JP2776963B2 - 変圧器鉄心の組立方法および組立装置 - Google Patents
変圧器鉄心の組立方法および組立装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、１次コイルと２次コイルとを巻回してなる
変圧器コイルの中空部に、長方形板状の磁性材料（例え
ば珪素鋼板，アモルファス磁性合金バンド）を積層して
挿通し、該磁性材料の両端を突き合わせて環状に成形す
る変圧器鉄心の組立方法、および同組立装置に関するも
のである。
変圧器コイルの中空部に、長方形板状の磁性材料（例え
ば珪素鋼板，アモルファス磁性合金バンド）を積層して
挿通し、該磁性材料の両端を突き合わせて環状に成形す
る変圧器鉄心の組立方法、および同組立装置に関するも
のである。
従来の変圧器鉄心の組立技術については特開昭63−24
1911号公報に記載のものが知られている。
1911号公報に記載のものが知られている。
第５図は積層された鉄心１をコイル2a,2bに挿通した
状態を示している。上記の鉄心１環状に、第６図の如く
成形される。
状態を示している。上記の鉄心１環状に、第６図の如く
成形される。
第６図のVII部拡大断面図を第７図に示す。
板状磁性材料で構成されている積層鉄心１の両端1l,1
rが突き合わされる部分のギャップＧが小さいほど、接
合部での磁力線の渡りが良くなり、変圧器の性能が向上
する。
rが突き合わされる部分のギャップＧが小さいほど、接
合部での磁力線の渡りが良くなり、変圧器の性能が向上
する。
第５図に示した段階における鉄心１を構成している板
状磁性材料の両端部の拡大詳細を第８図に示す。
状磁性材料の両端部の拡大詳細を第８図に示す。
前記の公知技術においては、鉄心の組立に関して、そ
の性能を左右する突き合せ積層組立を手作業で行うた
め、突き合せ部のギャップが広がり、磁気回路の抵抗が
増加するという問題があった。さらにまたアモルファス
磁性合金製の鉄心では、前工程である鉄心の焼鈍工程に
おいて材料が脆弱となってしまうため、鉄心の割れ，欠
けが発生し、特性を低下させるという欠点があった。さ
らにまた、手作業では、手及びコイルが重量物であるた
めに２人作業となり、重ねて前述した特性低下をさける
ため、作業速度が遅くなり、組立コストの上昇をまねく
という問題があった。
の性能を左右する突き合せ積層組立を手作業で行うた
め、突き合せ部のギャップが広がり、磁気回路の抵抗が
増加するという問題があった。さらにまたアモルファス
磁性合金製の鉄心では、前工程である鉄心の焼鈍工程に
おいて材料が脆弱となってしまうため、鉄心の割れ，欠
けが発生し、特性を低下させるという欠点があった。さ
らにまた、手作業では、手及びコイルが重量物であるた
めに２人作業となり、重ねて前述した特性低下をさける
ため、作業速度が遅くなり、組立コストの上昇をまねく
という問題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し
て、アモルファス磁性合金材料から成る鉄心であって
も、その突き合せ積層作業を自動的に行え、かつ、鉄心
の突き合せギャップを最少にした高性能な鉄心を組立て
得る変圧器鉄心の組立方法及び装置を提供するにある。
て、アモルファス磁性合金材料から成る鉄心であって
も、その突き合せ積層作業を自動的に行え、かつ、鉄心
の突き合せギャップを最少にした高性能な鉄心を組立て
得る変圧器鉄心の組立方法及び装置を提供するにある。
上記の目的を達成するために創作した本発明の基本的
原理は、第５図に示した状態でコイル2a,2bに通電し
て、積層された板状磁性材料（鉄心）１を磁化し、磁力
によってその両端を相互に吸着当接せしめて第６図によ
うに接合させる。
原理は、第５図に示した状態でコイル2a,2bに通電し
て、積層された板状磁性材料（鉄心）１を磁化し、磁力
によってその両端を相互に吸着当接せしめて第６図によ
うに接合させる。
ただし、上述の磁力吸着を実用化するためには積層さ
れている多数の板状磁性材料を順次に、整然と吸着させ
る必要が有る。こうした事情を勘案して前記の原理を実
用面に適応させるための具体的構成として、本発明に係
る変圧器鉄心の組立方法は、１次コイルと２次コイルと
を巻回してなる変圧器コイルの中空部に、長方形の板状
磁性材料を積層して挿通し、該磁性材料の両端を突き合
わせて環状とする場合に、 前記長方形の板状磁性材料を積層して変圧器コイルに
挿通した状態で、該板状磁性材料をＵ字状に曲げ、 上記Ｕ字状をなした板状磁性材料の両端部が相互に接
近しないように拘束した状態で、 前記の変圧器コイルに通電して板状磁性材料を磁化
し、 前記積層された板状磁性材料の両端部の拘束を、Ｕ字
状に対向している内側から順次に解放し、 解放された板状磁性材料の両端部を磁力によって相互
に吸引，当接せしめて密着させることを特徴とする。
れている多数の板状磁性材料を順次に、整然と吸着させ
る必要が有る。こうした事情を勘案して前記の原理を実
用面に適応させるための具体的構成として、本発明に係
る変圧器鉄心の組立方法は、１次コイルと２次コイルと
を巻回してなる変圧器コイルの中空部に、長方形の板状
磁性材料を積層して挿通し、該磁性材料の両端を突き合
わせて環状とする場合に、 前記長方形の板状磁性材料を積層して変圧器コイルに
挿通した状態で、該板状磁性材料をＵ字状に曲げ、 上記Ｕ字状をなした板状磁性材料の両端部が相互に接
近しないように拘束した状態で、 前記の変圧器コイルに通電して板状磁性材料を磁化
し、 前記積層された板状磁性材料の両端部の拘束を、Ｕ字
状に対向している内側から順次に解放し、 解放された板状磁性材料の両端部を磁力によって相互
に吸引，当接せしめて密着させることを特徴とする。
また、上記の発明方法を実施するために構成した本発
明の組立装置は、 前記の積層された長方形の板状磁性材料の長方形の長
辺側の端面を接せしめて載置する平面板状のプレート
と、 上記長方形の板状磁性材料をＵ字状に曲げて支持す
る、平行な垂直面を有する１対のガイド板と、 上記Ｕ字状に曲げられた板状磁性材料の両端部が互い
に接近しないように拘束する１対の押え部材と、 上記１対の押え部材を、Ｕ字形の開方端側へ順次に移
動させる駆動手段と、 前記の変圧器コイルに通電して前記板状の磁性材料を
磁化する手段と、を設けた。
明の組立装置は、 前記の積層された長方形の板状磁性材料の長方形の長
辺側の端面を接せしめて載置する平面板状のプレート
と、 上記長方形の板状磁性材料をＵ字状に曲げて支持す
る、平行な垂直面を有する１対のガイド板と、 上記Ｕ字状に曲げられた板状磁性材料の両端部が互い
に接近しないように拘束する１対の押え部材と、 上記１対の押え部材を、Ｕ字形の開方端側へ順次に移
動させる駆動手段と、 前記の変圧器コイルに通電して前記板状の磁性材料を
磁化する手段と、を設けた。
前記の方法によれば、磁化された長方形板状の磁性材
料の両端が相互に磁力吸着によって突き合わせ接合され
る。
料の両端が相互に磁力吸着によって突き合わせ接合され
る。
かつ、拘束されている積層板状磁性材料のうちで、対
向している内側から順次に解放されるので、解放された
板状磁性材料の先端同志が順次に吸着接合せしめられ、
整然と突き合わされて接合される。
向している内側から順次に解放されるので、解放された
板状磁性材料の先端同志が順次に吸着接合せしめられ、
整然と突き合わされて接合される。
その上、磁力吸着で接合，成形されるので労力を要し
ないで自動的に行われる。
ないで自動的に行われる。
また、前記の構成よりなる装置によれば、前記の発明
方法を実施するに必要な構成部材が過不足なく揃ってい
るので、該発明方法を容易に、かつ確実に実施してその
効果を発揮させることが出来る。
方法を実施するに必要な構成部材が過不足なく揃ってい
るので、該発明方法を容易に、かつ確実に実施してその
効果を発揮させることが出来る。
第１図は本発明に係る変圧器鉄心の組立装置の１実施
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
説明の便宜上、図示の如く直交する水平２軸XYを想定
するとともに、矢印Ｘ方向を右と呼び矢印Ｘ′方向を左
と呼ぶ。
するとともに、矢印Ｘ方向を右と呼び矢印Ｘ′方向を左
と呼ぶ。
第２図は、第１図の要部を抽出して矢印Ｘ′方向に見
た側面図、第３図は同じく斜視図である。
た側面図、第３図は同じく斜視図である。
第２図に示すように、プレート10に固着されたブラケ
ット11にジャッキ12a,12bを設置し、コイル２を支持
し、プレート10上の鉄心１の自重がコイル２に掛からな
いようにする。
ット11にジャッキ12a,12bを設置し、コイル２を支持
し、プレート10上の鉄心１の自重がコイル２に掛からな
いようにする。
上記の鉄心１は、その長辺をプレート10に接せしめて
載置される。さらにプレート10には鉄心１の移動を規正
するように挟持ブロック13が鉄心１の寸法・位置に合せ
て固着してある。この挟持ブロック13には溝13aが設け
られており、Ｕ字形に曲げられた鉄心１の中央部を嵌め
合わせて該鉄心１の中央部を拘束する。コイル２から突
出している突き合せ部の鉄心1R,1Lは、鉄心1R,1Lが外側
へ倒れないようにガイド板14R,14Lでそれぞれ左右から
押えられている。ガイド14にはスライドバー15が固着し
てあり、スライドブッシュ16で摺動自在に案内されてい
る。さらにガイド板14にはシリンダロッド17の先端が取
り付けられており、ブラケット18に固着してあるシリン
ダ19で前後に移動可能となっている。ガイド14は、組立
装置３上に、鉄心１とコイル２をセットするとき、シリ
ンダロット17が収縮して間隔が広がり、作業が容易にで
きるようになつている。
載置される。さらにプレート10には鉄心１の移動を規正
するように挟持ブロック13が鉄心１の寸法・位置に合せ
て固着してある。この挟持ブロック13には溝13aが設け
られており、Ｕ字形に曲げられた鉄心１の中央部を嵌め
合わせて該鉄心１の中央部を拘束する。コイル２から突
出している突き合せ部の鉄心1R,1Lは、鉄心1R,1Lが外側
へ倒れないようにガイド板14R,14Lでそれぞれ左右から
押えられている。ガイド14にはスライドバー15が固着し
てあり、スライドブッシュ16で摺動自在に案内されてい
る。さらにガイド板14にはシリンダロッド17の先端が取
り付けられており、ブラケット18に固着してあるシリン
ダ19で前後に移動可能となっている。ガイド14は、組立
装置３上に、鉄心１とコイル２をセットするとき、シリ
ンダロット17が収縮して間隔が広がり、作業が容易にで
きるようになつている。
さらに、第１図ないし第３図で、鉄心１の開放端の押
え機構について説明する。この実施例は左右対称である
から、第３図はその左半部を描いてある。
え機構について説明する。この実施例は左右対称である
から、第３図はその左半部を描いてある。
鉄心１の開放端部は、１枚又は複数枚１組の鉄心が第
３図のようになっているので爪20の鉄心１の長手方向の
任意の位置で鉄心１を押えると、爪20により内側に近い
方の鉄心は自由に解放される。爪20にはバー21がピン22
で固着してあり、さらにバー21の他端にはスライドブロ
ック23が固着してある。スライドブロック23を貫通して
ガイドバー24が設けてあり、該ガイドバー24はコの字形
のブラケット25に固着し、スライドブロック23にはシリ
ンダロッド26の先端が取り付けられ、ブラケット25に固
着したシリンダ27によって、ガイドバー24に沿ってブラ
ケット25内を摺動自在に移動できるようになっている。
またブラケット25にはボールスクリュ30のナット31が固
着してあり、更に、スライドテーブル32に固着され、Ｖ
ガイド33で、ボールスクリュ30の軸方向に移動自在とな
っている。ボールスクリュ30の１端にはブラケット34に
固着したステッピングモータ35の回転軸が取り付けられ
ている。従ってステッピングモータ35の回転によってナ
ット31とともにスライドテーブル32に固着されたブラケ
ット25に案内されているスライドブロック23が移動し、
スライドブロック23と固着してあるバー21が移動し、爪
20が鉄心１の開放端側へ移動する。すると、鉄心１の１
枚又は複数枚を１組みとする部分が爪20の押えから外れ
て自由に開放されるようになっている。
３図のようになっているので爪20の鉄心１の長手方向の
任意の位置で鉄心１を押えると、爪20により内側に近い
方の鉄心は自由に解放される。爪20にはバー21がピン22
で固着してあり、さらにバー21の他端にはスライドブロ
ック23が固着してある。スライドブロック23を貫通して
ガイドバー24が設けてあり、該ガイドバー24はコの字形
のブラケット25に固着し、スライドブロック23にはシリ
ンダロッド26の先端が取り付けられ、ブラケット25に固
着したシリンダ27によって、ガイドバー24に沿ってブラ
ケット25内を摺動自在に移動できるようになっている。
またブラケット25にはボールスクリュ30のナット31が固
着してあり、更に、スライドテーブル32に固着され、Ｖ
ガイド33で、ボールスクリュ30の軸方向に移動自在とな
っている。ボールスクリュ30の１端にはブラケット34に
固着したステッピングモータ35の回転軸が取り付けられ
ている。従ってステッピングモータ35の回転によってナ
ット31とともにスライドテーブル32に固着されたブラケ
ット25に案内されているスライドブロック23が移動し、
スライドブロック23と固着してあるバー21が移動し、爪
20が鉄心１の開放端側へ移動する。すると、鉄心１の１
枚又は複数枚を１組みとする部分が爪20の押えから外れ
て自由に開放されるようになっている。
一方、第４図に示すように変圧器の１次コイル又は２
次コイルに電流が流れた場合、鉄心１の開放端が異なる
磁極になるようにし、さらに、制御装置（図示せず）に
より爪20が引かれて鉄心１の組み立てられる部分が解放
された瞬間にリレー40が切り変って、高抵抗R1から低抵
抗R2に切り変り、電流がｎ倍になるようにしておくこと
もできる。
次コイルに電流が流れた場合、鉄心１の開放端が異なる
磁極になるようにし、さらに、制御装置（図示せず）に
より爪20が引かれて鉄心１の組み立てられる部分が解放
された瞬間にリレー40が切り変って、高抵抗R1から低抵
抗R2に切り変り、電流がｎ倍になるようにしておくこと
もできる。
また第２図に示すようにプレート10の下方にブラケッ
ト50を固着し架台51上のベースプレート52上の軸受けブ
ロック53とを軸54で回転自在に係合し、さらにプレート
10の略中央にブラケット55を固着し、ジャッキ56のスラ
イド軸57とピン58で係合し、ジャッキ56のハンドル59を
回転することによってプレート10が軸54を中心に回転起
き上り、プレート10を０゜から90゜までの任意の角度を
とらせ、爪20の後退によって解放された鉄心がその自重
によってプレート10との間で働く摩擦力を軽減させ、鉄
心１がコイル２の励磁によって生じる磁力によって容易
に引き寄せられるようにすることもできる。
ト50を固着し架台51上のベースプレート52上の軸受けブ
ロック53とを軸54で回転自在に係合し、さらにプレート
10の略中央にブラケット55を固着し、ジャッキ56のスラ
イド軸57とピン58で係合し、ジャッキ56のハンドル59を
回転することによってプレート10が軸54を中心に回転起
き上り、プレート10を０゜から90゜までの任意の角度を
とらせ、爪20の後退によって解放された鉄心がその自重
によってプレート10との間で働く摩擦力を軽減させ、鉄
心１がコイル２の励磁によって生じる磁力によって容易
に引き寄せられるようにすることもできる。
以上のように構成された実施例の装置に、変圧器コイ
ル２に鉄心１を挿通したものを載置し、左右のガイド板
14L,14Rをシリンダ19で前進させ、さらにシリンダ27に
よってスライドブロック23を前進させ、次にステッピン
グモータ35を作動させて爪20を矢印Ｙ′方向へ移動さ
せ、シリンダ27を働かせて爪20で鉄心を押え込む。次に
第４図のようにコイル2a,2bに通電し、ステッピングモ
ータ35Lを所定量回動させ、爪20を矢印Ｙ方向へ引かせ
る。これによって鉄心１の１部は爪の拘束から解放され
る。次にステッピングモータ35Rを所定量回動させ右側
の爪20を引かせる。同様に鉄心の１部が解放され、コイ
ル2a,2bの作る磁力によってお互いに引き合い、かつ最
短距離をとろうとするため、鉄心のギャップＧは最少に
なる。この動作を制御装置（図示せず）によって繰返し
行うことによって鉄心１は全て突き合せ積層組立ができ
る。
ル２に鉄心１を挿通したものを載置し、左右のガイド板
14L,14Rをシリンダ19で前進させ、さらにシリンダ27に
よってスライドブロック23を前進させ、次にステッピン
グモータ35を作動させて爪20を矢印Ｙ′方向へ移動さ
せ、シリンダ27を働かせて爪20で鉄心を押え込む。次に
第４図のようにコイル2a,2bに通電し、ステッピングモ
ータ35Lを所定量回動させ、爪20を矢印Ｙ方向へ引かせ
る。これによって鉄心１の１部は爪の拘束から解放され
る。次にステッピングモータ35Rを所定量回動させ右側
の爪20を引かせる。同様に鉄心の１部が解放され、コイ
ル2a,2bの作る磁力によってお互いに引き合い、かつ最
短距離をとろうとするため、鉄心のギャップＧは最少に
なる。この動作を制御装置（図示せず）によって繰返し
行うことによって鉄心１は全て突き合せ積層組立ができ
る。
以上説明したように、本発明の組立装置を用いて本発
明の方法を適用すると、アモルファス合金磁性材料から
成る鉄心であっても、その突き合わせ積層作業を自動的
に行うことができ、しかも鉄心の突き合わせギャップが
最小となって高性能の変圧器鉄心を組立てることができ
る。
明の方法を適用すると、アモルファス合金磁性材料から
成る鉄心であっても、その突き合わせ積層作業を自動的
に行うことができ、しかも鉄心の突き合わせギャップが
最小となって高性能の変圧器鉄心を組立てることができ
る。
第１図は本発明方法を実施するために構成した本発明装
置の１実施例を示す斜視図である。 第２図は上記実施例の装置の要部を抽出して描いた側面
図、第３図は同じく斜視図である。 第４図は前記実施例の空気系統を示す回路図である。 第５図及び第６図は変圧器鉄心の説明図である。 第７図は第６図のVII部拡大断面図である。 第８図は、第５図に示した状態の鉄心の先端部の拡大図
である。 1,1L,1R……鉄心、2,2a,2b……コイル、10……プレー
ト、11……ブラケット、12……ジャッキ、13……挟持ブ
ロック、14……ガイド、15……スライドバー、16……ス
ライドブッシュ、17……シリンダロッド、18……ブラケ
ット、19……シリンダ、20……爪、21……バー、22……
ピン、23……スライドブロック、24……ガイドバー、25
……ブラケット、26……シリンダロッド、27……シリン
ダ、30……ボールスクリュ、31……ナッ、ト、32……ス
ライドテーブル、33……Ｖガイド、34……ブラケット、
35,35L,35R……ステッピングモータ、40……リレー、R1
……高抵抗、R2……低抵抗、Ｇ……ギャップ、50……ブ
ラケット、51……架台、52……ベースプレート、53……
軸受ブロック、54……軸、55……ブラケット、56……ジ
ャッキ、57……スライド軸、58……ピン、59……ハンド
ル。
置の１実施例を示す斜視図である。 第２図は上記実施例の装置の要部を抽出して描いた側面
図、第３図は同じく斜視図である。 第４図は前記実施例の空気系統を示す回路図である。 第５図及び第６図は変圧器鉄心の説明図である。 第７図は第６図のVII部拡大断面図である。 第８図は、第５図に示した状態の鉄心の先端部の拡大図
である。 1,1L,1R……鉄心、2,2a,2b……コイル、10……プレー
ト、11……ブラケット、12……ジャッキ、13……挟持ブ
ロック、14……ガイド、15……スライドバー、16……ス
ライドブッシュ、17……シリンダロッド、18……ブラケ
ット、19……シリンダ、20……爪、21……バー、22……
ピン、23……スライドブロック、24……ガイドバー、25
……ブラケット、26……シリンダロッド、27……シリン
ダ、30……ボールスクリュ、31……ナッ、ト、32……ス
ライドテーブル、33……Ｖガイド、34……ブラケット、
35,35L,35R……ステッピングモータ、40……リレー、R1
……高抵抗、R2……低抵抗、Ｇ……ギャップ、50……ブ
ラケット、51……架台、52……ベースプレート、53……
軸受ブロック、54……軸、55……ブラケット、56……ジ
ャッキ、57……スライド軸、58……ピン、59……ハンド
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長山 克也 東京都調布市西つつじケ丘２丁目４番１ 号 東京電力株式会社技術研究所内 (72)発明者 松浦 達吉 東京都調布市西つつじケ丘２丁目４番１ 号 東京電力株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特開 平１−289229（ＪＰ，Ａ) 特開 昭48−58341（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01F 27/24 - 27/26,41/02
Claims (11)
- 【請求項１】１次コイルと２次コイルとを巻回してなる
変圧器コイルの中空部に、長方形の板状磁性材料を積層
して挿通し、該磁性材料の両端を突き合わせて環状とす
る変圧器鉄心の組立方法において、 前記長方形の板状磁性材料を積層して変圧器コイルに挿
通した状態で、該板状磁性材料をＵ字状に曲げ、 上記Ｕ字状をなした板状磁性材料の両端部が相互に接近
しないように拘束した状態で、 前記の変圧器コイルに通電して板状磁性材料を磁化し、 前記積層された板状磁性材料の両端部の拘束を、Ｕ字状
に対向している内側から順次に開放し、 解放された板状磁性材料の両端部を磁力によって相互に
吸引，当接せしめて密着させることを特徴とする、変圧
器鉄心の組立方法。 - 【請求項２】前記の変圧器コイルの通電電流を、前記板
状磁性材料の拘束を順次に解放する度に、一時的に増加
させることを特徴とする、請求項１に記載した変圧器鉄
心の組立方法。 - 【請求項３】前記の板状磁性材料をＵ字状に曲げ、その
両端を拘束した状態から、その拘束を順次に解放する
際、該Ｕ字状に曲げられた長方形の板状磁性材料は、そ
の長方形の長辺側の端面を平滑な平板状のプレートの上
に載置して行うことを特徴とする、請求項１又は同２に
記載した変圧器鉄心の組立方法。 - 【請求項４】前記平滑な平板状プレートを、前記Ｕ字状
に曲げられた板状磁性材料のＵ字形の中心線に直交する
水平軸の回りに傾斜せしめた状態で、該Ｕ字状板状磁性
材料の両端部の拘束を解除することを特徴とする、請求
項３に記載した変圧器鉄心の組立方法。 - 【請求項５】前記の変圧器コイルと、板状の磁性材料と
をそれぞれ独立せしめて支持し、上記板状磁性材料の自
重を変圧器コイルに支持せしめないことを特徴とする、
請求項１又は同２に記載した変圧器鉄心の組立方法。 - 【請求項６】前記のＵ字状に曲げられた板状磁性材料の
両端部の拘束を順次に解除する際、該Ｕ字状に曲げられ
ている板状磁性材料の中央部を拘束しておくことを特徴
とする、請求項１又は同２に記載した変圧器鉄心の組立
方法。 - 【請求項７】１次コイルと２次コイルとを巻回してなる
変圧器コイルの中空部に、長方形の板状磁性材料を積層
して挿通し、該磁性材料の両端を突き合わせて環状に成
形する変圧器鉄心の組立装置であって、 前記の積層された長方形の板状磁性材料の長方形の長辺
側の端面を接せしめて載置する平面板状のプレートと、 上記長方形の板状磁性材料をＵ字状に曲げて支持する、
平行な垂直面を有する１対のガイド板と、 上記Ｕ字状に曲げられた板状磁性材料の両端部が互いに
接近しないように拘束する１対の押え部材と、 上記１対の押え部材を、Ｕ字形の開方端側へ順次に移動
させる駆動手段と、 前記の変圧器コイルに通電して前記板状の磁性材料を磁
化する手段と、を具備していることを特徴とする、変圧
器鉄心の組立装置。 - 【請求項８】前記の変圧器コイルに通電して磁化する装
置は、前記１対の押え部材を駆動する手段に連動せしめ
られた制御装置を備えていて、該駆動装置が押え部材を
間欠的に移動せしめる度に通電電流値を１時的に増加せ
しめられるものであることを特徴とする、請求項７に記
載した変圧器鉄心の組立装置。 - 【請求項９】前記板状磁性体を載置する平面板状のプレ
ートは、Ｕ字状に曲げられた板状磁性体のＵ字形の中心
軸に直交する水平軸によって傾動可能に支持されてお
り、かつ、上記の傾動を駆動する手段を備えていること
を特徴とする、請求項７に記載した変圧器鉄心の組立装
置。 - 【請求項１０】前記の平行な垂直面を有する１対のガイ
ド板は、相互に平行を保ちつつ接近・離間するように案
内する手段、および、接近・離間方向に往復駆動する手
段を備えていることを特徴とする、請求項７に記載した
変圧器鉄心の組立装置。 - 【請求項１１】前記板状磁性体を載置する平面板状のプ
レートと別体に、前記変圧器コイルを支持して、その上
下方向位置を調節するジャッキ手段を設けたことを特徴
とする、請求項７又は同９に記載した変圧器鉄心の組立
装置。
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|---|---|---|---|
| JP2175244A JP2776963B2 (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | 変圧器鉄心の組立方法および組立装置 |
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| US07/654,665 US5046235A (en) | 1990-07-04 | 1991-02-13 | Method of and apparatus for assembling a transformer core |
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| JP2175244A Expired - Fee Related JP2776963B2 (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | 変圧器鉄心の組立方法および組立装置 |
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