JP2782342B2 - 環境調節施設 - Google Patents

環境調節施設

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JP2782342B2
JP2782342B2 JP63111635A JP11163588A JP2782342B2 JP 2782342 B2 JP2782342 B2 JP 2782342B2 JP 63111635 A JP63111635 A JP 63111635A JP 11163588 A JP11163588 A JP 11163588A JP 2782342 B2 JP2782342 B2 JP 2782342B2
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は各種の培養試験等を行うための環境調節施設
に関するものである。
<従来の技術> 各種培養物の培養試験を行うに当たり、試験環境が試
験結果を大きく左右するため、試験目的に応じて温度や
湿度を調節できる環境調節技術が種々提案されている。
<本発明が解決しようとする問題点> 現存する環境調節施設として無菌環境の形成技術が提
案されているが、例えば環境調節施設の扉を開閉する際
に、外気の進入を確実に阻止できるものが存在しない。
外気中に含まれる雑菌が環境調節施設内に入り込むと正
確な試験結果が得られないため、無菌環境を持続できる
環境調節技術の提案が切望されている。
<本発明の目的> 本発明は以上の点に鑑み成されたもので、扉の開閉に
より外部から雑菌が進入し難く、良好な環境を維持でき
る、環境調節施設を提供することを目的とする。
<本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について
説明する。
(イ)環境調節施設の全体構造 第1図に環境調節施設1の全体を示す。
2は外殻であり、その一部に外扉3が設けてある。外
殻2の内部は横方向に3つに仕切られ、下から調節室A
と中間室Bと上部室Cとを有する。
さらに中間室Bは縦方向に仕切られ入口室B1と培養試
験を行う試験室B2と奥室B3とを有し、試験室B2から入口
室B1への人の進入路と、入口室B1から試験室B2への空気
の流路とが同一路として形成している。本実施例では環
境調節施設1内の空気が中間s室Bと調節室Aとの間に
おいて図面の左回り移動する場合について説明する。以
下、各室について説明する。
(ロ)調節室の構造 調節室Aは中間室B内の環境を調節するための諸機
械、例えば冷却装置5、加熱装置6、加湿装置7、送風
機8、二酸化炭素等のガス供給装置19等を配備する空間
で、中間室Bの下方に位置している。この調節室Aは奥
室B3及び入口室B1に連通している。具体的には、入口室
B1と調節室Aの間は通気性を有する床材9で区画され、
又奥室B3と調節室Aとの間も通気性を有する床材10で区
画されている。床材9の下方の調節室A内には、吸引し
た空気の温度や湿度を計測するセンサ11が設けられ、
又、送風機8の送風口は床材10の下面に直接接続してい
る。そして、所定の温度や湿度に調節された空気を送風
機8が吸引し、吸引した空気を奥室B3へ送気できるよう
構成されている。又調節室A内には上記した機器の他、
試験室B2の形成予定の環境に応じ必要な機器を配備す
る。
(ロ)中間室 奥室B3は、送風機8から送気された空気を除菌するた
めの除菌フィルタ13を収容する空間である。除菌フィル
タ13は公知のものを採用する。他方、奥室B3及び入口室
B1と区画する試験室B2の各隔壁14、15は、通気性を有す
る素材で構成されている。これらの各隔壁14、15として
は、板面に多数の開孔群を開設した板体を使用すること
が望ましい。これは各隔壁14、15の開孔群に試験室B2内
を透過する空気の整流を図るためである。入口室B1との
境界部分の隔壁14には、開閉式の内扉16が設けられてい
る。この内扉16の板面にも隔壁14と同様に多数の開孔群
が開設されている。内扉16は使用目的に応じて人間が出
入りできる寸法に形成したり、或は腕だけを出し入れで
きる小形に形成する。試験室B2の天井には滅菌用の滅菌
灯17が設けられている。滅菌灯17としては紫外線を発光
するもの等公知の機器を採用する。なお、隔壁14および
内扉16を有孔透明材で構成すると、試験室B2内を外部か
ら容易に透視できる。
(ハ)上部室 試験室B2の真上には上部室Cが位置し、内部に試験室
B2内を照射する照明設備が配備されている。さらに、照
明設備の発熱を外部に排出するためのダクト18が設けら
れている。
<本発明の作用> 次に前述した環境調節施設1の作動について説明す
る。
(イ)正常運転時 外扉3および内扉16を閉鎖した状態で環境調節施設1
を運転する。送風機8が稼働すると、調節室A内の空気
を奥室B3へ向け送気する。奥室B3内へ送気された空気
は、除菌フィルタ13及び隔壁15を透過して試験室B2内へ
流入する。
除菌フィルタ13を透過した空気は滅菌されるから、試
験室B2へは滅菌された空気だけが流入することになる。
さらに試験室B2内を空気が通過する際、滅菌灯17により
再度滅菌される。試験室B2内に流入した空気は、内扉16
および隔壁14の開孔群を経て入口室B1内へ移動する。
入口室B1内の空気は通気性を有する床材9を経て調節
室Aへ吸引される。以上の過程で空気が循環する間、調
節室A内に配置したセンサ11で空気の温度、湿度を検知
し、この検知データを基に冷却装置5、加熱装置6、加
湿装置7を制御して、常に試験室B2内を所望の環境に調
節する。
又、試験室B2内に空気の移動は、隔壁14、15の整流機
能により均一な風速分布が得られる。
(ロ)出入り時 試験室B2内に入室する場合は、外殻2の外扉3を開放
してまず入口室B1内に入室する。入口室B1内に入室した
ら外扉3を閉める。この間開放した外扉3から入口室B1
を経て試験室B2内に外気が進入することが予想される。
しかし、試験室B2から入口室B1への人の進入路と、入口
室B1から試験室B2への空気の流路とが同一路として形成
され、試験室B2から入口室B1への空気の流れの方向が、
入口室B1から試験室B2への人の進入方向に対して正反対
の方向となるため、試験室B2は勿論のこと入口室B1内へ
も外気の進入が阻止される。万一入口室B1内に外気が進
入しても、調節室Aを経て除菌フィルタ13で除菌される
ので試験室B2に直接雑菌が入り込む可能性は極めて低
い。
次に、試験室B2に出入りする場合は内扉16を開閉しな
ければならない。この間は外扉3が閉まって外気の進入
が阻止されていることと、試験室B2から入口室B1へ向け
て空気が流れていることにより、試験室B2への出入りす
るために内扉16を開閉しても試験室B2内に雑菌が入り込
み難い。
環境調節施設1から出る場合は、試験室B2から入口室
B1へ移動した後、内扉16の閉まっていることを確認して
外扉3を開閉操作して環境調節施設1の外へ出る。
<その他の実施例> 前記実施例は調節室Aを空間室Bの下方に位置させた
場合について説明したが、中間室Bの側方又は上方であ
っても、同様に機能する。
又、以上の実施例は室内に適用した場合について説明
したが、前記実施例の施設を縮小して容器化しても良い
ことは勿論である。要は前記した実施例の各室(空間)
が形成してあれば良い。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるから次のような効果
を期待することができる。
(イ)環境調節施設に出入りする際、扉を開閉しても環
境調節施設内の空気の流れを受けて室内に外気が進入し
難い。そのため雑菌が試験室内に入り込み難く、正確な
試験結果が得られる。
(ロ)扉の開閉によって室内に外気が進入し難いので、
著しく乾燥が早い性質の培養物及び培地に適した高湿度
で且つ雑菌状態の環境を維持できる。
(ハ)試験室の隔壁が空気の整流機能を有するので、試
験室内の風速分布が均一となり、試験室内の環境が良好
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図:環境調節施設の斜視図 第2図:その断面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 正弘 東京都千代田区神田須田町1丁目23番地 2 日立冷熱株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−202948(JP,A) 実開 昭61−36229(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外殻の一部に開閉自在の外扉を有し、 前記外殻の内部を人が出入りするための入口空間と調節
    空間と試験空間とに連通状態で区画し、 調節空間には温度及び湿度を調節する調節機材と、調節
    空間内の空気を試験空間へ向けて送気する送風設備とを
    配備し、 試験空間内には調節空間から送気される空気の上流側に
    除菌機材を配備すると共に、試験空間の一部に入口空間
    に面して内扉を設け、 外殻の内部空気を入口空間、調節空間、試験空間、入口
    空間の順で循環させるよう構成し、 試験空間から入口空間への人の進入路と、入口空間から
    試験空間への空気の流路とが同一路として形成され、 試験空間から入口空間への空気の流れの方向を、入口空
    間から試験空間への人の進入方向に対して正反対の方向
    となるように構成したことを特徴とする、 環境調節施設。
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