JP2773712B2 - プリンタシステム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタシステム
に係り、特に、上位装置から受信した印刷ジョブに応じ
て印刷を行うプリンタシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のネットワークサーバーに接続され
たプリンタ装置は、複数のユーザーからの印刷要求を受
ける可能性があるため、特に印字速度に関して高い印刷
能力を要求されてきた。しかしながら、単一のプリンタ
装置で印刷速度の向上を図ると装置規模が大きくなるた
め、システムの規模に応じてプリンタ装置を複数接続し
て処理する場合があった。

【０００３】また、多くのパーソナルコンピュータシス
テムでは、単一の上位装置に単一のプリンタ装置を接続
して印刷ジョブを実行するようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、ネットワークに複数のプリンタ装置を
接続して印刷の処理分散を図る場合、各端末から印刷ジ
ョブの処理先となるプリンタ装置を逐次設定しなければ
ならず、設定が煩雑となる不都合があった。また、仮に
端末が複数接続されていて、その各端末について予め定
められたプリンタ装置が割り当てられていたとしても、
各プリンタ装置の稼動率にばらつきが生じるため、複数
のプリンタ装置を有効に活用することができないという
不都合もあった。更に、単一の印刷ジョブについては、
１台のプリンタ装置しか使用しないのが通例であるた
め、１台のプリンタ装置の印刷速度を越えた印刷処理を
行うことができないという不都合もあった。

【０００５】また、上位装置とプリンタ装置とを１対１
の関係で接続することを前提とした当該上位装置では、
ある印刷ジョブを実行するとプリンタ装置が占有される
ため、該印刷処理の実行が終了するまで次の印刷ジョブ
を実行することができず、印刷処理をまとめて行う場
合、印刷処理に時間を要する不都合があった。

【０００６】

【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、印刷ジョブの振り分けをプリンタ側で行
うことで、上位装置に依存しない印刷処理分散機能を実
現するプリンタシステムを提供することを目的とする。

【０００７】また、本発明は、同一プリンタ装置をデイ
ジーチェイン接続により複数台接続することで印刷デー
タを出力する上位装置とのインターフェースを変更せず
に要求される印刷能力を実現するプリンタシステムを提
供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、上位装置から送信された印刷ジョブを
受信する上位インターフェースと、この上位インターフ
ェースで受信した印刷ジョブを一時格納するバッファ
と、下位装置に印刷ジョブを送信する下位インターフェ
ースと、印刷ジョブに基づいて印刷物を生成する印刷部
とを備え、上位インターフェースと下位インターフェー
スとを順次接続することによりデイジーチェイン接続で
きるように構成されたプリンタ装置を、複数台デイジー
チェイン接続してなる。各プリンタ装置は、自装置のバ
ッファに格納された印刷ジョブを自装置で処理するか下
位インターフェースを介し下位装置に送信するかを選択
する振分制御部を装備している。そして、これら各振分
制御部は、自装置の印刷部が稼動中の場合に，自装置の
バッファに格納された未処理の印刷ジョブを下位装置に
送信する機能を備えた、という構成を採っている。

【０００９】本発明のプリンタシステムは、下位プリン
タ装置の更に下位にプリンタ装置を接続する、いわゆる
デイジーチェイン型の接続により構成される。そして、
ホスト装置から出力された１つの印刷ジョブは、まず、
最上位のプリンタ装置で受信され、例えば、この最上位
のプリンタ装置が印刷中等で直ちに当該印刷ジョブの実
行を行うことができない場合は、受信した印刷ジョブが
そのまま下位装置に送信される。そして、最終的にはデ
イジーチェイン接続されたプリンタ装置中で、当該印刷
ジョブの受信後直ちに印刷動作を開始できるプリンタ装
置により、印刷動作が行われる。更に詳述すると、本発
明では、デイジーチェインを成す各プリンタ装置におい
て、自装置が現在印刷を遂行中であり、かつ自装置の下
位装置として他のプリンタ装置が接続されている場合
に、別の印刷ジョブを上位装置から受信した場合は、当
該受信した印刷ジョブを下位インターフェースに送信す
ることにより、デイジーチェイン接続された台数分の印
刷ジョブが並列に処理される。

【００１０】（削除）

【００１１】（削除）

【００１２】（削除）

【００１３】（削除）

【００１４】これらにより、前述した目的を達成しよう
とするものである。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図１
乃至図３に基づいて説明する。

【００１６】図１に示すプリンタ装置２は、上位装置１
から送信された印刷ジョブを受信する上位インターフェ
ース２１と、この上位インターフェース２１で受信した
印刷ジョブを一時格納するバッファ２２と、下位装置３
に印刷ジョブを送信する下位インターフェース２５と、
印刷ジョブに基づいて印刷物を生成する印刷部２４とを
備えている。上位インターフェース２１と下位インター
フェース２５は、これらを順次接続することによりデイ
ジーチェイン接続できるように構成されている。また、
プリンタ装置２は、バッファ２２に格納された印刷ジョ
ブを自装置で処理するか下位インターフェース２５を介
し下位装置３に送信するかを選択する振分制御部２３を
装備している。

【００１７】本実施形態において、振分制御部２３は、
印刷部２４が稼動中の場合に，バッファ２２に格納され
た未処理の印刷ジョブを下位装置３に送信する機能を備
えている。この図１において、符号１が示す上位装置
は、パーソナルコンピュータ等のホスト装置又はプリン
タ装置２と同一構成のプリンタ装置である。また、符号
３が示す下位装置は、プリンタ装置２と同一構成のプリ
ンタ装置である。

【００１８】これを更に詳述すると、振分制御部２３
は、マイクロコンピュータで構成され、予め準備された
制御プログラムを逐次実行することにより印刷ジョブの
振分制御を行うようになっている。ここで、振分制御部
２３の制御の詳細については後述する。また、印刷部２
４は、印刷機構のみならず、振り分けられた印刷ジョブ
を受信するバッファメモリ，印刷制御コードの展開部や
印刷処理全体を制御する印刷制御部等を装備している。

【００１９】次に、本実施形態における全体動作を図３
に基づいて説明する。

【００２０】まず、本実施形態によるプリンタ装置２
を、図２に示すように、パーソナルコンピュータ等のホ
スト装置１０を先頭として直列にｎ台接続し、デイジー
チェイン型の接続とする。ここで、最下位のプリンタ装
置２Ｐ_n の下位インターフェース２５には、ターミネー
タが接続される。

【００２１】そして、接続された全装置１０，２Ｐ₁ 〜
２Ｐ_n を稼動状態に設定し、上位装置１から印刷ジョブ
が送られると、最上位のプリンタ装置２Ｐ₁ の上位イン
ターフェース２１は、その印刷ジョブを受信し、遂次バ
ッファ２２に格納する。新しい印刷ジョブがバッファ２
２に格納されると（ステップＳ１）、振分制御部２３
は、当該印刷ジョブを自装置で処理し印刷部２４で印刷
物を生成するか、または下位装置３に送るかを判断す
る。具体的には、自装置の印刷部２４が現に稼動中か否
かを判断し（ステップＳ２）、稼動中であれば当該印刷
ジョブを下位装置３即ち第２段のプリンタ装置２Ｐ₂ に
送信すべく、下位インターフェース２５に印刷ジョブを
送る（ステップＳ３）。一方、印刷部２４が稼動してい
なければ、当該印刷ジョブを自装置で直ちに実行すべ
く、自装置の印刷部２４に印刷ジョブを送る（ステップ
Ｓ５）。一方、新たな印刷ジョブが受信されない場合，
受信した印刷ジョブの下位インターフェース２５への転
送が終了した場合及び受信した印刷ジョブの印刷部２４
への転送が終了した場合は、印刷部２４での印刷処理が
終了していなくともジョブ待ちとなる（ステップＳ
４）。そして、新たな印刷ジョブが受信された場合は、
印刷部２４が稼動中か否かに拘らず、新たにステップＳ
１からの処理が実行される。

【００２２】この際、プリンタ装置２Ｐ₁ は、印刷部２
４において印刷処理が実行中であっても、ホスト装置１
０から出力された印刷ジョブをバッファ２２に受信した
直後に、当該ホスト装置１０の「ジョブ処理待ち」を解
除して次の印刷ジョブの出力を可能とするための制御コ
ードを返送するようになっている。

【００２３】これによると、例えば、ホスト装置１０か
ら立て続けに３種の印刷ジョブが出力された場合は、第
１の印刷ジョブが第１段のプリンタ装置２Ｐ₁ で処理さ
れ、第２の印刷ジョブが第２段のプリンタ装置２Ｐ₂ で
処理されると共に、第３の印刷ジョブが第３段のプリン
タ装置２Ｐ₃ で並列処理される。そして、ホスト装置１
０から第４の印刷ジョブが出力された時に、第１段のプ
リンタ装置２Ｐ₁ で先の第１の印刷ジョブに基づく印刷
処理が終了していれば、第４の印刷ジョブは第１段のプ
リンタ装置２Ｐ₁ で処理されることとなる。

【００２４】このように、本実施形態によれば、振分制
御部２３が、受信した印刷ジョブを自装置で処理する
か、下位のプリンタ装置に送信するかを判断するので、
当該プリンタ装置２を複数台、デイジーチェイン型に接
続して使用することで、パーソナルコンピュータ等のホ
スト装置が印刷ジョブを複数のプリンタに振り分ける能
力を備えていなくとも、印刷ジョブ毎の複数のプリンタ
装置への振り分けを行うことができるから、単一のプリ
ンタ接続端子しか備えておらず、ホスト装置とプリンタ
装置とを１対１で接続することを前提とした既存の上位
装置に接続するだけで、ジョブ処理のための待ち時間を
解消した並列同時印刷処理を実現できるようになり、高
速な印刷処理を行うことができる。

【００２５】ここで、ホスト装置からは、本実施形態の
プリンタ装置によって構成されたデイジーチェイン型の
システム全体を、単一のプリンタ装置と同様に取り扱う
ことができる。また、プリンタの接続台数は、必要とさ
れる印刷装置速度にあわせて構成することができる。

【００２６】ここで、本実施形態によらず、デイジーチ
ェインをなす最上位のプリンタ装置をＬＡＮ等のネット
ワークと接続可能に構成しても良い。この場合、当該ネ
ットワーク上に接続された複数のサーバ装置は、特に印
刷ジョブの処理先を選択する必要はなく、全てのサーバ
が単一の印刷装置即ちデイジーチェインをなす最上位の
プリンタ装置に印刷ジョブを送信することにより、自動
的に複数のプリンタ装置を無駄無く稼動させた並列同時
印刷処理を実現することができる。また、デイジーチェ
イン接続される各プリンタ装置は、全く同一の構成であ
る必要はなく、それらの上位インターフェースと下位イ
ンターフェースは同一で無くとも互換性があれば良い。

【００２７】次に、本発明の他の実施形態を図４乃至図
５に基づいて説明する。

【００２８】図４に示すプリンタ装置１２は、上位装置
１１から送信された印刷ジョブを受信する上位インター
フェース１２１と、この上位インターフェース１２１で
受信した印刷ジョブを一時格納するバッファ２２と、下
位装置１３に印刷ジョブを送信する下位インターフェー
ス１２５と、印刷ジョブに基づいて印刷物を生成する印
刷部１２４とを備えている。上位インターフェース１２
１と下位インターフェース１２５は、これらを順次接続
することによりデイジーチェイン接続できるように構成
されている。また、プリンタ装置１２は、バッファ２２
に格納された印刷ジョブを自装置で処理するか下位イン
ターフェース１２５を介し下位装置１３に送信するかを
選択する振分制御部１２６を装備している。

【００２９】本実施形態において、下位インターフェー
ス１２５は、下位装置１３から出力される情報の取得が
可能な双方向の入出力インターフェースとして構成され
ている。また、振分制御部１２６は、下位装置１３から
取得した情報に基づいて当該下位装置１３のデイジーチ
ェイン接続台数を認識する台数認識機能と、バッファ２
２に格納された１印刷ジョブを下位装置１３の接続台数
に応じてページ単位で分割するジョブ分割機能とを備え
ている。そして、ページ単位で分割した印刷ジョブをデ
イジーチェイン接続された複数の下位装置１３に分配送
信するようになっている。

【００３０】これを更に詳述すると、本実施形態におい
て、上位インターフェース１２１も、下位インターフェ
ース１２５と同様に入出力インターフェースとして構成
されている。また、振分制御部１２６は、上述したよう
に下位装置１３から取得した情報に基づいて自装置の下
位側に接続されているプリンタ装置の台数を認識する台
数認識機能に加え、この認識した台数に１台加えた台数
を情報として上位装置１１に送信する機能を備えてい
る。例えば、下位装置１３から取得した台数の情報が
「３台」であれば、これに自装置分の１台を加えた情報
「４台」を上位インターフェース１２１を介して上位装
置１１に送信するようになっている。その他の構成は上
述した実施形態と同一となっている。

【００３１】次に、本実施形態の全体動作を図５に基づ
いて説明する。

【００３２】まず、本実施形態によるプリンタ装置を、
図５に示すように、パーソナルコンピュータ等のホスト
装置１０を先頭として直列にｎ台接続し、デイジーチェ
イン型の接続とする。ここで、最下位のプリンタ装置２
Ｓ_n の下位インターフェース１２５には、ターミネータ
が接続される。以下の説明において、デイジーチェイン
をなす各プリンタ装置２Ｍ，２Ｓ₁ 〜２Ｓ_n は同一構成
のもので良いが、便宜上、最上位のプリンタ装置を「マ
スター装置」といい、このマスター装置より下位に接続
されたプリンタ装置をすべて「スレーブ装置」と呼称す
る。ここで、自装置がマスター装置であるかスレーブ装
置であるかは、ディップスイッチやメモリスイッチ等の
設定によって認識できるようにしても良い。

【００３３】そして、デイジーチェイン接続された各装
置を稼動状態に設定すると、マスター装置であるプリン
タ装置２Ｍは、電源投入時に下位に何台のプリンタ装置
が接続されているかを認識するため、下位インターフェ
ース１２５を使用して下位のスレーブ装置２Ｓ₁ に問い
合わせを行う。この問い合わせは、配列システムの下位
に順次伝播し、最下位のスレーブ装置２Ｓ_n からそれぞ
れの上位装置１１に順次台数情報が送信されてゆく。そ
して、最終的にマスター装置２Ｍに全スレーブ装置２Ｓ
₁ 〜２Ｓ_n の台数が報告される。マスター装置２Ｍが台
数を認識した後、各スレーブ装置２Ｓ₁ 〜２Ｓ_n は、自
装置をプリンタ装置配列システム中で一義的に識別する
ための識別子をそれぞれ設定する。例えば、それは自装
置の下位に接続されている下位装置の台数をそのまま識
別番号とすることができ、その情報は自装置１２の下位
装置１３からそれぞれ取得される台数情報に基づいて設
定される。

【００３４】そして、ホスト装置１０からマスター装置
２Ｍに印刷ジョブが送信されると、当該マスター装置２
Ｍの上位インターフェース１２１は、その印刷ジョブを
受信し、遂次バッファ２２に格納する。新しい印刷ジョ
ブがバッファ２２に格納されると、振分制御部１２６
は、印刷ジョブをページ単位に分解し、配列内のスレー
ブ装置２Ｓ₁ 〜２Ｓ_n の接続台数に応じて振り分ける。
そして、スレーブ装置２Ｓ₁ 〜２Ｓ_n に印刷させるペー
ジの制御コード（分割した印刷ジョブ）に、それぞれ印
刷を担当すべきスレーブ装置２Ｓ₁ 〜２Ｓ_n を識別する
ための識別子をへッダーとして付加し、下位インターフ
ェース１２５を介して送信する。一方、マスター装置２
Ｍ自身で処理するページの制御コードは、振分制御部１
２６から、印刷部２４へ送られる。下位のスレーブ装置
２Ｓ₁ 〜２Ｓ_n では、自装置の識別子を持つ印刷ジョブ
（ページの制御コード）だけが自装置の印刷部２５へ送
られ、それ以外の印刷ジョブは、下位インターフェース
１２５を介して、すべて下位装置１３へ送られてゆく。

【００３５】これによると、例えば、ホスト装置１０に
接続されたプリンタ装置１２の数がマスター装置とスレ
ーブ装置とを合わせて５台であるとし、ホスト装置１０
から１００ページからなる印刷物を印刷するための１印
刷ジョブが出力された場合、例えば、マスター装置２Ｍ
では１ページから２０ページまで，スレーブ装置２Ｓ₁
では２１ページから４０ページ，…，スレーブ装置２Ｓ
₄ では８１ページから１００ページ、というように１印
刷ジョブで印刷すべきページが各装置に分割され並列に
同時印刷される。

【００３６】このように、本実施形態によれば、振分制
御部１２６が、下位装置の接続台数に応じて印刷ジョブ
をページ単位で分割し各下位装置に送信するので、印刷
ジョブが１つの場合であっても、これを更にページ単位
に分割し、その処理を配列システム内の各プリンタ装置
で分散処理するので、単一のプリンタ装置で処理をする
よりも、印刷結果を数倍迅速に得ることができる。

【００３７】ここで、上記各実施形態によらず、振分制
御部が、印刷部が稼動中の場合にバッファに格納された
未処理の印刷ジョブを下位装置に送信する機能と、下位
装置から取得した情報に基づいて当該下位装置のデイジ
ーチェイン接続台数を認識する台数認識機能と、バッフ
ァに格納された１印刷ジョブを下位装置の接続台数に応
じてページ単位で分割するジョブ分割機能と、ページ単
位で分割した印刷ジョブをデイジーチェイン接続された
複数の下位装置に分配送信する機能との全てを備え、例
えば、デイジーチェイン接続されたプリンタ装置が５台
あるところ、ホスト装置から出力された第１の印刷ジョ
ブが３枚の印刷物を印刷するものであって、第２の印刷
ジョブが４０枚の印刷物を印刷するものである場合、３
台のプリンタ装置で第１の印刷ジョブによる印刷物を１
枚ずつ印刷すると共に、残り２台のプリンタ装置で、第
２の印刷ジョブによる印刷物を２０枚ずつ印刷するよう
に構成しても良い。

【００３８】

【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、プリンタ装置を複数台、デイジ
ーチェイン型に接続して使用することで、パーソナルコ
ンピュータ等の上位装置が印刷ジョブを複数のプリンタ
に振り分ける能力を備えていなくとも、印刷ジョブ毎の
複数のプリンタ装置への振り分けを行うことができるか
ら、単一のプリンタ接続端子しか備えておらず、ホスト
装置とプリンタ装置とを１対１で接続することを前提と
した既存の上位装置に接続するだけで、ジョブ処理のた
めの待ち時間を解消した並列同時印刷処理を実現できる
ようになり、高速な印刷処理を行うことができる、とい
う従来にない優れたプリンタシステムを提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態におけるプリンタ装置の構
成を示すブロック図である。

【図２】図１に示すプリンタ装置をｎ台デイジーチェイ
ン接続した配列システムを表す構成図である。

【図３】図２に示す実施形態の全体動作を説明するフロ
ーチャートである。

【図４】本発明の他の実施形態におけるプリンタ装置の
構成を示すブロック図である。

【図５】図４に示すプリンタ装置をｎ台デイジーチェイ
ン接続した配列システムを表す構成図である。

【符号の説明】

１，１１ 上位装置 ２，１２ プリンタ装置 ３，１３ 下位装置 ２１，１２１ 上位インターフェース ２２ バッファ ２３，１２６ 振分制御部 ２４ 印刷部 ２５，１２５ 下位インターフェース

フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B41J 29/38 B41J 5/30 G06F 3/12

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上位装置から送信された印刷ジョブを受
   信する上位インターフェースと、この上位インターフェ
   ースで受信した印刷ジョブを一時格納するバッファと、
   下位装置に前記印刷ジョブを送信する下位インターフェ
   ースと、前記印刷ジョブに基づいて印刷物を生成する印
   刷部とを備え、前記上位インターフェースと下位インタ
   ーフェースとを順次接続することによりデイジーチェイ
   ン接続できるように構成されたプリンタ装置を、複数台デイジーチェイン接続してなるプリンタシステム
   において、 前記デイジーチェイン接続された各プリンタ装置が、自
   装置の 前記バッファに格納された印刷ジョブを自装置で
   処理するか前記下位インターフェースを介し下位装置に
   送信するかを選択する振分制御部をそれぞれ装備し、 この各々の振分制御部は、自装置の前記印刷部が稼動中
   の場合に，前記バッファに格納された未処理の印刷ジョ
   ブを前記下位装置に送信することを特徴としたプリンタ
   システム。