JP2783681B2 - 有機保護活性を備えたペプチド - Google Patents

有機保護活性を備えたペプチド

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、公知の天然化合物BPCと同じタイプの高い
生物活性を有しながらより短いアミノ酸連鎖を備えた新
しいペプチドに関するものである。
発明の背景 人又は動物の体から分離されBPC(ボディ・プロテク
ティング・コンパウンド)と名付けられた有機保護活性
を備えた生物学的に活性なタンパク質は、ヨーロッパ特
許第432400号(EP0432 400)で開示され、公開もされて
いる:P.シキリク他、Exp.Clin.Gastroenterol、、15
〜26、1991。このタンパク質は、部分的にのみ決定され
た構造を備え、約40000±5000ダルトンの高分子量を有
する。この化合物は、潰瘍保護の、肝臓保護の、抗ウイ
ルス性の、抗浮腫性の、一般的な抗炎症性の活性、抗悪
性腫瘍の活性等のような生物学的活性の非常に広いスペ
クトルを有する。これは、列挙された病気の治療の他、
神経系の病気及び障害の治療に、ドーパミン作用性の病
因の障害、外科、口腔病学、生殖能力の医療に、及び獣
医学に使用される。しかしながら、活性のこの広いスペ
クトルはおそらく、決定されない構造の、或いは分離さ
れた化合物BPCの不十分な純度乃至均質性の結果であり
得る。
発明の概要 我々は、900〜1600ダルトンの分子量を備え僅かに8
〜15個のみの連鎖アミノ酸残基を備えた合成ペプチドを
発見し、これは化合物BPCを保護するけれども選択性の
増した天然体の生物学的活性を有する。我々の新しいペ
プチドは、より経済的に生産され、BPCよりも少なくア
ミノ酸残基を有しているので、副反応の影響を受けにく
い。
発明の記載 本発明の一面に従って、とりわけボディ保護の意味で
驚くほど高い生物学的活性を呈する種類の合成ペプチド
が提供される。いずれにせよ、適切に定義された構造を
備える当該合成化合物は、あいまいな天然源からの困難
な手続きによってのみ得られる部分的にのみ定義された
高分子タンパク質BPCに比べて、大きな利点を有する。
より詳しくは、本発明は、8〜15個のアミノ酸残基を
有した新しい種類の生物学的に高い活性のあるペプチド
に関するもので、残基は3文字のアミノ酸コードを用い
た次の基礎的構造式によって表現され、各アミノ酸残基
の下の数字はペプチド連鎖での当該残基の位置に関連す
る: ここで、1以上のアミノ酸残基が置換される。使用さ
れうる置換分Xaa、Yaa、Zaaは次の表Iに示される。
好適なペプチドは次のようになる。
本発明の別の面に従って、上に記載された構造式を有
しC末端でアミド乃至カルボキシ終結形状での類推ペプ
チドが提供され、1〜15の部位で少なくとも1個、多く
とも7個のアミノ酸残基が省かれ、残りのアミノ酸残基
の少なくとも1個が表Iでの置換の概要に従い置換可能
である。
別の実施例に従って、上に記載された構造式を有し、
アミノ酸残基の少なくとも1個が省かれ得、残ったアミ
ノ酸残基の少なくとも1個が表Iに指摘されたように置
換され得るペプチドは、分子中の最初と最後のアミノ酸
残基の間で新しい結合CO−NHの構成によって環式形状に
変形される。好適なペプチドは次の通りである。
出願人は、上に記載したようなペプチドを用いる場
合、そのようなペプチドが親タンパク質BPCのそれと等
しいかそれより大きい生物学的活性を示すことを発見し
た。
記載したペプチドの薬理学的調査は、試験管内及び生
体内の異なる一般的モデルに基づき行われ、次の薬理学
的特性が発見された: 1.)抑制ストレスにより引き起こされた胃潰瘍 アルビノウィスター(雄)のネズミ(180〜200g)が
実験に用いられた。この動物の全てが室温で48時間仰向
け状態に固定された。その後ただちに供され、病変を測
定された。Seq.Id.No:4、6及び2のペプチドが、有害
な手続きの前1時間10μg又は10ng/kg体重の適量で、
腹膜を通して又は胃内で適用された。
10ng/kg体重のように低い投与量でおいてすら胃内へ
の及び腹膜を通しての適用の両方は、強く保護的であっ
た。
2.)潰瘍のシステアミンモデル アルビノウィスター(雌)のネズミ(180〜200g)が
実験に用いられた。400mg/kg体重の適量での(蒸留水に
溶解された)塩酸システアミンが皮下に適用された。24
時間後、当該動物は供された。Seq.Id.No:4のペプチド
が、1.0μg、100ng及び50ng/kg体重の適量で腹膜を通
して及び胃内へ適用された。投与量に依存する強い保護
が得られた。同じ活性が施与の両方の腹膜を通して及び
胃内経路にも見出された。
3.)テルペンチン誘発口内浮腫 動物:ウィスターの雄ネズミ(180〜240g)、各群毎
にN=10。テルペンチンが粘膜内に0.02ml/ネズミで与
えられた。対照標準:0.9%塩水が粘膜内に(0.02ml/ネ
ズミ、2x)。Seq.Id.No:2及び4のペプチドが、テルペ
ンチンの1時間前に10μg及び10ng/kgの投与量で腹膜
を通して及び胃内に適用された。口内浮腫が、浮腫誘発
後24時間で測定された。統計的な分析:マン・ウィット
ニー試験(Mann−Whitney test)。調査されたペプチド
が10μg/kg体重の適量で有効であった。
4.)外科:皮膚切開での効果 雄のシロネズミ(各実験毎に10匹、200〜250g体重)
が実験に用いられた。皮膚傷のあるネズミは、隔離した
かごに個々に保持された。軽いエーテル麻酔のかかった
各動物に、背中に現れる3cmの切り口が、正中線の各々
の位置の皮膚1.5cmを通して平行につけられた。一方の
傷はそして2個の外科用クリップで接合され、他方は処
置されずにそのままにされた。1.0μg及び1.0ng/kg体
重の投与量で塩水に溶解されたSeq.Id.No:4のペプチ
ド、及び対照標準で塩水0.5ml/kg体重が損傷後直ちに傷
の間で皮膚内に施された。
調査されたペプチドの顕著な癒合効果が、外科的処置
をせずにそのままにされた傷と外科的クリップをした傷
の両方で明らかであった。5日後、処置された群は、対
照標準よりも炎症性細胞の数が少なく、著しく良好に改
善された細網繊維を呈した。
5.)実験的火傷での効果 ウィスター系の雄のシロネズミ(N=10、200〜250g
体重)が実験に用いられた。軽いエーテル麻酔をかけ、
鼻の粘膜を5秒間白熱した焼灼器に曝した。Seq.Id.No:
4のペプチドが損傷する1時間前に10μg/kg体重の適量
で腹膜を通して用いられた。対照標準:5.0ml/kg体重の
塩水を腹膜を通して。施された手続きは通常、鼻の著し
い腫れ上がりを生じ、損傷後9日以内で対照標準にとっ
ては一様に致命的であった(しかし処置された動物には
そうでなかった)。対照標準に比して、鼻の非常に僅か
な外傷後の腫れ上がりのみが観察された。その後、通常
の鼻の呼吸がほんの僅かに害されるだけで、生存は妨げ
られない。
6.)骨折治癒での効果 ウィスター系の雄のシロネズミ(270〜300g体重)が
実験に用いられた。エーテル麻酔をかけられ、左側の脛
骨が、骨の真ん中部分から手で折られた。固定されずに
動物はかごの中で自由に動けるようにされた。当該動物
は、損傷された後、5日目、8日目、12日目及び30日目
に供された。
Seq.Id.No:4のペプチドが、損傷の1時間前、その後
日に一度(実験の24時間前に最後の適用)10.0μg/kg体
重の適量で腹膜を通して与えられた。対照標準の群に
は、同時に等量の塩水(0.9%、5.0ml/kg体重、腹膜を
通して)が与えられた。著しく改善された治癒率が、調
査された間隔の各々においてペプチドで処置された動物
のすべてで示された。注目すべきことに、処置された動
物のすべてで、対照標準の動物よりも、局部的な外傷後
の血腫が一貫して低く、障害の与えられた機能がほんの
じきに回復した。
7.)抗ウイルス性活性 抗ウイルス性活性が、生まれたてのマウス、BALBC
種、24時間経過後の両性のものについて調査された。
ARBO−ウイルス:TBE(=ダニ媒介の脳炎)、バーニア
種(Bhania)、デング熱1、2、3、4、シンビス種
(Sinbis)、西ナイル種(West−Nile)、 A型肝炎、LCM(リンパ性脈絡髄膜炎)及びヘルペス型
Iが、一般的に容認されるように調製され、希釈状態10
-2(0.02ml/マウス)でのウイルス懸濁液として適用さ
れ、脳内に又は経口的(A型肝炎)に注射された。毒性
の相違の観点で、脳内への投与量は10-2希釈状態での0.
2ml(又は経口的に、A型肝炎)の接種材料におけるLD
100に関して比較可能であるように調整された。このよ
うにして、我々は、異なるウイスル濃度の可能な接種に
かかわらず、異なるウイスル感染の経路を比較できた。
Seq.Id.No:4のペプチドが、0.9%塩水溶液での20.0μ
g/mlの濃度で用いられ、2.0μg/kg体重の適量で、脳内
に又は腹膜を通してただ一度適用された: a)ウイスル適用の2時間前(−2h) b)接種と同時に(0) 対照標準:同じ量の塩水を脳内に又は腹膜を通して。
結果は表IIに要約されている: 当該表中の数字は、ペプチド又は塩水(対照標準)処
置された群でのウイスルを接種されたマウスのすべてが
死ぬまでの期間(日数)を示している。
なおi.p.は腹膜を通して差し込まれることを意味し、
i.c.は脳内に差し込まれることを意味する。
8.)抗抑鬱活性 抗抑制活性の発現のために、ポーゾルト等、Eur.J.Ph
armacol.47,379〜391頁(1978)に従う強制遊泳試験が
用いられた。
雄のウィスターのネズミ(180〜240g体重)が、この
実験に用いられた。調査されたSeq.Id.No:4のペプチド
が、予備試験期間後最初の日と2日目の実験の1時間前
に与えられた(腹膜を通して)。
対照標準群:塩水、腹膜を通して。
動物は5分間観察された。不動性の時間が測定された
(Ti)。
対照標準群のTiは約150秒で、ペプチド処置された群
では僅かに60〜70秒であった。この効果は長く継続し、
16日後、なお存在していた。
投与量のレスポンス:10μg〜10ng/kg:十分な効果 10pg/kg:効果がなお存在する 1pg/kg:効果消失。
9.)パーキンソン病のモデルでの効果 調査のために、パーキンソン病の公知モデルが用いら
れた(カラコラ s.他、薬理学・毒理学、67、95〜10
0、1990):レセルピンモデル及びMPTPモデル。
NMRI−ハノーバー種の雄(MPTPモデルに対し)又は両
性(レセルピンモデルに対し)のマウスが用いられた。
a)MPTPが、6連続日で日に一度30.0mg/kg体重の適量
で腹膜を通して、次の4日間が50mg/kg体重のより高い
適量で適用された。調査されたSeq.Id.No:4のペプチド
は、各MPTP施与15分前又はMPTP施与15分後に1.5μgと1
5.0ng/kg体重の適量で、腹膜を通して適用された。
b)レセルピンは5mg/kg体重の投与で腹膜を通して適用
された。試験されたペプチドは、10μg又は10ng/kg体
重の適量で腹膜を通して、レセルピン15分前に、又は同
じ投与量でのレセルピン施与に続く24時間で適用され
た。
対照標準:等しい量の塩水、5ml/kg体重、腹膜を通し
て減動症、硬直(強硬症)及びふるえの著しい減少が、
ペプチドでの前処理後に観察された。
MPTPモデルにおいて、このペプチドでの前処理は、強
硬症発現を強く抑え、無運動及びふるえの出現を減らし
た。
(15分後の)後処置は、MPTP強硬症の更なる発現を強
く防ぎ、無運動及びふるえを著しく減らした。通常、MP
TPの1回だけの適用後に示された高い死亡率(50%)
は、ペプチド前処置された動物並びにペプチド後処置さ
れた動物で減少した。
10.)出血性ショックでのペプチド施与の効果 ウィスター種の成長した雌のシロネズミが、すべての
実験に用いられた。
出血性ショックでの効果が、2系列の実験で調査され
た。
a)動物は死ぬまで血を取られた(3分にわたり1ml、
2分の休止)。致命傷な結果を招来する除去された血液
量は、Seq.Id.No:4のペプチド(10.0μg又は10ng/kg体
重、腹膜を通して)で、又は塩水(5.0ml/kg体重、腹膜
を通して)で(出血15分前に)前処置された動物におい
て評定された。致命的な血液量損失が対照標準の値に比
べて著しく高くなることが、より多いペプチド投与で処
置された群で一貫して示された。
b)血圧は、調節された血液量の除去によって低下し、
その後5分間、30〜35mmHgの値に維持された。
そしてSeq.Id.No:4のペプチド(10.0μg又は10ng/kg
体重)又は塩水(対照標準、3.0ml/kg体重)は静脈内に
適用された。対照標準と比較して、著しく上昇して維持
された血圧値と完全死の回避が、ペプチド処置された動
物で示された。
したがって調査されたペプチドが、血液量損失の結果
を改善するにつき、非常に有効であると思われる。
11.)致死放射での影響 両性の生後5〜6週間のNMRI−ハノーバー種のマウス
(18〜22g体重)が実験に用いられた。Seq.Id.No:4の合
成ペプチドが、照射1時間前又は後に20μg/kg体重の適
量で、腹膜を通して適用された。対照標準の動物は、同
時に0.9%塩水(5.0ml/kg)の等量を腹膜を通して与え
られた。無垢で健康な動物が通常の条件に保たれ、薬物
又は照射処置を受けず、健康な対照標準として供され
た。
照射:Treatron 80(商品名、コバルト60、2200キュ
ーリー)。1群当たり16匹のかご内の麻酔をかけられて
いないマウスが、距離80cm、20×20cmの照射領域で9グ
レイの致死以上の投与量で全身照射に曝された。
30日間に日に2度死亡が記録された。
対照標準の動物はすべて7〜12日以内に死亡した(LD
100/12)。
健康な(照射されていない)対照標準では死亡がなか
った。
対照標準のデータに比して、照射の1時間後にペプチ
ドで処置された群では違いが観察されなかった。しかし
ながら、化合物が照射の1時間前に適用された場合に
は、著しい生存が示された。
対照標準に比してLD100での70%増加が示され得た。
12.)引き起こされた奇形での影響 25g体重で予め種付けされていない生後2ケ月のNMRI
−ハノーバー種の雌のマウスが全ての実験に用いられ
た。発情期の雌のマウスが、良好に体験を積んだ健康な
雄のマウスと夜通しつがわされた。妊娠の20日後、当該
マウスは供された。
ビタミンAが妊娠の10日後に(0.05ml/kg体重)15700
U/kg体重の投与量で、筋肉内に適用された。Seq.Id.No:
4のペプチドが、同時に10μg又は10ng/kg体重の適量で
腹膜を通して与えられた。
対照標準:塩水5.0ml/kg体重、腹膜を通して。
ビタミンAで処理されず、同時に塩水又はペプチド
を同量腹膜を通して与えられた動物が、健康な対照標準
として供された。
健康な(塩水)又はペプチド処置された群では奇形が
示されなかった。
表IIIに纏められた結果は、驚くべきことに、ビタミ
ンAで引き起こされた奇形に対する調査されたペプチド
の著しく且つ投与量に寄る依護効果を示している。
13.)急性毒性 合成ペプチドの急性毒性が、雌のマウス(体重約20
g)で決定された。6匹の動物の群が、各実験と対照標
準に用いられた。
Seq.Id.No:2、3、4及び6のペプチドが、8、25及
び50mg/kg体重の適量で静脈内に適用された。対照標準
の群は塩水(0.9%、5.0ml/kg体重)で処置された。動
物は次の15日間で毒性の徴候が観察された。
適用された適量において、毒性又は死亡の徴候が観察
されなかった。ペプチドの適用後2時間の間に著しく増
加した運動性と活気の興味ある現象が観察された。
薬理学的調査の結果に続いて、これらペプチドは、ス
トレスと病気に対して生体を保護する、即ち一般的に器
質性機能を正常にする意味での活性を示す。
これらの使用は、各種の人間又は動物の病気と障害の
予防と治療に有効でもある。より詳しくは、これら化合
物は次の処置に用いられよう。
−ストレスで誘発された障害と病気 −種々の病因の胃腸の潰瘍 −種々の病因の炎症と浮腫 −外傷、火傷、骨折及び外科上一般 −ウイスル性感染 −ショック −パーキンソン病 −放射ダメージの保護に対して −奇形の保護に対して 一般的に、既述のペプチドは、充填剤、非毒性緩衝剤
又は生理的食塩水のような非毒性の薬剤キャリア又は媒
介物と組み合わせて広い範囲の薬剤構成物においてまた
使用されうる。そのような薬剤構成物は、局所的又は全
身的に用いられ、また液体、固体、半固体、注射可能な
溶液、錠剤、軟膏、ローション、カプセル、舌下錠等の
ような適切な形態をとり得る。
これらペプチドは一般的に、全身に適用する場合、体
重の10-5〜10-2mg/kgの適量で施与される。局所的に施
与する場合には、より高い濃度に、例えば0.1%〜0.5%
で用いられる。
非常に好適に、50mg/kg体重の投与量まで何ら毒性の
徴候がなく、経口施与によって(胃内に)化合物の良好
な活性もある。
ここに記載されたペプチドは、均質な液体系中での保
護アミノ酸の段々の濃縮を用いて、又は好適には固相法
を用いて合成されうる。環式ペプチドの調製のために、
所望の長さの部分的に保護された線形ペプチドが、C末
端でアルキルエステル群とともに、そしてアジ化物に転
化され、次いで結合され、保護群が取り除かれて調製さ
れる。あるいは選択的に、自由末端群を備えた部分的に
保護された線形ペプチドが、非常に希釈された溶液中で
のジフェニルホスホリルアゾ化によって環状化されう
る。
本発明は、次の例に関して記載されるが、その範囲は
これに限定されるものではない。
例1 Boc計画を用いるペプチド合成 ペプチド合成は、C−末端カルボキシペプチドを作る
ために、Boc−Val−PAM樹脂100mgで始められて行われた
(応用バイオ系から購入されたPMA、置換物0.56meq/gは
アミノポリスチレンのアミノ−アシル−4−(オキシメ
チル)−フェニル酢酸誘導体である。)。Bocアミノ酸
(Boc=第三級ブトキシカルボニル基−)は、濃縮試薬
としてジイソプロピルカルボジイミド(DIPC)を用いて
重合体キャリアにおいて次々に濃縮された。各段階にお
いて、Boc群はジクロロメタン中でトリフルオロ酢酸(T
FA)の50%溶液で除去された。アミノ群はそしてジイソ
プロピルエチルアミンで陽子を取り除かれた。
各段階での転化は99.5%よりも高くなければならな
い。そうでない場合、濃縮は繰り返された。完全な合成
後、開裂が低いHF手続き(0℃で2時間)で行われた。
カルボニウムイオン除去剤としてアニソールが用いられ
た。HFは窒素の流れによって蒸発された。未処理の生ペ
プチドがその後、油性残基をドライエーテルに注ぐこと
によって得られた。
そして生ペプチドが、シリカゲルRP−18を充填した5
×150mmのコラム、溶媒系での傾斜溶出:水/アセトニ
トリルでの0.1%TFAを用いて逆相HPLCで浄化された。検
出:225nmでの紫外線吸収。
Seq.Id.No:4でのペプチドの合成は図1に示される。
例2 Fmoc計画を用いるペプチド合成 標準的なFmoc保護アミノ酸がその合成に用いられた
(Fmoc=9−フルオレニルメチルオキ−カルボニル基
−)。側鎖機能はO−第三級ブチルエステル(Asp、Ap
m、Glu、Aad)として、及びBoc誘導体(Lys)として保
護された。第一アミノ酸(Val)は、カップリング試薬
としてジイソプロピルカルボジイミドを用いて、重合体
キャリア−BHA樹脂(BHA=ベンゾヒドリルアミノ樹脂)
に結合された。各段階で、Fmoc保護群はピペリジンと共
に除去された。その後、第二等、以降のすべてのアミノ
酸は、合成が完了するまで、同じようにして導かれた。
開裂はTFA/TFMSA/アニソール=2:17:52(vol/vol)の混
合物によって行われた。
ペプチドはそして例1に記載されたHPLC法を用いて浄
化された。
Seq.Id.No:2でのペプチドの合成は図2に示される。
例3 Ddz計画を用いるペプチド合成 すべてのアミノ酸が、Ddz(=α、αジメチル−3、
5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル基−)によっ
てそのαアミノ機能で保護され用いられた。副機能はZ
群(=ベンジルオキシカルボニル基−)によってリジン
が、O−t−Bu群(t−ブチルエステル)によってアス
パラギン酸及びグルタミン酸が保護された。
1.4mmol/gのキャパシティーを備えた(クロロメチル
化されたポリスチレンゲルを架橋された)メリフィール
ド支体(Merrifield support:ポリマー樹脂)が、その
セシウム塩を介して第一Ddz−アミノ酸の結合に用いら
れた。ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)で濃縮
後、Ddz保護群は、ジクロロメタン中で5%TFAを用い
て、次いで洗浄し、ジクロロメタン中で10%トリエチル
アミンで陽子を取り除かれる各段階で除去された。陽子
除去(deprotonation)後、次のカップリング段階が、
同じ方法を用いて媒介された。当該カップリング段階
は、ペプチド連続が完了するまで繰り返された。
最後にペプチドは、HBr/TFA/アニソール混合物を用い
て重合体キャリアから開裂された。揮発性部分の蒸発
後、丁度開裂されたペプチドはドライエーテルから沈澱
され、乾燥された。生ペプチドはそして例1に記載され
たようにHPLC法によって浄化された。Seq.Id.No:6での
ペプチドの合成は図3に示される。
例4 環式ペプチドの合成 部分的に保護された形態でのペプチド: は予め例1又は2に記載された方法に従って調製され
た。
ジメチルホルムアミド中のこのペプチドの0.0005モル
溶液は、ジフェニルホスホリルアジ化物及びトリエチル
アミンを添加した後に20℃、12時間で環化された。
そしてこの混合物が、水素/パラジウム木炭触媒で25
℃、8時間水素化された。
溶媒は注意深く蒸発され、未処理の生成物は、例1に
記載されたHPLC法を用いて浄化された。
が10%収率で得られた。
例5 Ddz計画を用いる線形及び環式ペプチドの合成 群を保護するDdzでの同じ計画が、線形及び環式ペプ
チドを得るのに用いられた。副機能はZ群(リジン)
で、及びO−ベンジルエステル群−OBzl−(グルタミン
酸及びアスパラギン酸)で保護された。
重合体キャリアはHYCRAMR樹脂(ORPEGEN社、ドイツ、
ハイデルベルクの商標)で、これは4−ブロモクロトニ
ル−β−アラニル−アミドメチル−ポリスチレンであ
る。第一アミノ酸(Ddz−バリン)はそのセシウム塩を
介して重合体キャリアに結合した。
そしてDdz群はジクロロメタン中でトリフルオロ酢酸
(5%)を用いて除去され、アミノ群はジイソプロピル
エチルアミンで陽子を取り除かれた。
次の段階において、Ddz−グリシンは、1−ヒロキシ
ベンゾトリアゾールの存在でジイソプロピルカルボジイ
ミド(DIPC)を用いて、ポリマーマトリックスのバリン
残基に結合した。
これらの段階は、ペプチド連鎖が完了するまで繰り返
された。合成された保護形態でのペプチドは、そして酸
素のない無水テトラヒドロ−フランに溶けたテトラキス
−(トリフェニル−ホスフィノ)−パラジウム(O)で
HYCRAMRキャリアから注意深く開裂された。モルホリン
のような添加剤がアリル群の受体分子として用いられ
た。
重合体キャリアが濾過され、テトラヒドロフランで洗
浄された。ペプチドの溶液がそしてシリカゲルの短いコ
ラムを通して濾過され、パラジウム触媒が除去された。
部分的に保護されたペプチド4aを含む溶出液が、溶媒
の蒸発後、真空で乾燥された。
Seq.Id.No:4での線形ペプチドの合成 部分的に保護されたペプチド4aが2、2、2−トリフ
ルオロエタノールに溶解され、木炭でのパラジウム(10
%)の存在において30℃で水素ガスによって水素化され
た。触媒が濾過され、溶媒が真空で蒸発された。未処理
の残基はそして例1に記載されたようなHPLC法を用いて
浄化された。浄化後、Seq.Id.No:4でのペプチドが得ら
れた。当該生成物は例1で得られた化合物と同じであっ
た。
Seq.Id.No:9での環式ペプチドの合成 部分的に保護されたペプチド4aは、ジメチルホルムア
ミド/ジクロロメタン(1:1)に溶かされ、0.001モル溶
液が形成された。環化のために、DIPCとHOBtが加えら
れ、20℃で10時間おかれた。そして当該溶液は、濃縮さ
れ小さな容量となり、2、2、2−トリフルオロエタノ
ールで希釈され、Sephadex LH−20(Pharmacia LKB社
の商品名)で充填されたコラムを通すことで浄化され
た。部分的に保護された環式ペプチド9aを含む留分は集
められ、8時間の水素バブリングと激しい撹拌によって
30℃で木炭でのパラジウム(10%)触媒で水素化され
た。
そして触媒が濾過によって除去され、溶液は真空での
溶媒蒸発によって乾燥された。未処理の生ペプチドは、
例1で記載された方法を用いるHPLCによって追加的に浄
化された。得られた純環式ペプチドはSeq.Id.No:9での
ペプチドと同じである。
Ddz計画と環化を用いたHYCRAMR重合体キャリアでの合
成は、図4及び5に示された。合成されたペプチドのす
べては、シリカゲルRP−18(オクタデシルシラン化され
た)のコラムを用いてHPLC法によってその純度をチェッ
クされ、通常の様式において水/アセトニトリル/トリ
フルオロ酢酸からなる溶媒の混合物で傾斜して溶出され
た。
ペプチドはアミノ酸分析(値は理論の10%以内であっ
た)、連続分析、マス−FAB分光測定法で決定された分
子量、紫外線及び赤外線スペクトルで特徴づけられた
(図6及び7)。
我々の発明の或る実施例のみが特別詳細に記載された
が、所謂当業者にとって、多くの他の特別な実施例も実
施でき、多くの変更もすべて、本発明の精神と書き添え
られたクレームの範囲のうちで行いうることも明らかで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 999999999 サイヴェルト スヴェン クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ パルモティチェヴァ 17 (73)特許権者 999999999 グラバレヴィク ゼリコ クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ レルマノーヴァ 12アー (73)特許権者 999999999 ロツクヴィク イーヴォ クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ クヴェツノ ナセリエ 1/21 (73)特許権者 999999999 ドゥヴニャク マルコ クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ ローザ ルクセンブルグ 4 (73)特許権者 999999999 トゥルコヴィク ブランコ クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ バウエロヴァ 19 (73)特許権者 999999999 ミーセ ステパン クロアチア ハーエル・58000 スプリ ト ルズヴェルトーヴァ 37 (73)特許権者 999999999 スチャネク エルネスト クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ アレヤ ファウ ポポヴィカ 125 (73)特許権者 999999999 ミルドナー ボリス クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ コペルニコヴァ 34 (73)特許権者 999999999 ウドヴィチク イヴァン スイス ツェーハー・6370 シュタンス エンネトモーザーシュトラーセ 16 (72)発明者 シキリク プレドラグ クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ ユリシェヴァ 5 (72)発明者 ペテク マリヤン クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ ヴィスニカ 29 (72)発明者 サイヴェルト スヴェン クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ パルモティチェヴァ 17 (72)発明者 グラバレヴィク ゼリコ クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ レルマノーヴァ 12アー (72)発明者 ロツクヴィク イーヴォ クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ クヴェツノ ナセリエ 1/21 (72)発明者 ドゥヴニャク マルコ クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ ローザ ルクセンブルグ 4 (72)発明者 トゥルコヴィク ブランコ クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ バウエロヴァ 19 (72)発明者 ミーセ ステパン クロアチア ハーエル・58000 スプリ ト ルズヴェルトーヴァ 19 (72)発明者 スチャネク エルネスト クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ アレヤ ファウ ポポヴィカ 125 (72)発明者 ミルドナー ボリス クロアチア ハーエル・41000 ザグレ ブ コペルニコヴァ 34 (72)発明者 ウドヴィチク イヴァン スイス ツェーハー・6370 シュタンス エンネトモーザーシュトラーセ 16 (56)参考文献 欧州公開432400(EP,A1) Exp.Clin.Gastvoen te vol.1(1),87−90 (1991)

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】8〜15個のアミノ酸残基からなり、次の一
    般式 によって表され、XaaがAla、bAla、Leu、Ile、Gly、Va
    l、NleおよびNveから選ばれる中性の脂肪族アミノ酸残
    基を表し、YaaがLys、Arg、OrnおよびHisから選ばれる
    塩基性のアミノ酸残基を表し、ZaaがGlu、Asp、Aadおよ
    びApmから選ばれる酸性のアミノ酸残基を表し、位置2
    でのZaaから位置9でのAlaからなるアミノ酸残基鎖が必
    須であり、少なくとも1個で最大7個のアミノ酸残基が
    省略され得、更に位置10でのAspがAsnで代替可能であ
    る、高い生理活性を有する新しい種類のペプチド。
  2. 【請求項2】XaaがAla、Leu、Ile、Gly又はValを表し、
    YaaがLys又はArgを表し、ZaaがGlu又はAspを表す請求項
    1記載のペプチド。
  3. 【請求項3】分子が第1アミノ酸残基と最終アミノ酸残
    基との間のアミド結合によって環化される請求項1記載
    のペプチド。
  4. 【請求項4】式: で表されるSeq.Id.No:1のペプチド。
  5. 【請求項5】式: で表されるSeq.Id.No:2のペプチド。
  6. 【請求項6】式: で表されるSeq.Id.No:3のペプチド。
  7. 【請求項7】式: で表されるSeq.Id.No:4のペプチド。
  8. 【請求項8】式: で表されるSeq.Id.No:5のペプチド。
  9. 【請求項9】式: で表されるSeq.Id.No:6のペプチド。
  10. 【請求項10】式: で表されるSeq.Id.No:7のペプチド。
  11. 【請求項11】式: で表されるSeq.Id.No:8のペプチド。
  12. 【請求項12】式: で表されるSeq.Id.No:9のペプチド。
  13. 【請求項13】式: で表されるSeq.Id.No:10のペプチド。
  14. 【請求項14】式: で表されるSeq.Id.No:11のペプチド。
  15. 【請求項15】ストレスで誘発された病気や障害の処置
    に用いられる請求項1記載のペプチド。
  16. 【請求項16】炎症の処置に用いられる請求項1記載の
    ペプチド。
  17. 【請求項17】浮腫の処置に用いられる請求項1記載の
    ペプチド。
  18. 【請求項18】外傷の処置に用いられる請求項1記載の
    ペプチド。
  19. 【請求項19】火傷の処置に用いられる請求項1記載の
    ペプチド。
  20. 【請求項20】ウイルス性感染の処置に用いられる請求
    項1記載のペプチド。
  21. 【請求項21】イミュン系(imune system)の病気の処
    置に用いられる請求項1記載のペプチド。
  22. 【請求項22】CNS障害の処置に用いられる請求項1記
    載のペプチド。
  23. 【請求項23】種々の病因の胃腸の潰瘍の処置に用いら
    れる請求項1記載のペプチド。
  24. 【請求項24】骨挫傷の処置に用いられる請求項1記載
    のペプチド。
  25. 【請求項25】ショック及び外科一般の処置に用いられ
    る請求項1記載のペプチド。
  26. 【請求項26】脳障害及び鬱病の処置に用いられる請求
    項1記載のペプチド。
  27. 【請求項27】パーキンソン病の処置に用いられる請求
    項1記載のペプチド。
  28. 【請求項28】放射線障害及び化学剤によって引き起こ
    された奇形の保護のために用いられる請求項1記載のペ
    プチド。
  29. 【請求項29】体保護化合物として用いられる請求項1
    記載のペプチド。
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