JP2543066B2 - バキュ−ムブレ−カ− - Google Patents

バキュ−ムブレ−カ−

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JP2543066B2
JP2543066B2 JP62033691A JP3369187A JP2543066B2 JP 2543066 B2 JP2543066 B2 JP 2543066B2 JP 62033691 A JP62033691 A JP 62033691A JP 3369187 A JP3369187 A JP 3369187A JP 2543066 B2 JP2543066 B2 JP 2543066B2
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JP
Japan
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valve seat
check valve
piston
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air
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宜明 金谷
義則 山口
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Toto Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水洗便器に洗浄水を供給するフラッシュバ
ルブと便器との間に介在させ、何等かの原因によりフラ
ッシュバルブより先の管路内に負圧が生じたとき、その
負圧を解消し、便器内の汚水がフラッシュバルブに接続
されている給水管路内に逆流するのを防止するバキュー
ムブレーカーに関する。
(従来の技術) 従来、この種のバキュームブレーカーとしては第6図
に示す特公昭50−11182号公報のものがある。
第6図のものについて説明すると、側面部に空気孔
(5)を有する管状の本体(A)内に、下部を漏斗状に
形成してその底端部に円孔(25)を開穿すると共に該円
孔(25)を中心にして漏斗状部(26)に切込(27)を入
れたゴム製スリーブ(28)を嵌着して、更にこのスリー
ブ(28)内には側面に通水孔(29)を有し、下端にはス
リーブ(28)の円孔(25)に挿入してその孔縁に当接す
るシート(30)を有する漏斗状の弁座部材(31)を装着
した構造で、通常、水は弁座部材内、通水孔、スリーブ
内を経由してスリーブの漏斗状部分を押し開き、スリー
ブとシートとの間及びスリーブの切込の間を通って下流
に流れ、この際、流水圧によりスリーブを膨脹させ、本
体内面に密接させて空気孔を閉鎖する。
また、上流に真空状態が発生するとスリーブが弁座部
材に被接して通水孔を閉鎖し、同時にスリーブの円孔孔
縁がシートに着座し、切込みも緊密に強く押し当たり上
流側と下流側を完全に遮断すると共に本体とスリーブと
の間に大きな間隙ができ、空気孔からこの間隙を通って
管内に大気圧が侵入し、内部の真空を破る。
而して、斯る従来のバキュームブレーカーは、真空発
生時、上記の様にスリーブの漏斗状部底端の円孔孔縁が
シートに確実に密着し、かつ切込みも緊密に合わされな
ければ逆流防止を確実に行うことができないという非常
に不確実な閉弁構造であるため、漏斗状部を押し拡げた
ときの円孔孔縁とシートとの隙間及び切込みの隙間をあ
まり大きくすることができず、そのため大きな流量が得
られず、汚物排出のために大きな瞬間流量を必要とする
便器には使用できないという不便,不都合を有する。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明が解決しようとする問題点は、従来のゴムスリ
ーブを用いた非常に不安定な逆止弁閉止構造に代えて、
安定的かつ確実な逆止弁閉止構造となすことにより、逆
止弁の開弁時における通水面積の拡大を可能にし、流量
を大きくすることである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本発明が講ずる技術的手
段は、本体の上下方向両端に開設した流入口と流出口、
上記流入口と流出口との間において逆止弁座を上にして
上下相対状に形成した逆止弁座と空気弁座、空気弁座外
方の本体底部に開設した本体内外を連絡する空気孔、逆
止弁座と空気弁座との間において本体内に上下摺動自在
に配備した筒上のピストン、ピストンの上端に該ピスト
ンの開口縁とは間隔を置いて連結されて逆止弁座に対応
する逆止弁体、ピストンに設けられて空気弁座に対応す
る空気弁体、ピストンに設けられて空気弁座内方に入り
込んで下方に延びる円筒状のスリーブ、及び逆止弁体を
逆止弁座に当接する方向に賦勢するバネを備えるもので
ある。
(作用) 而して、本発明の上記技術手段によれば、逆止弁と空
気弁が一軸上に位置し、夫々の弁体はピストンに案内さ
れて弁座に対して垂直に接離する確実な閉弁構造とな
り、しかも真空発生時には空気弁の開弁作動が逆止弁の
閉弁作動を直接賦勢するので逆止弁はストロークを大き
くして流量を大きくしても、真空発生時には敏速かつ確
実に閉弁する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図中(A)は本体で、軸方向一端を開放し、他端中央
部には流入口(1)を開設した円筒状の筒部材(A1
と、該筒部材(A1)の開放された端部に装着される空気
弁用弁座部材(A2)とからなっている。
前記筒部材(A1)は流入口(1)周面に第1雌ネジ部
(10)、開放端部内周面に第2雌ネジ部(11)を夫々形
成すると共に流入口(1)口縁には逆止弁座(3)を内
方に向けて形成する。
空気弁用弁座部材(A2)は、中央部に流出口(2)を
貫通開穿すると共に一半部外径が大径で他半部外径が小
径な円筒状に形成して大径部外周に第1雄ネジ部(1
2)、小径部外周に第2雄ネジ部(13)を夫々設け、上
記第1雄ネジ部(12)により筒部材(A1)の第2雌ネジ
部(11)に螺着する。
また、空気弁座部材(A2)は流出口(2)口縁に空気
弁座(4)を本体(A)内方に突出せしめて設けると共
に空気弁座(4)外方には本体(A)の内外を連通連絡
する空気孔(5)を複数個開穿する。
斯る本体(A)は、逆止弁体(7),空気弁体(8)
を一体に備えたピストン(6)を摺動自在に内装し、第
1雌ネジ部(10)によりフラッシュバルブ(B)の出口
(14)に螺着連結すると共に第2雄ネジ部(13)により
便器に連絡する瀉水管(C)に接続する。
ピストン(6)は円筒状に形成して、その上部周面に
上端から軸方向中途部にかけて切欠いた切欠部(15)を
対向状に2箇所設けると共に、切欠かない部分(16)の
上端には、開口部を直径方向に橋渡し状に横断する部分
(17)を設け、この部分(17)中央にビス孔(18)を設
けて逆止弁体(7)をネジビス(19)で固定する。
また、ピストン(6)の下部開口は段部を介して空気
弁座(4)より小径に形成し、その内周面に第3雌ネジ
部(20)を設けて筒状のスリーブ(21)を螺着し、該ス
リーブ(21)の軸方向中途部に設けた鍔(22)とピスト
ン(6)下端面とによりシートパッキン(8a)を挾着し
て空気弁体(8)を形成する。
上記ピストン(6)は外周面に凹設した環状溝(23)
にUパッキン(24)を上向き凹の状態に嵌着して本体
(A)内に摺動自在に配置し、逆止弁体(7)と逆止弁
座(3)により逆止弁(a)を構成すると共に空気弁体
(8)と空気弁座(4)により空気弁(b)を構成す
る。
またピストン(6)は下端面と空気弁用弁座部材
(A2)の上端面との間にバネ(9)を介装して上方に賦
勢せしめ、通常は逆止弁(a)を閉弁し、空気弁(b)
を開弁する。
前記逆止弁体(7)は、円板状の座金(7a)とこの座
金(7a)上に重ねられたシートパッキン(7b)からな
り、シートパッキン(7b)が逆止弁座(3)に対応す
る。
またスリーブ(21)はピストン(6)から垂下し、空
気弁座(4)内に遊嵌状に入り込んで空気弁座(4)よ
り下方に延びる。
而して斯るバキュームブレーカーは、通常は逆止弁
(a)が閉弁しているがフラッシュバルブ(B)が作動
し、水が流れると逆止弁体(7)にかかる水圧によりバ
ネ(9)に抗してピストン(6)が押し下げられ逆止弁
体(7)が逆止弁座(3)から離れて逆止弁(a)が開
弁し、水は切欠部(15)からピストン(6)内、スリー
ブ(21)内を通って流出口(2)から瀉水管(C)に流
れる。
このとき、ピストン(6)の下降により空気弁体
(8)が空気弁座(4)に密接し、空気弁(b)は閉弁
するので、空気孔(5)から外部へ水が漏れることはな
いが、万一水圧が低くピストン(6)が十分に下降せ
ず、空気弁(b)が完全に閉弁しない場合でも、スリー
ブ(21)が空気弁座(4)のに内方に入り込んでいるた
め、その内部を流れる水が空気孔(5)から漏れる恐れ
はない。
また、何等かの原因により、上流側の管路内に真空状
態が発生すると、本体(A)内外に生じる圧力差により
真空状態の発生に即応してピストン(6)が押し上げら
れ、空気弁体(8)が上動して空気弁(b)が開き、空
気を導入するので瀉水管(C)内の真空は破れ、管内へ
の汚水の吸引は防止される。
この際、上記空気弁体(8)の上動はそのまま逆止弁
体(7)の上動になり、空気弁(b)の開弁と同時に逆
止弁(a)が閉弁して管路を完全かつ確実に遮断する。
(発明の効果) 本発明は叙上の如く構成され、逆止弁と空気弁が一軸
上に位置し、夫々の弁体がピストンを介して一体的に連
結され、一方の開弁作動がそのまま他方の閉弁作動とな
り、しかも夫々の弁体は弁座に対して垂直に接離するの
で、逆止弁は通水面積を大きくしても、真空状態発生時
には即座に、かつ確実に閉弁して管路を遮断することが
できる。
従って大流量の吐出が可能となり、大きな瞬間流量を
必要とする便器の洗浄水供給配管への使用にも問題がな
い。また、ピストンからスリーブを垂下してこのスリー
ブ内部を通して水を流すようにしてあり、しかもこのス
リーブが空気弁座の内方に入り込んでいるため、水圧が
低くてピストンが十分に下降せず、空気弁が完全に閉弁
しない場合でも、流下する水が空気弁座の外方に回り込
んで流れるようなことはなく、空気孔から水が漏れる恐
れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の一実施例を示すバキュームブ
レーカーの断面図で、第1図は逆止弁閉弁、空気弁開弁
時の状態を、第2図は逆止弁開弁、空気弁閉弁時の状態
を夫々示してある。第3図は第1図のIII−III線断面
図、第4図は第1図のIV−IV線断面図、第5図は第1図
のV−V線断面図である。第6図は従来のバキュームブ
レーカーの一例を示す断面図で逆止弁閉弁、空気弁開弁
時の状態を示してある。 A:本体、1:流入口 2:流出口、3:逆止弁座 4:空気弁座、5:空気孔 6:ピストン、7:逆止弁体 8:空気弁体、9:バネ 21:スリーブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の上下方向両端に開設した流入口と流
    出口、上記流入口と流出口との間において逆止弁座を上
    にして上下相対状に形成した逆止弁座と空気弁座、空気
    弁座外方の本体底部に開設した本体内外を連絡する空気
    孔、逆止弁座と空気弁座との間において本体内に上下摺
    動自在に配備した筒上のピストン、ピストンの上端に該
    ピストンの開口縁とは間隔を置いて連結され逆止弁座に
    対応する逆止弁体、ピストンに設けられて空気弁座に対
    応する空気弁体、ピストンに設けられて空気弁座内方に
    入り込んで下方に延びる円筒状のスリーブ、及び逆止弁
    体を逆止弁座に当接する方向に賦勢するバネを備えるこ
    とを特徴とするバキュームブレーカー。
JP62033691A 1987-02-16 1987-02-16 バキュ−ムブレ−カ− Expired - Lifetime JP2543066B2 (ja)

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