JPH0813836A - 駐車装置の作動制御装置 - Google Patents

駐車装置の作動制御装置

Info

Publication number
JPH0813836A
JPH0813836A JP14602894A JP14602894A JPH0813836A JP H0813836 A JPH0813836 A JP H0813836A JP 14602894 A JP14602894 A JP 14602894A JP 14602894 A JP14602894 A JP 14602894A JP H0813836 A JPH0813836 A JP H0813836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
parking
valve
signal
end position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14602894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kaneuchi
斉 金内
Masahiro Kono
雅浩 河野
Akira Nakamura
明 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP14602894A priority Critical patent/JPH0813836A/ja
Publication of JPH0813836A publication Critical patent/JPH0813836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁開閉弁に通常の漏れがあっても車輌の入
出庫に支障をきたさない作動制御装置を提供する。 【構成】 油圧ポンプ14から吐出主管15および電磁
開閉弁17を介設した分岐管16を経てパレット12を
昇降させる各油圧シリンダ13に作動油を供給し、各油
圧シリンダ13内の作動油を、吐出主管から分岐する戻
り管30に介設した電磁切換弁19を開いてタンク18
に排出する。コントローラ1により、パレットの上昇端
及び下降端位置を夫々検出するリミットスイッチ22,
23からの検出信号により、いずれかのパレットの昇降
操作の終了を確認した後、残りのパレットのうち上昇端
リミットスイッチ22からの検出信号がないパレットの
みについて、そのパレットに係る電磁開閉弁17に一定
時間開指令信号を出力し、かつ油圧ポンプ14に停止信
号を出力し、かつ電磁切換弁19をタンクに連通させる
信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単一の油圧ポンプと、
パレット下降用の電磁切換弁と、車輌を搭載するパレッ
トと、これを昇降させる油圧シリンダおよびパレット昇
降用の電磁開閉弁を備えた複数の駐車機からなる駐車装
置の作動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌を搭載するパレットを油圧に
よって昇降させる駐車装置として、例えば図4に示すよ
うなものが知られている。この駐車装置は、パレット6
2を昇降させる一対の油圧シリンダ63を夫々備えた複
数の駐車機61と、吐出主管65から複数に分岐する分
岐管66を経て各シリンダ63に連通する単一の油圧ポ
ンプ64と、各分岐管66に介設されたパレット昇降用
の電磁開閉弁67と、吐出主管65からタンク68に開
放する戻り管74に介設されたパレット下降用の電磁切
換弁69と、各パレット62の上昇端位置及び下降端位
置を夫々検出する上昇端リミットスイッチ72及び下降
端リミットスイッチ73を備えている。
【0003】各駐車機61は、運転開始時に押されるキ
ースイッチ70aと,上昇スイッチ70bと,下降スイッチ
70cをもつスイッチボックス70を備え、制御部71
が、上記スイッチボックス70からの指令信号及び上記
上昇端,下降端リミットスイッチ72,73からの検出信
号を受けて、各電磁開閉弁67,電磁切換弁69および
油圧ポンプ64のモータ73に励磁信号や起動信号を出
力して、パレットの昇降を制御するようになっている。
【0004】すなわち、例えば図4の左側の駐車機61
のキースイッチ70aがまず押されると、制御部71
は、同図右側を含む残りの駐車機のキースイッチ70a
および上昇または下降スイッチ70b,70cが押されて
も、その残りの駐車機の電磁開閉弁67に励磁信号を出
力せず、この電磁開閉弁を閉鎖状態に保って、油圧シリ
ンダ63が動作しないようにする。続いて、その駐車機
の上昇スイッチ70bが押されたときは、その電磁開閉
弁67に励磁信号を出力してこれを開成させ、油圧ポン
プ64のモータ73を起動信号で起動し、これによっ
て、その油圧シリンダ63の反ロッド側室に作動油が供
給されて、ロッドの突出によりパレット62が上昇す
る。一方、その駐車機の下降スイッチ70cが押された
ときは、その電磁開閉弁67を同様に開成させ、電磁切
換弁69に励磁信号を出力してこれを開成させ、これに
よって、その油圧シリンダ63の反ロッド側室の作動油
がタンク68に排出されて、パレット62は自重により
下降する。
【0005】いま、図4の地階床にある右側の駐車機6
1が、電磁開閉弁67に漏れのある不良機で、このパレ
ット62に軽自動車などの軽い車輌が載っているとする
と、車輌を載せた左側の駐車機のパレットを1階に向か
って上昇させるとき、油圧ポンプから漏れのある電磁開
閉弁を経て不良機の油圧シリンダにも作動油が供給さ
れ、軽自動車を載せたパレットが上昇する。また、左側
の駐車機のパレットが重い車輌を載せて地階へ下降する
際、この駐車機の油圧シリンダからその電磁開閉弁およ
び電磁切換弁を経て作動油がタンクに排出されるが、戻
り管74に下降速度調整用の流量調整弁が介設されてい
ると、この流量調整弁により吐出主管65の圧力が上が
って作動油が漏れのある電磁開閉弁を経て不良機の油圧
シリンダに逆供給されて、さらに軽自動車を載せたパレ
ットが上昇することになる。こうして、他の駐車機が昇
降して車輌の入出庫がされるたびに、軽自動車を載せた
不良機のパレットが上昇し、ついには軽自動車が1階の
図示しない横行装置の車輌を載せたパレットに衝突する
虞がある。
【0006】この衝突の虞れをなくすため、図4の制御
部71は、上昇または下降スイッチ70b,70cから昇
降指令信号を出力している駐車機(指令駐車機)以外の駐
車機が、その電磁開閉弁の漏れで誤動作するとき、パレ
ット62の下降端からの上昇で下降端リミットスイッチ
73が外れることによって誤動作を検知して、油圧ポン
プ64を停止させ,総ての電磁開閉弁67に励磁信号を
出力せずにこれを閉鎖して、総ての油圧シリンダ63
(パレット62)を停止させるとともに、不良機のスイッ
チボックス70のブザー70dに警報を発せしめて異常
を知らせる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
駐車装置は、総ての駐車機61の油圧シリンダ63が単
一の油圧ポンプ64で駆動されるうえ、制御部71によ
り、上昇,下降スイッチ70b,70cが押されていないに
も拘わらず下降端リミットスイッチ73が外れてパレッ
ト62の誤動作が検知されたとき、総ての駐車機のパレ
ット62を停止させるようにしているため、不良機の電
磁開閉弁67の漏れの修理が完了しない限り、どのパレ
ットも動かせず、車輌の入出庫に支障をきたすという問
題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、パレットの昇降
操作のたびに他の上昇端にない駐車機のパレットを下降
させることによって、電磁開閉弁の漏れの集積によるパ
レットの上昇を防止できる駐車装置の作動制御装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の駐車装置の作動制御装置は、図1に例示す
るように、車輌を搭載するパレット12とこのパレット
12を昇降させる油圧シリンダ13とを備えた複数の駐
車機11と、吐出主管15から複数に分岐する分岐管1
6を経て上記各油圧シリンダ13に連通する油圧ポンプ
14と、上記各分岐管16に介設されたパレット昇降用
の電磁開閉弁17と、上記吐出主管15からタンク18
に開放する戻り管30に介設されたパレット下降用の電
磁切換弁19と、上記各パレット12の上昇端位置およ
び下降端位置を夫々検出する上昇端位置検出器22およ
び下降端位置検出器23を備えた駐車装置の作動制御装
置において、上記上昇端位置検出器22または下降端位
置検出器23からの検出信号により、いずれかのパレッ
ト12の昇降操作の終了を確認した後、残りのパレット
のうち上昇端位置検出器22からの検出信号がないパレ
ットのみについて、そのパレットに係る電磁開閉弁17
に一定時間開指令信号を出力し、かつ上記油圧ポンプ1
4に停止信号を出力するとともに、上記下降用の電磁切
換弁17をタンクに連通させる信号を出力する制御手段
1を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】駐車装置は、車輌を搭載するパレット12とこ
れを昇降させる油圧シリンダ13をもつ複数の駐車機1
1を備えている。パレット12の上昇は、そのパレット
に係る電磁開閉弁17を開成し、パレット下降用の電磁
切換弁19により戻り管30を閉鎖し、油圧ポンプ14
を起動して行なう。すると、油圧ポンプから吐出される
作動油が、吐出主管15から上記電磁開閉弁17のある
分岐管16を経てその油圧シリンダ13に供給され、パ
レット12が上昇する。パレット12が上昇端に達する
と、これを上昇端位置検出器22が検出して、検出信号
を制御手段1に出力する。
【0011】制御手段1は、上記検出信号によりそのパ
レットの上昇が終了したことを確認し、残りのパレット
のうち上昇端位置検出器22からの検出信号がないパレ
ットのみについて、そのパレットに係る電磁切換弁17
に一定時間開指令信号を出力し、かつ油圧ポンプ14に
停止信号を出力し、かつ電磁切換弁17に信号を送って
これをタンク18に連通させる。そうすると、電磁開閉
弁17の漏れなどで上昇端位置と下降端位置の間にある
パレット12は、その油圧シリンダ13の作動油が、分
岐管16の開いた電磁開閉弁17,吐出主管15,戻り管
30を経てタンク18に排出されることにより、総て下
降端に向かって一定時間下降する。
【0012】パレット12の下降は、そのパレットに係
る電磁開閉弁17を開成し、パレット下降用の電磁切換
弁19を開いて戻り管30をタンク18に開放し、油圧
ポンプ14を停止して行なう。すると、そのパレットに
係る油圧シリンダ13の作動油が、上記電磁開閉弁1
7,吐出主管15,戻り管30を経てタンク18に排出さ
れて、パレット12が下降端に達すると、これを下降端
位置検出器23が検出して、検出信号を制御手段1に出
力する。
【0013】制御手段1は、上記検出信号によりそのパ
レットの下降が終了したことを確認し、上述と同様に残
りのパレットのうち上昇端位置検出器22からの検出信
号がないパレットのみについて、そのパレットに係る電
磁切換弁17に一定時間開指令信号を出力し、かつ油圧
ポンプ14に停止信号を出力し、かつ電磁切換弁17に
信号を送ってこれをタンク18に連通させる。そうする
と、電磁開閉弁17の漏れなどで上昇端位置と下降端位
置の間にあるパレット12は、その油圧シリンダ13の
作動油が、上述と同様にタンク18に排出されることに
より、総て下降端に向かって一定時間下降する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。
【0015】図1は、本発明の駐車装置の作動制御装置
の一例を示す油圧,制御系統図である。上記駐車装置
は、車輌を搭載するパレット12とこのパレット12を
昇降させる油圧シリンダ13とを備えた3つの駐車機1
1と、吐出主管15から3つに分岐する分岐管16を経
て各油圧シリンダ13のロッド側室に連通する油圧ポン
プ14と、各分岐管16に介設したパレット昇降用の電
磁開閉弁17と、吐出主管15からタンク18に開放す
る戻り管30に介設したパレット下降用の電磁切換弁1
9と、各パレット12の上昇端位置および下降端位置を
夫々検出する上昇端リミットスイッチ22および下降端
リミットスイッチ23とを備えている。
【0016】各駐車機11は、パレット12を昇,降さ
せる指令信号を送出する上昇スイッチ20と下降スイッ
チ21を有するとともに、上昇端の付近に吊り下げたチ
ェーン24の先端を、油圧シリンダ13のロッド13b
の先端の動滑車25および上方の定滑車26を経てパレ
ット12に固定して、上記ロッド13bの没入,突出によ
ってパレット12を昇,降させる。
【0017】各油圧シリンダ13のヘッド側室は、ドレ
ン管27を経てタンク18に連通しており、電磁切換弁
19の消磁状態下で、電磁開閉弁17の励磁で管路を開
成した場合は、油圧ポンプ14からロッド側室に作動油
が供給されてロッド13bが没入(パレット12が上昇)
する一方、電磁開閉弁17の消磁により管路を閉成した
場合は、吐出主管15が電磁切換弁19の消磁状態下で
タンク18に連通しないときは、ロッド13bはその位
置で停止し、電磁切換弁19の励磁状態下でタンク18
に連通するときは、パレット12の自重でピストン13
aが上昇し,ロッド側室からタンク18へ作動油が排出さ
れて、ロッド13bが突出(パレット12が下降)する。
【0018】なお、モータ28で駆動される上記油圧ポ
ンプ14と、戻り管30の電磁切換弁19およびその上
流側に介設した可変流量調整弁29とで油圧ユニット3
1を構成している。また、各電磁開閉弁17を囲む一点
鎖線は、油圧配管ボックス32を示す。
【0019】一方、作動制御装置は、制御手段としての
コントローラ1からなり、このコントローラ1は、上
昇,下降スイッチ20,21、上昇,下降位置検出器とし
ての上昇端,下降端のリミットスイッチ22,23からの
指令信号および検出信号を受けて、各電磁開閉弁17,
電磁切換弁19,各上昇端近傍の係止部材54および油
圧ポンプ14のモータ28に励磁信号や起動信号を出力
する。そして、図4の従来例と異なり、パレット12が
下降端リミットスイッチ23から外れて、総ての駐車機
を停止させずに、これらの上昇パレットを、いずれかの
パレットの昇降操作終了の都度下降端に向かって一定時
間下降させるようになっている。
【0020】即ち、コントローラ1は、まず3台の駐車
機11における上昇スイッチ20の最初の押下のみを有
効とする。つまり、上昇スイッチ20が押されたとき
(図3のS1参照)、この上昇スイッチが押された駐車機
(指令駐車機)以外の駐車機が運転中か否かを判断し(同
S2参照)、肯と判断すれば、その駐車機を運転しない
(同S15参照)。
【0021】次に、他の駐車機が運転中でないと判断す
れば、他の総ての駐車機について各下降端リミットスイ
ッチ23が、電磁開閉弁17の漏れ等の不具合によるパ
レット12の上昇により外れたか否かを判断する。そし
て、1つでも外れたと判断すれば、不意の上昇による事
故を防止すべく、総ての油圧シリンダ13を非常停止さ
せた後(同S16参照)、制御処理を終了する。
【0022】一方、他のパレットが総て下降端にあっ
て、どの下降端リミットスイッチも外れていないと判断
すれば、不良機がないから、当該駐車機(指令駐車機)が
上昇端に達して上昇端リミットスイッチ22が作動する
まで(同S4参照)、その電磁開閉弁17を開き,油圧ポ
ンプ14を起動し(同S5参照)、閉鎖されている電磁切
換弁19によりタンク18から遮断された吐出主管15
を経て作動油をその油圧シリンダ13に供給して、パレ
ット12を上昇させる(同S6参照)。
【0023】かくて、パレット12が上昇端に達して、
これを上昇端リミットスイッチ22が検出すると、検出
信号を受けたコントローラ1は、指令駐車機の電磁開閉
弁17への励磁信号の出力を停止し、油圧ポンプ14の
モータ28に停止信号を出力して、上記パレット12を
上昇端で自動停止させる(同S8,S9参照)。
【0024】指令駐車機のパレット12が上昇端にある
ことを上記検出信号で確認したコントローラ1は、各上
昇端リミットスイッチ22からの検出信号が無いことに
より残りのパレットのうち上昇端にないものを順次判断
し、上昇端にないものについて(同S10参照)、これら
を下降端に向けて降ろすべく、順次一定時間(t秒)ずつ
その電磁開閉弁17および電磁切換弁19に励磁信号を
夫々出力して、その電磁開閉弁を開き,電磁切換弁19
により戻り管30を開く(同S11参照)。
【0025】一定時間経過後、パレット12が十分下降
したとして、上記電磁開閉弁17および電磁切換弁19
への励磁信号の出力を夫々停止して、この電磁開閉弁を
閉鎖し,電磁切換弁により戻り管30を閉鎖する(同S1
2参照)。以上の判断および下降操作は、総ての他の駐
車機について繰り返され(同S13参照)、繰り返し数i
が、他の駐車機の総数Iになると(同S14参照)、制御
処理を終了するのである。
【0026】図2は、駐車機11の概略構造の一例を示
す斜視図であり、この駐車機11は、一対のベース部材
40,41に、夫々上端が梁46,47で継がれた2本の
支柱42,43;44,45を立設し、ベース部材40
に、動滑車25を先端に取り付けたロッド13bを上に
向けて油圧シリンダ13を立設するとともに、一端を梁
46に固定したチェーン24を、上記動滑車25および
同じ梁46に固定した定滑車26に掛け渡して垂れ下
げ、垂れ下げたチェーン24の他端をパレット12に固
定している。
【0027】また、パレット12の前方で出入口12a
に向かって左および右の側部に、夫々第1スプロケット
48と反転スプロケット49および第2のスプロケット
50を取り付け、これらのスプロケット48,49,50
に、一端を右の梁10に,他端を左のベース部材40に
夫々固定したチェーン51を掛け渡して、油圧シリンダ
13による昇降時にパレット12が左右に傾動しないよ
うにしている。更に、パレット12の後方で左右の側部
には、支柱43,45を夫々斜めに挾む一対のガイドロ
ーラ52を枢支したブラケット53を固定して、パレッ
ト12の昇降を案内するようにしている。
【0028】図1の各上昇端近傍の枠などに設けられた
係止部材54は、旋回するアームが上昇してきたパレッ
ト12の縁に係合するようにばねで付勢され、パレット
12を下降しないように上昇端に保持するとともに、下
降スイッチ21からの指令信号を受けたコントローラ1
から出力される信号により、ソレノイドが作動して上記
アームをばねに抗して旋回させて係合が外れるようにな
っている。
【0029】なお、本発明の作動制御装置は、図2で述
べたもの以外の駐車装置にも適用できるのはいうまでも
ない。
【0030】上記構成の作動制御装置の動作について、
図3のフローチャートを参照しつつ次に述べる。
【0031】コントローラ1は、まず、ステップS1
で、各駐車機11の上昇スイッチ20が押されているか
否かを判断する。そして、上昇スイッチ20が押されて
いると判断すると、ステップ2で、他の駐車機が運転中
か否かを判断し、他の駐車機が1つでも運転中である
と、ステップS15に進んで、上昇スイッチが押された
駐車機の運転を行なわずにインターロックをかける。
【0032】一方、他の駐車機がいずれも運転中でない
場合は、ステップS3に進んで、これらの駐車機の下降
端リミットスイッチ23からパレット12が、電磁開閉
弁17の漏れなどの不具合によるパレット12の上昇に
より外れたか否かを、そのスイッチ23からの検出信号
の有無で判断する。そして、パレットの上昇で下降端ス
イッチの1つでもパレット12から外れたと判断すれ
ば、パレット上昇による事故を防止すべく、ステップS
16に進んで、油圧ポンプ14を停止させ、総ての電磁
開閉弁17を消磁により閉鎖して、総ての油圧シリンダ
13つまりパレット12を非常停止させる。
【0033】ステップS3で、他のパレット12が総て
下降端にあって、どの下降端リミットスイッチ23も外
れていないと判断すれば、不良機がないから、ステップ
S5に進んで、指令駐車機の電磁開閉弁17に励磁信号
を送ってこれを開き、モータ28に起動信号を送って油
圧ポンプ14を起動する。このとき、電磁切換弁19
は、消磁により戻り管30を閉鎖しているので、油圧ポ
ンプ14から吐出された作動油は、吐出主管15,分岐
管16を経て指令駐車機の油圧シリンダ13のロッド側
室に供給され、ステップS6で、ロッドの没入に伴って
パレット12は上昇を始め、ステップS7で、パレット
12は下降端リミットスイッチ23から外れる。パレッ
ト12の上昇は、上昇端リミットスイッチ22に達する
まで続き、このリミットスイッチ22は、上昇してきた
パレット12を検出(パレットで作動)して検出信号を出
力する一方、パレット12は、上昇端近傍の係止部材5
4で係止されて上昇端に保持される。
【0034】上記検出信号を受けたコントローラ1は、
ステップS4で肯と判断して、ステップS8に進み、指
令駐車機の電磁開閉弁17への励磁信号の送出を停止
し、モータ28に停止信号を送って油圧ポンプ14を停
止させ、ステップS9で、パレット12は、上昇端で自
動停止し、かつ保持される。
【0035】コントローラ1は、上記検出信号によって
指令駐車機のパレット12が上昇端にあることを確認す
ると、ステップS10で、各上昇端リミットスイッチ2
2からの検出信号が無い(リミットスイッチが作動して
いない)ことにより残りのパレットのうち上昇端にない
ものを判断し、上昇端にないi番目のパレット12に対
してのみ、これらを下降端に向けて降ろすべくステップ
S11,S12の制御を行なう。即ち、ステップS11
で、一定時間(t秒)だけi番目の電磁開閉弁17および電
磁切換弁19に励磁信号を夫々送って、i番目の電磁開
閉弁17を開き,電磁切換弁19によって戻り管30を
タンク18に向けて開く。すると、パレット12の自重
によって、i番目の油圧シリンダ13のロッド側室の作
動油が、分岐管16,吐出主管15,戻り管30を経てタ
ンク18に排出され、ロッドの突出に伴ってパレット1
2は下降を始める。
【0036】次いで、上記一定時間が経過すると、下降
端リミットスイッチ23の不感帯の長さ内で下降端から
僅に上昇していたi番目のパレット12は、下降端まで
降りてきているので、コントローラ1は、ステップS1
2で、i番目の電磁開閉弁17および電磁切換弁19へ
の励磁信号の送出を夫々停止し、この電磁開閉弁17を
閉鎖し,電磁切換弁19により戻り管30を閉鎖する。
【0037】上述のステップS10〜S14の制御は、
指令駐車機以外の続く(i+1)番目の駐車機についても
繰り返され、i番目のパレットの上昇端リミットスイッ
チ22が作動している場合は、ステップS11,S12
の制御をジャンプしてステップ13でiがインクリメン
トされるだけである。そして、コントローラ1は、ステ
ップS14で、繰り返し数iが指令駐車機以外の駐車機
の総数Iになったと判断すると、制御を終了する。
【0038】このように、上記実施例では、電磁開閉弁
17に漏れがあって、この漏れの累積により油圧シリン
ダで駆動されるパレットが、下降端位置検出器の不感帯
を越えて上昇して総ての駐車機に非常停止がかかる前
に、指令駐車機の昇降操作が終了する都度、残りの上昇
端にない総ての駐車機のパレットを一定時間だけ下降さ
せるようにしているので、従来のように非常停止によっ
て他の利用者の車輌の入出庫が妨げられることがない。
【0039】また、上記実施例では、下降端位置検出器
が不感帯を越えるパレットの上昇を検出したとき、非常
停止を行なうようにしたが、電磁開閉弁に通常程度の漏
れがあっても、指令駐車機の1回に昇降操作で他の駐車
機のパレットは下降端位置検出器の不感帯を越えるほど
上昇せず、僅に上昇したパレットも上記一定時間の下降
操作で下降端まで降りるので、上記非常停止を行なう制
御は取り除いてもよい。
【0040】また、図示しないが、駐車機の上昇端であ
る1階床にパレットの横行装置がある昇降横行式の駐車
装置の場合、漏れがある電磁開閉弁に係るパレットが、
指令駐車機に係るパレットの昇降操作終了の都度、一定
時間だけ下降せしめられるので、上昇の累積により地階
のパレットに載った車輌が、1階のパレットに衝突する
こともなくなる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
駐車装置の作動制御装置は、油圧ポンプから吐出主管お
よび電磁開閉弁を介設した分岐管を経てパレットを昇降
させる各油圧シリンダに作動油を供給し、各油圧シリン
ダ内の作動油を、吐出主管から分岐する戻り管に介設し
た電磁切換弁を開いてタンクに排出する駐車装置におい
て、制御手段によって、上記パレットの上昇端及び下降
端位置を夫々検出する検出器からの信号により、いずれ
かのパレットの昇降操作の終了を確認した後、残りのパ
レットのうち上昇端位置検出器からの検出信号がないパ
レットのみについて、そのパレットに係る電磁開閉弁に
一定時間開指令信号を出力し、かつ上記油圧ポンプに停
止信号を出力し、かつ上記電磁切換弁をタンクに連通さ
せる信号を出力するようにしているので、駐車機のパレ
ットが1回の昇降を終えるたびに、電磁開閉弁の漏れな
どで下降端から少し上昇した他の駐車機のパレットが総
て一定量下降し、電磁開閉弁の漏れの累積によるパレッ
ト上昇が累積することがない。従って、電磁開閉弁の漏
れによる上昇の累積によりパレットに載った車輌が、上
部の部材やパレットに衝突することもなくなる。また、
パレットが一定量以上意図に反して上昇した場合に非常
停止する装置を設けても、漏れの累積により非常停止す
ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の駐車装置の作動制御装置の一実施例
を示す油圧,制御系統図である。
【図2】 図1の駐車機の構造を示す斜視図である。
【図3】 図1のコントローラによる制御の流れを示す
フローチャートである。
【図4】 従来の駐車装置の油圧,制御系統を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…コントローラ、11…駐車機、12…パレット、1
3…油圧シリンダ、14…油圧ポンプ、15…吐出主
管、16…分岐管、17…電磁開閉弁、18…タンク、
19…電磁切換弁、20…上昇スイッチ、21…下降ス
イッチ、22…上昇端リミットスイッチ、23…下降端
リミットスイッチ、24…チェーン、54…係止部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌を搭載するパレット(12)とこのパ
    レット(12)を昇降させる油圧シリンダ(13)とを備え
    た複数の駐車機(11)と、吐出主管(15)から複数に分
    岐する分岐管(16)を経て上記各油圧シリンダ(13)に
    連通する油圧ポンプ(14)と、上記各分岐管(16)に介
    設されたパレット昇降用の電磁開閉弁(17)と、上記吐
    出主管(15)からタンク(18)に開放する戻り管(30)
    に介設されたパレット下降用の電磁切換弁(19)と、上
    記各パレット(12)の上昇端位置および下降端位置を夫
    々検出する上昇端位置検出器(22)および下降端位置検
    出器(23)を備えた駐車装置の作動制御装置において、 上記上昇端位置検出器(22)または下降端位置検出器
    (23)からの検出信号により、いずれかのパレット(1
    2)の昇降操作の終了を確認した後、残りのパレットの
    うち上昇端位置検出器(22)からの検出信号がないパレ
    ットのみについて、そのパレットに係る電磁開閉弁(1
    7)に一定時間開指令信号を出力し、かつ上記油圧ポン
    プ(14)に停止信号を出力するとともに、上記下降用の
    電磁切換弁(17)をタンクに連通させる信号を出力する
    制御手段(1)を備えたことを特徴とする駐車装置の作動
    制御装置。
JP14602894A 1994-06-28 1994-06-28 駐車装置の作動制御装置 Pending JPH0813836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14602894A JPH0813836A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 駐車装置の作動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14602894A JPH0813836A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 駐車装置の作動制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0813836A true JPH0813836A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15398479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14602894A Pending JPH0813836A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 駐車装置の作動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0813836A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102605987A (zh) * 2011-12-09 2012-07-25 江南嘉捷电梯股份有限公司 停车设备的安全保护装置
CN107176054A (zh) * 2017-06-29 2017-09-19 安徽先能新能源科技股份有限公司 一种立体车库充电桩系统及其实现方法
CN107284286A (zh) * 2017-07-31 2017-10-24 青岛特来电新能源有限公司 一种设备充电装置及设备充电弓
CN107351721A (zh) * 2017-07-31 2017-11-17 青岛特来电新能源有限公司 一种设备充电装置及设备充电弓
CN107839763A (zh) * 2017-10-27 2018-03-27 徐州徐工矿山机械有限公司 一种矿用自卸车的驾驶室前护栏装置及其控制方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102605987A (zh) * 2011-12-09 2012-07-25 江南嘉捷电梯股份有限公司 停车设备的安全保护装置
CN102605987B (zh) * 2011-12-09 2014-03-26 江南嘉捷电梯股份有限公司 停车设备的安全保护装置
CN107176054A (zh) * 2017-06-29 2017-09-19 安徽先能新能源科技股份有限公司 一种立体车库充电桩系统及其实现方法
CN107284286A (zh) * 2017-07-31 2017-10-24 青岛特来电新能源有限公司 一种设备充电装置及设备充电弓
CN107351721A (zh) * 2017-07-31 2017-11-17 青岛特来电新能源有限公司 一种设备充电装置及设备充电弓
CN107351721B (zh) * 2017-07-31 2023-07-25 青岛特来电新能源科技有限公司 一种设备充电装置及设备充电弓
CN107284286B (zh) * 2017-07-31 2024-03-05 青岛特来电新能源科技有限公司 一种设备充电装置及设备充电弓
CN107839763A (zh) * 2017-10-27 2018-03-27 徐州徐工矿山机械有限公司 一种矿用自卸车的驾驶室前护栏装置及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7165486B2 (en) Apparatus and method for hydraulically controlling a vehicle restraint
JPH0813836A (ja) 駐車装置の作動制御装置
KR950013888B1 (ko) 자동차 주차시스템
US6896469B2 (en) Apparatus and method for hydraulically controlling a vehicle restraint
JP4620567B2 (ja) エレベータ式機械式駐車設備
WO1999064332A1 (en) Hydraulic control circuit for a dock leveler
US20040005210A1 (en) Apparatus and method for hydraulically controlling a vehicle restraint
JP2005246986A (ja) 安全装置付荷受台昇降装置
JP2785600B2 (ja) 多段式多連駐車装置の作動制御装置
US3709330A (en) Lifter for vehicles
KR100283854B1 (ko) 휠 돌리의 유압제어기구
JP2000027477A (ja) 機械式立体駐車設備
JP3048304B2 (ja) 負荷昇降システム
JP4572488B2 (ja) 立体駐車装置の車両水没防止装置
JP7490498B2 (ja) 格納式荷受台昇降装置
RU2079734C1 (ru) Гидропривод транспортной машины-самосвала
JP3523766B2 (ja) エレベータ式自動めっき装置の上昇動作異常警報装置
JPH09302976A (ja) エレベータ式駐車装置
JP6863868B2 (ja) 格納式荷受台昇降装置
JPH08245194A (ja) オートリフト
JP2561608Y2 (ja) ツウシリンダー型の車輌用リフト装置
JP3730069B2 (ja) 油圧エレベーターの床沈み自動測定装置
JPH08233640A (ja) 荷役車両の積載重量計測装置
JPH11292498A (ja) ピッキングフォークリフト
JPS6132945Y2 (ja)