JP2779752B2 - 自動改札機 - Google Patents

自動改札機

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JP2779752B2
JP2779752B2 JP15446793A JP15446793A JP2779752B2 JP 2779752 B2 JP2779752 B2 JP 2779752B2 JP 15446793 A JP15446793 A JP 15446793A JP 15446793 A JP15446793 A JP 15446793A JP 2779752 B2 JP2779752 B2 JP 2779752B2
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房夫 大竹
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三郎 多久和
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、在来線と新幹線の乗換
駅に設置され、乗換客が所持する複数枚の券を改札処理
することのできる自動改札機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】在来線と新幹線の乗換駅において、例え
ば在来線の特急列車から新幹線に乗り換える場合、一般
に、乗換客は3枚の券を所持している。1枚は在来線の
乗車駅から乗換駅までの乗車区間や券の有効期間などが
印字・磁気記録されている特急券、他の1枚は在来線の
乗車駅から新幹線の降車駅までの乗車区間や券の有効期
間などが印字・磁気記録されている乗車券、残りの1枚
は乗換駅から降車駅までの乗車区間や券の有効期間など
が印字・磁気記録されている新幹線用の特急券である。
そして、乗換客は乗換駅で係員(駅員)に全ての券(乗
車券を除く場合もある)を渡し、係員はこれらの券に印
字されている乗車区間や券の有効期間などにより夫々の
券の有効性を判断し、これら券が全て有効券である場合
に、新幹線用の特急券と乗車券を入鋏して乗換客に返却
している。このように、在来線と新幹線の乗換駅におい
ては、一人の乗換客が所持する複数枚の券の夫々につい
て有効性を判断し、新幹線用の特急券および乗車券を入
鋏して返却するという複雑な改札処理を行わなくてはな
らないため、乗客一人に対し1枚の券の有効性を判定す
る既存の自動改札機では乗換駅での改札処理を行うこと
ができず、かゝる乗換駅での係員の改札業務の省力化を
図れる自動改札機が切望されていた。これに対応した複
数枚の券を処理する自動改札機としては、例えば特開昭
56-74786号公報、或いは実開平4-120160号公報(実願平
3-37856 )に開示されたものがある。前者(特開昭56-7
4786号公報)では種類の異なる券類を組み合わせた状態
で利用する際にも一括して券類を受入れて区分装置201
及び分離装置204 により券類を一枚ずつ分離して処理す
ることで自動改札処理をし、又処理後の券類は集積装置
302 で一旦ストアして一括して返却している。また、後
者の実開平4-120160号公報には同様に複数枚の乗車券
を自動改札することに加えて、読取手段と書込手段との
間の搬送路途中に複数のストッパを直列に設けることで
乗車券を一時保持するとともに下流側から順に一時保持
を解くようにしておき、挿入された乗車券のいずれかに
無効券が含まれるときには有効券に書込みをすることな
しに全ての券類を返却するようにして、有効券に対して
の不都合な書込みを回避してそのまま再使用ができるよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の自動改
札機では一時保留機構が搬送路に沿って直列に配置され
ている結果、多数枚の券類を同時に保留するためには相
応に搬送路中長さ方向にスペースを確保しなければなら
ず、結果装置が大型化する難点があった。本発明は、在
来線と新幹線の乗換駅において、係員が行っていた改
札業務の省力化を図ることできるとともに、特に、よ
り小形に構成することができる自動改札機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の情報が
磁気記録されている複数枚の券を一括して投入する券投
入口2と、この券投入口2に投入された複数枚の券を1
枚づつ繰り出す券繰出手段10と、この券繰出手段10
が繰り出した券の磁気記録情報を読み取る読取手段12
と、この読取手段12の読取データに基づき夫々の券に
ついて集札券か返却券かの判別および券の正否判定を行
う判定手段8bと、読取終了後の夫々の券を個々に順次
保留しておくために、夫々が上下に配置した搬送ベルト
と挟持された券をその先端部で停止可能な回動自在な鍵
形のストッパで構成された券プール部群を互いに平行に
上下方向に複数段配置して成る券保留手段14と、前記
券保留手段14から送られる券を全券の正否判定結果に
応じて券取出口4へ或いは券返却口3へと搬送する券搬
送手段16と、この券搬送手段16上において正券と判
定され券取出口4に送られる返却券に対して所定の情報
を書き込む書込手段17と、前記券搬送手段16上にお
いて正券と判定され券取出口4に送られる返却券に印字
またはパンチを施す入鋏手段19と、前記判定手段8b
による全券の正否判定結果に応じて改札通路を開放・閉
鎖する開閉自在なドア6と、前記読取手段12が全ての
券の磁気記録情報を読み取るまで読取終了後の夫々の券
を前記券保留手段14に個々に保留しておき、もしも前
記判定手段8bが上記複数枚の券を全て正券であると判
定した場合には、券保留手段14より前記券搬送手段1
6に券を取り込んで集札券を集札するとともに返却券を
前記書込手段17及び入鋏手段19を経て券取出口4に
送り出して一括返却させるが、前記判定手段8bが上記
複数枚の券の中に不正券があると判定した場合には、券
保留手段14より前記券搬送手段16に券を取り込んで
全ての券を券返却口3に送り出して一括返却するように
させる制御部8とにより構成するという手段を採用する
ことによって、上述の装置小形化の目的を達成した。
【0005】
【作用】券投入口2に複数枚の券を一括して投入する
と、券繰出手段10がその券を1枚づつ繰り出し、その
券の磁気記録情報を読取ヘッド12が読み取り、券保留
手段14が上下方向に複数段配置された券プール部群に
読取終了後の夫々の券を個々に順次保留する。そして、
全ての券の読み取りが終了し判定手段8bが夫々の券に
ついて集札券か返却券かを判別して全ての券を正券であ
ると判定が完了すると、ドア6が開いて改札通路を開
放すると共に、券搬送手段16が券保留手段14より券
を取り込んで集札券を集札するとともに返却券を券取出
口4に送り出して一括返却する。この際、各返却券は、
券搬送手段16による搬送中に書込手段17により所定
の情報が書き込まれ、入鋏手段19により印字またはパ
ンチが施されて券返却口4より返却される。又、前記判
定手段8bが複数枚の券の中に不正券があると判定する
と、ドア6が閉じて改札通路を閉鎖すると共に、券搬送
手段16が券保留機構14より全ての券を取り込み一括
して券返却口3に送り出し返却する。
【0006】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて、更に詳しく説明する。図1は本発明に係る自動改
札機の一実施例を示す概略構成図、図2は自動改札機の
制御ブロック図である。
【0007】図1において符号1は改札機本体、符号2
は乗換客が複数枚の券を一括して投入する券投入口、符
号3は券投入口2に投入された全ての券を乗換客に返却
する券返却口、符号4は乗換客に返却すべき券を返却す
る返却券用の券取出口、符号5は乗換客に改札案内情報
を表示する表示器、符号6は改札通路(図示せず)を開
放・閉鎖する開閉自在なドア、符号7は乗換客が券投入
口2に投入した券を搬送して後述の如く処理する券搬送
部、符号8は表示器5、ドア6および券搬送部7を制御
する制御部である。
【0008】前記券投入口2は、改札機本体1の入場側
に設けられ、乗換客が複数枚の券を縦長にして垂直に投
入するよう形成されている。この券投入口2の入口部に
は、乗換客が投入した券を検知する券検知センサ2aが
配置されている。
【0009】前記券投入口2に投入される券としては、
例えば、在来線の乗車駅から乗換駅までの特急券、在来
線の乗車駅から新幹線の降車駅までの乗車券、乗換駅か
ら降車駅までの新幹線用の特急券、または上記在来線用
の特急券、上記乗車券および新幹線用の特急券を一葉化
した一葉化券、或いは鉄道用のプリペイドカードなどが
あるが、以下、説明の便宜上、在来線用の特急券T1、
乗車券T2および新幹線用の特急券T3を例にとる。在
来線用の特急券T1には、その表面に乗車駅と乗換駅の
駅名や券の有効期間などが印字され、裏面の磁気記録部
に乗車駅から乗換駅までの区間情報、在来線特急券であ
る旨の券種情報、券の有効期間情報などが磁気記録され
ている。乗車券T2には、その表面に乗車駅と降車駅の
駅名や券の有効期間などが印字され、裏面の磁気記録部
に乗車駅から降車駅までの区間情報、乗車券である旨の
券種情報、券の有効期間情報などが磁気記録されてい
る。新幹線用の特急券T3には、その表面に乗換駅と降
車駅の駅名や券の有効期間などが印字され、裏面の磁気
記録部に乗換駅から降車駅までの区間情報、新幹線特急
券である旨の券種情報、券の有効期間情報などが磁気記
録されている。
【0010】前記券搬送部7は、乗換客が券投入口2に
投入した複数枚の券T1,T2,T3を先端を揃えた状
態に自重落下させる券排出機構9と、この券排出機構9
より複数枚の券T1,T2,T3を一括して取り込み当
該券を1枚づつ繰り出す券繰出機構10と、この券繰出
機構10からの券T1,T2,T3を長手方向に整列し
て送り出す券整列機構11と、この券整列機構11から
の券T1,T2,T3の磁気記録情報を読み取る読取ヘ
ッド12と、券T1,T2,T3を必要に応じて表裏面
を反転する券反転機構13と、この券反転機構13より
券T1,T2,T3を取り込んで読取終了後の夫々の券
を全ての券の読み取りが終了するまで個々に保留してお
ために搬送ベルトと鍵形のストッパで構成された券プ
ール部群を互いに平行に上下方向に複数段配置し構成さ
れた券保留機構14と、この券保留機構14より券T
1,T2,T3を取り込んで上記券返却口3に一括して
送り出すか、または集札すべき券T1(在来線用の特急
券)を集札箱15に放出して返却すべき券T2(乗車
券),T3(新幹線用の特急券)を券取出口4に送り出
す券搬送機構16と、その返却すべき券T2,T3の磁
気記録部に所定の情報を書き込む書込ヘッド17と、当
該書込ヘッド17が上記券T2,T3に書き込んだ情報
を読み取る書込データ読取ヘッド18と、上記券T2,
T3に印字またはパンチなどの入鋏を行う入鋏機構19
と、一葉化券用のパンチ機構20と、プリペイドカード
用の印字機構21とから成っている。以下、各部を詳述
する。
【0011】前記券排出機構9は、券投入口2の下方に
当該券投入口2の下部開口を開閉する回動自在な開閉板
9aを有し、当該開閉板9aが券投入口2の下部開口を
閉じた状態で複数枚の券T1,T2,T3を受けること
により夫々の券T1,T2,T3の先端を揃え、しかる
後に、開閉板9aが時計回り方向へ回動して券投入口2
の下部開口を開くことにより上記券T1,T2,T3を
券繰出機構10に自重落下させる。前記開閉板9aは、
電磁ソレノイド9bにより作動される。
【0012】前記券繰出機構10は、券排出機構9より
自重落下して来た複数枚の券T1,T2,T3を一対の
取込ローラ10a,10aが一括して取り込み、当該取
込ローラ10aで取り込んだ券T1,T2,T3を揺動
ローラ10bがガイドローラ10cに押さえ付けて圧接
し、揺動ローラ10bを券T1,T2,T3から離した
状態で左右の繰出ローラ10d,10dが上記券T1,
T2,T3を1枚づつ繰り出すようになっている。前記
揺動ローラ10bは、電磁ソレノイド10eにより作動
される。
【0013】前記券整列機構11は、券T1,T2,T
3の磁気記録情報が券反転機構13の読取ヘッド12で
確実に読み取られるよう夫々の券T1,T2,T3を長
手方向に整列するためのものであって、券繰出機構10
からの券T1,T2,T3を取り込んで搬送する券搬送
路11aを複数のプーリに掛け回した左右一対のベルト
11b,11bにより構成し、券搬送路11aの幅員方
向において対設した券搬送基準板11cと揺動自在な整
列板11dとの間の券整列通路に夫々の券T1,T2,
T3を通過させて長手方向に整列し、その券T1,T
2,T3を送出ローラ11eが券反転機構13へと送り
出す。前記整列板11dは、電磁ソレノイド11fによ
り作動される。
【0014】前記券反転機構13は、券整列機構11か
らの券T1,T2,T3を取り込んで搬送する往復動可
能な券搬送路13aを複数のプーリに掛け回したベルト
(図示せず)により構成し、当該券搬送路13aの上下
に配置したいずれか一方の読取ヘッド12で夫々の券T
1,T2,T3の磁気記録情報(区間情報、券種情報、
有効期間情報など)を読み取るようになっている。そし
て、下方の読取ヘッド12で券の磁気記録情報を読み取
った場合、その券を送出ローラ13bが右側より券保留
機構14に送り出し、上方の読取ヘッド12で券の磁気
記録情報を読み取った場合には、その券を送出ローラ1
3bが左側より券保留機構14へと送り出す。これによ
り全ての券T1,T2,T3が裏面を上向きとした状態
に券保留機構14へと送り出される。
【0015】前記券保留機構14は、券反転機構13か
らの券T1,T2,T3を取り込んだ順に後述する各券
プール部14b,14c,14d,14e,14fに送
り出す券搬送路14aを複数のプーリに掛け回されたベ
ルト(図示せず)により構成し、当該券搬送路14a上
には読取終了後の券を個々に(読取ヘッド12が全て
の券T1,T2,T3の磁気記録情報を読み取るまで)
保留しておくための夫々に上下に配置した搬送ベルトと
挟持された券をその先端部で停止可能な回動自在な鍵形
のストッパで構成された複数の券プール部14b,14
c,14d,14e,14fが互いに平行に上下方向に
複数段(本実施例では5段)設けられている。前記各券
プール部14b,14c,14d,14e,14fは、
上下に配置したベルト(図示せず)が券搬送路14aに
より搬送された来た券を上から順に取り込み、その券を
回動自在な鍵形のストッパ14g,14h,14i,1
4j,14kの先端部で停止させ、読取ヘッド12にお
いて全ての券T1,T2,T3の読み取りが終了する
と、ストッパ14g,14h,14i,14j,14k
をその順に時計回り方向へ回動させて券の保留状態を解
き、上記ベルトでその券を次段の券搬送機構16へと順
次送り出す。前記各ストッパ14g,14h,14i,
14j,14kは、夫々の券プール部14b,14c,
14d,14e,14fに配置した電磁ソレノイド14
l,14m,14n,14o,14pにより作動され
る。
【0016】前記券搬送機構16は、券保留機構14が
送り出した券T1,T2,T3を取り込んで搬送する第
1搬送路16aと、当該第1搬送路16aからの券T
1,T2,T3を取り込んで券返却口3に送り出す第2
搬送路16bと、上記第1搬送路16aからの券T1
(在来線用の特急券)を取り込んで集札箱15に放出す
る第3搬送路16cと、当該第3搬送路16cを介して
上記第1搬送路16aより取り込んだ券T2(乗車
券),券T3(新幹線用の特急券)を券取出口4に送り
出す第4搬送路16dとから成っており、これら各搬送
路16a,16b,16c,16dはいずれも複数のプ
ーリに掛け回されたベルト(図示せず)により構成され
ている。前記第2搬送路16bは、券返却口3の出口部
に券T1,T2,T3の先端を止める回動自在なストッ
パと当該ストッパを作動させる電磁ソレノイドより成る
券保留機構16b´を有し、この券保留機構16b´で
溜めた券T1,T2,T3を券返却口3に一括して送り
出すようになっている。前記第4搬送路16dは、券取
出口4の出口部に券T2,T3の先端を止める回動自在
なストッパと当該ストッパを作動させる電磁ソレノイド
より成る券保留機構16d´を有し、この券保留機構1
6d´で溜めた券T2,T3を券取出口4に一括して送
り出すようになっている。
【0017】前記書込ヘッド17、書込データ読取ヘッ
ド18、入鋏機構19、パンチ機構20および印字機構
21は、券搬送機構16の第4搬送路16d上に配置さ
れている。前記書込ヘッド17は、第4搬送路16dに
より搬送されて来た券T2,T3の磁気記録部に所定の
情報(乗車日付、乗換駅コードなど)を書き込むための
ものであり、前記書込データ読取ヘッド18は、上記書
込ヘッド17で書き込んだ情報(乗車日付、乗換駅コー
ドなど)を読み取るためのものである。前記入鋏機構1
9は、サーマル式の印字ヘッド19aとパンチ19bと
から成り、書込データ読取ヘッド18を通過して来た券
T2,T3の表面に印字ヘッド19aが乗車日付や当該
券T2,T3がペアである旨の指標番号などを印字し、
かつ必要に応じてパンチ19bが券T2,T3にパンチ
穴を明ける。前記パンチ機構20は、券投入口2に一葉
化券が投入された場合において、書込データ読取ヘッド
18を通過して来た一葉化券にパンチ穴を明けるもので
あり、前記印字機構21は、券投入口2にプリペイドカ
ードが投入された場合において、入鋏機構19を通って
来たカードに乗換駅や残額料金などの履歴情報を印字す
るものである。
【0018】制御部8は、下記の如く構成されている
(図2参照)。符号8aは券検知センサ2aより得られ
る券検知信号、読取ヘッド12より券T1,T2,T3
の磁気記録情報の読取信号を入力し夫々の券T1,T
2,T3について券が集札券か返却券かの判別および券
の正否判定を行う判定部8bより得られる判定信号、書
込データ読取ヘッド18より券T2,T3の書込データ
の読取信号を入力し夫々の券T2,T3について書込デ
ータのチェックを行う照合部8cより得られるチェック
信号を入力し、これら入力された各種のデータに基づい
て後述するような各種制御指令を発する主制御部であ
る。符号8dは主制御部8aの指令に基づいて表示器5
への改札案内情報を供給制御する表示制御部である。符
号8eは主制御部8aの指令に基づいてドア6を開閉制
御するドア制御部である。符号8fは主制御部8aの指
令に基づいて券排出機構9の電磁ソレノイド9bを作動
制御する券排出制御部である。符号8gは主制御部8a
の指令に基づいて券繰出機構10の取込ローラ10a、
繰出ローラ10dを駆動制御すると共に電磁ソレノイド
10eを作動制御する券繰出制御部である。符号8hは
主制御部8aからの指令に基づいて券整列機構11のベ
ルト11bおよび送出ローラ11eを駆動制御すると共
に電磁ソレノイド11fを作動制御する券整列制御部で
ある。符号8iは主制御部8aの指令に基づいて券反転
機構13の券搬送路13aと送出ローラ13bを駆動制
御する券反転制御部である。符号8jは主制御部8aの
指令に基づいて券保留機構14の券搬送路14aを駆動
制御すると共に各券プール部14b,14c,14d,
14e,14fの電磁ソレノイド14l,14m,14
n,14o,14pを作動制御する券保留制御部であ
る。符号8kは券搬送機構16の夫々の券搬送路16
a,16b,16c,16dを駆動制御すると共に券保
留機構16b´,16d´を作動制御する券搬送制御部
である。符号8lは主制御部8aの指令に基づいて書込
ヘッド17に乗車日、乗換駅コードなどの書込データを
供給制御する書込制御部である。符号8mは入鋏機構1
9の印字ヘッド19a、パンチ19b、パンチ機構20
および印字機構21を作動制御する入鋏制御部である。
【0019】次に、かゝる構成の自動改札機の動作を、
図3に示すフローチャートに従って説明する。乗換客が
券投入口2に券T1(在来線用の特急券),T2(乗車
券),T3(新幹線用の特急券)を一括して投入すると
(S1)、券検知センサ2aが券投入口2に投入された
券T1,T2,T3を検知する(S2)。券投入口2に
投入された券T1,T2,T3は、その先端が券排出機
構9の開閉板9aに当たって止まり、電磁ソレノイド9
bの作動により開閉板9bが時計回り方向へ回動するこ
とによって、先端が揃った状態に券繰出機構10へと排
出される(S3)。こうして券排出機構9より排出され
た券T1,T2,T3は、券繰出機構10の取込ローラ
10aにより一括して取り込まれ、電磁ソレノイド10
eの作動によりガイドローラ10c側に揺動した揺動ロ
ーラ10bで圧接され、電磁ソレノイド10eの作動に
より揺動ローラ10bを券T1,T2,T3から離した
状態で、繰出ローラ10dにより券整列機構11へと1
枚づつ繰り出される(S4)。券繰出機構10により繰
り出された夫々の券T1,T2,T3は、券整列機構1
1のベルト11bにより取り込まれ、券搬送基準板11
cと電磁ソレノイド11fの作動により揺動した整列板
11dとで形成された券整列通路を通過することにより
長手方向に整列されて(S5)、送出ローラ11eによ
り次段の券反転機構13へと送り出される。券整列機構
11より送り出された券T1,T2,T3は、券反転機
構13の券搬送路13aにより取り込まれ、裏面の磁気
記録情報がいずれか一方の読取ヘッド12で読み取られ
る。そして、下方側の読取ヘッド12で磁気記録情報が
読み取られた券は券反転機構13の送出ローラ13bに
より券保留機構14へと送り出され、上方側の読取ヘッ
ド12で磁気記録情報が読み取られた券は券反転機構1
3の券搬送路13aにより裏面が上向きとなるよう反転
されて送出ローラ13bにより券保留機構14へと送り
出される(S6)。なお、券保留機構14では読取終了
後の券を個々に互いに平行に上下方向に複数段設けられ
た券プール部14b,14c,14d,14e,14f
に順に、読取ヘッド12が全ての券T1,T2,T3の
磁気記録情報を読み取るまで保留していく。
【0020】制御部8の判定部8bは、読取ヘッド12
が読み取った券T1,T2,T3の乗車区間データおよ
び券種データを順次入力し、当該入力データに基づき夫
々の券T1,T2,T3について券が集札券か返却券か
を判別する(S7)。このとき、制御部8の券保留制御
部8jは、主制御部8aの指令に基づいて券保留機構1
4の第1券プール部14b,第2券プール部14c,第
3券プール部14dの各電磁ソレノイド14l,14
m,14nをストッパ14g,14h,14iで券T
1,T2,T3を保留するよう作動制御する。その結
果、券反転機構13より送り出された券T1は、券保留
機構14の券搬送路14aにより取り込まれて第1券プ
ール部14bに送り出されストッパ14gにより保留さ
れる。券T1の後に券反転機構13より送り出された券
T2は、券保留機構14の券搬送路14aにより取り込
まれて第2券プール部14cに送り出されストッパ14
hにより保留される。券T2の後に券反転機構13より
送り出された券T3は、券保留機構14の券搬送路14
aにより取り込まれて第3券プール部14dに送り出さ
れストッパ14iにより保留される(S8)。
【0021】制御部8の判定部8bは、読取ヘッド12
が読み取った券T1,T2,T3の乗車区間データおよ
び有効期間データに基づき夫々の券T1,T2,T3に
ついて券の正否を判定する(S9)。そして、(S9)
において、券T1,T2,T3が全て正券であると判定
された場合(YES)、(S10)へと進み、券T1,
T2,T3の中に不正券があると判定された場合(N
O)には、(S26)へと進む。
【0022】即ち、(S9)において全ての券T1,T
2,T3が正券と判定されると、券保留機構14の第1
券プール部14bの電磁ソレノイド14lが作動してス
トッパ14gによる券T1の保留状態を解き(S1
0)、券搬送機構16の第1搬送路16aが第1券プー
ル部14bより送り込まれた券T1を取り込んで第3搬
送路16cに送り出し、第3搬送路16cがその券T1
を集札箱15に放出して集札する(S11)。次いで、
券保留機構14の第2券プール部14cの電磁ソレノイ
ド14mが作動してストッパ14hによる券T2の保留
状態を解き(S12)、券搬送機構16の第1搬送路1
6aが第2券プール部14cより送り出された券T2を
取り込み、第3搬送路16cがその券T2を第4搬送路
16dに送り出し、書込ヘッド17が券T2の裏面の磁
気記録部に乗車日、乗換駅コードなどの書込データを書
き込む(S13)。そして、書込データが書き込まれた
券T2は、書込データ読取ヘッド18によりその書込デ
ータが読み取られて制御部8の照合部8cによりチェッ
クされ(S14)、入鋏機構19の印字ヘッド19aに
より表面に乗車日および指標番号などが印字され、かつ
必要に応じてパンチ19bによりパンチ穴が明けられて
入鋏が行われ(S15)、しかる後に、第4搬送路16
dの券保留機構16d´により保留される(S16)。
こうして、券T2が第4搬送路16dの券保留機構16
d´に保留されると、券保留機構14の第3券プール部
14dの電磁ソレノイド14nが作動してストッパ14
iによる券T3の保留状態を解き(S17)、券搬送機
構16の第1搬送路16aが第3券プール部14dより
送り込まれた券T3を取り込み、第3搬送路16cがそ
の券T3を第4搬送路16dに送り出し、書込ヘッド1
7が券T3の裏面の磁気記録部に乗車日、乗換駅コード
などの書込データを書き込む(S18)。そして、書込
データが書き込まれた券T3は、書込データ読取ヘッド
18によりその書込データが読み取られて制御部8の照
合部8cによりチェックされる(S19)。券T3の書
込データのチェックが終了すると、表示器5がその乗換
客に券取出口4で券T2,T3を受け取れる旨の返却案
内表示を行い(S20)、ドア6が開いて改札通路への
乗換客の通行を許可する(S21)。この間に券T3
は、入鋏機構19の印字ヘッド19aにより表面に乗車
日および券T2に印字した同一の指標番号などが印字さ
れ、かつ必要に応じてパンチ19bによりパンチ穴が明
けられて入鋏が行われ(S22)、第4搬送路16dの
券保留機構16d´により保留される(S23)。しか
る後に、第4搬送路16dの券保留機構16d´が作動
して券T2,T3の保留状態を解除し(S24)、券T
2,T3が券取出口4に送り出されて乗換客に返却され
る(S25)。
【0023】一方、(S9)において券T1,T2,T
3の中に不正券があると判定されると、表示器5がその
乗換客に券返却口3で券T1,T2,T3を受け取れる
旨の返却案内表示を行い(S26)、ドア6が閉じて改
札通路への乗換客の通行を阻止する(S27)。そし
て、券保留機構14の第1券プール部14bの電磁ソレ
ノイド14l、第2券プール部14cの電磁ソレノイド
14m、第3券プール部14dの電磁ソレノイド14n
がその順に作動して券T1,T2,T3の保留状態を解
き(S28)、券搬送機構16の第1搬送路16aが第
1券プール部14b、第2券プール部14cおよび第3
券プール部14dより順次送り込まれた券T1,T2,
T3を取り込んで第2搬送路16bに送り出す。こうし
て第2搬送路16bに送り出された券T1,T2,T3
は、券保留機構16b´により保留され(S29)、第
2搬送路16bの券保留機構16b´が券の保留状態を
解除することによって(S30)、券返却口3に送り出
されて不正券を投入した乗換客に返却される(S3
1)。本発明によれば以上説明したように、複数枚の券
類を利用する客に対して係員が行っていた改札業務の機
械化・省力化を図ることができることは無論であるが、
特に、保留機構を多段化したことにより従来より一段と
小形な自動改札機として提供することができ好適であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、一人の乗換客が券投入口に一括して投入した複数枚
の券を1枚づつ繰り出して夫々の券の磁気記録情報を読
み取り、その券を磁気記録情報の読み取りが終了するま
で個々に保留しておき、券の磁気記録情報の内容に基づ
き夫々の券について集札券か返却券かの判別および券の
正否を判定し、全ての券が正券である場合に、改札通路
を開放すると共に、集札券を集札た後に返却券に印字ま
たはパンチなどの入鋏を施してその返却券を券取出口に
送り出し、複数枚の券の中に不正券がある場合には、改
札通路を閉鎖すると共に、全ての券を券返却口より一括
返却するよう構成したので、乗換駅での係員の改札業務
の省力化が図れる上、乗換客の改札所要時間を大幅に短
縮することができ又、返却券が券取出口に一括して返
却され、不正券があった場合には全ての券が券返却口に
一括して返却されることから、乗換客に券を1枚ずつ返
却する自動改札機で生ずる何枚かの券の内の1枚を乗換
客が取り忘れるという不測の事態を確実に防止すること
ができ、特により小形な自動改札機を実現できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動改札機の一実施例を示す概略
構成図である。
【図2】本実施例の自動改札機の制御ブロック図であ
る。
【図3】本実施例の自動改札機のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 券投入口 3 券返却口 4 券取出口 6 ドア 制御部 8b 判定部 10 券繰出機構 12 読取ヘッド 14 券保留機構 16 券搬送機構 17 書込ヘッド 19 入鋏機構
フロントページの続き (72)発明者 池沢 茂 栃木県宇都宮市平出工業団地11番地 日 本信号株式会社 宇都宮事業所内 (72)発明者 中山 竹章 栃木県宇都宮市平出工業団地11番地 日 本信号株式会社 宇都宮事業所内 (72)発明者 多久和 三郎 栃木県宇都宮市平出工業団地11番地 日 本信号株式会社 宇都宮事業所内 (72)発明者 田中 弘志 栃木県宇都宮市平出工業団地11番地 日 本信号株式会社 宇都宮事業所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07B 11/00 G07B 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報が磁気記録されている複数枚
    の券を一括して投入する券投入口2と、この券投入口2
    に投入された複数枚の券を1枚づつ繰り出す券繰出手段
    10と、この券繰出手段10が繰り出した券の磁気記録
    情報を読み取る読取手段12と、この読取手段12の読
    取データに基づき夫々の券について集札券か返却券かの
    判別および券の正否判定を行う判定手段8bと、 読取終了後の夫々の券を個々に順次保留しておくため
    に、夫々が上下に配置した搬送ベルトと挟持された券を
    その先端部で停止可能な回動自在な鍵形のストッパで構
    成された券プール部群を互いに平行に上下方向に複数段
    配置して成る券保留手段14と、 前記券保留手段14から送られる券を全券の正否判定結
    果に応じて券取出口4へ或いは券返却口3へと搬送する
    券搬送手段16と、この券搬送手段16上において正券
    と判定され券取出口4に送られる返却券に対して所定の
    情報を書き込む書込手段17と、前記券搬送手段16上
    において正券と判定され券取出口4に送られる返却券に
    印字またはパンチを施す入鋏手段19と、前記判定手段
    8bによる全券の正否判定結果に応じて改札通路を開放
    ・閉鎖する開閉自在なドア6と、 前記読取手段12が全ての券の磁気記録情報を読み取る
    まで読取終了後の夫々の券を前記券保留手段14に個々
    に保留しておき、もしも前記判定手段8bが上記複数枚
    の券を全て正券であると判定した場合には、券保留手段
    14より前記券搬送手段16に券を取り込んで集札券を
    集札するとともに返却券を前記書込手段17及び入鋏手
    段19を経て券取出口4に送り出して一括返却させる
    が、前記判定手段8bが上記複数枚の券の中に不正券が
    あると判定した場合には、券保留手段14より前記券搬
    送手段16に券を取り込んで全ての券を券返却口3に送
    り出して一括返却するようにさせる制御部8とを備えて
    成る自動改札機。
JP15446793A 1993-06-01 1993-06-01 自動改札機 Expired - Lifetime JP2779752B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5674786A (en) * 1979-11-21 1981-06-20 Japan National Railway Automatic ticket examining machine

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2559072Y2 (ja) * 1991-04-05 1998-01-14 日本信号株式会社 自動改札機

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5674786A (en) * 1979-11-21 1981-06-20 Japan National Railway Automatic ticket examining machine

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