JP2789397B2 - 光記録膜作製用高純度ターゲットおよびその製造法 - Google Patents

光記録膜作製用高純度ターゲットおよびその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書換え可能な光ディス
ク用記録媒体等の作製に使用されるスパッタリングター
ゲットおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GeSbTeまたはInSbTeを主成
分とする3元系金属間化合物または合金は、徐冷・急冷
を行うことにより結晶質化と非結晶質化を繰り返すこと
が知られており、この結晶質化および非結晶質化の際の
反射率の差を利用してデジタル信号を記録することがで
きる。上記反射率の差を利用した薄膜記録媒体は、書換
え可能な光ディスクとして音声、映像あるいは文書ファ
イルとして近時実用化されている。例えば、特開昭 63-
100632号に、GeSbTe合金薄膜を記録媒体として用
いる「光記録媒体」が開示されており、特開昭 62-1455
47号および特開昭63-237990号に、InSbTe合金薄
膜を記録媒体として用いる「光記録媒体」が開示されて
いる。
【0003】従来、上記のような記録媒体は、記録媒体
と同様の組成を有するターゲットと呼ばれる金属板をス
パッタリングすることにより形成していた。しかしなが
ら、上記ターゲットを、Teを主成分とする合金を用い
て作製する場合、特開昭61-13569号「TeまたはTe合
金製ターゲット材の製造法」、または特開昭 62-1146号
「光記録用スパッタリングターゲットおよびその製造
法」に開示されているように、極めて鋳造性が悪く、ま
た脆いために加工性が悪いという問題点があった。
【0004】そこで、このような問題点を解決するた
め、(1)溶解・鋳造による鋳塊(原料合金)の製造工
程、(2)ジョークラッシャや振動ミルによる鋳塊の粉
体化工程、(3)ホットプレス等による焼結および仕上
げ加工工程からなる粉末治金法(粉砕・焼結法)により
ターゲットを製造してきた。上記焼結工程後得られる焼
結体の密度は、鋳塊の粉砕粒径と密接に関わっており、
鋳塊の粉砕粒径が細かい程焼結密度は上がり、スパッタ
中の異常放電の無い良質なターゲットとなることが知ら
れている。
【0005】しかしながら、粉体化工程において振動ミ
ルやジョークラッシャ等の粉砕機を用いる上記従来の方
法によると、鋳塊を粉砕機の粉砕治具と激しく衝突させ
て破砕するため、破砕治具からその構成成分である鉄、
タングステン、シリコンあるいはアルミナといった成分
の粉中への混入が避けられなかった。粉中への不純物の
混入量は、鋳塊の粉砕粒径の微細化が進行するとともに
増加していく傾向があるため、ターゲットの高密度化と
高純度化は相反する関係となり、高純度かつ高密度とい
う2つの特徴を兼ね備えたターゲットの製造は極めて困
難であった。そのため、市販されているターゲットは、
理論密度に対する焼結体密度の比率が95%以上で、純度
が99.9wt%(3N)から 99.99wt%(4N)程度の焼結
体からなるものが主流であった。
【0006】上記のようなターゲットを用いて成膜を行
うと、シリコン、アルミナ、鉄あるいはタングステン等
の不純物が薄膜記録媒体中に混入し、記録および消去に
伴う液相−固相間の相変化の繰り返しと共に、これらの
不純物が記録点と非記録部との界面付近に偏析して濃縮
され、記録点周辺において粗大結晶粒の発生源となる結
晶成長核が生成し、書換え回数および消去率低下の原因
となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の光
記録膜作製用ターゲットは、純度が3N〜4Nの焼結体
からなるため、これらを使用してスパッタ法で形成した
記録膜には多くの不純物が含有され、書換え回数の増加
と共に不純物が記録点と非記録部分との界面に濃縮され
て結晶成長核となり、これが粗大結晶粒となって書換え
回数および消去率の低下の原因となっていた。そのた
め、従来品に比してより高密度で高純度な光記録膜作製
用ターゲットの開発が望まれていた。
【0008】そこで、本発明は、上述従来の技術の問題
点を解決し、記録、再生および消去特性に優れる高純度
かつ高密度な光記録膜作製用ターゲットおよびその製造
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる課
題を解決するため鋭意研究した結果、x、yおよびzで
表わされる原子%が 1≦x≦55、3≦y≦80、20≦z≦6
5の範囲である式:Gex Sby Tez の金属間化合物
または合金を溶解し、この溶湯を不活性ガス雰囲気下で
薄板状に急冷鋳造した後、微粉砕した原料を用いて粉末
冶金法を適用することにより、上記目的が達成されるこ
とを見い出し、本発明を提供することができた。
【0010】 すなわち、本発明は、原料金属間化合物
もしくは合金の急冷鋳造薄板を粉砕して得た微粉末を加
圧・焼結してなるGe x Sb y Te z の3元系金属間化
合物または合金の焼結体であり、前記x、yおよびzで
表わされる原子%がそれぞれ 1≦x≦55、 3≦y≦80、
20≦z≦65の範囲の焼結体からなるターゲットであっ
て、前記焼結体は純度が99.999wt%(5N)以上であ
り、かつ理論密度に対する焼結体密度の比率が95%以上
であることを特徴とする光記録膜作製用高純度ターゲッ
トを、並びに、原料金属間化合物もしくは合金の急冷鋳
造薄板を粉砕して得た微粉末を加圧・焼結してなるIn
x Sb y Te z の3元系金属間化合物または合金の焼結
体であり、前記x、yおよびzで表わされる原子%がそ
れぞれ 1≦x≦80、10≦y≦80、20≦z≦75の範囲の焼
結体からなるターゲットであって、前記焼結体は純度が
99.999wt%(5N)以上であり、かつ理論密度に対する
焼結体は純度が95%以上であることを特徴とする光記録
膜作製用高純度ターゲットを、並びに、x、y及びzで
表わされる原子%が 1≦x≦55、 3≦y≦80、20≦z≦
65の範囲である式:Gex Sby Tez の3元系金属間
化合物もしくは合金、またはx、yおよびzで表わされ
る原子%が 1≦x≦80、10≦y≦80、20≦z≦75の範囲
である式:Inx Sby Tez の3元系金属間化合物も
しくは合金のうちいずれか一つを、不活性ガス雰囲気下
もしくは真空下において溶解し、得られた溶湯を冷却さ
れた鋳型へ流し込み、薄板状に急冷鋳造し、得られた薄
板を粉砕して得た微粉末を還元性雰囲気下において加圧
・焼結し、純度が99.999wt%以上で、かつ理論密度に対
する焼結体密度の比率が95%以上の焼結体からなるター
ゲットとすることを特徴とする光記録膜作製用高純度タ
ーゲットの製造方法を提供するものである。
【0011】
【作用】一般に相変化型光ディスクの記録膜中における
不純物は、書換え回数の増加と共に記録点と非記録部分
との界面に偏析し、これが濃縮されて結晶成長核とな
り、粗大結晶粒となって書換え回数と消去率を低下せし
めていた。
【0012】 上述のように、書換え回数の増加に伴う
書換え特性の劣化を極力防止するためには、光ディスク
基板上にスパッタ法で記録膜を形成する際に使用するG
eSbTe系ターゲット材あるいはInSbTe系ター
ゲット材として、純度が99.999wt(5N)以上であり、
かつ理論密度に対する焼結体密度の比率が95%以上であ
るものを使用することにより予想外に好ましい結果が得
られることを確認した。即ちターゲットを構成する3元
系金属間化合物もしくは合金であるGex Sby Tez
におけるx、y、zの範囲を 1≦x≦55、 3≦y≦80、
20≦z≦65とし、Inx Sby Tez におけるx、y、
zの範囲を 1≦x≦80、10≦y≦80、20≦z≦75とし、
上記の純度および密度比を有するターゲットとすること
により、上記書換え特性の劣化を防止することができる
のである。
【0013】以下、実施例により本発明をさらに詳細に
説明する。しかし本発明の範囲は以下の実施例により制
限されるものではない。
【0014】
【実施例1】母合金として、純度が6N(99.9999 %)
以上のGe、SbおよびTeを所望の組成(GeSb2
Te4 )になるように秤量し、これらを高純度カーボン
製るつぼに入れ、アルゴンガス雰囲気下において約 800
℃の温度で2分間加熱反応を行って溶解し、得られた溶
湯を冷却した鋳型に流し込み、厚さ 5mmの平板状に急冷
鋳造した。ここで得られた鋳塊は、 605℃近傍に融点を
持つGeSb2 Te4 の金属間化合物であった。この金
属間化合物をスタンプミルにより乾式粉砕し、-150メッ
シュに分級して、これを高純度カーボン製の容器(モー
ルド)に詰め、アルゴンと水素の混合ガス(Ar+4%
2 )雰囲気中において、温度 560℃、圧力150kgf/cm
2 にて2時間の焼結を行った。得られた焼結体を機械加
工して、直径 100mm、厚さ 5mmのターゲットとした。
【0015】上記のようにして3個のターゲット(A、
B、Cとする)を作製し、これらのターゲットにおける
諸特性および不純物量を調べ、その結果を表1および表
2に示した。表1および表2からも分かるように、理論
密度に対する焼結体密度の比率が95%以上であり、かつ
含有不純物の総量が 10ppm以下(99.999%)であり、極
めて偏析の少ない良質なターゲットであった。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】また、上記ターゲットを用いて光記録媒体
を作製し、スタティックテスタ(830nm、開口数 0.5)を
用いて記録・消去試験を行ったところ、 100万回の記録
・消去サイクルが可能であった。 100万回サイクル後の
反射率信号の変化率は初期値と同じで特性劣化はなく、
記録点周辺の粗大粒の発生は極めて少なかった。さら
に、この記録媒体を80℃、85%RHの雰囲気にて 2,000時
間放置したが反射率は、初期値と変わりはなかった。
【0019】
【実施例2】母合金として、純度が6N(99.9999 %)
以上のIn、SbおよびTeを所望の組成(In:33.3
at%、Sb:33.3at%、Te:33.4at%)になるように
秤量し、これらを高純度カーボン製るつぼに入れ、アル
ゴンガス雰囲気下において約800 ℃の温度で2分間加熱
反応を行って溶解し、得られた溶湯を水冷金型に流し込
み、厚さ 2mmの平板状に急冷鋳造した。ここで得られた
鋳塊は、 570℃近傍に融点を持つInSbTeの合金で
あった。この合金をスタンプミルにより乾式粉砕し、-1
50メッシュに分級して、これを高純度カーボン製の容器
(モールド)に詰め、アルゴンと水素の混合ガス(Ar
+4%H2 )雰囲気中において、温度 500℃、圧力150k
gf/cm2 にて2時間の焼結を行った。得られた焼結体を
機械加工して、直径 100mm、厚さ 5mmのターゲットとし
た。
【0020】上記のようにして3個のターゲット(D、
E、Fとする)を作製し、これらのターゲットにおける
組成(表3)、不純物量(表4)および諸特性を調べた
ところ、理論密度に対する焼結体密度の比率が95%以上
であり、かつ含有不純物の総量が 10ppm以下(99.999
%)の極めて偏析の少ない良質なターゲットであった。
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】上記ターゲットを用いて光記録媒体を作製
し、スタティックテスタ(830nm 、開口数 0.5)を用い
て記録・消去試験を行ったところ、 100万回の記録・消
去サイクルが可能であった。 100万回サイクル後の反射
率信号の変化率は初期値と同じで特性劣化はなく、記録
点周辺の粗大粒の発生は極めて少なかった。さらに、こ
の記録媒体を80℃、85%RHの雰囲気にて 2,000時間放置
したが反射率は、初期値と変わりはなかった。
【0024】
【比較例1】比較例として、純度が6N(99.9999 %)
以上のGe、SbおよびTeをGeSb2 Te4 になる
ように秤量し、これらを高純度カーボン製るつぼに入
れ、アルゴンガス雰囲気下において約800℃の温度で2
分間加熱反応を行って溶解し、得られた溶湯を冷却鋳型
に流し込んで鋳造し、直径50mm、厚さ40mmの円柱状の鋳
塊を作製した。
【0025】ここで得られた鋳塊は、 605℃近傍に融点
を持つGeSb2 Te4 の金属間化合物であった。この
金属間化合物をタングステンカーバイト製の破砕治具を
有する振動ミルを用いて乾式粉砕し、-150メッシュに分
級し、これを高純度カーボン製の容器(モールド)に詰
め、アルゴンと水素の混合ガス(Ar+4%H2 )雰囲
気中において、温度 560℃、圧力150kgf/cm2 にて2時
間の焼結を行った。得られた焼結体を機械加工して、直
径 100mm、厚さ5mmのターゲットとした。
【0026】上記のようにして得られたターゲットは、
理論密度に対する焼結体密度の比率は95%以上であった
が、表5に示すように100ppm以上の不純物を含む純度 9
9.99%(4N)のターゲットであった。このターゲット
を用いて光記録媒体を作製し、スタティックテスタ(830
nm、開口数0.5)を用いて記録・消去試験を行ったとこ
ろ、10万回の記録・消去サイクルで反射率信号が変動し
始め、記録点付近にノイズの原因となる多くの粗大結晶
粒が発生した。また、この記録媒体を80℃、85%RHの雰
囲気にて 2,000時間放置したところ、反射率は初期値に
比較して15%減少していた。
【0027】
【表5】
【0028】
【比較例2】別の比較例として、純度が6N(99.9999
%)以上のIn、SbおよびTeを組成がInSbTe
になるように秤量し、これらを高純度カーボン製るつぼ
に入れ、アルゴンガス雰囲気下において約 800℃の温度
で2分間加熱反応を行って溶解し、得られた溶湯を冷却
鋳型に流し込んで鋳造し、直径50mm、厚さ40mmの円柱状
の鋳塊を作製した。
【0029】ここで得られた鋳塊は、 570℃近傍に融点
を持つInSbTeの合金であった。この合金をタング
ステンカーバイト製の破砕治具を有する振動ミルを用い
て乾式粉砕し、-150メッシュに分級し、これを高純度カ
ーボン製の容器(モールド)に詰め、アルゴンと水素の
混合ガス(Ar+4%H2 )雰囲気中において、温度50
0 ℃、圧力150kgf/cm2 にて2時間の焼結を行った。得
られた焼結体を機械加工して、直径 100mm、厚さ 5mmの
ターゲットとした。
【0030】上記のようにして得られたターゲットは、
理論密度に対する焼結体密度の比率は95%以上であった
が、表6に示すように100ppm以上の不純物を含む、純度
99.99%(4N)のターゲットであった。このターゲッ
トを用いて光記録媒体を作製し、比較例1と同様に評価
を行ったところ、15万回の記録・消去サイクルで反射率
信号が変動し始め、記録点付近にノイズの原因となる多
くの粗大結晶粒が発生していることが確認された。ま
た、この記録媒体を80℃、85%RHの雰囲気にて2,000 時
間放置したところ、反射率は初期値に比較して20%減少
していた。
【0031】
【表6】
【0032】
【発明の効果】本発明の開発により、高純度で高密度な
GeSbTe系金属間化合物または合金を主成分とする
焼結体からなるターゲット、およびInSbTe系金属
間化合物または合金を主成分とする焼結体からなるター
ゲットが容易に製造可能となった。また、本発明のター
ゲットを用いて作製された薄膜記録媒体は、消去率が高
くて消し残りが少なく、また多数回の記録・消去を繰り
返しても記録感度の低下・再生信号強度の低下、信号ノ
イズの増加が少ないため、記録、再生、消去特性に優れ
るものである。さらに、本発明のターゲットは、従来品
に比して高温・高湿に対する耐候性が向上した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 長寿 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 同和鉱業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−162570(JP,A) 特開 昭63−100632(JP,A) 特開 昭62−114137(JP,A) 特開 昭63−237990(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/26 - 7/26 531 B41M 5/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料金属間化合物もしくは合金の急冷鋳
    造薄板を粉砕して得た微粉末を加圧・焼結してなるGe
    x Sb y Te z の3元系金属間化合物または合金の焼結
    体であり、前記x、yおよびzで表わされる原子%がそ
    れぞれ 1≦x≦55、 3≦y≦80、20≦z≦65の範囲の焼
    結体からなるターゲットであって、前記焼結体は純度が
    99.999wt%(5N)以上であり、かつ理論密度に対する
    焼結体密度の比率が95%以上であることを特徴とする光
    記録膜作製用高純度ターゲット。
  2. 【請求項2】 原料金属間化合物もしくは合金の急冷鋳
    造薄板を粉砕して得た微粉末を加圧・焼結してなるIn
    x Sb y Te z の3元系金属間化合物または合金の焼結
    体であり、前記x、yおよびzで表わされる原子%がそ
    れぞれ 1≦x≦80、10≦y≦80、20≦z≦75の範囲の焼
    結体からなるターゲットであって、前記焼結体は純度が
    99.999wt%(5N)以上であり、かつ理論密度に対する
    焼結体密度の比率が95%以上であることを特徴とする光
    記録膜作製用層純度ターゲット。
  3. 【請求項3】 x、yおよびzで表わされる原子%が 1
    ≦x≦55、 3≦y≦80、20≦z≦65の範囲である式:G
    x Sby Tez の3元系金属間化合物もしくは合金、
    またはx、yおよびzの原子%が 1≦x≦80、10≦y≦
    80、20≦z≦75の範囲である式:Inx Sby Tez
    3元系金属間化合物もしくは合金のうちいずれか一つ
    を、不活性ガス雰囲気下もしくは真空下において溶解
    し、得られた溶湯を冷却された鋳型へ流し込み、薄板状
    に急冷鋳造し、得られた薄板を粉砕して得た微粉末を
    元性雰囲気下において加圧・焼結し、純度が99.999wt%
    以上で、かつ理論密度に対する焼結体密度の比率が95%
    以上の焼結体からなるターゲットとすることを特徴とす
    る光記録膜作製用高純度ターゲットの製造法。
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