JP2777829B2 - 温風乾燥装置における温風温度の制御方法 - Google Patents

温風乾燥装置における温風温度の制御方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所定位置にかざした手をセンサによって感
知し、ファン及びヒータを駆動して上記手の位置に温風
を吐出する温風乾燥装置における温風温度の制御方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来より使用されている温風乾燥装置は、手を感知す
るとヒータによって加熱した空気を電動機によって回転
駆動するファンによって送気し、使用者の手の濡れ具合
に関係なく予め設定した一定の風量の温風を吐出する構
造に成っており、温風に加える熱量も終始一定であるこ
とから使用者の熱冷感が一定せず、乾燥感がすっきりし
ないものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
而るに、濡れた手に温風を吹き付けた得られる手の表
面の温度変化は、第1図に示すように、Iを水に濡れる
前の手の表面温度(約30℃)とすると、水に濡れたとき
IIで示す温度(約25℃)に降下し、ここから温風の吐出
を開始すると急速に手の表面から気化熱が奪われ、この
気化熱が温風により加えられる熱より大きい間Aは更に
手の表面温度が降下して最下温度III(約22.5℃)に達
する。手の表面の水分が蒸発して所定値を下回ると、吹
き付けられる温度の熱により手の表面温度が徐々に上昇
Bし、遂には水に濡れる前の温度Iに達し、そのまま手
をかざし続けていると、更に手の表面温度が上昇し、乾
燥を続ける。
したがって、一般に範囲Aでは吐出する温風が冷たく
感じられ、また範囲Cでは熱く感じられるため快適な乾
燥雰囲気が得られないという問題を生ずると共に、乾燥
に要する時間が長くなるものであった。
本発明は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、
乾燥時に「冷たい」又は「熱い」感じを強く与えること
なく、快適にかつ短時間で手の乾燥を行うことができる
温風乾燥装置における温風温度の制御方法を提唱するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る温風乾燥装
置における温風温度の制御方法は、かざした手に向かっ
て吐出する温風の風量と温風の温度を予め設定したプロ
グラムに沿って変化させることを要旨とするものであ
り、ファンの回転速度を無段階に可変制御可能な電動機
と、該ファンによる送気を加熱するヒータに供給する電
流を無段階に可変制御可能な電流可変手段をコントロー
ラによって可変駆動制御すると共に、該両制御信号をコ
ントローラの時間変数としたカウンタ値を基準にして予
め設定して成る時間プログラムによって制御し、該前記
カウンタのカウント開始信号を前記センサからの入力信
号としたものである。
第2図は、その方法を実現するための構成の一例を示
すブロック線図である。
図面において、9は温風吐出口13から吐出する空気を
得るため、シロッコ型ファン10を回転駆動する交流モー
タ等の電動機であり、インバータ15を介してコントロー
ラ8による出力制御を行い、回転数を無段階に変速制御
するもので、温風吐出口13からの風量が予めコントロー
ラに入力した範囲で無段階に変動する。また14は、上記
通風加熱用のヒータであり、SSR(ソリッドステートリ
レ)16を介して前記コントローラ8による位相制御を行
い、ヒータ14の発熱量を無段階に増減することにより吐
出温風の温度を「高温度」から「低温度」まで予めコン
トローラに入力した範囲で無段階に変温するように成っ
ている。前記コントローラ8には、所定位置に手がある
ことを検知するセンサ5からの入力により、カウントを
開始するタイマ81が内蔵してあり、予め設定した時間経
過(カウント)によって予め設定した温風吐出プログラ
ムを示すタイミングチャート(第3図参照)に従い制御
駆動する。
即ち、第1図のグラフとの比較において、手の表面か
らの気化熱が温風により加えられる熱より大きくなり、
「冷たく」感じられる間(以下「乾燥初期A」と称す
る)約5秒間は、吐出風量を風速20m/sから徐々に増大
して最終値30m/sにし、また吐出温風の温度を略80℃か
ら60℃まで徐々に低下する。
また、一般的な乾燥に要する間(以下「乾燥中期B」
と称する)約20秒間は、吐出風量を風速を30m/sに維持
し、また吐出温風の温度を略60℃に維持する。
更に、手の表面からの気化熱が温風により加えられる
熱より大きくなり「熱く」感じられるその後(以下「乾
燥後期C」と称する)は、吐出風量を風速を30m/sから
徐々に減少すると共に、吐出温風の温度を60℃から徐々
に低下せしめる。
なお、上記時間設定、風速、温風温度等は、本発明に
係る温風乾燥装置を実施する上での一例であり、装置の
駆動能力等に応じて適宜変様し得るものである。
〔作用〕
したがって、実際に吐出される温風の温度は、第3図
のタイミングチャートの吐出温風の温度Tによって判る
ように、乾燥初期Aの間(吐出風量の風速に比較して吐
出温風の温度が高い)で最高温度Hから徐々に低下し、
乾燥中期Bの間で中間温度Mに維持されると共に、乾燥
後期C(吐出風量の風速が減少すると共に、吐出温風の
温度も低下する)で更に徐々に低下Lするように推移す
る。
この温度制御の結果、乾燥初期Aでの冷たい感じは和
らげられ、また、乾燥後期Cでの熱い感じもなくなる。
そして乾燥中期Bにおける適正風量と温風温度を設定す
ることができるため、乾燥時間を短縮することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明に係る温風乾燥装置における温風温度の
制御方法に関する一実施例を図面に従って説明する。
第4図は、本発明の温風温度の制御装置を備えた温風
乾燥装置を示す一部欠切した縦断面図であり、1は、そ
の前面に前カバー2を取り付けて装置収容室3を構成し
た温風乾燥装置の機筐である。この装置収容室3には、
温風機ユニット4、センサユニット5、電源スイッチ
7、インバータ15及びSSR16を含むコントローラ8等の
構成装置を収容搭載して成る。上記前カバー2は、温風
機ユニット4の電動機9を収容するようにした略半円筒
状を為す装置収容室3を形成すると共に、その下方に上
記温風機ユニット4のシロッコ型ファン10を内蔵したブ
ロワケース11から連通する排気ダクト12を形成し、その
下端に温風吐出口13を形成したものである。また、該温
風吐出口13には温風吐出位置を臨むセンサユニット5を
設けると共に、機筐1内部には、電源スイッチ7に接続
した端子台(図示せず)を固設してあり、これらの構成
部材を前カバー2によって前面から被蓋する構造に成っ
ている。また本実施例では、上記コントローラ8は温風
機ユニット4のブロワケース11の外面に固設してある。
前記温風機ユニット4は、ブロワケース11に電動機9
の駆動軸に軸着したシロッコ型ファン10を回動自在に内
装し、インバータ15による出力可変によって電動機9の
回転数を無段階制御して温風吐出口13からの風量を制御
調節する。また、排気ダクト12内に設けられる通風加熱
用のヒータ14は、SSR16を介して接続してあり、コント
ローラ8による位相制御を行ってヒータ14の発熱量を無
段階に増減制御調整するように成り、吐出温風の温度を
無段階に変温することができる。
〔発明の効果〕
本発明に係る温風乾燥装置における温風温度の制御方
法は、以上のように構成したから、 (1) 乾燥初期において温風温度が高いため、手に受
ける冷たい感じがなくなり、使用感が向上する。
(2) 乾燥初期において風量が小さいため、手に付着
した水滴の飛散が少なく、壁面や衣服を汚損することが
なくなる。
(3) 乾燥後期において温風温度が低くなるため、手
に受ける熱い感じがなくなり、使用感が向上する。
等の効果を発揮するものである。
即ち、本発明に係る温風乾燥装置における温風温度の
制御方法は、かざして手に向かって吐出する温風の風量
と温風の温度を予め設定したプログラムに沿って変化さ
せることによって、使用者に極端な熱冷感を与えること
なく短時間で乾燥の目的を達成することができるもので
あり、本発明実施後の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は濡れた手に温風を吹き付けたときの手の表面の
温度変化を示すグラフ、 第2図は本発明に係る温風温度の制御方法を実現するた
めの温風乾燥装置の構成の一例を示すブロック線図、 第3図は同装置のコントローラの制御と作動温度を示す
タイミングチャート、 第4図は本発明の温風温度の制御装置を備えた温風乾燥
装置を示す一部切欠した縦断面図である。 4……温風機ユニット、5……センサユニット 8……コントローラ、9……電動機 10……ファン、13……温風吐出口 14……ヒータ、15……インバータ 16……SSR
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井手 一孝 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1 番1号 東陶機器株式会社小倉第二工場 内 (72)発明者 池田 広治 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1 番1号 東陶機器株式会社小倉第二工場 内 (56)参考文献 特開 昭62−233125(JP,A) 実開 昭60−29595(JP,U) 実開 昭61−179994(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47K 10/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定位置にかざした手をセンサによって感
    知し、ファン及びヒータを駆動して上記手の位置に温風
    を吐出する温風乾燥装置において、 ファンの回転速度を無段階に可変制御可能な電動機と、
    該ファンによる送気を加熱するヒータとに供給する電流
    を無段階に可変制御可能な電流可変手段をコントローラ
    によって可変駆動制御すると共に、 該両制御信号をコントローラの時間変数としたカウンタ
    値を基準にして予め設定して成る時間プログラムによっ
    て制御し、 該前記カウンタのカウント開始信号を前記センサからの
    入力信号としたことを特徴とする温風乾燥装置における
    温風温度の制御方法。
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