JP2785448B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP2785448B2
JP2785448B2 JP2144761A JP14476190A JP2785448B2 JP 2785448 B2 JP2785448 B2 JP 2785448B2 JP 2144761 A JP2144761 A JP 2144761A JP 14476190 A JP14476190 A JP 14476190A JP 2785448 B2 JP2785448 B2 JP 2785448B2
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cooling
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宏有 松井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、熱交換型ファンを備えた衣類乾燥機に関す
る。
従来の技術 近年、生活の合理化を図るために衣類乾燥機が広く使
用され、この衣類乾燥機としては設置された室内の環境
を良くするために熱交換型ファンを備えた除湿式のもの
が主流となっている。従来、この種の衣類乾燥機は特公
昭60−56518公報に示すような構成が一般的であった。
以下、その構成について第4図を参照しながら説明す
る。
図に示すように、本体1と、本体1内に回転自在に設
けた回転ドラム2と、この回転ドラム2を含み加熱体3
を有する循環空気径路4と、この循環空気径路4内の空
気を冷却するための冷却空気径路5と、循環空気径路4
と冷却空気径路5内に循環空気と冷却空気をそれぞれ送
風する波形の熱交換型ファン6と、この熱交換型ファン
6を内蔵するファンケース7と、ファンケース7の開口
部をふさぐファンケースカバー14と、このファンケース
カバー14を覆い本体1の後面をも形成する裏板8によっ
て衣類乾燥機が構成されている。また前記熱交換型ファ
ン6の冷却側の排気空気の大部分は本来の目的である熱
交換の向上のため可能な限り抵抗のないようにファンケ
ースカバー14と裏板8で構成される排気ダクト部9を通
過した後、裏板8の排気口10より排出する構成になって
いる。
また、前記熱交換型ファン6の冷却側の排気空気の一
部は本体1内に導入された後、本体1内のモータ11の冷
却および本体1内での湿気の結露防止のために設けたフ
ァンケース7の通風口を通り、かつ本体1の底面、側面
あるいは後面の裏板8に直接設けられ排気口13から排出
する構成になっていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の衣類乾燥機では本体1内に導入され
る冷却空気の排気口13は、本体1内で発生する流動音等
の騒音を極力遮断するためにより小さく、かつ少なく設
ける必要がある。一方本体1内のモーター11やその他の
制御部品などを効率よく冷却するためには冷却空気の排
気口13を大きくし、本体1内全体に抵抗なく空気を導入
し、そして排気する必要があるという相反する問題を持
っている。
本発明は上記課題を解決するもので本体内の部品の冷
却と本体の内壁面での結露を防止するに十分な冷却空気
を効率よく流し、かつ、本体内からの騒音の放出を低減
できる衣類乾燥機を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、本発明の衣類乾
燥機は、本体の裏板に排気口を設けるとともにファンケ
ースカバーと裏板との空間で冷却排気口と排気口を連通
する排気ダクトを形成しファンケースカバーにおける排
気ダクトを形成する部分にルーパーによって下流方向に
向いた開口部を設け、排気ダクト下流開口部ルーパを設
けて前記開口部により排気ダクトと本体内を連通する構
成としたものである。
作用 上記した構成において熱交換型ファンが回転し多量の
冷却空気がこの排気ダクトを通過することにより、排気
ダクト内の流れ方向の下流側になるルーバの下端面、す
なわち開口部は負圧になる。したがって本体内の空気が
排気ダクト内に開口部より吸引され機体外へ勢いよく排
出される。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について第1図,第2図およ
び第3図を参照しながら説明する。
なお、本実施例において、前述の従来例に示したもの
と同一構成部品には同じ符号を付し、その説明は省略す
る。本実施例の特徴的構成は排気ダクト部にある。すな
わち、熱交換型ファン6を内蔵するファンケース7を覆
うようにファンケースカバー15を取り付け、裏板8には
排気口10を設けるとともに凸部17を設けて排気口10を有
する面板部分をふくらませ、前記面板部とファンケース
カバー15との間で冷却空気を排出する排気ダクト18を構
成している。ファンケースカバー15には排気ダクト18と
連通する冷却排気口19を設けており、また、この排気ダ
クト18を構成しているファンケースカバー15の内側にル
ーバ21を設け、その冷却空気の下流方向端に開口部20を
設け、この開口部20は排気ダクト18と本体1内を連通す
る構成としている。
上記構成において動作を説明すると熱交換型ファン6
の回転によりファンケース7とファンケースカバー15間
に排気流Aが生じる。排気流Aはファンケース7の排気
導入口22を経て本体1へ入り、運転中に温度が上昇する
モータ11ならびに制御部品等を冷却する。排気流Bはフ
ァンケースカバー15の冷却排気口19を経て、裏板8の排
気ダクト18を通過した後、排気口10から機外に排出され
る。前記排気流Aの流れはあくまで密閉された本体1内
へ排出されるもので、熱交換型ファン6によって圧送さ
れるものの非常に流れにくいものであり、言い替えれば
本体1内に淀んだ状態になっている。一方排気流Bは排
気口10が大気中に開放されているため、容易に多量の流
れを発生できる。そして、この多量の排気流Bが排気ダ
クト18を通過すると、ファンケースカバー15に設けられ
たルーバ21の下端に位置する開口部20は負圧になってお
り、本体1内の淀んだ排気流Aが開口部20より排気ダク
ト18内に勢いよく吸引される。したがって、本体1内を
冷却する排気流Aの流れは促進されるとともに、排気流
Aを排出するために他に多くの排気口を設ける必要がな
い。
このように本実施例によれば、本体1内の部品の冷却
および本体内部での結露を防止するに十分な冷却空気を
効率よく流しかつ、その冷却空気の排気口を本体1の底
面、側面等に設ける必要がないため本体1内からの騒音
を低減することができる。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によ
れば、本体と本体内に回転自在に設けた回転ドラムと、
この回転ドラムを含み加熱体を有する循環空気径路と、
この循環空気径路内の空気を冷却するための冷却空気径
路と、循環空気と冷却空気をそれぞれ送風する熱交換型
ファンと、前記循環空気径路と冷却空気径路を分離し熱
交換型ファンを内蔵するファンケースと、このファンケ
ースに取り付けて冷却空気径路を形成するファンケース
カバーと、ファンケースカバーおよび本体の後面を覆う
裏板を備え、前記ファンケースカバーに冷却空気を排気
する冷却排気口を設け、裏板に排気口を設けるとともに
ファンケースカバーと裏板との空間で冷却排気口と排気
口を連通する排気ダクトを形成し、ファンケースカバー
の排気ダクトを形成する部分にルーバを設けるとともに
ルーバの冷却空気の下流方向端に開口部を設け、前記開
口部により排気ダクトと本体内を連通する構成としたこ
とにより、本体内の部品の冷却を良くし、本体の内壁で
の結露を防止しさらに、本体の下面および側面の排気口
を必要としないため騒音を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の衣類乾燥機の縦断面図、第
2図は本発明の衣類乾燥機の要部の分解斜視図、第3図
は本発明の衣類乾燥機の排気ダクト部の横断面図、第4
図は従来の衣類乾燥機の縦断面図である。 1……本体、2……回転ドラム、6……熱交換型ファ
ン、7……ファンケース、20……開口部、21……ルー
バ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、本体内に回転自在に設けた回転ド
    ラムと、この回転ドラムを含み加熱体を有する循環空気
    径路と、この循環空気径路内の空気を冷却するための冷
    却空気径路と、循環空気と冷却空気をそれぞれ送風する
    熱交換型ファンと、前記循環空気径路と冷却空気径路を
    分離し熱交換型ファンを内蔵するファンケースと、この
    ファンケースに取り付けて冷却空気径路を形成するファ
    ンケースカバーと、ファンケースカバーおよび本体の後
    面を覆う裏板を備え、ファンケースカバーに冷却空気を
    排気する冷却排気口を設け、裏板に排気口を設けるとと
    もに、ファンケースカバーと裏板との空間で冷却排気口
    と排気口を連通する排気ダクトを形成し、ファンケース
    カバーの排気ダクトを形成する部分にルーバを設けると
    ともに、ルーバの冷却空気の下流方向端に開口部を設
    け、前記開口部により排気ダクトと本体内を連通する構
    成とした衣類乾燥機。
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