JPH11248867A - 発電装置、電子機器および電子時計 - Google Patents

発電装置、電子機器および電子時計

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JPH11248867A
JPH11248867A JP10049886A JP4988698A JPH11248867A JP H11248867 A JPH11248867 A JP H11248867A JP 10049886 A JP10049886 A JP 10049886A JP 4988698 A JP4988698 A JP 4988698A JP H11248867 A JPH11248867 A JP H11248867A
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JP
Japan
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power generator
power
generator according
coil
yoke
Prior art date
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Application number
JP10049886A
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English (en)
Inventor
Kinya Matsuzawa
欣也 松澤
Yoshitaka Iijima
好隆 飯島
Shoichi Nagao
昭一 長尾
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
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  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気回路の鉄損およびコギングトルクを解消
することで、発電量の大きい発電装置を提供する。 【解決手段】 回転軸22と回転軸の近傍周辺に配置さ
れた永久磁石20と1個以上のヨーク21a、21bか
らなるロータ部と、回転軸を中心とする同心円上に複数
個のコイル25が配置されたステータ部26とからなる
発電装置において、コイル巻き芯24を空芯または非磁
性材料で構成することにより鉄損およびコギングトルク
を解消し、発電効率を高めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運動エネルギーを
電気エネルギーに変換する発電装置、および前記発電装
置を有する小型携帯電子機器および電子時計に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】腕時計装置のような小型で携帯に適した
電子機器において、発電装置を内蔵することによって電
池の交換をなくし、あるいは電池自体を無くすことがで
きる携帯型の電子機器が考案され実用化されている。図
1に、その一例として発電装置10を内蔵した腕時計装
置1の概略構成を示してある。この携帯型電子機器(腕
時計装置1)においては、腕時計装置のケース内で旋回
運動を行う回転錘11と、回転錘11の回転運動を発電
装置10のロータ13に伝達する伝達手段である輪列1
2とから構成される発電装置10を備えている。発電装
置10は、2極の永久磁石を備えたディスク状のロータ
13と、このロータ13を収納するステータ14を備え
ており、ロータ13が回転するとステータ14のコイル
15に起電圧が発生し、交流出力が取り出せるようにな
っている。さらに、この携帯型電子機器は、発電装置1
0から出力された交流を整流する整流回路2と、発電装
置10から得られた電力を蓄積する二次電源5などによ
って構成された供給部4と、この供給部4からの電力に
よって動作する計時装置7などの処理装置6を備えてい
る。
【0003】上記の発電装置10において多くの発電量
を得るためには、コイル端により高い起電圧を発生させ
る必要がある。コイル端起電圧は、コイル巻数とコイル
内磁束変化量と磁束変化速度に比例することが電磁誘導
の法則として知られている。このため従来技術において
は、コイル巻数を増やしたり、エネルギー密度の高い磁
石をより多く使用したり、輪列の増速比を上げたりして
高い起電圧を得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の方法では、巻線体積や磁石体積、あるいは輪列体積
が増大し、体積的に制約の大きい小型携帯機器などの発
電装置としては限界に達しつつある。また、従来技術の
方法では、コイル巻き芯やステータ内に発生する交番磁
界が引き起こす鉄損が問題となっていた。さらに、従来
の発電装置では、コギングトルクが存在したため、ロー
タが回転しにくく止まりやすいという欠点を有してい
た。これら鉄損やコギングトルクも充電効率を下げてい
る要因であった。
【0005】そこで、本発明においては、コイル巻数を
増やしたりエネルギー密度の高い磁石をより多く使用す
るといった観点に代わり、発電装置の損失分析を行い、
最もエネルギー損失が大きい鉄損を低減し、さらにロー
タの回転の妨げとなるコギングトルクをなくすことで発
電効率を高めることを目的としている。さらに、発電効
率が高く、高出力が得られる発電装置と、この発電装置
の電力によって動作可能な処理装置を搭載し、処理装置
の機能を何処でも充分に発揮させることが可能な携帯に
適した小型電子機器や腕時計装置を提供することも目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明のうち請求項1記載の発電装置
は、回転軸と、回転軸の近傍周辺に配置された永久磁石
と1個以上のヨークからなるロータ部と、回転軸を中心
とする同心円上に複数個のコイルが配置されたステータ
部とからなることを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、発電装置がコンパクト
かつ高効率になるという効果を有する。
【0008】請求項2記載の発電装置は、請求項1にお
いて、前記回転軸は非磁性材料で構成されていることを
特徴とする。
【0009】上記構成によれば、回転軸からの漏洩磁束
が減少し、永久磁石から発生する磁束を有効に活用で
き、発電装置が高効率になるという効果を有する。
【0010】請求項3記載の発電装置は、請求項1ない
し2のいずれかに記載の発電装置において、前記コイル
の巻き芯は空芯または、非磁性材料で構成されているこ
とを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、ロータとステータ間に
磁気力が働かないため、ロータが回転し易く、かつ止ま
りにくくなるという効果を有する。
【0012】請求項4記載の発電装置は、請求項1ない
し3のいずれかに記載の発電装置において、複数個配置
された前記コイルは、各コイルの起電圧が加え合わされ
て強められるように電気的に直列に接続されていること
を特徴とする。
【0013】上記構成によれば、高い起電圧を確保で
き、充電効率が向上するという効果を有する。
【0014】請求項5記載の発電装置は、請求項1ない
し4のいずれかに記載の発電装置において、前記ヨーク
は磁性材料で構成され、ロータの回転中心から半径方向
に伸びた複数本の磁極部を有することを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、永久磁石は一方向にし
か着磁されていないにもかかわらず多極化することが可
能になり、磁極部の数だけ交番磁界の速度が上がること
になり、高い起電圧を確保でき、充電効率が向上すると
いう効果を有する。
【0016】請求項6記載の発電装置は、請求項1ない
し4のいずれかに記載の発電装置において、前記ヨーク
はロータの回転中心から半径方向に伸びた同数の複数本
の磁極部を有する一組の磁性材料で構成され、前記一組
のヨークは互いの磁極部が対向するように永久磁石を挟
持して配置されていることを特徴とする。
【0017】上記構成によれば、永久磁石は一方向にし
か着磁されていないにもかかわらず多極化することか可
能になり、磁極部の数だけ交番磁界の速度が上がること
になり、高い起電圧を確保でき、充電効率が向上すると
いう効果を有する。
【0018】請求項7記載の発電装置は、請求項6に記
載の発電装置において、前記一組のヨークの対向する磁
極部の軸方向の対向距離は磁石側よりコイル側の方が小
さいことを特徴とする。
【0019】上記構成によれば、永久磁石近傍で短絡す
る磁束を減少させ、コイルを貫く磁束を増大させること
が可能となり、高い起電圧を確保でき、充電効率が向上
するという効果を有する。
【0020】請求項8記載の発電装置は、請求項6ない
し7のいずれかに記載の発電装置において、前記一組の
ヨークは互いに異形状であることを特徴とする。
【0021】上記構成によれば、永久磁石近傍で短絡す
る磁束を減少させ、コイルを貫く磁束を増大させること
が可能となり、高い起電圧を確保でき、充電効率が向上
するという効果を有する。
【0022】請求項9記載の発電装置は、請求項5に記
載の発電装置において、前記ヨークの磁極部と前記コイ
ルの数が等しいことを特徴とする。
【0023】上記構成によれば、磁束の変化を最もを有
効に電圧に変換できるため、充電効率が向上するという
効果を有する。
【0024】請求項10記載の発電装置は、請求項6な
いし8のいずれかに記載の発電装置において、前記一組
のヨークのうちの一方の磁極部と前記コイルの数が等し
いことを特徴とする。
【0025】上記構成によれば、磁束の変化を最もを有
効に電圧に変換できるため、充電効率が向上するという
効果を有する。
【0026】請求項11記載の発電装置は、請求項5な
いし10のいずれかに記載の発電装置において、前記ヨ
ークの磁極部の先端部分がいずれもコイルの巻き中心の
近傍に位置するように配置されていることを特徴とす
る。
【0027】上記構成によれば、磁束を最も有効にコイ
ル内に導くことができるため、充電効率が向上するとい
う効果を有する。
【0028】請求項12記載の発電装置は、請求項1な
いし4のいずれかに記載の発電装置において、コイルを
配置するための回転軸を中心とする同心円が複数個存在
することを特徴とする。
【0029】上記構成によれば、漏洩磁束の変化も有効
に電圧に変換できるため、充電効率が向上するという効
果を有する。
【0030】請求項13記載の発電装置は、請求項12
において、前記ヨークは磁性材料で構成され、ロータの
回転中心から半径方向に伸びた複数本の磁極部を有する
ことを特徴とする。
【0031】上記構成によれば、漏洩磁束の変化も有効
に電圧に変換できるため、充電効率が向上するという効
果を有する。
【0032】請求項14記載の発電装置は、請求項12
において、前記ヨークはロータの回転中心から半径方向
に伸びた同数の複数本の磁極部を有する一組の磁性材料
で構成され、前記一組のヨークは互いの磁極部が対向す
るように永久磁石を挟持して配置されていることを特徴
とする。
【0033】上記構成によれば、漏洩磁束の変化も有効
に電圧に変換できるため、充電効率が向上するという効
果を有する。
【0034】請求項15記載の発電装置は、請求項14
において、前記一組のヨークの対向する磁極部同志の軸
方向の対向距離は磁石側よりコイル側の方が小さいこと
を特徴とする。
【0035】上記構成によれば、漏洩磁束の変化も有効
に電圧に変換できるため、充電効率が向上するという効
果を有する。
【0036】請求項16記載の発電装置は、請求項14
ないし15のいずれかに記載の発電装置において、前記
一組のヨークは互いに異形状であることを特徴とする。
【0037】上記構成によれば、磁束の変化を有効に電
圧に変換できるため、充電効率が向上するという効果を
有する。
【0038】請求項17記載の発電装置は、請求項13
に記載の発電装置において、前記ヨークの磁極部と最外
周に配置された前記コイルの数が等しいことを特徴とす
る。
【0039】上記構成によれば、磁束の変化を有効に電
圧に変換できるため、充電効率が向上するという効果を
有する。
【0040】請求項18記載の発電装置は、請求項14
ないし16のいずれかに記載の発電装置において、前記
一組のヨークのうちの一方の磁極部と最外周に配置され
た前記コイルの数が等しいことを特徴とする。
【0041】上記構成によれば、磁束の変化を有効に電
圧に変換できるため、充電効率が向上するという効果を
有する。
【0042】請求項19記載の発電装置は、請求項13
ないし18のいずれかに記載の発電装置において、前記
ヨークの磁極部の先端部分がいずれもコイルの巻き中心
の近傍に位置するように配置されていることを特徴とす
る。
【0043】上記構成によれば、磁束を最も有効にコイ
ル内に導くことができるため、充電効率が向上するとい
う効果を有する。
【0044】請求項20記載の発電装置は、請求項1な
いし3において、コイルを配置するための回転軸を中心
とする同心円が複数個存在し、各コイルの起電圧が加え
合わされて強められるように電気的に直列に接続されて
いることを特徴とする。
【0045】上記構成によれば、高い起電圧を確保で
き、充電効率が向上するという効果を有する。
【0046】請求項21記載の発電装置は、請求項20
において、前記ヨークは磁性材料で構成され、ロータの
回転中心から半径方向に伸びた複数本の磁極部を有する
ことを特徴とする。
【0047】上記構成によれば、永久磁石は一方向にし
か着磁されていないにもかかわらず多極化することか可
能になり、磁極部の数だけ交番磁界の速度が上がること
になり、高い起電圧を確保でき、充電効率が向上すると
いう効果を有する。
【0048】請求項22記載の発電装置は、請求項20
において、前記ヨークはロータの回転中心から半径方向
に伸びた同数の複数本の磁極部を有する一組の磁性材料
で構成され、前記一組のヨークは互いの磁極部が対向す
るように永久磁石を挟持して配置されていることを特徴
とする。
【0049】上記構成によれば、永久磁石は一方向にし
か着磁されていないにもかかわらず多極化することか可
能になり、磁極部の数だけ交番磁界の速度が上がること
になり、高い起電圧を確保でき、充電効率が向上すると
いう効果を有する。
【0050】請求項23記載の発電装置は、請求項22
において、前記一組のヨークの対向する磁極部同志の軸
方向の対向距離は磁石側よりコイル側の方が小さいこと
を特徴とする。
【0051】上記構成によれば、永久磁石近傍で短絡す
る磁束を減少させ、コイルを貫く磁束を増大させること
が可能となり、高い起電圧を確保でき、充電効率が向上
するという効果を有する。
【0052】請求項24記載の発電装置は、請求項22
ないし23のいずれかに記載の発電装置において、前記
一組のヨークは互いに異形状であることを特徴とする。
【0053】上記構成によれば、永久磁石近傍で短絡す
る磁束を減少させ、コイルを貫く磁束を増大させること
が可能となり、高い起電圧を確保でき、充電効率が向上
するという効果を有する。
【0054】請求項25記載の発電装置は、請求項21
に記載の発電装置において、前記ヨークの磁極部と最外
周に配置された前記コイルの数が等しいことを特徴とす
る。
【0055】上記構成によれば、磁束の変化を最もを有
効に電圧に変換できるため、充電効率が向上するという
効果を有する。
【0056】請求項26記載の発電装置は、請求項22
ないし24のいずれかに記載の発電装置において、前記
一組のヨークのうちの一方の磁極部と最外周に配置され
た前記コイルの数が等しいことを特徴とする。
【0057】上記構成によれば、磁束の変化を最もを有
効に電圧に変換できるため、充電効率が向上するという
効果を有する。
【0058】請求項27記載の発電装置は、請求項21
ないし26のいずれかに記載の発電装置において、前記
ヨークの磁極部の先端部分がいずれもコイルの巻き中心
の近傍に位置するように配置されていることを特徴とす
る。
【0059】上記構成によれば、磁束を最も有効にコイ
ル内に導くことができるため、充電効率が向上するとい
う効果を有する。
【0060】請求項28記載の発電装置は、請求項1な
いし27のいずれかに記載の発電装置は、永久磁石外径
よりコイル外径の方が小さいことを特徴とする。
【0061】上記構成によれば、磁石とコイルのスペー
ス効率が向上するという効果を有する。
【0062】請求項43記載の発電装置は、コイルの数
が5個以上であることを特徴とする。
【0063】上記構成によれば、磁石とコイルのスペー
ス効率が向上するという効果を有する。
【0064】請求項44記載の発電装置は、一本の導線
により二個以上のコイルが形成されることを特徴とす
る。
【0065】上記構成によれば、導線の端末処理が簡単
になるという効果を有する。
【0066】請求項45記載の発電装置は、一本の導線
により二個以上のコイルが形成ものが複数個組み合わさ
れていることを特徴とする。
【0067】上記構成によれば、導線の端末処理が簡単
になるという効果を有する。
【0068】請求項46記載の発電装置は、ロータ上下
の軸受部が分割され永久磁石の磁力により固定されてい
ることを特徴とする。
【0069】上記構成によれば、ロータ部の組立てが簡
単になるという効果を有する。
【0070】請求項47記載の発電装置は、永久磁石と
ヨークと軸部はスリップせずに一体となって回転するた
めに何らかの位置決め形状を有することを特徴とする。
【0071】上記構成によれば、永久磁石とヨークを固
定するために接着などの作業を省略できるという効果を
有する。
【0072】請求項48記載の発電装置は、コイル上面
とヨークとの断面隙間をa、コイル下面とヨークとの断
面隙間をb、ロータと軸受けとの断面隙間をcとした時
に、a≦c<bまたは、c≦a<bの関係を満たすよう
に構成されたことを特徴とする。
【0073】上記構成によれば、衝撃などの外乱が生じ
ても、ヨークとコイルが接触することがなく、ロータ部
の回転を妨げたりすることやコイルが破損することを防
止できるという効果を有する。
【0074】請求項49記載の発電装置は、コイルが複
数層重なり合い、かつ各層のコイルの中心が一致しない
ように構成されたことを特徴とする。
【0075】上記構成によれば、間断なく発電できると
いう効果を有する。
【0076】請求項50記載の発電装置は、ロータの外
周部に回転する摺動部を設けたことを特徴とする。
【0077】上記構成によれば、回転軸が必要ないため
衝撃などの外乱によって回転軸が破損することがないと
いう効果を有する。
【0078】請求項51記載の発電装置は、ロータの外
周部に回転する摺動部を設け、さらに、ロータが外周部
の摺動部で保持されていること特徴とする。
【0079】上記構成によれば、回転軸が必要ないため
衝撃などの外乱によって回転軸が破損することがないと
いう効果を有する。
【0080】請求項29記載の発電装置は、請求項1な
いし28のいずれかに記載の発電装置は、回転重錘によ
って得られた動力を電気エネルギーに変換することを特
徴とする。
【0081】請求項30記載の発電装置は、請求項1な
いし28のいずれかに記載の発電装置は、揺動重錘によ
って得られた動力を電気エネルギーに変換することを特
徴とする。
【0082】請求項31記載の発電装置は、請求項1な
いし28のいずれかに記載の発電装置は、手動でロータ
を回転させることによって得られた動力を電気エネルギ
ーに変換することを特徴とする。
【0083】請求項32記載の発電装置は、請求項29
ないし31のいずれかに記載の発電装置は、回転重錘ま
たは揺動重錘または手動でロータを回転させることによ
って得られた動力を一旦エネルギー蓄積機構によってエ
ネルギーを蓄積し、その後電気エネルギーに変換するこ
とを特徴とする。
【0084】請求項33記載の発電装置は、請求項29
ないし32のいずれかに記載の発電装置は、発電装置の
外部からでも充電を可能にする外部充電器を有すること
を特徴とする。
【0085】上記請求項29から33の構成によれば、
様々な電子機器において効率よく動力を取り込むことが
できるという効果を有する。
【0086】さらに、上記請求項1から33の構成によ
れば、これらのうち単一あるいは複数の組み合わせによ
り、発電効率が高く、高出力が得られる発電装置と、こ
の発電装置の電力によって動作可能な処理装置を搭載
し、処理装置の機能を何処でも充分に発揮させることが
可能な携帯に適した小型電子機器や腕時計装置を提供す
ることが可能になるという効果を有する。
【0087】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0088】〔実施例1〕図2は、本発明の第1の実施
例の要部を示した斜視図である。非磁性材料からなる回
転軸22と、回転軸方向に着磁され回転軸22の周辺に
固着された円環状の永久磁石20と、回転中心から半径
方向に伸びた同数の複数本の磁極を有する一対の磁性材
料で構成されその永久磁石20を挟持するように固着さ
れたヨーク21a、21bとからロータ部23は構成さ
れている。また、巻き芯24はすべて空芯あるいは非磁
性材料からなり、回転軸を中心とした同心円上に配置さ
れた複数のコイル25によってステータ部26は構成さ
れている。
【0089】図3(a)、(b)は、各々図2に示した
本実施例の発電装置のコイル断面から見た平面図および
正面図である。一対のヨーク21a、21bの磁極は各
々が対向するように配置され、また各磁極先端がコイル
25の巻き中心に位置するように配置されている。さら
に、コイル25とヨーク21a、21bの磁極対の数は
一致するように構成されている。
【0090】図4は、コイル25の接続方法の一例を示
した図である。ロータ部23の磁極がコイル25近傍を
通過するときに、各々のコイル25端に発生する起電圧
が相殺されることなく、強め合うように電気的に直列に
接続され、整流回路2で整流され、二次電源5に充電さ
れる。
【0091】上記のような構成にすることにより、永久
磁石20から発生した磁束は片方のヨーク21aの磁極
を通り、コイル25の中心を貫き、もう一方の片方のヨ
ーク21bの磁極を通って永久磁石20に戻ってくる。
すなわち、磁束を有効にコイル25中心を通すことが可
能になる。さらに図4に示すごとく、各々のコイル25
端に発生する起電圧が相殺されることなく、強め合うよ
うに電気的に直列に接続されているため、高い起電圧が
得られるので充電効率が高い発電装置を実現できる。従
来の発電装置10ではコイル巻き芯24やステータ14
内に発生する交番磁界が引き起こす鉄損が問題となって
いたが、本構成では磁気回路内を流れる磁束は交番磁界
ではなく直流であるため、ロータ13が回転しても鉄損
は発生しない。また、従来の発電装置10ではコギング
トルクが存在したため、ロータが回転しにくく止まりや
すい、という欠点を有していたが、本構成ではコイル巻
き芯24は非磁性材料であるためコギングトルクは存在
しないので、ロータ部23は始動し易く止まりにくい。
さらに、永久磁石20を回転中心に近い位置に配置して
いるため重量を小さくでき、外部から衝撃が加えられた
ときに回転軸22にかかる負荷が小さいので、回転軸2
2と軸受けの接触部分が破壊しにくいという利点も持
つ。
【0092】〔実施例2〕図5(a)および(b)は、
本発明の第2の実施例の構成を示すコイル25断面から
見た平面図である。非磁性材料からなる回転軸22と、
回転軸方向に着磁され回転軸の周辺に固着された円環状
の永久磁石20と、回転中心から半径方向に伸びた同数
の複数本の磁極を有する一対の磁性材料で構成されその
永久磁石20を挟持するように固着されたヨーク21
a、21bとからロータ部23は構成されている。ま
た、コイル巻き芯24はすべて空芯あるいは非磁性材料
からなり、回転軸22を中心とした複数(本例では二
つ)の同心円上に配置された複数のコイル25によって
ステータ部26は構成されている。
【0093】一対のヨーク21a、21bは、各々磁極
の数が複数個ある同心円のうち最外周に配置されたコイ
ル25の数と等しく、その磁極は各々が対向するように
配置され、また各磁極先端がコイル25の巻き中心に位
置するように配置されている。
【0094】各々の同心円上には複数個のコイル25が
配置されている。コイル25を配置するための同心円が
二つの場合には、コイル25の配置方法としては図5
(a)および(b)に示すように、おもに二つの方法が
考えられる。図6(a)および(b)はそれぞれの場合
のコイル25の接続方法を示したものである。どちらの
場合もコイル25に発生する起電圧が相殺されないよう
に電気的に直列に接続され、整流回路2で整流され、二
次電源5に充電される。
【0095】上記のような構成にすることにより、コイ
ル25を配置するための回転軸22に対する同心円を多
重化することで無駄なスペースをコイル25で埋めるこ
とができ、発電装置10のエネルギー密度を上げること
が可能となり、充電効率が高い発電装置10を実現でき
る。もちろん、本実施例においても、磁気回路内の磁束
の流れは直流であるため、ロータ部23が回転しても鉄
損は発生しない。また、本構成においても、コイル巻き
芯24は非磁性であるためコギングトルクは存在しない
ので、ロータ部23は始動し易く止まりにくい。さら
に、永久磁石20の位置は実施例1と変わらないので、
外部から衝撃が加えられたときに回転軸22にかかる負
荷は小さく、回転軸22と軸受けの接触部分が破壊しに
くいという利点を損なうこともない。
【0096】〔実施例3〕図7は、実施例1および実施
例2において、永久磁石20から発生する磁束をさらに
有効にコイル25中心に通すための構成を示した断面図
である。
【0097】図7では、いくつかあるコイル25および
ヨーク21a、21bの磁極のうちの一つの断面を示し
ている。一対の磁極の各々対向する面のコイル25側に
突起を設けてあるため、これら磁極の対向距離は永久磁
石20側xよりコイル側yの方が狭くなる。
【0098】このような構成にすることにより、永久磁
石20近傍で短絡する磁束が減少し、より多くの磁束が
コイル25中心を貫くことになる。したがって、有効磁
束量が増大し、その結果より高い起電圧が得られるため
発電装置10の充電量が増える。
【0099】〔実施例4〕図8は、実施例1において、
永久磁石20から発生する磁束をさらに有効にコイル2
5中心に通すための構成を示した断面図である。
【0100】一対の磁極を各々異形状とすることによ
り、磁極の対向距離が永久磁石側xよりコイル側yの方
が小さくなる。
【0101】このような構成にすることにより、永久磁
石20近傍で短絡する磁束が減少し、より多くの磁束が
コイル25中心を貫くことになる。したがって、有効磁
束量が増大し、その結果より高い起電圧が得られるため
発電装置10の充電量が増える。
【0102】〔実施例5〕図9は本発明の一実施例を示
す電子腕時計の発電装置を示す断面図である。30は時
計本体のベースとなる地板で、発電装置10を組み込む
ための案内穴を備えている。32はロータ部23の軸受
け32aを備えた輪列受である。輪列受32は地板30
に植立された金属ピン30cにより位置決めされ、ねじ
で固定されている。発電装置10の構造は、軸方向の2
極に着磁された永久磁石20の上下を高透磁率材の一つ
であるパーマロイ材で形成されたヨーク21a、および
21bではさみロータ部23の回転軸22に固定されて
いる。また、ロータ部22の回転軸には携帯者の動きに
より回転する回転錘(図示されていない)の動きを、中
間車31を介して伝えるための歯車が形成されている。
このロータ部23の回転軸22は磁束漏れを少なくする
ために非磁性材料が望ましい。さらに、ロータ部23の
回転軸22はコイル25が固定されているコイル座37
にある軸受け30bに支持されている。したがって、発
電装置10はコイル座37に予め組み込まれ、ユニット
化されている。コイル座37は漏れ磁束を軽減するため
に、非磁性材料であることはもちろんであるが、樹脂等
の絶縁部材で形成されることが望ましい。なぜなら、コ
イル外周部には多少の磁束漏れがあるため、ロータ部2
3の回転時にはコイル外周部に磁束変化が生ずる。した
がって、金属のような導通部材では渦電流による損失が
発生することになり、発電効率が低下するためである。
【0103】図10(a)及び図10(b)は、円筒形
の永久磁石20とその周辺に位置するコイル25を示す
概平面図である。永久磁石20は発電に必要な磁束量を
持つ大きさである。コイル25は永久磁石20のまわり
に配置されるため、平面的スペースを最も効率よく配置
するためには、幾何学的に磁石系の外径と同外径のコイ
ル25を6個配置させることであるのは言うまでもない
ことであるが、実際の発電装置10においては、コイル
25の製造上の大きさのバラツキを考慮したうえで、永
久磁石20がスムーズに回転するための隙間が必要とな
る。従って、ある限られたスペース内にコイル25を配
置するためには、永久磁石20と同外径のコイル25を
配置する場合には5個がよい。また、発電性能を落とさ
ず発電装置10を小型化するためには、コイル25の巻
数を多く取り尚且つコイル25の抵抗を抑える必要があ
る。コイル25の外径を大きく取ることで巻数を多くす
ることは可能であるが、外径が大きい程外周部の一巻の
長さが長くなるために抵抗値が高くなり好ましくない。
従って、コイル25は外径を永久磁石20よりも小さく
し、数多くのコイル25を配置した方がコイル抵抗を上
げずに巻数を多く取る事が可能となり、尚且つ発電装置
10全体の大きさも小さくすることができる。
【0104】図10(b)は請求項28記載の一実施例
で、コイル25を8個配置した例であるが、永久磁石2
0の外径がφ1.2mmであるのに対し、コイル25の
外径がφ0.9mmにしてある。この8個のコイル25
の合計の巻数は2400で抵抗値は約500Ωであり、
発電装置10全体の大きさはφ4mm以内で納まってい
る。これに対し図10aにおけるコイル25は図10b
示したコイル25と同じ線径の導線を巻いたとすると、
巻数は2100で抵抗値は560Ωとなり起電圧も低
く、さらに抵抗値も高いため発電効率が落ちてしまう。
また、発電装置10全体の大きさも大きくなり、φ4m
m内には納まらない。
【0105】従って、コイル外径を永久磁石外径以下に
設定することで発電装置10の小型化が可能であること
は言うまでもないが、発電効率を向上させることができ
る利点がある。
【0106】図11(a)及び図11(b)は発電装置
10のコイル25を示すものである。図11(a)は銅
箔に金めっきが施されたリードパターン27が接着され
た基板28上にコイル25が接着固定され、個々のコイ
ル25の導線端末が直列に接続するためコイル25近傍
のリードパターン27上に圧着されている。この場合は
コイル25の数だけの端末処理が必要であるため、基板
28上に多数のリードパターン27を形成する必要があ
り平面的な面積が広くなる。図11(b)示すコイル2
5は請求項44に記載されるー実施例でる。一本の導線
から4個のコイル25が連続して巻かれているため8個の
コイル25はこの4個一組のものを2組接続すれば良
い。従って、導線の端末処理は一ヶ所でできる利点があ
る。
【0107】図12は本発明の請求項45に相当する電
子時計29における発電装置10の一実施例の断面図で
ある。発電装置10のコイル25は回路基板33にある
コイルデバイス穴に紫外線凝固タイプの接着材により固
定されている。コイル25は8個あり直列に接続され回
路基板33上に形成されたリードパターン27上に導線
の端末が圧着接続されている。回路基板33上には図示
していないが発電装置10で発生した電流を充電するた
めの整流素子、電子時計駆動用のMOS−ICチップ等
の電気素子が実装されている。また、コイル25は高さ
を決めるために回路基板33の下面を基準に固定されて
いる。回路基板33は電子時計本体のベースとなる地板
30上に載置され、地板30に圧入されたピン30aに
より位置決めされている。また、地板30はロータ部2
3の軸受30bを備えている。永久磁石20は軸方向に
着磁されている。21a及び21bはヨークで先端位置
は平面的に重なり、永久磁石20を上下に挟むように固
定されている。また、ヨーク21には回転軸22a及び
22bが固定され、22bにはロータを回転させるため
の歯車が形成されている。この歯車は回転錘(図示して
いない)の回転を中間車31により増速し回転を伝達し
ている。本例では約100倍の増速率である。32は回
転軸の軸受け32aを備えた輪列受である。この輪列受
32には中間車31の軸受けも備えている。また、この
ロータ部23には回転をスムーズさせるために軸方向に
隙間cを確保している。この隙間cはコイル25の下面
とヨーク21の磁極との隙間bよりも狭く、b、c、お
よびコイル25の上面とヨークの磁極との隙間aとの間
に次の関係を満たすように設定されている。
【0108】すなわち、 a≦c<bまたは、c≦a<b この関係を満たすことで電子時計がどんな姿勢であろう
と、常にコイルとヨーク磁極との隙間が確保され、細い
線で巻かれたコイルを破損することはない。
【0109】図13にはヨーク21および永久磁石20
の詳細形状を示してある。20は軸方向に着磁された永
久磁石である。本例のものはサマリウム・コバルト系の
焼結磁石を使用している。この永久磁石20には回転軸
22が入る穴が中心にある。さらに上下の端面には、ヨ
ーク21の回転方向の位置決めをするための溝20aが
ある。この溝20aにはヨーク21に形成された突起3
5が嵌まるようになっている。ヨーク21は磁束を通し
易い材料でできており、永久磁石20の磁力により固定
される。
【0110】また、溝20aと突起35の断面方向の係
合量は、図12に示した隙間cよりも長く設定されてお
り、衝撃等で瞬間的に永久磁石20とヨーク21が離れ
たとしても回転方向にずれることはない。本例では、永
久磁石20に溝20aを設けヨーク21に突起35を付
けたが、永久磁石20に突起を設けヨークに溝を設定し
てもよい。また、突起や溝を形成する構成のほか、回転
方向の位置決めには永久磁石20の中心穴を角穴をあ
け、回転軸に角部を形成してもよい。次に、永久磁石2
0の上面に形成された溝20bは図12に示す回転軸2
2bが組込まれる。溝20aと20bは互いに直行する
位置に形成されている。これは、永久磁石20の強度を
確保するための配慮である。また、ヨーク21先端は頂
角60°の円錐型の凸形状をしているが、これはコイル
25内を鎖交する磁束を最も効率良く伝えるためであ
る。
【0111】図14(a)及び図14(b)は本発明の
請求項49記載の一実施例を示すコイル25の中心を通
る断面図である。コイル25は薄い基板28上にメッキ
または、蒸着等により形成された導通部とシリコン等の
絶縁膜とが交互に積層されている。図14(a)は基板
28の表裏にコイル25を形成したもので表裏のコイル
25は互いに0.5ピッチの位相ずれを持っている。コ
イル25に発生する起電圧はコイル25内の鎖交磁束の
変化により発生するが、コイル25が一層の時コイル2
5間の隙間をヨーク21の磁極が通過するときは磁束変
化が起きない。このためコイル25が一層の時に発生す
る起電圧は間欠的き発生する。従って、二層のコイル2
5を互いに位相をずらして積層することで間断無く発電
することができる。また、図14(b)は基板28の一
平面上に三層のコイル25を1/3ピッチの位相ずれを
持たせ積層している例である。
【0112】図15は本発明の請求項50記載の発電装
置10の一実施例の断面図である。ロータ部23の回転
は永久磁石20下面のヨーク21に形成されたボールベ
アリングにより行う。ボールベアリングの外輪37はコ
イル25を載置してあるコイル座39に固定され、ボー
ル36と対向する内輪38は非磁性金属材あるいは、セ
ラミック等で形成されヨーク21に固定されている。ロ
ータ部23はボールベアリングにより固定されており、
ロータ部23中心部の上下に回転軸はない。従って、軸
受け部を設ける必要が無く構成が簡略化されると共に、
中心部に細い回転軸を設ける必要が無いことから、衝撃
や振動による軸の折れなどの不具合がなくなる利点があ
る。
【0113】図16は、本発明の電子腕時計の充電器を
示す。電子時計の載置台70と、磁界を発生させるため
のコイル71と、磁界を載置台70に導くためのヨーク
72がある。コイル71に交流磁界を発生させ、電子時
計内部の15コイル内に交番磁界が作用する。このヨー
ク72は薄い磁性材の板を重ねてある。これは交番磁界
によりヨーク72内に発生する渦電流による発熱を防止
すると共に充電器を効率を向上させるためである。この
充電器の発生する交流磁界は電子腕時計内の発電装置1
0が最も効率良く発電する周波数に設定されており、本
発明の場合は約1KHzに設定されている。この充電器
の特徴は、電子時計内にある発電装置10の位置がどこ
にあっても発電することができる。従来の発電装置10
を内臓した電子腕時計では、電子時計を充電器に置く位
置や向きにより充電されない場合があった。これは、従
来の発電装置10は電子時計の平面方向に対する交番磁
界により発電する構造になっており、かつコイル25の
方向も機種により異なるためである。
【0114】これに対し本発明に示す発電装置10を内
臓した電子腕時計はコイル25が水平方向に巻かれてお
り、鉛直方向の交番磁界ならば必ずコイル25内を鎖交
し充電することができる。
【0115】〔実施例6〕図17および18は複数の発
電装置を装備し、それぞれの入力源が同一の場合の実施
例である。
【0116】図1の従来実施例発電装置を電子時計に搭
載した特許として、特開昭62−49785のように、
腕の動きで揺動する回転錘を入力源とした実施例が提案
されている。これに対し、図17は本発明発電装置を電
子時計に搭載した実施例の組立平面図、図18(a)
(b)は同じく組立断面図を示す。図において、30は
ムーブメントのベースをなす地板、115は時計用コイ
ル、114はステータ、149はロータを示す。ロータ
149の回転は、五番車150を介して四番車151、
三番車152、二番車(図示せず)、日の裏車153、
筒車(図示せず)へと伝達される。又、日の裏車153
は小鉄車154と噛み合っている。これら輪列群は、輪
列受により軸支されている。
【0117】片重りの回転錘11は、回転錘受157に
固着されたボールベアリング158に回転錘ネジ159
で、固定されている。回転錘11の下には、回転錘車1
60が有り、同様に固定されている。回転錘車160
は、かな部31aと歯車部31bを持つ中間車31のか
な部と噛み合っている。歯車部31bは発電装置16
2、163のかな部と噛み合い、回転錘の回転を発電装
置162、163に伝達する。
【0118】回転錘車160から発電装置までの輪列
は、30から200倍程度に増速されており、回転錘1
1の回転により発電装置のロータ部23は高速で回転す
ることになる。尚、増速比は発電装置の性能や、時計の
仕様により、自由に設定することが可能である。
【0119】発電装置162は、ロータ部23とステー
タ部126から構成されている。ロータ部は、中間車3
1の歯車31bと噛み合うかな部と軸受部を持っ回転軸
122と、回転軸122に固着された2個のヨーク12
1と、上下方向(回転軸方向)に着磁された永久磁石1
20により形成されている。ステータ部126はヨーク
121の間に位置する複数のコイル125と、コイル端
末を回路配線するリード基板(図示せず)と、それらを
保持し回転軸122を軸受するコイル座127等から構
成されている。
【0120】他方の発電装置163に配置されたコイル
125は、発電装置162に比べ1個少なくなってお
り、その平面空間に輪列を構成する三番車152が位置
している。これによって省スペースの配置が可能となっ
ている。この場合、コイル一つを削除しているが、2個
以上を削除したり、コイルそのものを他より薄くして他
部品と重ねて配置しても、同様の効果が得られる。この
発電装置163についても、発電装置162と同様に中
間車31により回転駆動されるよう配置されている。
【0121】次に回路関係として、170が水晶ユニッ
ト、171がMOSICチップ、172が補助コンデン
サ、173が整流のためのダイオード、174は昇圧コ
ンデンサを示す。これら素子は、フレキシブルな回路基
板に実装され、回路押え板175で上から押さえられ、
ねじ固定されている。176は2次電源であり、リード
端子により前記回路基板のパターンと電気接続されてい
る。本例の回路は、2次電源176の電圧を昇圧コンデ
ンサ174で昇圧し、補助コンデンサ172に蓄え時計
を駆動している。
【0122】177は外部操作部材で、この操作を制御
するおしどり178は、外部操作部材177の溝と係合
し、かんぬき179により位置規制されている。かんぬ
き179は、外部操作部材177に案内されたつづみ車
180の溝と係合している。また、外部操作部材177
の動きに連動して、輪列を規正すると共に、回路をリセ
ットする規正レバーを所有しているが、図示はしていな
い。おしどり178とかんぬき179は、止めねじで固
定されたおしどり押え181により、上方向を決められ
ている。これら切換の作動については、周知であるので
説明を省く。
【0123】前述において、回路から時計用コイル11
5に駆動信号が与えられると、コイルに発生した磁束が
ステータ114を経由しロータ149は回転動作する。
つまり、モータに発生する磁束はムーブメントの平面方
向で閉じている。これに対し、発電装置は前述のように
厚み方向で磁束が閉じている。
【0124】携帯者の腕の動きなどで回転錘11が回転
すると、その回転は中間車31によって増速され発電装
置162、163に伝達される。これによって、ロータ
部23が高速で回転することで、電磁誘導によってコイ
ル125に発電電流が流れる。コイル125は複数個が
直列接続されており、高い起電圧を取り出すことができ
る。コイル125の端末は、回路基板に接続されてお
り、整流回路を通して二次電源176に充電される。本
案の発電装置は小型であるために、2個の発電装置を配
置可能である。又、従来のオープン型の場合、磁束がム
ーブメントの平面方向で閉じているので、時計用モータ
をはじめ発電装置同士近付けて配置すると、互いに磁気
的影響を与えてしまった。これに対し、本発電装置はム
ーブメントの厚み方向で閉じているので、それらと近接
配置しても影響しにくいという利点がある。本実施例で
は発電装置を2個配置しているが、スペースと性能から
さらに増加したり、1個だけにすることも可能である。
これによって、従来に比べよりコンパクトな時計、もし
くは、発電装置を増加したり発電装置そのもののサイズ
を大きくすることで、発電性能を向上した時計を提供可
能となる。また、前述の実施例は軸を中心に回転運動す
る回転錘を例にして説明しているが、重りが直線もしく
は曲線的に往復揺動する入力源でも、同様の効果を得ら
れる。
【0125】〔実施例7〕図19は複数の発電装置を装
備し、それぞれの入力源が異なる場合の実施例である。
発電装置162は前述実施例と同様に回転錘11から回
転伝達されている。これに対し、発電装置163は外部
操作部材177の回転操作で、回転伝達される構成とな
っている。つづみ車180と噛み合う周知のキチ車18
2が、第一の中間車183と係合し、さらに第二の中間
車184を介して発電装置163に回転伝達している。
この輪列も増速となるような歯車設定となっている。発
電装置そのものが小型であるためレイアウトが容易であ
ることと、コギングトルクがごくわずかであるので、外
部操作部材177を回す力も少なくてすみ、指で巻くこ
とも容易である。
【0126】図20(a)(b)は、入力源から発電装
置の間にエネルギー蓄積部材を設けた実施例の説明図で
ある。外部操作部材177の回転は、つづみ車180を
介してキチ車182、第一の中間車183へと伝達され
る。エネルギー蓄積部材185は機械時計の香箱車と類
似しており、歯車185a、185bとゼンマイばね1
85cで構成されている。第一の中間車183の回転は
歯車185aに伝達され、ゼンマイばね185cを介し
て歯車185bに伝達されている。歯車185aには、
ゼンマイがほどけてしまうのを防ぐためにコハゼ186
が設けられており、一方方向のみに回転するようになっ
ている。歯車185bは第二の中間車184のかなと係
合し、その回転は発電装置163に伝達される。外部操
作部材177を時計回りに回転すると、それぞれの車は
矢印方向へ回転することになり、発電が行われる。逆回
転の時にはつづみ車180とキチ車182のクラッチが
外れて、回転は発電装置163に伝達されない。エネル
ギー蓄積部材185を設けることで、外部操作部材17
7が間欠的に回転されても発電装置163には均一に回
転力が伝達されることになり、効率の良い発電が可能で
ある。本実施例では、エネルギー蓄積部材を手巻きの輪
列群に設けているが、回転錘からの輪列群に設けること
も可能である。
【0127】本発明のすべての実施例に記載の発電装置
は、図1に示した腕装着型の電子時計に限定されること
はなく、ユーザーの脚部に装着されたり、さらに、車両
に搭載され、その振動などによってロータを回転させて
発電を行う機器などのように様々な機器に適応すること
ができる。また、本発明の発電装置から電力を供給され
て処理を行う処理装置として、上述した計時装置に限ら
ず、例えばページャー、電話機、無線機、補聴器、万歩
計、電卓、電子手帳などの情報端末、ICカード、ラジ
オ受信機などがあり、これらの携帯型機器に本発明の発
電装置を適用することによって、これらの処理装置に対
し十分な電力を供給することが可能である。そして、こ
れらの携帯型の電子機器に本発明の発電装置を携帯する
ことにより、人間の動きなどを捉えて効率よく発電を行
い、電池の消耗を抑制したり、あるいは電池そのものを
不要にすることも可能である。従って、ユーザーは電池
切れを心配せずに、これらの携帯型機器を使用すること
ができ、電池切れによってメモリーに記憶した内容が失
われるなどのトラブルも未然に防止できる。さらに、電
池や充電装置が容易に入手できない地域や場所、あるい
は災害などによって電池の補充が困難な事態であっても
電子機器の機能を発揮させることが可能となる。
【0128】
【発明の効果】このように、本発明においては、鉄損お
よびコギングトルクをなくす構成とすることで、効率の
高い発電装置を提供することができる。
【0129】さらに、本発明の高効率の発電装置を用い
ることにより、発電装置と共に収納された処理装置の機
能をいつでもどこでも十分に発揮させることが可能な携
帯型に適した電子機器および電子時計を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の発電装置を示す図である。
【図2】本発明における発電装置の斜視図である。
【図3】本発明における発電装置の平面図(a)および
断面図(b)である。
【図4】本発明における発電装置のコイルの接続方法を
示す図である。
【図5】本発明における発電装置の他の実施例の平面図
(a)および(b)である。
【図6】本発明における発電装置の他の実施例のコイル
の接続方法例を示す図(a)および(b)である。
【図7】本発明における発電装置の断面図である。
【図8】本発明における発電装置の平面図である。
【図9】本発明の実施例を示す発電装置の断面図であ
る。
【図10】本発明の実施例を示す発電装置のコイルの平
面図(a)および(b)である。
【図11】本発明の実施例を示す発電装置のコイル基板
の平面図(a)および(b)である。
【図12】本発明の実施例を示す発電装置の断面図であ
る。
【図13】本発明の実施例のヨークおよび磁石形状を示
す斜視図である。
【図14】本発明の実施例のコイルの配置方法を示す断
面図(a)および(b)である。
【図15】本発明の実施例を示す発電装置の断面図であ
る。
【図16】本発明の電子時計の充電器を示す図である。
【図17】本発明の発電装置を搭載した電子時計の組立
て平面図である。
【図18】本発明の発電装置を搭載した電子時計の組立
て断面図(a)および(b)である。
【図19】本発明の複数の発電装置を装備した電子時計
の組立て平面図である。
【図20】本発明の電子機器および電子時計のエネルギ
ー蓄積部を示す平面図(a)および断面図(b)であ
る。
【符号の説明】
1・・電子機器 2・・整流回路 4・・供給部 5・・二次電源 6・・処理装置 7・・計時装置 8・・永久磁石 10・・発電装置 11・・回転錘 12・・輪列 13・ロータ 14・・ステータ 15・・コイル 20・・永久磁石 20a・・溝 20b・・溝 21a・・ヨーク 21b・・ヨーク 22・・回転軸 22a・・回転軸 22b・・回転軸 23・・ロータ部 24・・コイル巻き芯 25・・コイル 26・・ステータ部 27・・リードパターン 28・・基板 29・・電子時計 30・・地板 30a・・ピン 30b・・軸受け 31・・中間車 31a・・かな部 31b・・歯車部 32・・輪列受け 32a・・軸受け 33・・回路基板 35・・突起 36・・ボール 37・・外輪 38・・内輪 39・・コイル座 70・・載置台 71・・コイル 72・・ヨーク 114・・時計用ステータ 115・・時計用コイル 149・・時計用ロータ 150・・五番車 151・・四番車 152・・三番車 153・・日の裏車 154・・小鉄車 157・・回転錘受け 159・・回転錘ネジ 160・・回転錘車 162・・発電装置 163・・発電装置 170・・水晶ユニット 171・・MOSICチップ 172・・補助コンデンサ 173・・ダイオード 174・・昇圧コンデンサ 175・・回路押え板 176・・2次電源 177・・外部操作部材 178・・おしどり 179・・かんぬき 180・・つづみ車 181・・おしどり押え 182・・キチ車 183・・第一の中間車 184・・第二の中間車 185・・エネルギー蓄積部材 185a・・歯車 185b・・歯車 186・・コハゼ

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、前記回転軸の近傍周辺に配置
    された永久磁石と1個以上のヨークからなるロータ部
    と、前記回転軸を中心とする同心円上に複数個のコイル
    が配置されたステータ部とからなる発電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回転軸は非磁性
    材料で構成されていることを特徴とする発電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2のいずれかに記載の発
    電装置において、前記コイルの巻き芯は空芯または、非
    磁性材料で構成されていることを特徴とする発電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の発
    電装置において、複数個配置された前記コイルは、各コ
    イルの起電圧が加え合わされて強められるように電気的
    に直列に接続されていることを特徴とする発電装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の発
    電装置において、前記ヨークは磁性材料で構成され、前
    記ロータ部の回転中心から半径方向に伸びた複数本の磁
    極部を有することを特徴とする発電装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の発
    電装置において、前記ヨークは前記ロータ部の回転中心
    から半径方向に伸びた同数の複数本の磁極部を有する一
    組の磁性材料で構成され、前記一組のヨークは互いの磁
    極部が対向するように前記永久磁石を挟持して配置され
    ていることを特徴とする発電装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の発電装置において、前
    記一組のヨークの対向する磁極部の軸方向の対向距離は
    磁石側よりコイル側の方が小さいことを特徴とする発電
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項6ないし7のいずれかに記載の発
    電装置において、前記一組のヨークは互いに異形状であ
    ることを特徴とする発電装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の発電装置において、前
    記ヨークの磁極部と前記コイルの数が等しいことを特徴
    とする発電装置。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし8のいずれかに記載の
    発電装置において、前記一組のヨークのうちの一方の磁
    極部と前記コイルの数が等しいことを特徴とする発電装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項5ないし10のいずれかに記載
    の発電装置において、前記ヨークの磁極部の先端部分が
    いずれもコイルの巻き中心の近傍に位置するように配置
    されていることを特徴とする発電装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし4のいずれかに記載の
    発電装置において、前記コイルを配置するための回転軸
    を中心とする同心円が複数個存在することを特徴とする
    発電装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記ヨークは磁
    性材料で構成され、前記ロータ部の回転中心から半径方
    向に伸びた複数本の磁極部を有することを特徴とする発
    電装置。
  14. 【請求項14】 請求項12において、前記ヨークは前
    記ロータ部の回転中心から半径方向に伸びた同数の複数
    本の磁極部を有する一組の磁性材料で構成され、前記一
    組のヨークは互いの磁極部が対向するように永久磁石を
    挟持して配置されていることを特徴とする発電装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記一組のヨー
    クの対向する磁極部同志の軸方向の対向距離は磁石側よ
    りコイル側の方が小さいことを特徴とする発電装置。
  16. 【請求項16】 請求項14ないし15のいずれかに記
    載の発電装置において、前記一組のヨークは互いに異形
    状であることを特徴とする発電装置。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載の発電装置におい
    て、前記ヨークの磁極部と最外周に配置された前記コイ
    ルの数が等しいことを特徴とする発電装置。
  18. 【請求項18】 請求項14ないし16のいずれかに記
    載の発電装置において、前記一組のヨークのうちの一方
    の磁極部と最外周に配置された前記コイルの数が等しい
    ことを特徴とする発電装置。
  19. 【請求項19】 請求項13ないし18のいずれかに記
    載の発電装置において、前記ヨークの磁極部の先端部分
    がいずれもコイルの巻き中心の近傍に位置するように配
    置されていることを特徴とする発電装置。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし3において、前記コイ
    ルを配置するための回転軸を中心とする同心円が複数個
    存在し、各コイルの起電圧が加え合わされて強められる
    ように電気的に直列に接続されていることを特徴とする
    発電装置。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記ヨークは磁
    性材料で構成され、前記ロータ部の回転中心から半径方
    向に伸びた複数本の磁極部を有することを特徴とする発
    電装置。
  22. 【請求項22】 請求項20において、前記ヨークはロ
    ータの回転中心から半径方向に伸びた同数の複数本の磁
    極部を有する一組の磁性材料で構成され、前記一組のヨ
    ークは互いの磁極部が対向するように永久磁石を挟持し
    て配置されていることを特徴とする発電装置。
  23. 【請求項23】 請求項22において、前記一組のヨー
    クの対向する磁極部同志の軸方向の対向距離は磁石側よ
    りコイル側の方が小さいことを特徴とする発電装置。
  24. 【請求項24】 請求項22ないし23のいずれかに記
    載の発電装置において、前記一組のヨークは互いに異形
    状であることを特徴とする発電装置。
  25. 【請求項25】 請求項21に記載の発電装置におい
    て、前記ヨークの磁極部と最外周に配置された前記コイ
    ルの数が等しいことを特徴とする発電装置。
  26. 【請求項26】 請求項22ないし24のいずれかに記
    載の発電装置において、前記一組のヨークのうちの一方
    の磁極部と最外周に配置された前記コイルの数が等しい
    ことを特徴とする発電装置。
  27. 【請求項27】 請求項21ないし26のいずれかに記
    載の発電装置において、前記ヨークの磁極部の先端部分
    がいずれもコイルの巻き中心の近傍に位置するように配
    置されていることを特徴とする発電装置。
  28. 【請求項28】 請求項1ないし27のいずれかに記載
    の発電装置は、永久磁石外径よりコイル外径の方が小さ
    いことを特徴とする発電装置。
  29. 【請求項29】 請求項1ないし28のいずれかに記載
    の発電装置は、回転重錘によって得られた動力を電気エ
    ネルギーに変換することを特徴とする発電装置。
  30. 【請求項30】 請求項1ないし28のいずれかに記載
    の発電装置は、揺動重錘によって得られた動力を電気エ
    ネルギーに変換することを特徴とする発電装置。
  31. 【請求項31】 請求項1ないし28のいずれかに記載
    の発電装置は、手動で前記ロータ部を回転させることに
    よって得られた動力を電気エネルギーに変換することを
    特徴とする発電装置。
  32. 【請求項32】 請求項29ないし31のいずれかに記
    載の発電装置は、回転重錘または揺動重錘または手動で
    前記ロータ部を回転させることによって得られた動力を
    一旦エネルギー蓄積機構によってエネルギーを蓄積し、
    その後電気エネルギーに変換することを特徴とする発電
    装置。
  33. 【請求項33】 請求項29ないし32のいずれかに記
    載の発電装置は、発電装置の外部からでも充電を可能に
    する外部充電器を有することを特徴とする発電装置。
  34. 【請求項34】 請求項29ないし33のいずれかに記
    載の一つの発電装置と、この発電装置からの電力によっ
    て動作可能な処理装置とを有することを特徴とする電子
    機器。
  35. 【請求項35】 請求項29ないし33のいずれかに記
    載の複数の発電装置と、これらの発電装置からの電力に
    よって動作可能な処理装置とを有することを特徴とする
    電子機器。
  36. 【請求項36】 請求項35において、複数の発電装置
    の動力源は同一であることを特徴とする電子機器。
  37. 【請求項37】 請求項35において、複数の発電装置
    の動力源は同一でないことを特徴とする電子機器。
  38. 【請求項38】 請求項29ないし33のいずれかに記
    載の一つの発電装置と、この発電装置からの電力によっ
    て動作可能な処理装置とを有することを特徴とする電子
    時計。
  39. 【請求項39】 請求項29ないし33のいずれかに記
    載の複数の発電装置と、これらの発電装置からの電力に
    よって動作可能な処理装置とを有することを特徴とする
    電子時計。
  40. 【請求項40】 請求項39において、複数の発電装置
    の動力源は同一であることを特徴とする電子時計。
  41. 【請求項41】 請求項39において、複数の発電装置
    の動力源は同一でないことを特徴とする電子時計。
  42. 【請求項42】 請求項38ないし41のいずれかに記
    載の電子時計は、発電装置の発生する磁界の方向とステ
    ップモータの発生する磁界の方向が同一平面上にないこ
    とを特徴とする電子時計。
  43. 【請求項43】請求項1から請求項28のいずれかに記
    載された発電装置において、コイルの数が5個以上であ
    ることを特徴とする発電装置。
  44. 【請求項44】請求項1から請求項28のいずれかに記
    載された発電装置において、一本の導線により二個以上
    のコイルが形成されることを特徴とする発電装置。
  45. 【請求項45】請求項44に記載された発電装置におい
    て、一本の導線により二個以上のコイルが形成ものが複
    数個組み合わされていることを特徴とする発電装置。
  46. 【請求項46】請求項1から請求項28のいずれかに記
    載された発電装置において、前記ロータの上下の軸受部
    が分割され永久磁石の磁力により固定されていることを
    特徴とする発電装置。
  47. 【請求項47】請求項45に記載された発電装置いおい
    て、永久磁石とヨークと軸部はスリップせずに一体とな
    って回転するために何らかの位置決め形状を有すること
    を特徴とする発電装置。
  48. 【請求項48】 請求項1から請求項28のいずれかに
    記載された発電装置において、コイル上面とヨークとの
    断面隙間をa、コイル下面とヨークとの断面隙間をb、
    ロータと軸受けとの断面隙間をcとした時に、a≦c<
    bまたは、c≦a<bの関係を満たすように構成された
    ことを特徴とする発電装置。
  49. 【請求項49】 請求項6から請求項8のいずれかに記
    載の発電装置において、コイルが複数層重なり合い、か
    つ各層のコイルの中心が一致しないように構成されたこ
    とを特徴とする発電装置。
  50. 【請求項50】 請求項1から請求項28のいずれかに
    記載された発電装置において、ロータの外周部に回転す
    る摺動部を設けたことを特徴とする発電装置。
  51. 【請求項51】 請求項50記載の発電装置において、
    ロータが外周部の摺動部で保持されていること特徴とす
    る発電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007336777A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Mitsuo Seki 風力発電装置
JP2011004593A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Eta Sa Manufacture Horlogere Suisse 小寸法の電子機械変換器、特に時計発電機
JP2012039836A (ja) * 2010-08-12 2012-02-23 Kobe Steel Ltd Dcブラシレスモータ

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