JP7271182B2 - 放射空調システム - Google Patents
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Description
また、1つの室内に複数の放射パネルが設けられている場合、室内機から各放射パネルまでのダクトの流路長が異なることがある。
また、室内機からのダクトの流路長が長くなると、放射パネルにおける熱交換量が低くなる。このため、ダクトの流路長が長いほど、放射パネルの部分における放射空調効果が低くなる。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、空調機本体から放射パネルまでの流路長に関わらず、空調効果のバランスを改善することができる放射空調システムを提供することを目的とする。
この発明の第一態様によれば、放射空調システムは、温度調整がなされた空調風を送り出す空調機本体と、互いに異なる室に配置されて、前記空調風がそれぞれ供給される複数の放射パネルと、前記空調機本体に接続された基端部を有し、前記空調風の一部が導入され、前記空調風を複数の前記放射パネルにそれぞれ供給する第一ダクトと、前記空調機本体に接続された第一端部を有し、前記第一ダクトに導入されなかった残りの前記空調風が導入されるとともに、前記第一ダクトの基端部から前記第一ダクトの一部に並行して延びる第二ダクトと、前記第二ダクトに設けられ、複数の前記放射パネルのそれぞれに対して前記空調風を供給可能な位置で前記第一ダクトに連通する複数の連通部と、前記連通部を開閉する開閉部と、を備え、前記第一ダクトは、前記室の外部で前記第二ダクトと並行して延びる並行延伸部と、前記並行延伸部から複数の前記室のそれぞれに分岐して延びる複数の分岐延伸部と、を有し、前記第二ダクトは、前記分岐延伸部よりも前記空調機本体に近い側にのみ設けられ、前記連通部は、前記並行延伸部から前記分岐延伸部の分岐する部分に設けられている。
このようにして、空調機本体から放射パネルまでの流路長に関わらず、空調効果のバランスを改善することが可能となる。
このように構成することで、第二ダクトを通して第一ダクトに空気を供給しない場合、入口開閉部を閉じておけば、空調機本体からの空調風の全てを第一ダクトに供給することができる。これにより、空調機本体からの空調風を無駄なく活用することができる。
このように構成することで、第二ダクトを通して、より多い量の空調風を第一ダクトに供給することが可能となる。
このように構成することで、第一ダクト及び第二ダクトを通った空調風は、対流空調部を通して室内空間に供給される。これにより、放射パネルにおける放射空調に加えて、対流空調部を通した対流空調によって、室内の温度を調整することができる。
このように構成することで、制御部で、連通部の開閉部の開度を調整することで、複数の放射パネルのそれぞれに供給される風量が少なくなることを自動的に抑える。これにより、空調機本体からの流路長に関わらず、空調効果のバランスを自動的に改善することが可能となる。
このように構成することで、センサーで検出された温度に基づいて、制御部で開閉部の開度を自動的に調節する。これにより、空調機本体からの流路長に関わらず、空調効果のバランスを自動的に改善することが可能となる。
(第一実施形態)
図1は、この実施形態の放射空調システムの概略構成を示す図である。
図1に示すように、この実施形態の放射空調システム1Aは、室内機11と、室外機12と、空気案内ダクト20と、複数の放射パネル31A~31Cと、制御部40Aと、を備えている。
図2に示すように、複数の放射パネル31A~31Cは、それぞれ、天井材3Aの上面と接触している。図3に示すように、放射パネル31A~31Cは、それぞれ、パネル筐体32と、流路形成用部材34~36と、を有する。
図1、図2、図4に示すように、空気案内ダクト20は、室内機11から複数の室2A~2Cに設けられた放射パネル31A~31Cに空調風を送る流路を形成する。なお、図1において示す空気案内ダクト20の配置は、一例を模式的に示したものであり、その配置を何ら限定するものではない。
この実施形態で例示する第二ダクト22の流路断面積A2は、第一ダクト21の流路断面積A1よりも大きい。
室2Aの天井裏空間4Aにおいて、空調風W1,W2は、放射パネル31Aの空気導入口37Aからパネル筐体32内に流れ込み、流路33を流れた後、空気導出口37Bからパネル筐体32の外部に導出される。このとき、流路33を流れる空調風W1,W2により、パネル筐体32が加熱又は冷却され、その熱が天井材3Aの下方の室内空間に放散される。
また、天井裏空間4Aを流れる空調風W1,W2は、対流空調部38Aを通して、室2Aの天井材3Aの下方の室内空間に供給される。これにより、室2A内の対流空調がなされる。
室2Bの天井裏空間4Aにおいて、空調風W1,W2は、放射パネル31Bの流路33を通り抜ける。このとき、流路33を流れる空調風W1,W2により、パネル筐体32が加熱又は冷却され、その熱が天井材3Aの下方の室内空間に放散される。
また、室2Bの天井裏空間4Aを流れる空調風W1,W2は、対流空調部38Aを通して、室2Bの天井材3Aの下方の室内空間に供給される。これにより、室2B内の対流空調がなされる。
室2Cの天井裏空間4Aにおいて、空調風W1,W2は、放射パネル31Cの空気導入口37Aからパネル筐体32内に流れ込み、流路33を通り抜ける。このとき、流路33を流れる空調風により、パネル筐体32が加熱又は冷却され、その熱が天井材3Aの下方の室内空間に放散される。
また、室2Cの天井裏空間4Aを流れる空調風W1,W2は、対流空調部38Aを通して、室2Cの天井材3Aの下方の室内空間に供給される。これにより、室2C内の対流空調がなされる。
例えば、制御部40Aは、室内機11から室2A~2Cの天井裏空間4Aまでの空気案内ダクト20の流路長が長いほど、開閉部26A~26Cの開度を大きくする。これにより、室内機11からの流路長が室2Aよりも長い、室2Cや2Bに供給される風量を増大させる。その結果、室2A~2Cに供給される風量の均等化が図られる。これにより、流路長が短い室2Aの放射パネル31Aに対し、流路長が長い室2Cや2Bの放射パネル31Cや31Bにおける熱交換量が低くなることが抑えられる。
このようにして、室内機11から放射パネル31A~31Cまでの流路長に関わらず、空調効果のバランスを改善することが可能となる。
次に、この発明に係る放射空調システムの第二実施形態について説明する。以下に説明する第二実施形態においては、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図5に示すように、この実施形態の放射空調システム1Bは、室内機11と、室外機12と、空気案内ダクト50と、複数の放射パネル31D~31Fと、制御部40Bと、を備えている。
空気案内ダクト50は、第一ダクト51と、第二ダクト52と、連通部55と、開閉部56と、を備えている。
例えば、制御部40Bは、室内機11から放射パネル31D~31Fまでの空気案内ダクト50の流路長が長いほど、開閉部56A、56Bの開度を大きくする。これにより、空気案内ダクト50の流路長に関わらず、放射パネル31D~31Fに供給される風量の均等化が図られる。また、その結果、流路長が短い放射パネル31Dに対し、流路長が長い放射パネル31Fや放射パネル31Eにおける熱交換量が低くなることが抑えられる。
このようにして、室内機11から放射パネル31D~31Fまでの流路長に関わらず、空調効果のバランスを改善することが可能となる。
上記第一、第二実施形態における第一ダクト21の分岐延伸部24、第一ダクト51に、風量センサー(図示無し)を備えるようにしてもよい。この場合、制御部40A、40Bは、風量センサー(図示無し)で検出される風量に基づき、開閉部26の開度を調整する。
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、入口開閉部27,57、及び出口開閉部28,58を備えるようにしたが、これらを省略することもできる。
2A,2B,2C,2D 室
2t 室内上面
3A,3B 天井材
4A,4B 天井裏空間
11 室内機
12 室外機
13 筐体
14 室内熱交換器
15 送風ファン
16 室外熱交換器
20 空気案内ダクト
20S 並設ダクト部
20T 分岐ダクト部
20d ダクト管
20p 仕切板
21,21A,21B,21C 第一ダクト
22 第二ダクト
23 並行延伸部
24,24A,24B,24C 分岐延伸部
25,25A,25B,25C 連通部
26,26A,26B,26C 開閉部
27 入口開閉部
28 出口開閉部
31A,31B,31C,31D,31E,31F 放射パネル
32 パネル筐体
32a,32b 側面
33 流路
34,35,36 流路形成用部材
37A 空気導入口
37B 空気導出口
38,38A,38B 対流空調部
40A,40B 制御部
50 空気案内ダクト
51 第一ダクト
52 第二ダクト
55,55A,55B 連通部
56,56A,56B 開閉部
57 入口開閉部
58 出口開閉部
60,60B センサー
A1,A2,A11,A12 流路断面積
W1,W2,W11,W12 空調風
Claims (6)
- 温度調整がなされた空調風を送り出す空調機本体と、
互いに異なる室に配置されて、前記空調風がそれぞれ供給される複数の放射パネルと、
前記空調機本体に接続された基端部を有し、前記空調風の一部が導入され、前記空調風を複数の前記放射パネルにそれぞれ供給する第一ダクトと、
前記空調機本体に接続された第一端部を有し、前記第一ダクトに導入されなかった残りの前記空調風が導入されるとともに、前記第一ダクトの基端部から前記第一ダクトの一部に並行して延びる第二ダクトと、
前記第二ダクトに設けられ、複数の前記放射パネルのそれぞれに対して前記空調風を供給可能な位置で前記第一ダクトに連通する複数の連通部と、
前記連通部を開閉する開閉部と、を備え、
前記第一ダクトは、前記室の外部で前記第二ダクトと並行して延びる並行延伸部と、
前記並行延伸部から複数の前記室のそれぞれに分岐して延びる複数の分岐延伸部と、を有し、
前記第二ダクトは、前記分岐延伸部よりも前記空調機本体に近い側にのみ設けられ、
前記連通部は、前記並行延伸部から前記分岐延伸部の分岐する部分に設けられている
放射空調システム。 - 前記第二ダクトは、前記第一端部に、前記空調機本体からの前記空調風の導入を断続する入口開閉部をさらに備えている
請求項1に記載の放射空調システム。 - 前記第二ダクトは、前記第一ダクトよりも流路断面積が大きい
請求項1又は2に記載の放射空調システム。 - 前記空調風を室内空間に供給する対流空調部を備えている
請求項1から3の何れか一項に記載の放射空調システム。 - 前記連通部のそれぞれに設けられた前記開閉部の開度を調整する制御部を備えている
請求項1から4の何れか一項に記載の放射空調システム。 - 複数の前記放射パネルの温度と、室内空間の温度との少なくとも一方を検出するセンサーを備え、
前記制御部は、前記センサーで検出される温度に基づき、前記開閉部の開度を調整する
請求項5に記載の放射空調システム。
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