JP2779382B2 - コイルボビン - Google Patents
コイルボビンInfo
- Publication number
- JP2779382B2 JP2779382B2 JP7251282A JP25128295A JP2779382B2 JP 2779382 B2 JP2779382 B2 JP 2779382B2 JP 7251282 A JP7251282 A JP 7251282A JP 25128295 A JP25128295 A JP 25128295A JP 2779382 B2 JP2779382 B2 JP 2779382B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- hole
- coil bobbin
- coil
- bobbin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【０００１】
【発明の技術分野】本発明は、時計用小型モータ等に使
用されるコイルボビンに関する。
用されるコイルボビンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、時計用小型モータの分野にお
いて、ボビンをステータに対してスナップ的に仮止めま
たは抜け止めすることは知られている。例えば、本願出
願人に係る実公平３−４３８２２号公報にも、コ字状に
形成してあるステータの一方の脚部にコイルボビンが挿
入してあり、他方の脚部の基部側にボビンのつば部と係
止する係止突起を一方の脚部に向けて突設したものが開
示されている。通常このコイルボビンは、図３に示すよ
うに、中心穴ａを有する筒部ｂの両端部につば部ｃ，ｄ
を設けた構成であり、中心穴ａは単純な角穴か丸穴であ
り、ステータを中心穴ａ内に挿入し易いように、中心穴
ａをステータに対して十分な隙間があるように構成して
いる。そして仮止めまたは抜け止めのために上記のよう
に係止突起などを設けていた。
いて、ボビンをステータに対してスナップ的に仮止めま
たは抜け止めすることは知られている。例えば、本願出
願人に係る実公平３−４３８２２号公報にも、コ字状に
形成してあるステータの一方の脚部にコイルボビンが挿
入してあり、他方の脚部の基部側にボビンのつば部と係
止する係止突起を一方の脚部に向けて突設したものが開
示されている。通常このコイルボビンは、図３に示すよ
うに、中心穴ａを有する筒部ｂの両端部につば部ｃ，ｄ
を設けた構成であり、中心穴ａは単純な角穴か丸穴であ
り、ステータを中心穴ａ内に挿入し易いように、中心穴
ａをステータに対して十分な隙間があるように構成して
いる。そして仮止めまたは抜け止めのために上記のよう
に係止突起などを設けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように十分な隙間
があるために、ボビンの中心穴とステータとの間でがた
つきを生じ、ボビンに巻回されているコイルに断線を生
じたり、このがたつきの際にコイルがステータ側の係止
突起に触れて断線を生じるおそれがあった。
があるために、ボビンの中心穴とステータとの間でがた
つきを生じ、ボビンに巻回されているコイルに断線を生
じたり、このがたつきの際にコイルがステータ側の係止
突起に触れて断線を生じるおそれがあった。
【０００４】そこで本発明の目的は、ステータをコイル
ボビンに挿入し易くしかもがたつきのないようにするこ
とにある。
ボビンに挿入し易くしかもがたつきのないようにするこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコイルボビンは、外周面にはコイルが巻回
され、穴部にはステータが挿入される筒部を有し、穴部
はその正面形状が角穴であって、角穴の隣り合う２つの
角が傾斜辺となっている。そしてこの傾斜辺は、ステー
タが挿入されたときにステータの対応する稜線が圧入す
るようになっている。
に、本発明のコイルボビンは、外周面にはコイルが巻回
され、穴部にはステータが挿入される筒部を有し、穴部
はその正面形状が角穴であって、角穴の隣り合う２つの
角が傾斜辺となっている。そしてこの傾斜辺は、ステー
タが挿入されたときにステータの対応する稜線が圧入す
るようになっている。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１に示すように、コイルボビン
は、穴部１を有する筒部２の両端部につば部３，４を一
体的に形成したものであり、筒部２の外周面には図示し
ないがコイルが巻回されるものである。穴部１の正面形
状は角穴であって、隣り合う２つの角が傾斜辺１ａ，１
ｂとなっており、これによって２つの直角と４つの鈍角
からなる六辺形の角穴が形成されている。この傾斜辺１
ａ，１ｂは、穴部１内にステータ５が挿入されたとき
に、図２に示すように、ステータ５の対応する２つの稜
線５ａ，５ｂが傾斜辺１ａ，１ｂに軟圧入する寸法に設
定してある。
は、穴部１を有する筒部２の両端部につば部３，４を一
体的に形成したものであり、筒部２の外周面には図示し
ないがコイルが巻回されるものである。穴部１の正面形
状は角穴であって、隣り合う２つの角が傾斜辺１ａ，１
ｂとなっており、これによって２つの直角と４つの鈍角
からなる六辺形の角穴が形成されている。この傾斜辺１
ａ，１ｂは、穴部１内にステータ５が挿入されたとき
に、図２に示すように、ステータ５の対応する２つの稜
線５ａ，５ｂが傾斜辺１ａ，１ｂに軟圧入する寸法に設
定してある。
【０００７】即ち、図１に示すようにステータ５を穴部
１内につば部３側から挿入してゆくと、ステータ５の２
つの稜線５ａ，５ｂが傾斜辺１ａ，１ｂからなる傾斜面
内に軽い圧入状態で挿入されてゆくので、ステータ５の
挿入を終ったときには、図２に示すように、ステータ５
は穴部１内でがたつくことなくしっかりと固定される。
このために仮止めや抜け止めのための突起等は何も設け
る必要はない。
１内につば部３側から挿入してゆくと、ステータ５の２
つの稜線５ａ，５ｂが傾斜辺１ａ，１ｂからなる傾斜面
内に軽い圧入状態で挿入されてゆくので、ステータ５の
挿入を終ったときには、図２に示すように、ステータ５
は穴部１内でがたつくことなくしっかりと固定される。
このために仮止めや抜け止めのための突起等は何も設け
る必要はない。
【０００８】なお、傾斜辺の形状は直線に限られるもの
でなく、例えば、凸円弧状であってもよく、ステータが
挿入されたときに稜線が圧入状態となりがたつき無く固
定されるような形状であればよい。
でなく、例えば、凸円弧状であってもよく、ステータが
挿入されたときに稜線が圧入状態となりがたつき無く固
定されるような形状であればよい。
【０００９】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のコイル
ボビンは、筒部の穴部の正面形状を角穴にし、その隣り
合う２つの角を傾斜辺とし、ステータの対応する稜線が
傾斜辺に圧入するようにしてあるので、穴部にステータ
を挿入するときには挿入し易くかつ小さい力で挿入がで
き、ステータは穴部内でがたつくことが無く固定でき
る。係止突起などは全く設けられていないので、コイル
に断線を生ずることが無い。
ボビンは、筒部の穴部の正面形状を角穴にし、その隣り
合う２つの角を傾斜辺とし、ステータの対応する稜線が
傾斜辺に圧入するようにしてあるので、穴部にステータ
を挿入するときには挿入し易くかつ小さい力で挿入がで
き、ステータは穴部内でがたつくことが無く固定でき
る。係止突起などは全く設けられていないので、コイル
に断線を生ずることが無い。
【図１】本発明のコイルボビンと挿入されるステータの
一部を示す一部切欠斜視図である。
一部を示す一部切欠斜視図である。
【図２】ステータを挿入した状態の一部断面正面図であ
る。
る。
【図３】従来のコイルボビンを示す斜視図である。
１ 穴部 １ａ，１ｂ 傾斜辺 ２ 筒部 ５ ステータ ５ａ，５ｂ ステータの稜線
Claims (1)
- 【請求項１】 外周面にはコイルが巻回され、穴部には
ステータが挿入される筒部を有し、 上記穴部は、その正面形状が角穴であって、上記角穴の
隣り合う２つの角が傾斜辺となっており、 上記傾斜辺は、上記ステータが挿入されたときに上記ス
テータの対応する稜線が圧入するようになっていること
を特徴とするコイルボビン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7251282A JP2779382B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | コイルボビン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7251282A JP2779382B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | コイルボビン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0997711A JPH0997711A (ja) | 1997-04-08 |
| JP2779382B2 true JP2779382B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=17220490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7251282A Expired - Fee Related JP2779382B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | コイルボビン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2779382B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002084700A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-03-22 | Seiko Epson Corp | 電磁変換機及びそれを用いた電子機器、時計、電子制御式機械時計、センサ |
| GB2545413B (en) | 2015-12-11 | 2019-04-03 | Dyson Technology Ltd | A stator assembly |
| GB2545268B (en) | 2015-12-11 | 2019-04-03 | Dyson Technology Ltd | An electric motor |
| CN114825686B (zh) * | 2022-04-21 | 2023-06-06 | 安徽达众智能科技有限公司 | 一种分体式易更换的电机定子结构及拼装方法 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP7251282A patent/JP2779382B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0997711A (ja) | 1997-04-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3417332B2 (ja) | 直流モータ | |
| JP2524946Y2 (ja) | 防水雌型コネクタハウジングの構造 | |
| JP2779382B2 (ja) | コイルボビン | |
| JP2880867B2 (ja) | 電動機の固定子 | |
| JPH0555047A (ja) | 保持ケース付のノイズ対策用フエライト部品 | |
| JP2589228Y2 (ja) | ロッキングアームの変形防止構造 | |
| JPH0451429Y2 (ja) | ||
| JP3281083B2 (ja) | 電動機の固定子 | |
| JP2539546Y2 (ja) | ヒューズプラー | |
| JPH0343822Y2 (ja) | ||
| JP3580814B2 (ja) | 電磁継電器のためのコイル | |
| JP2605700Y2 (ja) | フライバックトランス | |
| JPH0719126Y2 (ja) | コイルの端子構造 | |
| JP2694886B2 (ja) | 機器筺体の組立構造 | |
| KR200154330Y1 (ko) | 음극선관의 세퍼레이터 네크밴드 결합구조 | |
| JPH0135569Y2 (ja) | ||
| GB2288429A (en) | Coil clamp | |
| JPH11354204A (ja) | カバー付きコネクタ | |
| JP3561085B2 (ja) | 小型プランジャ | |
| JPH0527779Y2 (ja) | ||
| JPH0743956Y2 (ja) | ケーブル導体接続部 | |
| JP3075157U (ja) | 磁気ヘッド | |
| JPH0743462Y2 (ja) | 係止部材 | |
| JPH0424271U (ja) | ||
| JPH11176524A (ja) | 取付脚およびそれを用いたコネクタ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080515 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100515 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110515 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 15 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515 Year of fee payment: 16 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |