JPH089251Y2 - パッキン - Google Patents

パッキン

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JPH089251Y2
JPH089251Y2 JP1990065386U JP6538690U JPH089251Y2 JP H089251 Y2 JPH089251 Y2 JP H089251Y2 JP 1990065386 U JP1990065386 U JP 1990065386U JP 6538690 U JP6538690 U JP 6538690U JP H089251 Y2 JPH089251 Y2 JP H089251Y2
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JP
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packing
water
faucet
valve
passage
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JP1990065386U
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JPH0426275U (ja
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研次 白井
史朗 齋藤
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は水栓に用いて好適なパッキンに関する。
(従来の技術) 通常、水栓においては、通水路上の所定部位にストレ
ーナを配置し、流通水がかかるストレーナを通過するよ
うにして、流通水に含まれる異物を除去するようにす
る。
ところでこのストレーナを通水路上に配置するにあた
っては、ストレーナにパッキンを重ね合せて、それらの
周部を挟持して配設する方法が一般に採用される。
(考案が解決しようとする課題) ところでこの場合には、ストレーナの取付けにあたっ
てストレーナとパッキンとの二つの部品が必要となる。
このため多数の部品をもって構成せざるを得ない水栓に
あって、このことがその組付工数を更に複雑化する要因
となっている。
(課題を解決するための手段) 本考案のパッキンはこのような課題を解決するために
案出されたものであり、その要旨は、環状を成すパッキ
ン本体部の内側空所を横切る状態で網体を配置し、該網
体の外周部を、該パッキン本体部の厚さ方向中央部より
も該厚さ方向の両面の一方の面の側に偏った位置におい
て該パッキン本体部に固定する一方、該網体の該外周部
より内側部分全体の形状を、前記空所の中心部に接近す
るにつれて他方の面の側に接近する膨出形状となしたこ
とにある。
(作用及び考案の効果) このように本考案は、パッキン自体にストレーナの機
能を付与したものである。従って本考案のパッキンを採
用すれば、従来のストレーナとパッキンとの二つの部品
が一つの部品で代用できることとなり、部品の在庫管理
が容易になるとともに、水栓の組付工数が減少し、その
組付作業が簡単になる。
本考案のストレーナ機能付きのパッキンの場合、網体
が全体的に膨出形状とされているため、除去したゴミ等
の異物をパッキン本体部の内側空所において網体外周部
に、或いは中心部に集めることができ、かかる異物によ
って網体の目が全体的に塞がれてしまうのを効果的に防
止でき、充分な流量を確保することができる。
また本考案のストレーナ機能付きのパッキンは、網体
の外周部をパッキン本体部の厚さ方向の一方に偏った位
置に固定しているため、網体を上記のような膨出形状と
したにも拘らず、これをパッキン本体部の空所内に良好
に納めることができ、上下逆向き,左右逆向きなど向き
を逆にして取り付けても支障なく、しかも何れの向きに
取り付けてもゴム等の異物を特定の個所に集中させるこ
とができる。
尚本考案のパッキンは、多数の部品を用いて構成され
る水栓に特に好適に採用できるものであるが、浄水器
等、水栓以外の装置にも採用できる。
(実施例) 以下、通常の水栓と自動吐水装置との組み合せにて構
成される自動水栓を例として、本考案の実施例を図面に
基づいて詳しく説明する。
第3図において、10は自動吐水装置で、水栓12の吐水
口14の先端に取り付けられている。この自動吐水装置10
は、同図(B)に示しているように発信器16と受信器18
とから成る超音波センサを有し、この超音波センサによ
り、差し出された手を感知して吐出口20及びシャワー孔
21より択一的に自動吐水する。
この自動吐水装置10は、第4図に示しているように上
ケーシング22と下ケーシング24とを有し、それらがケー
シングに一体に形成されたボス部26へのビスのねじ込み
により互いに固定されている。
ケーシング22,24の内部には、通水路を形成するため
のハウジング28が組み込まれている。このハウジング28
は、上端部及び下端部が大径の開口形状部とされてい
る。
ハウジング28の上端側の開口形状部には、中心に流入
口38を有する蓋体30及びパッキン32と、内周面に雌ねじ
を有するリング状の取付部材34とが重ねられた状態で配
置され、それらが袋ナット36によりハウジング28に固定
されている。
本例の自動吐水装置10は、上記取付部材34で水栓12の
吐水口14側に螺着されるようになっており、またパッキ
ン32によってその連結部位からの水漏れが防止されるよ
うになっている。
一方ハウジング28の下端側の開口形状部には、蓋体42
と吐出口部材46とが配置され、それらが吐出口部材46と
ハウジング28との螺合により固定されている。
蓋体42には、第一流出口48と図示しない第二流出口が
形成されており、それら流出口が、リンク機構49を介し
て操作レバー50(第3図参照)で作動される図示しない
弁体で択一的に開放されるようになっている。そしてこ
こではその開放された側の流出口を通じてハウジング28
内の水が流出されるようになっている。
第一流出口48を通じて流出された水は、吐出口部材46
の吐出口20から外部に吐出され、一方第二流出口を通じ
て流出された水は、水室56を経てシャワー孔21(第3図
参照)から吐出される。尚第一流出口42からの水の通路
上には、整流子52と金網54が設けられ、また水室56内に
は、水を分散するための分散部材44が配されている。
上記ハウジング28の内部には、主通路80が形成されて
おり、この主通路80上にこれを開閉するための主弁部82
が設けられている。第6図は主弁部82とその周辺部の具
体的構成を示している。この図において84はダイヤフラ
ム弁であって、このダイヤフラム弁84が、筒状部86の端
部に設けられた弁座88に着座させられ、或いはこれから
離間させられることによって、主通路80の一部を構成す
る筒状部86内側の通路90と、その外側の通路92とが連通
させられ、あるいは遮断されるようになっている。
ダイヤフラム弁84の後側(図中右側)には、ダイヤフ
ラム弁84の開閉を制御するための制御室94が形成されて
いる。この制御室94は、連通孔96を介してダイヤフラム
弁84より下流側の流路に連絡され、そしてその連通孔96
が、パイロット弁としての電磁弁98によって開閉される
ようになっている。尚この電磁弁98は、超音波センサに
よって差し出された手が検知されたとき連通孔96を開
き、手が引き込まれるとそれを閉じるようになってい
る。
かかる主弁部82の具体的な作用は次の通りである。
制御室94には、ダイヤフラム弁84の中心孔102とこれ
を貫通する状態で設けられた金属製のピン103との間の
微小な隙間を通じて給水圧が導かれるようになってい
る。従って超音波センサで手が検知されず、電磁弁98の
弁体100にて連通孔96が閉鎖された状態では、制御室94
に導かれた給水圧の作用に基づいてダイヤフラム弁84は
閉状態に保持される。ダイヤフラム弁84には、通路90側
からの水の圧力と制御室94側からの水の圧力とが互いに
逆方向に作用するが、ダイヤフラム弁84における前面側
(通路90側)の受圧面積と背面側(制御室94側)の受圧
面積との間に差があるため、連通孔96が閉ざされた状態
ではダイヤフラム弁84に対してこれを閉じる方向の力が
作用するからである。尚このとき吐水口20またはシャワ
ー孔21からの吐水は阻止される。
一方超音波センサで手が検知されて電磁弁98の弁体10
0にて連通孔96が開かれると、制御室94内の圧力は外部
へと逃げるため、ダイヤフラム弁84が通路90側の水の勢
いで押し開かれ、主通路80を開放する。これにより水栓
12の吐水口14からの水が主通路80を流通し、前記吐出口
部材46の吐出口20又はシャワー孔21より流出する。そし
て再び電磁弁98の弁体100にて連通孔96が閉鎖される
と、再び制御室94内の圧力が高まってダイヤフラム弁84
が押し戻され、主通路80を閉鎖し、吐水を停止する。
第4図及び第5図に示されているように、ハウジング
28の内部には、主弁部82をバイパスする形態でバイパス
通路105が主通路80と並列に形成されている。そしてこ
のバイパス通路105上にリリーフ弁104が設けられ、この
リリーフ弁104によって主通路80内の水圧が一定以上と
なることが防止されている。
ところで第1図及び第2図には、前記パッキン32が示
されている。そこに示されているように本例のパッキン
32は、内孔(内側空所部位)が流入口38とされたゴム製
環状のパッキン本体部37と、そのパッキン本体部37の内
孔を横切るように配された網体39を有している。パッキ
ン本体部37はその内孔周面に且つ厚さ方向中央部よりも
上下両面のうちの下面側に偏った位置において環状溝43
を有しており、一方網体39はその中央部が上方に膨出し
た椀形状を成し、その周部が枠41で拘束されている。そ
してここでは第2図に示されているように、パッキン本
体部37の環状溝43内に網体39の枠41が収容されてパッキ
ン32が構成されている。
このように本例においては、吐水口14に対する自動吐
水装置10の連絡部位からの水漏れを防止するパッキン32
が網体39を一体に備え、水漏れ防止機能と共に、吐水口
14からの水に含まれる異物を除去するストレーナ機能を
備えている。従って自動吐水装置10の連結部位に水漏れ
防止機能とストレーナ機能とを共に付与するに際して、
単にそのパッキン32を組み付けるだけでよく、異物除去
のためのストレーナを別途設ける必要がないため、自動
吐水装置10と通常の水栓12とから成る自動水栓の組付け
に際して、その組付工数が減少し、組付作業が簡単とな
る。また従来のパッキンとストレーナの二つの部品がパ
ッキン32一つで代用できるため、在庫管理も容易とな
る。
以上本考案の実施例を詳細に説明したが、本考案はこ
れに限定されるものではない。
例えば上例のパッキン32においては、椀形状の網体39
の周部(枠41)がパッキン本体37の環状溝34によって保
持されていたが、網体39の周部はパッキン本体37に一体
にインサート成形しても良く、またパッキン32の網体39
としても椀形状以外の膨出形状のものを採用できる。
また上例では、水栓12に対する自動吐水装置10の連結
部位に配されたパッキン32に本考案が適用されていた
が、このようなパッキン32は状況に応じて通水路の最下
流側の部位等任意の位置に設けることもできる。
この外本考案は、通常の水栓に自動吐水機能が予め一
体に組み込まれた形式の自動水栓等本例以外の形式の水
栓のパッキンや、流通水から塩素等を除去する浄水器等
のパッキンとして用いることも可能であるなど、その主
旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様
々な変更を施した形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従うパッキンの一例を示す斜視断面図
であり、第2図はその正面断面説明図である。第3図は
同パッキンを用いた自動吐水装置を通常の水栓に組み付
けて自動水栓を構成した場合の斜視図である。第4図は
その自動吐水装置を示す正面断面図であり、第5図は同
自動吐水装置の一部切欠平面図であり、第6図は同自動
吐水装置の主弁部とその周辺部を示す要部断面図であ
る。 10:自動吐水装置、12:水栓 14:吐水口、28:ハウジング 30:蓋体、32:パッキン 34:取付部材、37:パッキン本体 38:流入口、39:網体 41:枠、82:主弁部 98:電磁弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状を成すパッキン本体部の内側空所を横
    切る状態で網体を配置し、該網体の外周部を、該パッキ
    ン本体部の厚さ方向中央部よりも該厚さ方向の両面の一
    方の面の側に偏った位置において該パッキン本体部に固
    定する一方、該網体の該外周部より内側部分全体の形状
    を、前記空所の中心部に接近するにつれて他方の面の側
    に接近する膨出形状となしたことを特徴とするストレー
    ナ機能付きのパッキン。
JP1990065386U 1990-06-20 1990-06-20 パッキン Expired - Lifetime JPH089251Y2 (ja)

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JP1990065386U JPH089251Y2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 パッキン

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JPH0426275U JPH0426275U (ja) 1992-03-02
JPH089251Y2 true JPH089251Y2 (ja) 1996-03-13

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4673867B2 (ja) * 2007-05-16 2011-04-20 株式会社ヴィクトリー 吐水分散弁及び該吐水分散弁を具備する吐水分散装置
JP5398071B2 (ja) * 2009-11-13 2014-01-29 株式会社ダンレイ ストレーナ組立体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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