JP2785600B2 - 多段式多連駐車装置の作動制御装置 - Google Patents

多段式多連駐車装置の作動制御装置

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JP2785600B2
JP2785600B2 JP21531892A JP21531892A JP2785600B2 JP 2785600 B2 JP2785600 B2 JP 2785600B2 JP 21531892 A JP21531892 A JP 21531892A JP 21531892 A JP21531892 A JP 21531892A JP 2785600 B2 JP2785600 B2 JP 2785600B2
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lowering
machine
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雅浩 河野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多段式多連駐車装置、詳
しくは車輌を搭載するパレットと、このパレットを昇降
させる油圧シリンダとを備えた複数の駐車機から成る多
段式多連駐車装置の作動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の駐車機を備えた多段式多連
駐車装置は、例えば特公昭53−47585号公報に示
されている。
【0003】この公報に記載の駐車装置は図7に示した
ように、複数の駐車機の各油圧シリンダC1,C2を昇
降動作させる油ポンプPをもった1つの油圧ユニットU
を備え、この油圧ユニットUにおける前記油ポンプPの
吐出側に接続される吐出主管Aに、前記油圧シリンダC
1,C2に連通する複数の分岐管Bを分岐して、これら
分岐管Bに各駐車機に対応して設ける昇降スイッチSW
1,SW2からの昇降指示により開動作する昇降電磁弁
V1をそれぞれ介装すると共に、前記吐出主管Aに、油
タンクTに開放する戻し管Dを設けて、この戻し管Dに
下降指示により開動作する下降電磁弁V2を介装する一
方、前記駐車機の何れか一つの昇降スイッチSW1が操
作されている間は、他の駐車機の昇降スイッチSW2を
操作しても、他の駐車機の油圧シリンダC2が動作しな
いようにインターロック回路Eを設けたものである。
尚、図7でMは前記油ポンプPのモ−タで、前記油圧シ
リンダC1,C2が上限又は下限位置に到達したとき上
限リミットスイッチ又は下限リミットスイッチの動作を
もとに前記昇降電磁弁V1を閉じると共に前記モ−タM
を停止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上の構成にお
いて昇降指示により所定の駐車機の油圧シリンダC1又
はC2を昇降させ、上限又は下限リミットスイッチによ
り昇降指示に応じて開動作する前記昇降電磁弁V1を閉
動作させるようにしているため、この昇降電磁弁V1の
閉動作方向への戻り不良が生じ前記昇降電磁弁V1が開
いたまゝの状態が生ずると、他の駐車機の昇降スイッチ
を操作して昇降指示を与えたとき、昇降指示を与えてい
ない前記駐車機の油圧シリンダが誤作動することがあ
る。
【0005】即ち、例えば下降指示により所定の駐車機
のパレットを下降させたとき、下限リミットスイッチの
作動で、前記電磁弁V1に閉動作信号が出力しても、昇
降電磁弁V1の戻り不良で開いた状態のまゝになれば、
この状態で他の駐車機の上昇スイッチを操作してこの駐
車機を上昇させようとしても、下降位置にある前記駐車
機の油圧シリンダが動作して該駐車機のパレットが誤っ
て上昇することが生ずるし、また、前記電磁弁V1が戻
り不良を起こしているときに、上昇位置にある他の駐車
機のパレットを下降させようとする場合も、前記駐車機
が空で負荷が小さいときには、この駐車機のパレットが
下降指示を与えた駐車機のシリンダから戻る戻り油によ
り上昇させられたりする問題が生ずる。
【0006】しかも、このパレットの誤動作は、操作者
が異常に気付いて操作を中止しない限り継続することに
なり、事故発生の原因となっている。
【0007】本発明の目的は、昇降指示を与えていない
にも拘らずパレットが昇降動作するとき、この昇降動作
を検出して自動的に油圧ユニットによる昇降動作を停止
し、事故発生を未然に防止できるようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するため、前記した多段式多連駐車装置において各
駐車機1に上昇スイッチ22と下降スイッチ23を設け
る他、各パレット2の上昇位置と下降位置とを検出し、
かつ、上昇位置及び下降位置からのパレット2の移動を
検出する上昇位置検出器41と下降位置検出器42とを
設けると共に、前記上昇又は下降スイッチ22,23を
操作している駐車機1以外の駐車機1が動作するとき、
該駐車機1におけるパレット2の移動検出で前記油圧ユ
ニット30による昇降動作を停止する非常停止手段43
を設けたのである。
【0009】また、上昇又は下降スイッチ22,23を
操作している駐車機1以外の駐車機1が動作するとき、
該駐車機1におけるパレット2の移動検出で、その誤作
動を表示する表示手段46を設けるのが好ましい。
【0010】また、非常停止手段43の作動で昇降動作
を停止後、誤作動した駐車機1のパレット2を、該駐車
機1に対応して設ける上昇スイッチ22の操作で上昇さ
せ、このパレット2の上昇位置を検出する上昇位置検出
器41の動作で前記非常停止手段43による昇降動作停
止を解除する非常停止解除手段47を設けるのが好まし
い。
【0011】
【作用】以上の非常停止手段43により、上昇又は下降
スイッチ22,23を操作している駐車機1以外の駐車
機1のパレット2が誤作動するとき、このパレット2の
誤作動検出で前記油圧ユニット30による昇降動作を停
止できるので、前記昇降電磁弁34に作動不良があり、
昇降指示を出力していないにも拘らず、前記駐車機のパ
レットが誤作動するのを防止でき、事故等の発生を未然
に防ぐことができるのである。
【0012】また、前記表示手段46を設けて、誤作動
を表示することにより、作動不良等を起こしている昇降
電磁弁34の確認を迅速かつ、容易にでき、その保守を
的確、かつ、スムーズに行えるのである。
【0013】また、前記非常停止手段43で停止した場
合誤作動した駐車機1のパレット2を、該駐車機1に対
応して設ける上昇スイッチ22の操作で上昇させ、この
パレット2の上昇位置を検出する上昇位置検出器41の
動作で前記非常停止手段43による昇降動作停止を解除
する非常停止解除手段47を設けることにより、安全に
非常停止解除が行える。即ち、多段駐車装置にいおて
は、安全性を考慮してパレットが上昇位置にあるとき、
不用意な下降をなくするために前記パレット2を上昇位
置でロックする安全装置が設けられていることから、一
旦上昇させてこの安全装置を作用させ、上昇位置でパレ
ットをロックした後、非常停止を解除することにより安
全性を確保した上で非常停止解除ができるのである。
【0014】
【実施例】図4,5に示す駐車機1は前部に車輌の出入
口1aをもつ車輌搭載用パレット2を、後部左右に各一
対ずつ配設する支柱3,4、5,6に沿って昇降自由に
支持したもので、一方側に位置する支柱3,4及び他方
側に位置する支柱5,6の下部にはそれぞれベース部材
7,8を設けると共に、上部には梁9,10を連結して
いる。
【0015】そして、前記ベース部材7には、前記パレ
ット2を昇降させるための油圧シリンダ11を設けて、
該シリンダ11に内装するピストン11aに連結したロ
ッド11bを上向きに伸縮可能に突設し、このロッド1
1bの上端部にブラケット12を介して動滑車13を回
動自由に取付け、この動滑車13に一端を前記梁9に固
定した主としてチェンなどの昇降用伝達体14を掛け渡
すと共に、前記動滑車13の上部には、前記梁9に回転
自由に支持した定滑車15を設け、前記動滑車13から
延びる前記昇降用伝達体14を前記定滑車154に掛け
渡して下向きに反転させ、その端部を前記パレット2に
固定するのである。
【0016】また、前記パレット2の前部左側部には、
例えばスプロケットから成る第1同期転動体16とター
ン用転動体17とを支持し、また、前部右側部には例え
ばスプロケットから成る第2同期転動体18を支持し
て、これら各転動体16,17及び18にチェン等の同
期用張設体19を掛け渡し、該張設体19の左側端部を
前記ベース部材7に、また、右側端部を前記梁10に係
止し、前記昇降用伝動体14によるパレット2の昇降
時、該パレット2が左右方向に傾動するのを阻止してい
る。
【0017】また、前記パレット2の左右後部には、前
記支柱4,6の前後に異なる高さ位置で対向状に当接す
る一対のガイドローラ20,20をもった支持体21を
取付け、前記ガイドローラ20,20を前記各支柱4,
6に接触して転動させることにより、前記パレット2の
昇降を案内するようにしている。
【0018】また、前記駐車機1は、図5に示したよう
に主として押釦スイッチから成る上昇スイッチ22と下
降スイッチ23とをもった操作ボックス24を設けると
共に、前記パレット2の上昇位置で該パレット2をロッ
クする安全装置25を備えている。
【0019】この安全装置25は図6に示したように、
主としてソレノイドを駆動源26として動作する係止爪
27と、該係止爪27が係止する係止体28とから構成
するもので、前記駆動源26及び係止爪27を前記パレ
ット2に固定の吊ブラケット29に取付けると共に、前
記係止体28を、前記支柱3に固定するのである。
【0020】しかして、本発明に係る多段式多連駐車装
置は、前記駐車機1を複数台並設すると共に、図1に示
したように前記各油圧シリンダ11を昇降動作させる油
ポンプ31をもった1つの油圧ユニット30を設け、前
記油ポンプ31の吐出側に接続される吐出主管32に、
前記各油圧シリンダ11に連通する複数の分岐管33を
分岐して、これら各分岐管33に前記上昇スイッチ22
及び下降スイッチ23からの昇降指示により開動作し、
昇降指示解除で閉動作する昇降電磁弁34をそれぞれ介
装すると共に、前記吐出主管32に油タンク35に開放
する戻り管36を設けて、該戻り管36に下降指示によ
り開動作する下降電磁弁37を介装し、更に前記駐車機
1のうち、何れか一台の駐車機1の上昇又は下降スイッ
チ22,23を操作している間は、他の何れの駐車機1
の上昇又は下降スイッチ22,23を操作しても、他の
駐車機1の油圧シリンダ11が上昇したり下降したりし
ないようにするインターロック回路38を設けたもので
あって、本発明は以上の如く構成する多段式多連駐車装
置の各駐車機1を次のように作動制御するようにしたの
である。
【0021】次に本発明作動制御装置の実施例を図1に
従って説明する。
【0022】先ず、前記各駐車機1には、前記パレット
2の上昇位置と下降位置とを検出し、かつ、上昇位置及
び下降位置からのパレット2の移動を検出する上昇位置
検出器41と下降位置検出器42とを設ける一方、入力
ポートに前記各駐車機1の上昇スイッチ22と下降スイ
ッチ23及び前記上昇位置検出器41と下降位置検出器
42とを接続し、出力ポートに前記油圧ポンプ31を駆
動するモ−タ39と、前記各分岐管33に介装する昇降
電磁弁34及び戻り管36に介装する下降電磁弁37と
を接続したCPU内蔵のコントロ−ラ40を設け、前記
上昇又は下降スイッチ22,23からの昇降指示と、こ
の昇降指示を出力している駐車機1以外の駐車機1が動
作するとき、この駐車機1における前記上昇又は下降位
置検出器41又は42による前記パレット2の移動検出
で前記油圧ユニット30による昇降動作、つまり前記モ
−タ39の運転を停止する非常停止手段43を構成した
のである。
【0023】更に詳記すると、前記上昇及び下降位置検
出器は、主としてリミットスイッチから成り、図5に示
したように前記各駐車機1の支柱4におけるパレット2
の上限位置と下限位置とに設け、前記パレット2が上限
位置に上昇したとき、該パレット2の上昇位置を検出す
ると共に下限位置に下降したとき、前記パレット2の下
降位置を検出し、これら検出結果に基づいて前記モ−タ
39に停止指令を出力する共に前記昇降電磁弁34を閉
動作させ、また、下降時には前記下降電磁弁37を閉動
作させるのである。また、前記パレット2が上昇位置及
び下降位置に位置している場合前記上昇又は下降位置検
出器41,42は、その検出信号を出力し続けるのであ
って、換言するとリミットスイッチは閉動作が継続する
のであって、この状態で前記検出器41,42を備えた
駐車機1の上昇又は下降スイッチ22,23が操作され
昇降指示が出力された場合、前記上昇又は下降位置検出
器41,42の検出信号出力はオフされるが、これは昇
降指示に基づく出力オンであるため異常信号にならない
が、昇降指示が出されていないにも拘らず他の駐車機1
の昇降指示に伴い前記モ−タ39に運転指令が出力さ
れ、昇降動作を行う場合に、前記駐車機1における前記
上昇又は下降位置検出器41,42の検出信号出力がオ
フされると、前記昇降電磁弁34が作動不良を起こして
いると判断し、この検出信号オフを異常信号として前記
モ−タ39に停止信号を出力して該モ−タ39を停止す
るようにするのである。
【0024】尚、以上のようにCPUを内蔵したコント
ロ−ラ40を用いる場合、前記インターロック回路38
は前記コントロ−ラ40において構成するのであるが、
このインターロック回路38は従来例として示した特公
昭53−4758号公報に示されている電気回路を用い
てもよい。
【0025】又、以上の構成において、前記油ポンプ3
1は可変容量形油圧ポンプを用い、モ−タ39に接続す
ると共に、前記戻り管36にはコントロ−ラ44を介装
するのであり、前記各油圧シリンダ11のヘッド側室に
は、図1点線で示したように前記油タンク35に連通す
るドレン管45を接続しており、前記油圧シリンダ11
のロッド側室に圧力油を供給することにより前記油圧シ
リンダ11のピストン11a及び該ピストン11bに連
結するロッド11bを下降させ、前記パレット2を上昇
させ、また、前記油圧シリンダ11のロッド側室を前記
戻し管36を介して前記油タンク35に開放することに
より前記ロッド側室の油が前記パレット2の自重及び車
輌が搭載されている場合には、この車輌の自重とによ
り、前記分岐管33及び戻し管36を経て油タンク35
に戻され、前記コントロ−ラ44の制御のもとに前記パ
レット2が所定速度で下降させられるのである。
【0026】また、以上の構成において、前記モ−タ3
9に停止信号を出力して該モ−タ39を停止する場合前
記異常信号をもとに、昇降指示をしている駐車機1以外
の駐車機1の誤作動を表示する表示手段、例えばランプ
又はブサー等の表示手段46を前記駐車機1又は前記コ
ントロ−ラ40に設けるのが好ましい。
【0027】また、前記コントロ−ラ40には、前記非
常停止手段43の作動で昇降動作を停止した後、誤作動
した駐車機1のパレット2を、この駐車機1に対応して
設ける前記上昇スイッチ22の操作で上昇させ、このパ
レット2の上昇位置を検出する上昇位置検出器41の動
作で前記非常停止手段43による昇降動作停止を解除す
る非常停止解除手段47を設けるのが好ましい。
【0028】この場合、誤作動した駐車機1の確認は、
前記表示手段46を設けることにより容易に行えるし、
また、非常停止後でも上昇スイッチ22の操作で、誤作
動駐車機1の上昇運転が行えるようにすることも容易に
行えるのである。また、前記誤動作駐車機1のパレット
2を上昇位置に上昇させることにより、この上昇位置で
は前記安全装置25が作動し上昇位置でのロックが可能
であるから、非常停止を解除しても安全性を確保できる
のであって、誤作動駐車機1の保守が完了するまで全駐
車機1が使えなくなることの問題を回避できる。
【0029】尚、図1及び図5において48は、前記昇
降電磁弁34を内装した油圧配管ボックスであって、各
駐車機1の背部に配置している。
【0030】次に以上の如く構成する作動制御装置の動
作を図2及び図3に示したフローチャートに従って説明
する。
【0031】先ず、一つの駐車機1のパレット2を上昇
する場合を、図2により説明すると、上昇スタートは、
前記駐車機1(指令駐車機という)に設けた上昇スイッ
チ22を操作することにより行うのであって、このとき
最初に他の駐車機1が運転中かどうかが判断され(ST
1)、運転中であれば前記上昇スイッチ22を操作して
も運転しない(ST2)。
【0032】そして、他の駐車機1が運転されていなけ
れば、上昇スイッチ22が作動している場合、つまりス
テップ(ST3)においてYES の場合には、先ず他の駐
車機1にそれぞれ設ける下降位置検出器42(下降端リ
ミットスイッチという)が作動しているか否かが判断さ
れ(ST4)作動していなければ、前記指令駐車機1の
上昇位置検出器41(上昇端リミットスイッチという)
が作動しているか否かが判断され(ST5)、該スイッ
チ41が作動していない場合、つまり前記パレット2が
上昇位置に上昇していない場合には、昇降電磁弁34を
ONして開動作すると共にモ−タ39をONして駆動す
るのであり(ST6)、このモ−タ39の駆動により油
ポンプ31から吐出される油が前記指令駐車機1の油圧
シリンダ11に供給され、パレット2が上昇運転させら
れる(ST7)。
【0033】そして、前記パレット2の上昇により、前
記下降端リミットスイッチ42が外れるのであり(ST
8)、所定位置まで上昇し、前記上昇端リミットスイッ
チ41が作動すると、ステップ5の判断がYES となり、
昇降電磁弁34がオフされて閉じ、モ−タ39が停止し
(ST9)、前記パレット2の上昇運転が自動的に停止
する(ST10)。
【0034】また一方、以上のように行う上昇運転にお
いて、前記ステップ4(ST4)での判断がYES の場
合、つまり指令駐車機1の上昇運転に伴い他の駐車機1
のうち、例えば一つの駐車機1のパレット2が昇降指示
がないにも拘らず移動し、この駐車機1に設ける下降端
リミットスイッチ42がオフする場合、このオフ信号を
異常信号として、前記非常停止手段43を動作させ、前
記指令駐車機1の昇降電磁弁34をオフして閉じると共
に前記モ−タ39をオフして停止するのである(ST1
1)。このとき、誤作動した前記駐車機1(不良機とい
う)の表示を前記表示手段46で行うのである(ST1
2)。
【0035】また、以上の非常停止後は、前記不良機の
上昇運転のみが可能になるのであって(ST13)、こ
の不良機1の上昇スイッチ22を操作して上昇させるの
である。そして、この上昇運転で前記不良機1の上昇端
リミットスイッチ41が作動したとき(ST14)、こ
の作動をもとに前記非常停止手段43による非常停止モ
ードを前記非常停止解除手段47により解除するのであ
る(ST15)。
【0036】次に、一つの駐車機1のパレット2を下降
する場合を図3により説明すると、この下降モードは前
記した上昇モードの場合と変わりないのであって、下降
スイッチ23を操作して下降スタートすることゝ、他の
駐車機1が運転中でなく、下降スイッチ23が作動して
いて、他の駐車機1の下降端リミットスイッチ42が作
動しておらず、かつ、指令駐車機1の下降端リミット4
2が作動していないと昇降電磁弁34と下降電磁弁37
とがともにオンして前記パレット2の下降運転が行わ
れ、この下降運転で前記下降端リミットスイッチ42が
作動することにより下降運転が停止される点で相違する
だけであって、非常停止及び非常停止解除は上昇時と同
じである。
【0037】従って、図3において図2に対応するステ
ップ表示は同一符号とした。
【0038】また、前記上昇モード及び下降モードにお
いて、上昇スイッチ22又は下降スイッチ23の操作が
開放されるとその段階で動作している昇降電磁弁34及
び下降電磁弁37がオフされ、モ−タ39が停止されて
運転が中断される(ST16)。
【0039】また、スイッチ(ST4)において指令駐
車機1以外の他の駐車機1における下降端リミットスイ
ッチ42が作動したか否かを判断してYES の場合に非常
停止を実行しているが、これは誤作動する駐車機1が上
昇位置にある場合、前記安全装置25で上昇位置にロツ
クされていることから、前記昇降電磁弁34に作動不良
があっても下降することがなく、従って、前記上昇端リ
ミットスイッチ41が作動することはなく、また、安全
性から問題が生ずることがないのであるからであるが、
上昇端リミットスイッチ41の作動つまり、オン状態か
らオフ状態の作動も判断して非常停止を実行するように
してもよい。
【0040】また、下降モードにおいても前記下降端リ
ミットスイッチ42の作動を判断して非常停止を実行す
るのは、誤作動する駐車機1が空の場合、指令駐車機1
の下降運転で上昇することが生ずるからであって、前記
パレット2の自重が軽く、前記フローコントロ−ラ44
で調整する流量が比較的大きい場合のように指令駐車機
1の下降運転て誤作動駐車機1のパレット2が上昇する
ことがない指令には特に必要でない。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上のように複数の駐車機1
と、一つの油圧ユニット30とを備え、昇降電磁弁34
及び下降電磁弁37の開動作と、油ポンプ31の駆動と
により一つの前記駐車機1のパレット2を昇降させるよ
うにした多段式多連駐車装置において、前記各駐車機1
に上昇スイッチ22と下降スイッチ23とを設ける他、
前記パレット2の上昇位置と下降位置とを検出し、か
つ、上昇位置及び下降位置からのパレット2の移動を検
出する上昇位置検出器41と下降位置検出器42とを備
えると共に、前記上昇又は下降スイッチ22,23を操
作している駐車機1以外の駐車機1が動作するとき、該
駐車機1におけるパレット2の移動検出で前記油圧ユニ
ット30による昇降動作を停止する非常停止手段43を
設けたから、前記上昇スイッチ22又は下降スイッチ2
3を操作している駐車機1以外の駐車機1のパレット2
が誤作動するとき、この誤作動の検出で前記油圧ユニッ
ト30による昇降動作を非常停止できるので、前記昇降
電磁弁34に作動不良があり、昇降指示を出力していな
いにも拘らず指令駐車機以外の駐車機のパレットが誤作
動するのを防止でき、事故等の発生を未然に防止するこ
とができるのである。
【0042】また、前記表示手段46を設けて、誤作動
を表示することにより、作動不良等を起こしている昇降
電磁弁34の確認を迅速かつ、容易にでき、その保守を
的確、かつ、スムーズに行えるのである。
【0043】また、前記非常停止手段43で停止した場
合誤作動した駐車機1のパレット2の駐車機1に対応し
て設ける上昇スイッチ22の操作で上昇させ、このパレ
ット2の上昇位置を検出する上昇位置検出器41の動作
で前記非常停止手段43による昇降動作停止を解除する
非常停止解除手段47を設けることにより、安全に非常
停止解除が行える。即ち、多段駐車装置にいおては、安
全性を考慮してパレットが上昇位置にあるとき、不用意
な下降をなくするために前記パレット2を上昇位置でロ
ックする安全装置が設けられていることから、一旦上昇
させてこの安全装置を作用させ、上昇位置でパレットを
ロックした後、非常停止を解除することにより安全性を
確保した上で非常停止解除が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の油圧及び制御系を示す説明図。
【図2】上昇モードのフローチャート図。
【図3】下降モードのフローチャート図。
【図4】本発明装置を適用する一つの駐車機の概略斜視
図。
【図5】同じく概略側面図。
【図6】安全装置の一例を示す拡大側面図。
【図7】従来例の油圧及び制御系を示す説明図。
【符号の説明】
1 駐車機 2 パレット 11 油圧シリンダ 22 上昇スイッチ 23 下降スイッチ 30 油圧ユニット 32 油ポンプ 33 分岐管 34 昇降電磁弁 35 油タンク 36 戻り管 37 下降用電磁弁 41 上昇位置検出器 42 下降位置検出器 43 非常停止手段 46 表示手段 47 非常停止解除手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット2と該パレット2を昇降させる
    油圧シリンダ11とを備えた複数の駐車機1と、前記各
    油圧シリンダ11に連通し、これら各油圧シリンダ11
    を昇降動作させる油ポンプ31をもった1つの油圧ユニ
    ット30とを備え、前記油ポンプ31の吐出側に接続さ
    れる吐出主管32から前記各油圧シリンダ11に連通す
    る複数の分岐管33を分岐して、これら分岐管33に、
    昇降操作指示により開動作する昇降電磁弁34をそれぞ
    れ介装すると共に、前記吐出主管32に油タンク35に
    開放する戻り管36を設けて、該戻り管36に下降指示
    により開動作する下降電磁弁37を介装した多段式多連
    駐車装置の作動制御装置であって、前記各駐車機1は上
    昇スイッチ22と下降スイッチ23及び前記パレット2
    の上昇位置と下降位置とを検出し、かつ、上昇位置及び
    下降位置からのパレット2の移動を検出する上昇位置検
    出器41と下降位置検出器42とを備えると共に、前記
    上昇又は下降スイッチ22,23を操作している駐車機
    1以外の駐車機1が動作するとき、該駐車機1における
    パレット2の移動検出で前記油圧ユニット30による昇
    降動作を停止する非常停止手段43を備えていることを
    特徴とする多段式多連駐車装置の作動制御装置。
  2. 【請求項2】 上昇又は下降スイッチ22,23を操作
    している駐車機1以外の駐車機1が動作するとき、該駐
    車機1におけるパレット2の移動検出で、その誤作動を
    表示する表示手段46を設けている請求項1記載の多段
    式多連駐車装置の作動制御装置。
  3. 【請求項3】 非常停止手段43の作動で昇降動作を停
    止後、誤作動した駐車機1のパレット2を、該駐車機1
    に対応して設ける上昇スイッチ22の操作で上昇させ、
    このパレット2の上昇位置を検出する上昇位置検出器4
    1の動作で前記非常停止手段43による昇降動作停止を
    解除する非常停止解除手段47を備えている請求項1又
    は2記載の多段式多連駐車装置の作動制御装置。
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