JP2785570B2 - 建築用梁組装置によるrc高層ビルの構築方法 - Google Patents

建築用梁組装置によるrc高層ビルの構築方法

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JP2785570B2
JP2785570B2 JP4068709A JP6870992A JP2785570B2 JP 2785570 B2 JP2785570 B2 JP 2785570B2 JP 4068709 A JP4068709 A JP 4068709A JP 6870992 A JP6870992 A JP 6870992A JP 2785570 B2 JP2785570 B2 JP 2785570B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築用梁組装置による鉄
筋コンクリート高層ビル(以下RC高層ビルとする。)
の構築方法に関し、特に、構築途中にある柱上部を足掛
かりとしてこれの上方に新たに柱部材を継足しつつRC
高層ビルを構築して行く建築用梁組装置によるRC高層
ビルの構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】RC造の高層ビルの構築方法として、従
来の大型揚重機器を用いる工法にかわり作業の自動化に
より効率良く高層ビルの構築を行うべく、構築途中にあ
る柱上部に取り付けられてこれの上方に延長し、柱の上
方に新たに柱を継足しつつ上方に移動する移動フレーム
を備えた建築用梁組装置による施工方法が、例えば特開
平3−267432号公報に記載されている。
【0003】この建築用梁組装置による構築方法では、
移動フレーム50が、図3に示すように、構築すべき柱
55(図4参照)の四隅に位置するガイドロッド51
と、ガイドロッド51の下端部に取付けた上下一対の締
付バンド52及び伸縮ジャッキ53と、ガイドロッド5
1に対し回転可能に取付けられて開閉する移動型枠54
とによって構成され、図4(イ)及び(ロ)に示すよう
に、構築途中にある柱55の上方に移動型枠54をセッ
トしてここにコンクリートを打設し((イ)参照)、コ
ンクリートの硬化後に移動型枠54を開放するととも
に、締付バンド52と伸縮ジャッキ53とによっていわ
ゆる尺取り虫方式によって移動フレーム50を上方に移
動し(()参照)、さらに上方に柱55を継足してゆ
くものである。なお、移動フレーム50の上端部には鉄
骨梁56が架設され、これに沿って移動する移動懸吊装
置57により梁58や床板59等の他の本設構造部材の
取付け作業、およびコンクリートの打設作業等が行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、かか
る従来の建築用梁組装置によるRC高層ビルの構築方法
では、建築用梁組装置の一部である移動フレーム50に
一体的に取付けた移動型枠54を用いて、柱55を継足
すためのコンクリートを打設するので、コンクリートの
打設後の一定の養生期間は梁組装置を上方に移動させる
ことができず、このため構築完了迄の工期が遅延すると
いう問題があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点を鑑みてなさ
れたもので、その目的は、コンクリートを打設した後に
即座に梁組装置を上方に移動させることを可能にして、
工期の短縮を図ることのできる建築用梁組装置によるR
C高層ビルの構築方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、構築途中にあるコンクリート製の柱上部
に取り付けられてこれの上方に延長し、前記柱の上方に
新たにコンクリート製の柱部材を継足しつつ継足した柱
を足掛かりとして、上方に移動する複数の移動フレーム
を備えた建築用梁組装置によるRC高層ビルの構築方法
において、前記柱の継足しを、既設の柱の上方に柱の外
周部を構成する型枠兼用のプレキャストコンクリート製
(以下PC製とする。)筒状体を設置し、該筒状体の内
部にコンクリートを打設することによって行なうことを
特徴とするものである。
【0007】ここで、前記構築途中にある柱の上方に取
付けられるPC製の筒状体は、例えば、予め角筒状、円
筒状等に一体成型されあるいは組立てられたプレカラム
を、梁組装置に備えた各種クレーン施設によって柱の上
方に取付けることが好ましく、また、PC製の板部材等
を柱上方で筒状に組立ててもよい。
【0008】
【作用】本発明の建築用梁組装置によるRC高層ビルの
構築方法では、構築途中にある柱の上方に設置される、
柱の外周部を構成して柱の一部となるPC製筒状体を型
枠として、これの内部にコンクリートを打設しつつ柱を
継足して行く。そして、前記PC製筒状体を足掛かりと
して梁組装置を上方に移動することにより、筒状体の内
部に打設したコンクリートの硬化を待つことなく、さら
に上層階のビルを構築すべく次の工程に移行することを
可能にする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0010】本実施例のRC高層ビルの構築方法に使用
する建築用梁組装置10は、図1及び図2に示すよう
に、移動フレーム11と、移動フレーム11の上部に取
付けた第一の軌道としての上方クレーンガーダー12及
びこれに沿って走行移動するトロリークレーン13と、
移動フレーム11の下部に取付けた第二の軌道としての
下方クレーンガーダー14及びこれに沿って走行移動す
る天井クレーン15とを備える。
【0011】移動フレーム11は、構築すべき柱17の
四隅に位置するガイドロッド20を枠状に配設したもの
で、下端部に昇降装置16を有し、既設の柱17に沿っ
て上方に移動する。すなわち、昇降装置16は一対の締
付バンド18と、これらの間に介装する伸縮ジャッキ1
9とによって構成され、上方の締付バンド18を開放す
るとともに伸縮ジャッキ19を伸長して移動フレーム1
1を上方に移動し、次に下方の締付バンド18を開放し
て伸縮ジャッキ19を収縮し、いわゆる尺取り虫方式に
よって移動フレーム11を上方に移動するものである。
【0012】そして、移動フレーム11の上端部には、
複数の移動フレーム11にわたって縦横に上方クレーン
ガーダー12が架設されている。上方クレーンガーダー
12は例えばI型鋼からなり、移動フレーム11の上端
部中央を横切って配設される。したがって、トロリーク
レーン13は既設の柱17の直上に移動することができ
るので、既設の柱17に後述するプレカラム25を取付
ける作業やこれの内部にコンクリートを打設する作業を
容易に行なうことができる。なお、雨天時等の天候の影
響を受けることなく高層ビルの構築作業を行なうことが
できるよう、上方クレーンガーダー12の上方は膜構造
屋根22で覆われている。
【0013】一方、移動フレーム11の下端部には天井
クレーン15を走行移動させるための下方クレーンガー
ダー14が架設されている。すなわち、下方クレーンガ
ーダー14は例えばI型鋼からなり、移動フレーム11
の外周において、前記昇降装置16の上方の締付バンド
18上に載置架設される。そして、天井クレーン15は
隣接する本設柱17に取付けた対向する下方クレーンガ
ーダー14の間に架設され、これらに沿って移動する。
したがって、天井クレーン15に取付けた懸吊装置23
は下方クレーンガーダー14によって挾まれる領域の略
全域にわたって移動し、したがって、梁部材24等の柱
17以外の他の本設構造部材の取付作業を容易に行なう
ことができる。
【0014】そして、本実施例におけるRC高層ビルの
構築方法では、構築途中にある既設の柱17を足掛かり
として、これの上方に新たにコンクリートを打設して柱
を継足しつつ継足した柱を足掛かりとして建築用梁組装
置10を上方に移動しながら高層ビルの構築を行なう。
ここで、柱を上方に継足すには型枠兼用のプレカラム2
5を使用する。すなわち、建築用梁組装置10によって
覆われる作業施設等においてPC部材片を組立てて成型
された、あるいは工場等において一体成型された、柱1
7と同一の断面外周形状を有する筒状のプレカラム25
を前記トロリークレーン13によって吊り上げ、これを
柱17の上端に設置する。そして、設置したプレカラム
25の内部の空洞には所定の鉄筋を配設するとともにこ
こにコンクリートを打設し、これによって鉄筋コンクリ
ート製の新たな柱を形成する。
【0015】ここで、建築用梁組装置10は、プレカラ
ム25の内部に打設したコンクリートの硬化を待つこと
なく、前記移動フレーム11の昇降装置16により上方
に移動させることができる。すなわち、継足された鉄筋
コンクリート製の柱はその外周が所定の強度を有するプ
レカラム25によって囲まれるため、当該プレカラム2
5を足掛かりとしてこれに建築用梁組装置10の荷重を
支持させることにより、コンクリートの打設直後におい
ても即座に建築用梁組装置10を上方に移動することが
でき、したがって、さらに上層階のビルの躯体を構築す
べく次の工程に迅速に移行することができる。
【0016】なお、本実施例では、構築途中にある柱1
7の上方に新たに柱を継足すべく使用する型枠兼用のP
C製筒状体としてプレカラム25を使用したが、建築用
梁組装置10の荷重を支持しうる所定の強度を有するも
のであれば、これに限定されず、例えば、PC製の板部
材を柱の上方において筒状に組立てて用いることもでき
る。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の建築用梁組
装置によるRC高層ビルの構築方法では、柱の継足し
を、既設の柱の上方に柱の外周部を構成する型枠兼用の
PC製筒状体を設置する工程と、該筒状体の内部にコン
クリートを打設する工程とによって行なうので、前記P
C製筒状体を足掛かりとして梁組装置を上方に移動する
ことにより、筒状体の内部に打設したコンクリートの硬
化を待つことなく次の工程に迅速に移行する事ができ、
したがって、RC高層ビルの構築完了までの工期を容易
に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRC高層ビルの構築方法に用いる建築
用組装置の一例を示す概略側面図である。
【図2】図1のA−Aに沿った断面図である。
【図3】従来の建築用梁組装置によるRC高層ビルの構
築方法に用いられる移動フレームの一例を示す斜視図で
ある。
【図4】(イ)及び(ロ)は、従来の建築用梁組装置に
よるRC高層ビルの構築方法の工程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 建築用梁組装置 11 移動フレーム 16 昇降装置 17 柱 25 プレカラム(PC製筒状体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 秀雄 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (56)参考文献 特公 昭52−27446(JP,B1) 特公 昭51−4329(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/35 E04B 1/20 E04G 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築途中にあるコンクリート製の柱上部
    に取り付けられてこれの上方に延長し、前記柱の上方に
    新たにコンクリート製の柱を継足しつつ継足した柱を足
    掛かりとして上方に移動する複数の移動フレームを備え
    た建築用梁組装置による鉄筋コンクリート(RC)高層
    ビルの構築方法において、前記柱の継足しを、既設の柱
    の上方に柱の外周部を構成する型枠兼用のプレキャスト
    コンクリート製筒状体を設置し、該筒状体の内部にコン
    クリートを打設することによって行なうことを特徴とす
    る建築用梁組装置によるRC高層ビルの構築方法。
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US4032501A (en) * 1975-07-11 1977-06-28 The Firestone Tire & Rubber Company Dry-blendable solution rubber powders and process

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