JP2789626B2 - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

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JP2789626B2
JP2789626B2 JP63332278A JP33227888A JP2789626B2 JP 2789626 B2 JP2789626 B2 JP 2789626B2 JP 63332278 A JP63332278 A JP 63332278A JP 33227888 A JP33227888 A JP 33227888A JP 2789626 B2 JP2789626 B2 JP 2789626B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、吐水装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、吐水装置として、手感知センサ等からのセンサ
出力に基づいて吐水・止水可能な自動水栓があり、その
一形態として、吐水金具を鋳物で形成するとともに、そ
の内部を隔壁で区画して二つの空間を有する二層構造と
し、一方の空間を吐水流路として利用するとともに、他
方の空間を赤外線センサ等の手感知センサや制御部を取
付けたり、センサコード等を配線するための空間として
利用したものがある。
かかる吐水金具は、コンパクトな形状を保持しなが
ら、使用者の手の挙動を手感知センサで検出して、その
検出出力に基づいて、電磁開閉弁等を駆動して自動的に
吐水・止水動作を行うことができ、手で直接開閉弁を操
作する必要がないので、使用勝手を著しく向上すること
ができる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、かかる吐水金具は、鋳物等による一体成形品
であるので、分解することができない。そのため、吐水
金具内部への手感知センサや制御部の取付作業や、同セ
ンサへのセンサコードの配線作業が煩雑なものとなって
いた。
その結果、自動水栓の製造コストが高くなり、また、
いったん故障が生じた際のメンテナンスも容易に行うこ
とができなかった。
本発明は、上記課題を解決することができる吐水装置
を提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、垂直方向に対して傾斜して伸延する金具
本体と、同金具本体の下側面の基端部から先端部を覆う
保護カバーとから吐水本体を形成し、同吐水本体の先端
部に吐出開口を形成するとともに、同吐出開口に通水流
路を連通連結し、しかも、同通水流路の下側位置と前記
吐出開口の近傍位置であって、前記保護カバーの裏面側
に、吐水を制御するための電気部品を配設したことを特
徴とする吐水装置に係るものである。
また、この発明は、前記金具本体の保護カバー取付部
分を凹状に形成し、凹状部分と保護カバーとにより電気
部品配設位置周囲に閉空間を形成したこと、また、前記
電気部品を前記保護カバーに固定する固定手段を設けた
ことも特徴を有する。
(ホ)作 用 この発明では、水栓装置の主要部を構成する吐水本体
は、実質的に、相互に独立した部材であって、内部に通
水流路を形成し、かつ垂直方向に対して傾斜して伸延す
る金具本体と、金具本体の下壁下部に配設される電気部
品が水と接触しないように、前記金具本体に取付けられ
る保護カバーを組み立てることによって形成している。
また、前記金具本体に保護カバーを取付けることによ
り、前記電気部品の配設位置周囲に閉空間を形成すると
ともに、金具本体における前記閉空間を形成する部分を
凹状に形成することにより、前記電気部品を囲む閉空間
のうち、金具本体の占める部分を大きくして外部からの
衝撃に対する強度アップを図っている。
また、電気部品を前記保護カバーに固定する固定手段
を設けたので、組立前に、前記電気部品を保護カバーに
予め取付けて、その後、保護カバーを金具本体に取付け
ることができるので、吐水本体を容易に組み立てること
ができる。
さらに、前記部品に故障が生じた場合等には、保護カ
バーを金具本体から取り外して、故障個所を修繕したり
交換したりすることが容易に行える。
(ヘ)実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明を具体
的に説明する。
第1図にキャビネットC上に多数の洗面器Bを取付け
たトイレ内部を示しており、図示するように、各洗面器
Bは、本発明に係る吐水装置としての自動水栓Aを具備
している。
また、第2図及び第3図には、洗面器B及び自動水栓
Aの全体構成が示されており、図示する如く、洗面器B
は、キャビネットCの上部をなすカウンターに切欠した
取付溝内に嵌入固定されている。
次に、自動水栓Aの全体構成を、第3図を参照して説
明すると、洗面器Bの洗面ボウル10の奥部載置面10a上
には、固定状態に吐水本体11が載置されており、また、
同洗面ボウル10の下方には、吐水本体11と湯水供給配管
12を介して連通連結される自動水栓制御ボックス13が配
設されている。
また、上記構成において、自動水栓制御ボックス13内
には、湯水供給配管12の上流側と連通連結する電磁開閉
弁14と、同電磁開閉弁14と連通連結するサーモスタット
式ミキシングバルブ15と、電磁開閉弁14や後述する各種
センサの作動を制御する制御装置16と、電源装置17とが
一体的に収納されている。
また、第4図及び第5図に示すように、サーモスタッ
ト式ミキシングバルブ15には、一端側をそれぞれ壁体D
に埋設支持させるとともに基部に止水栓を内蔵する給湯
側配管18と給水側配管19の他端側開口部が連通連結され
ている。
かかる構成によって、電磁開閉弁14を駆動して開弁す
ると、給湯側配管18と給水側配管19→サーモスタット式
ミキシングバルブ15→電磁開閉弁14→湯水供給配管12を
通して、適温の混合湯水を吐水本体11より洗面器B内へ
吐出することができる。
次に、本発明の要旨をなす吐水本体11の構成につい
て、第3図及び第6図〜第12図を参照して詳細に説明す
る。
吐出金具11は、実質的に、第3図に示すように、その
壁内に一体的に通水流路としての吐水流路20を形成し、
かつ、垂直方向に対して傾斜して伸延する鋳物製の金具
本体21の裏面に、プラスチック等の合成樹脂素材からな
るセンサ等保護カバー22を着脱自在に装着するととも
に、金具本体21とセンサ等保護カバー22との間にセンサ
等取付空間Sを形成し、同センサ等取付空間S内に手感
知センサ24等吐水を電気制御するための電気部品を収納
した構成に特徴を有する。
上記構成において、まず、金具本体21の構成について
説明すると、第2図及び第3図に示すように、金具本体
21は、基端側を洗面ボウル10の奥部載置面10aに固着す
るとともに、その先端側を洗面ボウル10の前方に向けて
上方に傾斜状態に伸延している。
また、金具本体21は、第6図に示すように、略その全
長にわたって、略半円形断面の長尺空間25を形成してお
り、同長尺空間25の一部を、上部壁21aの一部とL字形
状の隔壁21bとによって区画して、吐水流路26を形成し
ている。
また、本発明は、金具本体21にセンサ等保護カバー22
を取付けることにより、前記電気部品の配設位置周囲に
閉空間を形成するとともに、金具本体21における前記閉
空間を形成る部分を凹状に形成したことにも特徴を有す
る。
即ち、上記長尺空間25と後に詳述するセンサ等保護カ
バー22とが協働して、閉空間であるセンサ等取付空間S
を形成するとともに、金具本体21において、前記長尺空
間25を形成する部分は前述したように略半円形断面の凹
状に形成されている。
次に、金具本体21の先端部の構成について、第3図を
参照して説明すると、先端部には前部壁26と、同前部壁
26から一定間隔を開けて横断隔壁27とが設けられてい
る。そして、間部壁26と横断隔壁27との間には、センサ
設置空間28内には、手感知センサ24が収納されている。
一方、横断隔壁27の後方には、第3図及び第6図に示
すように、金具本体21の基端部まで伸延するセンサコー
ド収納空間29が形成されている。
即ち、センサ等取付空間Sは、センサ設置空間28とセ
ンサコード収納空間29とから形成されることになる。
また、上記金具本体21において、第3図に示すよう
に、吐水流路26を形成するL字形状の隔壁21bの先端部
は、横断隔壁27から間隔をあけた後方位置において、下
方に屈曲して、横断隔壁27と協働して吐出開口としての
筒状開口部30を形成している。
そして、同筒状開口部30内に吐水キャップ30aを着脱
自在に螺着している。
さらに、上記金具本体21の基部の構成について説明す
ると、第3図及び第7図に示すように、同基部は、上記
した上部壁21aの延長部を形成する半円形状の後部壁21c
と、同後部壁21cの両前端部から平行に前方に伸延する
一対の前方伸延壁21d,21dとから形成されている。
そして、かかる金具本体21の基部は、第7図に示すよ
うに、センサ等保護カバー22の基部22aと協働して筒状
金具取付部を形成することになる。
次に、センサ等保護カバー22の構成について説明する
と、第3図に示すように、同保護カバー22は合成樹脂素
材からなる薄肉の長尺平板から形成されており、上述し
た金具本体21の裏面に着脱自在に装着することによって
吐水本体11を形成することができる。
本実施例において、かかるセンサ等保護カバー22の装
着は、第3図に示すように、センサ等保護カバー22の先
端部と中央部を、それぞれ連結ビス31,32によって、金
具本体21の先端ボス部33と中央ボス部34とに螺着連結す
ることによって行われている。
また、センサ等保護カバー22は、第3図に示すよう
に、その先端部に、手感知センサ24のセンサブロック24
aを外部に露出するためのセンサ用透孔35を設けるとと
もに、同センサ用透孔35から後方に間隔を開けた位置
に、吐水キャップ31を螺着した筒状開口部30を外部に露
出するための吐水用開口36を設けている。
さらに、第7図に示すように、センサ等保護カバー22
の基部22cは平板状になっており、前述したように、金
具本体21の基部21cと協働して水密状態の筒状金具取付
部を形成することができる。
また、かかる構成によって、センサ等保護カバー22
は、金具本体21に、全長にわたって水密状態に連結され
ることになる。
また、センサ等取付空間は完全な水密状態となってお
らず、そのために、侵入してきた水を、堰100によっ
て、保護カバー22の両側、あるいは、センサ等保護カバ
ーの基部22aと後述する上部規制リング45とのすき間か
ら逃すように構成している。
次に、第3図、第9図及び第10図を参照して、金具本
体21とセンサ等保護カバー22との間に形成したセンサ等
設置空間Sに配設する手感知センサ24及び同手感知セン
サ24と制御装置16とを接続するセンサコード37について
説明する。
まず、手感知センサ24の構成について説明すると、第
9図に示すように、センサ等保護カバー22の先端部上面
には、下面にセンサ用透孔35を開口したセンサ装置空間
38が形成されている。
そして、同センサ装着空間38内には、センサブロック
24aと、センサ基板24bと、透明プレート24cとが、樹脂
モールド剤24dによって、矩形筒状のセンサケース24eと
ケースカバー24fとからなる矩形箱体内に一体的にモー
ルドされることになる。
上記構成において、センサブロック24a内には、間隔
を開けてセンサ素子取付孔24g,24hが設けられており、
同取付孔24g,24h内には、それぞれ、基端をセンサ基板2
4bに接続したフォトトランジスタからなる投光素子24i
と、フォトダイオードからなる受光素子24jとが取付け
られている。
そして、投光素子24iから発射され、手によって反射
された赤外線を受光素子24jが受光することによって、
手感知センサ24は検出出力を発生し、制御装置16に出力
信号を送り、電磁開閉弁14を駆動して、自動的に吐水キ
ャップ30aより湯水を吐水することができる。
次に、上記構成を有する手感知センサ24を制御装置16
に接続するセンサコード37の構成について説明する。
第9図及び第10図に示すように、センサ基板、24bの
上面には、複数のセンサコード37の一端が接続されてお
り、同センサコード37の他端は、センサカバー24f内に
設けたセンサコード導出通路24kを通して、金具本体21
とセンサ等保護カバー22との間に形成したサセンサコー
ド収納空間29内を伸延し、その後、自動水栓Aの筒状金
具取付部を通して、制御装置16に接続される。
かかる構成において、第9図及び第10図に示すよう
に、センサコード導出通路24kのセンサコード導出端24l
には、ゴム製ブッシュ24mを圧入するとともに、センサ
コード27の一端側は、樹脂モールド剤24d内に埋設され
ることになる。
従って、センサコード37と樹脂モールド剤24dの密着
性が向上し、手感知センサ24の防水性を著しく向上する
ことができ、同手感知センサ24の誤動作を確実に防止す
ることができる。
また、本実施例において、センサケース24eは、第9
図に示すように、その後部壁から後方に支持ブラケット
24nを延出しており、同ブラケット24nを固定手段として
の固定ボルト24oによってセンサ等保護カバー22に片持
梁状に固着している。
また、複数のセンサコード37は、第3図に示すよう
に、センサコード収納空間29内に伸延した後、一体的に
センサコード保護ケーブル39によって囲繞され、同保護
ケーブル39は、吐水本体11の基部を通して、制御装置16
に接続される。
そして、同センサコード保護ケーブル39は、第3図に
示すように、センサコード収納空間Sの後方において、
水返しリング39aを装着しており、同水返しリング39aに
よって、センサコード収納空間S内に侵入した飛散水等
がセンサコード保護ケーブル39の外周面を伝わって、制
御装置16まで到達し、制御不良を発生するのを確実に防
止することができる。
また、第6図に示すように、センサコード保護ケーブ
ル39は、センサ等保護カバー22の中央部に立設した支柱
39bの上面に固定手段としての連結ビス39cによって固定
したセンサコード取付具39dに着脱自在に支持されてい
る。従って、飛散水が流れるセンサ等保護カバー22の上
面より相当上方にセンサコード保護ケーブル39を位置さ
せることができ、この面からのセンサコード37の防水を
図ることができる。
以上説明したように、手感知センサ24やセンサコード
37は、金具本体21の下方に配設されることになって、人
の手等がぶつかることが少なく、外部からの衝撃に遭遇
する可能性が低くなり、故障等の不具合発生の可能性が
小さくなるとともに、センサ等保護カバー22により保護
されているので、電気製品が水と接触することも防止で
きる。
また、金具本体21にセンサ等保護カバー22を取付ける
ことにより、前記電気部品の配設位置周囲にセンサ等設
置空間Sを形成するとともに、金具本体21における前記
センサ等設置空間Sを形成する部分を凹状(略半円形断
面)に形成しているので、センサ等設置空間Sのうち、
金具本体21の占める部分が大きくなって十分な強度とな
り、外部からの衝撃等に対して強くなる。
次に、第3図を参照して、吐水本体11の金具本体21内
に形成した吐水流路20に、バルブ制御ボックス13内に形
成した湯水供給流路40から湯水を供給する湯水供給配管
構造について説明する。
第3図に示すように、吐水本体11は、その基端部に、
吐水流路20の下部と連通連結する筒状ねじ部41aを設け
ている。
同筒状ねじ部41aには、吐水流路接続管41の上端が螺
着されており、同吐水流路接続管41の下端は、洗面ボウ
ル10の奥部載置面10aであって、吐水本体11の基端直下
位置に設けた吐水本体取付開口42を貫通して、下方に伸
延している。
また、吐水流路接続管41の下端は、ユニオン43を用い
て水密状態に湯水供給配管12の下流端側と接続されてお
り、一方、同湯水供給配管12の上流側端は、バルブ制御
ボックス13内に形成した湯水供給流路40の下流側開口に
接続している。
かかる構成によって、電磁開閉弁14を駆動すると、混
合湯水を、湯水供給流路40→湯水供給配管12→吐水流路
接続管41を介して吐水流路20に速やかに供給することが
できる。
次に、第3図、第7図、第8図及び第11図を参照し
て、吐水本体11を洗面ボウル10の奥部載置面10aに固定
連結する吐水本体固定構造について説明する。
かかる吐水本体固定構造は、第3図及び第11図に示す
ように、実質的に、洗面ボウル10の奥部載置面10aに設
けた吐水本体取付開口42の上方に重合状態に設けた上部
シールリング44及び上部規制リング45と、吐水本体取付
開口42の下方に重合状態に設けた菊座金47と、下部取付
座金48と、緊締ナット49とから構成されている。
上記構成において、上部規制リング45は、第11図に示
すように、その中央外周縁に設けた環状鍔部45aと、そ
の上下に形成した吐水本体嵌合部45b及び洗面ボウル嵌
合部45cとからなる。
そして、第3図に示すように、吐水本体嵌合部45bは
吐水本体11の基部に嵌合されるとともに、第7図に示す
連結ボルト50によって一体的に連結されることになる。
一方、洗面ボウル嵌合部45cは、洗面ボウル10に設けた
吐水本体取付開口42に嵌合され、吐水本体11の取付位置
の位置決めを確実に行うことができる。
また、第11図に示すように、上部規制リング45は、吐
水流路接続管41,センサコード保護ケーブル39,及び後述
するガイドピン51を貫通するためのハート形状の変形貫
通孔52を設けるとともに、同貫通孔52に隣接した位置
に、ポップアップ式排水栓操作杆用貫通孔53を設けてい
る。
また、第11図に示すように、下部取付座金48は、馬蹄
形状を有する上部拡径鍔部48aと、同鍔部48aに裏面に中
心から偏心した位置で一体的に連結した下部筒状部48b
とから構成される。
そして、下部取付座金48は、第8図及び第11図に示す
ように、その中心から偏心した位置に、吐水流路接続管
41を挿通するための大径貫通孔54と、後述するガイドピ
ン51を挿通するための小径貫通孔55とを設けている。
また、下部取付座金48は、第11図に示すように、その
上部拡径鍔部48aに周縁に一端を外部に開口した弧状切
欠空間56を設けており、第3図に示すように、同切欠空
間56内に、センサコード39と、ポップアップ式排水栓操
作杆57とが挿通されている。
次に、上記構成を有する吐水本体固定構造による吐水
本体11の洗面ボウル10への固定作業について、第3図、
第11図及び第12図を参照して説明する。
まず、手感知センサ24やセンサコード37を保護するセ
ンサコード保護ケーブル39を予め組み込んだ吐水本体11
の基端に、第3図及び第12図に示すように、上部規制リ
ング45を嵌合して連結固定するとともに、吐水流路接続
管41の上端と、ガイドピン51の上端を、吐水本体11の基
端に設けた筒状ねじ部41a(第3図),41b(第12図)に
螺着して連結固定する。
上記連結固定作業終了後に、第12図に示すように、吐
水流路接続管41を洗面ボウル10に設けた吐水本体取付開
口42に貫通させるとともに、上部規制リング45の下部嵌
合部45aを同吐水本体取付開口42に上部シールリング44
を介して嵌合させる。
吐水流路接続管41の下端から、菊座金47,下部取付座
金48及び緊締ナット49を、同接続管41の外周面に、順次
嵌合するとともに、ガイドピン51を、下部取付座金48に
設けた小径貫通孔55に貫通させる。
次に、緊締ナット49を回動して、第12図に示すよう
に、その雌ねじ孔49aに、吐水流路接続管41の中途外周
面に設けた雄ねじ部58を螺着する。
その後、緊締ナット49を回動しつづけると、下部取付
座金48はガイドピン51によって回転できないようになっ
ているので、下部取付座金48は上方に移動することにな
る。
さらに、緊締ナット49を回動しつづけると、下部シー
ルリング46及び菊座金47は洗面ボウル10の奥部載置面10
aに押圧されることになる。
これによって、上部規制リング45は強力に洗面ボウル
10に固定され、同上部規制リング54と一体をなす吐水本
体11も、洗面ボウル10に強力に固定されることになる。
なお、かかる固定作業において、下部取付座金48は、
第8図及び第11図に示すように、馬蹄形状を有し、一端
開口の弧状切欠空間56を具備しているので、センサコー
ド保護ケーブル39を外部側方から弧状切欠空間56内に嵌
入係合させることができ、同保護ケーブル39の存在にも
かかわらず、吐水本体固定作業を極めて容易に行うこと
ができる。
上記固定作業終了後、吐水流路接続管41の下端を、湯
水供給配管12の上流側端に、袋ナット43を用いて水密状
態に連結する。
また、第3図に示すように、ポップアップ式排水栓操
作杆57を、水栓金具11の基部に設けた小径貫通孔59及び
上部規制リング45に設けたポップアップ式排水栓操作杆
用貫通孔53,上部シールリング44,吐水本体取付開口42,
菊座金47,下部取付座金48の孤状切欠空間56を通して下
方に伸延して、その伸延端を図示しないポップアップ式
排水栓に連動連結する。
図示の実施例におけるその他の構成について説明する
と、第3図において、バルブ制御ボックス13内に形成し
た湯水供給路40は、サーモスタット式ミキシングバルブ
15と電磁開閉弁14との間に止水栓61を設けており、電磁
開閉弁14にトラブル等があった場合のメンテナンスを容
易にしている。
また、第4図及び第5図に示すように、本実施例にお
いて、電源装置17は乾電池ケース17a内に着脱自在に装
着した乾電池17aによって構成されている。そして、か
かる乾電池17aから電磁開閉弁14や手感知センサ24に低
電圧で給電することによって、感電事故等を確実に防止
することができる。
次に、上記構成を有する自動水栓Aの作動について説
明する。
まず、乾電池17aを乾電池ケース17bに装着することに
よって、電磁開閉弁14や手感知センサ24に低電圧で給電
して、自動水栓Aを初期状態にする。
用便後等に、使用者が自動水栓Aの先端に位置する吐
水キャップ30aの下方に手を差し出すと、手感知センサ2
4がオン出力を出し、同オン出力に基づいて、制御装置1
6が駆動信号を電磁開閉弁14に送り、電磁開閉弁14を駆
動して、第3図に示すように、プランジャ14cを後退さ
せて、弁体14aを弁座14bから離して開弁する。
これによって、サーモスタット式ミキシングバルブ14
によって調整した適温の混合湯水が、湯水供給流路40→
湯水供給配管12→吐水流路接続管41を介して吐水流路20
に送給され、その後、吐水キャップ30aより吐出され、
手を洗浄することができる。
洗浄終了後に、使用者が手を引けば、手感知センサ24
が手を検出しなくなるので、オフ出力を制御装置16に送
り、同オフ出力に基づいて、制御装置16は、電磁開閉弁
14のプランジャ14cを前進させ、弁体14aを弁座14bから
当接させ閉弁する。
また、上記動作において、電磁開閉弁14をラッチング
ソレノイド駆動とした場合は、一端電磁開閉弁14を駆動
して開弁又は閉弁した後は、その後、給電されなくて
も、開弁または閉弁状態を自己保持することができ、節
電を図ることができる。
さらに、本実施例では、吐水本体11を、内部に吐水流
路20を形成してなる金具本体21に、それから独立したセ
ンサ等保護カバー22を着脱自在に装着することによって
構成しているので、手感知センサ24の取付作業や、同手
感知センサ24へのセンサコード37等の配線作業を極めて
容易に行うことができる。
従って、上記手感知センサ24やセンサコード37等の取
付作業や配線作業の能率を向上することができ、自動水
栓Aの製造コストを著しく低減することができるととも
に、手感知センサ24が故障したり、センサコード37が断
線した際のメンテナンスも極めて容易に行うことができ
る。
(ト)効 果 本発明では、垂直方向に対して傾斜して伸延する金具
本体と、同金具本体の下側面の基端部から先端部を覆う
保護カバーとから吐水本体を形成し、同吐水本体の先端
部に吐出開口を形成するとともに、同吐出開口に通水流
路を連通連結し、しかも、同通水流路の下側位置と前記
吐出開口の近傍位置であって、前記保護カバーの裏面側
に、吐水を制御するための電気部品を配設しているた
め、電気部品は金具本体の下側に配設されることになっ
て、人の手等がぶつかることが少なく、外部からの衝撃
に遭遇する可能性が低くなり、故障等の不具合発生の可
能性が小さくなるとともに、保護カバーにより保護され
ているので、電気製品が水と接触することも防止でき
る。
しかも、保護カバーが金具本体の基端部から先端部を
覆っているため、吐水装置使用時に水跳ねが生じても、
跳ねた水滴が保護カバーに添って金具本体の基端部まで
流れることとなり、電気部品と水との接触を確実に防止
できる。
また、金具本体に保護カバーを取付けることにより、
前記電気部品の配設位置周囲に閉空間を形成するととも
に、金具本体における前記閉空間を形成する部分を凹状
に形成しているので、閉空間のうち、金具本体の占める
部分が大きくなって十分な強度となり、外部からの衝撃
等に対して強くなるとともに、電気部品の取付作業等が
きわめて容易に行え、作業能率が向上して製造コストの
低減を図ることができる。
さらに、電気部品を前記保護カバーに固定する固定手
段を設けたことにより、電気部品を保護カバーに固定し
た後に保護カバーを金具本体に取付けることができるの
で、かかる構成によっても施工性、作業能率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動水栓を具備する洗面器を多数
有するトイレ内部の斜視図、第2図は同洗面器の斜視
図、第3図は同自動水栓の全体構成を示す断面側面図、
第4図は第3図I−I線によるバルブ制御ボックスの矢
視断面側面図、第5図は第3図II−II線によるバルブ制
御ボックスの矢視断面平面図、第6図〜第8図は第3図
III−III線、IV−IV線及びV−V線による吐水本体の横
断面図、第9図は吐水本体の先端部における手感知セン
サ取付状態説明図、第10図は第9図VI−VI線による手感
知センサの横断面図、第11図は吐水本体固定構造の分解
斜視図、第12図は吐水本体固定作業の説明図である。 図中、 A:自動水栓 B:洗面器 C:キャビネット D:壁体 S:センサ等取付空間 11:吐水本体 20:吐水流路 21:金具本体 22:センサ等保護カバー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直方向に対して傾斜して伸延する金具本
    体と、同金具本体の下側面の基端部から先端部を覆う保
    護カバーとから吐水本体を形成し、同吐水本体の先端部
    に吐出開口を形成するとともに、同吐出開口に通水流路
    を連通連結し、しかも、同通水流路の下側位置と前記吐
    出開口の近傍位置であって、前記保護カバーの裏面側
    に、吐水を制御するための電気部品を配設したことを特
    徴とする吐水装置。
  2. 【請求項2】前記金具本体の保護カバー取付部分を凹状
    に形成し、凹状部分と保護カバーとにより電気部品配設
    位置周囲に閉空間を形成したことを特徴とする特許請求
    の範囲1記載の吐水装置。
  3. 【請求項3】前記電気部品を前記保護カバーに固定する
    固定手段を設けたことを特徴とする特許請求の範囲1又
    は2に記載の吐水装置。
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