JP2778291B2 - アドレス変換レジスタ制御方式 - Google Patents

アドレス変換レジスタ制御方式

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JP2778291B2 JP3155360A JP15536091A JP2778291B2 JP 2778291 B2 JP2778291 B2 JP 2778291B2 JP 3155360 A JP3155360 A JP 3155360A JP 15536091 A JP15536091 A JP 15536091A JP 2778291 B2 JP2778291 B2 JP 2778291B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチプロセッサ計算機
システムにおけるアドレス変換レジスタ制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アドレス変換レジスタは仮想アドレスを
物理アドレスに変換するのに必要な仮想空間と物理空間
とのマッピング情報をメモリのページテーブル等からロ
ードして保持するレジスタであり、アドレス変換の高速
化のため等に使用されている。そして、従来のこの種の
アドレス変換レジスタの制御方式は、複数のプロセッサ
をマスタのプロセッサとスレーブのプロセッサとに論理
的に分け、マスタとなったプロセッサが使用しているア
ドレス変換レジスタをスレーブプロセッサに共有させ
る,或いはその共有を取り止めるというマスタ/スレー
ブ方式であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のアドレ
ス変換レジスタ制御方式によれば、マスタとなったプロ
セッサ上で動作するタスクで使用していたアドレス変換
レジスタを、スレーブプロセッサ上で動作する他のタス
クで使用することができる。
【0004】しかしながら、マスタプロセッサが単独で
他のアドレス変換レジスタを共有することはできないの
で、例えば、上記スレーブプロセッサが上記のアドレス
変換レジスタの使用を続ける限り、マスタプロセッサ上
で実行されているタスクを他のタスクに切り替え、その
タスクで別のアドレス変換レジスタを使用するといった
ことはできなかった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みて為された
ものであり、その目的は、アドレス変換レジスタについ
てより柔軟な共有制御が行えるアドレス変換レジスタ制
御方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のアドレス変換レ
ジスタ制御方式は上記の目的を達成するために、複数の
プロセッサから構成されるマルチプロセッサ計算機シス
テムにおけるアドレス変換レジスタ制御方式において、
仮想空間を部分空間に分割した際の各部分空間のアドレ
ス変換用に使用する、複数のプロセッサで共用可能な複
数のアドレス変換レジスタと、プロセッサと1対1に対
応するビット列を含むディレクトリおよび部分空間番号
レジスタを各アドレス変換レジスタ毎に備え、前記ディ
レクトリの各ビットのセット,リセットおよび前記部分
空間番号レジスタへの変換対象部分空間の番号のセット
により、前記アドレス変換レジスタの前記プロセッサへ
の割り当て状態および使用中変換対象部分空間を管理
し、各プロセッサからの要求に応じて任意のアドレス変
換レジスタの割り当てを行うアドレス変換レジスタ管理
部とを有している。
【0007】また、前記アドレス変換レジスタ管理部
は、プロセッサが使用を終えたアドレス変換レジスタに
対応するディレクトリ中のそのプロセッサに対応するビ
ットをリセットする共有ビットリセット手段と、プロセ
ッサが共用を要求した他のプロセッサで使用中のアドレ
ス変換レジスタに対応するディレクトリ中のその要求元
プロセッサに対応するビットをセットする共有ビットセ
ット手段と、プロセッサが新規割り当てを要求した未使
用のアドレス変換レジスタにアドレス変換情報をロード
し、そのアドレス変換レジスタに対応するディレクトリ
および部分空間番号レジスタのセットを行うアドレス変
換レジスタロード手段と、ディレクトリのビットのうち
セットされているビットに対応するプロセッサから、そ
のセットされているビットを含むディレクトリに対応す
るアドレス変換レジスタへのアクセスを可能にするアク
セス制御手段とを含んでいる。
【0008】
【作用】本発明のアドレス変換レジスタ制御方式におい
ては、各プロセッサと独立なアドレス変換レジスタ管理
部が、複数のプロセッサで共用可能な複数のアドレス変
換レジスタが現在どのプロセッサに割り当てられている
か或いは何れのプロセッサにも割り当てられていない空
き状態か、及び仮想空間を分割する何れの部分空間のア
ドレス変換用に使用されているかを、プロセッサと1対
1に対応するビット列を含みアドレス変換レジスタ毎に
設けられたディレクトリと同じくアドレス変換レジスタ
毎に設けられた部分空間番号レジスタとを用いて管理し
つつ、各プロセッサからの要求に応じて任意のアドレス
変換レジスタの割り当てを行う。
【0009】例えば、或るプロセッサAがアドレス変換
レジスタの新規割り当てを要求すると、アドレス変換レ
ジスタロード手段が、複数のアドレス変換レジスタの中
からそれに対応するディレクトリの全ビットがリセット
されている未使用の1つのアドレス変換レジスタを見つ
け、それにアドレス変換情報をロードし、対応するディ
レクトリのプロセッサAに対応するビットをセットし、
また対応する部分空間番号レジスタにプロセッサAが使
用する部分空間の番号をセットし、アクセス制御手段を
通じてのプロセッサAからの上記アドレス変換レジスタ
へのアクセスを可能にする。
【0010】別のプロセッサBがプロセッサAが使用し
ているアドレス変換レジスタの共用を要求すると、共有
ビットセット手段が、そのアドレス変換レジスタに対応
するディレクトリ中のプロセッサBに対応するビットを
セットし、アクセス制御手段を通じてのプロセッサBか
らの上記アクセス変換レジスタへのアクセスを可能にす
る。
【0011】上記プロセッサBが上記アドレス変換レジ
スタの使用を終えると、共有ビットリセット手段が、そ
のアドレス変換レジスタに対応するディレクトリ中のプ
ロセッサBに対応するビットをリセットする。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例のアドレス変換レ
ジスタ制御方式を適用したマルチプロセッサ計算機シス
テムの要部構成図である。
【0014】このマルチプロセッサ計算機システムは、
4つのプロセッサ1−1〜1−4と、6つのアドレス変
換レジスタ(以下、ATRと称す)2−1〜2−6と、
アドレス変換レジスタ管理部3とを含んでいる。
【0015】ATR2−1〜2−6は、仮想空間を幾つ
かの同一長の空間である部分空間に分割した際の各部分
空間のアドレス変換,すなわち仮想アドレスの物理アド
レスへの変換に使用する情報(アドレス変換情報)を保
持するレジスタであり、プロセッサ1−1〜1−4で共
用可能になっている。
【0016】アドレス変換レジスタ管理部3は、ATR
2−1〜2−6の管理を行う部分であり、制御手段3
1,管理情報部32,マスタ番号割り当て手段33,マ
スタ番号検索手段34,アドレス変換レジスタロード手
段35,共有ビットセット手段36,共有ビットリセッ
ト手段37およびアクセス制御手段38を含んでいる。
【0017】管理情報部32は、アドレス変換レジスタ
管理部3がATR2−1〜2−6を管理する際に使用す
る各種の情報を保持する部分であり、それぞれATR2
−1〜2−6に1対1に対応する、マスタ番号レジスタ
(以下、MNRと称す)4−1〜4−6と、部分空間番
号レジスタ(以下、PSRと称す)5−1〜5−6と、
共有ビットディレクトリ(以下、CBDと称す)6−1
〜6−6とを備えている。
【0018】CBD6−i(i=1〜6。以下同じ)
は、ATR2−iの割り当て状態の管理用であり、プロ
セッサ1−1,1−2,1−3,1−4と1対1に対応
する4つのビットb1,b2,b3,b4を有してい
る。本実施例では、各ビットの値によって、当該CBD
6−iに対応するATR2−iがどのプロセッサで使用
されているかを管理する。例えば、ATR2−1をプロ
セッサ1−2のみが使用している場合、CBD6−1の
ビットb2のみが論理値“1”にされ、残りのビットb
1,b3,b4は論理値“0”にされる。またATR2
−1をプロセッサ1−2,1−3が共用している場合、
CBD6−1のビットb2,b3が論理値“1”にさ
れ、残りのビットb1,b4は論理値“0”にされる。
【0019】PSR5−iは、ATR2−iの使用中部
分空間の管理用であり、ATR2−iが変換の対象とし
ている部分空間の番号を保持する。
【0020】MNR4−iは、マスタ番号の管理用であ
り、後述するマスタ番号割り当て手段33で割り当てら
れたマスタ番号を保持する。このマスタ番号は、ATR
2−iの共有や解放時等に使用される。
【0021】アクセス制御手段38は、管理情報部32
中のCBD6−iのビットのうち論理値“1”となって
いるビットに対応するプロセッサ1−1〜1−4から、
そのCBD6−iに対応するATR2−iへのアクセス
を可能にする手段である。各プロセッサ1−1〜1−4
はこのアクセス制御手段38を介してATR2−iのア
クセスを行い、仮想アドレスを物理アドレスに変換す
る。即ち、プロセッサ1−1〜1−4からの図示しない
メモリに対するアクセスでは、仮想アドレスは部分空間
番号と部分空間内のオフセットとから構成されており、
仮想アドレスから物理アドレスへの変換にはPSR5−
1〜5−6中の部分空間番号が一致し且つCBD6−1
〜6−6中のそのプロセッサに対応するビットが論理値
“1”になっているATR2−1〜2−6が使用され
る。
【0022】マスタ番号割り当て手段33は、未使用の
ATR2−iをプロセッサ1−1〜1−4に使用させる
際に、MNR4−1〜4−6で現在使われていない新た
なマスタ番号を割り当てる手段である。
【0023】マスタ番号検索手段34は、他のプロセッ
サと同じATR2−iを或るプロセッサに共有させる際
に、上記他のプロセッサに対応するビットが論理値
“1”になっているCBD6−iがあり且つ指定された
部分空間番号がセットされているPSR5−iがあるA
TR2−iを捜し、それに対応するMNR4−i中のマ
スタ番号を返却する手段である。
【0024】アドレス変換レジスタロード手段35は、
未使用のATRをプロセッサ1−1〜1−4に使用させ
る際に、ATR2−1〜2−6の中からCBD6−1〜
6−6の全ビットが論理値“0”になっている未使用の
ATR2−iを捜し、このATR2−iに図示しないメ
モリのページテーブル等からアドレス変換情報をロード
し、そのATR2−iに対応するCBD6−iのそのプ
ロセッサに対応するビットを論理値“1”にし、更に対
応するPSR5−iおよびMNR4−iに必要な部分空
間番号およびマスタ番号をセットする手段である。
【0025】共有ビットセット手段36は、他のプロセ
ッサと同じATR2−iを或るプロセッサに共有させる
際に、そのATR2−iに対応するCBD6−i中のそ
の或るプロセッサに対応するビットを論理値“1”にす
る手段である。
【0026】共有ビットリセット手段37は、或るプロ
セッサがATR2−iを使用する必要がなくなった際
に、指定されたマスタ番号がMNR4−iにセットされ
ており且つ指定された部分空間番号がPSR5−iにセ
ットされているCBD6−i中のその或るプロセッサに
対応するビットを論理値“0”にする手段である。
【0027】制御手段31は、各プロセッサ1−1〜1
−4からのATR2−1〜2−6に関する要求を受け付
け、上述の各手段33〜37を制御して、プロセッサ1
−1〜1−4間のATR2−1〜2−6の共有制御を行
う手段である。
【0028】次に、上述のように構成された本実施例の
動作を説明する。
【0029】今、ATR2−1〜2−6の使用状態が以
下のようになっている状況を想定する。
【0030】ATR2−1 プロセッサ1−1〜1−4でその部分空間番号「0」の
部分空間のアドレス変換用に共用されている。この場合
図2に示すように、ATR2−1に対応するCBD6−
1の全ビットは論理値“1”にセットされ、PSR5−
1には部分空間番号「0」がセットされている。なお、
MNR4−1にはマスタ番号「1」がセットされている
とする。
【0031】ATR2−2 プロセッサ1−1,1−2でその部分空間番号「1」の
部分空間のアドレス変換用に共用されている。この場合
図2に示すように、ATR2−2に対応するCBD6−
2のビットb1,b2のみが論理値“1”にセットさ
れ、PSR5−2には部分空間番号「1」がセットされ
ている。なお、MNR4−2にはマスタ番号「2」がセ
ットされているとする。
【0032】ATR2−3 プロセッサ1−3でその部分空間番号「1」の部分空間
のアドレス変換用に使用されている。この場合図2に示
すように、ATR2−3に対応するCBD6−3のビッ
トb3のみが論理値“1”にセットされ、PSR5−3
には部分空間番号「1」がセットされている。なお、M
NR4−3にはマスタ番号「3」がセットされていると
する。
【0033】ATR2−4 プロセッサ1−3でその部分空間番号「2」の部分空間
のアドレス変換用に使用されている。この場合図2に示
すように、ATR2−4に対応するCBD6−4のビッ
トb3のみが論理値“1”にセットされ、PSR5−4
には部分空間番号「2」がセットされている。なお、M
NR4−4にはマスタ番号「3」がセットされていると
する。
【0034】ATR2−5,2−6 何れのプロセッサ1−1〜1−4にも使用されていな
い。この場合図2に示すように、ATR2−5,2−6
に対応するCBD6−5,6−6の全ビットは論理値
“0”になっている。なお、未使用のATR2−5,2
−6に対応するPSR5−5,5−6およびMNR4−
5,4−6には、そのATR2−5,2−6が最後に使
用されていたときの値が残るが、これらの値は参照され
ることはない。
【0035】上記のような状況の下では、アクセス制御
手段38は、CBD6−1〜6−6の内容に基づき、A
TR2−1に対するプロセッサ1−1〜1−4からのア
クセス,ATR2−2に対するプロセッサ1−1,1−
2からのアクセス,ATR2−3,2−4に対するプロ
セッサ1−3からのアクセスを可能にしている。
【0036】さて、上記のような状況の下で、プロセッ
サ1−4がタスク切り換えにより他のプロセッサ1−1
〜1−3で使用していないATRをその部分空間番号
「1」のアドレス変換用に必要となった場合を想定す
る。
【0037】この場合、プロセッサ1−4は、部分空間
番号「1」およびアドレス変換情報の位置情報等を含む
新規割り当て要求をアドレス変換レジスタ管理部3に送
出する。
【0038】この要求を受けたアドレス変換レジスタ管
理部3の制御手段31は、先ず、マスタ番号割り当て手
段33を起動し、マスタ番号割り当て手段33は新たな
マスタ番号として「4」を割り当て、それを制御手段3
1に返却する。
【0039】次に制御手段31は、要求元のプロセッサ
1−4の番号,マスタ番号「4」,変換対象の部分空間
番号「1」およびアドレス変換情報の位置情報等を渡し
てアドレス変換レジスタロード手段35を起動する。
【0040】アドレス変換レジスタロード手段35は、
先ず、全ビットが論理値“0”になっているCBDに対
応するATRとして例えばATR2−5を見つけ、この
ATR2−5に上記の位置情報に従ってメモリからアド
レス変換情報をロードする。次に、ATR2−5に対応
するCBD6−5のビットb4を論理値“1”にセット
し、PSR5−5に部分空間番号「1」をセットし、M
NR4−5にマスタ番号「4」をセットする。このとき
の様子を示したのが図3である。
【0041】制御手段31はアドレス変換レジスタロー
ド手段35による上述した処理が終了すると、要求元の
プロセッサ1−4に対しマスタ番号「4」を伴う処理完
了通知を出す。これにより、プロセッサ1−4はアクセ
ス制御手段38を通じてATR2−5のアクセスが可能
になり、それを使用して部分空間番号「1」の部分空間
のアドレス変換が行える。
【0042】次に、図3の状況の下でプロセッサ1−2
がタスク切り換えによりATR2−2を使用する必要が
なくなり、その代わりにプロセッサ1−4と同じ部分空
間番号「1」のATR2−5が必要になった場合を想定
する。
【0043】この場合、プロセッサ1−2は、マスタ番
号「2」および部分空間番号「1」等を含む解放要求
と、プロセッサ1−4の番号と部分空間番号「1」等を
含む共有要求とをアドレス変換レジスタ管理部3に出
す。
【0044】アドレス変換レジスタ管理部3の制御手段
31は、先ず、解放要求を処理する。即ち、要求元のプ
ロセッサ1−2の番号とマスタ番号「2」と部分空間番
号「1」を渡して共有ビットリセット手段37を起動す
る。
【0045】共有ビットリセット手段37は、MNR4
−2にマスタ番号「2」を保持し、PSR5−2に部分
空間番号「1」を保持するATR2−2を見つけ、それ
に対応するCBD6−2中のプロセッサ1−2に対応す
るビットb2を論理値“0”にリセットする。
【0046】次に制御手段31は、共有要求を処理する
ために、先ず、部分空間番号「1」とプロセッサ1−4
の番号とを渡してマスタ番号検索手段34を起動する。
【0047】マスタ番号検索手段34は、PSR5−5
に部分空間番号「1」を保持し、CBD6−5のプロセ
ッサ1−4に対応するビットb4が論理値“1”になっ
ているATR2−5を見つけ、それに対応するMNR4
−5にセットされたマスタ番号「4」を制御手段31に
返却する。
【0048】次に制御手段31は、要求元のプロセッサ
1−2の番号とマスタ番号「4」と部分空間番号「1」
を共有ビットセット手段36に渡して起動する。
【0049】共有ビットセット手段36は、MNR4−
5にマスタ番号「4」を保持し、PSR5−5に部分空
間番号「1」を保持しているATR2−5を見つけ、そ
れに対応するCBD6−5中のプロセッサ1−2に対応
するビットb2を論理値“1”にセットする。
【0050】以上のようにしてプロセッサ1−2から出
された解放要求と共有要求とが処理されると、図3の状
態は図4のようになる。
【0051】制御手段31は以上の処理が終了すると、
要求元のプロセッサ1−2に対しマスタ番号「4」を伴
う処理完了通知を出す。これにより、プロセッサ1−2
はアクセス制御手段38を通じてATR2−2に代えて
プロセッサ1−4が使用している部分空間番号「1」の
ATR2−5の共用が可能になり、それを使用して部分
空間番号「1」の部分空間のアドレス変換が行える。
【0052】以上のようにして、本実施例ではマルチプ
ロセッサ計算機システムにおける複数のATRのより効
率的な切り替え(割り当て)を実現している。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアドレス変
換レジスタ制御方式は、複数のアドレス変換レジスタの
制御をプロセッサと独立に行い、各プロセッサからの要
求に応じた任意のアドレス変換レジスタの割り当てを可
能にしたので、従来のマスタ/スレーブ方式で見られる
ようなアドレス変換レジスタの割り当て形態は勿論のこ
と、それ以外の形態の割り当てが可能となる。
【0054】従って、最初にアドレス変換レジスタを使
用していたプロセッサ上のタスクを、他の同じアドレス
変換レジスタを使用するタスクが他のプロセッサ上で実
行されていても切り替えることができる等の効果があ
り、複数のアドレス変換レジスタを使用するマルチプロ
セッサ計算機システムの処理効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のアドレス変換レジスタ制御
方式を適用したマルチプロセッサ計算機システムの要部
構成図である。
【図2】或る時点のATR,CBD,PSR,MNRの
状態を示す図である。
【図3】図2の状態においてプロセッサ1−4がATR
2−5を使用したときの状態を示す図である。
【図4】図3の状態においてプロセッサ1−2がATR
2−2の使用を止めATR2−5を使用したときの状態
を示す図である。
【符号の説明】
1−1〜1−4…プロセッサ 2−1〜2−6…アドレス変換レジスタ(ATR) 3…アドレス変換レジスタ管理部 4−1〜4−6…マスタ番号レジスタ(MNR) 5−1〜5−6…部分空間番号レジスタ(PSR) 6−1〜6−6…共有ビットディレクトリ(CBD) 31…制御手段 32…管理情報部 33…マスタ番号割り当て手段 34…マスタ番号検索手段 35…アドレス変換レジスタロード手段 36…共有ビットセット手段 37…共有ビットリセット手段 38…アクセス制御手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサから構成されるマルチ
    プロセッサ計算機システムにおけるアドレス変換レジス
    タ制御方式において、仮想空間を部分空間に分割した際
    の各部分空間のアドレス変換用に使用する、複数のプロ
    セッサで共用可能な複数のアドレス変換レジスタと、プ
    ロセッサと1対1に対応するビット列を含むディレクト
    リおよび部分空間番号レジスタを各アドレス変換レジス
    タ毎に備え、前記ディレクトリの各ビットのセット,リ
    セットおよび前記部分空間番号レジスタへの変換対象部
    分空間の番号のセットにより、前記アドレス変換レジス
    タの前記プロセッサへの割り当て状態および使用中変換
    対象部分空間を管理し、各プロセッサからの要求に応じ
    て任意のアドレス変換レジスタの割り当てを行うアドレ
    ス変換レジスタ管理部とを含むことを特徴とするアドレ
    ス変換レジスタ制御方式。
  2. 【請求項2】 前記アドレス変換レジスタ管理部は、プ
    ロセッサが使用を終えたアドレス変換レジスタに対応す
    るディレクトリ中のそのプロセッサに対応するビットを
    リセットする共有ビットリセット手段と、プロセッサが
    共用を要求した他のプロセッサで使用中のアドレス変換
    レジスタに対応するディレクトリ中のその要求元プロセ
    ッサに対応するビットをセットする共有ビットセット手
    段と、プロセッサが新規割り当てを要求した未使用のア
    ドレス変換レジスタにアドレス変換情報をロードし、そ
    のアドレス変換レジスタに対応するディレクトリおよび
    部分空間番号レジスタのセットを行うアドレス変換レジ
    スタロード手段と、ディレクトリのビットのうちセット
    されているビットに対応するプロセッサから該セットさ
    れているビットを含むディレクトリに対応するアドレス
    変換レジスタへのアクセスを可能にするアクセス制御手
    段とを含む請求項1記載のアドレス変換レジスタ制御方
    式。
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