JP2782738B2 - 通帳処理装置 - Google Patents

通帳処理装置

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JP2782738B2
JP2782738B2 JP29887688A JP29887688A JP2782738B2 JP 2782738 B2 JP2782738 B2 JP 2782738B2 JP 29887688 A JP29887688 A JP 29887688A JP 29887688 A JP29887688 A JP 29887688A JP 2782738 B2 JP2782738 B2 JP 2782738B2
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祥治 多田
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  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明が属する技術分野 この発明は、例えば現金自動預金支払機に内部構成さ
れるような通帳処理装置に関し、さらに詳しくは通帳搬
送路を短縮することができる通帳処理装置に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、この種の通帳処理装置は、第2図に示すよう
に、通帳挿入口21に挿入された通帳22を通帳搬送路23の
内方に位置する磁気ヘッド24のデータ処理位置まで搬送
して、通帳の磁気ストライプをデータ処理している。
この場合、通帳の磁気ストライプに読取り書込み処理
するために磁気ヘッド24の位置で通帳を前後進させた
際、第3図に示すように、通帳22の後端部が通帳挿入口
21の外部に露出すると、顧客が誤って通帳を把持して引
張り出すような外力が加わって、データ処理できなくな
る。それゆえ、通常は通帳22を完全取込みするように構
成しているが、その反面、通帳搬送路23が長くなってい
た。ことに、第4図に示すように、通帳22の表裏両面に
磁気ストライプ25,25を有するような場合は、端から端
まで長く前後進させる必要があるため、長尺の通帳搬送
路を要して装置全体が大型化していた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 この発明は、表裏両面に磁気ストライプを有するよう
な通帳であっても、外部への露出を回避しながら、通帳
搬送路に確実に短縮して装置の小型化を図ることができ
る通帳処理装置の提供を目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、通帳挿入口より挿入された通帳を通帳搬
送路の内方に配設した磁気ヘッドの位置まで搬送して、
通帳の磁気ストライプをデータ処理する通帳処理装置で
あって、前記通帳挿入口と磁気ヘッドとの搬送部間に、
データ処理中に逆搬される通帳を上記搬送部間から通帳
の後端部が通帳挿入口より外部に突出しない位置に一時
退避許容する一時退避通路を接続した通帳処理装置であ
る。
(ホ)発明の作用 この発明によれば、通帳挿入口に挿入された通帳を、
通帳搬送路を介して内方に取込み、取込んだ通帳を前後
進させて、この通帳に記録された磁気ストライプを磁気
ヘッドで読取り書込み等のデータ処理を行ない、このと
き反挿入方向の逆搬時に、後退する通帳を一時退避通路
に導いて、通帳の後端部が通帳挿入口より外部に露出し
ないように退避させた状態でデータ処理することができ
る。
(ヘ)発明の効果 このように、逆搬時に後退する通帳を一時退避通路に
退避させる構成により、磁気ヘッドの位置を通帳挿入口
側に近付けて、通帳挿入口から磁気ヘッドまでの位置を
効率よく短縮し、通帳搬送路を確実に短縮することがで
き、ひいては装置の小型化を図ることができる。
(ト)実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は通帳処理装置を示し、第1図において、この通
帳処理装置11は、通帳搬送路12と、これに接続される一
時退避通路13とから構成される。
上述の通帳搬送路12は、装置11の前面に通帳14を水平
状態で挿入許容する通帳挿入口15を開口しており、この
通帳挿入口15の内方に通帳の挟持間隔を隔てて上下に対
向する一対の搬送ローラ16……を一定間隔毎に複数対配
設し、これら搬送ローラ16……を正逆転可能に図示しな
いパルスモータで駆動して搬送制御する。
この通帳搬送路12の通帳挿入口15から内方に向けて一
定間隔で配設される搬送ローラ16……のうち、通帳挿入
口15の位置から第2番目の搬送ローラ配設位置に、搬送
ローラ16と磁気ヘッド17を上下に対向させて配設してい
る。この対向位置に綴じ目を境にして開閉される通帳14
が開かれた状態で導かれ、開かれたページ面が上向き
で、かつ通帳14の表裏両面に形成された磁気ストライプ
面が下向きの状態で搬入され、このときに磁気ストライ
プ面が磁気ヘッド17に接触して所定の読取り書込み処理
がなされる。
ところで、既述した通帳挿入口15と磁気ヘッド17との
搬送部間には一時退避通路13が接続され、この一時退避
通路13は通帳挿入口15と磁気ヘッド17との間に配設した
振分け板18を介して返却方向に搬送される通帳14を後部
側より下側に振分け制御し、下側に振分けられた搬送対
向位置には、上述した通帳搬送路12と同様に通帳14の挟
持間隔を隔てて左右に対向する一対の搬送ローラ16……
を配設して、データ処理中に前後進させて返却方向に搬
送される通帳14を通帳挿入口15より外部に露出させず
に、内部下方で一旦、退避許容するように設けている。
なお、通帳搬送路12の内方には、図示しない通帳のペ
ージ捲り装置や開かれた通帳のページ面に印字するため
の印字装置が配設され、さらに各搬送路に沿って通帳の
搬送ガイド板が配備される。
このように構成された通帳処理装置の処理動作を第1
図(イ)〜(ニ)の動作説明図を参照して説明する。
今、第1図(イ)に示すように、通帳挿入口15に通帳
14が挿入されると、通帳14は通帳搬送路12を介して内方
に取込まれ、この取込み過程で通帳14に記録された磁気
ストライプが磁気ヘッド17に接触対応して読取られる。
また、通帳14を後退させる時は、第1図(ロ)に示す
ように、後退する通帳14を振分け板18により振分け制御
して、水平状態より略下向きの垂直状態となる一時退避
通路13に導いて、通帳14の後端部が通帳挿入口15より外
部に突出しないように退避させる。
この退避状態より、第1図(ハ)に示すように、再度
前進させて、通帳搬送路12に導き、この前進過程で前進
する通帳14の磁気ストライプ面に磁気ヘッド17が接触対
応して書込み処理する。
このように通帳14を前後進させてデータ処理した後
は、第1図(ニ)に示すように、通帳14を返却方向に後
退搬送して、通帳挿入口15より外部に放出し、顧客に返
却する。
上述のように、後退時の通帳を一時退避通路に退避さ
せる構成により、磁気ヘッドの位置を通帳挿入口側に近
付けて、通帳挿入口から磁気ヘッドまでの位置を効率よ
く短縮でき、通帳搬送路の短縮に基づいて装置の小型化
を確実に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図(イ)〜(ニ)は通帳処理装置の処理動作を示す
説明図、 第2図および第3図は従来の通帳処理装置の処理動作を
示す説明図、 第4図は通帳を開いた状態の説明図である。 11……通帳処理装置、12……通帳搬送路 13……一時退避通路、14……通帳 15……通帳挿入口、17……磁気ヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通帳挿入口より挿入された通帳を通帳搬送
    路の内方に配設した磁気ヘッドの位置まで搬送して、通
    帳の磁気ストライプをデータ処理する通帳処理装置であ
    って、 前記通帳挿入口と磁気ヘッドとの搬送部間に、データ処
    理中に逆搬される通帳を上記搬送部間から通帳の後端部
    が通帳挿入口より外部に突出しない位置に一時退避許容
    する一時退避通路を接続した 通帳処理装置。
JP29887688A 1988-11-25 1988-11-25 通帳処理装置 Expired - Lifetime JP2782738B2 (ja)

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JPH02143880A JPH02143880A (ja) 1990-06-01
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JP2008015721A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 通帳類取扱装置

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