JP2785544B2 - 多層セラミック基板の製造方法 - Google Patents

多層セラミック基板の製造方法

Info

Publication number
JP2785544B2
JP2785544B2 JP3257553A JP25755391A JP2785544B2 JP 2785544 B2 JP2785544 B2 JP 2785544B2 JP 3257553 A JP3257553 A JP 3257553A JP 25755391 A JP25755391 A JP 25755391A JP 2785544 B2 JP2785544 B2 JP 2785544B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
green sheet
ceramic substrate
manufacturing
sintered
multilayer ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3257553A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05102666A (ja
Inventor
誠一 中谷
英信 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17307883&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2785544(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3257553A priority Critical patent/JP2785544B2/ja
Priority to EP19920116966 priority patent/EP0535711A3/en
Publication of JPH05102666A publication Critical patent/JPH05102666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2785544B2 publication Critical patent/JP2785544B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体LSI、チップ部
品などを搭載し、かつそれらを相互配線するためのセラ
ミック多層配線基板とその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、低温焼結ガラス・セラミック多層
基板の開発によって、使用できる導体材料に、金、銀、
銅、パラジウムまたはそれらの混合物が用いられるよう
になった。これらの金属は従来使用されたタングステ
ン、モリブデンなどに比べ導体抵抗が低く、且つ使用で
きる設備も安全で低コストに製造できる。
【0003】一方これらの金属の内、貴金属である金、
銀、パラジウムは高価でかつ価格変動が大きいことか
ら、安価で価格変動の少ないCu電極材料の使用が望ま
れている。
【0004】ここではそれらの低温焼結多層基板の代表
的な製造方法の一例を述べる。低温焼結多層基板の種類
には大きく分けて3種類の方法がある。
【0005】まず第1に多層基板の内層電極に銀を用
い、低温焼結基板のグリーンシートを所望の枚数積層
し、空気中で焼成し、その後最上層に銀、パラジウムペ
ーストを印刷、焼成して得られるものである。これは内
部にインピーダンスの小さい銀を用い、最上層に半田耐
熱を有する銀・パラジウムを使用するものである。
【0006】第2は、内部の電極に前者と同様に銀を用
い、最上層に銅を用いる方法で、最上層配線に銅を用い
ることで、前者の銀・パラジウムに比べ低いインピーダ
ンス、半田濡れの点で有効なものである。しかし、最上
層に用いる銅は銀との共晶温度が低いため600℃程度
の低温焼成銅ペーストを用いなければならない。その結
果、接着強度、半田濡れの点で課題が多い。
【0007】最後に第3の方法として、内層および最上
層に銅電極を用いる方法がある。導体抵抗、半田濡れ
性、コストの点で最も良いがすべて窒素などの中性雰囲
気で焼成しなければ成らずその作製が困難である。一般
に銅電極を使用するには、基板上にCuペーストをスク
リーン印刷にて配線パターンを形成し、乾燥後、Cuの
融点以下の温度(850〜950℃程度)で、かつCu
が酸化されず導体ペースト中の有機成分が十分燃焼する
ように酸素分圧を制御した窒素雰囲気中で焼成を行なう
ものである。多層する場合は、同様の条件で絶縁層を印
刷焼成して得られる。
【0008】しかし、焼成工程における雰囲気を適度な
酸素分圧下にコントロールすることは困難であり、また
多層化する場合、各ペーストを印刷後その都度焼成を繰
り返し行なう必要があり、リードタイムが長くなり設備
などのコストアップにつながるなどの課題を有してい
る。そこで特願昭59−147833号公報において、
セラミック多層基板の作製にあたり、酸化第二銅ペース
トを用い、脱バインダ工程、還元工程、焼成工程の3段
階とする方法がすでに開示されている。それは酸化第二
銅を導体の出発原料とし多層体を作製し、脱バインダ工
程は、炭素に対して充分な酸素雰囲気でかつ内部の有機
バインダを熱分解させるに充分な温度で熱処理を行な
う。
【0009】次に酸化第二銅を銅に還元する還元工程、
基板の焼結を行なう焼成工程により成立しているもので
ある。これにより、焼成時の雰囲気制御が容易になり緻
密な焼結体が得られるようになった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セラミ
ック多層基板には以下に示すような課題がある。
【0011】それは、セラミック多層基板が焼成時に焼
結に伴う収縮が生じることである。この焼結に伴う収縮
は、使用する基板材料、グリーンシート組成、粉体ロッ
トなどにより異なる。これにより多層基板の作製におい
ていくつかの問題が生じている。
【0012】まず第1に、多層セラミック基板の作製に
おいて前述のごとく内層配線の焼成を行なってから最上
層配線の形成を行なうため、基板材料の収縮誤差が大き
いと、最上層配線パターンと寸法誤差のため内層電極と
の接続が行えない。その結果、収縮誤差を予め許容する
ように最上層電極部に必要以上の大きい面積のランドを
形成しなければならず、高密度の配線を必要とする回路
には使用できない。また収縮誤差にあわせて最上層配線
のためのスクリーン版をいくつか用意しておき、基板の
収縮率に応じて使用する方法が取られている。この方法
ではスクリーン版が数多く用意しなければならず不経済
である。
【0013】一方、最上層配線を内層焼成と同時に行な
えば大きなランドを必要としないが、この同時焼成法に
よっても基板そのものの収縮誤差はそのまま存在するの
で、最後の部品搭載時のクリーム半田印刷において、そ
の誤差のため必要な部分に印刷できない場合が起こる。
また部品実装においても所定の部品位置とズレが生じ
る。
【0014】第2にグリーンシート積層法による多層基
板は、グリーンシートの造膜方向によって幅方向と長手
方向によってもその収縮率が異なる。このこともセラミ
ック多層基板の作製の障害となっている。
【0015】これらの収縮誤差をなるべく少なくするた
めには、製造工程において、基板材料およびグリーンシ
ート組成の管理はもちろん、粉体ロットの違いや積層条
件(プレス圧力、温度)を十分管理する必要がある。し
かし、一般に収縮率の誤差は±0.5%程度存在すると
言われている。
【0016】このことは多層基板にかかわらずセラミッ
ク、およびガラス・セラミックの焼結を伴うものに共通
の課題であり、基板材料の焼結が厚み方向だけ起こり、
平面方向の収縮がゼロの基板が作製できれば上記の様な
課題が解決でき、工業上極めて有効である。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の多層セラミック基板の製造方法は、ガラス
・セラミック低温焼結基板材料に少なくとも有機バイン
ダ、可塑剤を含むグリーンシートを作製し、導体ペース
ト組成物で電極パターンを形成し、前記生シートと別の
電極パターン形成済みグリーンシートとを所望枚数積層
する。しかる後、前記低温焼結ガラス・セラミックより
なるグリーンシート積層体の両面もしくは片面に、前記
ガラス・セラミック低温焼結基板材料の焼成温度では焼
結しない無機組成物よりなるグリーンシートで挟み込む
ように積層し、前記積層体を焼成する。しかる後、焼結
しない無機組成物を取り除くことにより焼成時の収縮が
平面方向で起こらないガラス・セラミック基板を作製す
るものである。
【0018】
【作用】本発明は前記のような工程を行なうことによっ
て、ガラス・セラミック基板が焼成時において厚み方向
だけ収縮し、平面方向には収縮しない多層基板が得られ
るものである。
【0019】これは、両面もしくは片面に積層した焼結
しない材料で挟み込まれているため、平面方向の収縮が
阻止されるためと考えられる。この後、不必要な焼結し
ない材料を取り除けば、所望の基板が得られる訳であ
る。
【0020】前記ガラス・セラミック積層体の焼成時に
前記ガラス・セラミック積層体を加圧して焼成を行なう
と、厚み方向の焼結性が更に促進されち密な焼結体が得
られる。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例のグリーン
シート積層体の断面を示す図、図2は同実施例の製造プ
ロセスを示すフロ−チャ−トである。
【0022】(実施例1)まず多層セラミック基板作製
方法を図2のフロ−チャ−トを参考に説明する。
【0023】基板材料のガラス・セラミックにはホウ珪
酸鉛ガラス粉末にセラミック材料としてのアルミナ粉末
を重量比で50対50とした組成物(日本電気硝子社製
MLS−19)を用いた。このガラス・セラミック粉
を無機成分とし、有機バインダとしてポリビニルブチラ
ール、可塑剤としてヂ−n−ブチルフタレート、溶剤と
してトルエンとイソプロピルアルコールの混合液(30
対70重量比)を混合しスラリーとした。
【0024】このスラリーをドクターブレード法で有機
フィルム上にシート成形した。この時、造膜から乾燥、
打ち抜き、さらには必要に応じてバイアホール加工を行
う各工程を連続的に行うシステムを使用した。このグリ
ーンシートに銀ペーストを用いて導体パターンの形成お
よびビアホール埋め印刷をスクリーン印刷法によって行
った。導体ペーストは、Ag粉末(平均粒径1μm)に
接着強度を得るためのガラスフリット(日本電気硝子社
製 GA−9ガラス粉末、平均粒径2.5μm)を5w
t%加えたものを無機成分とし、有機バインダであるエ
チルセルロースをターピネオールに溶かしたビヒクルと
ともに加えて、3段ロールにより適度な粘度になるよう
に混合したものを用いた。なおビア埋め用のAgペース
トは更に無機成分として前記ガラス・セラミック粉末を
15重量%加えたものを使用して行なった。
【0025】次に焼結の起こらないグリーンシートの作
製は無機成分としてアルミナ(住友アルミ社製 AL−
41 平均粒径1.9μm)粉末のみを用い前記ガラス
・セラミック基板用グリーンシートと同様のグリーンシ
ート組成で、同様の方法でグリーンシートを作製した。
前記基板用グリーンシートの厚みは約200μm、アル
ミナグリーンシートは約300μmである。
【0026】前記基板用グリーンシートに印刷を行なっ
たものを所定の枚数積み重ね、さらにその両面に前記ア
ルミナグリーンシートを重ね合わせる。この状態で熱圧
着して積層体を形成した。熱圧着条件は、温度が80
℃、圧力は200Kg/cm2であった。図1にその構
成を示す。1は前記基板材料によるガラス・セラミック
グリーンシート層、2はアルミナによるアルミナグリー
ンシート層、3は内部電極層である。
【0027】次に前記積層体をアルミナ96%基板上に
乗せ焼成する。条件はベルト炉によって空気中の900
℃で1時間焼成で行なった。(900℃の保持時間は約
12分である。)この時基板の反りと厚み方向の焼結収
縮を助けるためアルミナ焼結基板を乗せて加圧するよう
にして焼成を行なった。
【0028】焼成後の積層体の表面には未焼結のアルミ
ナ層が存在するため、酢酸ブチル溶剤中で超音波洗浄を
行なったところアルミナ層がきれいに取り除くことがで
きた。この焼成後の基板の収縮率を測定すると、収縮率
が0.1%以下であった。
【0029】この結果、平面方向の収縮が起こらない多
層基板が作製できた。さらにこの多層基板に銀・パラジ
ウムペーストによって最上層パターンをスクリーン印刷
し、乾燥の後焼成を前記と同様の方法で行なった。内層
基板の収縮が極めて小さい為、最上層パターンの印刷ズ
レがなかった。
【0030】(実施例2)基板材料のガラス・セラミッ
クグリーンシートは実施例1と同様の組成の物を用い
た。このグリーンシートにCuOペーストを用いて導体パ
ターンの形成およびビアホール埋め印刷をスクリーン印
刷法によって行った。導体ペーストは、CuO粉末(平均
粒径3μm)に接着強度を得るためのガラスフリット
(日本電気硝子社製 LS−0803ガラス粉末、平均
粒径2.5μm)を3wt%加えたものを無機成分と
し、有機バインダであるエチルセルロースをターピネオ
ールに溶かしたビヒクルとともに加えて、3段ロールに
より適度な粘度になるように混合したものを用いた。
【0031】なおビア埋め用のCuOペーストは更に無機
成分として前記ガラス・セラミック粉末を15重量%加
えたものを使用して行なった。
【0032】次に焼結の起こらないグリーンシートの作
製は無機成分として酸化ベリリウム(関東化学社製
平均粒径1μm)粉末のみを用い前記ガラス・セラミッ
ク基板用グリーンシートと同様のグリーンシート組成
で、同様の方法でグリーンシートを作製した。前記基板
用グリーンシートの厚みは約200μm、アルミナグリ
ーンシートは約300μmである。
【0033】前記基板用グリーンシートに印刷を行なっ
たものを所定の枚数積み重ね、さらにその両面に前記ア
ルミナグリーンシートを重ね合わせる。この状態で熱圧
着して積層体を形成した。熱圧着条件は、温度が80
℃、圧力は200Kg/cm2であった。
【0034】次に、焼成の工程を説明する。まず最初
は、脱バインダ工程である。発明に使用したグリーンシ
ート、CuOペーストの有機バインダは、PVB及びエ
チルセルロースである。したがって空気中での分解温度
は、500℃以上あれば良いので、600℃の温度で行
なった。その後前記積層体を水素ガス100%雰囲気中
で200℃ー5時間で還元した。この時のCu層をX線
回折により分析したところ100%Cuであることを確
認した。
【0035】次に焼成工程は、純窒素中900℃である
メッシュベルト炉で焼成した。以上の様にして作製した
積層体の表面の酸化ベリリウム層を実施例1と同様超音
波洗浄にて取り除き収縮率を評価したところを0.05
%以下の収縮であった。 本実施例においても最上層に
銅ペーストを用いて印刷、焼成を行なったところ、良好
な低温焼結多層基板が得られた。
【0036】なお本実施例において、未焼結材料として
Al23およびBeOを用いたが、その他MgO,Zr
2,TiO2,BNを用いても同様の効果が得られた。
また未焼結グリーンシート層を両面に形成して行なった
が、片面だけ積層しても荷重を重くすれば同様の効果が
得られた。ただし、加圧しない場合は積層しない面だけ
焼結するように働くため基板の反りが発生する。
【0037】また、最上層パターンの形成を基板焼成後
に行なったが、最上層ペーストをグリーンシート上に印
刷し、同時焼成しても得られることは云うまでもない。
【0038】以上のように本発明は、多層セラミック基
板の作製工程において焼結の起こらない無機成分からな
るグリーンシート層を設け基板焼成を行なうと、焼結に
よる収縮が平面方向で全く起こらない多層基板が得られ
る。本方法は、セラミック多層配線基板だけでなく積層
セラミックコンデンサや収縮率の安定性が要求されるセ
ラミック構造材料などに応用できることは云うまでもな
い。
【0039】
【発明の効果】本発明は前記のような工程を行なうこと
によって、ガラス・セラミック基板が焼成時において厚
み方向だけ収縮し、平面方向には収縮しない多層基板が
得られる。これにより多層基板に使用する基板材料、グ
リーンシート組成、粉体ロットなどに依存せず常に同一
寸法の基板が得られる。
【0040】同様に多層セラミック基板の作製において
前述のごとく内層配線の焼成を行なってから最上層配線
の形成を行なっても、最上層配線パターンと内層の接続
が完全に行える。その結果、接続用のランド面積が小さ
くでき、高密度な多層配線基板が得られる。さらにスク
リーン版が少なくて済み、基板設計において収縮率を逆
算し内層パターンを拡大する必要がないので経済的であ
る。
【0041】以上のように、グリーンシート積層法の最
大の欠点であった、収縮誤差の課題を解決する極めて有
効な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のグリーンシート積層体の断
面図
【図2】本発明の製造方法を示すフローチャート
【符号の説明】 1 ガラス・セラミックグリーンシート層 2 アルミナグリーンシート層 3 内部電極層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 3/46

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体ペースト組成物で電極パターンを形
    成した少なくとも有機バインダ、可塑剤を含むガラス・
    セラミックよりなるグリーンシートを所望枚数積層し、
    このグリーンシート積層体の両面もしくは片面に、焼成
    処理で焼結しない無機組成物よりなるグリーンシートを
    積層した後、焼成処理を行い、その後前記焼結しない無
    機組成物を取り除くことを特徴とする多層セラミック基
    板の製造方法。
  2. 【請求項2】 焼成処理を800℃〜1000℃の範囲
    で行うことを特徴とする請求項1記載の多層セラミック
    基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 焼成処理で焼結しない無機組成物よりな
    るグリーンシートが、Al23,MgO,ZrO2,T
    iO2,BeO,BN,の内少なくとも1種以上を含む
    グリーンシートからなることを特徴とする請求項1記載
    の多層セラミック基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 焼成処理で焼結しない無機組成物を超音
    波洗浄法で取り除くことを特徴とする請求項1記載の多
    層セラミック基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 導体ペーストがAg,Ag/Pd,Ag
    /Pt,Cuのいずれかを主成分とすることを特徴とす
    る請求項1記載の多層セラミック基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 焼成処理時にグリーンシート積層体を加
    圧して焼成を行うことを特徴とする請求項1記載の多層
    セラミック基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 酸化第2銅を主成分とする導体ペースト
    組成物で電極パターンを形成した少なくとも有機バイン
    ダ、可塑剤を含むガラス・セラミックよりなるグリーン
    シートを所望枚数積層し、このグリーンシート積層体の
    両面もしくは片面に、焼成処理で焼結しない無機組成物
    よりなるグリーンシートを積層した後、これらを空気中
    で多層体内部の有機バインダが分解・飛散する温度で熱
    処理し、しかる後、水素もしくは水素と窒素の混合ガス
    雰囲気中で還元熱処理を行い、さらに、前記還元熱処理
    済み多層体を窒素雰囲気中で焼結させ、しかる後、焼結
    しない無機組成物を取り除くことを特徴とする多層セラ
    ミック基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 焼成処理で焼結しない無機組成物を取り
    除いた後、さらに最上層部にCuペーストで配線パター
    ンを形成し、窒素雰囲気中で焼成することを特徴とする
    請求項7記載の多層セラミック基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 焼成処理を800℃〜1000℃の範囲
    で行うことを特徴とする請求項7記載の多層セラミック
    基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 焼成処理で焼結しない無機組成物グリ
    ーンシートが、Al23,MgO,ZrO2,TiO2
    BeO,BN,の内少なくとも1種以上を含むグリーン
    シートからなることを特徴とする請求項7記載の多層セ
    ラミック基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 焼成処理で焼結しない無機組成物を超
    音波洗浄法で取り除くことを特徴とする請求項7記載の
    多層セラミック基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 焼成処理時にグリーンシート積層体を
    加圧して焼成を行うことを特徴とする請求項7記載の多
    層セラミック基板の製造方法。
JP3257553A 1991-10-04 1991-10-04 多層セラミック基板の製造方法 Expired - Lifetime JP2785544B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257553A JP2785544B2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 多層セラミック基板の製造方法
EP19920116966 EP0535711A3 (en) 1991-10-04 1992-10-05 Method for producing multilayered ceramic substrate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257553A JP2785544B2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 多層セラミック基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05102666A JPH05102666A (ja) 1993-04-23
JP2785544B2 true JP2785544B2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=17307883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3257553A Expired - Lifetime JP2785544B2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 多層セラミック基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2785544B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6521069B1 (en) 1999-01-27 2003-02-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Green sheet and manufacturing method thereof, manufacturing method of multi-layer wiring board, and manufacturing method of double-sided wiring board
US6762369B2 (en) 2001-10-29 2004-07-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Multilayer ceramic substrate and method for manufacturing the same
JP2007318173A (ja) * 2004-11-04 2007-12-06 Hitachi Metals Ltd 多層セラミック基板および多層セラミック基板の製造方法
JP2007318174A (ja) * 2004-11-04 2007-12-06 Hitachi Metals Ltd 多層セラミック基板の製造方法及びそれによる多層セラミック基板
JP2009117835A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 無収縮セラミック基板の製造方法及びこれを用いた無収縮セラミック基板
US7607216B2 (en) 2004-10-18 2009-10-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method for manufacturing monolithic ceramic electronic component

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ID24350A (id) * 1998-04-24 2000-07-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd Metoda untuk memproduksi suatu substrat keramik berlapis banyak
JP3601671B2 (ja) * 1998-04-28 2004-12-15 株式会社村田製作所 複合積層体の製造方法
US6413620B1 (en) 1999-06-30 2002-07-02 Kyocera Corporation Ceramic wiring substrate and method of producing the same
JP3554962B2 (ja) 1999-10-28 2004-08-18 株式会社村田製作所 複合積層体およびその製造方法
TW507484B (en) 2000-03-15 2002-10-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method of manufacturing multi-layer ceramic circuit board and conductive paste used for the same
JP4911829B2 (ja) * 2001-03-23 2012-04-04 京セラ株式会社 セラミック基板の製造方法
DE10145363A1 (de) * 2001-09-14 2003-04-10 Epcos Ag Verfahren zur Herstellung eines keramischen Substrats und keramisches Substrat
DE10145362C2 (de) * 2001-09-14 2003-10-16 Epcos Ag Verfahren zur Herstellung eines keramischen Substrats
JP3716783B2 (ja) 2001-11-22 2005-11-16 株式会社村田製作所 セラミック多層基板の製造方法及び半導体装置
JP2003246680A (ja) 2002-02-26 2003-09-02 Murata Mfg Co Ltd 多層セラミック基板の製造方法
US7156935B2 (en) 2002-04-26 2007-01-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of manufacturing ceramic laminated body
JP4978822B2 (ja) * 2004-11-04 2012-07-18 日立金属株式会社 多層セラミック基板の製造方法および多層セラミック基板
JP3956148B2 (ja) * 2005-03-25 2007-08-08 株式会社村田製作所 セラミック多層基板の製造方法及び半導体装置
WO2008132913A1 (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Murata Manufacturing Co., Ltd. 多層セラミック基板およびその製造方法ならびに電子部品
KR100930165B1 (ko) * 2007-11-29 2009-12-07 삼성전기주식회사 구속용 그린시트 및 이를 이용한 다층 세라믹 기판의 제조방법
EP2131637B1 (en) * 2008-03-28 2012-10-31 Murata Manufacturing Co. Ltd. Method for producing multilayer ceramic substrate and composite sheet
JP5834174B2 (ja) 2010-03-01 2015-12-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 発光素子用基板及びその製造方法ならびに発光装置
CN104094427A (zh) 2012-02-15 2014-10-08 松下电器产业株式会社 发光装置及其制造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6521069B1 (en) 1999-01-27 2003-02-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Green sheet and manufacturing method thereof, manufacturing method of multi-layer wiring board, and manufacturing method of double-sided wiring board
US6696139B2 (en) 1999-01-27 2004-02-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Green sheet and manufacturing method thereof, manufacturing method of multi-layer wiring board and manufacturing method of double-sided wiring board
US6762369B2 (en) 2001-10-29 2004-07-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Multilayer ceramic substrate and method for manufacturing the same
US7607216B2 (en) 2004-10-18 2009-10-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method for manufacturing monolithic ceramic electronic component
JP2007318173A (ja) * 2004-11-04 2007-12-06 Hitachi Metals Ltd 多層セラミック基板および多層セラミック基板の製造方法
JP2007318174A (ja) * 2004-11-04 2007-12-06 Hitachi Metals Ltd 多層セラミック基板の製造方法及びそれによる多層セラミック基板
JP4623433B2 (ja) * 2004-11-04 2011-02-02 日立金属株式会社 多層セラミック基板の製造方法及びそれによる多層セラミック基板
JP2009117835A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 無収縮セラミック基板の製造方法及びこれを用いた無収縮セラミック基板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05102666A (ja) 1993-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2785544B2 (ja) 多層セラミック基板の製造方法
KR0179404B1 (ko) 세라믹기판과 그 제조방법
US5370759A (en) Method for producing multilayered ceramic substrate
JPH0634451B2 (ja) 多層回路の製造方法
JPH0728128B2 (ja) セラミック多層配線基板とその製造方法
EP0535711A2 (en) Method for producing multilayered ceramic substrate
JP3003413B2 (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JP3351043B2 (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JPH05327218A (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JPH06237081A (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JP2803414B2 (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JP2803421B2 (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JP3082475B2 (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JP3100796B2 (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JPH0730253A (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JP2812605B2 (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JPH06223621A (ja) 導体ペースト組成物
JP2855959B2 (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JPH05327220A (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JPH11330705A (ja) コンデンサ内蔵基板およびその製造方法
JP3188086B2 (ja) セラミック配線基板とその製造方法及びその実装構造
JPH0786739A (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JP3197147B2 (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JPH05343851A (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JP3222296B2 (ja) 導電性インキ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090529

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100529

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100529

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110529

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110529

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 14