JP2781784B2 - 電子機器の筐体締結装置 - Google Patents

電子機器の筐体締結装置

Info

Publication number
JP2781784B2
JP2781784B2 JP21027896A JP21027896A JP2781784B2 JP 2781784 B2 JP2781784 B2 JP 2781784B2 JP 21027896 A JP21027896 A JP 21027896A JP 21027896 A JP21027896 A JP 21027896A JP 2781784 B2 JP2781784 B2 JP 2781784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed wall
housing
wall portion
electronic device
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21027896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1056275A (ja
Inventor
順一 中尾
Original Assignee
静岡日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 静岡日本電気株式会社 filed Critical 静岡日本電気株式会社
Priority to JP21027896A priority Critical patent/JP2781784B2/ja
Publication of JPH1056275A publication Critical patent/JPH1056275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2781784B2 publication Critical patent/JP2781784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器において、
その内部に各種の電子部品が収納される筐体の締結装置
に関するものでる。
【0002】
【従来の技術】従来の小型電子機器における筐体の締結
装置としては、図7、図8に示すものが提供されてい
る。これらの図について説明すると、図7についてAは
電子機器の筐体であり、この筐体は、上側筐体1(一方
の筐体)と、下側筐体2(他方の筐体)とからなってお
り、これらを重ね合わせて接合したときに、その内部に
は電子部品収納部4が形成されるようになっている。
【0003】下側筐体2は、矩形の底壁部24と、両側
壁部25,25と、前壁部26と、後壁部27と、後壁
部27の内面側に設けられた第2の固定壁部21(他方
の固定壁部)を備えた構成となっている。前壁部26
は、両側壁部25,25より高さ寸法が高く形成されて
おり、その上端部および両側部には、係合壁部28(係
合部)が形成されている。前記後壁部27には凹部29
が形成されており、前記第2の固定壁部21には凹部2
9内に臨ませて、この第2の固定壁部21の厚み方向に
貫通する第2の貫通孔22が形成されている。
【0004】上側筐体1は、上壁部14と、両側壁部1
5,15と、上壁部14の前端部に設けられた係合壁部
16(係合部)と、上壁部14の後端に設けられた第1
の固定壁部11(一方の固定壁部)とを備えてなるもの
である。第1の固定壁部11の下端中央には、前記後壁
部27の凹部29に嵌合する凸部17が形成されてお
り、この凸部17には、その厚み方向に第1の貫通孔1
2が形成されている。第1の貫通孔12は、第1の固定
壁部11の表面側の大径部18と、内面側の小径部18
bとからなっている。
【0005】この筐体は、各筐体内部に電子部品を収納
した状態で下側筐体2に対して、上側筐体1を重ね合わ
せ、これらを接合する。その際、上側筐体1の凸部17
は、下側筐体2の凹部29に嵌合し、上側筐体1の第1
の貫通孔12と、下側筐体2の第2の貫通孔22は連通
する。そして、前記第1、第2の貫通孔12,22内に
タッピングねじ19をねじ込むことで第1の固定壁部1
1と第2の固定壁部21とを締結する。
【0006】また、別の従来の締結装置としては、図8
に示すものがある。この図に示すものが、前記図7に示
すものと異なる点は、第2の固定壁部21に設けられた
第2の貫通孔22内に雌ねじ部材30を圧入しておき、
マシンねじ19aを第1の固定壁部11の第1の貫通孔
12に挿入するとともに、第2の固定壁部21の前記雌
ねじ部材30に螺着することにより、第1の固定壁部1
1と第2の固定壁部21とを締結するようにしたもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の電子機器の筐体締結装置においては、以
下のような問題が存在する。
【0008】図7に示すものにあっては、タッピングね
じが筐体に直接雌ねじを形成するため、ねじ込む度に、
筐体を破壊するので2回目以後のねじ込み時に完全な雌
ねじを形成できなくなる。つまり繰り返し締結が不可能
である。
【0009】また、図8に示すものにあっては、筐体に
雌ねじ用部材が必要になり、その雌ねじ用部材を熱等で
筐体に圧入するため、筐体に無理な圧力が加わり、筐体
にクラックが生じることがある。
【0010】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、電子機器の一方の筐体と他方の筐体とを、
容易に締結するとともに、筐体を傷つけずに繰り返し締
結可能な電子機器の筐体締結装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を採用している。請求項1記
載の電子機器の筐体締結装置は、一方の筐体と他方の筐
体とを接合して、その内部に電子部品収納部を形成し、
これら接合した筐体を締結具により締結する電子機器の
筐体締結装置であって、前記各筐体には、これら各筐体
を接合したときに互いに重なり合う一方の固定壁部と、
他方の固定壁部とが形成され、これら各固定壁部には、
これらが重なり合ったときに互いに厚み方向に連続する
第1、第2の貫通孔が形成され、これら第1、第2の貫
通孔の内面には、前記厚み方向に向けて溝が形成されて
なり、前記締結具は、前記貫通孔内に挿入される締結ピ
ンと、この締結ピンに装着される付勢部材とを備えてな
り、前記締結ピンは、前記一方の固定壁部側から他方の
固定壁部側へ向けて、前記貫通孔内に挿入可能な軸部
と、この軸部の基端部に設けられた頭部と、該軸部の先
端部に設けられ前記軸部を前記貫通孔内に挿入するとき
に前記溝内に位置し、前記他方の固定壁部の表面側に突
出したときに、前記軸部を回転させて前記表面側の係合
部に係合自在な突起とを備えてなり、前記付勢部材は、
前記一方の固定壁部と、他方の固定壁部とを互いに圧接
させる方向に付勢するように該一方の固定壁部と、前記
頭部との間に介装されていることを特徴とする。
【0012】従って、本発明の電子機器の筐体締結装置
においては、一方の筐体と、他方の筐体が接合したとき
に、互いに重なり合う一方の固定壁部と他方の固定壁部
とが形成される。この両固定壁部が重なり合ったとき
に、互いに厚み方向に連続する第1、第2の貫通孔が形
成され、締結具の締結ピンの突起が第1、第2の貫通孔
の内面に形成される溝に位置した状態で第1、第2の貫
通孔内に挿入される。
【0013】そして、その突起が他方の固定壁部の表面
側に突出したときに、締結ピンの軸部を回転させて、そ
の表面側の係合部に係合させる。また、この締結具に備
えられている付勢部材が一方の固定壁部と他方の固定壁
部とを、互いに圧接する方向に付勢する。これにより一
方の固定壁部と他方の固定壁部とが固定され、両筐体は
締結される。
【0014】請求項2記載の電子機器の筐体締結装置
は、請求項1記載の電子機器の筐体締結装置において、
前記付勢部材は、前記締結ピンの軸部に巻回されるコイ
ルばねであることを特徴とする。
【0015】従って、本発明の電子機器の筐体締結装置
においては、圧縮されたコイルばねの弾性復帰力によ
り、一方の固定壁部と、他方の固定壁部とを互いに圧接
する方向に付勢できる。これにより一方の固定壁部と他
方の固定壁部とが固定され、両筐体は締結される。
【0016】請求項3記載の電子機器の筐体締結装置
は、請求項1記載の電子機器の筐体締結装置において、
前記付勢部材は、前記締結具の軸部に装着される合成樹
脂製の蛇腹状に形成された筒状体であることを特徴とす
る。
【0017】従って、本発明の電子機器の筐体締結装置
においては、合成樹脂製の蛇腹状に形成された筒状体の
弾性復帰力により、一方の固定壁部と、他方の固定壁部
とを互いに圧接する方向に付勢できる。これにより一方
の固定壁部と他方の固定壁部とが固定され、両筐体は締
結される。
【0018】請求項4記載の電子機器の筐体締結装置
は、請求項2または3記載の電子機器の筐体締結装置に
おいて、前記一方の固定壁部に設けられた貫通孔は、そ
の表面側から前記頭部の挿入可能な大径部と、該頭部の
挿入が不可能で、かつ前記付勢部材の挿入が可能な中径
部と、該付勢部材の挿入が不可能で、かつ前記軸部の挿
入が可能な小径部とからなり、前記係合部は、前記他方
の固定壁部の表面に形成された溝であることを特徴とす
る。
【0019】従って、本発明の電子機器の筐体締結装置
においては、前記締結具に備えられた軸部の先端の突起
が、他方の固定壁部に係合される。また、前記締結具の
軸部およびその先端部に設けられている突起は、一方の
固定壁部に設けられた貫通孔の小径部に挿入可能とな
り、付勢部材は挿入不可能となる。そして、貫通孔の中
径部において、付勢部材は挿入可能で、締結ピンの頭部
は挿入不可能となる。これにより、一方の固定壁部と、
他方の固定壁部とが、互いに圧接される方向に付勢可能
となり、一方の固定壁部と他方の固定壁部とが固定さ
れ、両筐体は締結される。
【0020】請求項5記載の電子機器の筐体締結装置
は、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子機器の筐
体締結装置において、前記一方の筐体と、他方の筐体と
は、これら各筐体の一端に互いに係合部を有する構成と
され、同他端側に前記締結具により固定される一方の固
定壁部と、他方の固定壁部とが設けられていることを特
徴とする。
【0021】従って、本発明の電子機器の筐体締結装置
においては、一方の筐体の一端と、他方の筐体の一端と
が係合し、それぞれの他端が前記締結具により固定され
る一方の固定壁部と、他方の固定壁部とを設けているの
でこの両筐体は締結される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子機器の筐体締
結装置の第1の実施の形態を、図1ないし図5を参照し
て説明する。ここで説明する実施の形態は、図3および
図4にて示す筐体の概略構成が、従来例として示した図
7および図8に示すものとほぼ同一であるため、同一の
構成要素には同一の符号を付し、ここでは図7および図
8に示すものと異なる点についてのみ説明する。
【0023】図1において符号1は、上側筐体(一方の
筐体)であり、符号2は、下側筐体(他方の筐体)であ
り、符号3は、締結具である。上側筐体1の第1の固定
壁部11(一方の固定壁部)には、その厚み方向に貫通
する第1の貫通孔12と、その貫通孔12の内面に厚み
方向に向けてなる溝13とが形成されている。
【0024】下側筐体2の第2の固定壁部21(他方の
固定壁部)には、その厚み方向に貫通する第2の貫通孔
22と、その貫通孔22の内面に厚み方向に向けてなる
溝23と、第2の固定壁部21の表面に形成された溝3
8(係合部)とが形成されている。
【0025】図5に示すように、締結具3は、締結ピン
31と、この締結ピン31に巻回・装着されるコイルば
ね35(付勢部材)とからなり、締結ピン31は、軸部
32と、軸部32の先端部に設けられ、図2に示す第2
の固定壁部21の溝38に係合自在な突起33と、軸部
32の基端部に設けられた頭部34とからなるものであ
る。
【0026】第1の貫通孔12は、第1の固定壁部11
の表面側の大径部18と、中径部18aと小径部18b
とからなり、大径部18は、締結ピン31の頭部34が
表面側から挿入可能とされ、中径部18aは、締結ピン
31の頭部34が挿入不可能で、コイルばね35が挿入
可能とされ、小径部18bは、コイルばね35が挿入不
可能で、締結ピン31の軸部32が挿入可能とされる構
成になっている。大径部18と中径部18aとの間に
は、段部36が形成され、中径部18aと小径部18b
との間には、段部37が形成されている。
【0027】以下に、上側筐体1と下側筐体2とを締結
する手順を説明する。上側筐体1と下側筐体2とは、上
側筐体1の係合壁部16(係合部)と、下側筐体2の係
合壁部28(係合部)とをそれぞれ係合させ、内部に電
子部品収納部4を形成した状態で下側筐体2に対して、
上側筐体1を重ね合わせ、接合される。
【0028】その際、上側筐体1の第1の貫通孔12
と、下側筐体2の貫通孔22とが連通し、また貫通孔1
2の溝13と、貫通孔22の溝23とが連通する。そし
て、締結具3を第1の固定壁部11の表面側から第2の
固定壁部21へ向けて、締結具3の突起33を連通する
溝13,23に位置させながら、連通する貫通孔12,
22に挿入し、この突起33が第2の固定壁部21の表
面側に突出したときに、締結ピン31を回転させる。
【0029】このとき、コイルばね35は圧縮された状
態にあるため、挿入する力を解除するとコイルばね35
の弾性復帰力により、突起33は、第2の固定壁部21
の表面側の溝38に係合する。このコイルばね35は、
一端が頭部34に圧接し、他端が第1の固定壁部11の
段部37に圧接しているので、その弾性復帰力により第
1の固定壁部11と、第2の固定壁部21とを互いに圧
接・固定する。かくして、上側筐体1と下側筐体2は、
締結具3により締結される。
【0030】また、締結解除するときは、締結ピン31
を押し込み、突起33を第2の固定壁部21の表面側に
突出させ、締結ピン31を回転させ、突起33を連通す
る溝13,23に位置させる。そして押し込む力を解除
すれば、コイルばね35の弾性復帰力により締結具3
は、連通する貫通孔12,22より取り出せる。かくし
て、上側筐体1と下側筐体2とは、締結解除される。
【0031】本実施の形態の電子機器の筐体締結装置に
よれば、上側筐体1と下側筐体2に締結具3を挿入・回
転させるという簡単な操作で上側筐体1と、下側筐体2
とを締結できる。また第2の固定壁部21の係合部は溝
になっているため、締結具3の突起33を係合する操作
が容易である。この締結具3は、各筐体1,2に係合お
よび圧接するだけなので、各筐体1,2を傷つけること
なく、繰り返し締結できる。
【0032】図6は、本発明の電子機器の筐体締結装置
の第2の実施の形態を示す図である。この図において、
図1ないし図5に示す第1の実施の形態の構成要素と同
一の要素については同一符号を付し、その説明を省略す
る。第2の実施の形態と上記の第1の実施の形態と異な
る点は、締結具3の付勢部材35を合成樹脂製の蛇腹状
に形成された筒状体35aとしたことである。
【0033】
この実施の形態においても、上記の実施の形態と同様の
使い方で、同様の作用・効果が得られる。
【0034】なお、上記の各実施の形態においては、各
筐体の一端に係合部を設け、他端に締結具により固定さ
れる固定壁部を設ける構成としたが、この構成に限られ
ることなく、例えば、一端を蝶番として他端を固定壁部
として、この1ヶ所のみを締結具により固定し、各筐体
を締結する構成であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の電
子機器の筐体締結装置によれば、前記各筐体には、これ
ら各筐体を接合したときに互いに重なり合う一方の固定
壁部と、他方の固定壁部とが形成され、これら各固定壁
部には、これらが重なり合ったときに互いに厚み方向に
連続する第1、第2の貫通孔が形成され、これら第1、
第2の貫通孔の内面には、前記厚み方向に向けて溝が形
成されてなり、前記締結具は、前記貫通孔内に挿入され
る締結ピンと、この締結ピンに装着される付勢部材とを
備えてなり、前記締結ピンは、前記一方の固定壁部側か
ら他方の固定壁部側へ向けて、前記貫通孔内に挿入可能
な軸部と、この軸部の基端部に設けられた頭部と、該軸
部の先端部に設けられ前記軸部を前記貫通孔内に挿入す
るときに前記溝内に位置し、前記他方の固定壁部の表面
側に突出したときに、前記軸部を回転させて前記表面側
の係合部に係合自在な突起とを備えてなり、前記付勢部
材は、前記一方の固定壁部と、他方の固定壁部とを互い
に圧接させる方向に付勢するように該一方の固定壁部
と、前記頭部との間に介装されている構成となってい
る。
【0036】これにより、上側筐体と下側筐体に締結具
を挿入・回転させるという簡単な操作で上側筐体と、下
側筐体とを締結できるので作業性が飛躍的に向上する。
また、この締結具は、各筐体に係合および圧接するだけ
なので、各筐体を傷つけることなく、繰り返し締結可能
となる。
【0037】請求項2記載の電子機器の筐体締結装置に
よれば、請求項1記載の電子機器の筐体締結装置におい
て、前記付勢部材は、前記締結ピンの軸部に巻回される
コイルばねである構成となっている。
【0038】これにより、上側筐体と下側筐体に締結具
を挿入・回転させるという簡単な操作で上側筐体と、下
側筐体とを締結できるので作業性が飛躍的に向上する。
また、このコイルばねは、各筐体に圧接するだけなの
で、各筐体を傷つけることなく、繰り返し締結可能とな
る。
【0039】請求項3記載の電子機器の筐体締結装置に
よれば、請求項1記載の電子機器の筐体締結装置におい
て、前記付勢部材は、前記締結具の軸部に装着される合
成樹脂製の蛇腹状に形成された筒状体である構成となっ
ている。
【0040】これにより、上側筐体と下側筐体に締結具
を挿入・回転させるという簡単な操作で上側筐体と、下
側筐体とを締結できるので作業性が飛躍的に向上する。
また、この合成樹脂製の蛇腹状に形成された筒状体は、
各筐体に圧接するだけなので、各筐体を傷つけることな
く、繰り返し締結可能となる。
【0041】請求項4記載の電子機器の筐体締結装置に
よれば、請求項2または3記載の電子機器の筐体締結装
置において、前記一方の固定壁部に設けられた貫通孔
は、その表面側から前記頭部の挿入可能な大径部と、該
頭部の挿入が不可能で、かつ前記付勢部材の挿入が可能
な中径部と、該付勢部材の挿入が不可能で、かつ前記軸
部の挿入が可能な小径部とからなり、前記係合部は、前
記他方の固定壁部の表面に形成された溝である構成とな
っている。
【0042】これにより、上側筐体と下側筐体に締結具
を挿入・回転させるという簡単な操作で上側筐体と、下
側筐体とを締結でき、また第2の固定壁部の係合部は、
溝になっているため、締結具の突起を係合する操作が容
易であるため作業性が飛躍的に向上する。また、この締
結具は、各筐体に係合および圧接するだけなので、各筐
体を傷つけることなく、繰り返し締結可能となる。
【0043】請求項5記載の電子機器の筐体締結装置に
よれば、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子機器
の筐体締結装置において、前記一方の筐体と、他方の筐
体とは、これら各筐体の一端に互いに係合部を有する構
成とされ、同他端側に前記締結具により固定される一方
の固定壁部と、他方の固定壁部とが設けられている構成
となっている。
【0044】これにより、上側筐体と下側筐体は、締結
具を用いることで簡単に締結可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、電子機器の一方の筐体と、他方の筐体が締結具によ
って締結されている断面図である。
【図2】 図1の電子機器の筐体締結装置の要部の断面
図である。
【図3】 本発明の電子機器の一方の筐体の斜視図であ
る。
【図4】 本発明の電子機器の他方の筐体の斜視図であ
る。
【図5】 本発明の第1の実施の形態として示した電子
機器の筐体締結装置の締結具の斜視図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態として示した電子
機器の筐体締結装置の締結具の斜視図である。
【図7】 従来技術のタッピングネジによる電子機器の
筐体締結装置の斜視図である。
【図8】 従来技術のマシンネジによる電子機器の筐体
締結装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 上側筐体(一方の筐体) 2 下側筐体(他方の筐体) 3 締結具 4 電子部品収納部 11 第1の固定壁部(一方の固定壁部) 12 第1の貫通孔 13,23 溝 16,28 係合壁部(係合部) 18 大径部 18a 中径部 18b 小径部 21 第2の固定壁部(他方の固定壁部) 22 第2の貫通孔 31 締結ピン 32 軸部 33 突起 34 頭部 35 コイルばね(付勢部材) 35a 筒状体 38 溝(係合部)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の筐体と他方の筐体とを接合して、
    その内部に電子部品収納部を形成し、これら接合した筐
    体を締結具により締結する電子機器の筐体締結装置であ
    って、 前記各筐体には、これら各筐体を接合したときに互いに
    重なり合う一方の固定壁部と、他方の固定壁部とが形成
    され、これら各固定壁部には、これらが重なり合ったと
    きに互いに厚み方向に連続する第1、第2の貫通孔が形
    成され、これら第1、第2の貫通孔の内面には、前記厚
    み方向に向けて溝が形成されてなり、 前記締結具は、前記貫通孔内に挿入される締結ピンと、
    この締結ピンに装着される付勢部材とを備えてなり、 前記締結ピンは、前記一方の固定壁部側から他方の固定
    壁部側へ向けて、前記第1、第2の貫通孔内に挿入可能
    な軸部と、この軸部の基端部に設けられた頭部と、該軸
    部の先端部に設けられ前記軸部を第1、第2の前記貫通
    孔内に挿入するときに前記溝内に位置し、前記他方の固
    定壁部の表面側に突出したときに、前記軸部を回転させ
    て前記表面側の係合部に係合自在な突起とを備えてな
    り、 前記付勢部材は、前記一方の固定壁部と、他方の固定壁
    部とを互いに圧接させる方向に付勢するように該一方の
    固定壁部と、前記頭部との間に介装されていることを特
    徴とする電子機器の筐体締結装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器の筐体締結装置
    において、 前記付勢部材は、前記締結ピンの軸部に巻回されるコイ
    ルばねであることを特徴とする電子機器の筐体締結装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子機器の筐体締結装置
    において、 前記付勢部材は、前記締結具の軸部に装着される合成樹
    脂製の蛇腹状に形成された筒状体であることを特徴とす
    る電子機器の筐体締結装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の電子機器の筐体
    締結装置において、 前記一方の固定壁部に設けられた第1の貫通孔は、その
    表面側から前記頭部の挿入可能な大径部と、 該頭部の挿入が不可能で、かつ前記付勢部材の挿入が可
    能な中径部と、 該付勢部材の挿入が不可能で、かつ前記軸部の挿入が可
    能な小径部とからなり、 前記係合部は、前記他方の固定壁部の表面に形成された
    溝であることを特徴とする電子機器の筐体締結装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の電
    子機器の筐体締結装置において、 前記一方の筐体と、他方の筐体とは、これら各筐体の一
    端に互いに係合部を有する構成とされ、 同他端側に前記締結具により固定される一方の固定壁部
    と、他方の固定壁部とが設けられていることを特徴とす
    る電子機器の筐体締結装置。
JP21027896A 1996-08-08 1996-08-08 電子機器の筐体締結装置 Expired - Fee Related JP2781784B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21027896A JP2781784B2 (ja) 1996-08-08 1996-08-08 電子機器の筐体締結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21027896A JP2781784B2 (ja) 1996-08-08 1996-08-08 電子機器の筐体締結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1056275A JPH1056275A (ja) 1998-02-24
JP2781784B2 true JP2781784B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=16586753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21027896A Expired - Fee Related JP2781784B2 (ja) 1996-08-08 1996-08-08 電子機器の筐体締結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2781784B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5415470B2 (ja) * 2011-03-14 2014-02-12 中国電力株式会社 電力量計保護器具
JP5928034B2 (ja) * 2012-03-16 2016-06-01 富士通株式会社 筐体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1056275A (ja) 1998-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6343953B2 (en) Structure for assembling a housing and a connector
JP2903011B2 (ja) ユニット支持体
JP2781784B2 (ja) 電子機器の筐体締結装置
JP2000208208A (ja) コネクタ装置及びそれを用いた電子機器並びにプラグ
JPH09321463A (ja) 電子機器の筐体構造
JP3145890B2 (ja) 二構成要素間の精密アセンブリ
JP2000294064A (ja) 取付寸法調整部材
JP2004150583A (ja) ヨーク及び軸の結合構造
US5947759A (en) Movable connector positioning mechanism
JP2560549Y2 (ja) 防水構造
JP3488883B2 (ja) カメラ本体への装着物固定装置
JP2900916B2 (ja) 給電バス接続構造
JP4366302B2 (ja) 取着体およびビス固定部材
JPH1050367A (ja) 端子装置
JP2003309379A (ja) 基板装着筐体の構造及び基板実装構造
JP2502805Y2 (ja) 係合部品の分解装置
JP2008147305A (ja) 電子機器の筐体
US20220316515A1 (en) Threaded joint arrangement
JPH062307Y2 (ja) 2つの回路基板内蔵電気部品
JP2002151048A (ja) バッテリーターミナル
JP2540215Y2 (ja) クランクとペダル軸の結合構造
JP2002005324A (ja) 取付ブロックの締結装置およびマニホールド電磁弁
JP2933618B1 (ja) コンタクトピン
JP2593636Y2 (ja) 板材の連結構造
JPS634806Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees