JP2788194B2 - 法面保護工の施工法 - Google Patents
法面保護工の施工法Info
- Publication number
- JP2788194B2 JP2788194B2 JP6183302A JP18330294A JP2788194B2 JP 2788194 B2 JP2788194 B2 JP 2788194B2 JP 6183302 A JP6183302 A JP 6183302A JP 18330294 A JP18330294 A JP 18330294A JP 2788194 B2 JP2788194 B2 JP 2788194B2
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- JP
- Japan
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- mat
- bag
- concrete
- slope protection
- construction method
- Prior art date
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B3/00—Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
- E02B3/04—Structures or apparatus for, or methods of, protecting banks, coasts, or harbours
- E02B3/12—Revetment of banks, dams, watercourses, or the like, e.g. the sea-floor
- E02B3/122—Flexible prefabricated covering elements, e.g. mats, strips
- E02B3/127—Flexible prefabricated covering elements, e.g. mats, strips bags filled at the side
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は敷設した袋状マットに
コンクリート又は土砂等を充填し法面保護工を構築し、
同時に植生を施し緑化を図る法面保護工の施工法を提案
するにある。
コンクリート又は土砂等を充填し法面保護工を構築し、
同時に植生を施し緑化を図る法面保護工の施工法を提案
するにある。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】コンクリート、土砂等
を充填し法面保護工を構築する従来の布製袋状マット１
は図５のごとく、表裏２層の織物間にコンクリート等の
充填空隙がある２層部２と充填空隙がない一層部３から
なり、ナイロン等の合成繊維でつくられていた。
を充填し法面保護工を構築する従来の布製袋状マット１
は図５のごとく、表裏２層の織物間にコンクリート等の
充填空隙がある２層部２と充填空隙がない一層部３から
なり、ナイロン等の合成繊維でつくられていた。
【０００３】このためコンクリート等を充填し法面保護
工を構築した場合、一層部３は容易に劣化せず長期にわ
たり残存するので、法面の緑化を図る上で障害となって
いた。
工を構築した場合、一層部３は容易に劣化せず長期にわ
たり残存するので、法面の緑化を図る上で障害となって
いた。
【０００４】このため、コンクリートを打設充填した
後、図５（ｃ）のように一層部３を切り取り、早期に緑
化を図る手段がとられている。しかし、この方法は施工
の過程で袋状マットの一部を切り取る作業を必要とし、
手間がかかり、かつ袋状マットの有効利用できる織物の
割合が低くなり、コスト高となる欠点があった。
後、図５（ｃ）のように一層部３を切り取り、早期に緑
化を図る手段がとられている。しかし、この方法は施工
の過程で袋状マットの一部を切り取る作業を必要とし、
手間がかかり、かつ袋状マットの有効利用できる織物の
割合が低くなり、コスト高となる欠点があった。
【０００５】この発明は上記問題点に着目しなされたも
のである。その目的は袋状マット内にコンクリート等を
充填すると同時に植生できる開口面が形成でき、作業能
率よく早期に緑化した法面保護工を施工でき、かつ、袋
状マットに切り取り部分がなく、織物全体を有効利用す
ることができて、袋状マットのコストを低減できる法面
保護工の施工法を提案するにある。
のである。その目的は袋状マット内にコンクリート等を
充填すると同時に植生できる開口面が形成でき、作業能
率よく早期に緑化した法面保護工を施工でき、かつ、袋
状マットに切り取り部分がなく、織物全体を有効利用す
ることができて、袋状マットのコストを低減できる法面
保護工の施工法を提案するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この法面保護工の施工法
は、表裏２層の織物間に土砂、コンクリート等の充填空
隙がある袋状マットに、切込み縁部が閉ざされた表裏織
物ににまたがる切込みを入れ、この袋状マットを法面に
略その平面寸法を保ち敷設した後、マット内に土砂、コ
ンクリート等を充填し、充填空隙を膨らませ、同時に線
状切込みを拡大開口せしめ、その開口面に植生を施すこ
とを特徴とする。
は、表裏２層の織物間に土砂、コンクリート等の充填空
隙がある袋状マットに、切込み縁部が閉ざされた表裏織
物ににまたがる切込みを入れ、この袋状マットを法面に
略その平面寸法を保ち敷設した後、マット内に土砂、コ
ンクリート等を充填し、充填空隙を膨らませ、同時に線
状切込みを拡大開口せしめ、その開口面に植生を施すこ
とを特徴とする。
【０００７】
【実施例】・実施例１ 図１は実施例に用いる袋状マット１であり、表裏２層の
織物の周縁を縫合して閉じ、内部にコンクリートあるい
は土砂等を充填できる空隙を備えている。この袋状マッ
ト１に、重なり合った表裏織物にまたがり直線をなす切
込み４を入れる。切込み４の周縁部は予め一重織となし
ておき、あるいは切込み後縫合して表裏織物間を閉ざ
し、閉塞部５となしてある。
織物の周縁を縫合して閉じ、内部にコンクリートあるい
は土砂等を充填できる空隙を備えている。この袋状マッ
ト１に、重なり合った表裏織物にまたがり直線をなす切
込み４を入れる。切込み４の周縁部は予め一重織となし
ておき、あるいは切込み後縫合して表裏織物間を閉ざ
し、閉塞部５となしてある。
【０００８】この実施例では互いに平行をなす切込み４
を千鳥状位置に配し、切込み４，４間隔ａ＝３００mm、
長さｂ＝３００mm、千鳥方向間隔ｃ＝２５０mm、閉塞部
５幅ｄ＝３０mmとなした。
を千鳥状位置に配し、切込み４，４間隔ａ＝３００mm、
長さｂ＝３００mm、千鳥方向間隔ｃ＝２５０mm、閉塞部
５幅ｄ＝３０mmとなした。
【０００９】この袋状マット１を法面に、切込み４を横
方向に配向し、法面上側辺を係止して、平面寸法を保
ち、敷設し、上辺部からコンクリートを注入し、充填し
た。袋状マット１はコンクリート６の充填により、縦横
寸法が僅か収縮するとともに、表裏織物７，７間の充填
空隙が膨らみ、同時に切込み４は両側縁の閉塞部５が円
弧形に曲がり拡大し、開口部８を形成する。
方向に配向し、法面上側辺を係止して、平面寸法を保
ち、敷設し、上辺部からコンクリートを注入し、充填し
た。袋状マット１はコンクリート６の充填により、縦横
寸法が僅か収縮するとともに、表裏織物７，７間の充填
空隙が膨らみ、同時に切込み４は両側縁の閉塞部５が円
弧形に曲がり拡大し、開口部８を形成する。
【００１０】すなわち、平行する２つの切込み４，４間
の中央部分の表裏織物７，７は図２（ａ）に示すごと
く、断面略円形に膨らみ、開口部８の最大幅は１００mm
程に拡大する。
の中央部分の表裏織物７，７は図２（ａ）に示すごと
く、断面略円形に膨らみ、開口部８の最大幅は１００mm
程に拡大する。
【００１１】平行する２つの切込み４，４端部間の表裏
織物７，７は図２（ｂ）に示すごとく、夫々断面円弧形
に膨らむ、千鳥方向に位置する切込み４，４間中央部の
表裏織物７，７は図２（ｃ）に示すごとく、略平行をな
し膨らむ。
織物７，７は図２（ｂ）に示すごとく、夫々断面円弧形
に膨らむ、千鳥方向に位置する切込み４，４間中央部の
表裏織物７，７は図２（ｃ）に示すごとく、略平行をな
し膨らむ。
【００１２】以上のように、敷設した袋状マットにコン
クリート又は土砂を充填し、同時に形成された開口部に
苗木または種子を蒔き植生９を図り、保護工の施工が完
了する。なお必要に応じ開口部に客土したり、施肥を施
したりする。また、種子、根株等が多く残っており、そ
のままで植生を図り得る場合もある。
クリート又は土砂を充填し、同時に形成された開口部に
苗木または種子を蒔き植生９を図り、保護工の施工が完
了する。なお必要に応じ開口部に客土したり、施肥を施
したりする。また、種子、根株等が多く残っており、そ
のままで植生を図り得る場合もある。
【００１３】上記実施例の袋状マット１は隣合う３つの
切込み４端が略正三角形頂点位置となすべく、前記の
ａ，ｂ，ｃの寸法を設定したが、こうすることにより図
２（ａ），（ｂ），（ｃ）における袋状マット１の膨ら
み高さを略同一高さに揃えることができ、保護工の安定
性を高めることができる。
切込み４端が略正三角形頂点位置となすべく、前記の
ａ，ｂ，ｃの寸法を設定したが、こうすることにより図
２（ａ），（ｂ），（ｃ）における袋状マット１の膨ら
み高さを略同一高さに揃えることができ、保護工の安定
性を高めることができる。
【００１４】前記実施例のように直線をなす切込みを千
鳥状に配置する場合の好適なａ，ｂ，ｃ，ｄ寸法の例は
表１の通りである。
鳥状に配置する場合の好適なａ，ｂ，ｃ，ｄ寸法の例は
表１の通りである。
【００１５】
【表１】
【００１６】・実施例２ 図３は直線をなす切込み４を等間隔平行にかつ、直線方
向に沿い配向し設けた袋状マット１である。
向に沿い配向し設けた袋状マット１である。
【００１７】・実施例３ 図４は直線をなす切込み４を相互に（将棋の）桂馬跳び
位置に直交方向に配向させて設けた袋状マット１であ
る。
位置に直交方向に配向させて設けた袋状マット１であ
る。
【００１８】図３，４のマットはいずれも前記実施例と
同様に法面に敷設してコンクリートを充填し、表裏織物
間の充填空隙を膨らませることにより、切込み４を拡大
させて開口部８を形成し、開口部８に植生９を図り、法
面保護工を施工できる。
同様に法面に敷設してコンクリートを充填し、表裏織物
間の充填空隙を膨らませることにより、切込み４を拡大
させて開口部８を形成し、開口部８に植生９を図り、法
面保護工を施工できる。
【００１９】切込みは通常直線状をなしその長さは２０
０〜８００mmの範囲である。しかし必ずしも直線状切込
みに限るものではない。切込みの長さ配置あるいは切込
みの線形を組合せ、様々な模様、形状の緑化された開口
部をもった法面保護工を形成できる。
０〜８００mmの範囲である。しかし必ずしも直線状切込
みに限るものではない。切込みの長さ配置あるいは切込
みの線形を組合せ、様々な模様、形状の緑化された開口
部をもった法面保護工を形成できる。
【００２０】
【作用】この発明は以上の構成からなる。この法面保護
工の施工法は袋状マットに切込み縁部が閉ざされた線状
切込みを入れ、このマットを敷設してコンクリート等を
充填するのみで、コンクリート等の打設と植生のための
開口部が形成でき、作業能率よく早期に緑化した法面保
護工が施工できる。
工の施工法は袋状マットに切込み縁部が閉ざされた線状
切込みを入れ、このマットを敷設してコンクリート等を
充填するのみで、コンクリート等の打設と植生のための
開口部が形成でき、作業能率よく早期に緑化した法面保
護工が施工できる。
【００２１】また袋状マットの構造が簡単で製作が容易
であり、かつ全織物を有効に利用ができ袋状マットが安
価である。
であり、かつ全織物を有効に利用ができ袋状マットが安
価である。
【００２２】施工できる法面保護工は切込み位置、線形
により様々な形状、模様を作り出すことができ、意匠に
工夫をこらすことができる。
により様々な形状、模様を作り出すことができ、意匠に
工夫をこらすことができる。
【００２３】
【発明の効果】この発明は、作業能率よく、低コストで
早期に緑化でき、かつ、意匠性の高い法面保護工の施工
を可能とする。
早期に緑化でき、かつ、意匠性の高い法面保護工の施工
を可能とする。
【図１】（ａ），（ｂ）は実施例１で用いる袋状マット
およびコンクリート充填後の袋状マットの平面図であ
る。
およびコンクリート充填後の袋状マットの平面図であ
る。
【図２】（ａ），（ｂ），（ｃ）はそれぞれ図１（ｂ）
のＡ−Ａ，Ｂ−Ｂ，Ｃ−Ｃ断面図である。
のＡ−Ａ，Ｂ−Ｂ，Ｃ−Ｃ断面図である。
【図３】（ａ），（ｂ）は実施例２で用いる袋状マット
およびコンクリート充填後の袋状マットの平面図であ
る。
およびコンクリート充填後の袋状マットの平面図であ
る。
【図４】（ａ），（ｂ）は実施例３で用いる袋状マット
およびコンクリート充填後の袋状マットの平面図であ
る。
およびコンクリート充填後の袋状マットの平面図であ
る。
【図５】（ａ），（ｂ），（ｃ）は従来の袋状マットの
平面図、断面図および一層部を切り取った状態の断面図
である。
平面図、断面図および一層部を切り取った状態の断面図
である。
１……袋状マット、２……二層部、３……一層部、４…
…直線状切込み、５……閉塞部、６……コンクリート、
７……表裏織物、８……開口部、９……植生
…直線状切込み、５……閉塞部、６……コンクリート、
７……表裏織物、８……開口部、９……植生
Claims (1)
- 【請求項１】 表裏２層の織物間に土砂、コンクリート
等の充填空隙がある袋状マットに、切込み縁部が閉ざさ
れた表裏織物にまたがる線状切込みを入れ、この袋状マ
ットを法面に略その平面寸法を保ち敷設した後、マット
内に土砂、コンクリートを充填し、充填空隙を膨らま
せ、同時に線状切込みを拡大開口せしめ、その開口面に
植生を施すことを特徴とする法面保護工の施工法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6183302A JP2788194B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 法面保護工の施工法 |
| US08/414,107 US5575588A (en) | 1994-08-04 | 1995-03-31 | Method of constructing a slope protecton |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6183302A JP2788194B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 法面保護工の施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0849239A JPH0849239A (ja) | 1996-02-20 |
| JP2788194B2 true JP2788194B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=16133303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6183302A Expired - Fee Related JP2788194B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 法面保護工の施工法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5575588A (ja) |
| JP (1) | JP2788194B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5951202A (en) * | 1997-05-05 | 1999-09-14 | Brown; Gregory Benn | Shoreline erosion-preventing bank installation |
| US6586083B1 (en) | 1998-02-03 | 2003-07-01 | U.S. Army Corps Of Engineers As Represented By The Secretary Of The Army | Camouflaged erosion control mat |
| US6733209B2 (en) | 2000-01-07 | 2004-05-11 | Kristar Enterprises, Inc. | Chitosan enhanced erosion control rolls |
| US6527477B1 (en) | 2000-01-07 | 2003-03-04 | Kristar Enterprises, Inc. | Erosion control rolls |
| US6641335B1 (en) * | 2000-01-07 | 2003-11-04 | Kristar Enterprises, Inc. | Erosion control rolls |
| CN101949144A (zh) * | 2010-09-29 | 2011-01-19 | 无锡申湖织造有限公司 | 生态植草型模袋 |
| US9365991B2 (en) * | 2013-10-10 | 2016-06-14 | Watershed Geosynthetics Llc | Formed in place filled structure with synthetic turf |
| KR102180601B1 (ko) * | 2018-07-12 | 2020-11-18 | (주)건설기술개발공사 | 친환경 사면 보강 방틀공 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US984121A (en) * | 1910-06-11 | 1911-02-14 | Christopher Columbus Condie | Revetment-mattress. |
| US3425228A (en) * | 1967-10-10 | 1969-02-04 | Tech Inc Const | Fabric forms for concrete structures |
| JPS5314907A (en) * | 1976-07-27 | 1978-02-10 | Yasunaga Riken Co Ltd | Woven cloth inclined scrib work |
| US4102137A (en) * | 1976-12-06 | 1978-07-25 | Mauricio Porraz | Coating and protective device |
| CA1170064A (en) * | 1982-03-16 | 1984-07-03 | Eldon L. Fletcher | Aquatic weed barrier |
| US5108222A (en) * | 1990-09-11 | 1992-04-28 | Jansson Jan E | Articulated, predominantly concrete mat |
| US5310288A (en) * | 1993-01-27 | 1994-05-10 | Huang Tsun T | Work method for stabilizing and greening a slopeside of mudstone or laccolith |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP6183302A patent/JP2788194B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-03-31 US US08/414,107 patent/US5575588A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0849239A (ja) | 1996-02-20 |
| US5575588A (en) | 1996-11-19 |
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Legal Events
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