JP2001016981A - 接ぎ木苗の養生装置 - Google Patents

接ぎ木苗の養生装置

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JP2001016981A
JP2001016981A JP11198183A JP19818399A JP2001016981A JP 2001016981 A JP2001016981 A JP 2001016981A JP 11198183 A JP11198183 A JP 11198183A JP 19818399 A JP19818399 A JP 19818399A JP 2001016981 A JP2001016981 A JP 2001016981A
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space
air
seedling
air suction
curing
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JP11198183A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kuromitsu
浄 黒満
Akihiro Kawabata
明洋 川畑
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National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 養生室における風速の均一化を簡易な構成で
実現すること。 【解決手段】 養生室5と減圧室6との間を開口率10
%以下の吸込多孔板7で仕切り、減圧室6にファン8を
設置して、該減圧室6と養生室5との間に1mmAq以
上の圧力差を発生させるようにした。養生室5と吹出空
間50との間には多孔板等を設置しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物の接ぎ木苗を
効果的に養生することのできる、接ぎ木苗の養生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】苗の接ぎ木が広く行われている。この接
ぎ木の活着を正常かつ効率的に実現するため、接ぎ木苗
の養生装置が各種開発され実用されている。例えばこの
ような養生装置は、接ぎ木苗を多数収納した養生室内
に、温度及び湿度が調整された空気をファンにより圧送
して循環させる仕組みになっている(特公平8−132
26号公報等を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圧送された空
気が養生室内に吹き出される際には、空気流によって生
じる動圧が影響して風速にむらが生じ、養生室内に空気
を均一な風速で循環させることが難しかった。養生室内
の風速にむらがある場合、該養生室内の位置の違いによ
って接ぎ木苗の成育にむらが生じるので問題である。こ
の問題に対して、接ぎ木苗の格納位置を手作業で何度も
交換するなどの対処をしているが煩雑な作業であり好ま
しくない。
【0004】上記風速むらを解消するために、開口率に
変化をつけた空気吹出し用の多孔板を養生室への吹き出
し側に設置したり、多数の整流板や誘導板等を設けるな
どの工夫(特開平11−98924号公報等を参照)も
なされてはいるが、期待する風速の均一化を実現するに
は、開口率の調整や整流板及び誘導板等の調整が難し
い。また、これら空気吹出し用の多孔板、整流板、誘導
板等を設けることで装置が複雑化すると共に、装置内の
スペースの有効利用という点においても支障を来してい
る。
【0005】そこで本発明は上記事情に鑑み、難しい調
整の必要がなく、装置を複雑化させず、また装置内のス
ペースの有効利用を実現しつつ、養生室内の風速の均一
化を実現することのできる、接ぎ木苗の養生装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、装置構造体(2)と、該装置構造体内に形
成された1つ以上の空気循環路(4、50、5、6)
と、を有し、該空気循環路に、複数の接ぎ木苗(60)
を収納し得る苗収納空間(5)と、該苗収納空間の上流
側に隣接した空気吹出空間(50)と、前記苗収納空間
の下流側に隣接した空気吸込空間(6)と、を形成し
た、接ぎ木苗の養生装置(1、1X)において、前記苗
収納空間と前記空気吸込空間との間を多孔部材(7)で
仕切り、前記空気吸込空間に、前記苗収納空間との間で
1[mmAq]以上の圧力差が生じるように空気吸込手
段(8)を設置し、専ら前記多孔部材を介しての前記空
気吸込空間への空気の吸い込みにより、前記苗収納空間
の複数の接ぎ木苗に空気を循環してなる、ことを特徴と
する。この場合、前記多孔部材の開口率を10%以下と
することが好ましい。
【0007】また、ノズル(11)を介して水を噴霧す
る加湿手段(10)を設け、該ノズルを前記空気吹出空
間に配置した、ことを特徴とする。
【0008】また、前記装置構造体内には、前記空気循
環路が複数形成されており、前記複数の空気循環路は前
記空気吹出空間を共有の空間とし、該共有の空気吹出空
間を挟んで前記複数の空気循環路の苗収納空間を配置し
た、ことを特徴とする。
【0009】また、複数の接ぎ木苗を格納自在で、かつ
キャスタ(53)を介して移動自在となった苗格納手段
(13)を、前記苗収納空間に有し、前記装置構造体に
装置内外を連通する出入口(65)を、前記共有の空気
吹出空間に対応して形成し、前記苗収納空間と前記出入
口との間において、前記苗格納手段を前記共有の空気吹
出空間を介して移動させるようにした、ことを特徴とす
る。
【0010】また、前記接ぎ木苗に関する情報を入力自
在な情報入力手段(73)と、前記情報入力手段により
入力された情報に基づいて、前記空気吸込手段の運転・
停止を判定する判定部(79)と、前記判定部による判
定結果に基づいて前記空気吸込手段の運転・停止を制御
する空気吸込制御部(75)と、を有した、ことを特徴
とする。
【0011】[作用]上記構成により、空気吸込手段
(8)を運転すると空気吸込空間(6)が減圧され、苗
収納空間(5)の空気は、専ら多孔部材(7)を介して
の吸い込みにより移動する。
【0012】なお、上記括弧内の符号は図面と対照する
ためのものであり、本発明の構成を何等限定するもので
はない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち請求項
1によれば、苗収納空間の空気が、専ら多孔部材を介し
ての吸い込みにより移動し、また多孔部材を介する圧力
差が1[mmAq]以上であることから、空気吹出空間
から苗収納空間への吹き出し時に生じる空気の動圧の影
響を相対的に小さくできる。つまり、空気吹出空間から
苗収納空間への吹き出し時に生じる空気の動圧による影
響を極力少なくすることができ、苗収納空間における風
速を略々均一化することができる。更に本発明では、多
孔部材の開口率に変化をつける必要はなく、空気吹出し
用の多孔板、整流板や誘導板等も使用しないので、難し
い調整の必要がなく、装置を複雑化させない。特に、空
気吹出し用の多孔板が必要ないのでスペースの有効利用
が実現する。
【0014】また本発明のうち請求項2によれば、多孔
部材の開口率を10%以下とすることで、該多孔部材を
介する1[mmAq]以上の圧力差を的確に実現するこ
とができる。
【0015】また本発明のうち請求項3によれば、加湿
手段の保守が容易である。
【0016】また本発明のうち請求項4によれば、空気
吹出空間が共有となる分、スペースの有効利用ができ
る。
【0017】また本発明のうち請求項5によれば、苗格
納手段を使うことで、接ぎ木苗の養生装置に対する搬入
及び搬出が容易になる。
【0018】また本発明のうち請求項6によれば、風を
嫌う植物の接ぎ木苗を養生する際には、該植物の情報を
情報入力手段で入力し、この情報に基づいて空気吸込手
段を適宜停止させ、苗収納空間における空気の循環を適
宜停止させることができるので好都合である。
【0019】
【発明の実施の形態】<実施形態1>以下、図1乃至図
3を参照して実施形態1を説明する。図1は本発明の一
実施形態である養生装置を示した模式全体図、図2は制
御装置の内容を示したブロック図、図3は制御装置にお
ける制御の仕組みを説明した図である。
【0020】養生装置1は、図1に示すように、外界か
ら閉鎖された断熱外構2(装置構造体)を有しており、
断熱外構2内上部には天井板3を介して水平な風路4が
形成されている。天井板3を隔てた前記風路4の下側に
は養生室5(苗収納空間)が形成されている。断熱外構
2内のうち一方の壁部20(図1の紙面右側の壁部)に
沿った位置には減圧室6(空気吸込空間)が形成されて
おり、減圧室6と風路4との間は、天井板3を上下に貫
通する穴30を介して連通さ風ている。減圧室6には、
該穴30を介して例えば交流インバータ式である回転駆
動自在のファン8(空気吸込手段)が設置されている。
【0021】養生室5内には複数段の棚板33を有する
棚枠13(苗格納手段)を複数収納してある。これら棚
枠13は、例えば図1の紙面奥手前方向に、後述する吸
込多孔板7に沿って一列に並ぶ形で配置されている。各
棚板33の上には、接ぎ木処置を終えた多数の接ぎ木苗
60が格納されている。また棚枠13の各段には、各段
の複数の接ぎ木苗60に対してそれぞれ光を照射するた
めの多数の蛍光灯等からなる照明具35が設けてある。
また、断熱外構2内のうち前記壁部20に対向した壁部
21(図1の紙面左側の壁部)に沿った位置には吹出空
間50(空気吹出空間)が形成されており、養生室5の
図1紙面左側に隣接している。壁部21には、吹出空間
50内に略々水平に突出した形で複数段のじゃま板15
が設けられている。
【0022】前記減圧室6と養生室5とは吸込多孔板7
(多孔部材)によって全面的に仕切られている。本実施
形態での吸込多孔板7には、ほぼ均一な配置で同一径の
孔7aが多数貫通形成されている。例えば一辺50mm
の正方形状区画(2500mm2 )ごとに、直径9mm
の円形の孔7aを4つ(約64mm2 )ずつ形成し、開
口率を約2%とした。但し、開口率は2%だけでなく約
10%を上限とし、これ以下の開口率であるならば後述
する効果を得ることができる。また、多数の孔7aは、
前記棚枠13の各段の接ぎ木苗60に対応する位置にの
み形成するようにしても後述する効果を発揮できる。例
えば、棚板33の水平対応位置に孔7aを形成しない構
成も可能である。
【0023】風路4の途中には温度調整ユニット9の熱
交換部90が配置されている。温度調整ユニット9は、
冷却装置91と、加温装置92と、補助ファン93とか
らなり、該補助ファン93は前記熱交換部90(従って
風路4内)に回転駆動自在に配置されている。なお補助
ファン93は必須のものではなく、本実施形態1では、
風路4での圧損程度等に応じて補助的に設けている。
【0024】冷却装置91は、チラー等の冷水供給手段
96と、該冷水供給手段96からの冷水(例えば5℃)
を循環させるパイプ等である冷却部97とからなり、冷
水供給手段96は断熱外構2の外部等に配置されてお
り、冷却部97は前記熱交換部90(従って風路4内)
に配置されている。つまり、冷却装置91を運転するこ
とにより冷却部97(熱交換部90)を通過する空気を
冷却できるようになっている。
【0025】加温装置92は、ボイラー等の温水供給手
段98と、該温水供給手段98からの温水(例えば70
℃)を循環させるパイプ等である加温部99とからな
り、温水供給手段98は断熱外構2の外部等に配置され
ており、加温部99は前記熱交換部90(従って風路4
内)に配置されている。つまり、加温装置92を運転す
ることにより加温部99(熱交換部90)を通過する空
気を加温できるようになっている。
【0026】一方、前記壁部21付近において、前記天
井板3には上下に貫通する穴31が形成されており、該
穴31を介して風路4と吹出空間50とは上下に連通し
ている。このように養生装置1内には、空気が循環でき
る空気循環路が、風路4、吹出空間50、養生室5、減
圧室6により形成されている。なお、吹出空間50と養
生室5との間には仕切り等が一切設けられていない。
【0027】図示しない圧縮空気・水供給手段と、該圧
縮空気・水供給手段に接続されたスプレーノズル11と
を有した加湿器10(加湿手段)が設けられており、ス
プレーノズル11は吹出空間50の前記穴31付近に配
置されている。スプレーノズル11からは、供給された
水を空気と共に噴霧するようになっている。
【0028】更に養生室5内には、該養生室5内の所定
の温度を検知する温度センサ16が設置されており、該
温度センサ16は、冷却開始温度検知部、冷却終了温度
検知部、加温開始温度検知部、加温終了温度検知部を有
する4点式センサである。但し、加温終了温度検知部と
冷却開始温度検知部とを同一の検知部で兼ねる3点式セ
ンサや、加温終了温度検知部と冷却開始温度検知部とを
第1の検知部で兼ね、冷却終了温度検知部と加温開始温
度検知部とを第2の検知部で兼ねる2点式センサ等も採
用可能である。
【0029】また、養生装置1には、図2に示すような
制御装置70が設けられており、該制御装置70は、主
制御部71と、該主制御部71に接続された、ファン制
御部75(空気吸込制御部)、冷却装置制御部76、加
温装置制御部77、加湿器制御部78、演算部79(判
定部)を有している。また主制御部71には、前記温度
センサ16が接続されており、その他に、養生室5内の
湿度を検知する湿度センサ19(図1では省略)と、多
数の照明具35の電源をオン・オフする照明具スイッチ
39と、ユーザの操作により接ぎ木苗に関する情報を入
力できる操作ボタン73(情報入力手段)とが接続され
ている。
【0030】養生装置1は以上のように構成されている
ので、該養生装置1を用いた接ぎ木苗60の養生は次の
ように行う。まず、棚枠13に多数の接ぎ木苗60を格
納して、該棚枠13を養生室5内に収納する。図1では
省略されているが、棚枠13の脚部にキャスタ(図4の
キャスタ53を参照)を設けることで棚枠13の移動が
容易になり上記収納作業は円滑に行える。
【0031】次いで、作業者は照明具スイッチ39を操
作して多数の照明具35を点灯させる。これら照明具3
5の光により多数の接ぎ木苗60には必要とされる光を
供給する。また照明具35の点灯と共に制御装置70を
作動させる。これによりファン制御部75がファン8を
運転させる。該ファン8の運転により図1の矢印P方向
に空気が圧送され、これに伴って減圧室6が減圧され
る。圧送された空気Aは風路4を図1の紙面左方向に進
み熱交換部90に送られる。
【0032】一方、養生室5の温度センサ16では所定
の温度を検知しており、この検知信号が主制御部71に
伝送されている。主制御部71は伝送されてきた検知信
号に基づいて演算部79において演算を行い、冷却装置
91の運転・停止と、加温装置92の運転・停止とを判
定している。更にこの判定結果に基づいて冷却装置制御
部76及び加温装置制御部77に指令を与えている。
【0033】図3を用いて制御の仕組みを説明する。な
お図3の中で、符号100は「OR」、符号200は
「AND」、符号300は「NOT」を示している。例
えば、養生室5の温度が冷却を要する高い温度の場合に
は、温度センサ16において冷却開始温度検知部がオン
となる。当然、加温終了温度検知部がオン、冷却終了温
度検知部がオフ、加温開始温度検知部がオフとなるの
で、演算部79では冷却装置91の運転と加温装置92
の停止とが判定され、これに基づき指示を受けた冷却装
置制御部76及び加温装置制御部77は、それぞれ冷却
装置91を運転し、加温装置92を停止させる。
【0034】また例えば、養生室5の温度が加温を要す
る低い温度の場合には、温度センサ16において加温開
始温度検知部がオンとなる。当然、冷却開始温度検知部
がオフ、加温終了温度検知部がオフ、冷却終了温度検知
部がオンとなるので、演算部79では冷却装置91の停
止と加温装置92の運転とが判定され、これに基づき指
示を受けた冷却装置制御部76及び加温装置制御部77
は、それぞれ冷却装置91を停止し、加温装置92を運
転させる。
【0035】また例えば、養生室5の温度が加温も冷却
も要しない適切な温度帯の温度である場合には、冷却開
始温度検知部がオフ、加温終了温度検知部がオン、冷却
終了温度検知部がオン、加温開始温度検知部がオフとな
るので、演算部79では冷却装置91及び加温装置92
の停止が判定され、これに基づき指示を受けた冷却装置
制御部76及び加温装置制御部77は、それぞれ冷却装
置91を停止し、加温装置92を停止させる。
【0036】以上のようにして冷却装置91及び加温装
置92が制御されているので、上述したように熱交換部
90に送られた空気Aは、該熱交換部90で冷却又は加
温されるか、或いは冷却も加温もされず、補助ファン9
3によりさらに加圧されて該熱交換部90を図1の左方
向に圧送される。熱交換部90を出た空気Aは、風路4
を端まで進んで穴31を介して吹出空間50に出て、更
にここから養生室5に吹き出る。
【0037】ところで養生室5の湿度センサ19では所
定の湿度を検知しており、この検知信号が主制御部71
に伝送されている。主制御部71は伝送されてきた検知
信号に基づいて演算部79において演算を行い、加湿器
10の運転・停止を判定している。更にこの判定結果に
基づいて加湿器制御部78に指令を与えている。
【0038】例えば、湿度センサ19において所定の値
より低い湿度が検知された場合には、演算部79は加湿
器10の運転を判定し、これに基づき指示を受けた加湿
器制御部78は加湿器10を運転させる。また、湿度セ
ンサ19において所定の値以上の適正な湿度が検知され
た場合には、演算部79は加湿器10の停止を判定し、
これに基づき指示を受けた加湿器制御部78は加湿器1
0を停止させる。
【0039】以上のように加湿器10が制御されている
ので、上述したように穴31を通って吹出空間50に吹
き出る空気Aには、必要に応じて加湿器10のスプレー
ノズル11より噴霧された水分が混入される。また、穴
31から吹出空間50に吹き出る空気Aは、穴31の下
方に設けられた複数のじゃま板15に適宜衝突して乱流
を発生させるので、局部的な動圧がある程度解消され風
速の均一化が進められる。
【0040】一方、上述したようにファン8の運転によ
り減圧室6が減圧されており、吸込多孔板7で仕切られ
た養生室5と減圧室6との間には圧力差が生じているの
で、養生室5の空気Aは、専らこの圧力差により図1の
紙面右方向に減圧室6側に向かって移動する。これによ
り温度や湿度が調整された空気Aが棚枠13の多数の接
ぎ木苗60を通過し、通過時にこれら接ぎ木苗60に必
要な温度及び湿度を提供する。こうして棚枠13を通過
した空気Aは吸込多孔板7を介して減圧室6に吸い込ま
れる。
【0041】以上のように空気Aが、風路4、吹出空間
50、減圧室6、風路4、吹出空間50、…、の順に空
気循環路に沿って循環し、またその途中で、熱交換部9
0で温度調整され、スプレーノズル11により湿度が調
整されることにより、接ぎ木苗60に適切な温度及び湿
度が提供され養生が行われる。
【0042】ところで本実施形態では、ファン8の運転
を適宜調整することにより、吸込多孔板7を介する圧力
差が5mmAqとなるように設定した。実際にはファン
8による加圧は0.1〜0.5mmAq程度であるの
で、養生室5で空気Aが受け得る動圧は最大でも0.5
mmAqであると予想できる。また、 v=(2・gH/m)1/2 :但し、「v」は風速
(m/sec)、「g」は重力加速度(9.8m/se
2 )、「H」は圧力(mmAq)、「m」は比重(空
気は0.0012) であることが公知であるから、圧力差5mmAqによる
風速「v1 」に対し、動圧0.5mmAqの影響をうけ
た風速「v2 」の比率は、 v2 /v1 =(4.5/5.0)1/2 =0.948… となる。つまり、動圧の影響を受けても10%未満の風
速変化しか生じず、養生室5内を移動する空気の風速を
略々均一な値(0.3m/sec)にすることに成功し
ている。なお、本実施形態では吸込多孔板7を介した圧
力差を5mmAqとしたが、この圧力差は1mmAq以
上であれば実用可能であることが発明者によって判明し
ている。
【0043】また本実施形態では、養生室5から減圧室
6への吸込みには多孔板7を介しているが、吹出空間5
0から養生室5への吹出しは多孔板等を介さず行ってい
る。空気の性質として、多孔板等に形成された小さな穴
を通過する空気は、吸込側(圧力大側)では略々均一に
流動し、吹出側(圧力小側)では線状に噴射流動する。
従って、本実施形態の場合は、吹出空間50から養生室
5内へ吹出す空気も、養生室5から減圧室6へ吹出す空
気もいずれも略々均一な態様で移動する。
【0044】以上のように本実施形態では、多孔板の開
口率を調整したり、整流板を調節したりといった難しい
調整の必要が一切なく、また空気吹出し用の多孔板を設
置しないで済むなど装置を複雑化させずに養生室5内の
風速の均一化を実現することができた。また、空気吹出
し用の多孔板を設置しない分、装置内のスペースの有効
利用が実現する。
【0045】ところで、接ぎ木苗の品種によっては風を
嫌うものもあり得る。本実施形態ではこのような品種の
接ぎ木苗に対しても有効に対処できるものである。例え
ばウリ科が風を嫌う品種であるとして以下説明する(勿
論、ウリ科以外の風を嫌う品種についても同様であ
る。)。
【0046】ウリ科の接ぎ木苗60を養生室5に格納し
ている場合、作業員は制御装置70の操作ボタン73を
介して「ウリ科」であることを示す情報を入力する。主
制御部71は該入力された情報を格納保持する。主制御
部71は上述したように、温度センサ16及び湿度セン
サ19からの検知信号に基づいて冷却装置91及び加温
装置92を制御すると共に、ファン8の運転・停止の判
定を演算部79に行わせている。例えば、演算部79に
より冷却装置91及び加温装置92の停止が判定されて
いる場合に、照明具スイッチ39がオフである信号が送
られると、該演算部79はファン8の停止を判定し、フ
ァン制御部75にファン8の停止を指令する。これによ
りファン制御部75はファン8を停止し、接ぎ木苗60
には風が供給されない状態となる。
【0047】また、照明具スイッチ39がオンである
か、或いは冷却装置91と加温装置92のうちの少なく
とも一方の運転が判定されている場合は、演算部79は
ファン制御部75にファン8の運転を判定し、ファン制
御部75にファン8の運転を指令する。これによりファ
ン制御部75はファン8を運転し、接ぎ木苗60には風
が供給される。つまり、風を嫌うウリ科の接ぎ木苗に対
しては、空気の温度調整が必要なく、しかも接ぎ木苗に
対する照明が必要ない場合に、不要な風の供給を停止し
好適な養生を行うようにした。
【0048】なお本実施形態では、空気の温度調整が必
要なく、しかも接ぎ木苗に対する照明が必要ない場合
に、風の供給を停止するよう制御したが、これ以外の条
件で風の供給を停止するように制御することも可能であ
る。
【0049】<実施形態2>次に図4乃至図6を参照し
て実施形態2を説明する。図4は実施形態2の養生装置
を示す側断面図、図5はその側面図、図6は平断面図で
ある。本実施形態2の養生装置1Xは2つの空気循環路
を有し、従って基本的に実施形態1の養生装置1を2個
合わせたものであり、じゃま板15の設けられた壁部2
1を無くし、吹出空間50を共有の空間としている。そ
して、該共有の吹出空間50を挟んで養生室5、5が左
右対称的に配置された構成である。即ち、断熱外構2内
には図4及び図6に示すように、左右両端に吸込多孔板
7、7を介して減圧室6、6が設けられており、吸込多
孔板7、7で挟まれた部分が養生室5、5と共有の吹出
空間50である。これらの上には天井板3を介して風路
4が設けられており、風路4と各減圧室6とは穴30を
介して連通している。各穴30にはファン8がそれぞれ
設けられている。
【0050】また、風路4と共有の吹出空間50との間
を上下に貫通する唯一の穴31は、養生装置1Xの略々
中央位置に配置されており、熱交換部90は該穴31の
上方の風路4内に1つだけ設置されている。本実施形態
2の場合も熱交換部90の補助ファン93は必須ではな
い。加湿器10のスプレーノズル11は吹出空間50の
穴31近傍に配置されている。
【0051】この養生装置1Xの場合は、複数の棚枠1
3が図6の紙面上下方向に2列設置されている。各列は
それぞれ吸込多孔板7に沿った形で配置されている(接
ぎ木苗60等は省略した)。また、これら棚枠13の列
と列に挟まれた吹出空間50は通路67とされており、
該通路67に対応した位置には断熱外構2の内外を連通
する出入口65が形成されており、該出入口65には開
閉自在なドア66が設けられている。
【0052】養生装置1Xは以上のように構成されてい
るので、ファン8、8等を運転することにより、養生装
置1の場合と全く同様にして、温度調整及び湿度調整さ
れた空気を養生室5内で略々均一な風速で循環させるこ
とができる。即ち、本実施形態2の場合は、穴31から
共有の吹出空間50を経て養生室5に吹出た空気Aが図
4及び図6の紙面左右方向に別れて移動し、棚枠13の
各列をそれぞれ通過して各減圧室6に向かうようになっ
ている。
【0053】本実施形態2では、棚枠13の列と列に挟
まれた吹出空間50に多孔板等を設置しないで済むの
で、該吹出空間50が自由なスペースとなり、例えばキ
ャスタ53の設けられた棚枠13を移動させる際に利用
できる通路67として有効利用できる。各棚枠13の配
置位置と出入口65との間は、図5及び図6に示すよう
に前記通路67を介して容易に往来できるようになって
いるので養生装置1Xに対する接ぎ木苗の搬入・搬出が
容易になり便利である。
【0054】また、本実施形態2では、複数のファン8
からの空気Aが穴31の位置で合流するようになってい
るので、合流時の相互衝突により動圧が打ち消されると
いう効果も期待できる。
【0055】また、上述した実施形態2では空気循環路
は2つであったが、3つ以上の空気循環路を有した養生
装置も可能である。この場合も、共有の吹出空間50を
中心にして複数の養生室5を放射状に配置すれば良い。
【0056】なお、上述した各実施形態の養生装置にC
2 ボンベ及び該ボンベからのガスの供給量を制御する
手段等を設置し、養生室5に供給される空気に適量のC
2ガスを混入させてやることも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の養生装置を示した模式側断面図。
【図2】制御装置を示したブロック図。
【図3】養生装置における制御を説明した図。
【図4】実施形態2の養生装置を示した模式側断面図。
【図5】図4の養生装置の側面図。
【図6】図4の養生装置の平断面図。
【符号の説明】
1、1X 養生装置 2 断熱外構 4 風路 5 養生室 6 減圧室 7 吸込多孔板 8 ファン 10 加湿器 11 スプレーノズル 13 棚枠 50 吹出空間 53 キャスタ 60 接ぎ木苗 65 出入口 73 操作ボタン 75 ファン制御部 70 演算部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月14日(1999.9.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】養生装置1は、図1に示すように、外界か
ら閉鎖された断熱外構2(装置構造体)を有しており、
断熱外構2内上部には天井板3を介して水平な風路4が
形成されている。天井板3を隔てた前記風路4の下側に
は養生室5(苗収納空間)が形成されている。断熱外構
2内のうち一方の壁部20(図1の紙面右側の壁部)に
沿った位置には減圧室6(空気吸込空間)が形成されて
おり、減圧室6と風路4との間は、天井板3を上下に貫
通する穴30を介して連通されている。減圧室6には、
該穴30を介して例えば交流インバータ式である回転駆
動自在のファン8(空気吸込手段)が設置されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】ところで本実施形態では、ファン8の運転
を適宜調整することにより、吸込多孔板7を介する圧力
差が5mmAqとなるように設定した。実際にはファン
8による加圧は0.1〜0.5mmAq程度であるの
で、養生室5で空気Aが受け得る動圧は最大でも0.5
mmAqであると予想できる。また、 v=(2・gH/m)1/2 :但し、「v」は風速
(m/sec)、「g」は重力加速度(9.8m/se
2 )、「H」は水頭(m)、「m」は比重(空気は
0.0012) であることが公知であるから、圧力差5mmAqによる
風速「v1 」に対し、動圧0.5mmAqの影響をうけ
た風速「v2 」の比率は、 v2 /v1 =(4.5/5.0)1/2 =0.948… となる。つまり、動圧の影響を受けても、吸込多孔板7
を通過する空気については10%未満の風速変化しか生
じず、養生室5内を移動する空気の風速を略々均一な値
(0.3m/sec)にすることに成功している。な
お、本実施形態では吸込多孔板7を介した圧力差を5m
mAqとしたが、この圧力差は1mmAq以上であれば
実用可能であることが発明者によって判明している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒満 浄 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 川畑 明洋 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B022 DA01 DA20 2B029 AA01 AB10 DC01 FA10 MA04 MA06 MA08 PA06 SA01 TA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置構造体と、該装置構造体内に形成さ
    れた1つ以上の空気循環路と、を有し、該空気循環路
    に、複数の接ぎ木苗を収納し得る苗収納空間と、該苗収
    納空間の上流側に隣接した空気吹出空間と、前記苗収納
    空間の下流側に隣接した空気吸込空間と、を形成した、
    接ぎ木苗の養生装置において、 前記苗収納空間と前記空気吸込空間との間を多孔部材で
    仕切り、 前記空気吸込空間に、前記苗収納空間との間で1[mm
    Aq]以上の圧力差が生じるように空気吸込手段を設置
    し、 専ら前記多孔部材を介しての前記空気吸込空間への空気
    の吸い込みにより、前記苗収納空間の複数の接ぎ木苗に
    空気を循環してなる、 ことを特徴とする接ぎ木苗の養生装置。
  2. 【請求項2】 前記多孔部材の開口率を10%以下とし
    た、ことを特徴とする請求項1記載の接ぎ木苗の養生装
    置。
  3. 【請求項3】 ノズルを介して水を噴霧する加湿手段を
    設け、該ノズルを前記空気吹出空間に配置した、ことを
    特徴とする請求項1又は2記載の接ぎ木苗の養生装置。
  4. 【請求項4】 前記装置構造体内には、前記空気循環路
    が複数形成されており、 前記複数の空気循環路は前記空気吹出空間を共有の空間
    とし、該共有の空気吹出空間を挟んで前記複数の空気循
    環路の苗収納空間を配置した、ことを特徴とする請求項
    1又は2記載の接ぎ木苗の養生装置。
  5. 【請求項5】 複数の接ぎ木苗を格納自在で、かつキャ
    スタを介して移動自在となった苗格納手段を、前記苗収
    納空間に有し、 前記装置構造体に装置内外を連通する出入口を、前記共
    有の空気吹出空間に対応して形成し、 前記苗収納空間と前記出入口との間において、前記苗格
    納手段を前記共有の空気吹出空間を介して移動させるよ
    うにした、ことを特徴とする請求項4記載の接ぎ木苗の
    養生装置。
  6. 【請求項6】 前記接ぎ木苗に関する情報を入力自在な
    情報入力手段と、 前記情報入力手段により入力された情報に基づいて、前
    記空気吸込手段の運転・停止を判定する判定部と、 前記判定部による判定結果に基づいて前記空気吸込手段
    の運転・停止を制御する空気吸込制御部と、を有した、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の接ぎ木苗の養生
    装置。
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