JPH058479U - しや断器の試験装置 - Google Patents

しや断器の試験装置

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JPH058479U
JPH058479U JP4639192U JP4639192U JPH058479U JP H058479 U JPH058479 U JP H058479U JP 4639192 U JP4639192 U JP 4639192U JP 4639192 U JP4639192 U JP 4639192U JP H058479 U JPH058479 U JP H058479U
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JP
Japan
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reactor
circuit
capacitor
discharge circuit
voltage
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Application number
JP4639192U
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Inventor
正己 林
一夫 大林
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Shizuki Electric Co Inc
Original Assignee
Shizuki Electric Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンデンサとリアクトルからなる放電回路に
より、コンデンサの充電エネルギーを利用して大電流を
発生させる。 【構成】 コンデンサCとリアクトルLからなる放電回
路1のリアクトルに結合係数0.5〜0.9の2次リア
クトルL2を設け、この2次リアクトルL2に供試器を
接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンデンサとリアクトルからなる放電回路(L−C放電回路という) により、コンデンサの充電エネルギーを利用して大電流を発生するしゃ断器用試 験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近は、配電系統の拡大に伴って線路の短絡容量が増大し、これとともに保護 しゃ断器に要求されるしゃ断容量が大きくなってきている。この容量増大に対し 、従来の回転機による試験用短絡発電機は高価であるため、高圧用しゃ断器の試 験装置は等価回路のL−C放電回路が採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、低圧用しゃ断器の試験にL−C放電回路を使用しようとすると、コン デンサの静電容量が極めて大きくなり、リアクトルのインダクタンスと抵抗値を 非常に小さくしなければならないという問題があり、L−C放電回路を用いる試 験装置は未だ実用化されていない。
【0004】 本考案はこのような状況に鑑み、経済的で操作の容易なL−C放電回路による 低圧大電流のしゃ断器用試験装置を提供しようとするのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するためになしたもので、コンデンサとリアクトルか らなる放電回路のリアクトルに結合係数0.5〜0.9の2次リアクトルを設け 、この2次リアクトルに供試器を接続することを要旨とする。
【0006】
【作用】
コンデンサCと、L−C放電回路1を構成する1次リアクトルL1に粗結合さ れる2次リアクトルL2を設け、L−C放電回路にスイッチSを接続し、2次リ アクトルL2としゃ断器Bを2次回路2に直列に接続し、1次リアクトルL1と 2次リアクトルL2の巻数比を適当に選定する。そして1次リアクトルL1と2 次リアクトルL2の結合係数を0.5〜0.9にする。これにより2次回路2に 所要の電圧と電流を得る。
【0007】
【実施例】
図3は従来の試験装置を示すもので、コンデンサCとリアクトルLを直列に連 ねる回路(L−C放電回路という)1に、スイッチSと供試用のしゃ断器Bを接 続しており、スイッチSを閉じることによりコンデンサCに蓄えた充電エネルギ ーをリアクトルLに通して放電し、高圧の大電流を得ている。この従来装置はコ ンデンサの充電電圧がしゃ断器Bに直接印加されるので、3.3KV以上の高圧 用に使用されている。この従来装置で低圧の大電流を得るには、コンデンサCの 静電容量を大きくし、リアクトルLのインダクタンスを小さくしなければならな い。例えば60HZの商用周波数で220V,100KAの低圧大電流を得るに はC=1.21(F)、L=5.81(μH)としなければならない。また電圧 と電流の減衰を小さくするため、時定数を0.5秒にすると回路の抵抗Rは、R =2×5.81÷0.5=23.2(μΩ)以下にしなければならず、超電導コ イルを使用しない限り実用器の製作は不可能である。
【0008】 次に、図2は従来装置を改良した変圧器結合形の試験装置(改良装置という) を示すもので、しゃ断器BをL−C放電回路1から除いて2次回路2に接続し、 L−C放電回路1と2次回路2を変圧器Tを介して結合している。この改良装置 は適宣の変圧器を選定することにより所要の電圧、電流を得ることができるが、 変圧器が極めて大形となるほか、しゃ断器Bを開放したとき1次電流が急激に減 少し、回復電圧が実際とは異なるので、回復電圧の発生装置を付加する必要があ る。本考案はこのような改良装置の欠点を解決したのである。
【0009】 図3は本考案に係る試験装置の一実施例を示すもので、コンデンサCとともに L−C放電回路1を構成するリアクトル(1次リアクトルという)L1に粗結合 される2次リアクトルL2を設け、L−C放電回路にスイッチSを接続し、2次 リアクトルL2としゃ断器Bを2次回路2に直列に接続し、1次リアクトルL1 と2次リアクトルL2の巻数比を適当に選定することにより2次回路2に所要の 電圧と電流を得るのである。ここに、1次リアクトルL1と2次リアクトルL2 の結合係数を0.5〜0.9にする。
【0010】 本実施例においては短絡時の周波数60HZに対して回復電圧の周波数を52 〜26HZにすることができ、回復電圧の周波数を60HZにするには短絡時の 周波数を69〜138HZにすればよい。従来装置の回復電圧は直流であり、改 良装置の回復電圧は過渡的であるのに対し、本実施例では周波数26〜60HZ の回復電圧を得ることができ、実際の配電系統とほとんど変わらない。
【0011】 変圧器結合の改良装置における定数と本実施例において結合係数h=0.7と した場合の定数を比較した。その結果を第1表に示す。
【0012】
【表1】
【0013】 この第1表から本実施例の方がL,Cとも改良装置の約2倍の値になるが、全重 量では約10%軽量化できる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によるときは従来装置の問題点が解決し、変圧器結合の改良装置よりも 実際に近い回復電圧を得ることができ、優れたしゃ断器試験装置を提供しうる効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例を示す結線図である。
【図2】改良装置の結線図である。
【図3】従来装置の結線図である
【符号の説明】
1 L−C放電回路 2 2次回路 B しゃ断器 C コンデンサ L1 1次リアクトル L2 2次リアクトル T 変圧器

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 コンデンサとリアクトルからなる放電回
    路のリアクトルに結合係数0.5〜0.9の2次リアク
    トルを設け、この2次リアクトルに供試器を接続するこ
    とを特徴とするしゃ断器の試験装置。
JP4639192U 1992-06-09 1992-06-09 しや断器の試験装置 Pending JPH058479U (ja)

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JP4639192U JPH058479U (ja) 1992-06-09 1992-06-09 しや断器の試験装置

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JPH058479U true JPH058479U (ja) 1993-02-05

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