JP2785295B2 - 開閉器の進み電流遮断試験装置 - Google Patents
開閉器の進み電流遮断試験装置Info
- Publication number
- JP2785295B2 JP2785295B2 JP1022299A JP2229989A JP2785295B2 JP 2785295 B2 JP2785295 B2 JP 2785295B2 JP 1022299 A JP1022299 A JP 1022299A JP 2229989 A JP2229989 A JP 2229989A JP 2785295 B2 JP2785295 B2 JP 2785295B2
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- Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、遮断器等の開閉器に対して実系統の進み電
流遮断試験を等価的に行う装置に関するものである。
流遮断試験を等価的に行う装置に関するものである。
B.発明の概要 本発明は、電流源回路及び電圧源回路を有し、供試開
閉器を開極した後電圧源回路から自動的に供試開閉器に
電圧を印加して、実系統の進み電流遮断試験を等価的に
行う装置において、 電圧源回路に複数のコンデンサの直列回路を挿入し
て、それらの接続点の１つを接地することによって、 開閉器の両端子の対地電圧を実負荷試験と同等にした
ものである。
閉器を開極した後電圧源回路から自動的に供試開閉器に
電圧を印加して、実系統の進み電流遮断試験を等価的に
行う装置において、 電圧源回路に複数のコンデンサの直列回路を挿入し
て、それらの接続点の１つを接地することによって、 開閉器の両端子の対地電圧を実負荷試験と同等にした
ものである。
C.従来の技術 遮断器等の開閉器の進み電流遮断試験は実系統と同様
な模擬回路を構成して、第３図に示すような３相実負荷
試験装置を用いることが理想的である。この装置によれ
ば、第４図に示すように供試遮断器40には実系統での進
み電流遮断時と同様な電圧が印加される。しかしながら
この場合大容量の発電機10、変圧器20及びコンデンサ30
を必要とし、多額の設備費を要することから、第５図に
示す単相等価回路が使用されていた。
な模擬回路を構成して、第３図に示すような３相実負荷
試験装置を用いることが理想的である。この装置によれ
ば、第４図に示すように供試遮断器40には実系統での進
み電流遮断時と同様な電圧が印加される。しかしながら
この場合大容量の発電機10、変圧器20及びコンデンサ30
を必要とし、多額の設備費を要することから、第５図に
示す単相等価回路が使用されていた。
第５図の回路においては、交流電源例えば交流発電機
１に１次側が接続された電流源変圧器２により電流源回
路が構成されると共に、前記発電機１に１次側が接続さ
れた電圧源変圧器３およびコンデンサ４により電圧源回
路が構成される。図中７は電流制限リアクトルである。
１に１次側が接続された電流源変圧器２により電流源回
路が構成されると共に、前記発電機１に１次側が接続さ
れた電圧源変圧器３およびコンデンサ４により電圧源回
路が構成される。図中７は電流制限リアクトルである。
この装置により試験を行うためには、先ず供試遮断器
５及び補助遮断器６を投入して、供試遮断器５に電流源
変圧器２よりの電流源電流ILと電圧源変圧器３よりの電
圧源電流IHとの合成電流を流しておく（第６図（１）〜
（３）参照）。遮断器5,6を略同時に開極すると、時刻t
0で合成電流は零点で遮断され、電圧源回路から供試遮
断器５に対して第６図（５）に示す電圧Ｖが印加され
る。なおVSは電圧源変圧器３の２次側電圧（波高値1.25
E）である。
５及び補助遮断器６を投入して、供試遮断器５に電流源
変圧器２よりの電流源電流ILと電圧源変圧器３よりの電
圧源電流IHとの合成電流を流しておく（第６図（１）〜
（３）参照）。遮断器5,6を略同時に開極すると、時刻t
0で合成電流は零点で遮断され、電圧源回路から供試遮
断器５に対して第６図（５）に示す電圧Ｖが印加され
る。なおVSは電圧源変圧器３の２次側電圧（波高値1.25
E）である。
D.発明が解決しようとする課題 この場合供試遮断器５の極間の電圧Ｖが上述の３相実
負荷試験の第１遮断相の極間電圧Ｖ（第４図（３））と
等しい2.5Eとなるように電圧源電圧を調整する。ここで
対地に対する電圧は３相実負荷試験の第３図の回路で
は、負荷側VL1（第４図（１））が1E、電源側VS1（第４
図（２））が1.5Eになるのに対し、従来の等価試験では
片端子が接地電位の零電位であるため条件が緩和され、
もう一方の端子に最大2.5Eといった電圧が印加されて、
実負荷試験に対し過酷となってしまう。
負荷試験の第１遮断相の極間電圧Ｖ（第４図（３））と
等しい2.5Eとなるように電圧源電圧を調整する。ここで
対地に対する電圧は３相実負荷試験の第３図の回路で
は、負荷側VL1（第４図（１））が1E、電源側VS1（第４
図（２））が1.5Eになるのに対し、従来の等価試験では
片端子が接地電位の零電位であるため条件が緩和され、
もう一方の端子に最大2.5Eといった電圧が印加されて、
実負荷試験に対し過酷となってしまう。
本発明の目的は、開閉器の両端子の対地電圧を実負荷
試験と同等にすることにある。
試験と同等にすることにある。
E.課題を解決するための手段 本発明は、電圧源回路のコンデンサを複数用いて直列
回路を構成すると共に、その直列回路を前記電圧源変圧
器の二次側と供試開閉器に電流源回路が接続される接続
点との間に接続し、かつそれらコンデンサ同士の接続点
の１つを接地したことを特徴とする。
回路を構成すると共に、その直列回路を前記電圧源変圧
器の二次側と供試開閉器に電流源回路が接続される接続
点との間に接続し、かつそれらコンデンサ同士の接続点
の１つを接地したことを特徴とする。
F.作用 電流遮断後にコンデンサ残留直流電圧が分圧され、こ
の分圧比を調整することにより供試遮断器両端子の対地
電位が実系統に適合した大きさとなる。
の分圧比を調整することにより供試遮断器両端子の対地
電位が実系統に適合した大きさとなる。
G.実施例 第１図は本発明の実施例を示す図であり、この実施例
が第５図と相違する点は、 電圧源回路のコンデンサとして３個のコンデンサ41〜
43を用い、これらを直列回路としたこと、 コンデンサの直列回路を電圧源変圧器の二次側と、供試
開閉器に電流源回路が接続される接続点との間に接続し
たこと、 コンデンサ同士の接続点（中間点）の１つを接地した
こと にある。
が第５図と相違する点は、 電圧源回路のコンデンサとして３個のコンデンサ41〜
43を用い、これらを直列回路としたこと、 コンデンサの直列回路を電圧源変圧器の二次側と、供試
開閉器に電流源回路が接続される接続点との間に接続し
たこと、 コンデンサ同士の接続点（中間点）の１つを接地した
こと にある。
この装置を用いた試験の様子を第２図を参照しながら
説明すると、先ず供試遮断器５及び補助遮断器６を投入
して、供試遮断器５に予め合成電流Ｉ（IL＋IH）を流
し、供試遮断器５及び補助遮断器６を同時に開極する。
合成電流Ｉは時刻t0にて零点で遮断され、供試遮断器５
は電流源回路から分離される。そしてコンデンサ42,43
の接続点が接地されているため、コンデンサ41〜43の両
端に充電されていた直流電圧1.25Eは、接地点を分圧点
としてコンデンサ容量に応じた分圧比で分圧され、この
分圧された電圧が対地電圧として供試遮断器５の両端子
に印加される。この結果供試遮断器５の図中下側端子の
電位が接地電位に対して例えば1Eになり、上側端子の電
位が接地電位に対してVS及びコンデンサ42の充電電圧の
重畳分となる。従って供試遮断器５の両端子間には、第
２図（７）に示す電圧が印加されると共に、一方の端子
電位は第４図に示す３相実負荷試験におけるVL1、また
他方の端子電位はVS1と夫々同様のパターンになる。
説明すると、先ず供試遮断器５及び補助遮断器６を投入
して、供試遮断器５に予め合成電流Ｉ（IL＋IH）を流
し、供試遮断器５及び補助遮断器６を同時に開極する。
合成電流Ｉは時刻t0にて零点で遮断され、供試遮断器５
は電流源回路から分離される。そしてコンデンサ42,43
の接続点が接地されているため、コンデンサ41〜43の両
端に充電されていた直流電圧1.25Eは、接地点を分圧点
としてコンデンサ容量に応じた分圧比で分圧され、この
分圧された電圧が対地電圧として供試遮断器５の両端子
に印加される。この結果供試遮断器５の図中下側端子の
電位が接地電位に対して例えば1Eになり、上側端子の電
位が接地電位に対してVS及びコンデンサ42の充電電圧の
重畳分となる。従って供試遮断器５の両端子間には、第
２図（７）に示す電圧が印加されると共に、一方の端子
電位は第４図に示す３相実負荷試験におけるVL1、また
他方の端子電位はVS1と夫々同様のパターンになる。
H.発明の効果 本発明によれば、電圧源回路のコンデンサを複数用い
て直列回路を構成し、その中間点を接地するようにして
いるため、コンデンサの分圧比を選定することにより供
試遮断器の両端子の電位を夫々３相実系統の場合と同等
の大きさにすることができ、またそれら電位を分圧比を
調整することによって可変することができ、従って単相
等価試験において３相実負荷試験と同等の過酷さをもっ
て試験が実施できる。
て直列回路を構成し、その中間点を接地するようにして
いるため、コンデンサの分圧比を選定することにより供
試遮断器の両端子の電位を夫々３相実系統の場合と同等
の大きさにすることができ、またそれら電位を分圧比を
調整することによって可変することができ、従って単相
等価試験において３相実負荷試験と同等の過酷さをもっ
て試験が実施できる。
第１図は本発明の実施例を示す回路図、第２図は電流、
電圧の波形図、第３図は３相実負荷試験装置を示す回路
図、第４図は電流、電圧の波形図、第５図は従来例を示
す回路図、第６図は電流、電圧の波形図である。 １……交流発電機、２……電流源変圧器、３……電圧源
変圧器、41〜43……コンデンサ、５……供試遮断器、６
……補助遮断器。
電圧の波形図、第３図は３相実負荷試験装置を示す回路
図、第４図は電流、電圧の波形図、第５図は従来例を示
す回路図、第６図は電流、電圧の波形図である。 １……交流発電機、２……電流源変圧器、３……電圧源
変圧器、41〜43……コンデンサ、５……供試遮断器、６
……補助遮断器。
Claims (1)
- 【請求項１】交流電源を含む電流源回路と、前記交流電
源に電圧源変圧器の一次側を接続すると共に、その電圧
源変圧器の二次側にコンデンサを接続してなる電圧源回
路と、この電圧源回路と前記電流源回路に並列接続され
る供試開閉器と、前記電流源回路から供試開閉器を切り
離すための補助開閉器とを備え、供試開閉器に対して実
系統の進み電流遮断試験を等価的に行う装置において、 前記コンデンサを複数用いて直列回路を構成すると共
に、その直列回路を、前記電圧源変圧器の二次側と前記
供試開閉器に電流源回路が接続される接続点との間に接
続し、かつそれらコンデンサ同士の接続点の１つを接地
したことを特徴とする開閉器の進み電流遮断試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1022299A JP2785295B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 開閉器の進み電流遮断試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1022299A JP2785295B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 開閉器の進み電流遮断試験装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02201278A JPH02201278A (ja) | 1990-08-09 |
| JP2785295B2 true JP2785295B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=12078868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1022299A Expired - Lifetime JP2785295B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 開閉器の進み電流遮断試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2785295B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT979365B (it) * | 1973-02-22 | 1974-09-30 | Montedison Spa | Procedimento per la produzione di particelle di polistirene espandibile per l ottenimento di corpi stampati a strutttura cellulare con elevate caratte ristiche |
| JPS52112772A (en) * | 1976-03-19 | 1977-09-21 | Hitachi Ltd | Method of testing breaker equivalent |
| JPS61155780A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-15 | Toshiba Corp | 遮断器の進み小電流等価試険装置 |
-
1989
- 1989-01-31 JP JP1022299A patent/JP2785295B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02201278A (ja) | 1990-08-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051228 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20081125 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090324 |