JPS63201436A

JPS63201436A - 冷暖房送風機

Info

Publication number: JPS63201436A
Application number: JP62033612A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Watanabe; 和雄渡邊
Original assignee: KYOWA SEKKEI JIMUSHO KK
Current assignee: KYOWA SEKKEI JIMUSHO KK
Priority date: 1987-02-17
Filing date: 1987-02-17
Publication date: 1988-08-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は冷暖房送風機に関し、詳しくは、１台の機器で
暖房、冷房、加湿暖房を行うことができる移動自在な冷
暖房送風機に係る。

〔従来技術〕

従来、冷房機としては、例えば、室外空気を導入して室
内を冷房するものがあるが、これは、室内機の他に室外
機を必要とするため、高価で装置が大型になるばかりで
なく、室内と室外とを連絡するための壁への穴開け、パ
イプの敷設等配管工事が必要で取付工事が容易でないと
いう問題がある。

また、冷風機と称する簡易な冷房機があるが、これは、
上記のものに比較して、廉価であり、また、装置内のタ
ンクの水の蒸発による気化熱により冷房するものである
ため、室内機の他に室外機を必要とはしないが、外気と
の連絡のため、窓等からパイプを外部に引出ため、その
工事が必要であるばかりか、使用する度毎に窓の開閉を
行わなければならず、しかも、使用するにつれてタンク
内の水が蒸発するため、タンクへの水の注水を行わなけ
ればならず、使用が非常に面倒な問題がある。

また、暖房機としては、例えば、石油ストーブや、ガス
ストーブ等があるが、これらは、誤って転倒させた場合
には回りの家具等に引火して火事になる等危険であるば
かりか、燃焼につれて室内空気が汚染されるため、最悪
の場合は酸素欠乏で死に至る事故の危険性があり、しか
も、このような事故を防止するためには、一端温めた室
内を開けて室内空気との交換をしなければならず、不効
率である上に、使用上面倒であるという問題点がある。

そして、これらはいずれも、高価であるか、あるいは安
全性の面で種々問題があるばかりでなく、大型で据え置
き型のものであるため移動することができず据え置いた
限られた場所のみしか冷房又は暖房を行うことができな
いという問題点があった。

本発明は上記実情に鑑み、その問題点を一掃すべく創案
されたものであって、１台の機器で暖房、冷房、加湿暖
房を安全に行うことができ、しかも、移動自在な冷暖房
送風機を提供しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、車輪が設けられて
移動１在ニー４二ンよに、水槽、水槽の水を冷却する冷
却コンプレフサ、水槽の水を循環させる循環パイプ、循
環パイプに水槽の水を給水する給水ポンプ、循環パイプ
に向けて送風して室内空気を通過させる送風ブロワファ
ン及びセラミックの発熱体を載置し、冷房時には、水槽
の水を冷却コンプレッサにより冷却し、この冷却水を給
水ポンプにより循環パイプ内に循環させるとともに、循
環パイプに向けて送風ブロワファンから送風して室内空
気を通過させ、暖房時にはセラミック発熱体を発熱させ
、このセラミック発熱体に向けて送風ブロワファンから
送風して室内空気を通過させ、さらに、加湿暖房時には
上記冷房時及び暖房時双方の動作を行わせるように構成
した。

〔作用〕

本発明の構成によれば、冷房時には、水槽の水が冷却コ
ンプレッサにより冷却され、この冷却水が給水ポンプに
給水されて循環パイプ内で循環し、これらと同時に循環
パイプに向けて送風ブロワファンから送風されて室内空
気が通過し、この室内空気の通過により室内が冷房され
、暖房時にはセラミック発熱体を発熱させ、このセラミ
ック発熱体に向けて送風ブロワファンから送風して室内
空気を通過させることにより室内空気が暖房され、さら
に、加湿暖房時には上記冷房時及び暖房時双方の動作が
行われることにより加湿暖房が行われる。

〔実施例〕

本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明する。

第１図は全体構成図、第２図は操作パネルの前面図であ
る。

シャーシ１には上部に枠体２、下部にキャスター車輪３
が設けられており、キャスター車輪３により移動自在と
なっている。

上記シャーシ１の枠体２内には、水槽４、水槽４の水を
冷却する冷却コンプレッサ５、水槽４の水を循環させる
循環バイブロ、循環バイブロに水槽４の水を給水する給
水ポンプ７、循環バイブロに向けて送風して室内空気を
通過させる送風ブロワファン８、セラミック発熱体９が
載置されている。

すなわち、水槽４は枠体２の上面に注水口４ａが形成さ
れるとともに、枠体２の側面下部に水量確認用の水量ゲ
ージ４ｂが設けられている。この水槽４は給水ポンプ７
により送水パイプ４ｃを介して循環バイブロに送水し、
図示しない受水パイプを介して循環バイブロから受水す
るようになっている。

循環バイブロは銅製からなり、枠体２の前面側上部に配
置されている。

また、この循環バイブロに向けて送風する送風ブロワフ
ァン８は、枠体２の後面側に配置されており、この後面
側から室内空気を取り入れ送風ダクト８ａを介して循環
バイブロ又はセラミック発熱体９に向けて送風し、室内
空気を通過させるようになっている。

セラミック発熱体９は枠体２の前面下部、すなわち、上
記循環バイブロの下部に複数個、本実施例では５個配置
されている。

上記送風ダクト８ａは、循環バイブロとセラミック発熱
体９の境界の位置を枢点として回動する切換えるダンパ
ーＩＯにより、送風ブロワファン８の送風を切換え可能
になっている。この切換えダンパー１０の操作は枠体２
の前面に設けられた切換レバー１０ａにより行うように
なっている。

また、枠体１の前面にはフロントパネル１１が着脱自在
に設けられている。このフロントパネル１１にはそれぞ
れ循環バイブロ、セラミック発熱体９用に、複数の隙間
が形成された横桟状の窓部６ａ、９ａが形成されている
。

また、このフロントパネル１１には第２図に示す操作パ
ネル１２が配置されている。操作パネル１２には、右側
にタイマースイッチ１３及び風量調節スイッチ１４が並
列して設けられ、左側上部に運転スイッチ１５、冷風／
加湿スイッチ１６、及び温風／送風スイッチ１７が並列
して設けられ、さらに、左側下部に運転ランプ１８、冷
風ランプ１９及び温風ランプ２０が並列して設けられて
いる。

一方、枠体１の後面にはリアパネル２１が着脱自在に設
けられている。このリアパネル２１には防塵ネット２２
が張設されており、室内の塵を濾過して送風ダク）８ａ
へは清浄を空気が入り込むようになっている。

なお、２３はリード線、２４は電源プラグである。

次に上記構成からなる本発明の一実施例の作用を説明す
る。

まず、冷房するには、切換レバー１０ａの操作により切
換ダンパＩＧを引下げて、運転スイッチ１５を入れると
ともに、タイマースイッチ１３を「連続ｊあるいは「指
定時間」の位置に合わせると、運転ランプ１８が点灯す
る。そして、冷風／加湿スイッチ１６をオンすると、冷
風ランプ５が点灯し、冷却コンプレッサー５及び給水ポ
ンプ７が駆動されるとともに、送風ブロワファン８が駆
動されて、室内空気がリアバネ２１の防塵ネ−／　）２
２を通過して送風ダク）８ａから循環バイブロに送られ
る。この室内空気が循環バイブロを通過する際に冷却さ
れ、フロントパネル１１の窓部６ａから再び室内に進入
し、これにより室内が冷房される。

次いで、暖房するには、切換レバーＩＱＨの操作により
切換ダンパ１０を引上げて、運転スイッチ１５を入れる
とともに、タイマースイッチ１３を「連続」あるいは「
指定時間」の位置に合わせると、運転ランプ１８が点灯
する。そして、温風／送風スイッチ１７をオンすると、
セラミック発熱体９が発熱するとともに、温風ランプ２
０が点灯し、送風ブロワファン８が駆動されて、室内空
気がリアパネル２１の防塵ネット２２を通過して送風ダ
クト８ａからセラミック発熱体９に送られる。この室内
空気がセラミック発熱体９を通過する際に暖房され、フ
ロントパネル１１の窓部９ａから再び室内に進入し、こ
れにより室内が暖房される。

さらに、加湿暖房を行うには、上記冷房及び暖房時双方
の操作を行う、すなわち、切換レバー１０ａの操作によ
り切換ダンパ１０を中立にし、運転スイッチ１５を入れ
るとともに、タイマースイッチ１３を連続又は指定時間
の位置に合わせると、運転ランプ１８が点灯する。そし
て、冷風／加湿スイッチ１６及び温風／送風スイッチ１
７を入れると、冷風ランプ１９及び温風ランプ２０が点
灯して、冷却コンプレツサ５及び給水ポンプ７が駆動さ
れるとともに、セラミック発熱体９が発熱し、室内空気
がリアパネル２１の防塵ネット２２を通過して送風ダク
ト８ａから循環バンブ６及びセラミック発熱体９に送ら
れる。この室内空気が循環バイブロ及びセラミック発熱
体９を通過する際に加湿暖房され、フロントパネル１１
の窓部６ａ、９ａから再び室内に進入し、これにより室
内が加湿暖房される。

また、場所を変えて使用するには、キャースター車輪３
により移動させることにより、適宜所望の場所で使用す
ることができる。

このように、本発明は一台の機器により次のような効果
を奏する。

（１）オールシーズンにて使用することができる。

また、これにより、保管場所等も不要で効率的な使用を
図ることができる。

（２）室内移動が極めて容易で所望の場所で使用するこ
とができ。

（３）１台の機器で、暖房、冷房、加湿暖房を行うこと
ができる。

（４）暖房時の火災のおそれが全くない。

（５）室内空気を汚染するおそれがない。また、汚染の
必要がないので、室内換気の手間も省けるとともに、一
端温めた室内を冷たくすることもなく効率的な暖房を図
ることができる。

（６）セラミック発熱体により故障の心配がなく半永久
的な暖房を行うことができる。

（７）装置の取付は工事が不要である。

（８）室外機がなくて、壁の穴開け、配管工事等取付工
事が不要である。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、１台
の機器で、暖房、冷房及び加湿暖房を行うことができる
とともに、移動が極めて容易で所望の場所での使用が容
易に行うことができることと併せて、種々の効果を奏す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に関する冷暖房送風機の一実施例を示し、
第１図は全体構成図、第２図は操作パネルの前面図であ
る。（主要部分を示す図面の簡単な説明） ■・・シャーシ　　　３・・キャスター車輪４・・水槽
　　　　　５・・冷却コンプレフサ６・・循環バイブ　
　７・・給水ポンプ８・・送風ブロワファン９・・セラミック発熱体

Claims

【特許請求の範囲】

車輪が設けられて移動自在なシャーシ上に、水槽、水槽
の水を冷却する冷却コンプレッサ、水槽の水を循環させ
る循環パイプ、循環パイプに水槽の水を給水する給水ポ
ンプ、循環パイプに向けて送風して室内空気を通過させ
る送風ブロワファン及び￥セラミックの発熱体を載置￥
し、冷房時には、水槽の水を冷却コンプレッサにより冷
却し、この冷却水を給水ポンプにより循環パイプ内に循
環させるとともに、循環パイプに向けて送風ブロワファ
ンから送風して室内空気を通過させ、暖房時にはセラミ
ック発熱体を発熱させ、このセラミック発熱体に向けて
送風ブロワファンから送風して室内空気を通過させ、さ
らに、加湿暖房時には上記冷房時及び暖房時双方の動作
を行わせるように構成したことを特徴とする冷暖房送風
機。