JP2539546Y2 - ヒューズプラー - Google Patents

ヒューズプラー

Info

Publication number
JP2539546Y2
JP2539546Y2 JP1991095178U JP9517891U JP2539546Y2 JP 2539546 Y2 JP2539546 Y2 JP 2539546Y2 JP 1991095178 U JP1991095178 U JP 1991095178U JP 9517891 U JP9517891 U JP 9517891U JP 2539546 Y2 JP2539546 Y2 JP 2539546Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse
pair
puller
long
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991095178U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0545875U (ja
Inventor
昭男 山形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1991095178U priority Critical patent/JP2539546Y2/ja
Publication of JPH0545875U publication Critical patent/JPH0545875U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2539546Y2 publication Critical patent/JP2539546Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両等に搭載されるヒ
ューズボックス等に取り付けられた小型ブレード型ヒュ
ーズを引抜くために使用されるヒューズプラーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載される小型部レート型ヒュ
ーズは、図4(a)に示すようなものが知られている。
すなわち、小型ブレード型ヒューズ1は直方体状の頭部
2と、この頭部2の一端面Fからヒューズ1の中心線X
ーXに沿って突出した一対の端子3から構成されてお
り、さらに、この一端面Fを囲む頭部2の4つの側面の
うち、一対の端子3を含む平面と平行な2つの側面に
は、一対の溝4が一端面Fと対向する他端面の近傍から
一端面Fにそれぞれ通し抜け設けられている。
【0003】従来、ヒューズボックス等に取付けられ
た、このような小型ブレード型ヒューズを引抜くヒュー
ズプラーとしては、図4(a)に示すような実開平2−
7843号公報に記載されたものがある。図中、ヒュー
ズプラー5は、小型ブレード型ヒューズ1の頭部2より
若干大きなヒューズ挿入口5aを有する中空直方体6
と、この直方体6のヒューズ挿入口5aの近傍に形成さ
れ、ヒューズ1の対向する両側面に設けられた一対の溝
4にそれぞれ係合する一対の突起7とから構成されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ヒュー
ズボックス等に取付けられた小型ブレード型ヒューズ1
を引抜く際、このような構成のヒューズプラー5をヒュ
ーズ1に取付けるには、図4(a)に示すようにヒュー
ズ頭部2にヒューズプラー5のヒューズ挿入口5aを当
接し、さらにヒューズプラー5をヒューズ1に押圧し
て、図4(a)の仮想線で示すように、突起7を介して
対向する2側壁をそれぞれ外方へ湾曲状に変形しながら
ヒューズプラー5のヒューズ挿入口5aをヒューズ頭部
2に嵌入しなければならない。このため、ヒューズプラ
ー5をヒューズ1へ取付けるには、ヒューズプラー5を
図4(a)の矢印で示す方向に大きな力で押圧しなけれ
ばならず、ヒューズ引抜き作業は容易なものではなかっ
た。
【0005】本考案は上記の点に鑑みなされたもので、
小型ブレード型ヒューズ1の頭部2に容易に嵌入でき、
従ってヒューズボックス等に取付けられたヒューズの引
抜き作業を容易にできるヒューズプラーの提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案では、対向する一対の長面部と対向する一対の
短面部とで矩形状断面に形成されて小型ブレード型ヒュ
ーズの頭部が収容される収容部と、この収容部の一側に
設けられて前記小型ブレード型ヒューズの頭部が前記収
容部の内部に挿入される挿入口と、前記一対の長面部の
内面にそれぞれ設けられて前記小型ブレード型ヒューズ
の溝に係合する突起とを備えたヒューズプラーであっ
て、前記収容部の他側の前記一対の長面部に前記一方の
短面部側から他方の端面部側にかけて長いスリット状の
切欠部をそれぞれ設けて、前記一対の長面部の前記開口
側が外方へ撓み易くしたことを特徴としている。
【0007】
【作用】小型ブレード型ヒューズの頭部にヒューズプラ
ーのヒューズ挿入口を当接し押圧すると、ヒューズ挿入
口周辺の一対の長面部が外側へ撓む。一対の長面部が外
側へそれぞれ撓むことにより、小型ブレード型ヒューズ
の頭部が収容部内に挿入され、溝に突起が係合する。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【0009】図1は本考案に係るヒューズプラーの一実
施例を示す。同図に示すように、ヒューズプラー10
は、全体形状が中空直方体11からなり、中空直方体1
1の一端部11aに設けられて小型ブレード型ヒューズ
1の頭部2が収容される収容部14と、この収容部14
の一側に設けられて小型ブレード型ヒューズ1の頭部が
収容部14の内部に挿入されるヒューズ挿入口10a
と、小型ブレード型ヒューズ1の溝4に係合する突起1
2とを備えている。
【0010】収容部14は、中空直方体11の一端部
(ヒューズ挿入口10aの周辺)側の側壁の肉厚を薄く
して形成された一対の対向する長面部15、15と、こ
れらの一対の長面部15、15を連結する一対の対向す
る短面部16、16とで矩形状断面に形成されている。
そして、一対の長面部15、15と他の側壁との間に
は、中空直方体11の中心線X−X方向と直角方向に段
差Yが設けられ、段差Yからヒューズ挿入口10aまで
が収容部14となっている。この収容部14内には、ヒ
ューズ挿入口10aから小型ブレード型ヒューズ1の頭
部2が挿入される。
【0011】ヒューズ挿入口10aは、小型ブレード型
ヒューズ1の頭部2が収容部14内に嵌入し得るよう
に、頭部2よりも若干大きく形成されている。このヒュ
ーズ挿入口10a側の一対の長面部15、15の内側に
一対の突起12がそれぞれ形成されている。これらの突
起12は、ヒューズ挿入口10a側の角部Sに面取りが
施されている。これらの突起12は、頭部2が収容部1
4内に収容された状態で小型ブレード型ヒューズ1の頭
部2に設けられた溝4と係合するようになっている。
【0012】さらに、本実施例のヒューズプラー10に
は、収容部14の他側(ヒューズ挿入口10aの反対
側、すなわち、段差Y側)の一対の長面部15、15に
一方の短面部16側から他方の端面部16側にかけて長
い切欠部としてのスリット13がそれぞれ設けられてい
る。このため、一対の長面部15、15の可撓性が増加
されて、外方へ撓み易くなっている。
【0013】このような構成のヒューズプラー10をヒ
ューズ1に取付けるには、まずヒューズプラー10のヒ
ューズ挿入口10aを図4(a)に示すヒューズ頭部2
に当接し、ヒューズプラー10をヒューズ1に向かって
押圧する。すると、ヒューズプラー10の一対の長面部
15、15が外方へ湾曲状に変形し、ヒューズ1の頭部
2が収容部14内に嵌入される。ヒューズ1の頭部2が
収容部14内に嵌入さると、一対の長面部15、15の
突起12、12が溝14、14内にそれぞれ係合する。
これにより、ヒューズプラー10をヒューズ1に取り付
けることができる。
【0014】本実施例のヒューズプラー10によれば、
スリット13を設けることにより、一対の長面部15、
15の可撓性が増加したので、ヒューズプラー10をヒ
ューズ1の頭部2に向けて押圧する力を減少することが
でき、ヒューズプラー10をヒューズ1の頭部2に容易
に取り付けることができる。
【0015】また、本実施例のヒューズプラー10に設
けたスリット13が、一対の長面部15、15に、一方
の短面部16から他方の短面部16まで長いスリット状
に形成されていることにより、一対の長面部15、15
の側部は一対の短面部16、16で連結されている。こ
のため、一対の長面部15、15を繰り返し撓ませて
も、すなわちヒューズプラー10繰り返し使用しても、
一対の短面部16、16により塑性変形が防止され、そ
の耐久性が向上する。
【0016】さらに、一対の長面部15、15の側部が
一対の短面部16、16により連結されているため自由
端が存在することがなく、一対の長面部15、15に不
用意に力が加わっても破損することがない。
【0017】以上、本実施例では、ヒューズプラー10
の一端部11aの突起12を有する両側壁(一対の長面
部15、15)の肉厚を薄くして段部Yを設けたが、こ
れに限定されるず図2に示すように段部を設けずに両側
壁全体の肉厚を一定にしても良い。このような場合でも
両側壁はスリット13を有するので、従来例の場合より
も可撓性を増加することができる。このため、従来例の
場合と比較して、ヒューズプラー10をヒューズ1に取
り付ける際、ヒューズプラー10をヒューズ1に向かっ
て押圧する力を減少でき、従って、ヒューズプラー10
をヒューズ1に容易に取り付けることができる。
【0018】なお、図3(a)、(b)、(c)に参考
例を示す。このヒューズプラー20では、スリット23
が、一方の短面部16から他方の短面部16にかけて設
けられておらず、ヒューズ挿入口20a側に開口して、
ヒューズ挿入口20aからヒューズ1の引抜き方向に沿
って一対の長面部15に延設されている。また、Sりっ
と23の両側の長面部15、15の内側に一対の突起2
2が設けられている。
【0019】従って、このヒューズプラー20では、一
対の長面部15、15が撓む際にスリット23の両側が
外方に撓むため、繰り返して使用すると元の位置に戻ら
ず、塑性変形してまうおそれがある。
【0020】また、このヒューズプラー20では、スリ
ット23を一対の長面部15、15に、ヒューズ挿入口
20aに開口して引き抜き方向に沿って延設したこと
で、自由端が存在することになり、不用意に力が加わる
と破損するおそれがある。
【0021】これに対して、図1、図2に示した本実施
例のヒューズプラー10では、スリット13が、一対の
長面部15、15に一方の短面部16から他方の短面部
16にかけて設けられていることにより、一対の長面部
15、15の耐久性が向上すると共に、強度的に強い。
【0022】なお、図1、図2の実施例では、突起12
をヒューズプラー10の直方体11の一端部11aの対
向する一対の長面部15、15にそれぞれ2個ずつ設け
たがこれに限定されることはない。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
一対の長面部に一方の短面部側から他方の短面部側にか
けて長いスリット状の切欠部を設けたことにより、ヒュ
ーズの頭部をヒューズ挿入口から収容部内に容易に挿入
することができ、ヒューズプラーを小型ブレード型ヒュ
ーズに容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本考案に係るヒューズプラーの一実施
例を示す斜視図である。 (b) 図1(a)のA−A線断面図である。
【図2】(a) 本考案に係るヒューズプラーの他の実
施例を示す斜視図である。 (b) 図2(a)のB−B線断面図である。
【図3】(a) 参考例のヒューズプラーを示す斜視図
である。 (b) 図3(a)のC−C線断面図である。 (c) 図3(a)のヒューズプラーを小型ブレード型
ヒューズに取付けたときのヒューズプラーの側壁の状態
を表した図を重ね合わせて示したヒューズプラーの側面
図である。
【図4】(a) 従来のヒューズプラーを小型ブレード
型ヒューズに取り付けようとする状態を示す斜視図であ
る。 (b) 従来のヒューズプラーを小型ブレード型ヒュー
ズに取り付けたときのヒューズプラーの側壁の状態を表
した図を重ね合わせて示したヒューズプラーの側面図で
ある。
【符号の説明】
1 小型ブレード型ヒューズ 2 頭部 4 溝 10 ヒューズプラー 13 スリット 14 収容部 15 長面部 16 短面部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の長面部と対向する一対の
    短面部とで矩形状断面に形成されて小型ブレード型ヒュ
    ーズの頭部が収容される収容部と、この収容部の一側に
    設けられて前記小型ブレード型ヒューズの頭部が前記収
    容部の内部に挿入される挿入口と、前記一対の長面部の
    内面にそれぞれ設けられて前記小型ブレード型ヒューズ
    の溝に係合する突起とを備えたヒューズプラーであっ
    て、前記収容部の他側の前記一対の長面部に前記一方の
    短面部側から他方の端面部側にかけて長いスリット状の
    切欠部をそれぞれ設けて、前記一対の長面部の前記開口
    側が外方へ撓み易くしたことを特徴とするヒューズプラ
    ー。
JP1991095178U 1991-11-20 1991-11-20 ヒューズプラー Expired - Fee Related JP2539546Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095178U JP2539546Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 ヒューズプラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095178U JP2539546Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 ヒューズプラー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0545875U JPH0545875U (ja) 1993-06-18
JP2539546Y2 true JP2539546Y2 (ja) 1997-06-25

Family

ID=14130499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991095178U Expired - Fee Related JP2539546Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 ヒューズプラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2539546Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5513952B2 (ja) * 2010-03-26 2014-06-04 矢崎総業株式会社 ホルダの取付構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01155246U (ja) * 1987-12-28 1989-10-25
JPH044345Y2 (ja) * 1988-06-28 1992-02-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0545875U (ja) 1993-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2567134Y2 (ja) 二重係止コネクタ
JPH08161952A (ja) 雌型電気接点部材
JP2539546Y2 (ja) ヒューズプラー
JPH10241778A (ja) コネクタホルダー
US5520556A (en) Female terminal
JP3416338B2 (ja) コネクタ
JP3130203B2 (ja) バックル
JP2582773Y2 (ja) ヒューズボックスのヒューズロック構造
JP2589228Y2 (ja) ロッキングアームの変形防止構造
JP2575610Y2 (ja) 雌型端子金具
JP2788568B2 (ja) 本体と蓋体とのロック機構
JP2528097Y2 (ja) 組付体の係止構造
JP2543558Y2 (ja) 端子金具の係止構造
JPH045058U (ja)
JPS5829889Y2 (ja) ヒユ−ズボツクス
JPH0224212Y2 (ja)
KR960002134Y1 (ko) 전기 컨넥터용 단자
JP2561140Y2 (ja) 電子部品のケース構造
JP3294790B2 (ja) 電気コネクタ
JP2579994Y2 (ja) 光コネクタ構造
JP2535519Y2 (ja) コネクタ
JPH0740304Y2 (ja) 電気コネクタのコンタクト保持装置
JPS5917094Y2 (ja) コネクタハウジング
JP3313315B2 (ja) ピン部材及びそれを使用するコネクタ
JP3144252B2 (ja) 電話機のモジュラジャック固定構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees