JP2900916B2 - 給電バス接続構造 - Google Patents

給電バス接続構造

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JP2900916B2 JP9202428A JP20242897A JP2900916B2 JP 2900916 B2 JP2900916 B2 JP 2900916B2 JP 9202428 A JP9202428 A JP 9202428A JP 20242897 A JP20242897 A JP 20242897A JP 2900916 B2 JP2900916 B2 JP 2900916B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/193Means for increasing contact pressure at the end of engagement of coupling part, e.g. zero insertion force or no friction

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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給電バスの接続構造
に関し、特に電子機器、特にコンピュータ装置の給電バ
ス接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給電バスは、例えば特願
昭54−57244号(特開昭55−148493号公
報)あるいは特願昭53−99696号(特開昭55−
28134号公報)等に記載されているように、コンピ
ュータ装置において電源からプリント基板等へ電力を供
給するための経路として用いられている。
【0003】上記特開昭55−148493号公報の給
電バスにおいては、ネジを用いて給電バスの接続を行っ
ている。
【0004】給電バス接続部を論理パッケージのリヤ側
に配置することで、論理パッケージを筐体に挿入した後
で筐体外部からネジを締結し給電バスの接続を行えるよ
うな工夫がなされている。
【0005】上記特開昭55−28134号公報の給電
バスにおいては、論理パッケージのリヤ側にコイルバネ
を使用しており、コイルバネの圧力を利用して給電バス
を押しつけ接続を行っている。
【0006】上述の2つの例は、給電バスの接続をカー
ドのリヤ側の端で行う方法であるが、他の従来例とし
て、図8(a)、図8(b)に斜視図として示すよう
に、電源モジュールまたは論理パッケージ27が有して
いる給電バス10を筐体25が有しているガイドレール
26に沿って挿入し、給電バス10、ガイドレール26
両者を、給電バス10、ガイドレール26接触面の複数
箇所において接続する方法もある。
【0007】図9は、給電バスの接続を給電バス−ガイ
ドレール接触面の複数箇所において行う方法の従来例を
示したものであり、給電バス接続部、すなわち給電バス
とガイドレールとの接続部分を拡大した分解斜視図であ
る。
【0008】一般に、ガイドレール19は筐体25側に
取り付けられており、給電バス10は電源モジュールま
たは論理パッケージ27側に取り付けられた構造になっ
ている。
【0009】この例では、ガイドレール19にネジ穴2
1が複数個所に空けられており、上からネジ20を挿入
することが可能な構造になっている。
【0010】次に、図9に示した従来の給電バス接続構
造の動作について説明する。
【0011】図10は、給電バス接続状態における、図
9のE−E線断面を示した図である。給電バス10をガ
イドレール19に沿って挿入した後、ネジ穴21から各
ネジ20を締め付ける。これによりネジ20の先端部分
が電源バス10をガイドレール19下部に押しつける。
【0012】このネジ20の力を利用して給電バス1
0、ガイドレール19両者が接続される。
【0013】図11は、給電バスの接続を給電バス−ガ
イドレール接触面の複数箇所において行う方法の他の従
来技術の構成を示した斜視図である。
【0014】また、図12は、給電バス接続状態での図
11のF−F断面を示した図である。この構造では、給
電バス接続にコネクタコンタクト23を多数用いてお
り、コネクタコンタクト23をガイドレール22内の両
側に2列に並べ、給電バス10をコネクタコンタクト2
3が両側から挟み込む構造になっている。
【0015】次に、図11及び図12に示した従来技術
の動作について説明する。
【0016】ガイドレール22に給電バス10が挿入さ
れると2列に並べられたコネクタコンタクト23間の間
隔が広がり、その際にコンタクト23に生じるバネ力を
利用して、給電バス10、ガイドレール22両者が接続
される。
【0017】また、給電バス10挿入時にはコネクタコ
ンタクト23の間隔をあらかじめ開いておき、給電バス
10挿入後にコンタクト間隔を狭め、接続をおこなうよ
うな機構24を有する例もある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術は、下記記載の問題点を有している。
【0019】第一の問題点は、従来例にて説明した給電
バス固定用ネジを用いる接続構造においては、電源モジ
ュールや論理パッケージを筐体に挿入した後でガイドレ
ール上の給電バス固定ネジを締結することが困難であ
る、ということである。
【0020】その理由は、ガイドレールが筐体内部に取
り付けられていることによる。このため、給電バス固定
ネジは筐体内部で締結しなければならず、特に手が届か
ない筐体奥部のネジを締結するのは非常に困難である。
【0021】また、特開昭55−148493号公報の
給電バス接続例のように、給電バス固定ネジ締結部を論
理パッケージのリヤ側に持ってくることで、論理パッケ
ージを筐体に挿入した後で筐体外部から給電バス固定ネ
ジの締結を行っている例もあるが、この場合、接続操作
は簡単になるが1枚の論理パッケージに対して締結箇所
が2カ所しか確保できず、現在の大型コンピュータ装置
等の動作に必要な大電流の供給を行うには接続箇所が少
ない。
【0022】第二の問題点は、上記従来技術として説明
した給電バス固定ネジを用いる接続構造においては、給
電バスの接続に手間を要することである。
【0023】その理由は、上記構造ではガイドレール上
に分散して並べられた複数のネジをそれぞれ別々に締結
しなければならないからである。
【0024】第三の問題点は、上記従来技術として説明
した給電バスをガイドレール内のコネクタコンタクトで
接続する構造においては、接続の際に大きな力を要する
ことである。
【0025】その理由は、上記構造ではコネクタコンタ
クトのバネ性を利用して接続しているため、給電バス挿
入の際の挿入力が増大するためである。
【0026】また、給電バス挿入時にコネクタコンタク
トの間隔を広げておき、挿入後にコンタクト間隔を狭め
るような機構を用いた構造では、挿入力の問題は解決さ
れるが、部品点数が増加しコスト高になる。
【0027】第四の問題点は、上記従来技術として説明
した給電バスをコイルバネやコネクタコンタクトで接続
する構造においては、高い信頼性を確保することが難し
いことである。
【0028】その理由は、コイルバネやコネクタコンタ
クトのバネ力には限界が存在するため、長期間にわたっ
て接触圧力を確保するのが困難なためである。
【0029】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、給電バス接続構造
を改善し、電源モジュールや論理パッケージの筐体への
実装を容易にする、給電バス接続構造を提供することに
ある。
【0030】本発明の他の目的は、電源モジュール、論
理パッケージと給電バスやガイドレール間との接続部に
高い信頼性を与える給電バス接続構造を提供することに
ある。
【0031】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の給電バスの接続構造は、電源モジュールや
論理パッケージ等を装置に実装する際に使用する給電バ
スの接続構造において、電源モジュール、論理パッケー
ジ等の給電バスが挿入される装置のガイドレール内部
に、複数の太軸部分を持つ段付き軸を有し、前記段付き
軸が軸方向に移動することにより、前記太軸部分が前記
ガイドレール内部に内蔵された複数のくさび状ブロック
を移動させ、前記くさび状ブロックが前記給電バスを前
記ガイドレールに押しつけることにより接続を行う、こ
とを特徴とする。
【0032】また、本発明は、給電バス内部に、複数の
太軸部分を持つ断付き軸を有し、前記段付き軸が軸方向
に移動することにより、前記太軸部分が前記給電バス内
部に内蔵された複数の前記くさび状ブロックを移動さ
せ、前記くさび状ブロックが前記給電バスを前記ガイド
レールに押しつけることにより接続を行うことを特徴と
する。
【0033】本発明においては、好ましくは、前記段付
き軸がネジ部を有しており、前記段付き軸を回転させる
ことで前記段付き軸を軸方向に移動させる、ことを特徴
とする。
【0034】また、本発明においては、好ましくは、前
記段付き軸の端にレバー機構を有し、前記レバーを操作
することで前記段付き軸を軸方向に移動させる、ことを
特徴とする。
【0035】また、本発明においては、前記くさび状ブ
ロックが斜面壁を有しており、前記斜面壁が前記ガイド
レール内部空間の斜面壁に接触することで、前記くさび
状ブロックにかかる力の方向を90度転換する、ことを
特徴とする。
【0036】そして、本発明においては、前記段付き軸
は複数の前記太軸部を有し、複数の前記太軸部が複数の
前記くさび状ブロック内部にそれぞれ組み込まれること
により、前記段付き軸が複数の前記くさび状ブロックを
一括して動作させる、ことを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明の給電バスの接続構造は、その好ま
しい実施の形態において、電源モジュール、論理パッケ
ージ等の給電バスが挿入される装置のガイドレール(図
1の1)内部に、複数の太軸部分(図1の5)を持つ段
付き軸(図1の3)を有し、段付き軸が軸方向に移動す
ることにより、太軸部分(図1の5)がガイドレール内
部に内蔵された複数のくさび状ブロック(図1の8、図
4の8)を移動させ、くさび状ブロックが給電バス(図
4の10)をガイドレール(図1の10)に押しつける
ことにより接続を行う。
【0038】本発明の給電バスの接続構造は、その好ま
しい実施の形態において、給電バス内部(図5の13)
に、複数の太軸部分(図5の5)を持つ断付き軸(図5
の3)を有し、この段付き軸が軸方向に移動することに
より、太軸部分が前記給電バス内部に内蔵された複数の
前記くさび状ブロック(図5、図6の8)を移動させ、
くさび状ブロックが給電バス(図6の13)をガイドレ
ール(図6の12)に押しつけることにより接続を行
う。
【0039】本発明の給電バスの接続構造は、その好ま
しい実施の形態において、給電バスが挿入されるガイド
レール内に複数のブロックを有しており、この複数のブ
ロックが給電バス上のそれぞれの個所において給電バス
をガイドレールに押しつけることで接続をおこなう。
【0040】本発明の給電バスの接続構造は、その好ま
しい実施の形態において、操作部1ヶ所のみを操作する
だけで給電バス上の複数個所に力をかけ、接続をおこな
えることが特徴である。具体的には、ガイドレール上の
複数個所において給電バスに力をかけるために、複数の
ブロックを一括して動作させる手段を有する。
【0041】また、本発明の給電バス接続構造は、その
好ましい実施の形態において、給電バス接続に必要な操
作を筐体の外部にておこなうことができることも特徴で
ある。
【0042】具体的には、給電バスをガイドレールに押
しつける力の方向と、人が接続の際に操作部を操作して
動作させる力の方向とを転換する手段を有し、操作部を
ガイドレール端に配置することができるようにしてい
る。
【0043】さらに、本発明の給電バス接続構造は、そ
の好ましい実施の形態において、高い接触圧力で接続を
おこなうことができることも他の特徴である。具体的に
は、前記ブロックにかかる力の方向を変換する際に倍力
を発生させる手段を有する。
【0044】このように、本発明の実施の形態によれ
ば、複数のブロックを一本の軸で連結させることによっ
て、各ブロックの動作を一本の軸でまとめておこなって
いることから、接続をおこなう際にはこの一本の軸のみ
を操作すればよく、操作を簡易なものとしている。
【0045】また本発明の実施の形態によれば、ブロッ
クにかかる力の方向を変換する手段として、ブロックの
形状をくさび形にし、ブロックの斜面壁をガイドレール
内の斜面壁に接触させることでブロックの移動方向を転
換している。すなわち、ブロックが給電バス挿入方向に
押され、ブロックの斜面壁がガイドレール内の斜面壁に
接触した際に、接触面が斜面になっていることからブロ
ックに加わる力の方向を90度変化させ、ブロックの移
動方向を転換させることで、ブロックを給電バス挿入方
向と垂直な方向に動かすことができるようになり、給電
バスをガイドレールに押しつける向きの力を発生させる
ことができる。
【0046】ブロックにかかる力の方向を転換できるよ
うにしたことにより、ガイドレール端から軸を用いて各
ブロックを給電バス挿入方向に押すことで接続すること
ができるようになる。
【0047】さらに、軸を押す機構をガイドレール端に
配置することが可能になったことで、前記機構を筐体外
部に出すことができ、筐体外部において接続に必要な操
作を行うことが可能になる。
【0048】くさび形状のブロックの斜面壁をガイドレ
ール内部空間の斜面壁に接触させブロックにかかる力の
方向を転換する際に、斜面壁の角度により倍力を発生さ
せることができる。このため前記軸を用いてブロックを
押す力が弱い場合でも、高い接触圧力を得ることが可能
である。
【0049】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例を図面を参照して以下
に説明する。
【0050】図1(a)は、本発明の一実施例を示す図
であり、電源モジュール、論理パッケージの実装構造全
体を示した斜視図である。
【0051】電源モジュールまたは論理パッケージ27
が有している給電バス10を筐体25に備えられたガイ
ドレール26に沿って挿入し、給電バス10、ガイドレ
ール26両者を固定することで電気的な接続が行われ
る。
【0052】図1(b)は、本発明の一の実施例の給電
バス接続構造の全体の構成を示した分解斜視図であり、
図1(a)の給電バス10とガイドレール26の接続部
を拡大した図である。
【0053】本発明の一実施例の給電バス接続構造は、
給電バス10、ガイドレール1、くさび状ブロック8、
ネジ部4を持つ段付き軸3から構成される。
【0054】図2は、本発明の一実施例における構成部
品のうち、くさび状ブロック8の内部構造とくさび状ブ
ロック8、段付き軸3の正面、側面を切断したときの分
解断面斜視図である。くさび状ブロック8の内部には、
段付き軸3が通るための段付き穴9が設けられている。
【0055】くさび状ブロック8は、図1(b)に示す
ように、二分割されており、段付き軸3を両側から挟み
込む形で組み立てられる。
【0056】全体としては、1本の段付き軸3に、複数
のくさび状ブロック8が串刺し状に刺さった構造となっ
ている。
【0057】図3(a)、図3(b)は、それぞれ図2
のくさび状ブロック8に段付き軸3を組み込んだ状態に
おけるB−B断面図、C−C断面図である。
【0058】くさび状ブロック8内に空けられた段付き
穴9は、図3(a)に示すように、断面が完全な円状で
はなく、細長い円状に空けられており、組立後の段付き
軸3を内部に含んだ状態でも、図中の矢印方向に隙間を
有している。
【0059】この隙間を持つ構造のため、段付き軸3に
対してくさび状ブロック8は矢印方向に移動が可能とな
っている。
【0060】図4は、図1(b)を組立て、A−A方向
から見た断面図である。
【0061】図4を参照すると、ガイドレール1にはく
さび状ブロック8を内蔵するための空間11と段付き軸
3が通るための穴2が空けられている。
【0062】組み立てられた状態では、空間11にくさ
び状ブロック8が挿入され、ガイドレール1の段付き軸
貫通穴2とくさび状ブロック8の段付き穴9を段付き軸
3が貰通した構造になる。
【0063】また、段付き軸貫通穴2のガイドレール端
部分には、ネジ溝が設けられた部分があり、段付き軸3
のネジ部4と噛み合う。
【0064】さらに、段付き軸3の端には軸操作部7が
付設されており、軸操作部7はガイドレール1外部に飛
び出している。この軸操作部7を回転させることによ
り、段付き軸3全体が軸方向に移動可能となっている。
【0065】次に本発明の一実施例の動作について詳細
に説明する。
【0066】電源モジュールを筐体に実装するために電
源モジュール側の給電バス10を筐体側のガイドレール
1に沿って挿入する。電源モジュール挿入後、段付き軸
3の軸操作部7を回すことによって、給電バス10とガ
イドレール1の接続がおこなわれる。
【0067】以下に、段付き軸操作部7を回した際のガ
イドレール内部機構の動作を述べる。
【0068】図4において、ガイドレール1外部に飛び
出した段付き軸操作部7を回すと、段付き軸3がネジ部
4を有する構造になっているため、段付き軸全体が図4
の左方向へ移動する。
【0069】くさび状ブロック8の内部は段付き軸太軸
部5を含んだ構造になっているため、段付き軸3が左方
向へ移動すると、段付き軸太軸部5に押されて各くさび
状ブロック8も一緒に左方向へ移動する。
【0070】くさび状ブロック8は段付き軸太軸部5に
押されながら左方向にある程度移動すると、くさび状ブ
ロック8の斜面壁はガイドレール1内の空間11の斜面
壁に接触する。
【0071】くさび状ブロック8はガイドレール内の空
間11の斜面壁に接触後、これ以上左方向へは移動でき
なくなるが、さらに段付き軸太軸部5によって押される
と、くさび状ブロック8とガイドレール内部の接触面が
斜めになっているため、くさび状ブロック8には、図4
の下向きに力が加わる。
【0072】ここで、くさび状ブロック8の斜面壁を利
用することで、段付き軸3に加えられた左方向の力を下
方向に90度転換している。
【0073】さらに、くさび状ブロック8は、段付き軸
3に対して上下方向に移動可能な構造になっているた
め、下方向の力がかかると、斜面に沿って下方向へ移動
し始める。さら、に段付き軸3が左方向に押されると、
各くさび状ブロック8は斜面下向きに移動し、あらかじ
め挿入されている給電バス10の上面に接触し、給電バ
ス10をガイドレール1下部に押しつけ接続が完了す
る。
【0074】次に、本発明の第1の実施例の作用効果に
ついて説明する。
【0075】本発明の一実施例では、電源モジュールを
筐体に挿入した後、操作部分を回転させるだけで簡単に
接続がおこなえるため、特別な道具を用いる必要もな
く、実装の容易化を実現している。
【0076】また操作部分をガイドレール端に配置する
ことで、操作部分を筐体外に出すことが可能になり、電
源モジュールを筐体に挿入した後、筐体内でネジの締結
をおこなう必要がなくなり従来の接続の困難さという問
題が解消されている。
【0077】給電バスとガイドレールの接続に、従来構
造のような複数個所ネジの締結をおこなう必要がなくな
り、従来よりも電源の実装を簡易に行うことができる。
【0078】ガイドレール内部にくさび形状のブロック
を用いることによって倍力効果が得られ、操作部分を回
す力が弱い場合でも高い接触圧力で給電バスとガイドレ
ールを接続することが可能になる。
【0079】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照して詳細に説明する。
【0080】図5は、本発明の第2の実施例の給電バス
接続構造の分解斜視図である。また、図6は、図5の各
構成部品を組立て、D−Dで切断した断面斜視図であ
る。本発明の第2の実施例では、くさび状ブロック8、
段付き軸3を用いた内部機構がすべてガイドレール側で
はなく、給電バス側に内蔵される構造になっている。
【0081】本発明の第2の実施例は、内部機構がガイ
ドレール側から給電バス側へ移動したこと以外は第1の
実施例と同様な構造になっている。したがって、内部機
構の動作も第1の実施例と同様である。
【0082】次に、本発明の第3の実施例について図面
を参照して詳細に説明する。
【0083】図7は、本発明の第3の実施例のレバー構
造を示した断面図である。図7を参照すると、本発明の
第3の実施例では、くさび状ブロック8を押すための段
付き軸17がネジ部を持たず、代わりにレバー14を用
いた機構を有しており、レバー操作部18を操作するこ
とで段付き軸3を軸方向に移動させることができる。こ
の場合、レバー14の端15がネジ等でガイドレールに
固定されており、レバー端15を軸にしてレバー14を
回転させることで、段付き軸17とレバー14の接続部
分16を動かし、段付き軸17を軸方向に移動させるこ
とができる。
【0084】本発明の第3の実施例では、レバー操作ひ
とつで給電バス、ガイドレールの接続をおこなうことが
でき、段付き軸を回して接続をおこなう方法よりも、さ
らに簡潔に給電バスの接続をおこなうことが可能にな
る。
【0085】また、段付き軸でくさび状ブロックを押
し、その力を利用して給電バスとガイドレールを接続さ
せるという動作は、第1の実施例、第2の実施例と同様
である。
【0086】この第3の実施例も、上記した第2の実施
例のようにレバーを有する機構を給電バス側に内蔵する
構造にすることが可能である。
【0087】また、この第3の実施例は、上記第1の実
施例、第2の実施例と比較して、ネジ止めより、レバー
を用いるほうが操作が簡潔であり、電源実装の容易化が
さらに向上する。
【0088】また、レバーを操作して段付き軸を動かす
部分に、てこの原理を利用した機構を用いることによっ
て、倍力効果が得られ、楽な操作で接続が行え、かつ高
い接触圧力を得ることができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。
【0090】本発明の第1の効果は、給電バス接続の際
の手間を特段に削減する、ということである。
【0091】その理由は、本発明によれば段付き軸を用
いることによって複数のくさび状ブロックを一括して動
作させるようになり、一つの軸操作部、またはレバーを
操作するだけで給電バスの接続が可能になるからであ
る。
【0092】また、実際に、操作者が操作するネジ操作
部分、またはレバー部分をガイドレール端に有する構造
にすることで、この操作部分を筐体外部に出すことが可
能になり、筐体内部でネジの締結をおこなうような煩雑
な作業を解消している、ためである。
【0093】本発明の第2の効果は、高い接触圧力が得
られる、ということである。
【0094】その理由は、くさび状ブロックの斜面壁を
用いて軸方向の力を軸と垂直方向に変換する際に倍力効
果が得られ、給電バスをガイドレールに押しつける力が
強くなるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
(a)は給電バス接続構造全体を示した斜視図であり、
(b)は給電バス接続構造全体を示した分解斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例におけるくさび状ブロック内
部構造を示した分解断面斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を説明するため図である。
(a)は図2の各部品を組立て、B−B方向から見た断
面図であり、(b)は図2の各部品を組立て、C−C方
向から見た断面図である。
【図4】本発明の一実施例を説明するため図であり、ガ
イドレール内部機構全体を示した図1のA−A断面図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施例の給電バス接続構造を示
した分解斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す図であり、図5の
D−D線断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例のレバー機構を示した断
面図である。
【図8】従来技術を示す図であり、(a)は一般的な電
源の実装構造を示した図であり、(b)は一般的な給電
バス接続構造を示した図である。
【図9】ネジで給電バスの接続をおこなう従来技術の構
造を示した分解斜視図である。
【図10】図9のE−E線断面図である。
【図11】コネクタコンタクトを用いて給電バス接続を
おこなう従来技術の構造を示した斜視図である。
【図12】図11をF−F方向から見た図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 段付き軸貫通穴 3 段付き軸 4 段付き軸ネジ部 5 段付き軸太軸部 6 段付き軸細軸部 7 段付き軸操作部 8 くさび状ブロック 9 段付き穴 10 給電バス 11 くさび状ブロック挿入空間 12 ガイドレール 13 給電バス 14 レバー 15 レバー、ガイドレール接続部 16 レバー、給電バス接続部 17 段付き軸 18 レバー操作部 19 ネジ止めで給電バス接続を行う構造のガイドレー
ル 20 給電バス固定ネジ 21 給電バス固定用ネジ穴 22 コネクタコンタクトで給電バス接続を行う構造の
ガイドレール 23 コネクタコンタクト 24 コネクタコンタクト間隔変更機構 25 装置筐体 26 ガイドレール 27 電源モジュールや論理パッケージ等

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源モジュール、論理パッケージ等の給電
    バスが挿入される装置のガイドレール内部に、複数の太
    軸部分を持つ段付き軸を有し、 前記段付き軸が軸方向に移動することにより、前記太軸
    部分が前記ガイドレール内部に収容された複数のくさび
    状ブロックを移動させ、前記くさび状ブロックが前記給
    電バスを前記ガイドレールに押しつけることにより接続
    を行う、 ことを特徴とする給電バス接続構造。
  2. 【請求項2】電源モジュールや論理パッケージ等を装置
    に実装する際に使用する給電バスの接続構造において、 給電バス内部に、複数の太軸部分を持つ段付き軸を有
    し、前記段付き軸が軸方向に移動することにより、前記
    太軸部分が前記給電バス内部に収容された複数のくさび
    状ブロックを移動させ、前記くさび状ブロックが前記給
    電バスをガイドレールに押しつけることにより接続を行
    う、ことを特徴とする給電バス接続構造。
  3. 【請求項3】前記段付き軸がネジ部を有しており、前記
    段付き軸を回転させることにより、前記段付き軸を軸方
    向に移動させる、ことを特徴とする請求項1、又は2記
    載の給電バス接続構造。
  4. 【請求項4】前記段付き軸の端にレバー機構を有し、前
    記レバーを操作することにより、前記段付き軸を軸方向
    に移動させる、ことを特徴とする請求項1、又は2記載
    の給電バス接続構造。
  5. 【請求項5】前記くさび状ブロックが斜面壁を有してお
    り、前記斜面壁が前記ガイドレールの前記くさび状ブロ
    ックを収容する内部空間の斜面壁に接触することで、前
    記くさび状ブロックにかかる力の方向を90度転換す
    る、ことを特徴とする請求項1記載の給電バス接続構
    造。
  6. 【請求項6】前記くさび状ブロックが斜面壁を有してお
    り、前記斜面壁が前記給電バスの前記くさび状ブロック
    を収容する内部空間の斜面壁に接触することで、前記く
    さび状ブロックにかかる力の方向を90度転換する、こ
    とを特徴とする請求項2記載の給電バス接続構造。
  7. 【請求項7】前記段付き軸が複数の前記太軸部を有し、
    複数の前記太軸部が複数の前記くさび状ブロック内部に
    それぞれ組み込まれることにより、前記段付き軸が複数
    の前記くさび状ブロックを一括して動作させる、ことを
    特徴とする請求項1、又は2記載の給電バス接続構造。
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