JP2003067158A - プリンタシステム - Google Patents

プリンタシステム

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JP2003067158A
JP2003067158A JP2001254060A JP2001254060A JP2003067158A JP 2003067158 A JP2003067158 A JP 2003067158A JP 2001254060 A JP2001254060 A JP 2001254060A JP 2001254060 A JP2001254060 A JP 2001254060A JP 2003067158 A JP2003067158 A JP 2003067158A
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engine
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print server
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Application number
JP2001254060A
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English (en)
Inventor
Takehiro Hosokawa
武博 細川
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NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Solution Innovators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高額な設備費用を必要とせず、また、システ
ムに取り入れる場合のレイアウトの制限や、OSによる
制限を受けることがないプリンタシステムを提供する。 【解決手段】 印刷データに基づき印刷出力を行うプリ
ンタエンジン20を複数備えたプリンタシステムにおい
て、各プリンタエンジン20の印刷出力動作を、1個の
コントローラ17により集中制御する。コントローラ1
7は、プリンタエンジン20と切り離されて、プリント
サーバ11に備えられている。コントローラ17とプリ
ンタエンジン20は、LAN(local area
network)を介して互いに接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタシステ
ムに関し、特に、コントローラによりプリンタエンジン
の動作を制御して、印刷を実行するプリンタシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内蔵されたコントローラにより、
ホストコンピュータからの印刷データを基に描画イメー
ジを作成し、プリンタエンジンの動作を制御して、その
データの印刷を実行させるプリンタ装置が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各プリ
ンタ装置毎にコントローラが内蔵されていると、多量の
プリンタ装置を導入するシステムの場合、その数によっ
ては設備費用がかなり高額なものになってしまうことに
なる。
【0004】コントローラは、プリンタ装置の稼働時に
必要とするものであるが、全てのプリンタ装置が常時稼
動しているわけではないので、全てのプリンタ装置にコ
ントローラが内蔵されている必要はなく、そのシステム
での稼動状況に合わせて、処理しきれる最低数のコント
ローラがあれば十分である。
【0005】また、通常、このようなコントローラを内
蔵する構成のプリンタ装置をシステムに取り入れる場
合、その接続に専用のインタフェースが用いられること
から、そのレイアウトが制限されてしまう。
【0006】更に、ホストコンピュータにより、ソフト
ウエア的にネットワーク上のプリンタ出力を制御、管理
するものは存在するが、その場合、十分な機能や性能を
発揮できない可能性がある。それは、OS(opera
ting system)とプリンタのインタフェース
やOS自身の仕様による制限を受けるためである。
【0007】この発明の目的は、高額な設備費用を必要
とせず、また、システムに取り入れる場合のレイアウト
の制限や、OSによる制限を受けることがないプリンタ
システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るプリンタシステムは、印刷データに
基づき印刷出力を行うプリンタエンジンを複数備えたプ
リンタシステムにおいて、前記各プリンタエンジンの印
刷出力動作を、1個のプリンタ制御部により集中制御す
ることを特徴としている。
【0009】上記構成を有することにより、印刷データ
に基づき印刷出力を行うプリンタエンジンを複数備えた
プリンタシステムは、各プリンタエンジンの印刷出力動
作が、1個のプリンタ制御部により集中制御される。こ
れにより、高額な設備費用を必要とせず、また、システ
ムに取り入れる場合のレイアウトの制限や、OSによる
制限を受けないようにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0011】図1は、この発明の一実施の形態に係るプ
リンタシステムの概略構成を示すブロック図である。図
1に示すように、プリンタシステム10は、プリント制
御部であるコントローラを備えるプリントサーバ11
と、コントローラを備えないプリンタ12からなり、印
刷を行うための最小限の構成を有している。プリントサ
ーバ11とプリンタ12は、ホストコンピュータ(P
C)13が接続された既存のLAN(local ar
ea network)14を介して互いに接続されて
いる。
【0012】プリントサーバ11は、信号変換部15、
エンジンインタフェース(エンジンI/F)16及びコ
ントローラ17を有し、プリンタ12は、信号変換部1
8、エンジンI/F19及びプリンタエンジン20を有
している。
【0013】このプリントサーバ11は、エンジンI/
F16により、プリンタエンジン20と通信し、信号変
換部15により、その描画イメージ及び制御信号を既存
のLAN14に乗せて通信する。更に、プリントサーバ
11は、ホストコンピュータ13からの印刷データに基
づき、プリンタエンジン20での描画イメージを作成
し、制御信号によりプリンタエンジン20に印刷を実行
させる。
【0014】一方、プリンタ12は、プリントサーバ1
1から送信されたネットワーク上のデータを、信号変換
部18により、再び、プリンタエンジン20が認識可能
な制御信号及び描画イメージに復元し、エンジンI/F
19により、その信号及び描画イメージをプリンタエン
ジン20に転送する。プリンタエンジン20は、受信し
た制御信号と描画イメージに基づき、印刷用紙の上に物
理的に印刷出力を行う。
【0015】このプリンタシステム10において、ホス
トコンピュータ13で印刷処理を実行すると、印刷デー
タはプリントサーバ11に送信される。ここで、印刷デ
ータは、ホストコンピュータ13のプリンタドライバに
より既にPDL(プリンタ記述言語)に変換されてい
る。
【0016】プリントサーバ11は、印刷データを受信
すると、コントローラ17において、プリンタエンジン
20で印刷処理が実行できるように描画イメージに展開
する。コントローラ17で描画イメージの作成が完了
し、プリンタエンジン20への送信準備が完了すると、
制御信号を送信するための通信の確立を行う。コントロ
ーラ17とプリンタエンジン20の間の通信は、エンジ
ンI/F16及びエンジンI/F19を通して行われ
る。
【0017】先ず、エンジンI/F16は、エンジンI
/F19との間でLAN14上の通信の確立を行うため
に、信号変換部15に対して指示を出す。すると信号変
換部15は、任意の通信プロトコルに基づき、プリンタ
12の信号変換部18との間に通信を確立する。
【0018】そして、信号変換部18が、エンジンI/
F19に対して通信が確立したことの通知を行うと、プ
リントサーバ11のエンジンI/F16とプリンタ12
のエンジンI/F19の間に通信が確立される。これ
で、コントローラ17は、エンジンI/F16及びエン
ジンI/F19を通して、プリンタエンジン20に対し
制御信号及び描画イメージを送信できる状態となる。
【0019】次に、制御信号を送信する手順であるが、
コントローラ17から送信された制御信号は、エンジン
I/F16を通し信号変換部15において、電気的なパ
ルス信号からLAN14上で通信可能なデータに変換さ
れ、任意の通信プロトコルによりプリンタ12へと送信
される。一方、描画イメージに関しては、元々LAN1
4上で通信可能なデータとして扱われているため、信号
変換部15における特別な変換作業を必要としない。
【0020】プリントサーバ11より送信されたデータ
は、既存のLAN14を通りプリンタ12に受信され
る。受信されたデータは、コントローラ17からの制御
信号である場合、信号変換部18においてパルス信号へ
と復元される。描画イメージに関しては、送信側と同様
に、特に処理を必要としない。
【0021】このようにして復元された制御信号や転送
されてきた描画イメージは、エンジンI/F19を通し
プリンタエンジン20へと転送される。
【0022】以上の手順で、プリントサーバ11のコン
トローラ17の指示が、プリンタ12のプリンタエンジ
ン20に届き、ホストコンピュータ13からの印刷要求
に基づいて、コントローラ17によりプリンタエンジン
20の印刷出力動作が制御されることで、プリンタ12
からの印刷出力を実現することができる。
【0023】なお、コントローラ17がプリンタエンジ
ン20の作動を制御し、目的の印刷結果を得るための手
順は、コントローラ17とプリンタエンジン20が一体
となった通常のプリンタと同様である。
【0024】図2は、複数のプリンタを有するプリンタ
システムのブロック図である。図2に示すように、LA
N14上には、複数のプリンタ12が接続されており、
コントローラ17は、同時に複数のプリンタエンジン2
0の制御を行うことができる。図2においては、3個の
プリンタ12a,12b,12cが接続され、3個のプ
リンタエンジン20a,20b,20cの制御が行われ
る例を示す。
【0025】プリントサーバ30は、信号変換部15、
エンジンI/F16、コントローラ17に加え、プリン
タ情報31を有している。このプリンタ情報31は、L
AN14上に接続されている各プリンタ12a〜12c
のネットワークアドレスやエンジン特徴等、各種情報の
データベースであり、コントローラ17が、各プリンタ
とネットワーク通信を確立するときや機能選択を行うと
き等に参照される。
【0026】プリンタ情報31の取得については、運用
前に、予めユーザがプリントサーバ30にデータを登録
することにより、若しくは運用中に、プリントサーバ3
0の信号変換部15からのブロードキャストにより、各
プリンタ12a〜12cの信号変換部18a〜18cか
ら情報を収集し、それをコントローラ17に返してプリ
ンタ情報31に登録する等の方法が考えられる。このプ
リンタ情報31については、接続されているプリンタ1
2が一台の場合にも、当然適用される。
【0027】上述した3個のプリンタ12a,12b,
12cを有するシステム(図2参照)のホストコンピュ
ータで、例えば、1000ページに及ぶドキュメント
(文書)の印刷を行う場合を説明する。
【0028】LAN14を介して、ホストコンピュータ
からの印刷データを受け付けたコントローラ17は、印
刷データを描画イメージに展開すると同時に、処理に要
するであろう時間を見積もる。
【0029】コントローラ17は、プリンタ情報21に
より、何台のプリンタが接続され使用可能であるかを予
め把握している。そして、処理時間を見積もると、各プ
リンタ12a〜12cの内、何台のプリンタを使って印
刷処理を実行するかを判断する。この判断は、予めユー
ザにより設定された任意の閾値をもとに行っても良い
し、コントローラ17に予め設定されているものを用い
ても良い。
【0030】例えば、3台のプリンタ12a〜12c全
ての使用が必要と判断されたとすると、コントローラ1
7は、どのプリンタに何を出力させるかを決定する。決
定は、例えば、ドキュメントの1〜300ページ目迄を
プリンタ12aに、301〜600ページ目迄をプリン
タ12bに、601〜1000ページ目迄をプリンタ1
2cに、それぞれ出力させることとする。
【0031】決定後、コントローラ17は、プリンタ情
報31のネットワークアドレス情報を用いて、エンジン
I/F16とプリンタ12aのエンジンI/F19a間
の通信を確立させる。通信が確立すると、コントローラ
17は、プリンタエンジン20aを制御して印刷処理を
実行させることができるようになる。
【0032】印刷処理が実行されて、先ず、プリンタ1
2aに対しドキュメントの300ページ目迄の描画イメ
ージを転送する処理が行われる。そこまで行うと、プリ
ンタエンジン20aでの描画処理は開始されるので、コ
ントローラ17はプリンタ12aとの通信を一度切断す
る。
【0033】次に、コントローラ17は、プリンタ12
bとの通信を確立し、プリンタ12bに対し301〜6
00ページ目迄の印刷処理を実行させ、最後に、プリン
タ12cに対し601〜1000ページ目迄の印刷処理
を実行させる。
【0034】各プリンタ12a〜12cに対して順次描
画イメージを送信した後、通信は一時的に切断される
が、その後は、各プリンタ12a〜12cのプリンタエ
ンジン20a〜20cからコントローラ17に対しての
レスポンスの発生時や、逆にコントローラ17から各プ
リンタエンジン20a〜20cへの制御信号が発生する
タイミングで、通信の接続と切断を行う。これにより、
特定のプリンタに対し占有する状態にはならない。
【0035】このように、複数のプリンタ(この例で
は、3個)に処理の負荷を分散させることにより、ドキ
ュメントの印刷に要する全体の処理時間を短縮すること
ができる。
【0036】また、コントローラ17では、負荷分散を
目的とする他、複数の中から任意のプリンタを指定して
印刷を行わせることもできる。例えば、特別な帳票用紙
が給紙されているプリンタ12cを使って印刷出力を行
いたい場合、コントローラ17は、選択的にプリンタ1
2cに接続して通信を行い、プリンタエンジン20cを
動作させることができる。
【0037】図3は、複数のプリントサーバを備えるプ
リンタシステムのブロック図である。図3に示すよう
に、このプリンタシステムは、複数のプリントサーバと
複数のプリンタを備えている。この例では、2個のプリ
ントサーバ35a,35bを備えており、それぞれ信号
変換部15a,15b、エンジンI/F16a,16
b、コントローラ17a,17bを有している。
【0038】2個のプリントサーバ35a,35bの一
方は、コントローラ17aに接続された印刷待ちバッフ
ァ36を有しており、プリントサーバ35aのコントロ
ーラ17aと、プリントサーバ35bのコントローラ1
7bは接続され、お互いに直接通信が行える状態となっ
ている。
【0039】このように、複数のプリントサーバを備え
ることにより、多数のホストコンピュータからの印刷が
集中する環境においても対応することができる。つま
り、多数のホストコンピュータからの印刷要求に対する
処理を1台のコントローラ17で行おうとした場合、当
然、処理負荷の増大による性能低下が心配されるが、そ
のような場合、プリントサーバを増設して2個のプリン
トサーバ35a,35bとし、それぞれのコントローラ
17を並列処理させることで、最適な処理環境を実現す
ることができる。
【0040】ここで、複数のホストコンピュータから、
ドキュメントAとドキュメントBという2つのドキュメ
ントの印刷要求が同時に発生したとする。2個のプリン
トサーバ35a,35bのうちプリントサーバ35aが
メインで動作しており、ホストコンピュータからの印刷
データは、1次的には全て印刷待ちバッファ36を備え
るプリントサーバ35aが受け付ける。
【0041】印刷待ちバッファ36は、ホストコンピュ
ータからの印刷ジョブを一時的に保管しておく領域であ
り、そこで一時的に保管することにより、随時ジョブの
受付が可能となる。この場合、ドキュメントAが先に受
け付けられ、コントローラ17aにより、プリンタ12
aを使用して印刷処理が開始されているものとする。
【0042】コントローラ17aは、自分自身は既にド
キュメントAの処理中であるため、ドキュメントBの処
理を、現在の空きプリンタの情報と共にプリントサーバ
35bのコントローラ17bに指示する。プリンタの情
報は、前述したプリンタ情報21(図2参照)を用い
る。
【0043】コントローラ17aとコントローラ17b
は、お互いに非同期で動作可能であり、同時に処理を実
行することができる。コントローラ17aは、接続され
ているコントローラの数に応じて、印刷待ちバッファ3
6の待ちジョブの処理を各コントローラに割り振るが、
割り振りを発生させる閾値や割り振りの順番等、スケジ
ューリングの方法は、ユーザにより設定可能である。
【0044】図4は、プリントサーバと各プリンタのエ
ンジンI/Fを接続した状態を説明するブロック図であ
る。図4に示すように、複数のプリンタ12a,12
b,…を有する場合、プリントサーバ11のエンジンI
/F16と、各プリンタ12a,12b,…のエンジン
I/F19a,19b,…を、専用の信号線37で接続
する。
【0045】これにより、コントローラ17は、各プリ
ンタエンジン20a,20b,…(図2参照)に、制御
信号を変換することなくパルス信号のまま送信すること
ができる。
【0046】その結果、LAN14を経由した操作に比
べ、処理速度を高めることができる。この場合、各プリ
ンタ12a,12b,…の配置レイアウトの自由度を失
うことになるが、処理速度を優先するか、或いは配置レ
イアウトの自由度を優先するか、運用環境に合わせた選
択を行えばよい。
【0047】図5は、この発明の他の実施の形態に係る
プリンタシステムの概略構成を示すブロック図である。
図5に示すように、プリンタシステムは、コントローラ
17を内蔵したプリントサーバ11と、コントローラ1
7を持たない複数のプリンタ12から構成されている
(図2〜4参照)のではなく、一台のコントローラ17
を内蔵したプリンタ40と、コントローラ17を持たな
い複数のプリンタ12a,12b,…から構成されてい
る。その他の構成は、上述したプリンタシステムと同様
である。
【0048】図6は、プリントサーバの機能を拡張した
プリンタシステムの概略構成を示すブロック図である。
図6に示すように、このプリンタシステムのプリントサ
ーバ45は、信号変換部15、エンジンI/F16、コ
ントローラ17に加え、コントローラ17に接続された
プリンタ状態情報46を有している。その他の構成は、
上述したプリンタシステム10(図1参照)と同様であ
る。
【0049】プリンタ12のプリンタエンジン20で発
生したエラー等のイベントが、エンジンI/F19を通
し、信号として信号変換部18に伝えられると、信号変
換部18は、信号をLAN14上で転送可能なデータの
形式に変換し、プリントサーバ45に対し送信する。こ
こで、プリントサーバ45とプリンタ12の間の通信
は、予め確立されているものとする。
【0050】このイベントの通知を、プリントサーバ4
5では信号変換部15で受信するが、この際、データを
信号に復元しても良いし、コントローラ17で解釈でき
る規約を予め定めておけば、復元せずにそのままのデー
タ形式で、エンジンI/F16を通してコントローラ1
7に転送しても良い。
【0051】受け取ったイベント通知は、コントローラ
17で解釈・処理され、プリンタ状態情報46の領域に
データベースとして保存される。このデータベースは、
コントローラ17がよりインテリジェントな処理を行う
ための情報として利用することも、また、ホストコンピ
ュータ等の外部のデバイスが管理情報として利用するこ
ともできる。
【0052】プリンタ12がイベントを返すタイミング
は、プリントサーバ45によるリクエストに対するレス
ポンスとすることも、若しくは、設定により定期的にプ
リンタ12から通知するようにすることも可能である。
【0053】従って、プリントサーバの機能として、コ
ントローラ17によりプリンタ12の情報、例えば、印
刷の可否やオプション構成や、エラー等のプリンタの状
態や、どのプリンタが何枚印刷した等の印刷履歴等の情
報を取得し、管理機能として拡張することもできる。
【0054】このように、この発明に係るプリンタシス
テム10によれば、プリンタ装置におけるプリンタエン
ジン20のコントローラ17を外部に持たせることで、
一つのコントローラ17により同時に複数のプリンタエ
ンジン20を駆動させることができる。
【0055】即ち、通常、プリンタ装置内に内蔵される
べきコントローラ(プリンタ制御部)を、プリンタエン
ジンと切り離して、外部のデバイス(プリントサーバ
等)に持たせることで、複数のプリンタエンジンを集中
制御するという、構造上の特徴を有している。そして、
プリンタエンジンが発生するエラー信号等を直接取得す
ることができる。
【0056】また、プリンタ装置からコントローラ17
を外部に取り去ることにより、より安価でコンパクトな
プリンタ装置を提供することができ、外部のコントロー
ラ17とプリンタエンジン20のインタフェースも既存
のLAN14を使用することにより、プリンタ装置の増
設も容易にできる。
【0057】また、通常、ホストコンピュータ13から
の印刷データをもとに描画イメージを作成し、プリンタ
エンジン20の動作を制御してそのデータの印刷を実行
させるコントローラ17は、プリンタ装置に内蔵されて
いるが、このコントローラ17をプリンタ装置から取り
出し、プリントサーバ11(30,35,45)に配置
することで、或いは一つのプリンタ40にのみ配置する
ことで、複数のプリンタエンジン20を一つのコントロ
ーラ17により制御することを可能としている。それに
より、コントローラ17を持たない安価でコンパクトな
プリンタ装置を、容易に導入することができる。
【0058】また、プリントサーバ11内の信号変換部
15、及びプリンタ12内の信号変換部18により、プ
リントサーバ11のコントローラ17で作成した描画イ
メージと、コントローラ17が発生する制御信号を、既
存のLAN14を利用して送信することが可能であり、
プリンタ装置の増設も容易に行える。
【0059】また、プリントサーバ11はコントローラ
17を増設する手段を有し、プリントサーバ11及びプ
リンタ12は、それぞれエンジンI/F16,19を直
接接続する手段を有する。コントローラ17を複数増設
し並行処理を行わせることにより、複数のホストコンピ
ュータ13からの処理指令に伴う印刷の集中に対応する
ことができることから、運用環境に合わせた自由度の高
いシステム設計を行うことができる。
【0060】また、一つのコントローラ17で複数のプ
リンタエンジン20を駆動できるため、例えば、印刷枚
数や印刷部数が多量である巨大な印刷データを複数のプ
リンタ12で分散処理して、印刷時間の短縮を図ること
が考えられるが、性能面を重視する場合、プリントサー
バ11と複数のプリンタ12のエンジンI/F16,1
9を直接接続する手段を持つことにより、既存のLAN
14を用いるより更に早い処理が可能となる。
【0061】即ち、上述したプリンタシステムにおける
効果として、第1に、安価でコンパクトなプリンタ装置
を提供することができ、その結果、増設が容易になる。
その理由は、通常、プリンタ装置に内蔵されているコン
トローラを外部へ取り出しプリントサーバに内蔵させる
ことで、初期投資として一組のプリントサーバとプリン
タ装置があれば、それ以降のプリンタ装置の増設は、コ
ントローラを内蔵しない安価でコンパクトなプリンタの
みで済むからである。
【0062】第2に、現在のLANで構成されたネット
ワーク環境に、容易に適用することができる。その理由
は、プリントサーバ内のコントローラからの制御をプリ
ンタエンジンへ伝える際に、既存のLAN回線を用いる
ため、現在構築されているLANレイアウト(プリンタ
の配置等)を再構築することなくそのまま利用できるか
らである。また、プリンタ増設の際も、特別なインタフ
ェース等を考慮することなく、通常のLANプリンタの
増設として考えることができるからである。
【0063】第3に、きめ細かな出力制御が可能にな
る。例えば、その印刷結果を出力させたいプリンタを任
意に指定したり、一つの印刷データを複数に分散させて
出力させたり、プリンタの稼動状況で次に使用するプリ
ンタを使い分けたりすること等が可能になる。その理由
は、一箇所のコントローラで複数のプリンタエンジンを
集中的に管理、制御するからである。
【0064】第4に、使用するシステムの規模、用途に
合わせて自由度の高い構成が可能となる。その理由は、
ホストコンピュータからの印刷実行が一つのコントロー
ラでは処理しきれない程集中する環境では、コントロー
ラを増設し並列処理させることで快適な印刷環境を実現
できるが、このコントローラの増設も、それぞれのシス
テムの運用条件に合わせて最低限の数にすることができ
るからである。
【0065】また、コントローラからプリンタエンジン
の制御を行うためにLAN回線を用いた場合、信号変換
時間による性能低下も考えられるが、処理速度が重要視
される運用環境では、エンジンI/Fを直接接続するこ
とで処理速度の低下も起こさない。このように、システ
ムの運用条件、環境により、何に重きをおくかを考慮し
た自由な構成をとることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、印刷データに基づき印刷出力を行うプリンタエンジ
ンを複数備えたプリンタシステムは、各プリンタエンジ
ンの印刷出力動作が、1個のプリンタ制御部により集中
制御されるので、高額な設備費用を必要とせず、また、
システムに取り入れる場合のレイアウトの制限や、OS
による制限を受けないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るプリンタシステ
ムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】複数のプリンタを有するプリンタシステムのブ
ロック図である。
【図3】複数のプリントサーバを備えるプリンタシステ
ムのブロック図である。
【図4】プリントサーバと各プリンタのエンジンI/F
を接続した状態を説明するブロック図である。
【図5】この発明の他の実施の形態に係るプリンタシス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図6】プリントサーバの機能を拡張したプリンタシス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 プリンタシステム 11,30,35a,35b,45 プリントサーバ 12,12a,12b,12c,40 プリンタ 13 ホストコンピュータ 14 LAN 15,15a,15b,18,18a〜18c 信号変
換部 16,16a,16b,19,19a エンジンI/F 17,17a,17b コントローラ 20,20a,20b,20c プリンタエンジン 31 プリンタ情報 36 印刷待ちバッファ 37 信号線 46 プリンタ状態情報

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷データに基づき印刷出力を行うプリン
    タエンジンを複数備えたプリンタシステムにおいて、 前記各プリンタエンジンの印刷出力動作を、1個のプリ
    ンタ制御部により集中制御することを特徴とするプリン
    タシステム。
  2. 【請求項2】前記プリンタ制御部は、前記プリンタエン
    ジンと切り離されて、外部デバイスに備えられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプリンタシステム。
  3. 【請求項3】前記プリンタ制御部と前記プリンタエンジ
    ンは、LAN(local area networ
    k)を介して互いに接続されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載のプリンタシステム。
  4. 【請求項4】前記プリンタ制御部は、前記LANを介し
    て接続されたホストコンピュータからの印刷データに基
    づき、前記プリンタエンジンでの描画イメージを作成す
    ることを特徴とする請求項3に記載のプリンタシステ
    ム。
  5. 【請求項5】前記プリンタ制御部を複数設けて平行処理
    を行い、複数の前記ホストコンピュータによる処理指令
    に対応することを特徴とする請求項4に記載のプリンタ
    システム。
  6. 【請求項6】前記プリンタ制御部、前記プリンタエンジ
    ンとの通信を行うエンジンI/F、及び描画イメージ及
    び制御信号を前記LANに乗せて通信する信号変換部を
    有するプリントサーバと、 前記プリンタエンジン、前記プリントサーバからの送信
    データを前記プリンタエンジンが認識可能な制御信号及
    び描画イメージに復元する信号変換部、及び制御信号及
    び描画イメージを前記プリンタエンジンに転送するエン
    ジンI/Fを有するプリンタとからなることを特徴とす
    る請求項3から5のいずれかに記載のプリンタシステ
    ム。
  7. 【請求項7】前記プリントサーバのエンジンI/Fと前
    記プリンタのエンジンI/Fが、専用の信号線により接
    続されていることを特徴とする請求項6に記載のプリン
    タシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013209220A (ja) * 2012-03-01 2013-10-10 Ricoh Co Ltd 媒体搬送装置、画像形成装置及び媒体搬送システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013209220A (ja) * 2012-03-01 2013-10-10 Ricoh Co Ltd 媒体搬送装置、画像形成装置及び媒体搬送システム

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