとを通して流れる電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段により制限値を超える電流が検出されたときにスイッチ回路を構成するスイッチ素子をオフ状態するようにスイッチ回路を制御する電流制限用スイッチ制御手段とを備えた直流電動機駆動装置に適用されるが、この種の直流電動機駆動装置は、多くの場合、直流電動機に発電制動をかける際にスイッチ回路のブリッジの1対の下辺またはブリッジの1対の上辺を通して直流電動機の電機子コイルに短絡電流を流すようにスイッチ回路を制御する制動時スイッチ制御手段を備えている。
このような直流電動機駆動装置に本発明を適用する場合には、スイッチ回路のブリッジの各辺の内、直流電動機に発電制動をかける際に短絡電流が流れる1対の辺のスイッチ素子に対してそれぞれ直列に挿入されて、該1対の辺のスイッチ素子を通して電流が流れた際に両端に電圧降下を生じる1対の電流検出用抵抗器が設けられて、これら1対の電流検出用抵抗器により電流検出手段が構成される。また電流制限用スイッチ制御手段は、1対の電流検出用抵抗器の少なくとも一方の両端の電圧から制限値を超える電流を検出したときにスイッチ回路を構成するスイッチ素子をオフ状態にするように構成される。
上記電流検出用抵抗器はまた、スイッチ回路と直流電動機との間を接続する回路の途中に挿入してもよい。
以上のように、本発明によれば、直流電源からスイッチ回路を通して直流電動機に流れる電流と、直流電動機の電機子コイルの誘起電圧によりスイッチ回路内を通して流れる電流との双方を検出し得るように電流検出手段を設けたので、直流電動機の駆動電流だけでなく、直流電動機の電機子コイルの誘起電圧によりスイッチ回路内を通して流れる発電電流をも検出して、電流制限用スイッチ制御手段に、駆動電流及び発電電流の双方に対して保護動作を行わせることができ、スイッチ回路のスイッチ素子の保護及び直流電動機の電機子コイルの保護を的確に図ることができるという利点が得られる。
以下図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の全体的な構成を示したもので、同図において1は直流電動機2を駆動する駆動ユニット、3は負荷を所定の態様で駆動するために必要な指令信号を発生するコントローラである。
駆動ユニット1は、スイッチ回路1Aと、電動機2を正回転または逆回転させるようにスイッチ回路1Aの各スイッチ素子に駆動信号を与えるスイッチ素子駆動部1Bと、電流制限回路1Cとにより構成されている。
図示の駆動ユニット1は、正極側電源端子aと、接地端子eと、PWM信号入力端子pと、正方向駆動指令入力端子fと、逆方向駆動指令入力端子rと、負荷接続端子m1 及びm2 とを備えている。この例では、接地端子eが負極側電源端子を兼ねている。本明細書では接地回路に近い側の負荷接続端子m2 を接地側負荷接続端子と呼び、接地回路から離れている側の負荷接続端子m1 を非接地側負荷接続端子と呼ぶ。
スイッチ回路1Aは、一端が共通接続された第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12と、一端が第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12の他端にそれぞれ接続された第1及び第2の接地側スイッチ素子F21及びF22とを有するHブリッジ形のスイッチ回路で、第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12の一端の共通接続点は正極側電源端子aに接続され、第1及び第2の接地側スイッチ素子F21及びF22の他端はそれぞれ抵抗値が十分に小さい第1の電流検出用抵抗器Ri1及び第2の電流検出用抵抗器Ri2を通して接地端子に接続されている。
第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12の他端と第1及び第2の接地側スイッチ素子F21及びF22の一端とのそれぞれの接続点がスイッチ回路の出力端子1a1及び1a2となっていて、これらの出力端子から1対の電動機接続用出力端子m1 及びm2 が導出され、これらの出力端子m1,m2間に直流電動機2の電機子が接続されている。
正極側電源端子aは負極端子が接地された直流電源(図示の例ではバッテリ)5の正極端子にヒューズ7とキースイッチSWとを通して接続されている。接地端子eは接地回路を通して直流電源5の負極端子に接続されている。
図示の例では、第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12がPチャンネル形のMOSFETからなっていて、両FETのソースSの共通接続点が正極側電源端子aに接続されている。また第1及び第2の接地側スイッチ素子F21及びF22はNチャンネル形のMOSFETからなっていて、両MOSFETのドレインDが非接地側スイッチ素子F11及びF12をそれぞれ構成するMOSFETのドレインDに接続され、両接地側スイッチ素子F21及びF22を構成するMOSFETのソースSがそれぞれ第1の電流検出用抵抗器Ri1及び第2の電流検出用抵抗器Ri2を通して接地されている。
スイッチ素子駆動部1Bは、所定のデューティ比で断続するPWM信号に応答して第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12をそれぞれオンオフ駆動する正転用PWM駆動回路111及び逆転用PWM駆動回路112と、正方向駆動指令信号が与えられたときに第2の接地側スイッチ素子F22に駆動信号を与えるとともに逆転用PWM駆動回路112が第2の非接地側スイッチ素子F12をオンオフ駆動するのを禁止する正転駆動回路121と、逆方向駆動指令信号が与えられたときに第1の接地側スイッチ素子F21に駆動信号を与えるとともに正転用PWM駆動回路111が第1の非接地側スイッチ素子F11をオンオフ駆動するのを禁止する逆転駆動回路122とを備えている。
正転用PWM駆動回路111及び逆転用PWM駆動回路112の入力端子は、ダイオードD1 と抵抗R1 とからなる入力回路101を通してPWM信号入力端子pに接続され、正転用PWM駆動回路111及び逆転用PWM駆動回路112の出力端子は第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12を構成するMOSFETのゲートに接続されている。
正転用PWM駆動回路111及び逆転用PWM駆動回路112は、スイッチ素子F11及びF12への駆動信号の供給を制御するために、トランジスタなどからなる駆動信号供給用スイッチを備えている。正転用PWM駆動回路111及び逆転用PWM駆動回路112に設けられている駆動信号供給用スイッチは、コントローラ3に設けられたトランジスタTr1 がオン状態になって、該トランジスタTr1 とダイオードD1 とを通して高レベル(Hレベル)の信号が与えられたときにオン状態になってスイッチ素子F11及びF12に駆動信号を供給し、トランジスタTr1 がオフ状態になって、ダイオードD1 を通して与えられていた信号が除去されたときにオフ状態になって、スイッチ素子F11及びF12への駆動信号の供給を停止する。
また正転駆動回路121の入力端子はダイオードD2 と抵抗R2 とからなる入力回路102を通して正方向駆動指令入力端子fに接続され、逆転駆動回路122の入力端子はダイオードD3 と抵抗R3 とからなる入力回路103を通して逆方向駆動指令入力端子rに接続されている。正転駆動回路121の出力端子は第2の接地側スイッチ素子F22を構成するMOSFETのゲートに接続され、逆転駆動回路122の出力端子は第1の接地側スイッチ素子F21を構成するMOSFETのゲートに接続されている。
正転駆動回路121は、トランジスタTr2 がオン状態になってダイオードD2 を通して高レベルの信号が与えられたときにオン状態になり、トランジスタTr2 がオフ状態になってダイオードD2 を通して与えられていた信号が除去されたときにオフ状態になる駆動信号供給用スイッチを備えていて、該スイッチがオン状態になった時に第2の接地側スイッチ素子F22を構成するMOSFETのゲートに駆動信号を与えるように構成されている。
同様に、逆転駆動回路122は、トランジスタTr3 がオン状態になって、ダイオードD3 を通して高レベルの信号か与えられたときにオン状態になり、トランジスタTr3 がオフ状態になってダイオードD3 を通して与えられていた信号が除去されたときにオフ状態になる駆動信号供給用スイッチを備えていて、該スイッチがオン状態になった時に第1の接地側スイッチ素子F21を構成するFETのゲートに駆動信号を与えるように構成されている。
また本実施形態においては、正転用PWM駆動回路111、逆転用PWM駆動回路112、正転駆動回路121及び逆転駆動回路122にそれぞれ遮断指令入力端子111a,112a,121a及び122aが設けられている。正転用PWM駆動回路111、逆転用PWM駆動回路112、正転駆動回路121及び逆転駆動回路122は、電流制限回路1Cからそれぞれの遮断指令入力端子に遮断指令信号Voffが与えられたときに、スイッチ回路1Aの対応するスイッチ素子に与える駆動信号の出力を阻止する駆動信号阻止手段を備えていて、遮断指令信号Voffが与えられたときにスイッチ回路の対応するスイッチ素子を強制的にオフ状態にするように構成されている。
また図示の例では、正転用PWM駆動回路111及び逆転用PWM駆動回路112にそれぞれ禁止信号入力端子111b及び112bが設けられていて、正転用PWM駆動回路111及び逆転用PWM駆動回路112は、それぞれの禁止信号入力端子に禁止信号Vihが入力されたときに、スイッチ素子F11及びF12への駆動信号の供給を停止するように構成されている。
正転駆動回路121及び逆転駆動回路122はそれぞれが駆動信号を出力する際に同時に禁止信号Vihを出力する禁止信号出力端子を有していて、正転駆動回路121及び逆転駆動回路122がそれぞれスイッチ素子F22及びF21に駆動信号を与える際に、それぞれの禁止信号出力端子から逆転用PWM駆動回路112の禁止信号入力端子112b及び正転用PWM駆動回路111の禁止信号入力端子111bに禁止信号Vihを与えるようになっている。
コントローラ3は、CPU,ROM及びRAM等を有するマイクロコンピュータ3Aを備えていて、該マイクロコンピュータ3AのポートP1 にPNPトランジスタTr1 のベースが接続されている。トランジスタTr1 のエミッタは図1には図示してない定電圧電源回路の正極側出力端子に接続され、コレクタはPWM信号入力端子pに接続されている。
またマイクロコンピュータ3AのポートP2 は、エミッタが図示しない定電圧電源回路の正極端子に接続されたPNPトランジスタTr2 のベースに接続され、該トランジスタTr2 のコレクタは正方向駆動指令入力端子fに接続されている。
更にマイクロコンピュータ3AのポートP3 は、エミッタが図示しない定電圧電源回路の正極側出力端子に接続されたPNPトランジスタTr3 のベースに接続され、該トランジスタのコレクタは逆方向駆動指令入力端子rに接続されている。
この例では、マイクロコンピュータ3AとトランジスタTr1 とによりPWM信号供給手段が構成される。またマイクロコンピュータ3AとトランジスタTr2 とにより、直流電動機2を正転させる際に正転駆動回路121に正方向駆動指令を与える正転駆動指令供給手段が構成され、マイクロコンピュータ3AとトランジスタTr3 により、直流電動機2を逆転駆動する際に逆転駆動回路122に逆転駆動指令を与える逆転駆動指令供給手段が構成される。
またこの例では、正転用PWM駆動回路111と、逆転用PWM駆動回路112と、正転駆動回路121と、逆転駆動回路122とにより、直流電動機を正転させる際及び逆転させる際にそれぞれ直流電源5からスイッチ回路1Aを通して直流電動機2に正転用駆動電流及び逆転用駆動電流を流すようにスイッチ回路1Aを制御する正・逆転時スイッチ制御手段が構成されている。
更に図示の例では、スイッチ回路1Aの第1の接地側スイッチ素子F21の他端(MOSFETのソース)と接地間に挿入された第1の電流検出用抵抗器Ri1と、第2の接地側スイッチ素子F22の他端(MOSFETのソース)と接地間に挿入された第2の電流検出用抵抗器Ri2とにより、直流電源5からスイッチ回路1Aを通して直流電動機2に流れる電流と、直流電動機2の電機子コイルの誘起電圧によりスイッチ回路1A内を通して流れる発電電流との双方を検出する電流検出手段が構成されている。
電流制限回路1Cは、例えば図2に示すように、直流電源5(図1参照)の出力電圧B(図示の例では12V)を入力として一定の直流電圧E(図示の例では8V)を出力する定電圧電源回路131と、この定電圧電源回路から得られる電源電圧Eを分圧してスイッチ回路1Aを流れる負荷電流の制限値を与える設定電圧Vsを発生する設定電圧発生回路132と、図示の矢印方向に電流I21が流れたときに第1の電流検出用抵抗器Ri1の両端に現れる電圧(第1の電流検出信号)V1 を順方向電圧としてこの順方向電圧を増幅する第1の演算増幅器OP1と、図示の矢印方向に電流I22が流れたときに第2の電流検出用抵抗器Ri2の両端に現れる電圧(第2の電流検出信号)V2を順方向電圧としてこの順方向電圧を増幅する第2の演算増幅器OP2と、オア回路133と、比較器CP1と、遮断指令出力回路134とを備えている。オア回路133は、カソードが共通接続されたダイオードD21及びD22からなっていて、演算増幅器OP1の出力及び演算増幅器OP2の出力がそれぞれ出力抵抗器R01及びR02を通して入力されている。比較器CP1は反転入力端子(−端子)と非反転入力端子(+端子)とを有していて、その反転入力端子には設定電圧Vsが入力され、非反転入力端子にオア回路133の出力電圧Voが入力されている。
更に各部を詳細に説明すると、図示の定電圧電源回路131は、直流電源5の出力電圧がダイオードD4 を通して入力された3端子レギュレータREGと、レギュレータREGの入力端子間及び出力端子間にそれぞれ接続されたコンデンサC1及びC2とにより構成されている。コンデンサC1及びC2は、直流電源5の出力電圧が落ち込んだ場合でもレギュレータREGから一定の直流電圧を安定に出力させるために設けられている。
設定電圧発生回路132は、定電圧Eが両端に印加された抵抗R13及びR14の直列回路からなる分圧回路と、抵抗R13に並列接続されたコンデンサC3 とからなっていて、抵抗R14の両端に設定電圧Vs を発生する。
演算増幅器OP1及び演算増幅器OP2は、それぞれの逆相入力端子が共通接続された状態で設けられていて、その逆相入力端子の共通接続点が演算用入力抵抗器Rs20を通して接地回路に接続されている。演算増幅器OP1の正相入力端子及び演算増幅器OP2の正相入力端子はそれぞれ演算用入力抵抗器Rs21及びRs22を通して電流検出用抵抗器Ri1及びRi2の非接地側端子に接続され、演算増幅器OP1の正相入力端子と接地間及び演算増幅器OP2の正相入力端子と接地間にそれぞれ演算用帰還抵抗器Rf21及びRf22が接続されている。また演算増幅器OP1及びOP2の出力端子はそれぞれ出力抵抗器R01及びR02を通してダイオードD21及びD22のアノードに接続され、ダイオードD21及びD22のカソードの共通接続点と演算増幅器OP1及びOP2の逆相入力端子との間に演算用帰還抵抗器Rf20が接続されている。オア回路133を構成するダイオードD21及びD22のカソードの共通接続点と接地間にはコンデンサC4が接続され、コンデンサC4の両端に得られる電圧がオア回路の出力信号Voとして比較器CP1の非反転入力端子に入力されている。
遮断指令信号出力回路134は、エミッタが接地され、ベースが抵抗器Rb1を通して比較器CP1の出力端子に接続されたNPNトランジスタTR4と、トランジスタTR4のベースエミッタ間に接続された抵抗器Rb2とを備えていて、比較器CP1の出力電圧Vcが高レベルになったときに高レベルから低レベルに変化する遮断指令信号Voffを出力する。
図示の電流制限回路1Cにおいて、第1の演算増幅器OP1には、第1の電流検出用抵抗器Ri1の両端の電圧V1が抵抗器Rs20及びRs21を通して入力され、第2の演算増幅器OP2には、第2の電流検出用抵抗器Ri2の両端の電圧V2が抵抗器Rs20及びRs22を通して入力されている。第1の演算増幅器OP1は、第1の電流検出用抵抗器Ri1を通して図示の矢印方向の電流I21が流れているときに該電流検出用抵抗器Ri1の両端に現れる電圧V1を順方向電圧としてこの順方向電圧V1と接地電位Vgとを差動増幅(接地電位Vgを減算し、電圧V1を加算)する。
また演算増幅器OP2は、第2の電流検出用抵抗器Ri2を通して図示の矢印方向の電流I22が流れているときに該電流検出用抵抗器Ri2の両端に現れる電圧V2を順方向電圧としてこの順方向電圧V2と接地電位Vgとを差動増幅(接地電位Vgを減算し、電圧V2を加算)する。
この例では、入力抵抗器Rs20及び帰還抵抗器Rf20が、演算増幅器OP1とOP2とに共用されている。比較器CP1は、演算増幅器OP1の出力電圧または演算増幅器OP2の出力電圧が設定電圧Vsを超えたときにその出力電圧Vcを高レベルにして遮断指令信号出力回路134から遮断指令信号Voffを出力させる。
図1及び図2には示されてないが、本実施形態では、更に電動機を減速する際及び停止させる際に発電制動をかけるために、スイッチ回路1Aのブリッジの下辺のスイッチ素子F21及びF22に同時に駆動信号を与えてこれらのスイッチ素子を同時にオン状態にすることにより、スイッチ回路1Aのブリッジの1対の下辺を通して直流電動機2の電機子コイルに短絡電流(発電電流)を流すようにスイッチ回路1Aを制御する制動時スイッチ制御手段が設けられている。
図2の電流制限回路1Cにおいて、コンデンサC3及びC4は、電源投入時などに比較器CP1の出力電圧Vcが高レベルになることがないように、比較器CP1の反転入力端子の電位及び非反転入力端子の電位をそれぞれ低レベルの状態及び高レベルの状態から立ち上げるようにするために設けられている。またコンデンサC4は、過電流が検出されて、遮断指令信号Voffが発生したときに、所定時間の間該遮断指令信号が出力された状態を保持する働きをする。
前述のように、遮断指令信号Voffは、正転用PWM駆動回路111、逆転用PWM駆動回路112、正転駆動回路121及び逆転駆動回路122に入力される。正転用PWM駆動回路111、逆転用PWM駆動回路112、正転駆動回路121及び逆転駆動回路122に遮断指令信号Voffが入力されると、これらの駆動回路に設けられた駆動信号阻止手段が働いてそれぞれの駆動回路が駆動信号の出力を停止する。これにより、非接地側スイッチ素子F11及びF12と接地側スイッチ素子F21及びF22とに駆動信号が与えられなくなるため、直流電動機2への駆動電流の供給が停止させられる。このとき直流電動機2に供給される電流が遮断されているため、演算増幅器OP1及びOP2は、出力抵抗器R01及びR02とダイオードD21及びD22とを通して、それぞれの出力電圧を0Vにするべく動作するが、コンデンサC4の電荷は、ダイオードD21及びD22により阻止されて演算増幅器OP1及びOP2の出力段を通しては放電できない。そのため、コンデンサC4の電荷は、入力抵抗器Rs20及び帰還抵抗器Rf20を通して一定の時定数で放電させられる。コンデンサC4の電荷が放電して、コンデンサC4の両端の電圧が設定電圧Vs以下になるまでの間、比較器CP1の出力電圧Vcが高レベルの状態を保持して遮断指令信号Voffを発生させ、スイッチ回路1Aのスイッチ素子をオフ状態に保持する。
図2に示した電流制限回路1Cにおいて、各演算増幅器の増幅率は、各演算増幅器の演算用入力抵抗と演算用帰還抵抗Rf20,Rf21及びRf22の抵抗値との比により決まる。接地電位をVg、電流検出用抵抗器Ri1の両端の電圧をV1、演算増幅器の出力電圧をVoとし、抵抗器Rs20,Rs21,Rs22,Rf2o,Rf21及びRf22の抵抗値がすべて等しいとすると、オア回路133の出力電圧Voは、演算増幅器OP1の出力電圧(Vi1−Vg)及び演算増幅器OP2の出力電圧(Vi2−Vg)の内の大きい方の値に等しくなる。
Vo=(Vi1−Vg)または(Vi2−Vg)のうちの大きい方の値 …(1)
ここで、抵抗器Ri1及びRi2の抵抗値をそれぞれの抵抗器を示す符号と同じ符号で表すと、
(Vi1−Vg)=I21×Ri1 …(2)
(Vi2−Vg)=I22×Ri2 …(3)
(1)式ないし(3)式から、
Vo=(I21×Ri1)または(I22×Ri2)のうちの大きい方の値 …(4)
また演算入力抵抗器Rs20及びRs21の抵抗値をRs、演算帰還抵抗器Rf20,Rf21及びRf22の抵抗値をRfとすると、オア回路の出力電圧Voは下記の式により与えられる。
Vo=(Rf/Rs)(Vi2−Vg)または(Rf/Rs)(Vi1−Vg )
=(Rf/Rs)(I21×Ri1)または(Rf/Rs)(I22×Ri2) …(5)
図5は、スイッチ素子F11とスイッチ素子F22とに駆動信号が与えられて直流電動機2が正転駆動されている状態を示している。このとき直流電源5からスイッチ回路1Aのスイッチ素子F11及びF22と電流検出用抵抗器Ri2とを通して、図示の経路で駆動電流Imが流れる。このとき駆動電流Imは電流検出用抵抗器Ri2のみを通るため、比較器CP1の非反転入力端子に入力される電圧Vo(オア回路133の出力電圧)は、
Vo=(Rf/Rs)(Im×Ri1) …(6)
で与えられる。駆動電流Imが制限値を超え、(6)式で与えられる電圧Voが設定電圧Vsを超えると遮断指令信号出力回路134が遮断指令信号Voffを発生するため、スイッチ回路1Aのすべてのスイッチ素子がオフ状態にされ、スイッチ素子F11,F22及び電動機2を通して流れる電流が減少させられる。
PWM制御において、図5に示した状態から、非接地側スイッチ素子F11をオフ状態にすると、電動機2の電機子コイルのインダクタンスにより、それまで流れていた駆動電流を流し続けようとする向きの誘起電圧が発生するため、図6に示した経路で電流Imoが流れる。このとき、電流検出用抵抗器Ri2の両端に現れる電圧V2のみが演算増幅器OP2により増幅されるため、比較器CP1の非反転入力端子に与えられる電圧Voは、
Vo=(Rf/Rs)(Imo×Ri1)または(Rf/Rs)(Imo×Ri2)の内の大きい値 =(Rf/Rs)(Imo×Ri2) …(7)
となる。
電動機の最大駆動電流ImMAXと比較器CP1の非反転入力端子に与えられる電圧Voとの関係は、
Vo=(Rf/Rs)(ImMAX×Ri1)または(Rf/Rs)(ImMAX×Ri2)
の内の大きい値<<Vs …(8)
となる。
図7は、直流電動機2に発電制動をかけるために、直流電源5をスイッチ回路1Aから切り離して、スイッチ回路1Aの下辺のスイッチ素子F21,F22に同時に駆動信号を与えたときにスイッチ回路1Aと電動機2の電機子コイルとを通して流れる電流を示している。このとき、直流電動機2の電機子コイルの誘起電圧により、電動機2−スイッチ素子F21−電流検出用抵抗器Ri1及びRi2−寄生ダイオードD22−電動機2の経路で図7に実線で示したような発電電流Igが流れ、電動機に制動がかかる。このとき、電流検出用抵抗器Ri1の両端に現れる順方向電圧V1のみが演算増幅器OP1により増幅されるため、比較器CP1の非反転入力端子に与えられる電圧Voは、
Vo=(Rf/Rs)(Ig×Ri1) …(9)
となる。発電電流Igが制限値を超え、電圧Voが設定電圧Vsを超えると、遮断指令信号出力回路134が遮断指令信号Voffを発生するため、スイッチ回路1Aのすべてのスイッチ素子がオフ状態にされ、スイッチ素子F21、寄生ダイオードD22及び電動機2を通して流れる電流が減少させられてスイッチ素子及び電動機が過電流から保護される。
図8は、図5に示したように電動機を正転駆動している状態で、その回転方向を反転させるために、スイッチ素子F11,F22をオフ状態にし、スイッチ素子F12,F21をオン状態にしたときに流れる電流を示している。このとき、直流電源からスイッチ素子F12−電動機2−スイッチ素子F11−電流検出用抵抗器Ri1及びRi2−寄生ダイオードD22−電動機2の経路で逆転用駆動電流Im´が流れると同時に、電動機の電機子コイルの誘起電圧により、電動機2−スイッチ素子F21−電流検出用抵抗器Ri1及びRi2−寄生ダイオードD22−電動機2の経路で発電電流Igが流れ、逆転開始時に、電動機2及びスイッチ素子F21に駆動電流Im´と発電電流Igとの和の電流Im´+Igが流れる。このとき電流検出用抵抗器Ri1の両端に現れる順方向の電圧V1のみが演算増幅器OP1により増幅されるため、比較器CP1の非反転入力端子に与えられる電圧Voは、
Vo=(Rf/Rs){(Im´+Ig)×Ri1} …(10)
となる。発電電流Igと駆動電流Im´との和の電流Im´+Igが制限値を超え、(10)式で与えられる電圧Voが設定電圧Vsを超えると、遮断指令信号出力回路134が遮断指令信号Voffを発生するため、スイッチ回路1Aのすべてのスイッチ素子がオフ状態にされ、スイッチ素子F21、寄生ダイオードD22及び電動機2を通して流れる電流が減少させられて、スイッチ素子及び電動機が過電流から保護される。
上記の例では、電流制限回路1Cと、駆動回路111,112,121及び122にそれぞれ設けられている駆動信号阻止手段とにより、電流制限用スイッチ制御手段が構成されている。
従来の直流負荷駆動装置においては、発電電流Igを検出することができなかったため、発電電流Igに対して保護動作を行うことができず、発電制動時に直流電動機に接続されている負荷の慣性が大きい場合に、スイッチ回路1Aのスイッチ素子及び電動機2の電機子コイルに過電流が流れて、スイッチ素子が破壊されたり、電機子コイルが焼損したりするおそれがあったが、本発明においては、直流電源5からスイッチ回路1Aを通して直流電動機2に流れる電流と、直流電動機2の電機子コイルの誘起電圧によりスイッチ回路1A内を通して流れる電流との双方を検出し得るように電流検出手段を設けたので、直流電動機の駆動電流だけでなく、直流電動機の電機子コイルの誘起電圧によりスイッチ回路内を通して流れる発電電流をも検出して、電流制限用スイッチ制御手段により、駆動電流及び発電電流の双方に対して保護動作を行わせることができ、スイッチ回路のスイッチ素子の保護及び直流電動機の電機子コイルの保護を的確に図ることができる。
また上記のように電流検出用抵抗器Ri1及びRi2を設けると、発電制動をかける際に、発電電流Igが流れる経路の抵抗値が増大するため、図15に波線で示したように、発電電流Igのピーク値が低下させられて、発電電流が過大になるのを防ぐ効果も得られる。
なお図1に示した例では、スイッチ回路の非接地側スイッチ素子F11,F12をPWM信号によりオンオフさせるようにしているが、スイッチ回路の接地側スイッチ素子F21,F22をPWM信号によりオンオフさせ、正方向駆動指令及び逆方向駆動指令によりそれぞれ非接地側スイッチ素子F22及びF21をオン状態にするようにしてもよい。
上記の説明では、発電制動をかける際に接地側スイッチ素子F21及びF22を同時にオン状態にするとしたが、非接地側スイッチ素子F11及びF12を同時にオン状態にすることにより発電制動をかけるようにしてもよい。即ち、制動時スイッチ制御手段は、直流電動機に発電制動をかける際にスイッチ回路のブリッジの1対の下辺またはブリッジの1対の上辺を通して直流電動機の電機子コイルに短絡電流を流すようにスイッチ回路を制御するものであればよい。
上記の例では、スイッチ回路1Aを構成するスイッチ素子としてMOSFETを用いたが、トランジスタやIGBT等の他のスイッチ素子を用いてスイッチ回路を構成してもよいのはもちろんである。スイッチ素子として、寄生ダイオードを有しないトランジスタやIGBTを用いる場合には、PWM制御において非接地側スイッチ素子または接地側スイッチ素子をオフ状態にした際に駆動電流Imoを流し続け、発電制動をかける際に発電電流Igを流すことができるようにするために、それぞれのスイッチ素子の両端に帰還用ダイオードを逆並列接続しておく。
図2に示した電流制限回路1Cにおいては、抵抗器Rs20及びRf20をそれぞれ演算増幅器OP1の入力抵抗器及び帰還抵抗器と、演算増幅器OP2の入力抵抗器及び帰還抵抗器として共用しているが、演算増幅器OP1及びOP2のそれぞれに対して個別に入力抵抗器及び帰還抵抗器を設けてもよいのはもちろんである。
図1に示した実施形態では、スイッチ回路1Aの第1及び第2の接地側スイッチ素子F21及びF22のそれぞれと接地間に第1及び第2の電流検出用抵抗器Ri1及びRi2を挿入したが、図3に示すように、スイッチ回路1Aと直流電動機2とを接続する回路の途中に電流検出用抵抗器を挿入して、該電流検出用抵抗器により電流検出手段を構成するようにしてもよい。図3に示した例では、スイッチ回路1Aの出力端子1a2と電動機接続用出力端子m2との間及び出力端子1a1と電動機接続用出力端子m1との間にそれぞれ電流検出用抵抗器Ri1及びRi2が接続され、これらの電流検出用抵抗器Ri1及びRi2のそれぞれの両端に得られる電流検出信号が電流制限回路1Cに入力されている。スイッチ回路1Aの第1及び第2の接地側スイッチ素子F21及びF22の共通接続点は接地されている。電流制限回路1Cは、電流検出用抵抗器Ri1及びRi2のそれぞれの両端の電圧から制限値を超える電流が流れたことを検出したときに遮断指令信号Voffを出力するように構成されている。
図3に示したように、電流検出用抵抗器Ri1及びRi2を設けると、直流電源からスイッチ回路1Aを通して電動機2に与えられる駆動電流が制限値を超えたとき、及び電機子コイルの誘起電圧でスイッチ回路1Aのスイッチ素子を通して流れる発電電流が制限値を超えたときに保護動作を行わせることができるだけでなく、スイッチ回路1Aの第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12の一方がオン状態になっている状態で出力端子m1及びm2の一方が地絡したときに流れる地絡電流を電流検出用抵抗器Ri1またはRi2のいずれかにより検出して、該地絡電流に対して保護動作を行わせることができる。
なお図3に示した実施形態において、出力端子m1及びm2の地絡に対して保護動作を行う必要がない場合には、電流検出用抵抗器Ri1及びRi2のうちの一方を省略することができる。即ち、電流検出用抵抗器Ri1及びRi2のうちのいずれか一方のみを設けてその両端の電圧を電流制限回路1Cに入力することにより、直流電源からスイッチ回路1Aを通して電動機2に与えられる駆動電流が制限値を超えたとき、及び電機子コイルの誘起電圧でスイッチ回路1Aのスイッチ素子を通して流れる発電電流が制限値を超えたときに保護動作を行わせることができる。
また図4に示したように、図1に示した実施形態と同様に、スイッチ回路1Aの第1及び第2の接地側スイッチ素子F21及びF22と接地間に電流検出用抵抗器Ri1及びRi2を挿入して、これらの電流検出用抵抗器の両端の電圧を電流制限回路に入力することにより、直流電源からスイッチ回路1Aを通して電動機2に与えられる駆動電流が制限値を超えたとき、及び電機子コイルの誘起電圧でスイッチ回路1Aのスイッチ素子を通して流れる発電電流が制限値を超えたときに保護動作を行わせるようにするとともに、第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12の共通接続点と直流電源5の正極端子との間に第3の電流検出用抵抗器Ri3を挿入してこの電流検出用抵抗器Ri3の両端の電圧を電流制限回路1Cに入力することにより、スイッチ回路1Aの第1及び第2の非接地側スイッチ素子F11及びF12の一方がオン状態になっている状態で出力端子m1及びm2の一方が地絡したときに流れる地絡電流に対して保護動作を行わせるようにすることもできる。
本発明に係わる直流電動機駆動装置の一実施形態の構成を示した回路図である。 図1に示した駆動装置で用いる電流制限回路の具体的構成例をスイッチ回路部分の構成とともに示した回路図である。 本発明の他の実施形態の構成を示した回路図である。 本発明の更に他の実施形態の構成を示した回路図である。 図1に示した直流電動機駆動装置において、電動機を正転駆動しているときの状態を示した要部の回路図である。 図1に示した直流電動機駆動装置において、電動機を正転駆動している状態でスイッチ回路のブリッジの上辺のスイッチ素子をオフ状態にしたときの状態を示した要部の回路図である。 図1に示した直流電動機駆動装置において、発電制動をかけるためにブリッジの下辺を構成するスイッチ素子を同時にオン状態にしたときの状態を示した要部の回路図である。 図1に示した直流電動機駆動装置において、電動機を正転駆動している状態でその回転方向を反転させた際の状態を示した要部の回路図である。 従来の直流電動機駆動装置において、電動機を正転駆動しているときの状態を示した要部の回路図である。 従来の直流電動機駆動装置において、電動機を正転駆動している状態でスイッチ回路のブリッジの上辺のスイッチ素子をオフ状態にしたときの状態を示した要部の回路図である。 従来の直流電動機駆動装置において、発電制動をかけるためにブリッジの下辺を構成するスイッチ素子を同時にオン状態にしたときの状態を示した要部の回路図である。 従来の直流電動機駆動装置において、電動機を正転駆動している状態でその回転方向を反転させた際の状態を示した要部の回路図である。 MOSFETの安全動作領域を示すドレイン電流対ドレインソース間電圧特性を示した線図である。 直流電動機の起動時に流れる駆動電流の波形を示した波形図である。 直流電動機に発電制動をかけた際に流れる発電電流の波形を示した波形図である。 正転している直流電動機を逆転させた際に電動機に流れる電流の波形を示した波形図である。
符号の説明
1 駆動ユニット
1A スイッチ回路
111 正転用PWM駆動回路
112 逆転用PWM駆動回路
121 正転駆動回路
122 逆転駆動回路
1B スイッチ素子駆動部
1C 電流制限回路
132 設定電圧発生回路
133 オア回路
134 遮断指令信号出力回路
2 直流電動機
3 コントローラ
3A マイクロコンピュータ
F11,F12 非接地側スイッチ素子
F21,F22 接地側スイッチ素子
m1 ,m2 出力端子

Claims (3)

  1. ブリッジの各辺にスイッチ素子が設けられて、直流電源と直流電動機との間に配置されたHブリッジ形のスイッチ回路と、前記直流電動機を正転させる際及び逆転させる際にそれぞれ前記直流電源から前記スイッチ回路を通して前記直流電動機に正転用駆動電流及び逆転用駆動電流を流すように前記スイッチ回路を制御する正・逆転時スイッチ制御手段と、前記スイッチ回路と前記電機子コイルとを通して流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段により制限値を超える電流が検出されたときに前記スイッチ回路を構成するスイッチ素子をオフ状態にするように前記スイッチ回路を制御する電流制限用スイッチ制御手段とを備えた直流電動機駆動装置において、
    前記電流検出手段は、前記直流電源から前記スイッチ回路を通して前記直流電動機に流れる電流と、前記直流電動機の電機子コイルの誘起電圧により前記スイッチ回路内を通して流れる電流との双方を検出し得るように設けられていることを特徴とする直流電動機駆動装置。
  2. ブリッジの各辺にスイッチ素子が設けられて、直流電源と直流電動機との間に配置されたHブリッジ形のスイッチ回路と、前記直流電動機を正転させる際及び逆転させる際にそれぞれ前記直流電源から前記スイッチ回路を通して前記直流電動機に正転用駆動電流及び逆転用駆動電流を流すように前記スイッチ回路を制御する正・逆転時スイッチ制御手段と、前記直流電動機に発電制動をかける際に前記スイッチ回路のブリッジの1対の下辺またはブリッジの1対の上辺を通して前記直流電動機の電機子コイルに短絡電流を流すように前記スイッチ回路を制御する制動時スイッチ制御手段と、前記スイッチ回路と前記電機子コイルとを通して流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段により制限値を超える電流が検出されたときに前記スイッチ回路を構成するスイッチ素子をオフ状態するように前記スイッチ回路を制御する電流制限用スイッチ制御手段とを備えた直流電動機駆動装置において、
    前記スイッチ回路のブリッジの各辺の内、前記直流電動機に発電制動をかける際に前記短絡電流が流れる1対の辺のスイッチ素子に対してそれぞれ直列に挿入されて、該1対の辺のスイッチ素子を通して電流が流れた際に両端に電圧降下を生じる1対の電流検出用抵抗器が設けられて、該1対の電流検出用抵抗器により前記電流検出手段が構成され、
    前記電流制限用スイッチ制御手段は、前記1対の電流検出用抵抗器の少なくとも一方の両端の電圧から制限値を超える電流を検出したときに前記スイッチ回路を構成するスイッチ素子をオフ状態にするように構成されていること、
    を特徴とする直流電動機駆動装置。
  3. ブリッジの各辺にスイッチ素子が設けられて、直流電源と直流電動機との間に配置されたHブリッジ形のスイッチ回路と、前記直流電動機を正転させる際及び逆転させる際にそれぞれ前記直流電源から前記スイッチ回路を通して前記直流電動機に正転用駆動電流及び逆転用駆動電流を流すように前記スイッチ回路を制御する正・逆転時スイッチ制御手段と、前記直流電動機に発電制動をかける際に前記スイッチ回路のブリッジの1対の下辺またはブリッジの1対の上辺を通して前記直流電動機の電機子コイルに短絡電流を流すように前記スイッチ回路を制御する制動時スイッチ制御手段と、前記スイッチ回路と前記電機子コイルとを通して流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段により制限値を超える電流が検出されたときに前記スイッチ回路を構成するスイッチ素子をオフ状態するように前記スイッチ回路を制御する電流制限用スイッチ制御手段とを備えた直流電動機駆動装置において、
    前記スイッチ回路と前記直流電動機との間をつなぐ回路の途中に挿入されて前記直流電動機を通して電流が流れた際に両端に電圧降下を生じる電流検出用抵抗器が設けられて、該電流検出用抵抗器により前記電流検出手段が構成され、
    前記電流制限用スイッチ制御手段は、前記電流検出用抵抗器の両端の電圧から制限値を超える電流を検出したときに前記スイッチ回路を構成するスイッチ素子をオフ状態にするように構成されていること、
    を特徴とする直流電動機駆動装置。
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