JP2560549Y2 - 防水構造 - Google Patents

防水構造

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JP2560549Y2
JP2560549Y2 JP1991064177U JP6417791U JP2560549Y2 JP 2560549 Y2 JP2560549 Y2 JP 2560549Y2 JP 1991064177 U JP1991064177 U JP 1991064177U JP 6417791 U JP6417791 U JP 6417791U JP 2560549 Y2 JP2560549 Y2 JP 2560549Y2
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恭一 横田
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Anritsu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケーブル等の防水用機
器への入出力部分を防水する防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の防水構造を示す側断面図
である。電子機器、機械装置等において、機器30の内
部側を外部に対して防水したい場合、この防水用機器3
0に対する信号線、電源線等のケーブル31の入出力部
分30aについても防水構造を施さなければならない。
したがって、ケーブル31の防水には、ケーブル31の
径より小さな穴32を有する円筒形のパッキン33をこ
の入出力部分に配置させる。尚、ケーブル31の両端に
は、夫々コネクタ34、34が設けられ、外部との間で
の電気的接続がなされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記防
水構造では、ケーブル31の両端部に設けられたコネク
タ34が取り付けられたままの状態でケーブル31の交
換を行うことができない問題点があった。特に、ケーブ
ル交換を機器30の保守時等、製造後における機器30
の設置箇所で行うためには、ケーブル31に半田付けさ
れたコネクタ34について、半田を除去した後でなけれ
ばケーブル31を取り外すことができず、この取り外し
の作業に手間がかかるものであった。
【0004】本考案は、上記問題点を解決するために成
されたものであり、現場等に設置される防水用機器の入
出力部分に設けられるケーブルをコネクタが付いた状態
のまま着脱でき、交換作業を容易化できる防水構造を提
供することを目的としている。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、内部が防水された機器の筐体に開口部を
設け、該開口部を介して外部との間に設けられたケーブ
ルを防水する防水構造において、前記機器の筐体(1
5)の端面(15a)に設けられ、平面略台形状で両側
にテーパー部(16a)が形成される切り欠き部(1
6)と、該切り欠き部に対応して平面略台形状に形成さ
れ、ケーブル(2)の径に対応する挿通溝(18)と、
前記切り欠き部に接しこの切り欠き部よりやや大きく形
成された接触部(19b)と、前記挿通溝から外方に切
り込み形成された割り溝(20)とが形成された防水パ
ッキン(17)と、該パッキンを前記筐体に押し付け、
かつ、着脱自在な押圧板(21)とを具備し、前記ケー
ブルが挿通溝に挿通された防水パッキンを前記筐体の前
記切り欠き部に挿着し、押圧板で押圧することにより、
筐体内部及外部に連通された前記ケーブル部分及び前記
切り欠き部の防水を行うことを特徴としている。
【0007】
【0008】
【作用】上記構成によれば、防水された機器の切り欠き
部16に設けられる防水パッキン17の挿通溝18を介
してケーブル2が筐体の内側及び外側間に設けられる。
ケーブル2は防水パッキン17の割り溝20を拡げて挿
通溝18部分に同軸状に側部から入れることができる。
そして、押圧板21を筐体15に取り付けることによ
り、防水パッキン17が切り欠き部16側に押圧され、
ケーブル2を防水できる。
【0009】
【実施例】図1は、本考案の防水構造の第1実施例を示
す断面図である。防水用機器の筐体1に対して信号線、
電源線等のケーブル2は、この筐体1の開口部1a部分
を介して筐体内部1b及び外部間に連続して設けられて
いる。このケーブル2の両端には、夫々コネクタ3a,
3bが予め半田付け等で固定されており、このケーブル
2はコネクタ3a,3bを介して機器及び外部間を電気
的に接続する。
【0010】前記開口部1a部分には、シールキャップ
5が設けられる。シールキャップ5は、開口部1aの径
に対応した径の本体部6を有している。本体部6は、プ
ラスチックあるいは金属で形成され、略中央部全周に鍔
部6a,パッキン7が設けられ、かつ、両端に夫々螺子
溝6b,6cが加工形成されている。この本体部6に
は、少なくともコネクタ3a,3bの外形以上の開口径
を有する貫通孔6dが形成されている。貫通孔6dの一
端部(筐体1の外部側)には、テーパー部6eが形成さ
れている。前記螺子溝6b部分には、固定ナット8の螺
子溝8aが螺合し、本体部6を筐体1の開口部1a部分
に固定することができる。一方、螺子溝6c部分には、
キャップ10の一端部に形成された螺子溝10aが螺合
する。キャップ10の他端部(筐体1の外部側)には、
コネクタ3a,3bの外形より少なくとも大きな径の開
口部10bが形成されている。そして、本体部6及びキ
ャップ10間には、図示の防水パッキン12が配置され
る。
【0011】図2には、防水パッキン12の正面図を示
す。この防水パッキン12は、ゴム等の弾性体により成
り、本体部6の貫通孔6d以上の外形を有して円形状に
形成されたものであり、中心部にはケーブル2の外形よ
りやや小径の挿通溝12aが貫通形成されている。ま
た、前記テーパー部6eに当接する箇所部分には、対応
して傾斜状に傾斜傾斜接合部12bが形成されている。
さらに、この防水パッキン12の半部には、割り溝12
cが切り込み形成されている。
【0012】上記構成による防水作用を説明すると、防
水パッキン12の割り溝12c部分を拡げて、この部分
からケーブル2に挿入し、挿通溝12aに位置させてケ
ーブル2と同軸上に防水パッキン12を設ける。次に、
ケーブル2をシールキャップ5中の本体部6に設けられ
た貫通孔6d部分に挿通させつつ、防水パッキン12を
本体部6の一端部に位置させる。この後、キャップ10
を本体部6に取り付け、締めつける。これにより、防水
パッキン12の傾斜接合部12bが本体部6のテーパー
部6cに押圧される。この押圧力により、テーパー部6
c,傾斜接合部12b部分の防水作用を得ることができ
る。同時に、同押圧力は、挿通溝12a全体を縮径方向
に作用してケーブル2、挿通溝12a部分の防水を行う
とともに、割り溝12c部分についても防水される。
【0013】次に、ケーブル2の交換作業について説明
する。遠隔地の現場に設置された機器のケーブル2を交
換する場合であっても、予めコネクタ3a,3bが半田
付けされた新たなケーブル2をこの現場に持参するのみ
で交換できる。固定図1の状態で設けられたシールキャ
ップ5は、キャップ10を外すのみで筐体1からケーブ
ル2を取り外すことができるようになっている。キャッ
プ10を外して上述した防水パッキン12の押圧状態を
解除した後、ケーブル2とともに防水パッキン12を外
部に取り出す。ケーブル2の端部のコネクタ3a,3b
は本体部6の貫通孔6d部分を介してケーブル2に取り
付いた状態のまま外部に取り出せる。
【0014】そして、新たなケーブル2は、コネクタ3
a,3bが取りついた状態のまま本体部6の貫通孔6d
部分を介して内部に挿通させることができる。この後、
ケーブル2に於いて筐体1の入出力箇所に相当する部分
に上述の如く防水パッキン12を装着した後、シールキ
ャップ5に対しキャップ10を取り付けるのみで交換作
業が完了する。上記交換作業は、従来の如く現場におい
てケーブルからコネクタを着脱する半田除去作業、及び
半田付け作業が不用であり簡単に行うことができる。
【0015】次に、本考案の防水構造の第2実施例につ
いて説明する。図3は同実施例の平面図、図4は、図3
のA−A線断面図である。防水しようとする機器の筐体
15の角部15aには、平面略台形状の切り欠き部16
が開口形成されている。この切り欠き部16は、筐体の
奥方につれ小径に形成されたテーパー部16aを有して
いる。この切り欠き部16には、対応する台形状に形成
された防水パッキン17が図中B方向から挿入、配置さ
れる。尚、切り欠き部16は、平面略台形状の他に、平
面略半円形状等であっても良い。
【0016】防水パッキン17は、中央にケーブル2が
挿通される挿通溝18が貫通形成されている。この挿通
溝18の円周部分には、ケーブル2の外形より小径な接
触凸部18aが形成されていて、挿通後のケーブル2と
の間の接触状態が密となるよう構成されている。また、
前記切り欠き部16に対応して、台形状の係止凹部19
が形成されていて、前記テーパー部16aと接する斜辺
部19aを有している。この斜辺部19aの長さは、テ
ーパー部16aの長さよりやや長く形成されている。し
たがって、図1の如く切り欠き部16に防水パッキン1
7を挿通後、この防水パッキン17の長辺部19c部分
が切り欠き部16より外方に突出した位置となる。係止
凹部19には、切り欠き部16に接触する接触凸部19
bが形成されている。さらに、斜辺部19aと所定角度
の方向(後述する押圧板21が押圧するB方向に対する
所定角度の方向)、例えば直角方向で、かつ挿通溝18
の中心との間には、割り溝20が切欠されている。
【0017】そして、この防水パッキン17が設けられ
た箇所には、長辺部19c側(図中B方向)から押圧板
21が着脱自在に配置される。押圧板21は、少なくと
も防水パッキン17の厚さ以上の幅を有しており、筐体
15に対し螺子22等で固定される。
【0018】上記構成によるケーブル2の取り付け作業
を説明する。まず、ケーブル2の所望する防水箇所で、
防水パッキン17の割り溝20部分からケーブル2を挿
通させる。そして、挿通溝18部分にケーブル2を位置
させた後、この防水パッキン17を筐体15の切り欠き
部16にB方向から挿通させる。この後、押圧板21を
取り付けることにより、押圧板21は防水パッキン17
の長辺部19cを押圧する。これにより防水パッキン1
7は、斜辺部19aがテーパー部16a方向に押圧さ
れ、これら間の接触が密となり防水される。同時に、同
押圧力は、挿通溝18全体を縮径させ、ケーブル2、挿
通溝18部分の防水を行うとともに、割り溝20部分に
ついても防水される。尚、本実施例においても前記第1
実施例同様、端部にコネクタ3a,3bが設けられたケ
ーブル2について、コネクタ3a,3bが付いたままの
状態で交換するとができる。
【0019】上記第2実施例の拡張例を第5図の平面図
に示す。尚、同一構成部には同一符号を付してある。こ
の図示の如く、防水パッキン17に複数の挿通溝18を
設ける構成としても良く、この場合には複数のケーブル
2を1つの防水パッキン17で同時に防水することがで
き、前記実施例同様の作用効果を得ることができる。
【0020】上記各実施例では、筐体と外部との間の入
出力部分における電気的接続を行うためのケーブルの防
水を行う防水構造について説明したが、ケーブル以外の
例えば配管について入出力の防水を行うものに適用して
も良く、この場合であっても上記実施例同様の作用効果
を得ることができる。
【0021】
【0022】
【考案の効果】本考案によれば、装置の内外に連続する
ケーブルには割り溝を拡げるだけで防水パッキンを取り
付けることができる。防水パッキンは筐体の端面に形成
した切り欠き部に側部から挿着し、同方向から押圧板で
押圧することにより、テーパー部により挿通溝部分のケ
ーブル及び切り欠き部の防水を行える。また、筐体に対
する防水パッキン着脱及び、この防水パッキンに対する
ケーブルの着脱が容易に行えるため、筐体に対するケー
ブルの交換作業を容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防水構造の第1実施例を示す断面図。
【図2】防水パッキンの正面図。
【図3】本考案の防水構造の第2実施例を示す平面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】第2実施例の変形例を示す平面図。
【図6】従来の防水構造を示す側断面図。
【符号の説明】
1…筐体、1a…開口部、2…ケーブル、3a,3b…
コネクタ、5…シールキャップ、6…本体部、6a…鍔
部、6d…貫通孔、10…キャップ、10b…開口部、
12…防水パッキン、12a,18…挿通溝、12b…
傾斜接合部、12c,20…割り溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が防水された機器の筐体に開口部を
    設け、該開口部を介して外部との間に設けられたケーブ
    ルを防水する防水構造において、 前記機器の筐体(15)の端面(15a)に設けられ
    平面略台形状で両側にテーパー部(16a)が形成され
    切り欠き部(16)と、 該切り欠き部に対応して平面略台形状に形成され、ケー
    ブル(2)の径に対応する挿通溝(18)と、前記切り
    欠き部に接しこの切り欠き部よりやや大きく形成された
    接触部(19b)と、前記挿通溝から外方に切り込み形
    成された割り溝(20)とが形成された防水パッキン
    (17)と、該パッキンを前記筐体に押し付け、かつ、 着脱自在な押
    圧板(21)とを具備し、 前記ケーブルが挿通溝に挿通された防水パッキンを前記
    筐体の前記切り欠き部に挿着し、押圧板で押圧すること
    により、筐体内部及外部に連通 された前記ケーブル部分
    及び前記切り欠き部の防水を行うことを特徴とする防水
    構造。
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