JP4424532B2 - 放射方式併用の対流型空調システム - Google Patents
放射方式併用の対流型空調システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4424532B2 JP4424532B2 JP2003290550A JP2003290550A JP4424532B2 JP 4424532 B2 JP4424532 B2 JP 4424532B2 JP 2003290550 A JP2003290550 A JP 2003290550A JP 2003290550 A JP2003290550 A JP 2003290550A JP 4424532 B2 JP4424532 B2 JP 4424532B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- radiation
- air supply
- air conditioning
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
(1)同一の冷気供給源から別々に吹出し用乃至冷媒用の冷風を供給される吹出口及び放射冷却部を、空調領域の天井側に併設させたもの(特許文献1)。
(2)冷気供給源から天井板等を貫いて室内へ突出した通気ダクトの先端部に、多数の吹出し用小孔を穿設した輻射パネルを取り付けたもの(特許文献2)。
(3)冷気供給源から天井側の吹出口へ至る通気ダクトの途中に、天井パネルの一部を兼ねて空調領域に臨む輻射パネルを設けたもの(特許文献3、特許文献4)。
上記空調領域は人間が居るための領域であり、
上記放射冷却部41が床板2上方に設けられ、
上記給気路21は、床下領域Lから床板2を貫通して放射冷却部41に接続するとともに再び床下領域Lへ戻るように形成し、上記放射冷却部41を通って冷熱を奪われることで発生する温気を、床下領域L内で、放射冷却部41を通過しない別の給気路部分を介して供給される冷気と混合させ、該混合空気を所定の吹出し温度として、床板2に設けた吹出口32から空調領域T内へ吹き込むように構成している。
第2の手段は、冷気供給源から床下領域を経て空調領域へ至る給気路の一部に該空調領域への放射冷却部を介在させた、放射方式併用の対流型空調システムにおいて、
上記空調領域は人間が居るための領域であり、
上記放射冷却部41が床の一部として設けられ、
上記給気路21は、床下領域Lから床板2に近づいて放射冷却部41に接続するとともに再び床下領域Lへ戻るように形成し、上記放射冷却部41を通って冷熱を奪われることで発生する温気を、床下領域L内で、放射冷却部41を通過しない別の給気路部分を介して供給される冷気と混合させ、該混合空気を所定の吹出し温度として、床板2に設けた吹出口32から空調領域T内へ吹き込むように構成している。
第1分岐路23は、給気ライン22から放射冷却部41へ冷気を給気するように形成し、
第2分岐路24は、給気ライン22からの冷気流と上記放射冷却部41を通過した温気流とが合流する合流部33を有し、該合流部で混合した空気を、空調領域Tに開口する吹出口32から吹出すように形成している。
○放射冷却部41を通って冷熱を奪われた温気を、放射冷却部を通過していない冷気と混合させて空調領域T内へ吹き込むように設けたから、冷気供給源において除湿のために露点以下に冷却した空気を設定吹出し温度まで再加熱するような場合と比較して、放射冷却部41を再熱ヒーターの代りとして利用できるので、エネルギー損失が少なく、システムのランニングコストを削減できる。
○放射冷却方式を併用したので対流空調のための送風量を削減することができるとともに、上記温風及び冷風の各風量の割合を予め所要値に設計することで、空調領域Tの環境(空気汚染物質の発生量など)に応じて上記送風量を最適化することができ、搬送動力も削減できるので、更に経済的である。
○放射冷却部41には冷気を供給するから、冷水を用いる場合の如く漏水の心配がなく、上記給気路21のうち温気と冷気との合流部などに防水加工を施す必要がないので設備の構築が容易であり、例えば空調領域Tである部屋の床下の領域Lが外部から遮断されているときには該領域全体を上記合流部として給気路の構造を簡略化できるので、システムのイニシャルコストも削減できる。
○冷気供給源11からの給気路を分岐させて、その一方の分岐路23から放射冷却部41を通過した空気を、他方分岐路24に合流させ、混合空気を空調領域Tへ供給するように設けたから、一つの冷気供給源を放射冷却システムと対流空調システムとで共有することができ、各システムごとに冷気供給源を設ける場合に比べて設備費が更に削減される。
○放射冷却部41と吹出口32とを別々に設けたから、これら放射冷却部と吹出口とのレイアウトの自由度が大である。
1…隔壁 2…床板 3…床スラブ 4…側壁 5…天井板
11…冷気供給源 12…外気導入口 13…冷却装置 14…送風口 15…還気口
21…給気路 22…給気ライン 23…第1分岐路 24…第2分岐路 25…管路部
26,27…受具 28…給気口 29…流量調節弁 30…モータ 31…空気戻し口 32…吹出口
33…合流部 34…栓 36…混合ダクト 38…パネル 41…放射冷却部
42…放射冷却パネル 43…放熱管 46,47…差込み端部 51…制御部 52…制御装置
53…検知センサ 61…排気路 62…排気孔
Claims (6)
- 冷気供給源から床下領域を経て空調領域へ至る給気路の一部に該空調領域への放射冷却部を介在させた、放射方式併用の対流型空調システムにおいて、
上記空調領域は人間が居るための領域であり、
上記放射冷却部41が床板2上方に設けられ、
上記給気路21は、床下領域Lから床板2を貫通して放射冷却部41に接続するとともに再び床下領域Lへ戻るように形成し、上記放射冷却部41を通って冷熱を奪われることで発生する温気を、床下領域L内で、放射冷却部41を通過しない別の給気路部分を介して供給される冷気と混合させ、該混合空気を所定の吹出し温度として、床板2に設けた吹出口32から空調領域T内へ吹き込むように構成したことを特徴とする放射方式併用の対流型空調システム。 - 冷気供給源から床下領域を経て空調領域へ至る給気路の一部に該空調領域への放射冷却部を介在させた、放射方式併用の対流型空調システムにおいて、
上記空調領域は人間が居るための領域であり、
上記放射冷却部41が床の一部として設けられ、
上記給気路21は、床下領域Lから床板2に近づいて放射冷却部41に接続するとともに再び床下領域Lへ戻るように形成し、上記放射冷却部41を通って冷熱を奪われることで発生する温気を、床下領域L内で、放射冷却部41を通過しない別の給気路部分を介して供給される冷気と混合させ、該混合空気を所定の吹出し温度として、床板2に設けた吹出口32から空調領域T内へ吹き込むように構成したことを特徴とする放射方式併用の対流型空調システム。 - 上記給気路21は、冷気供給源11から給気ライン22を介して延びる、少なくとも一つの第1分岐路23及び少なくとも一つの第2分岐路24を有し、
第1分岐路23は、給気ライン22から放射冷却部41へ冷気を給気するように形成し、
第2分岐路24は、給気ライン22からの冷気流と上記放射冷却部41を通過した温気流とが合流する合流部33を有し、該合流部で混合した空気を、空調領域Tに開口する吹出口32から吹出すように形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の放射方式併用の対流型空調システム。 - 上記放射冷却部41を通過した温気と、該放射冷却部を通過しない冷気との混合比率を調整可能に設けたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の放射方式併用の対流型空調システム。
- 上記放射冷却部41の入口端部乃至出口端部と、給気路21の対応端部とのうちの一方端部を、差込み端部46,47に、他方端部を、上記差込み端部を気密に嵌挿可能な受具26,27にそれぞれ形成したことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の放射方式併用の対流型空調システム。
- 上記放射冷却部41の設置場所を、上記空調領域Tの床側に複数箇所設け、何れの設置場所にも、上記受具26,27への差込み端部46,47装着により、放射冷却部41を取付自在に設けたことを特徴とする、請求項5記載の放射方式併用の対流型空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003290550A JP4424532B2 (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 放射方式併用の対流型空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003290550A JP4424532B2 (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 放射方式併用の対流型空調システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005061686A JP2005061686A (ja) | 2005-03-10 |
JP4424532B2 true JP4424532B2 (ja) | 2010-03-03 |
Family
ID=34368553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003290550A Expired - Fee Related JP4424532B2 (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 放射方式併用の対流型空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4424532B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG166063A1 (en) | 2009-04-13 | 2010-11-29 | Kimura Kohki Co | Heating and cooling unit, and heating and cooling apparatus |
JP7271182B2 (ja) * | 2019-01-08 | 2023-05-11 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 放射空調システム |
JP7032828B2 (ja) * | 2020-11-27 | 2022-03-09 | 株式会社ササクラ | 空調設備 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62258935A (ja) * | 1986-05-06 | 1987-11-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 温風輻射式暖房装置 |
JPH01266454A (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-24 | Yasuhiro Matsumura | エアーパネルヒーター |
JPH05141708A (ja) * | 1991-11-20 | 1993-06-08 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | 輻射冷暖房パネル |
JPH0741331U (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-21 | 株式会社竹中工務店 | 輻射冷暖房用カーテン装置 |
JPH08159521A (ja) * | 1994-10-04 | 1996-06-21 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 空気暖冷房システム |
JP3441406B2 (ja) * | 1999-09-17 | 2003-09-02 | 株式会社山武 | 領域冷暖房躯体蓄熱システム |
-
2003
- 2003-08-08 JP JP2003290550A patent/JP4424532B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005061686A (ja) | 2005-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109990387A (zh) | 空调组件 | |
JP2018155444A (ja) | 空気調和システム及び建物 | |
US20230408119A1 (en) | Air convection system | |
JP2010144978A (ja) | 室内空間の空調装置 | |
JP4424532B2 (ja) | 放射方式併用の対流型空調システム | |
US20020102936A1 (en) | Air circulation system | |
JP2004239525A (ja) | 床吹出し空調システム | |
JP4557207B2 (ja) | 換気置換空調装置 | |
JP2976846B2 (ja) | 熱交換床パネルを使用した空調装置 | |
JP4531201B2 (ja) | 空調方法及び空調システム | |
JP7057222B2 (ja) | 床吹出器具用の環状熱交換器及びその環状熱交換器が装備された床吹出器具 | |
JP5100898B2 (ja) | 空調システム及び建物 | |
JP6845592B1 (ja) | 換気システム | |
JPH0714737Y2 (ja) | 空調機 | |
JPH11141962A (ja) | セントラル空調システム | |
JP6220605B2 (ja) | 空調システム | |
JP2511215B2 (ja) | ダクト式空気調和システム装置 | |
JPH11325569A (ja) | 空調装置 | |
JP2022082742A (ja) | 床吹出装置 | |
JP6216514B2 (ja) | 温調設備 | |
EP2017538A2 (en) | Air conditioning system for dwelling hause | |
JPH03129219A (ja) | 空気調和機 | |
JPH0452574Y2 (ja) | ||
JPH06265204A (ja) | ダクト式空調システム用室内吹出チャンバーの施工法 | |
JPH06100348B2 (ja) | 冷暖房、加、除湿兼用空調機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060614 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081015 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090527 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090717 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091202 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |