JP2593636Y2 - 板材の連結構造 - Google Patents

板材の連結構造

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JP2593636Y2
JP2593636Y2 JP1992033947U JP3394792U JP2593636Y2 JP 2593636 Y2 JP2593636 Y2 JP 2593636Y2 JP 1992033947 U JP1992033947 U JP 1992033947U JP 3394792 U JP3394792 U JP 3394792U JP 2593636 Y2 JP2593636 Y2 JP 2593636Y2
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健 四宮
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、2枚の板材を互いに直
角方向に連結する板材の連結構造に関し、更に詳述する
と、テレビ台の側板(縦板)と天板(横板)とを連結固
定する場合などのように、横板の上面から連結具等を突
出させることなく、縦板と横板とを直角方向に連結固定
する場合に好適に採用される板材の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示したようなテレビ台を構
成する際に、側面を形成する縦板dと天板aとを連結す
る方法としては、図9に示したように、天板aの上面側
に貫通孔cを有する連結具収容凹部bを形成し、貫通孔
cを通してタッピングねじeを縦板dに捩じ込んで天板
aと縦板dとを連結固定すると共に、上記連結具収容凹
部b内にねじeの頭部を収容して隠し蓋fで連結具収容
凹部bを閉塞する方法が一般的である。
【0003】また、図8に示したように、縦板dに係止
空間部gを設けると共に、連結端にこの係止空間部gと
連通するリベット進入孔hを形成し、天板の貫通孔hを
通してプッシュリベットiの脚部を上記係止空間部gに
進入させると共に、該プッシュリベットiの頭部を連結
具収容凹部bに嵌入し、該プッシュリベットiの内空部
にピンjを圧入して、プッシュリベットiの脚部へ先端
側を拡径させることにより、このプッシュリベットiを
介して天板aと縦板dとを連結固定する方法も提案され
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、タッピ
ングねじeを用いる図9の方法は、ドライバー等を用い
てねじを捩じ込む作業が煩雑であり、また隠し蓋fを必
要とするという問題点がある。また、取り付けた隠し蓋
が外れたり、ずれたりして外観を大きく損なう場合もあ
る。
【0005】一方、プッシュリベットiを用いる図8の
方法は、比較的簡易な作業により天板aと縦板dとを連
結固定することができるが、プッシュリベットi脚部の
拡径による係止力には限界があり、連結固定強度の点で
必ずしも十分ではない。
【0006】本考案は上記事情に鑑みなされたもので、
簡易な作業で十分な強度を持って縦板と横板とを連結固
定することができ、しかも連結個所の外観を損なうこと
なくきれいな仕上がりを得ることができる板材の連結構
造を提供することを目的とする。
【0007】本考案は、上記目的を達成するため、縦板
と横板とを直角方向に連結固定するための連結構造であ
って、基板の下面両側縁部に一対のガイド体を円弧状に
立設し、該両ガイド体の周縁中央部内側にそれぞれ係上
突起を互いに対向させて突設すると共に、この両係止突
起の先端にそれぞれ凹部を形成した連結具を用いてな
り、上記横板の上面側に、断面形状及び深さが上記ガイ
ド板と同一形状,同一寸法でかつ上端面が上記基板と同
一形状,同一寸法であり、中央にスタッド挿通孔を有す
る連結具嵌合凹部を形成すると共に、上記縦板の連結端
に頭部と軸部とからなるスタッドを突設し、このスタッ
ドを上記横板のスタッド挿通孔に通して横板の下面を縦
板の連結端に当接させ、上記連結具嵌合凹部内に突出し
たスタッドの頭部を上記連結具の一端側から両ガイド体
間に挿入して、連結具を連結具嵌合凹部内をスライドさ
せるように回動させることにより、該連結具を上記連結
具嵌合凹部に嵌入させると共に、スタッドの軸部上端部
を上記両係止突起の凹部内に嵌入固定して、この固定具
により縦板の端部に横板を直角方向に連結したことを特
徴とする板材の連結構造を提供する。
【0008】
【作用】本考案の板材の連結構造は、縦板に突設したス
タッドを横板のスタッド挿通孔を通して連結具嵌合凹部
内に突出させ、このスタッドの頭部に上記連結具を係合
させることにより、縦板と横板とを連結固定したもので
ある。
【0009】この場合、本考案の連結構造は、縦板の連
結端に突設したスタッドを横板のスタッド挿通孔に通し
て横板の下面を縦板の連結端に当接させ、横板の連結具
嵌合凹部内に突出したスタッドの頭部を連結具の一端側
から両ガイド体間に挿入するように該連結具を連結具嵌
合凹部内に挿入し、この連結具を上記連結具嵌合凹部内
をスライドさせるように回動させることにより、該連結
具を連結具嵌合凹部に嵌入させると共に、スタッドの軸
部上端部を上記両係止突起の凹部内に嵌入固定して、縦
板と横板とを連結固定するものである。
【0010】従って、縦板と横板とを組み合わせた後、
スタッドの頭部を連結具の両ガイド体間に挿入して該連
結具をスライドさせるように回動させるだけで、縦板と
横板とを連結固定することができ、固定作業が極めて簡
易である。またこの場合、連結具嵌合凹部の断面形状及
び深さが連結具のガイド板と同一形状及び同一寸法とな
っていると共に、連結具の基板と連結具嵌合凹部の上端
面とが同一形状及び同一寸法になっているので、連結具
の基板で連結具嵌合凹部を完全に閉塞することができ、
天板の上面を凹凸なく平坦に形成し得、連結個所の外観
を損なうことなくきれいな仕上がりを得ることができ
る。
【0011】更に、この連結構造によれば、縦板に突設
したスタッドの軸部上端部が連結具の凹部内に嵌合して
スタッド頭部が両ガイド体の係上突起内側に固定される
ので、不用意に連結状態が解除してしまうようなことな
く、縦板と横板を十分な強度を持って連結固定すること
ができるものである。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例につき、図面を参照し
て説明する。図1及び図2は、本考案の一実施例にかか
る板材の連結構造を示すもので、この連結構造は、縦板
1の連結端に突設した頭部2と軸部3とからなるスタッ
ド4を天板(横板)5の断面半円状の連結具嵌合凹部6
中央に穿設したスタッド挿通孔7に挿入して天板5の下
面を縦板1の連結端に当接させ、この状態で連結具嵌合
凹部6内に突出したスタッド2の頭部2に連結具8を固
定することにより、縦板1と天板5とを連結固定したも
のである。
【0013】上記連結具8は、図3乃至図6に示した構
成とされている。即ち、基板9の下面両側縁部に一対の
アーチ状ガイド体10,10を互いに対向させて立設
し、この両ガイド体10,10の周縁中央部内側にそれ
ぞれ先端に円弧状凹部11を有する略山形の係止突起を
互いに対向させて突設したものである。
【0014】ここで、上記基板9は天板5に形成した連
結具嵌合凹部6の上端面と同一形状、同一寸法に形成さ
れている。また、上記ガイド体10,10の高さh(図
4参照)は連結具嵌合凹部6の深さと同一になってお
り、そのカーブも連結具嵌合凹部6の底面のカーブと同
様になっている。更に、両ガイド体10,10間の距離
d1(図5参照)は上記スタッド4の頭部2の径と同一
か又は頭部2の径より若干大きくなっており、また円弧
状凹部11,11間の距離d2(図5参照)は、スタッ
ド4の軸部3の直径と同一になっている。
【0015】この連結具8を用いて図1の連結構造を構
成し、縦板1と天板5とを連結固定する場合は、まず縦
板1の連結端に突設したスタッドを天板5の下面側から
該天板5のスタッド挿通孔7に挿入し、天板5の下面を
縦板1の連結端に当接させて天板5と縦板1とを直角方
向に組む。
【0016】次ぎに、図2に示したように、この状態で
連結具8をその一端側から天板5の連結具嵌合凹部6に
挿入すると共に、この連結具嵌合凹部6内にスタッド挿
通孔7を通して突出するスタッド4の頭部2を両ガイド
体10,10間に連結具8の一端側から挿入する。そし
て、連結具8を連結具嵌合凹部6内をスライドさせるよ
うに回動させることにより(図2中矢印B,B参照)、
該連結具8を連結具嵌合凹部6に嵌入させると共に、ス
タッド4の軸部3上端部を両係止突起12,12の円弧
状凹部11内に嵌入して、連結具8をスタッド3の頭部
2に固定し(図1参照)、縦板1と天板5とを連結固定
するものである。
【0017】この場合、スタッド4の頭部2下面が円弧
状にカーブしているので、連結具8の回動をスムーズに
行うことができると共に、固定後は両係止突起12,1
2の内面側にぴったりと係合し、がたつきなく固定され
る。また、スタッド4の軸部3先端部と両係止突起1
2,12の円弧状凹部11,11との係合は、次ぎのよ
うに行われる。即ち、連結具8の回動により軸部3が両
ガイド体10,10間を中央部へと移動し、テーパー状
に形成された両係止突起12,12の側端部が軸部に当
接して外側へと押圧され、両ガイド体10,10が外側
に撓わみ、軸部3が両円弧状凹部11,11の間まで移
動すると両ガイド体10,10が弾性復帰してこの両円
弧状凹部11,11間に軸部3が係合固定されるもので
ある。更に、連結具8をスタッド4に固定した後は、図
1に示したように、連結具8の基板9が連結具嵌合凹部
6の上端面を完全に閉塞し、天板5の上端面に凹凸を生
じることなく、該天板5を縦板1に連結固定することが
できる。
【0018】このように、本実施例の板材の連結構造に
よれば、縦板1と天板(横板)5とを組み合わせた後、
スタッド4の頭部2を連結具8の両ガイド体10,10
間に挿入して該連結具8をスライドさせるように回動さ
せるだけの極めて簡便な作業により、縦板1と天板(横
板)5とを連結固定することができ、また、固定後は連
結具8の基板9で連結具嵌合凹部6を完全に閉塞するこ
とができ、天板(横板)5の上面を凹凸なく平坦に形成
し得、連結個所の外観を損なうことなくきれいな仕上が
りを得ることができる。
【0019】更に、縦板1に突設したスタッド4の軸部
3上端部が連結具8の円弧状凹部11,11内に嵌合し
てスタッド4の頭部2が両係止突起12内側に固定され
るので、不用意に連結状態が解除してしまうようなこと
なく、縦板1と天板(横板)5とを十分な強度を持って
連結固定することができるものである。
【0020】なお、本考案の板材の連結構造は、上記実
施例に限定されるものではなく、連結具の構成等は本考
案の要旨の範囲内で種々変更することができ、その他の
構成についても本考案の要旨を逸脱しないかぎり適宜変
更して差し支えない。また、本考案の連結構造はテレビ
台等の箱型製品の側板と天板とを連結する場合に好適に
使用されるものであるが、用途はこれに限定されず横板
と縦板とを直角方向に連結固定する場合であればいずれ
の用途にも好適に採用することができる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の板材の連
結構造によれば、簡易な作業で十分な強度を持って縦板
と横板とを連結固定することができ、しかも連結個所の
外観を損なうことなくきれいな仕上がりを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる板材の連結構造を示
す断面図である。
【図2】同連結構造により板材を連結する際の操作を説
明する断面図である。
【図3】同連結構造を構成する連結具を示す平面図であ
る。
【図4】同連結構造を構成する連結具を示す図3のA−
A線に沿った断面図である。
【図5】同連結構造を構成する連結具を示す底面図であ
る。
【図6】同連結構造を構成する連結具を示す側面図であ
る。
【図7】本発明の板材の連結構造が好適に採用されるテ
レビ台を示す斜視図である。
【図8】従来の板材の連結構造を示す断面図である。
【図9】従来の他の板材の連結構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 縦板 2 頭部 3 軸部 4 スタッド 5 天板(横板) 6 連結具嵌合凹部 7 スタッド挿通孔 8 連結具 9 基板 10 ガイド体 11 円弧状凹部 12 係止突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦板と横板とを直角方向に連結固定する
    ための連結構造であって、基板の下面両側縁部に一対の
    ガイド体を円弧状に立設し、該両ガイド体の周縁中央部
    内側にそれぞれ係上突起を互いに対向させて突設すると
    共に、この両係止突起の先端にそれぞれ凹部を形成した
    連結具を用いてなり、 上記横板の上面側に、断面形状及び深さが上記ガイド板
    と同一形状,同一寸法でかつ上端面が上記基板と同一形
    状,同一寸法であり、中央にスタッド挿通孔を有する連
    結具嵌合凹部を形成すると共に、上記縦板の連結端に頭
    部と軸部とからなるスタッドを突設し、このスタッドを
    上記横板のスタッド挿通孔に通して横板の下面を縦板の
    連結端に当接させ、上記連結具嵌合凹部内に突出したス
    タッドの頭部を上記連結具の一端側から両ガイド体間に
    挿入して、連結具を連結具嵌合凹部内をスライドさせる
    ように回動させることにより、該連結具を上記連結具嵌
    合凹部に嵌入させると共に、スタッドの軸部上端部を上
    記両係止突起の凹部内に嵌入固定して、この固定具によ
    り縦板の端部に横板を直角方向に連結したことを特徴と
    する板材の連結構造。
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