JP2002084700A - 電磁変換機及びそれを用いた電子機器、時計、電子制御式機械時計、センサ - Google Patents

電磁変換機及びそれを用いた電子機器、時計、電子制御式機械時計、センサ

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JP2002084700A
JP2002084700A JP2000273149A JP2000273149A JP2002084700A JP 2002084700 A JP2002084700 A JP 2002084700A JP 2000273149 A JP2000273149 A JP 2000273149A JP 2000273149 A JP2000273149 A JP 2000273149A JP 2002084700 A JP2002084700 A JP 2002084700A
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magnetic
coil
yoke
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Masatoshi Mogi
正俊 茂木
Osamu Takahashi
理 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル巻きを容易にし、ボビンを用いながら
コイルの体積を小さく、1体構造のステータの使用を可
能にして効率のよい電磁変換機を提供すること。 【解決手段】 本発明の電磁変換機は、磁束を生じさせ
る手段と、コイルと、磁束を流すためのヨークと、前記
コイルを巻き前記ヨーク外周に配置されるボビンとを備
えて、前記ボビンを高透磁率材で構成する。これによ
り、ボビンを磁心に挿入した際にボビンを磁心の一部と
して利用することができ、磁心はボビンを流れる磁束の
分だけ断面積を小さくできる。そのため同じ巻き数のコ
イルを巻く場合、磁気回路全体の長さを短くすることが
でき、鉄損の低減、電磁変換機の効率の向上が図れる。
従って、小型で高効率な電磁変換機及びそれを用いた電
子機器を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁変換機およびそ
れを用いた電子機器、時計、電子制御式機械時計、セン
サに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁変換機の多くは、珪素鋼板や
パーマロイなどでできたヨークの一部(磁心)の周囲に
ウレメット線などのコイル用線を巻いている。その際、
磁心に絶縁テープを貼り付けたり、絶縁塗料膜を塗布し
て、その絶縁テープや絶縁膜の上にコイル用線を巻く場
合も有るし、コイル用線を巻き付けた樹脂製等のボビン
を磁心に挿入する場合もある。
【0003】絶縁テープや絶縁膜を介して磁心にコイル
用線を巻き付ける方式では、ボビンを使用しないのでそ
の分コイルを巻いた部分の体積を小さくでき、電磁変換
機やそれらを内蔵した電子機器を小型化できる。このた
め、電磁変換機の小型化の要求が強いアナログ・クォー
ツ・ウォッチのモータや、特開平11−160463に
記載の電子制御式機械時計の発電機などはこの方式を採
用している。この方式は電磁変換機の小型化に有利な反
面、コイル用線を磁心に巻き付ける際にはコイル巻き線
機とヨークの干渉を避ける必要があり、ヨークの形状が
制約される。コイル巻き工程の作業性を考慮したり、限
られたスペースに多くの巻き数を巻こうと(コイルの巻
き効率を向上させようと)すると、ヨークを少なくとも
2体に分割しなければならない。ヨークを分割するとコ
イルを巻いたヨーク同士の間の磁気的導通をとるため、
ヨーク同士を接させたり、継ぎ手を介してたりして磁気
的導通をとる。しかし、ヨーク同士やヨークと継ぎ手を
つなぐ磁気接点では磁気抵抗が大きくなり、ヨークを一
体構造とした場合に比べ磁束が流れ難くなってしまう。
すると、電磁変換機の効率低下を招くという問題点があ
った。
【0004】一方、樹脂製等のボビンにコイル用線を巻
き付け、そのボビンを磁心に挿入する方法では、ヨーク
を概コの字形の構造にし、開口部に各々コイルを巻いた
ボビンを挿入するなどすれば、ヨークを一体で構成で
き、分割した際に起こる磁束が流れ難くなるという問題
は起こらない。この方式はウォッチ程電磁変換機の小型
化の要求が強くないアナログ・クォーツ・クロック等で
採用されている。しかしこの方式は、コイル用線と磁心
の間に樹脂製のボビンが存在する。樹脂製のボビンには
磁束が流れないので、磁束を流すのに十分な断面積を確
保した磁心の上にボビンを被せると、コイルを巻くため
に必用な体積は大きくなり、電磁変換機及びそれを用い
た電子機器の小型化を妨げる。また磁気回路を長くしな
けらばならず、磁気的損失が大きくなり電磁変換機の性
能が低下するという問題点があった。
【0005】特に特開平11−160463に記載の電
子制御式機械時計の発電機は、限られたスペースに多く
のコイルを巻く必要があるうえ、ヨークを2分割すると
電磁変換機の性能が低下し、時計の持続時間が短くなる
という課題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、高透
磁率材のボビンを磁心に挿入することで、コイル巻きを
容易にし、ボビンを用いながらコイルの体積を小さく、
1体構造のステータの使用を可能にして効率のよい電磁
変換機を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、磁束を生じさ
せる手段と、コイルと、磁束を流すためのヨークと、前
記コイルを巻き前記ヨーク外周に配置されるボビンとを
備えた電磁変換機において、前記ボビンが高透磁率材で
構成されることを特徴とする。本発明でいう高透磁率材
とは、磁気を通さない樹脂に対し珪素鋼などの磁性材料
一般を指すが、より好ましくはパーマロイ材、コバルト
系のアモルファス材、鉄基ナノ結晶軟磁性合金などの透
磁率の高い磁性材料である。もちろん、前記の材料以外
にも前記材料より磁気特性の優れる材料ならば本発明の
高透磁率材に含まれる。
【0008】ボビンを高透磁率材にすると、ボビンを磁
心に挿入した際にボビンを磁心の一部として利用するこ
とができるため、ボビンにも磁束が流れる事を考慮して
磁心の断面積を決める事ができる。つまり、磁心はボビ
ンを流れる磁束の分だけ断面積を小さくすることができ
る。これによりボビンを樹脂にした場合に比べ、コイル
の外形を小さくできる。そのため同じ巻き数のコイルを
巻く場合、磁気回路全体の長さを短くすることができる
ため鉄損の低減を図れ、電磁変換機の効率を向上でき
る。さらに磁心が細くできることでボビンのコイル巻き
付け部の外形も小さくなる。そのため必要なコイル用線
を短くでき、銅損の低減による効率向上やコストの低減
が可能となる。以上のように高透磁率材のボビンを用い
ることで、小型で高効率な電磁変換機及びそれを用いた
電子機器を提供できる。
【0009】更に本発明の請求項2記載の電磁変換機は
請求項1に記載の電磁変換機において、前記ボビンがパ
ーマロイ材でできていることを特徴とする。また、本発
明の請求項3記載の電磁変換機は、請求項1に記載の電
磁変換機において、前記ボビンがアモルファス材ででき
ていることを特徴とする。
【0010】ここで、高透磁率材のボビンを用いること
は、磁心を珪素鋼板などで構成した電磁変換機の場合も
有効であるが、請求項2、請求項3に記載の発明のよう
に、磁心をパーマロイ材などの高透磁率材や、磁気特性
に優れる(鉄損の少ない)鉄系やコバルト系のアモルフ
ァス材で構成するとさらに磁心断面積を小さくでき、さ
らなる電磁変換機の効率向上、小型化が可能である。
【0011】また、本発明の請求項4記載の電磁変換機
は、前記ボビンを挿入する前記ヨークが一体であること
を特徴とする。請求項4記載の発明のように高透磁率材
ボビンを挿入する磁心(ヨーク)を一体にすれば、ヨー
クを磁気接点のない構造にできる。磁気接点での磁気抵
抗の増加もなく、継ぎ手も不要となる。よって、電磁変
換機の効率向上、コストの低減が可能である。
【0012】さらに本発明の請求項5に記載の電磁変換
機は、前記ヨークがアモルファス材でできていることを
特徴とする。請求項5記載の発明のように、ヨークをア
モルファス材にすると、磁気的特性が優れているため、
より一層電磁変換機の損失を抑えることができ、電磁変
換機の効率向上、小型化が可能になる。特に磁気特性に
優れるコバルト系などのアモルファス材は、その優れた
磁気特性を実現するために製造上の制約があり薄板形状
の材料しか製造できない。したがって、必用な磁心断面
積を確保するためにはプレス抜きしたり、エッチングで
形状を作ったアモルファス材の板材を複数枚重ねてヨー
クを制作する必要がある。ヨークを2体にした場合、プ
レス抜きやエッチングにより断面がダレたりや凸形状に
なった板材を積層すると、ヨークの側面は接触面積が小
さくなり磁気抵抗が大きくなってしまう。ヨークを一体
にすることはパーマロイ材などの高透磁率材でヨークを
製作する場合も電磁変換機の効率向上、小型可に有効で
あるが、アモルファス材でヨークを製作する場合には特
に有効である。
【0013】加えて、本発明の請求項6に記載の電磁変
換機は、前記コイルが2つあることを特徴とする。請求
項6記載の発明のように、コイルを2本用いることで、
より電磁変換機の効率向上、小型可が可能になる。ヨー
クの形状を1体で概コの字やVの字にし、開いた側から
ボビンに巻いたコイルを挿入すれば、ヨークの長さを短
くしたままコイル巻き数を増やせる。より好ましくは磁
心を左右対称に、巻き数の等しい2本のコイルを並行に
配置するとよい。これにより、特平開11−16046
3記載の電子制御式機械時計のような携帯機器に本発明
の電磁変換機を用いる場合、外部からの電磁ノイズの影
響を小さくできる。
【0014】前述のように一般にヨークは板状の磁性材
料をプレス抜きしたり、エッチング処理して所望の平面
形状に形成した材料を重ねて構成されている。そのた
め、磁心は概角断面を持つ場合が多い。本発明の請求項
7に記載の電磁変換機は、前記ヨークが挿入される前記
ボビンの穴の断面が角断面であることを特徴とする。請
求項7に記載の発明のように高透磁率材ボビンの磁心が
挿入される穴を角断面にすることによって、ボビンと磁
心間の隙間を小さくできる。ボビンと磁心間の無駄な空
間を無くす、もしくは少なくすることでボビンのコイル
巻き付け部の外形を小さくでき、電磁変換機の効率向
上、小型化ができる。
【0015】本発明の請求項8に記載の電磁変換機は、
前記ヨークに対する前記ボビンの固定が、前記ボビンの
穴と前記ヨークの断面の形状によってなされていること
を特徴とする。請求項8に記載の発明のように、ボビン
の穴に磁心を挿入する際、磁心、ボビンの変形分を考慮
し磁心をボビンの穴に挿入できる範囲で、ボビンと磁心
の断面形状の一部を磁心の寸法≧ボビンの寸法として、
磁心に対してボビンを固定すると良い。こうすればボビ
ン固定用のネジや接着の必要がなく、電磁変換機の小型
化、コストの低減ができる。さらに磁心と高透磁率材ボ
ビンの磁気導通が確実になる。
【0016】本発明の請求項9に記載の電磁変換機は、
前記ボビンの少なくとも一方の端面にはツバが付いてい
ることを特徴とする。コイル枠に関しては、従来のよう
に磁心に直接コイル用線を巻く場合には、磁心に樹脂製
の概コの字形のコイル枠を挟み込むが、コイル巻き作業
開始時にはコイル枠の位置が定まりにくく、コイルを巻
きにくいという問題がある。請求項9に記載の発明のよ
うに、高透磁率材ボビンの端部にあらかじめコイル枠を
設けておけばこの問題は解決できる。ボビンは高透磁率
材の角パイプなどを所望の長さに切断するなどして制作
し、その両端に樹脂製の板材をプレス加工などで概ロの
字形状に作ったコイル枠を接着固定しておけば良い。概
コの字形状に比べ、概ロの字形状にしたほうがコイル枠
の開口部から巻き付けたコイル用線の一部が外にはみ出
すといった問題も解決できる。
【0017】ここで、本発明の請求項10に記載の電磁
変換機は、前記磁束を生じさせる手段がエネルギ積が15
MOe(120KJ/m3)以下の磁石であることを特徴と
する。請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の発明の
ように、ボビンを磁心に挿入すると、ボビンの穴に挿入
する部分のヨーク断面積はボビンの穴の断面積により制
限を受ける。特開平11−160463に記載の電子制
御式機械時計に用いられる発電機の場合は、2本のヨー
クの間に磁石を有するロータが配置される。磁心にボビ
ンを挿入するために2本の磁心間の距離を大きくなる。
すると、ロータ磁石とステータ(ヨーク)間の空隙が大
きくなり、コイルに鎖交しない漏れ磁束が多くなる。漏
れ磁束はロータ周囲の導体部品に鎖交し渦電流損失を生
じ、発電機やモータの効率を悪化させる。そこで請求項
10に記載の発明のように低エネルギ積の磁石を用いれ
ば、同じ鎖交磁束数を確保するのに必要な磁石の半径が
大きくなり、必然的に磁石とステータ(ヨーク)の間の
距離が近づく。このため漏れ磁束が減り、漏れ磁束によ
る渦電流損失の発生を防止できる。
【0018】請求項11記載の電子機器は請求項1乃至
請求項10のいずれかに記載の電磁変換機を搭載してい
ることを特徴とする。また、請求項12記載の時計は請
求項1乃至請求項10のいずれかに記載の電磁変換機を
搭載していることを特徴とする。請求項13記載の電子
制御式機械時計は請求項1乃至請求項10のいずれかに
記載の電磁変換機を搭載していることを特徴とする。請
求項14記載のセンサは請求項1乃至請求項10のいず
れかに記載の電磁変換機を用いていることを特徴とす
る。
【0019】以上述べてきた請求項1乃至請求項10の
いずれかに記載の発明によれば、電磁変換機を搭載した
時計、電子機器、センサの小型化、効率向上、持続時間
の延長が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例
を、図面に基づいて説明する。
【0021】第1実施形態は本発明に係る電磁変換機を
特開平11−160463に記載の電子制御式機械時計
の発電機として利用したものである。
【0022】図1は電子制御式機械時計の平面図であ
り、図2は図1におけるA−A'を通る電子制御式機械時
計の断面図、図3は図1におけるB−B'を通る電磁変換
機の要部を示す断面図である。
【0023】電子制御式機械時計は、ゼンマイ1a、香
箱歯車1b、香箱真1c及び香箱蓋1dからなる香箱車
1を備えている。ゼンマイ1aは、外端が香箱歯車1
b、内端が香箱真1cに固定される。香箱真1cは、地
板2に支持され、角穴車4と一体で回転するように角穴
ネジ5により固定されている。角穴車4は、時計方向に
は回転するが反時計方向には回転しないように、図示し
ないこはぜと噛み合っている。
【0024】ゼンマイ1aを内蔵した香箱車1からの回
転動力は、二番車7、三番車8、四番車9、五番車1
0、六番車11からなる輪列を介して増速されて発電機
120に連繁される。
【0025】発電機120は、従来の電池式電子時計の
駆動用ステップモータに類似する構造であり、ロータ1
2及びヨークとなるコイルブロック121、131、継
ぎ手58から構成されている。
【0026】ロータ12は六番車11に連繁して回転す
るロータかな12aの軸回りにロータ磁石12b、ロー
タ慣性板12cを一体に取り付けたものである。
【0027】コイルブロック121,131はそれぞれ
同一形状のPCパーマロイの薄板を積層して構成された
ステータ(コア、磁心)123,133にコイル12
4、134を巻き線したPCパーマロイのボビン12
5、135が挿入されて構成されたものである。ステー
タ123、133はロータ12に隣接して配置されるコ
アステータ部122、132と、前記コイル124,1
34が巻きまわされるボビン125、135が挿入され
る磁心123b、133bと、互いに連結されるコア磁
気導通部123a、133aとが一体に形成されてい
る。なお、磁心123b、133bの幅はコアステータ
部122、132やコア磁気導通部123a、133a
に接する部分より中央部が細くなっている。
【0028】各ステータ123、133のコア磁気導通
部123a、133aは側面が当接されて互いに連結さ
れている。また、コア磁気導通部123a、133aの
下面にはコア磁気導通部123a、133aに跨って配
置されたPCパーマロイの薄板から成る継ぎ手58に接
触されている。これにより、コア磁気導通部123a、
133aでは各コア磁気導通部123a、133aの側
面部分とコア磁気導通部123a、133aに跨って配
置された前記継ぎ手58を通る磁気導通経路との2つの
磁気導通経路が形成され、ステータ123、133は環
状の磁気回路を形成している。
【0029】ステータ123、133のロータ12に隣
接して配置されるコアステータ部122、132にはロ
ータ12が組み込まれた際にロータ12と向き合う側
に、磁石外形と同心円となるような円弧の切り込みがな
されステータ孔122a、132aが形成されている。
【0030】また、コイル124,134を巻いたボビ
ンをコアステータ部122、132の側から挿入するた
めに、コアステータ部122、132の幅方向の平面寸
法はボビン125,135の角穴断面の幅寸法より狭く
なっている。但し、磁心123b、133bの両端の一
部の幅はボビン125、135の角穴断面の幅寸法より
わずかに大きく設定されていて、ボビン125、135
が挿入された際ボビン125、135とシマリ嵌め状態
で固定されている。また、コイルブロック121、13
1は地板2にネジ21と偏心ピン55で固定されてい
る。
【0031】ボビン125、135はパーマロイ材の角
パイプ製で、その両端面には板材をプレス加工したロの
字形の樹脂製のコイル枠301が接着してある。角パイ
プの外周には絶縁テープが貼られ、その上にウレメット
線が巻かれコイルを成している。ボビンの材料となるP
Cパーマロイ材の角パイプは、PCパーマロイ材の引き
出し加工によるパイプ材に限らず、PCパーマロイ材の板
材を塑性変形させて概ロの字断面(一部に開口部分が合
ってもよい)のパイプ状にしても良い。ただし、その場
合には変形時の応力を加工後の熱処理などで取り除き、
磁気的特性の劣化の防止が必要である。
【0032】ここで各コイル124、134の巻き数は
同数とされている。本実施形態において、巻き数が同数
とは、完全に同数の場合だけでなく、コイル全体の巻き
数からは無視できる程度の差、例えば数百ターン程度の
違いまでをも含む。
【0033】前記各ステータ123、133つまり各コ
イル124、134、もっというとコイルの巻かれたボ
ビン125、135は互いに並行に配置される。そして
前記ロータ12は、コアステータ部122、132側に
おいて、その中心軸が各コイル124、134間に沿っ
た境界線L上に配置され、コアステータ部122、13
2が前記境界線Lに対して左右対称に構成されている。
【0034】このように形成された電子制御式機械時計
を使用したいる場合、各コイル124、134に外部磁
界H(図1)が加わると、外部磁界Hは並行に配置され
た各コイル124、134に対し同方向に加わるため、
各コイル124、134の巻き線方向に対しては互いに
逆方向に加わることになる。このため、外部磁界Hによ
って各コイル124、134で発生する起電圧は互いに
打ち消し合うように働くため、その影響を軽減できる。
【0035】これらの各コイル124、134の端部
は、ステータ123、133のコア磁気導通部123
a、133aの上に設けられた図示しないコイルリード
基板に接続されている。
【0036】コイルリード基板はコイル124と134
を、各々の発電電圧を加えた出力電圧になるように互い
の直列に接続してある。
【0037】そして、この発電機120は、ロータ12
の回転により得られた電力を、図示しないコンデンサを
介して水晶発振器を備えた電子回路に給電し、この電子
回路でロータの回転検出および基準周波数に応じたロー
タ回転の制御信号をコイルに送り、この結果、輪列は常
時その制動力に応じて一定の回転速度で回転する。
【0038】このような本実施携帯によれば次のような
効果がある。
【0039】1)ボビン125、135を高透磁率材
(PCパーマロイ材)としており、磁心123b、12
4bの両端で磁気導通をとってあるので、ボビン12
5、135にも磁束が流れる。これにより磁心123
b、124bは磁束がボビン125、135を流れる分
だけ断面積を小さくすることができ、コイル124、1
34の外形をボビン125、135を樹脂にした場合に
比べ小さくできる。そのため同じ巻き数のコイルを巻く
場合、磁気回路全体の長さは短くなり、その分、鉄損の
低減を図れ、電磁変換機(ここでは発電機)の効率を向
上できる。これにより電子制御式機械時計の小型化や、
持続時間を延ばす事が可能になる。さらに、磁心を細く
することでボビン125、135のコイルを巻き付ける
外形も小さくなるためコイル用線を短くでき、銅損の低
減による効率向上やコストの低減が可能となる。
【0040】2)ステータ123、133を左右対称に
配置し、かつ各ステータのコイル124、134の巻き
数同じであるため、時計の外部に発生するACノイズなど
による磁束は2本のコイル123、133内を同数流
れ、これによって外部磁界の影響をキャンセルできるの
で、ノイズに強い電子制御式機械時計を形成できる。ま
た、耐磁板などの部品が不要になり、コストの低減、ム
ーブメントの小型化が可能になる。
【0041】3)ボビン125、135はPCパーマロイ
材の引き出し加工によるパイプ材を所望の長さに切断す
るため、ボビン125、135の成形にかかるコストを
低くできる。
【0042】4)ボビン125、135は磁心123
b、133bにネジや接着材を用いずに固定されると同
時に磁気的導通が取れる。このため固定用のネジなどの
部品が不要となり、コストの低減が可能となる。また同
時に電磁変換機およびそれを用いた電子機器の小型化が
可能である。さらに、ボビンの穴全体に渡ってボビンと
磁心の断面形状の一部を磁心の寸法≧ボビンの寸法とす
ると、磁心をボビンに挿入する際、磁心とボビン間の摩
擦が大きく挿入が困難な場合が生じてしまう。磁心の寸
法≧ボビンの寸法とするのは、ボビン両端周辺のみであ
るので、ボビンと磁心の磁気導通を確保しながらボビン
の穴への磁心の挿入が容易にできる。
【0043】[第2実施形態]次に本発明の第2実施形態
について説明する。なお、本実施形態において、前述の
第1実施形態と同一もしくは同様の構成部分には同一符
号を付し、説明を省略、あるいは簡略するとともに、以
下には第1実施形態との相違点について説明する。
【0044】図4は本実施形態に係る電子制御式機械時
計を示す平面図であり、図5は図4におけるA−A'を通
る電磁変換機の要部を示す断面図である。図6はボビン
の外観を示す概略斜視図である。
【0045】電子制御式機械時計の発電機(電磁変換
機)のステータ123はコバルト系のアモルファス材を
重ねあわせた構造である。そしてその平面形状は左右対
称の概コの字形をした一体構造である。このステータ1
23を用いると、第1実施形態のような継ぎ手58は必
用ない。
【0046】概コの字形ステータ123のコアステータ
部122、132の側から磁心123b、133bにPC
パーマロイ材のボビン125、135をそれぞれ挿入し
てある。ボビン125、135を挿入する磁心123
b、133bは互いに並行であるので、コイル124、
134も並行に配置される。
【0047】概円筒形のボビン125、135の断面形
状は楕円形、磁心に挿入する為の穴201の断面形状は
長方形である。
【0048】ロータ12の磁石12bはアルニコ磁石、
フェライト磁石、鉄・クロム・コバルト磁石などの15MO
e(120KJ/m3)以下の低エネルギ積磁石である。
【0049】ロータ12の磁石12bは15MOe(120K
J/m3)以下の低エネルギ積磁石であるため、必用な鎖
交磁束数を確保するために要する磁石体積が大きくな
る。その結果、ロータ重量が大きくなり、時計を携帯中
に時計を落下させたりした場合に、その衝撃でロータの
軸が変形したり、折れたりしないように、ロータの軸を
保持する軸受けは耐震軸受けを用いている。この耐震軸
受けは機械式時計で一般に使用されているものと同様の
耐震構造である。
【0050】このような本実施形態によれば前記実施形
態における1)〜4)と同じ効果が得られる上、次のよ
うな効果がある。
【0051】5)ステータ123は鉄損の少ないコバル
ト系のアモルファス材であるため、発電機の発電効率を
向上でき、小型化が可能である。
【0052】6)ステータ123が1体構造のため、実
施形態1の電磁変換機の2体構造の場合のように、一方
のステータ123のコア磁気導通部123aから継ぎ手
58を通ってもう一方のステータ133のコア磁気導通
部133aに磁束が流れる際に、コア磁気導通部123
a、133a、継ぎ手58間に生じる空隙による磁気抵
抗もなくなり、より電磁変換機の効率を向上させる事が
できる。
【0053】7)また、ステータ123を一体にする事
で磁心同士の磁気導通をとるための継ぎ手58が不要と
なり、部品点数の削減による組み立て性向上とコストの
削減ができる。
【0054】8)ボビン125、135のコイル巻き付
ける断面形状が楕円形であるので、コイル124、13
4を巻く際にコイル用線に掛かる張力の変化を穏やかに
できる。そのため、強い張力をかけて巻くことで体積当
たりの巻き数(巻き効率)を向上させながら、コイル巻
き工程中でのコイル用線切れといった不良を発生する危
険性を下げられる。
【0055】9)ボビン125、135の磁心が入る穴
201の断面が長方形であるため、平面的に同形状をし
たステータ123を積層してボビン125、135に挿
入するだけで、ボビン125、135と磁心123、1
24の間に余分な空間を生じさせないで済む。このた
め、高透磁率材ボビン125、135にステータ123
から磁束を流す際に板材のステータ123とボビン12
5、135の接触面積を大きくでき、より効果的に磁束
をボビンに流す事ができる。
【0056】10)さらにステータ123をプレス抜き
するための型が一種類で済み、コストの面で有利であ
る。
【0057】11)磁心123b、133bにボビン1
25、135を挿入する構造をとると、どうしてもステ
ータ123のコアステータ部122、132間の平面方
向の距離H(図4)はボビンの穴201の形状寸法によ
り制限をうけてしまう。そのため図4に示すように、一
体の概コの字の開口部の側にロータ12を配置する場合
には、コアステータ部122、132の横幅が小さくな
り、磁石12bとコアステータ部122、132の間の
距離が大きくなってしまう。ロータ12の磁石を15MOe
(120KJ/m3)以下の低エネルギ積磁石にすること
で、必用な鎖交磁束数を確保するのに必用なロータ磁石
12bの径が大きくなる。磁石径が大きくなるとロータ
磁石12bとコアステータ部122、132の間の距離
が小さくなり、周辺の導通部品、磁性部品に漏れ磁束が
鎖交して渦電流損失を生じる事を防げる。また、低エネ
ルギ積磁石を用いることでコストも下げられる。
【0058】[第3実施形態]次に本発明の第3実施形態
について説明する。なお、本実施形態において、前述の
第1、第2実施形態と同一もしくは同様の構成部分には
同一符号を付し、説明を省略、あるいは簡略するととも
に、以下には第1、第2実施形態との相違点について説
明する。
【0059】図7は本実施形態に係る電磁変換機のボビ
ンを示す概略斜視図であり、図8は本実施形態に係る電
磁変換機のボビンの要部を示す概略斜視図である。
【0060】電磁変換器120はシート状のコバルト系
のアモルファス材を巻いて筒状にしたボビン125、1
35を図示しない概コの字形の一体ステータ123の磁
心123b、133bに挿入した構造である。磁心12
3b、133bとボビン125、135の間は磁気導通
が取られている。
【0061】断面形状が概磁心の形状の図示しないボビ
ン巻き治具に、長方形に切断したシート状のアモルファ
ス材を巻いてボビン125、135を作る。治具に巻き
付けたシート状のアモルファス材の端に接着材を塗布し
て筒状に固定した後、外周に絶縁テープを貼りつける。
筒状になったアモルファス材の両端面に概ロの字の樹脂
製のコイル枠301を接着してボビン125、135を
形成してある。アモルファス材のシートを巻くときに芯
にした治具はコイル巻きの際も挿入した状態にしてお
き、コイル巻きの際コイル用線にかける張力によってボ
ビン125、135が変形するのを防いでいる。
【0062】このような本実施形態によれば前記実施形
態における1)〜11)と同じ効果が得られる上、次の
ような効果がある。
【0063】12)ボビン125,135を磁気特性に
優れるアモルファス材にし、、磁心123b、133b
の両端でボビン125、135とステータ123の磁気
導通をとってあるので、ボビン125、135にも磁束
が流れる。これにより磁心123b、133bはボビン
125、135を流れる磁束の分だけ断面積を小さくす
ることができ、コイル124、134の外形をボビン1
25、135を樹脂にした場合に比べ小さくできる。そ
のため同じ巻き数のコイル124、134を巻く場合、
磁気回路全体の長さは短くなり、その分、鉄損の低減を
図れ、電磁変換機(ここでは発電機)の効率を向上でき
る。これにより電子制御式機械時計の小型化や、持続時
間を延ばす事が可能になる。さらに、磁心123b、1
33bを細くすることでボビン125、135の外形も
小さくなるためコイル線を短くでき、銅損の低減による
効率向上やコストの低減が可能となる。
【0064】13)ボビン125、135がシート状の
アモルファス材を巻いた構造のため、バルク材のアモル
ファス材やアモルファス材の引き出しによるパイプ材で
ボビン125、135を作る場合より筒状のボビン12
5、135の肉厚を薄く製作することが容易である。こ
れらによりコイル124、134の外径をさらに小さく
できる。さらに、薄板のステータ123を重ねた場合と
同様にボビン125、135を流れる磁束による渦電流
損失を低くおさえることができる。電磁変換機の効率向
上、小型化が可能になる。
【0065】14)アモルファス材の優れた磁気特性の
要因である非結晶質状態を持つ材料はその製造方法上の
理由からバルク状の材料の製造が難しく、薄板形状もの
しか製造できない。シート状のアモルファス材を用いて
ボビン125、135を作るため、材料の選択の幅が広
げられる。
【0066】前記各実施形態では、電子制御式機械時計
の発電機に本発明を応用した場合の説明をしたが、本発
明に係る電磁変換機は発電機に限らず、電動機、セン
サ、それらを用いた機器全般に応用できる。
【0067】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
ボビンを高透磁率材としているため、ボビンにも磁束を
流せる。これにより磁心はボビンを流れる磁束の分だけ
断面積を小さくすることができ、コイルの外形をボビン
を樹脂にした場合に比べ小さくできる。そのため同じ巻
き数のコイルを巻く場合、磁気回路全体の長さを短くし
鉄損の低減できるので電磁変換機の効率を向上できる。
さらに、磁心を細くすることでボビンのコイル巻き付け
部の外形も小さくでき、コイル線が短くてすむ。このた
め銅損の低減による効率向上やコスト削減が可能とな
る。加えて、ボビンを使用する事で、コイル用線を巻く
際のヨーク(ステータ)と巻き線機の間の干渉によるヨ
ークの形状に関する制限がなくなるため、ヨークを1体
構造にでき、磁気導通部での損失が無くせるため、電磁
変換機のより一層の小型化、高効率化が可能になる。
【0068】これらにより、電磁変換機や電磁変換機を
用いた、電子機器、電子制御式機械時計、センサなどの
小型化や、持続時間を延ばす事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における電子制御式機械時計
の構造を示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態における電子制御式機械時計
の構造を示す図1のA−A'を通る断面図である。
【図3】本発明の実施形態における発電機の要部を示す
図1のB−B'を通る断面図である。
【図4】本発明の実施形態におけるの電子制御式機械時
計構造を示す平面図である。
【図5】本発明の実施形態における発電機の要部を示す
図4のA−A'を通る断面図である。
【図6】本発明の実施形態におけるボビンの構造を示す
概略斜視図である。
【図7】本発明の実施形態におけるボビンの構造を示す
概略斜視図である。
【図8】本発明の実施形態におけるボビンの要部を示す
概略斜視図である。
【符号の説明】 1…香箱 1a…ゼンマイ 1b…香箱歯車 1d…香箱蓋 2…地板 4…角穴車 5…角穴ネジ 7〜11…番車(増速輪列) 12…ロータ 12a…ロータかな 12b…ロータ磁石 12c…ロータ慣性板 21…ねじ 55…偏心ピン 120…発電機 121,131…コイルブロック 122,132…コアステータ部 122a,132a…ステータ孔 123a,133a…コア磁気導通部 123b,133b…磁心 124,134…コイル 125,135…ボビン 201…磁心挿入用の穴 301…コイル枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 37/16 H02K 37/16 B // G04B 17/00 G04B 17/00 Z Fターム(参考) 2F084 AA00 BB01 JJ05 5H002 AA02 AB04 AC03 AE04 5H604 AA08 BB01 BB02 BB10 BB12 CC01 CC05 CC18 PB03 5H607 AA12 BB02 BB07 BB08 BB27 CC01 DD01 DD08 EE41 EE49 FF01 JJ05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁束を生じさせる手段と、コイルと、磁
    束を流すためのヨークと、前記コイルを巻き前記ヨーク
    外周に配置されるボビンとを備えた電磁変換機におい
    て、前記ボビンが高透磁率材で構成されていることを特
    徴とする電磁変換機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電磁変換機において、
    前記ボビンがパーマロイ材でできていることを特徴とす
    る電磁変換機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電磁変換機において、
    前記ボビンがアモルファス材でできていることを特徴と
    する電磁変換機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の電磁変換機において、前記ボビンを挿入する前記ヨー
    クが一体であることを特徴とする電磁変換機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の電磁変換機において、前記ヨークがアモルファス材で
    できていることを特徴とする電磁変換機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の電磁変換機において、前記コイルが2つあることを特
    徴とする電磁変換機。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の電磁変換機において、前記ヨークが挿入される前記ボ
    ビンの穴の断面が角断面であることを特徴とする電磁変
    換機。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の電磁変換機において、前記ヨークに対する前記ボビン
    の固定が、前記ボビンの穴と前記ヨークの断面の形状に
    よってなされていることを特徴とする電磁変換機。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    の電磁変換機において、前記ボビンの少なくとも一方の
    端面にはツバが付いていることを特徴とする電磁変換
    機。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
    載の電磁変換機において、前記磁束を生じさせる手段が
    エネルギ積が15MOe(120KJ/m3)以下の磁石であ
    ることを特徴とする電磁変換機。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項10のいずれかに記
    載の電磁変換機を搭載した電子機器。
  12. 【請求項12】請求項1乃至請求項10のいずれかに記
    載の電磁変換機を搭載した時計。
  13. 【請求項13】請求項1乃至請求項10のいずれかに記
    載の電磁変換機を搭載した電子制御式機械時計。
  14. 【請求項14】請求項1乃至請求項10のいずれかに記
    載の電磁変換機を用いたセンサ。
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