JP2777372B2 - センサ信号処理装置 - Google Patents

センサ信号処理装置

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JP2777372B2
JP2777372B2 JP63087019A JP8701988A JP2777372B2 JP 2777372 B2 JP2777372 B2 JP 2777372B2 JP 63087019 A JP63087019 A JP 63087019A JP 8701988 A JP8701988 A JP 8701988A JP 2777372 B2 JP2777372 B2 JP 2777372B2
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啓之 木原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電池で駆動するセンサ信号処理装置に関し、
特に消費電力を低くしたセンサ信号処理装置に関する。
〔従来の技術〕
最近の電子時計は本来の時刻表示機能やアラーム、ク
ロノ等の一般に利用されている機能に加えて、気圧や水
圧などの圧力や気温などの絶えず変化する物理情報をセ
ンサを用いて測定し、信号処理回路を介して表示する所
謂センサ機能を付加したものが商品化されている。
しかし前記電子時計は、回路エレメントを収納するた
めのスペースが限られており、又、小型電池を電源と
し、しかも時計としての寿命は最低でも2年間保証する
必要があるため、前記電池を兼用するセンサ機能には、
次のような制約条件がある。
すなわち第1に物理情報の測定や表示に要する電力の
消費を出来るだけ抑えて電池寿命を長くすること、第2
に表示された物理情報の信頼性を保証するために電池電
圧が測定動作を維持するための規定値以下に低下したと
きには確実に警告し電池の交換を促すこと、第3に調整
用の可変抵抗等のエレメントは出来るだけ使用せず、又
出来るだけ無調整化が望まれている。以下上記制約条件
に関する従来技術について述べる。
第2図は電池駆動の電子時計に用いられる従来のセン
サ信号処理装置の一例である。
図において、1は気圧Pに比例した気圧信号S1を出力
する気圧センサ、2は気圧センサ1に定電流を流して駆
動するセンサ駆動回路、3は気圧信号S1を増幅する増幅
回路であり、この増幅回路3には感度調整抵抗3aとオフ
セット調整抵抗3bが設けられ、それぞれ増幅率とオフセ
ットを調整できるようになっている。4は増幅回路3か
ら出力される増幅された気圧信号S′1をA/D変換し変換
データDcとして出力するA/D変換回路、5は変換データD
cをセンサ情報データDjに変換し出力するセンサ情報デ
ータ処理回路であり、マイクロコンピュータにより構成
されている。6はセンサ情報データDjに基づいて気圧値
を表示する表示装置である。
上記回路構成を有するセンサ信号処理装置は次のよう
に動作する。
気圧センサ1はセンサ駆動回路2により常時定電流駆
動されると気圧センサ1に加えられている気圧Pに比例
した気圧信号S1を出力する。気圧信号S1は増幅回路3に
より増幅されて信号S′1となり、さらにこの信号S′1
はA/D変化回路4により変換セータDcに変換される。セ
ンサ情報データ処理回路5は次に示すような所定のセン
サ特性式(1)を持っており、 Dj=a×Dc+b ……(1) 〔a,b:定数〕 変換データDcを入力し、上記センサ特性式(1)に適用
してセンサ情報データDjを算出する。算出されたセンサ
情報データDjは表示装置6に表示される。
センサ情報データDjはセンサ1に加えられている気圧
Pを表わしており、表示装置6には気圧Pが表示され
る。しかし、センサ情報データ処理回路5が持っている
センサ特性式(1)は固定されているため、気圧センサ
1の感度及びオフセットのバラツキによって気圧Pとセ
ンサ情報データDjとの対応がつかなくなってしまう。従
って、あらかじめ増幅回路3の感度調整抵抗3aおよびオ
フセット調整抵抗3bを調整する必要がある。
この調整は次のように行われる。
先ず、ある一定の気圧P1を気圧センサ1に加え、表示
装置6に示される表示値がP1になるように感度調整抵抗
3aとオフセット調整抵抗3bを調整する。次に、異なる気
圧P2を気圧センサ1に加え、表示装置6に示される表示
値がP2になるように再び感度調整抵抗3aとオフセット調
整抵抗3bを調整する。ところが、気圧P2で調整を行なう
と気圧P1でした調整がズレてしまうことになる。そこで
気圧P1とP2とについて何回も調整を繰り返しながら、気
圧P1、P2の両方とも正しく表示装置6に表示されるまで
調整を追い込んで行く。
気圧P1及び気圧P2の両方で正しく表示装置6に表示さ
れれば、気圧センサ1は線形センサであるから、気圧に
対して比例した気圧信号S1を出力することになり、すべ
ての測定範囲で正しい気圧を表示装置6に表示すること
ができるようになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べた様に従来のセンサ信号処理装置においては
物理情報を検出するセンサの出力信号を直接A/D変換回
路によって処理しているため、センサ1をセンサ駆動回
路2により常時駆動しておく必要があり、また同様に増
幅回路3も常時駆動しておく必要があるため消費電力が
多くなってしまうという問題点がある。
また、従来のセンサ信号処理装置においては、増幅回
路3に感度調整抵抗3aとオフセット調整抵抗3bとを外付
けし、これらの抵抗を上述したような方法で調整しなけ
ればならないが、上記調整を行うためには気圧P1とP2
を交互に何回も加えながら行なわなければならず、時間
が非常にかかってしまい、またこの調整作業は人手によ
らねばならないという問題点がある。さらに、感度調整
抵抗3a及びオフセット調整抵抗3bは機械的に調整するも
のであるため、非常に不安定であり、前述の方法によっ
て正しく調整しても振動により調整がズレてしまった
り、経時的に変化してしまうという問題点がある。
本発明の第1の目的は、センサ駆動回路A/D変換回路
とを異なるタイミングで動作させてセンサ駆動回路の動
作期間中にセンサ信号を保持するサンプルホールド回路
を動作させるようにしたセンサ信号処理装置を提供する
ことにある。
本発明の第2の目的は、物理情報を検出するセンサの
出力信号とセンサ情報データとの調整を容易にしたセン
サ信号処理装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、電圧検出回路が電池電圧の最
も低下した時点を検出するように制御することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるセンサ信号処理装置は、電源装置と、物
理情報を検出するセンサと、該センサを駆動するセンサ
駆動回路と、前記センサから出力するセンサ信号を入力
して信号処理するアナログ信号処理回路と、該アナログ
信号処理回路で処理されたセンサ信号をデジタル情報デ
ータに変換するA/D変換回路と、該A/D変換回路から出力
されるデジタル情報データからセンサ情報データを作成
するデータ処理回路と、前記各回路の動作を制御する制
御信号を発生する制御信号発生回路とを備えたセンサ信
号処理装置において、前記アナログ信号処理回路は、前
記センサ信号をサンプルホールドして前記A/D変換回路
に供給するためのサンプルホールド回路を備え、且つ前
記制御信号発生回路は、前記センサ駆動回路と前記A/D
交換回路とを異なるタイミングで動作させ且つ前記セン
サ駆動回路の動作期間内にサンプルホールド回路を動作
させるように制御信号を発生することを特徴とする。
〔実施例〕
第1図は本発明によるセンサ信号処理装置の一実施例
を示しており、ここに例示したセンサ信号処理装置は大
気圧を表示するように設計されたものである。以下この
図を参照して本発明を説明する。図中第2図と同じ構成
部分には同じ参照数字を付してある。
1は大気圧Pに比例した気圧信号S1を出力する気圧セ
ンサ、2は気圧センサ1に定電流を流して駆動するセン
サ駆動回路、3は気圧信号S1を増幅する増幅回路、8は
気圧信号を保持するサンプルホールド回路で、増幅され
た気圧信号S′1をそのまま出力するバッファアンプ81
と、アナログスイッチとして機能するトランスミッショ
ンゲート(TG)82と、バッファアンプ83と、信号保持用
のコンデンサ84とにより構成されている。増幅回路3と
サンプルホールド回路8とでアナログ信号処理回路100
(一点鎖線を囲んで示す)を構成している。
4はサンプルホールド回路8から出力される信号S″
1をA/D変換し変換データDcとして出力するA/D変換回路
である。5はA/D変換回路4から出力される変換データD
cを処理してセンサ情報データDjに変換するセンサ情報
データ処理回路であり、メモリ設定回路5aと、第1のメ
モリであるメモリ(A)5bと、第2のメモリであるメモ
リ(B)5cと、データ選択回路5dと、センサ特性式算出
手段であるマイクロコンピュータ5eとにより構成されて
いる。
メモリ設定回路5aは、A/D変換回路4から端子Iに入
力される変換データDcを外部から端子C1およびC2にそれ
ぞれ入力される制御信号S31またはS32に従って端子O1
たは端子O2より出力し、メモリ(A)5bまたはメモリ
(B)5cに記憶させる。
メモリ設定回路5aの端子O1より変換データDcが出力さ
れると、その変換データDcはメモリ(A)5bにメモリデ
ータDaとして記憶される。また端子O2より変換データDc
が出力されると、その変換データDcはメモリ(B)5cに
メモリデータDbとして記憶される。なお、メモリ(A)
5bおよびメモリ(B)5cは不揮発性メモリであり、メモ
リ設定回路5aにより記憶させられると電源を切ってもそ
の内容は保持されている。
データ選択回路5dはマイクロコンピュータ5eからの制
御信号により、端子I1に入力されている変換データDc
か、端子I2に入力されているメモリ(A)5bの記憶内容
であるメモリデータDaか、または端子I3に入力されてい
るメモリ(B)5cの記憶内容であるメモリデータDbかを
選択的に端子Oより出力し、マイクロコンピュータ5eに
供給するように構成されている。
9は端子電圧がVddの電池、10はこの電池9の端子電
圧Vddが給電されて定電圧Vregを発生する定電圧回路、
7は電池9の端子電圧Vddを検出する電圧検出回路であ
り、電池9と定電圧回路10と電圧検出回路7とで電源装
置200(一点鎖線で囲んで示す)を構成している。
ここで電圧検出回路7の回路構成について説明する
と、7dはN−MOSであり、ソースとバルクは基準電位Vss
に接続され、ゲートにはサンプリング信号S4が入力され
る。N−MOS7dのドレインは抵抗R1、抵抗R2を介して電
池電圧Vddに接続されている。7eはN−MOSであり、ソー
スとバルクは基準電位Vssに接続され、ゲートにはサン
プリング信号S4が入力される。
さらにN−MOS7eのドレインは抵抗R3、抵抗R4を介し
て一定電圧Vregに接続されている。7fはコンパレータで
あり、反転入力は抵抗R1と抵抗R2の接続点Aに接続され
ており、一方非反転入力は抵抗R3と抵抗R4の接続点Bに
接続されている。
7gはネガティブゴーイング・データタイプ・フリップ
フロップ(以下D−FFと略す)であり、データ入力端子
Dにはコンパレータ7fの出力が供給され、クロック入力
端子φ中にはサンプリング信号S4が入力されている。こ
のD−FF7gは電池9の端子電圧Vddが所望の検出電圧Vse
n以上ならば“0"、以下ならば“1"の電池電圧判定信号S
5を出力するようになっている。ここで、抵抗R1、R2、R
3、R4には次の関係がある。
nR1=R3 ……(2) Vsen/Vreg=n(R1+R2)/(R3+R4) ……(3) 所望の検出電圧Vsenとはアナログ信号処理回路100、
センサ情報データ処理回路5などが安定して動作する最
低の電圧として設定した電圧であり、定電圧回路10の出
力Vregにその動作マージンΔVを加えた電圧よりやや高
い電圧に設定される。
11は電池電圧判定信号S5とA/D変換終了信号S8を入力
し、センサ制御信号S6、サンプリング信号S2およびS4
A/D変換指令信号S7を発生する制御信号発生回路であ
り、この回路動作はスタートスイッチSWをONすることに
より行なわれる。この制御信号発生回路11については第
4図に詳細に示す。
6はセンサ情報データ処理回路5のマイクロコンピュ
ータ5eから出力されるセンサ情報データDjに基づいて気
圧値をデジタル表示する表示装置であり、表示部の一部
には電池9の端子電圧Vddが所望の検出電圧Vsen以下に
低下したとき点灯する警告部6aが設けられている。
次に第3図を参照して制御信号発生回路11の回路構成
を説明する。
制御信号発生回路11は基準信号(たとえば32768Hz)
を発生する発振回路11aと、基準信号を何段かに分周す
る分周回路11bと、分周回路11bの出力端子Q7、Q8、Q9
Q15から出力される異なる周波数の分周信号とA/D変換終
了信号S8を論理処理してサンプリング信号S2およびS4
センサ制御信号S6、A/D変換指令信号S7を形成するAND回
路11c、11d、OR回路11e、11f、11g、11k、ポジティブエ
ッジセットリセットフリップフロップ(以下PESR−FFと
いう)11h、11i、11jおよびインバータ11、11mにより
構成されている。PESR−FF11h、11i、11jはセット端子
Sに入力する信号の立上りエッジで出力端子Qが“H"と
なりリセット端子Rに入力する信号の立上りエッジで出
力端子Qが“L"となる。
AND回路11cは分周回路11bの出力端子Q7とQ9からの出
力の論理積をとって信号Prを出力しAND回路11dはPESR−
FF11hのQ端子出力と、分周回路11bの出力端子Q7および
Q8からの出力との論理積をとりサンプリング信号S2を作
る。一方OR回路11kは電池電圧判定信号S5とインバータ1
1mにより反転されたスタートスイッチSWのON/OFF信号と
の論理和をとってリセット信号Sreを作る。そこでOR回
路11eはAND回路11cの出力とこのリセット信号Sreとの論
理和をとりOR回路11fは分周回路11bの出力端子Q8の出力
とリセット信号Sreとの論理和をとる。
PESR−FF11hのセット端子Sは分周回路11bの出力端子
Q15に接続されリセット端子RはOR回路11eの出力端子に
接続されており、出力端子Qからセンサ制御信号S6が出
力する。
PESR−FF11iのセット端子SはPESR−FF11hの出力端子
Qに接続され、リセット端子RはOR回路11fの出力端子
に接続されており、出力端子Qから電圧検出回路7のサ
ンプリング信号S4が出力する。
PESR−FF11jのセット端子Sはインバータ11を介し
てPESR−FF11hの出力端子Qに接続され、リセット端子
RはOR回路11gの出力端子に接続されており、出力端子
QからA/D変換指令信号S7が出力する。
再び第1図にもどって本発明によるセンサ信号処理装
置の動作を第4図から第6図のタイミングチャートを用
いて説明する。
センサ信号処理動作の説明に先立ち制御信号発生回路
11の動作を説明する。
制御信号発生回路11のスタートスイッチSWがOFF状態
にあるときは、第4図に示すようにインバータ11mは
“H"を出力しているので、OR回路11kから出力する“H"
のリセット信号Sreは分周回路11bおよび各PESR−FF11
h、11i、11jに加えられるので、これらはすべてリセッ
トされてサンプリング信号S2、S4、センサ制御信号S6
A/D変換指令信号S7はすべて“L"となっている。
さて第4図に示すように、時刻t1でスタートスイッチ
SWをONすると、OR回路11kから出力されるリセット信号S
reは“L"となり、それにより分周回路11bはリセットが
解除されて分周動作を開始する。分周回路11bの出力端
子Q7、Q8、Q9、Q15からは第5図に示すような分周信号
が出力する。いまスタートスイッチSWがONしてからたと
えば0.5秒後に分周回路11bの出力端子Q15に“H"が出力
すると(第5図参照、それによりPESR−FF11hがセット
されて出力端子Qから“H"のセンサ制御信号S6が出力す
る。このセンサ制御信号S6が“L"となるのは分周回路11
bの出力端子Q7とQ9の出力がともに“H"になるときであ
る。
このセンサ制御信号S6が“H"になったことによりPESR
−FF11iがセットされその出力端子Qからは第4図に示
すように“H"のサンプリング信号S4が出力する。このサ
ンプリング信号S4が“L"となるのは分周回路11bの出力
端子Q8の出力が“H"になるときである。
一方、センサ制御信号S6が“H"である間に分周回路11
bの出力端子Q7とQ8からの出力が“H"になったとき、
“H"のサンプリング信号S2が出力する。このサンプリン
グ信号S2の持続時間は分周回路11bの出力端子Q7から
“H"出力の持続時間に等しく、サンプルホールドに要す
る時間を考慮して決定される。
センサ制御信号S6が“H"から“L"に変化したとき、PE
SR−FF11jがセットされてその出力端子Qから“H"のA/D
変換指令信号S7が出力する。このA/D変換指令信号S7はA
/D変換が終了してA/D変換回路4からA/D変換終了信号S8
が出力したとき“L"となる。
次にセンサ信号処理装置の動作を説明する。
制御信号発生回路11のスタートスイッチSWをONする
と、上述したようなタイミングでサンプリング信号S2
よびS4、センサ制御信号S6、A/D変換指令信号S7が出力
する。その結果、センサ駆動回路2から気圧センサ1に
定電流が流され、気圧センサ1はそのとき受けている気
圧に比例した気圧信号S1を出力する。気圧信号S1は増幅
回路3により定電圧回路10により発生される定電圧Vreg
を動作基準点として増幅され信号S′1としてサンプル
ホールド回路8に加えられる。
サンプルホールド回路8においては、TG82にサンプリ
ング信号S2が加えられるとTG82は閉成されるので、バッ
ファアンプ81を通過した増幅気圧信号S′1はTG82を通
過し、コンデンサ84は信号S′1の電圧レベルに等しい
電圧まで充電される。TG82の閉成時間すなわちサンプリ
ング信号S2の持続時間はサンプルホールド動作に必要な
充分な時間である。その後TG82が開放してもコンデンサ
84は充電された電圧レベルを持続し続け、バッファアン
プ83を介してホールドされた気圧信号S″1を出力す
る。
第5図からわかるように、センサ制御信号S6が“H"か
ら“L"に変化すると同時に制御信号発生回路11からA/D
変換指令信号S7が出力する。その結果A/D変換回路4は
サンプルホールド回路8から出力される気圧信号S″1
をデジタル変換データDcに変換する。
デジタル変換データDcはセンサ情報データ処理回路5
によりセンサ情報信号Djに変換されるが、ここでセンサ
情報データ処理回路5におけるセンサ特性式算出の仕方
について説明する。
まず、ある一定の気圧P1を気圧センサ1に加え、この
状態でメモリ設定回路5aの端子C1に外部から制御信号S
31を入力しA/D変換回路4から出力されている変換デー
タDcをメモリ(A)5bに記憶する。次に気圧P1と異なる
気圧P2を気圧センサ1に加え、この状態でメモリ設定回
路5aの端子C2に制御信号S32を入力しA/D変換回路4から
出力されている変換データDcをメモリ(B)5cに記憶す
る。
これは第7図に示すように、気圧P1のときの変換デー
タDcをメモリデータDaとしてメモリ(A)5bに記憶し、
気圧P2のときの変換データDcをメモリデータDbとしてメ
モリ(B)5cに記憶したことになる。すなわち、気圧セ
ンサ1の特性と、アナログ信号処理回路100の特性と
を、総合した気圧変換特性をメモリ(A)5bとメモリ
(B)5bとに記憶したことになる。
次にマイクロコンピュータ5eによるセンサ特性式の算
出について説明する。
マイクロコンピュータ5eはデータ選択回路5dの端子C
を制御して、メモリ(A)5bに記憶されているメモリデ
ータDa(気圧P1のときの変換データDc)と、メモリ
(B)5cに記憶されているメモリデータDb(気圧P2のと
きの変換データDc)を読み込み、α、βを計算しセンサ
情報信号Djを決定するための次のようなセンサ特性式を
決定する。
Dj=α×Dc+β ……(4) α=(P2−P1)/(Db−Da) β=P1−α×Da なお、このセンサ特性式のα及びβの決定は電源投入
時に前記不揮発性メモリに記憶されているメモリデータ
Da、Dbに基づいて1回だけ行なえばよい。
第5図および上記センサ特性式(4)からわかるよう
に、センサ特性式は、気圧センサ1に加わる気圧Pによ
って発生する変換データDcを表示情報としてのセンサ情
報信号Djに変換する式である。
そして一度センサ特性式(4)が決定されると、それ
以後変換データDcはデータ選択回路5dを介してマイクロ
コンピュータ5eに読み込まれ、センサ特性式(4)によ
りセンサ情報信号Dj(気圧Pを表わす)が算出される。
さて、こうして決定されたセンサ特性式を有するセン
サ情報データ処理回路5にA/D変換回路4からデジタル
変換データDcが入力されると、センサ特性式に従って演
算されたセンサ情報信号Djがマイクロコンピュータ5eか
ら出力される。表示装置6はこのセンサ情報信号Djに基
づいて気圧値(たとえば1013mb)を表示する。
次に電源装置200の電圧検出回路7の動作を説明す
る。
制御信号発生回路11のスタートスイッチSWをONしたと
きはまだサンプリング信号S4が出力されないので、N−
MOS7dもN−MOS7eもOFFしており、従ってA点の電圧は
電池電圧Vddとなっており、B点の電圧は一定電圧Vreg
となっている。それ故にコンパレータ7fの反転入力端子
の電圧は電池電圧Vdd、非反転端子の電圧は一定電圧Vre
gとなる。ここで、一定電圧Vregの電圧値は電池電圧Vdd
より低いためコンパレータ7fの出力は“L"となるが、D
−FF7gのφ端子にサンプリング信号S4が入力されないの
でD−FF7gの出力は変化しない。
その後第4図に示すように、制御信号発生回路11から
サンプリング信号S4が出力されると、N−MOS7dおよび
N−MOS7eがONする。ところが、N−MOS7dのON時の抵抗
はR1に対して充分小さいので、A点と基準電位Vssとの
間の抵抗は抵抗R1の抵抗値と同じとみなしてよく、また
N−MOS7eのON時の抵抗はR3に対して充分小さいので、
B点と基準電位Vssとの間の抵抗は抵抗R3の抵抗値と同
じとみなしてよい。
すると、この時のA点の電圧VAは VA=Vdd・R1/(R1+R2) ……(5) となりB点の電圧VBは VB=Vreg・R3/(R3+R4) ……(6) となる。ここで、式(6)は式(2)および(3)から VB=Vsen・R1/(R1+R2) ……(7) と変形できる。式(5)および(7)から、電池電圧Vd
dが検出電圧Vsenより高いときは、A点の電圧VAはB点
の電圧VBより高く、従ってコンパレータ7fの反転入力端
子の電圧が非反転端子の電圧より高くなるため、コンパ
レータ7fの出力は“L"となる。
その後サンプリング信号S4が立ち下がった時にD−FF
7gはコンパレータ7fの出力である“L"を読み込む。この
ため電池電圧判定信号S5は“L"となる。従ってこのとき
は表示装置6の警告部6aは点灯しない。
これに対して電池電圧Vddが検出電圧Vsenより低いと
きはA点の電圧VAはB点の電圧VBより低くなり、従って
コンパレータ7fの反転入力端子の電圧が非反転入力端子
の電圧より低くなる。このためコンパレータ7fの出力は
“H"となる。よって第7図に示すように、サンプリング
信号S4が立ち下がったときにD−FF7gはコンパレータ7f
の出力である“H"を読み込み、このため電池電圧判定信
号S5が“H"となる。このとき表示装置6の警告部6aが点
灯し、使用者に電池電圧の低下を警告し、電池の交換を
促す。
式(3)および(4)より電圧VAおよび電圧VBは抵抗
R1〜R4の比によって決定されることがわかる。従ってこ
れらの抵抗比がばらつけば電圧VA、VBが変化することに
なるが、半導体製造技術において周知のごとく、プロセ
ス条件により抵抗値の絶対値は変化するものの同一半導
体内に形成される複数の抵抗はレイアウトを考慮するこ
とによりその比をかなり正確にあわせることができる。
従って、本発明の電圧検出回路7のごとく同一半導体
内に作り込む抵抗の比によって検出電圧の数値決定を行
えば抵抗を調整する煩わしさをなくすことが可能であ
る。
上記実施例では本発明を大気圧表示装置に適用して説
明したが、本発明はこれに確定されるものでないことは
もちろんである。
〔発明の効果〕
上記のごとく本発明によれば、サンプルホールド回路
を設けることによってセンサの駆動時間を著しく短縮す
るとともに、そのわずかなセンサの駆動時間に電圧検出
回路を動作させることにより、電池電圧が最も低下した
時点での電池電圧を検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるセンサ信号処理装置の一実施例を
示す回路図、第2図は従来のセンサ信号処理装置の一例
を示すブロック線図、第3図は第1図に示したセンサ信
号処理装置の制御信号発生回路の一実施例を示す回路
図、第4図は主な制御信号のタイミングチャート、第5
図は制御信号および電池電圧が検出電圧以上であるとき
の出力信号のタイミングチャート、第6図は制御信号お
よび電池電圧が検出電圧以下であるときの出力信号のタ
イミングチャート、第7図はセンサ情報データ処理回路
による物理情報と変換データとの関係を説明するための
グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 21/00 G01L 9/00 G04C 10/04 G04G 1/00 315

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源装置と、物理情報を検出するセンサ
    と、該センサを駆動するセンサ駆動回路と、前記センサ
    から出力するセンサ信号を入力して、信号処理するアナ
    ログ信号処理回路と、該アナログ信号処理回路で処理さ
    れたセンサ信号をデジタル情報データに変換するA/D変
    換回路と、該A/D変換回路から出力されるデジタル情報
    データからセンサ情報データを作成するデータ処理回路
    と、前記各回路の動作を制御する制御信号発生回路とを
    備えたセンサ信号処理装置において、前記アナログ信号
    処理回路は、前記センサ信号をサンプルホールドして前
    記A/D変換回路に供給するためのサンプルホールド回路
    を備え、且つ前記制御信号発生回路は前記センサ駆動回
    路の動作期間内にサンプルホールド回路を動作させ、前
    記センサ駆動回路の動作が終了した後に前記A/D変換回
    路を動作させるように制御信号を発生し、前記電源装置
    は前記電池電圧の低下を検出する電圧検出回路を有し、
    前記制御信号発生回路は前記センサ駆動回路の動作期間
    内において前記サンプルホールド回路に対する制御信号
    に先行して、前記電圧検出回路に制御用のサンプリング
    信号を供給することにより、前記電圧検出回路が前記セ
    ンサ駆動回路の動作期間内で電圧検出を行なう事を特徴
    とするセンサ信号処理装置。
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