JP2787432B2 - トイレ用固形脱臭剤及びその製造方法 - Google Patents

トイレ用固形脱臭剤及びその製造方法

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JP2787432B2
JP2787432B2 JP8083177A JP8317796A JP2787432B2 JP 2787432 B2 JP2787432 B2 JP 2787432B2 JP 8083177 A JP8083177 A JP 8083177A JP 8317796 A JP8317796 A JP 8317796A JP 2787432 B2 JP2787432 B2 JP 2787432B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトイレ用固形脱臭剤
及びその製造方法に関し、更に詳しくは保形性が良好で
脱臭効果の長期持続性に優れる水洗トイレ用固形脱臭剤
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トイレ用固形脱臭剤は、トイレ内を清浄
に保ち、糞尿等及びこれらの分解物の悪臭を化学反応を
利用して直接除去するか又は悪臭をマスキングする目的
のために、日常生活において広く用いられている。トイ
レ用固形脱臭剤は、それ自体を水洗トイレの貯水タンク
内に直接投入するか、又は、貯水タンク上の手洗い部に
置いて、水洗時の流水により洗浄剤を徐々に溶解または
分散させて、1ヶ月程度の期間連続的に使用される。こ
のようなトイレ用固形脱臭剤としては、徐溶化剤に、洗
浄成分、芳香成分および着色成分が配合したものが一般
的である。また、徐溶化剤としては、例えば、高分子量
のポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールの
片末端または両末端の水酸基をエーテル化またはエステ
ル化したもの、エチレンオキシドとプロピレンオキシド
との共重合体等の高分子量ポリエチレングリコール系の
ものが知られている(特開昭51−39705号、同5
5−131098号および同57−179298号公
報)。しかし、これらの徐溶化剤は何れも水で膨潤して
形状が崩れて保形性が悪くなり、泥状化し、排水口に流
れ込み、排水管を詰まらせる原因となるため、これまで
男子小便器用として使用することができなかった。その
ため、パラジクロルベンゼンからなる昇華性の固形芳香
剤が防臭剤として相変わらず使用されているのが現状で
ある。特開平2−169092号公報には、前述のよう
なマスキングタイプの防臭剤とは全く異なり、微生物成
分、栄養成分、香料成分からなる速効性尿石分解剤によ
る屎尿臭を抑制する方法(1)が提案されている。ま
た、特開平3−4916号公報には、バチルス属、スト
レプトコッカス属、ニトロソモナス属、ニトロバクター
属、シュードモナス属、、アスペルギルス属の混合微生
物、グルコース、乳酸、塩化アンモニウム、有機質接着
剤、色素を配合して多孔質体に成型した男子便器悪臭防
止成型体(2)が提案されている。この多孔質成型体
は、多孔質すなわち空隙部分に微生物と栄養剤が閉じ込
められており、空隙部分に水が浸透すると微生物が休眠
からさめて増殖を開始して酵素等を生産し、流水により
酵素等の微生物生産物が成型体から排出されて、便器の
排水管等に付着している悪臭成分を分解して悪臭を抑制
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
の尿石分解剤は薬剤散布直後の脱臭性に優れているが、
経日と共に脱臭効果が薄れてくるので、脱臭効果を持続
させるためには定期的に、例えば、週一回程度、分解剤
を便器に散布する必要がある。また、この分解剤は水溶
液であるため、通常の常温保管では、水が腐敗するの
で、せいぜい2、3日程度しか保存できず、散布する度
毎に新たに分解剤を作成する必要がある等メンテナンス
が非常に面倒であった。また、(2)の便器悪臭防止成
型体については、多孔質体の空隙内の微生物は水と接触
後、栄養分を取込み急速に増殖するが、グルコース、塩
化アンモニウムなどの水溶性の栄養分は空隙から排出さ
れやすいので、多孔質空隙内の栄養分は経日と共に急速
になくなり、多孔質空隙内で増殖した微生物は逆に死滅
へと向かうので、脱臭効果も経日と共に急速に低下して
いくこととなる欠点を有している。このような問題点を
解決するため、水中に浸漬しても固形脱臭剤内部に水が
浸透せずに固形脱臭剤内部の微生物は休眠状態のままで
あり、流水により固形化剤の外側から徐々に溶解するこ
とで、水と接触したことにより活動を開始した微生物が
すこしづつ排出されてトイレの悪臭を継続的に除去する
という機能を果たすことの出来る徐溶性の固形脱臭剤の
出現が待望されていた。本発明の目的は、上記の点に鑑
み、水と接触しても膨潤および泥状化が起こらず、メン
テナンスが簡単で、更に脱臭効果の持続性に優れるトイ
レ用固形脱臭剤を提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意研究した結果、特定の組成の徐溶化剤を微
生物資材と組み合わせることにより上記目的が達成され
ることを見い出し本発明に到達した。すなわち本発明
は、徐溶化剤(A)及び微生物資材(B)からなるトイ
レ用固形脱臭剤において、前記徐溶化剤(A)が融点5
0℃以上のオキシエチレン基含有芳香族化合物(C)か
らなるか、又は、前記融点50℃以上のオキシエチレン
基含有芳香族化合物(C)と水溶性脂肪族化合物(D)
からなり、該(C)が芳香族ポリカルボン酸のエチレン
オキシド付加物又は芳香族ポリカルボン酸のエチレング
リコールエステルであることを特徴とするトイレ用固形
脱臭剤、及び、上記トイレ用固形脱臭剤の原材料を加熱
溶融し混合して原材料混合液を得る第1工程と、前記原
材料混合液を複数の窪みを有するフィルム型の窪み部分
に注入する第2工程と、前記原材料混合液が注入された
前記フィルム型を35℃以下に冷却し前記原材料混合液
を固形化する第3工程と、固形化した前記原材料混合液
の固形化物を前記フィルム型から離型する第4工程とか
らなることを特徴とするトイレ用固形脱臭剤の製造方法
である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において、融点50℃以上
のオキシエチレン基含有芳香族化合物(C)としては、
例えば分子中に水酸基及び/又はカルボキシル基を有す
る高融点芳香族化合物のエチレンオキシド(以下エチレ
ンオキシドを「EO」と略す)付加物等が挙げられる。
その具体例としては、例えば、安息香酸、サリチル酸な
どの芳香族モノカルボン酸のEO付加物(又はエチレン
グリコールエステル)(C1);フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、ベンゼントリカルボン酸などの芳香
族ポリカルボン酸のEO付加物(又はエチレングリコー
ルエステル)(C2);レゾルシン、ハイドロキノン、
ビスフェノールA、ビスフェノールFなどの炭素数6〜
20の芳香族2価フェノールのEO付加物(C3);メ
チレンジアニリンなどの芳香族アミンのEO付加物(C
4)等が挙げられる。これらの化合物は単独でも、2種
以上混合しても使用できる。これらの中では、保形性お
よび溶解スピードのバランスの良い点から(C1)、
(C2)の化合物が好ましく、なかでも(C2)の化合
物が更に好ましく、特に好ましいのはビス(2−ヒドロ
キシエチル)イソフタレート、ビス(2−ヒドロキシエ
チル)テレフタレートであり、ビス(2−ヒドロキシエ
チル)テレフタレートが最も好ましい。オキシエチレン
基含有芳香族化合物(C)の融点は、通常50℃〜20
0℃好ましくは50〜150℃である。(C)の融点が
50℃未満であると、固形脱臭剤の表面がべた付きやす
く、200℃を超えるとこれの溶融に多大のエネルギー
が必要で不経済である。上記オキシエチレン基含有芳香
族化合物(C)の20℃での溶解度(g/100gH2
O)は通常3〜0.0001、好ましくは1〜0.00
1である。溶解度が3を超えると、溶解スピードが速く
なり、固形脱臭剤の溶解持続性が悪くなり、また0.0
001未満であると、固形脱臭剤がほとんど溶解しなく
なる。
【0006】水溶性脂肪族化合物(D)としては、例え
ば、低揮発性(沸点が150℃以上)で、20℃での溶
解度(g/100gH2O)が30以上の化合物が挙げ
られる。その具体例としては、例えば、エチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、ブチレングリコール、1,6−ヘキシレングリコー
ル等の炭素数2〜6のアルキレングリコール(D1);
グリセリン、ジグリセリン、トリメチロールプロパン等
の3価以上の脂肪族多価アルコール(D2);ポリプロ
ピレングリコール(分子量250以下)、ポリエチレン
グリコール(分子量3000以下)ポリ(プロピレンー
エチレン)グリコール(分子量3000以下)などのポ
リアルキレングリコール(D3)等が挙げられる。上記
(D1)〜(D3)の中では、(D1)、(D2)が固
形脱臭剤の保形性が良好である点で好ましく、(D2)
が更に好ましく、特にグリセリンが最も好ましい。沸点
が150℃未満であると、経日とともに(D)が揮発し
て固形脱臭剤の形状が、例えば、収縮、ボイドの発生等
起こし易くなる。20℃での溶解度(g/100gH2
O)が30未満であると、固形脱臭剤は水と接触して膨
潤し易くなる。
【0007】本発明において、微生物資材(B)は、バ
クテリア、真菌、酵母等の微生物を1種以上含み、更
に、酵素、培地および担体等からなる粉末状のもので、
水分は約5重量%以下で実質的に水分を含んでいない状
態であるので、(B)中の微生物は休眠(不活性)状態
にある。微生物資材(B)中に含有されてよい微生物と
しては、例えば、バチルス属(Bacillus)、ラクトバチ
ルス属(Lactobacillus)、ストレプトコッカス属(Str
eptococcus)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、
エンテロバクター属(Enterobacter)、ニトロソモナス
属(Nitrosomonas)、ニトロバクター属(Nitrobacte
r)、セルロモナス属(Cellulomonas)、シュードモナ
ス属(Pseudomonas)、アグロバクテリウム属(Agrobac
terium)、リゾープス属(Rhizopus)、アスペルギルス
属(Aspergillus)、酵母(Yeast)等が挙げられる。こ
れらの微生物は2種以上併用することもできる。併用す
ることによって、同一環境下で共存して共同的に作用
し、役割分担することによって有機物、悪臭物質等の分
解に効果的に作用する場合が多い。上記微生物の中で
は、バチルス属(Bacillus)、ラクトバチルス属(Lact
obacillus)、ストレプトコッカス属(Streptococcu
s)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ニトロソ
モナス属(Nitrosomonas)、ニトロバクター属(Nitrob
acter)、リゾープス属(Rhizopus)、アスペルギルス
属(Aspergillus)、サッカロマイセス属(Saccharomyc
es)の微生物がが悪臭成分(有機物)の発酵分解能力に
優れる点で好ましく、バチルス属(Bacillus)、ラクト
バチルス属(Lactobacillus)、ストレプトコッカス属
(Streptococcus)、エンテロコッカス属(Enterococcu
s)の微生物が更に好ましく、特にバチルス属の微生物
が、耐熱性に優れて、後記するように固形脱臭剤の成型
時における50〜80℃の高温下でも生存率が高い点で
最も好ましい。
【0008】本発明において、上記微生物の菌種として
は、例えば下記のものが挙げられる。 (1)バチルス属(Bacillus) バチルス・ズブチリス(IFO(Institute for Ferment
ation Osaka :財団法人発酵研究所、以下同様)1371
9)、バチルス・ナットウ(IFO3013)、バチル
ス・リケニフォルミス(IFO12200)、バチルス
・コアギュランス(IFO12583)、バチルス・マ
セランス(IFO3490)、バチルス・メガテリウム
(IFO1208)、バチルス・ポリミキサ(IFO1
3003)など。 (2)ラクトバチルス属(Lactobacillus) ラクトバチルス・カセイ(IFO12521)、ラクト
バチルス・アシドフィルス(IFO13951)、ラク
トバチルス・デルブリュッキ(IFO3202)、な
ど。 (3)ストレプトコッカス属(Streptococcus) ストレプトコッカス・フェカリス(IFO3971)、
ストレプトコッカス・クレモリス(IFO3427)、
ストレプトコッカス・ラクチス(IFO12007)、
ストレプトコッカス・サリバリウス(IFO1395
6)、ストレプトコッカス・サーモフィリス(IFO1
3957)、ストレプトコッカス・フェシアム(IFO
12256)など。 (4)エンテロコッカス属(Enterococcus) エンテロコッカス・フェカリス(IFO3971、IF
O3989)、エンテルコッカス・フェシアム(IFO
3128、IFO3535)など。 (5)エンテロバクター属(Enterobacter) エンテロバクター・アエロジニス(IFO12010、
IFO13534)など。 (6)ニトロソモナス属(Nitrosomonas) ニトロソモナス・ユーロパエア(IFO14298)な
ど。 (7)ニトロバクター属(Nitrobacter) ニトロバクター・アギリス(IFO14297)など。 (8)セルロモナス属(Cellulomonas) セルロモナス・フラビゲナ(IFO3754)、セルロ
モナス・ビアゾテア(IFO12680)、セルロモナ
ス・セラセア(IFO3748)、セルロモナス・ウダ
(IFO3747)、セルロモナス・ゲリダ(IFO3
748)など。 (9)シュードモナス属(Pseudomonas) シュードモナス・プチダ(IFO14164)、シュー
ドモナス・ニトロレデューセンス(IFO12694)
など。 (10)アグロバクテリウム(Agrobacterium) アグロバクテリウム・テュメファシエンス(IFO30
58、IFO12667)など。 (11)リゾープス属(Rhizopus) リゾープス・オリザエ(IFO4706)、リゾープス
・フォルモサエンシス(IFO4732)、リゾープス
・ジャポニカス(IFO4732)、リゾープス・デレ
マール(IFO4746)など。 (12)アスペルギルス属(Aspergillus) アスペルギルス・オリザエ(IFO30104)、アス
ペルギルス・ニガー(IFO31125)、アスペルギ
ルス・ウサミイ(IFO4388)、アスペルギルス・
ソーヤ(IFO4391)、アスペルギルス・テレウス
(IFO31217)など。 (13)サッカロマイセス属(Saccharomyces) サッカロマイセス・セレビシエ(IFO10217)、
サッカロマイセス・カールスベルゲンシス(IFO11
67)など。
【0009】本発明において微生物資材(B)は、従来
より公知である例えば次のような方法で製造できる。す
なわち、上記の微生物(1種以上)、培地、担体の適当
量を水の中に加えて混合し、25〜50℃の温度で24
〜72時間程度培養して後、例えばスプレードライ法で
水分約5重量%以下に真空乾燥して粉末化して製造でき
る。上記培地としては、魚粉、油カス、フスマ、麦汁な
ど農水産物およびその廃棄物が使用でき、また、上記担
体としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ
酸カルシウム、珪藻土、ゼオライト、オガクズなどの無
機系または有機系粉末が使用できる。こうして得られる
微生物資材(B)中には、培養中微生物により作られ
た、プロテアーゼ、アミラーゼ、ラクターゼ、リパー
ゼ、ヘミセルラーゼ、セルラーゼなどの酵素が含まれて
いる。本発明においては脱臭性を更に高めるために、上
記以外の酵素を微生物資材(B)に添加することもでき
るし、上記と同じ酵素を後添加することもできる。
【0010】本発明においては、微生物資材(B)中に
占める微生物の含有量は、通常5〜70重量%、好まし
くは20〜60重量%である。5重量%未満であると、
固形脱臭剤の脱臭性が低下し、70重量%を超えると微
生物資材(B)の製造コストが上昇する。
【0011】微生物資材(B)1g中に含まれる微生物
の全生菌数は、通常108〜1011程度であるが、
(B)中におけるそれぞれの微生物の生菌数は、脱臭性
の観点から次の範囲にあるのが好ましい。すなわち、 (1)バチルス属(Bacillus subtilis) :108〜1011/g (2)ラクトバチルス属(Lactobacillus) :106〜1010/g (3)ストレプトコッカス属(Streptococcus) :106〜1010/g (4)エンテロコッカス属(Enterococcus) :106〜109/g (5)エンテロバクター属(Enterobacter) :106〜109/g (6)ニトロソモナス属(Nitrosomonas) :106〜109/g (7)ニトロバクター属(Nitrobacter) :106〜109/g (8)セルロモナス属(Cellulomonas) :106〜109/g (9)シュードモナス属(Pseudomonas) :106〜108/g (10)アグロバクテリウム属(Agrobacterium) :106〜108/g (11)リゾープス属(Rhizopus) :106〜109/g (12)アスペルギルス属(Aspergillus) :106〜109/g (13)サッカロマイセス属(Saccharomyces) :106〜108/g
【0012】本発明においては、上記徐溶化剤(A)と
上記微生物資材(B)のそれぞれの使用量は、通常
(A)30〜95重量部、(B)70〜5重量部であ
り、好ましくは(A)40〜90重量部、(B)60〜
10重量部である。(A)が30重量部未満であると、
固形脱臭剤が壊れ易くなり、(A)が95重量部を超え
ると固形脱臭剤の脱臭性が小さくなる。また、(A)の
構成成分である融点50℃以上のオキシエチレン基含有
芳香族化合物(C)と水溶性脂肪族化合物(D)の使用
量は、(D)/(C)の重量比率で、(0/100)〜
(70/30)、好ましくは、(10/90)〜(60
/40)である。(D)/(C)の重量比率が70/3
0を超えると固形脱臭剤が溶け易くなって溶解持続性が
悪くなる。
【0013】本発明においては、必要により例えば、非
イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面
活性剤、両性界面活性剤等の公知の界面活性剤がトイレ
便器の洗浄目的に使用できる。これらの中では、非イオ
ン界面活性剤が微生物増殖の障害にならない点で好まし
く、なかでも、炭素数1〜25の脂肪族アルコール、炭
素数6〜25のフェノール化合物等の活性水素含有化合
物にEOを付加した分子量3000以下の非イオン界面
活性剤等がより好ましい。上記界面活性剤の使用量は、
徐溶化剤(A)および微生物資材(B)の合計量に対し
通常0.5〜50重量%、好ましくは1〜20重量%で
ある。本発明においては、必要により従来よりトイレ用
固形芳香洗浄剤等に使用されている公知の香料、着色剤
が使用できる。上記香料の使用量は、(A)と(B)の
合計量に対し通常0.01〜10重量%、好ましくは
0.1〜2重量%である。上記着色剤の使用量は、
(A)と(B)の合計量に対し通常0.01〜10重量
%、好ましくは0.1〜5重量%である。本発明におい
ては、必要により芒硝、無水芒硝、硫酸カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、ほう
酸等の無機塩が増量剤として使用できる。無機塩の使用
量は(A)と(B)の合計量に対し通常10〜200重
量%、好ましくは20〜100重量%である。本発明に
おいては、必要によりタルク、コロイダルシリカ等の充
填剤が使用でき、さらにキレート化剤(金属捕捉剤)、
紫外線吸収剤等の添加剤が使用できる。
【0014】次に、本発明のトイレ用固形脱臭剤の製造
方法の概略を説明する。 (1)方法1 上記に例示した微生物資材(B)を除く各成分を溶融混
合して、さらに必要によりpHを4.0〜8.5程度の
中性領域に調整後、必要ならば冷却してから微生物資材
(B)を溶融混合物(温度:50〜80℃程度)に加え
て混合する。次に、溶融した混合液をプラスチック容器
や金型の中に充填して、室温で放置する等して冷却後、
離型して固形脱臭剤を得る。 (2)方法2 上記に例示した微生物資材(B)を除く各成分を溶融混
合して、さらに必要によりpHを4.0〜8.5程度の
中性領域に調整後、融点以下まで冷却してから粉砕して
微粉末化する。次に、微生物資材(B)の粉末を加えて
粉体ブレンドして均一にし、粉体ブレンドを型内に入れ
て、必要により加熱して加圧するか、又は、粉体ブレン
ドを再度溶融混合して上記方法1と同様の方法で成形し
て固形脱臭剤を得る。本発明のトイレ用固形脱臭剤の成
形方法としては、例えば押出成型法、射出成型法、液体
注型法、圧縮成型法(打錠成型法)等公知の方法が適用
できるが、上記方法1においては、射出成型法および液
体注型法が有利に適用でき、上記方法2においては、押
出成型法および圧縮成型法(打錠成型法)が有利に適用
できる。また、本発明においては、トイレ用固形脱臭剤
の製造方法としては、方法1の手順に従い液体注型法に
より成形する方法が、製造コストが安価である点で好ま
しく、特に複数の窪みを有するフィルム型を使用して下
記の第1から第4までの4工程で製造する方法が更に好
ましい。上記フィルム型の材料としては、例えば、ポリ
スチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等のプラス
チック等が挙げられる。これらのフィルム型の製造方法
としては、射出成型法、真空成型法が適用でき、特に約
0.1〜0.5mmの厚みのプラスチックフィルムを真
空成型法で成型して製造したものが、安価である点で好
ましい。 第1工程:原材料を加熱溶融して混合する。 第2工程:加熱溶融された前記原材料混合物を複数の
窪みを有するフィルム型の窪み部分に注入する。 第3工程 前記原材料混合物の注入された前記フィル
ム型を、35℃程度以下に冷却して、前記原材料混合物
を固形化する。 第4工程 前記固形化物を前記フィルム型から離形す
る。
【0015】本発明においては、上記のようにして製造
した固形脱臭剤中の微生物の生菌数は、1X106個/
g以上に維持する必要がある。(B)が1X106個/
g未満では固形脱臭剤の脱臭性が低くなるためである。
【0016】
【作用】本発明の固形脱臭剤は、次のような機構でトイ
レの悪臭を除去するものと考えられる。トイレの流水で
徐溶化剤と共に溶出した微生物群は、便器や排水管の壁
に着床し、排水管などの壁に付着している尿、尿石等の
悪臭源の有機物である澱粉質、タンパク質等を糖、アミ
ノ酸までに分解、発酵し、分解過程で発生する、トイレ
悪臭の元凶であるアンモニアを硝酸(塩)、さらには窒
素分子までに酸化するものである。ここにおいて、それ
ぞれの微生物の主たる役割は次のようであると考えられ
る。すなわち、バチルス属、シュードモナス属、ラクト
バチルス属、ストレプトコッカス属、リゾープス属、ア
スペルギルス属等の微生物群が悪臭源の有機物を分解、
発酵し、この分解過程で発生するアンモニアを、ニトロ
モナス属の菌体が亜硝酸(塩)まで酸化し、さらにニト
ロバクター属の菌体が硝酸(塩)にまで酸化して、無臭
化するものである。なお、ニトロモナス、ニトロバクタ
ーのバクテリアは、トイレの排水管等の中に常在してい
るので、必ずしも固形脱臭剤中に加えなくても良い。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、部および%は重量部、重量%を示す。はじめに、
実施例および比較例で用いた固形脱臭剤の評価および試
験方法を次に示す。 (1)融点 微量融点測定装置(柳本製作所社製)で評価した。 (2)持続時間および保形性 円柱状に成型した固形脱臭剤(約30g)の入ったステ
ンレス製円筒網カゴ(直径40mm、高さ60mm)を
15Lの静水槽(水温25℃)に沈め、5日毎に固形脱
臭剤の重量を測定して、重量が5g未満となる日数を持
続時間とした。また、持続時間までの保形性(割れ、膨
潤等の有無)を観察した。尚、水槽の水は毎日1回新し
い水に交換した。 (3)全生菌数 下記の条件で混和平面培養法で測定した。単位は個/
g。 培地:標準寒天培地(Standard Method Agar)「商品
名:ニッスイ」(日本製薬社製) 培養温度・時間:35℃x72時間 (4)脱臭性官能評価 固形脱臭剤(約30g)1個を入れた通水性のプラスチ
ックケースを水洗機能付き男子用小便器(延べ50回/
日利用)の目皿部の上に置き、2日後および15日毎に
小便器の臭気について下記4段階基準で官能評価を行っ
た。なお、固形脱臭剤の持続時間に達した時点で新しい
固形脱臭剤と交換して試験を継続した。 <4段階基準> 1:殆ど感知できない臭気 2:やっと感知できる臭気 3:すぐに感知できる臭気 4:強い臭気 (5)アンモニア脱臭性 100ccの3角フラスコに人工尿を50g入れ、次い
で乳鉢ですりつぶした固形脱臭剤の粉末を1g加えてフ
ラスコ上部をゴム栓で蓋をした後、1分間振とうして約
25℃の雰囲気下に静置した。イオンメーター(オリオ
ンリサーチ社製、イオンメータEA920型)を用い
て、24時間後のアンモニア濃度を測定してアンモニア
脱臭性を評価した。
【0018】次に本発明の実施例、比較例で使用した原
材料について略称と組成を次に示す。 (1)BHET :ビス(2−ヒドロキシエチル)テレ
フタレート (2)BP−E2:ビスフェノールAのエチレンオキシ
ド2.2モル付加物 (3)PG :プロピレングリコール (4)GLC :グリセリン (5)TMP :トリメチロールプロパン (6)微生物資材 (i)バイオ資材(a) 担体(炭酸カルシウム)を約50%含み、微生物として
バチルス・ズブチリス(IFO13719)8X109
/g、バチルス・リケニフォルミス(IFO1220
0)1X109/g、エンテロコッカス・フェカリス
(IFO3971)6X108/g、リゾープス・オリ
ザエ(IFO4706)3X107/gの4属・種を含
有する微生物粉末資材(全生菌数:1X1010/g) (ii)バイオ資材(b) 担体(炭酸カルシウム)を約50%含み、バチルス・ズ
ブチリス(IFO13719)5X109/g、バチル
ス・リケニフォルミス(IFO12200)1X109
/g、バチルス・ポリミキサ(IFO3020)1X1
9/gの3属・種を含有する微生物粉末資材(全生菌
数:7X109/g) (7)変性PEG ポリエチレングリコール(分子量6000)を4,4−
ジフェニルメタンジイソシアネートでジョイントして、
分子量を50000にした徐溶化剤。 (8)活性剤1 :ソルビタンのオレイン酸エステルに
EOを7モル付加した化合物 (9)活性剤2 :プルロニック型非イオン活性剤(分
子量1700のポリプロピレングリコールにEOを付加
した分子量2200のポリオキシアルキレングリコー
ル) (10)香料 :ローズ油 (11)着色剤 :食添青色1号アルミレーキ (12)人工尿 :尿素80g、塩化ナトリウム32
g、塩化カルシウム1.2g、硫酸マグネシウム3.2
g、28%アンモニア水1.4gを水道水3882.2
gに溶解したもの (13)フィルム型:真空成型法で成型された450×
550×0.25(厚み)mmの大きさのポリスチレン
フィルム(滑り向上剤であるシリコンオイルを微量含
む)型で、円盤状の容積50mlの窪み(底面直径40
mm、上部開口部の円形平面の直径50mm、高さ30
mm)を縦5個、横6個(計30個)有するもの
【0019】実施例1〜4、比較例1 表1に示す配合成分(バイオ資材を除く)を溶融混合
し、これを冷却して固化し、次いで微粉砕した。次に、
この微粉末とバイオ資材を表1に記載の比率で均一に粉
体ブレンドした後、打錠機で直径38mm、高さ25m
mの円柱状タブレット(約30g)に成型し、性能評価
を行った。その結果を表1に示す。 実施例5 BHET55部、GLC30部、BP−E2の15部を
加熱混合して約75℃に調整した。これに着色剤0.3
部を加えて同温度で混合、溶解した。次に、バイオ資材
(b)30部を加えて30秒間撹拌して、混合液の約3
0gを30mlのポリプロピレンカップ中に注いだ。室
温で24時間放置した後、カップから脱型して固形脱臭
剤を取り出し、実施例1〜4と同様の評価を行った。そ
の結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】次に、実施例1〜5の固形脱臭剤および市
販の固形芳香洗浄剤(比較例2)を用いてアンモニア脱
臭性の評価を行った。その結果を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】実施例6 BHET60部、BP−E2を10部、GLC30部、
着色剤0.1部を加熱、溶融して約85℃で均一に混合
した後、バイオ資材(b)40部と香料0.2部を加え
て、更に30秒間混合した。次に、この加熱溶融した混
合液をフィルム型の全ての窪み部分に注ぎ入れた。約1
5時間そのままの状態で約20℃の室内に放置して自然
冷却した後、フィルム型から固形化物を取り外して、重
量約55gの固形脱臭剤30個を得た。この固形脱臭剤
を実施例1〜5と同じ方法で評価したところ、融点60
℃、持続時間30日であり、使用期間中固形脱臭剤は膨
潤等の変形はなく保形性は良好であった。また、脱臭性
の官能評価結果は実施例5と同じであり、テスト開始2
日目からクラス1の水準で推移した。
【0024】表1から明らかなように、従来の徐溶化剤
を用いた固形脱臭剤(比較例1)の場合は、固形脱臭剤
を交換してしばらくの間は脱臭性は良好であるが、交換
後15日あたりから脱臭性が急速に低下する。脱臭性が
このように低下するのは、固形脱臭剤全体が水で膨潤し
て微生物が再び活性化したが、もともと固形脱臭剤中に
は栄養分がないために、固形脱臭剤中の活性化した微生
物はしばらくしてその多くが死滅したためと推定され
る。これに反して本発明の固形脱臭剤の場合は、水と接
触しても膨潤せず、水が固形脱臭剤の内部まで浸透しな
いので、固形脱臭剤内部の微生物は不活性化(休眠)状
態のままである。従って、水と接触した固形脱臭剤の外
側部分(活性化した微生物を含む)が徐々に溶出し、活
性化した微生物が、便器、排水口及び排水管に着床して
活動し、付着している有機物を分解して栄養分を取り込
んで増殖する。また、たとえ水洗等の流水により排水管
等に着床した微生物のいくらかが洗い流されたとして
も、固形脱臭剤が継続的に徐々に溶出することで、便
器、排水口および排水管等には新しく活性化した微生物
が少しずつ継続して安定補給され、これらの表面にはい
くらかの活性化した微生物がいつも付着した状態になっ
ているものと考えられる。このようなメカニズムの違い
から、本発明の固形脱臭剤の場合は2日後あたりから脱
臭性が良好となり、その状態が以後長期間維持され、固
形脱臭剤の交換前後においても脱臭性は非常に良好で変
化しない。また、本発明の固形脱臭剤は水と長時間接触
しても泥状化等せず、従来の徐溶化剤を用いた固形脱臭
剤よりも保形性が格段に優れていることから、排水管を
詰まらせることがなく、メンテナンスが簡単である。さ
らに、表2から明らかなように本発明の固形脱臭剤は、
トイレの主たる悪臭源であるアンモニアの脱臭性が極め
て優れている。
【0025】
【発明の効果】本発明のトイレ用固形脱臭剤は、定期的
に(1〜3ヶ月で1回程度)固形脱臭剤を補給するだけ
でよい等メンテナンスが非常に簡単で、且つ1〜3ヶ月
の長期間使用しても脱臭性が低下しない特長を有してい
る。また、本発明のトイレ用固形脱臭剤は、グリオキザ
ールなどの化学系の脱臭成分ではなく、自然界に存在す
る微生物を脱臭成分として使用しているので、環境にも
優しいという利点も併せて持っている。 本発明の脱臭
剤は保形性が優れていて、水と長時間接触しても膨潤、
泥状化しないので、これまで技術的に難しいとされてい
た男子トイレ用の固形脱臭剤として使用でき、その実用
的価値は極めて高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−179298(JP,A) 特開 平7−31668(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 9/01 C11D 3/16 - 3/60 C11D 17/00 C09K 3/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 徐溶化剤(A)及び微生物資材(B)か
    らなるトイレ用固形脱臭剤において、前記徐溶化剤
    (A)が融点50℃以上のオキシエチレン基含有芳香族
    化合物(C)からなるか、又は、前記融点50℃以上の
    オキシエチレン基含有芳香族化合物(C)と水溶性脂肪
    族化合物(D)からなり、該(C)が芳香族ポリカルボ
    ン酸のエチレンオキシド付加物又は芳香族ポリカルボン
    酸のエチレングリコールエステルであることを特徴とす
    るトイレ用固形脱臭剤。
  2. 【請求項2】 前記ポリカルボン酸がテレフタル酸であ
    る請求項1に記載の固形脱臭剤。
  3. 【請求項3】 前記水溶性脂肪族化合物(D)が、炭素
    数2〜6のアルキレングリコール、及び/又は、3価以
    上の脂肪族多価アルコールである請求項1又は2に記載
    の固形脱臭剤。
  4. 【請求項4】 前記3価以上の脂肪族多価アルコール
    が、グリセリンである請求項3に記載の固形脱臭剤。
  5. 【請求項5】 (A)30〜95重量部、(B)70〜
    5重量部からなり、且つ(D)/(C)の重量比率が
    (0/100)〜(70/30)である請求項1〜4の
    何れかに記載の固形脱臭剤。
  6. 【請求項6】 前記微生物資材(B)が、バクテリア、
    真菌、酵母からなる群から選ばれる1種以上の微生物を
    含有する請求項1〜5の何れかに記載の固形脱臭剤。
  7. 【請求項7】 前記微生物が、バチルス属(Bacil
    lus)のバクテリアからなる請求項6に記載の固形脱
    臭剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載のトイレ用
    固形脱臭剤の製造方法であって、すべての原材料を加熱
    溶融し混合して原材料混合液を得る第1工程と、前記原
    材料混合液を複数の窪みを有するフィルム型の窪み部分
    に注入する第2工程と、前記原材料混合液が注入された
    前記フィルム型を35℃以下に冷却し前記原材料混合液
    を固形化する第3工程と、固形化した前記原材料混合液
    の固形化物を前記フィルム型から離型する第4工程とか
    らなることを特徴とするトイレ用固形脱臭剤の製造方
    法。
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